雨の日にはジャズを聴きながら90年代以降のジャズを気ままに綴っています。 旧ブログ 『 雨の日には JAZZ を聴きながら 』 からのデータ移行は終了しました。ジャズ以外にも、時々デジタル関連の物欲記事、最近ハマっているカメラの話題も少しアップしています。 

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McCoy Tyner & Jackie McLean / It's About Time

   ↑  2011/09/14 (水)  カテゴリー: piano
McCoy Tyner& Jackie Mclean_It's About Time McCoy Tyner& Jackie Mclean / It's About Time  ( amazon.co.jp )
1986 Blue Note

《 You Taught My Heart To Sing 》

McCoy Tyner (p) Jackie McLean (as) Jon Faddis (tp) Ron Carter (b) Marcus Miller (el-b) Al Foster (ds) Steve Thornton (per)
Recording : April 6,7,1985 NYC at Right Track Studios

1時間ほど前のこと。仕事帰りの地下鉄に揺られていたら、頭の中でふと鳴り始めたメロディー。しばらく思いだせなかったけど、ひと駅ほど電車が進むうちにやっと思い出した。このメロディー、それはマッコイ・タイナーの書いたバラード《 You Taught My Haert To Sing 》。邦題は無かったと思うけど、この曲の発売当時の1986年のころ、ラジオで誰か忘れたけどあるジャズ評論家が 《 心のままに歌えと教えた君に》 とか訳していたような気がする。

時々、訳もなく突然あたまの中で鳴りだし、気がつくと鼻歌うたっているようなメロディーってないですか?僕はよくあるんですよ。ただ、これだけ毎日にようにジャズを聴いていながら、鼻歌となって時折溢れ出してくるメロディーってジャズじゃないんですよ。歳がばれちゃいますが、子供の頃にテレビで流れていたいしだあゆみの ♪街の灯りがとてもきれいねヨコハマ~♪ の 《 ブルーライト・ヨコハマ 》 とか、吉田拓郎の ♪流れる雲を追いかけながら本当のことを話してみたい♪ の 《 明日に向かって走れ》なんていうのが定番だったりすのですが、ほんとジャズって鼻歌にならない。ジャズだと唯一《 All of Me 》 ぐらいかな。

そんなわけで急に 《 You Taught My Haert To Sing 》 を聴きたくなり、帰宅早々この曲が収められているアルバム『 It' s About Time 』を引っ張り出して聴いています。

1985年、ブルース・ランドヴァル総統のもと新たな一歩を踏み出した新生ブルーノート。レーベルの記念すべき第一弾作品はスタンリー・ジョーダンの『 Magic Touch 』。そして続く第二弾として発売されたのがこのマッコイ&ジャッキーの『 It's About Time 』だった。しかし、当時はそれなりに話題になりましたが最近は全く話題にのぼることがなくなった新生ブルーノートの初期の作品群。今でも人気の1500番台や4000盤台は廉価盤やらRVGリマスターやら、最新の話題といえばオリジナル盤を忠実に再現した『 プレミアム復刻シリーズ』など、手を変え品を変え次々と再プレスされる一方で、全く再発の気配すらない初期新生ブルーノートですが、中にはなかなか聴きごたえのある作品もあります。この『 It's About Time 』だって良い作品ですしね。ベースがマーカス・ミラーなんですが、この人、スラップ弾きが得意のように思われていますが、指弾きも凄く巧いんです。このバラード《 You Taught My Haert To Sing 》でのマーカスのラインは随所に洒落た小技が効いていて、惚れ惚れする演奏です。ベーシスト必聴でしょう。

例によって 僕の MediaMonkey のライブラリーでこの曲を検索してみましたら、他にも3曲みつかりました。



Eden Atwood_a night in the life_edited-1Eden Atwood / A Night in The Life ( amazon.co.jp )
1996 Concord Records


エデン・アトウッドが歌ってましたね。すっかり忘れていました。この人のコンコード時代のアルバムはどれもレア盤化していて、オークションで高値で取引されていました。僕はあまりこの人に愛着がなかったので、そのうちヤフオクで売り払ってしまおうと考えていたところ、5月にまとめて再発されちゃいました(T_T) 売り抜け失敗! この頃のアトウッドはいかにも日本人親父が好きそうな美人さんでしたね。歌声とビジュアルのギャップが僕はどうも馴染めませんが。



Dianne Reeves_I RememberDianne Reeves / I Remember ( amazon.co.jp )
1991 Blue Note Records

ダイアン・リーブスはマッコイ・タイナーのビッグバンド作品 『 Journey 』 ( 1991 Birdology ) に客演し、この曲を歌ってますが、ダイアン自身の作品でもマルグリュー・ミラーのピアノをバックに歌い上げています。流石に説得力ありますね。うまいです。






McCoy Tyner_RevelationsMcCoy Tyner / Revelations( amazon.co.jp )
1990 Blue Note Records

マッコイ自身もソロやトリオでレコーディングしているみたいですが、僕が持っているのはこのソロ作品だけ。マッコイって昔からモード一辺倒のような印象がありますが、それは間違った認識であると、こういう曲を聴くと思い知らされます。






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2011/09/14 | Comment (9) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Jacob Karlzon 3 / The Big Picture

   ↑  2011/09/10 (土)  カテゴリー: piano
jacob karlzon big pictureJacob Karlzon 3 / The Big Picture ( amazon.co.jp )
2011 Stunt Records


