雨の日にはジャズを聴きながら90年代以降のジャズを気ままに綴っています。 旧ブログ 『 雨の日には JAZZ を聴きながら 』 からのデータ移行は終了しました。ジャズ以外にも、時々デジタル関連の物欲記事、最近ハマっているカメラの話題も少しアップしています。 

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Walter Smith Ⅲ / Ⅲ

   ↑  2010/11/12 (金)  カテゴリー: tenor
walter smith III_IIIWalter SmithⅢ/ Ⅲ ( amazon.co.jp )
2010 Criss Cross 

Walter SmithⅢ (ts)
Jason Moran (p)
Eric Harland (ds)
Joe Sanders (b)
Ambrose Akinmusire (tp)
Logan Richardson (as)
Recorded: Brooklyn, N.Y on June 7, 2010

ニューヨーク界隈のコンテンポラリー・ジャズ・シーンにおいて着実にその存在感を浸透させてきたテナー奏者、ウォルター・スミス・三世 ( Walter Smith III, Houston, 1980~ ) の単独リーダー作としては通算3作目となる最新作。

2006年のデビュー作 『 Casually Introducing 』 はFSNT から、今年の夏に発売になりネット上で局地的に話題となった第二作『 Live in Paris 』 ( 前項参照 ) が Apace Time からの発売でしたが、今作は初のCriss Cross 盤です。

キャリアの割にリーダー作が少なく、国内盤も発売になっていないことも関係しているからでしょうか、まだまだ日本では認知されていませんが、それでも最近はサイドメンとしてちょくちょく名前を見かけるようになりました。特に僕が勝手に “ トランペッター新御三家 ” と呼ばせてもらっているジョーン・ジョーンズ ( 前項参照 ) アンブーローズ・アーキンムシーレイ ( 前項参照 ) 、そしてクリスチャン・スコット ( 前項参照 ) のアルバムでは強烈な存在感をアピールしていました。しかも現在、テレンス・ブランチャード・バンドのレギュラー・メンバーとしても活躍中ですから日本でも人気が出るのはそう遠い日のことではないでしょう。

僕個人的にはニューヨークのコンテンポラリー・ジャズ界において、イーライ・デジブリ ( 前項参照 ) 、マーカス・ストリックランドとともに、一番気になるテナー奏者です。

メンバーで目を惹くのは、先日、初リーダー作をリリースしたばかりの現代最高のドラマー、エリック・ハーランドの参加でしょう。ハーランドが頑張っている作品は総じて出来がイイので、ハーランド参加作品はとりあえず押さえておこうと、僕は思っているのですが、このスミスの作品でもかなり気合が入っていて、ハーランド・ファンには小躍りしたくなるような瞬間が随所に散りばめられています。フロントラインには盟友アンブーローズ・アーキンムシーレイが参加、また一曲だけですがローガン・リチャードソン ( 前項参照 ) も参加しています。

収録曲は、スミスのオリジナルが7曲、アーキンムシーレイが1曲、そしてアンドリュー・ヒル作《 Aubade 》で計9曲の構成。兎に角、スミスのオリジナルがメチャクチャかっこいい。複雑なテーマを一糸乱れぬアンサンブルで聴かせてくれます。非常に心地よい緊張感です。螺旋階段を跳躍しながら激しく昇降していくようなソロを聴かせるのはスミスIII。そしてそのスミスIIIに強烈な揺さぶりをかけるハーランド。この両者の絡み合いは尋常ではない高みに到達していて、聴く者全てを摩訶不思議な桃源郷へと心地よく拉致してくれます。

この数年、どんなジャズを聴いても大同小異、類円形のサウンドにしか聞えませんでした。今後もドラスティックにジャズが進化することはおそらくないのだろうなぁ、と一種諦念みたいな感情を持って惰性でジャズを聴いているようなところが僕にはあったのです。ジャズに関しては、もう行きつくところまで行きついてしまった感が否めなかったのです。がしかし、今回のスミスやハーランドのようなニューヨークの最先端を突き進むミュージシャンの演奏を聴くにつけ、僅かながらジャズの明るい未来が垣間見えたような気がします。まあちょっと大げさですが...。

明日に続く、かも



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2010/11/12 | Comment (0) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Silje Nergaard / Port of Call

   ↑  2010/05/09 (日)  カテゴリー: vocal
Silje Nergaard_port of call
Silje Nergaard / Port of Call
2000 Universal


Silje Nergaard (vo)
Tord Gustavsen (p)
Harald Johnsen(b)
Jarle Vespestad(ds)






16歳のときにジャコ・パストリアスと共演し、1990年にパット・メセニーの後押しを受けデビュー。今やノルウェーを代表するジャズ&ポップス・ヴォーカリストとなった歌姫セリア・ネルゴー( シリエ・ネルゴール?  Silje Nergaard , Steinkjer, 1966~ ) が新作をリリースしました。