Jacob Karlzon (piano, Rhodes, organ, keyboards, programming)
Hans Andersson (bass)
Jonas Holgersson (drums, percussion)

スウェーデン出身のピアニスト、ヤコブ・カールゾン ( Jacob Karlzon , 1970~ ) の単独リーダー作としては通算7作目となる最新作。

2009年にリリースされた前作 『 Heat 』 ( 前項あり ) は、ベースのハンス・アンデルッソン、ドラムのヨナス・ホルガーソンから成るレギュラー・トリオ ( ヤコブ・カールゾン・3 ) に、曲によってはトランペットのピーター・アスプルンドやテナーのカール・マーティン・アルムクヴィストが参加したクインテット作品だったが、今回は前作フロントラインの2人が抜けた純然たるトリオ作品。

カールゾンはもともと歌手のヴィクトリア・トルストイのバンドやスウェーデンを代表するビッグバンド Tolvan Big Band などのピアニストとして腕を磨いてきたピアニストであり、キース・ジャレットやビル・エバンスらの系譜に属する、どちらかというと保守的なスタイルを持ち味としてきた弾き手だった。その眼光鋭いスキンヘッドの強面は e.s.t. の故エスビョルン・スヴェンソンを彷彿させるが、しかし、その奏でる音楽はとても対照的で、スヴェンソンに比べかなりコンベンショナルなジャズの伝統に根ざした音楽を創作してきた。ただ、自身の作品を重ねるごとに徐々にそのサウンドは進化し、近年はよりコンテンポラリーなものへと変化してきたようだ。

全8曲中6曲がカールゾンのオリジナル曲。前作では米国メタルバンド Korn の《Hollow Life》や映画 『 指輪物語 』のサントラ 《Gollum's Song》 などをカヴァしていたが、今回もU2 の《In God's Country》や映画『 フラッシュダンス』の主題歌でヒットしたマイケル・センベロの《 Maniac 》などを取り上げ、ロック世代にも幅広くアピールできる選曲となっている。

そして彼の選曲眼にみるポップ感覚は、今回はそのオリジナル曲にもみてとれる。つまり脱4ビート化を鮮明に打ち出した楽曲、シンプルで耳に馴染むメロディー、シンセサイザーやローズ、シーケンサーなどを使用したよりスケール感のある音場などなど、色々なギミックを忍ばせ、カラフルに描きあげた楽曲が並んでいる。

ピアノとベースの奏でる哀愁美漂うテーマから圧倒的な輝きを帯びて迫ってくる後半のソロへとドラマチックに展開するタイトル曲 M-1 《 The Big Picture 》から、しっとりとした聴感がいつまでも耳に残るピアノソロ M-8 《 At The End Of The Day 》まで、実にヴァラエティーに富む楽曲を楽しむことができる。

多分、ジャズ、スウェーデンの民謡、ロック、クラシックなどの様々な音楽性を内包した今回のカールゾンのサウンドは、今までカールゾンに興味のなかったジャズファン層にもウケるのではないだろうか。

2010年にはフランス・ジャズ界最高峰の名誉あるジャンゴ賞の 『 Contemporary Star of Jazz 』を受賞したり、またスウェーデン放送のジャズ批評家による 『 年間最優秀ミュージシャン 』 に選ばれるなど、今、もっとも勢いのあるスウェーデンを代表するピアニストに成長したカールゾン。エスビョルン・スヴェンソン亡き後のスウェーデンのジャズ界を背負って立つ逸材として今後さらなる注目を集めることだろう。そして、本作はそんな彼の新境地を拓した作品として、高く評価されるであろう。



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2011/09/10 | Comment (2) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Bugge Wesseltoft / Moving

   ↑  2011/08/28 (日)  カテゴリー: piano
Bugge Wesseltoft_MovingBugge Wesseltoft / Moving ( amazon.co.jp )
2001 Jazzland



Bugge Wesseltoft, grand piano, Fender Rhodes, synthesisers, samples, programming, voice;Marius Reksjo, double bass (track 1); Ingebrigt Flaten, double bass, acoustic bass (tracks 2 to 6);Anders Engen, drums; Jonas Lonna, vinyl, drum programming; Paolo Vinaccia, percussion, mixing; Hakon Kornstad, tenor saxophone (track 3)

ブッゲ・ヴェッセルトフトの諸作の中では比較的ジャズファンにも受け入れやすい2001年リリースのサード。個人的には一番のお気に入りです。深夜にヘッドフォンで聴いていると不思議と心が安らぎますよ。何か考えごとをするときなどにもBGMとしてよく聴きます。おすすめ。

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2011/08/28 | Comment (1) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Dado Moroni / Live in Beverly Hills

   ↑  2011/08/22 (月)  カテゴリー: piano
dado moroni_live in beverly hillsDado Moroni / Live in Beverly Hills ( CD+DVD )
2011 Resonance Records

Dado Moroni (piano)
Marco Panascia (bass)
Peter Erskine (drums)

Live in Concert at the Rising Jazz Stars, Beverly Hills, CA April 10/11, 2010


イタリア出身の中堅ピアニスト、ダド・モロニ ( Dado Moroni, 1962~ ) の最新作はビヴァリーヒルズでの実況録音盤。

言わずと知れた超高級住宅地ビヴァリーヒルズでのライブということで、どんな豪華な会場かと思いきや、意外や意外、こじんまりしたごく普通の箱。それもそのはず、この録音が行われた会場は発売レーベルの Resonance Reocords がビヴァリーヒルズに所有するレコーディング・スタジオ。

2008年にローンチしたばかりのこの新興レーベルResonance Records は、ジャズ系新人を支援する非営利団体 Rising Jazz Stars Foundation が運営する独立レーベル。

会場となったこのレコーディング・スタジオは観客を入れてライブ録音もできるような設備を備えており、6台のHDカメラも設置されていて、音声だけではなく映像も同時に録画できるように設計されたスタジオです。ですので、今回のような CD+ DVD という販売形態が可能なのですね。

このレーベルからリリースされるアルバムはこのようなCD+ DVDの2枚組の作品が多く、Andreas Oberg やMike Garsonの新作もこのような形態で発売されています。また、ミュージシャンに対して最高級の環境を用意。録音機材、楽器にも配慮していていて、ピアノもファツィオーリ ( Faziori ) の中型グランドピアノを置いています。

ダト・モロニって豪快にスイングしたかと思うと、一転してイタリア気質を前面に押し出した哀愁抒情的ピアニズムも発揮したりと、変幻自在にそのスタイルを変えて演奏します。テクニックは抜群。とにかく体がデカイから指も長くて、スケール感が桁外れ。やっぱりピアニストはデカイほうが絶対的に有利ですね。ダト・モロニを以前青山ブルーノートで観ましたが、見上げるような大男で、なんだかおもちゃのピアノを弾いているかのような余裕で鍵盤を超高速で昇降しながらガンガンスイングしてました。ミケル・ボルストラップとかクリスチャン・ジェイコブなんかも大男ですが、みんな馬鹿テクですよね。

本作のメンバーはドラムスにピーター・アースキン、ベースにイタリア出身で現在はニューヨークで活躍するマルコ・パナシア。ピーター・アースキンはすっかりお爺ちゃんになってしまったので、あまり激しく叩くことはしませんが、時折見せるソロでの枯れ味抜群の歌心は惚れ惚れします。ベースのマルコ・パナシアって人、全然意識して聴いたことがなかったけど、かなり巧い人です。安定感もありますが、何と言ってもとっても奇麗に歌うソロをとります。ベースって楽器の構造上、なかなか歌うソロって弾けないものです。特にサムポジションではどうしても手癖で弾いてしまいたくなるものですが、彼のソロは一音も無駄もなく、全て歌の中でソロをとれるのです。あまりにも巧いのでネットで調べてみたら、エルダー・ジャンギロフやタミール・ヘンデルマンのアルバムに参加していました。実は既に耳にしていたわけですが、全く印象に残っていません。

選曲もモーダルなオリジナルからバップ系、哀愁感漂うシチリア民謡などなど、バラエティーでノリもよく終始一貫して楽しめます。DVDとCDは同じステージを納めたものですが、DVDのほうが2曲多く収録されています。上述したように6台のHDカメラで撮影し、編集も凝っているので映像作品としても文句なしに素晴らしい出来です。これで1,600円ですから、絶対お買い得。






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2011/08/22 | Comment (0) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Eliane Elias / Light My Fire

   ↑  2011/08/20 (土)  カテゴリー: piano
Eliane Elias_Light My Fire Eliane Elias / Light My Fire ( amazon.co.jp )
2011 Concord Records

Gilberto Gil(g, vo)
Randy Brecker(tp)
Oscar Castro-Neves(g)
Marc Johnson(b)
Paulo Braga(ds)
Amanda Brecker(vo)
Marivaldo dos Santos(per)
Rafael Barata(ds)
Romero Lubambo(g)
Ross Traut(g)
Lawrence Feldman(fl)



ブラジル出身のピアニスト兼ボサノヴァシンガー、イリアーヌ・イリアスの最新作。古巣 Blue Note を離れ、 Concords に移籍第一弾としてリリースされた記念すべき作品。さて心機一転、どんなサウンドを聴かせてくれるかと期待したが、あまり変わり映えのしないいつものボサノヴァ作品です。

このところはボサノヴァ・アルバムとジャズ・アルバムを交互にリリースするのが恒例になりつつありますね。近年では2004年の『 Dreamer 』、2006年の『 Around The City 』、2009年の『 Bossa Nova Stories 』がボサノヴァ作品で、それらの作品の間に2005年の『 Sings & Plays 』、2008年の『 Something For You 』、2010年の『 Plays Live 』とリリースしています。

メンバー的には彼女のボサノヴァ作品には欠かせないギタリストのオスカー・カストロ・ネヴィス 、ドラマーのパウロ・ブラガはもちろんのこと、夫のマーク・ジョンソン、元夫のランディー・ブレッカー、さらには実娘のアマンダ・ブレッカーと、一般人には到底理解できない複雑な血縁者たちが総動員で参加しています。

そして今作のウリはなんといってもブラジル音楽界の巨匠、ジルベルト・ジルが全面的に出演していることですが、僕個人的にはこのジルベルト・ジルがあまり好みでないのでマイナスポイント。

楽曲的にはタイトルにもなっているドアーズの《 Light My Fire 》( 邦題:ハートに火をつけて ) 、スティービー・ワンダーの《 My Cherie Amour 》、ポール・デズモンドの《 Take Five 》 などをボサノヴァで演奏していますが、これも何だか重たい曲調、アレンジで、しかも英語なのでボサノヴァには不向きな曲ではないかと思います。そんなわけで出来は悪くはないが、おそらく引っ張り出して頻繁に聴くような作品にはならないだろうなぁ。