とは云ってもリリースされたのは昨年のこと。実はつい先日、拙ブログの読者でいらっしゃるアニキさんから教えていただき、初めて最新作がリリースされていることを知った次第です。で、喜びいそんで注文しようとしたけどこれがDisk Unionにも、HMVにも、Amaoznにもない。唯一、取扱っていたのがいつもはほどんど利用しない Tower Records Online のみ。しかも本国から取り寄せで4週間待ちらしい。通りで情報が入ってこなかったわけです。


10年来の大ファンの僕としては大変楽しみな新作ですが、これがなんとメトロポール・オーケストラとの共演盤なのです。当然、ヴィンス・メンドゥーサが指揮。ということで今から一人で盛り上がっています。


そんな訳で久しぶりに今日は僕が特に愛聴している2000年にリリースされた作品 『 Port of Call 』を聴いています。爽やかな微風が心地よい今の季節にはぴったりの快作です。と云うか、あんまり大きな声では云えませんが、これ、大名盤です(きっぱり)。


デビュー以来、どちらかというとポップス系のフィールドで活躍していたセリアでしたが、いまひとつパッとしなかったため、起死回生を狙って制作されたのがこのジャズ路線の 『 Port of Call 』です。バックはノルウェーのキース・ジャレットの異名をもつピアニスト、トルド・グスタフセン ( Tord Gustavsen , 1970~ ) のトリオで、曲によってはストリングスが入るシンプルな構成。彼女の透明感のあるキュートな声質が北欧の詩情性とうまく溶け合い、なんとも心地よい音空間を創造しています。純ジャズ作品と云っても、もともとポップな資質が備わっている彼女ですから、非常に聴きやすく、いわゆる“ イヤー・キャンディー ( Ear Candy ) ” 的なサウンドです。


スタンダード9曲とオリジナル3曲の計12曲という構成。スティングの≪ If You Love Somebody ≫ なんかも洒落たアレンジで演奏しています。この作品が素晴らしいのは一曲として駄曲がなくどれもイイ曲であるいこと。捨て曲なしの完璧な曲構成なのです。そのなかでも一番のハイライトはオリジナル曲の M-6 ≪ The Waltz ≫。優雅に響くストリングスのさざ波に乗ってセリアの甘くチャーミングな歌声が微かに震える。そこには現在の路線の礎が見られます。


この作品は当時、ジャズチャートでもかなりいいところまでいってヒットしたようです。ジャズ・ヴォーカリストとしての自信をつけたセリアは、その後もコンスタントに作品をリリースしてきましたが、近作は作風としてやや単調な印象も拭いきれません。最新作はレーベルを 古巣Emarcy / Universal Norway からColumbia に乗換え、心機一転、どんなジャズを聴かせてくれるのか大変楽しみです。


Silje Nergaard / A Thousand True Stories
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2010/05/09 | Comment (6) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Yiorgos Fakanas / Domino

   ↑  2010/05/08 (土)  カテゴリー: bass
Yiorgos Fakanas_domino
Yiorgos Fakanas / Domino
2006 ANA ( Aris Nova Athina ) Records


Dave Weckl (ds), Mike Stern (g), Brett Garsed (g), Bob Franceschini (ts), Christos Rafalides (vib), Yiorgos Fakanas (b)





昨日、拙ブログで取り上げたアンソニー・ジャクソンの初リーダー作に共同名義として名を連ねていたギリシャ出身のベーシスト、ヨルゴス・ファカナス ( Yiorgos Fakanas , Athens, 11961~ ) の2006年リリースの作品。

日本では全くの無名ベーシストだが本国ではかなり著名なミュージシャンらしい。日本と同様に米国でもヨルゴスの名前は最近まで知られていなかった。しかし、アンソニー・ジャクソンがある雑誌で《 僕が最も気に入っているベーシストの一人 》としてヨルゴスを紹介したのがきっかけとなり、業界内で話題となったらしい。

80年代初頭から本国では活躍し、これほどまでのテクニックとあらゆる音楽に対応しうるブロードバンドな音楽性を有しながらも、彼の名声が国境を越えることが今までなかったことをある評論家は“ Hellenic culture is more inward-looking and self-protective than ours” と推論している。真偽のほどは分からないが、今回のギリシャの財政赤字問題じゃないが、日本に住んでいるとよほどのことがない限りギリシャの情報など入ってこないことは確かだ。



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2010/05/08 | Comment (0) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Nicolas Folmer meets Bob Mintzer / Off The Beaten Tracks Vol.1_ Live au Duc des Lombards

   ↑  2010/04/08 (木)  カテゴリー: trumpet

nicolasa folmer bob mintzerNicolas Folmer meets Bob Mintzer / Off The Beaten Tracks Vol.1 (HMV)
2010 Cristal Records