ボサノヴァ作品のなかではやっぱり2009年の『 Bossa Nova Stories 』が良かったなぁ。ストリングスが入っていてとっても優雅でそれでいて爽やかな作品だった。ダイアナ・クラールの諸作品に通じる質感も好感が持てた。2006年の『 Around The City 』もシンセや打ち込み風の都会的な作風で、ワークシャイあたりを彷彿とさせるいわばAORボサノヴァ風の洒落た作品で、夏になると聴きたくなる作品。

ボーカルの入らない彼女のボサノヴァ・ピアノが聴きたければ1990年の『Eliane Elias Plays Jobim 』もいい。

でもなんだかんだ言って、僕は彼女のジャズ・ピアノが好きだなぁ。昨年リリースされたライブ盤『 Play Live 』 などは凄く楽しかった。やっぱりこの人、ピアノがメチャクチャ巧いんだ、と改めて実感した秀作だった。


上掲のイリアーヌとは全く関係ないが(本当に)、先日、女優のジュリア・ロバーツ広告写真が、過度にエアブラシ修整されているとして、英広告基準局(ASA)から掲載禁止を言い渡されていましたね。( source: CNN.co.jp )

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2011/08/20 | Comment (0) | Trackback (1) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

The Keith Tippett Group / Dedicated to You But You Weren't Listening

   ↑  2011/08/15 (月)  カテゴリー: piano
Keith Tippett_Dedicated to You But You Weren't ListeningKeith Tippett / Dedicated to You But You Weren't Listening ( amazon.co.jp )
1971 Vertigo

Keith Tippet (p,key)
Nick Evans (tb)
Mark Charig (cornet)
Elton Dean (as)
Jeff Clyne, Roy Babbington (b)
Robert Wyatt, Phil Howard (ds)

70年代の英国アヴァンギャルド系のジャズロックを語る時に、必ず名前が挙がるキース・ティペットの1971年の名盤。

当時、エルトン・ディーンはソフトマシーンに在籍していたし、一方のティペットは丁度キングクリムゾンの 『 Island 』 に客演していたころ。ロバート・ワイアットも参加している。

プログレ・ファンの多くは、キース・ティペットをジャズ・ピアニストだと思っていて、ジャズのフィールドでも活躍する著名ミュージシャンだとの認識を持っているようだ。でも、どうだろうか。ジャズ好きでキース・ティペットの名前を知っているファンって殆どいないのではないだろうか。僕はプログレからジャズに入ってきたジャズファンなので、クリムゾン初期の作品に参加していたティペットは知っていたし、このアルバムもロジャー・ディーンの描いた強烈なインパクトを持つアートワークも相まって、ずっと手に入れたいと思っていたアルバムだった。

国内盤も発売されていたが、当時、こんなの誰も聴かなかったのだろう。すぐにレア盤化し、数万円の高額商品と化してしまった。でも数年前にCD化され、喜び勇んで聴いてみたが、悪くはないが、まあ英国ジャズロックのレベルってこんなものか、というのが正直な感想だった。

このアルバムは、いつもそばに置いていつも聴いていたいという作品では決してないが、一年に一度ぐらい、とても聴きたくなるアルバムだ。

そして聴くたびに思う。ティペットって何だか可哀そうなジャズ・ピアニストだな~って。どこの大学だか忘れたが、音楽大学を首席で卒業したというのに、ジャズファンやジャズミュージシャンからは完全に黙殺されてしまったので、仕方なくプログレの世界で活動しているような、そんな悲哀を感じてしまう。プログレ・ファンには絶賛される彼のフリー・インプロビゼーションも、ジャズファンから見たらスケールの小さな、つまらない演奏に聞えてしまう。ジャズでもなく、かと言ってロックでもない、そんな小さな汽水域領域でひっそり活動しているジャズ・ピアニスト。厳しいだろうなぁ。いろいろな面で。

このアルバムにも参加しているサックスのエルトン・ディーンだってジャズっぽいソロをとるがジャズじゃないし。

リズム隊もテクニック的には未熟さを露呈している。そのあたりに70年代英国ジャズロックの限界を感じてしまう。

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2011/08/15 | Comment (0) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Marcin Wasilewski Trio / Faithful

   ↑  2011/07/26 (火)  カテゴリー: piano
Marcin Wasilewski Trio_faithfulMarcin Wasilewski Trio / Faithful ( amazon.co.jp )
2011 ECM Records


Marcin Wasilewski (p)
Slawomir Kurliewicz (b)
Michal Miskiewicz (ds)




ポーランド・ジャズの次世代を担うピアニスト、マルチン・ボシレフスキ ( Marcin Wasilewski, 1975~ )の、通算8作目となる最新作。

1990年に Simple Acoustic Trio を結成し活躍していたボシレフスキは、国内外のフェスティバルで数々の賞に輝く当初から将来を嘱望されたピアニストだった。そして、1995年には 『 Komeda 』( Gowi Records ) でアルバムデビューを飾り、その後も母国レーベルに計5枚のアルバムを吹き込み、着実に実績を積み重ねていった。

また一方で、90年代中盤からはポーランド・ジャズ界の重鎮トーマス・スタンコのサポートとしても活躍し注目を集めた。その抜群の演奏力はスタンコをして“ In the entire history of Polish jazz we've never had a band like this one. ”と言わしめたほどであった。ボシレフスキの演奏は、スタンコのECM盤 『Soul of Things』 (2001)、『Suspended Night』 (2003)、 『Lontano』 (2005)などで聴くことができる。

そんな活躍がマンフレッド・アイヒャーにも認められ、2005年には晴れてECMからリーダー作 『 Trio 』 をリリース。続く2007年のECM第二弾『 January 』は、日本には情報が入りにくく、過小評価されがちなポーランド・ジャズながらも輸入盤店を中心に好セールスを記録し、日本のジャズファンの間でも広く認知される存在となった。

今作『 Faithful 』は、そんなボシレフスキのECM移籍後第3弾となる作品。ECMからの作品も3作目ともなると、そろそろ今までとは異なる音楽性を期待する向きもあるとは思うが、残念ながら作風としては前作を踏襲する徹頭徹尾ECM的作品だ。まっ、良くも悪くも、アイヒャーのサウンド・プロダクションには全くブレが無いわけだ。

研磨剤で丁寧に磨き上げられた大理石のような質感をもつ精緻な音列は、まさにECMの音世界なのだが、しかし、今回は少しばかり違っている。つまり、クリーンなサウンドの質感はそのままに、音温度が幾分高めに設定された作品に仕上がっているのだ。Simple Acoustic Trio 時代ほどではないが、あの頃のようなベースやドラムが有機的に絡んでくる場面が随所に聴かれるのが嬉しい。

また、アブストラクトな楽曲が大好きなECMにしては、だいぶメロディを重視した曲を採用しているようで、個人的には好感が持てる。音像も前2作に比べてカラフルな印象をうける。

録音は前2作と異なり、イタリア国境に近いスイスのルガーノ湖畔に立つRSI ( スイスラジオ局 ) のオーディトリアムで行われた。収録曲はボシレフスキの自曲5曲とカヴァ曲5の全10曲。

冒頭曲はユダヤ系ドイツ人の作曲家アイスラー作の《 An den kleinen Radioapparat 》。この曲はスティングが《 The Secret Marriage 》というタイトルでカヴァして有名になった。ものの見事にボシレフスキ色に換骨奪胎してみせたこのカヴァは、スティングのそれに勝るとも劣らない出来栄えだ。

躍動感と内に秘めたメラメラ感が静かに噴出する自曲 M-2 《 Night Train To You 》。テンポ・ルバートでゆったりと揺蕩う彼らの音楽的ルーツでもあるオーネット・コールマン作のタイトル曲 M-3 《 Faithful 》。世の中年を否応なしに感傷的な気持ちにさせてしまう名バラードM-5《 Ballad Of The Sad Young Men 》はキースのカヴァに比肩する名演。ブラジルが生んだ変拍子を操る奇才エルメート・パスコアールが作曲したM-6 《 Oz Guizos 》。そして、ラストを締める静謐な自曲 M-10《 Lugano Lake》。

全体に甘酸っぱいメロディが漂う作品なので、ECMファンにはあまり好意的には迎えられないアルバムかもしれない。むしろ根っからのECMファンにとっては、よりジャズに根ざしたアプローチで音を組み立てていくスタンコのサポート・メンバーとしてのボシレフスキにシンパシーをおぼえるのではないだろうか。いずれにしても、曲構成、メロディー、演奏と、すべてにおいて完成度が高く、少なくともECMからの3作品の中では出色の出来だと思う。




ブログ 『 中年音楽狂日記 』 の中年音楽狂さんの記事 『 Marcin Wasilewskiの新作:これは最高だ。 』 はこちらから。

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2011/07/26 | Comment (4) | Trackback (1) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Simple Acoustic Trio / Getxo Jazz 96 - XX Festival Internacional de Jazz de Getxo

   ↑  2011/07/10 (日)  カテゴリー: piano
Simple Acoustic Trio _GetxoSimple Acoustic Trio / Getxo Jazz 96 ( amazon MP3 download )
1996 Hilargi Records



Marcin Wasilewski (p)
Slawek Kurkiewicz (b)
Michal Miskiewicz (ds)



欧州の名うての若手ピアニストのなかでも一際輝きを放つポーランド出身のピアニスト、マルチン・ボシレフスキ ( Marcin Wasilewski, 1975~ ) の Simple Acoustic Trio 名義での実況録音盤。

マルチンがベーシストのスワヴォミル・クルキエヴィッツとSimple Acoustic Trio を結成したのは1990年のこと。当時は二人とも音楽高校に通う15歳の少年だった。1993年にドラムスのミハウ・ミスキエヴィッツが加わり、以後、現在に至るまで20年にわたり不動のメンバーで活動を行ってきた。

SAT結成直後の1993年にはポーランド国内のジュニア・ジャズ・コンテストでいきなり三位入賞。その後も数々のコンペティションにエントリーし、いくつもの賞を受賞していった。1996年には二つのコンペティションに参加している。まずひとつはドイツのレバークーゼン・ジャズ・フェスティバルで、もうひとつはスペインのゲッチョで開催されたジャズ・フェスティバルだ。彼らはいづれのコンペティションでも優勝を獲得。マルチン自身も最優秀ソリスト賞の名誉に輝いている。本作はその後者のコンペティション参加時の演奏を収録したもの。

スペイン語でのメンバー紹介の後、ベースとドラムの奏でる揺蕩うリズムに乗せて静かに旋律がその姿を見せる冒頭曲《 Cherry 》は、ポーランドが生んだ偉大なるジャズ・ピアニストであり作曲家でもあるクリストフ・コメダの自作曲。

続いてカーラ・ブレイの《 King Korn 》、オーネット・コールマンの《 Turnaround 》と続くが、決してフリーに傾倒しているわけではなく、あくまでメロディーを素材として用いるだけ。