NicolasFolmer (tp), Bob Mintzer (ts), Antonio Farao (p), Jerome Regard (b), Benjamin Henocq (ds), Phil Markowitz (p M4,7), Jay Anderson (b M4,7), John Riley(ds M4,7)




Paris Jazz Big Band のリーダーも務めるフランス人トランペッター、ニコラ・フォルメル ( Nicolas Folmer ) の通算4作品目となる最新作。

今作はボブ・ミュンツァー ( Bob Mintzer , 1953~ ) を招いての実況録音盤。ニコラ・フォルメルとボブ・ミンツァーの顔合わせは意外に感じるが、ニコラにとっては同じビッグバンドを運営する身としてボブは憧れの存在なのではないだろうか。

会場となったのはパリの中心街にある Duc des Lombards ( デュック・デ・ロンバール ) というクラブ。このDuc des Lombards があるロンバール通りにはこのクラブの他にもBaiser sale (ベゼ・サレ)や、アンドレ・チェカレリの『 Live Sunside Session 』( 2008 , Cristal Records ) が録音された Sunside などもある、喩えるなら “ パリのニューヨーク52番通り ” みたいなところだ。

今回のGig はニコラ・フォルメルをリーダーとするフランス人からなるカルテットに単にボブ・ミンツァーがゲスト出演したのではなく、ボブ・ミンツァー自身も自己のレギュラー・バンドを引き連れて訪仏している点が面白い。Gig が行われたのは2009年6月の4日間で、前半2日がニコラのレギュラー・カルテットにボブが参加した編成で、後半2日がボブのカルテットにニコラが客演した編成で行われた。収録曲は全8曲で、うち6曲がフランス人のリズム隊によるもので、残り2曲がアメリカ人のリズム隊によるものだ。8曲中6曲がニコラの筆によるもので、あくまでニコラ主導の作品といえる。この企画自体がニコラがこのDuc des Lombards 側に持ちかけたものだったようだ。


まずは誰しもその豪華なメンバーに鼻息も荒くなることだろう。特にフランスチームのリズム隊は最強だ。ベースのジェローム・ルギャーは PJBB の同僚でニコラ・カルテットのレギュラーメンバーとして近年一緒に活動している。90年代にあの Prysm で大活躍したドラマー、ベンジャミン・エノクも最近、各方面で耳にするが、現ニコラ・カルテットのレギュラーとしても活動している。そしてピアノは意表をついてアントニオ・ファラオだ。本来ならティエリー・エリス ( Thierry Eliez ) が座るところだが、どのような事情があったのだろうか。兎に角、フロントの二人の顔合わせだけでも興奮モノなのに、バックがこれだから鼻息に交じって鼻血も吹き出してきそうだ。

ノリのよいハードバップから哀愁感いっぱいのスロー・チューンまでバラエティーに富んだ楽曲が並ぶが、中でも聴きモノなのが冒頭に配された爽快なタイトル曲 ≪ Off The Beaten Tracks ≫ と末尾に配されたアントニオ・ファラオのオリジナル曲 ≪ Black Inside ≫だろう。

前者は16ビートの痛快ハードバップ。何処となくブレッカー・ブラザーズを彷彿とさせる楽曲だ。この曲に限らずニコラの曲作りは相変わらずうまい。フロントの二人ともアグレッシブ&ダイナミックなソロを展開する。特にボブ・ミンツァーのソロは圧巻。やっぱり巧い。最近は自己のビッグバンドの運営に軸足を置いた活動が目立つだけに、こんな気持ちの良い吹きっぷりを見るのは久しぶりのような気がする。

後者はファラオの98年の作品 『 Black Inside 』 に収められていたタイトル曲。Cm の高速ブルースだが、ファラオはモーダルなラインでソロを構築していくので、ブルース臭さはない。ファラオだって最近は Cam Jazz から甘口な作品ばかり出しているので、こんな激しいソロは久しぶりだ。やっぱりファラオはこうじゃなくちゃ。

一方で、M-7 ≪ Le chateau de Guillaumes ≫ のような哀愁ラテン・バラードでのソロでは情感豊かな美メロを惜しげもなく披露。まったくニコラは緩急自由自在でテクニックは完璧だし、日の打ちどころがない。それこそイタリアのファブリツィオ・ボッソと比較してもまったく遜色ない技術力だ。

そう云えば、フランス人トランペッターって、巧い人少ないような気がする。思い浮かぶのは中堅のエリック・ルラン ( Eric Le Lann )と若手の フェビアン・マリー( Febien Mary ) ぐらいだろうか。エリック・トラファズ ( Erik Truffaz ) だってフランス系スイス人だし、フランスで活躍しているから一瞬勘違いしてしまうがパオロ・フレズ ( Paolo Fresu ) やフラビオ・ボルトロ ( Flavio Boltro ) はイタリア人だ。そう云った意味でもニコラ・フォルメルにはいっそう頑張ってもらいたいものだ。

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