当時、二十歳そこそこの若者だったのに、その演奏たるや新人の或を超えた完成度をみせ、さらには老練ささえ漂わせる風格。近年はECMから『 Trio 』『 January 』『 Faithful 』と、抒情性溢れる作品を発表。その静謐な世界観を確立し、幅広いファンにアピールしている三人だが、SAT を名乗っていた90年代の彼らは、スケール感があり、ダイナミックで、今よりもずっと大きな世界を目指そうとする意欲があったように思う。別に現在のECM諸作が駄目だというわけではない。勿論いまも素晴らしい演奏なのだが、良きにつけ悪しきにつけ、マンフレッド・アイヒャーの放つ強力な磁場により、彼らの本来の姿がややもすると歪められているような印象を受けるのが少々残念なだけ。

本作を久しぶりにきちんと聴いたが、今とは似ても似つかないかなり骨太な演奏で、それこそリリカルな側面とともにビバップ的な狂騒と興奮みたいな要素も詰め込まれた相当の力作だとあらためて感じた。あえてグループ名にピアニストの名前を冠しないだけのことはあり、三者のインタープレイも刺激的だ。その三者対等にして等価なシステムで稼働するユニット体制は、ちょうどエンリコ・ピエラヌンツィの Space Jazz Trio を彷彿とさせる。欧州に生息するキース・ジャレット単純再生産型のピアニストとは明らかに一線をきす存在だ。

ということで、ECM盤を聴いて彼らを舐めていた方は、本盤を聴いて反省してください。超おすすめ。



ブログ 『 中年音楽狂日記 』 の中年音楽狂さんの記事 『 Simple Acoustic Trio:名前で損しているかもなぁ 』 はこちらから。








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2011/07/10 | Comment (2) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Helge Lien Trio / Natsukashii - 懐かしい -

   ↑  2011/06/22 (水)  カテゴリー: piano
helge lien_natsukashiiHelge Lien / Natsukashii ( amazon.co.jp )
2011 Ozella


Helge Lien (p)
Frode Berg (b)
Knut Aalefjaer (ds)
Recorded: Sep. 24-26 2010



ノルウェー王国出身のピアニスト、ヘルゲ・リエン ( Helge Lien, 1975~ ) の通算7作目となる最新作。

2000年に『 What Are You Doing The Rest Of Your Life 』( curing legs ) でデビューを飾ったヘルゲは、その後も着実にアルバムをリリースしていき、2006年に発表されたスタンダード集『 To The Little Radio 』で多くの日本のファンの心をつかみ、次ぐ通算6作目となる2008年の作品『 Hello Troll』ではついにノルウェーのグラミー賞を獲得。その人気を不動のものとした。

北極海の海氷を想起させる透明感のある音世界。彼の美意識はデビュー以来、一貫している。がしかし、現在までリリースされた作品を鳥瞰してみると、6枚ともそれぞれ微妙に違った音楽性を持っていることに気づく。もちろん、それぞれが興味深く、作品としての優劣を超えたところでの差異なのだが。

ただ、近年の作品はどうも大衆色が鼻につき、もう一歩のところで彼の音楽に陶酔できない。デビューしたころはもう少しアヴァンギャルドな精神の持ち主かと思っていたが、最近はすっかりリスナー・フレンドリーなピアニストに宗旨替えしてしまったようだ。( 面は相変わらず恐いが )

収録曲は全10曲ですべてヘルゲの自作曲。タイトルにもなっている冒頭曲《 Natsukashii 》は日本の古い情景を想起させる詩情溢れるスローバラード。日本から遥か遠く離れた北欧のピアニストに、こんな日本人的な歌メロディーが作れるのか、ちょっと不思議が感じもするが、確かに心に響く旋律を持った曲だ。少ない音数により空間の隙間を活かしたサウンドスケープ。音のない間を最大限に利用し、音楽を創造することのできる彼のセンスにただただ驚くばかりだ。まるで日本古来の “ 詫び” のメンタリティーを持ち合わせているかのようだ。

この《 Natsukashii 》の余韻に浸る間もなく、リズミックで軽快な2曲目《Africapolka 》が始まる。 “ 静 ” から“ 動 ” へ・・・。 部屋の空気が瞬間的に変わる。なんとも心地よい瞬間。このリズムがポルカか否かはよくわからないが、自然と体がリズムを刻みだし、楽しい気分にはさせてくれる。大体において、アフリカにポルカってあるのだろうか?

冒頭に配されたタイトル曲《 Natsukashii 》をはじめ聴いたときは、メルヘンチックで懐古的なコンセプト作品なのかと思ったが、最後まで聴いてみると意外に曲調もカラフルで、飽きない構成になっていた。前作および前々作あたりが、全体的に“静”のイメージが強い仕上がりだったので、その点に関しては良かったと思う。

ただ、本当は適度にゴツゴツした手触りが残されていると良かったのだが・・・。昔はもっと退廃的というか、サイケ的というか、なんだか毒気があったよねぇ。今作にはそれが無い訳。

でも、ピアニストとしての技量は凄い。すさまじく凄い。しかも、特定の型にはまらない独自性も常にキープし続けているし。打鍵の説得力。一音一音の必然性みたいなものも確かに感じるし。

彼の音楽性はキースジャレットなどの影響を通じて成熟していったことは容易に想像できるのだが、その過程で並行して、相当量のリアルなロック体験を積み重ねていったのだろう。そのあたりのロック魂は、欧州に増殖するキース擬ピアニストには絶対みられない。そこが彼の強みだと思う。ほんと、素晴らしいピアニストだと思うよ。それだけに商業ジャズバンドに堕落しないで欲しいと切に願うんだ。

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2011/06/22 | Comment (8) | Trackback (3) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Danny Grissett / Stride

   ↑  2011/06/12 (日)  カテゴリー: piano
Danny Grissett_StrideDanny Grissett / Stride ( amazon.co.jp )
2011 Criss Cross



Danny Grissett (p)
Vincente Archer (b)
Marcus Gilmore (ds)
Recorded: January 17, 2011




もしも、『 クリスクロス人気アーティスト総選挙 』 なるものがあったら、CD5枚ぐらいは買って投票してしまうくらい超大好きなピアニスト、ダニー・グリセット ( Danny Grissett , Los Angeles ) の通算4作目、2年ぶりとなる最新作がリリースされました。

僕としては、ここ数年の間にニューヨークで脚光を浴びた若手ピアニストの中ではダントツに巧いピアニストではないかと思っています。

彼は繊 細で凛とした佇まいを見せる現代的なスタイルを身上とし、ハンコックの流れを汲むモーダルな楽曲も、欧州圏の叙情派ピアニストを連想させるコーダルな楽曲も両 方とも驚くほど巧い。そして黒人でありながらほとんど黒人臭さを感じさせない不思議なインテリジェンスを内包したピアニストです。

2006年のデビュー作 『 Promise 』 ( 前項あり )、2008年のセカンド 『 Encounters 』 とピアノトリオ作品をリリースし、2009年のサードアルバム 『 Form 』 で三管フロントラインのセクステット作品をリリースしましたが、今回はふたたびピアノトリオ作品。やっぱりグリセットはピアノトリオで聴きたい、と思っていたファンも多いはず。僕もその一人。

グリセットはいままでヴィンセント・ハーリング、ジェレミー・ペルト、ニコラス・ペイトン、ラッセル・マローン、トム・ハレルなどなどの第一線級の大物たちのサポートで八面六臂の快進撃を続けてきましたので、管入りフォーマットでの演奏はけっこう聴ける機会が多かった。なので、リーダー作ぐらいピアノトリオで聴きたい、というのが偽らざるファンの気持ちではないでしょうかね。

ということで、今回のピアノトリオですが、今までのレギュラーメンバーだったドラムのケンドリック・スコット( Kendrick Scott , Texas , 1980 ~ ) が脱退。代わりに加わったのがマーカス・ギルモア ( Marcus Gilmore , NY , 1986~ )。ベースはヴィンセント・アーチャー( Vicente Archer , NY )で変わらず。

収録曲は全8曲。グリセットの自曲が2曲、彼がサポートをつとめるトム・ハレルやニコラス・ペイトンの曲を1曲づつ取り上げ、一方で彼の音楽的ルーツでもあるクラシックの楽曲からショパンの《Etude Opus 10: No.6 In E-Flat Minor》を選択、そのほかにはスタンダードの《Some Other Time》と《Two Sleepy People》などをカヴァ。

さて、内容に関して言えば、ドラマーの変更がそのまま今までのアルバムとの違いになって表れたような作品に仕上がっています。つまりは、今までの作品の路線を踏襲しながらも、より繊細でデリケートな方向に舵を切った作品になっていると思われます。柔軟剤をたっぷり沁み込ませた肌触りとでも言いましょうか、柔らかに静かに情景を描いていくような楽曲だけで構成された作品です。

ですから、既出の彼のリーダー作よりも最初に受けるインパクトは確かに弱いかもしれません。ぼ~と聴いているといつの間にかに終わっているような、そんな起伏感に乏しい作品かもしれませんが、でもそこがイイのです。

静かな水面が微かに震えるような浮遊感。気がつくとその不思議な音場に吸い込まれている自分がいます。それにしてもこのなんとも喩えようのない心地よさって、いったい何処からくるのだろう。

すっかり梅雨に入り、鬱陶しい天気が続きますが、雨の日曜日なんかには、家に籠ってこんなアルバムを一日中部屋に流しっぱなしにしながら読書、なんていうのも最高に贅沢かもしれませんね。




ブログ 『 中年音楽狂日記:Toshiya's Music Bar 』 の中年音楽狂さんの記事 『 Danny Grissett:穏やかで繊細なピアノ・トリオ 』 はこちらから。

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2011/06/12 | Comment (8) | Trackback (2) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Fred Hersch / Alone at the Vanguard

   ↑  2011/06/08 (水)  カテゴリー: piano
fred hersch_alone at the vanguardFred Hersch / Alone at the Vanguard ( amazon.co.jp )
2011 Palmetto Records



Fred Hersch (p)




フレッド・ハーシュ ( Fred Hersch, 1955~, Cincinnati,Ohio ) のヴィレッジ・ヴァンガードでのソロ・ライブ盤。

2008年、エイズ脳症から昏睡状態に陥り、腎不全から人工透析、更には呼吸不全から気管切開、人工呼吸器管理と、生死の境を彷徨いながらも奇跡の生還を果たしたハーシュ。そして生きていることだけでも奇跡的なのに、昨年には復帰第一弾となるトリオ作品 『 Whirl 』 ( 前項あり ) をPalmetto Recordsからリリース。ついで今年初めには某国産レーベルから作品を出してハーシュファンを驚かせた。

そして今回、早くも復帰後第三作がリリースされた。今新作はニューヨークの名門ジャズクラブ、ヴィレッジ・ヴァンガードでのソロパフォーマンスをとらえた一枚。驚くことに、1935年のヴィレッジ・ヴァンガード開店以来、ピアノ・ソロでのブッキングはフレッド・ハーシュただひとりだという。それだけ地元ニューヨークでは彼は高い評価を受けているということだろう。

ハーシュにとっては今回の同クラブでのソロでのギグは二度目であり、2010年11月30日から12月5日まで、計6夜、12セットをこなした。そのギグの間ずっと録音テープは回されたが、採用されたテイクは最終日の最終ステージの音源だったという。

収録曲はアンコールを含め9曲。4曲のオリジナルと5曲のスタンダードから成る。冒頭曲はシナトラのカヴァで有名な《 In The Wee Small Hours of the Morning 》。いきなりバラードで意表 を突かれる。その後はスインギーな曲とバラードが交互に配置されている。オリジナル曲では、リー・コニッツやビル・フリーゼルに捧げた曲などを演奏している。またシューマンに捧げたM-5《 Pastorale 》では、対位法を用いたクラシカルなスタイルを披露。今さらながら、ハーシュの音楽が常にクラシック音楽の深い理解に根ざしたものであることが聴いてとれる。

全編に横溢する凛と張り詰めた深遠なる響き、余韻がたまらなく美しい。脳症からの復帰後、彼の演奏はよりエモーショナルに、より緊張度を高めた、と評するファンもいる。が、僕個人的には、多少タッチに弱さが見られること以外、基本的にハーシュの世界は昔からなんら変わっちゃいない、と思う。逆に、どんなに病魔に襲われても普遍的なスタイルを貫き通せる強靭なメンタリティーに感動してしまう。

どの曲も複雑で予測不能な楽曲の展開なのだが、決して大仰さはない。左手の守備範囲が驚くほど広く、まるで連弾しているかのような音空間の広がりがある。このくらい左手が自由に動かせないと、をソロで聴衆を飽きさせずに惹きつけておくのは難しいだろう。

そんな訳で、内容についてはただただ素晴らしいの一言であり、ハーシュのソロアルバムの傑作 『 In Amsterdam: Live at the Bimhuis 』 ( 前項あり ) に比肩するぐらいの出来の良さだと思う。


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2011/06/08 | Comment (6) | Trackback (1) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Andrea Beneventano / The Driver

   ↑  2010/12/21 (火)  カテゴリー: piano
Andrea Beneventano_The DriverAndrea Beneventano / The Driver ( amazon mp3 store )
2010 Alfa Music
 


Andrea Beneventano (p)
Francesco Puglisi (b)
Nicola Angelucci (ds)




イタリア人ピアニスト、アンドレア・ベネヴェンターノ ( Andrea Beneventano ) の2作目となる最新作。2003年にリリースされたデビュー作 『 Trinacria 』 ( 前項参照 ) は、発売当時Disk Union の山本隆氏が紹介し、その後 『 Jazz とびきり新定番 500+500 』 (  MOONKS著 ) では小山智和氏が、『 Jazz 批評No.133 ピアノ・トリオ vol.3 』 では大河内善宏氏がそれぞれ本作を絶賛し、さらにはジャズライフ誌2008年12月号の特集『 ジャズ・イタリアーノ 』のなかでも 『 イタリア・ジャズ・名盤40選 』 に選定された人気盤でした。

ベネヴェンターノの詳しい経歴は残念ながらわかりません。自身の公式ホームページすらありません。Myspace は設置されているものの、ほとんど情報らしき情報は掲載されていません。あとでお話しますが、この方は世間に対して自身をアピールすることに関心がないようです。自己主張してなんぼの音楽世界においては珍しく、あまり他人の目を気にせず、地道にライブ活動だけを行っている方のようです。

プロとして既に20年以上をキャリアを有し、サイドメンや伴奏の仕事がメインでありながらも一方では、マッシモ・ウルバニをはじめ、パオロ・フレス、リック・マーギッツァ、スティーブ・グロスマンらなど、錚々たるミュージシャンとの共演を果たしているようですので、地元ローマではそれなりに評価されているピアニストなのでしょう。

結論から端的に言ってしまうと、非常に素晴らしい作品です。僕が今年聴いたピアノトリオ作品の中ではベスト5に確実に入るくらいの出来栄えです。がしかし、デビュー作に比べるとやっぱり劣る気がします。まあデビュー作は出来過ぎでしたからねぇ。今作を聴いてあらためて思うのは、やっぱりデビュー作はベネヴェンターノにとってはまさに “ 奇跡の一枚” だったのかもしれません。

デビュー作は音に深みがあり、重厚で、陰影に富んだ作品でした。一曲一曲が圧倒的な輝きを帯びて迫ってくるものがあり、なんだか心の奥底をギュッと鷲掴みにされるような凄みがあったように思います。今作は決して演奏が悪いわけじゃないけど、心を揺さぶられるほどの感動は正直なところ、ない。技術力といい、上質な作曲センスといい、申し分ないのですが、どうもサラッと流れてしまって、心に響かない、感じ。まあ、もうちょっと聴きこめば印象も変わるかもしれませんが。

サポートメンバーはベースがフランチェスコ・プグリシ、ドラムスがニコラ・アンジェルッチ。ニコラ・アンジェルッチ ( Nicola Angelucci, Abruzzo, 1979~ ) ( 前項参照 ) はマックス・イオナータ、ルカ・マンヌッツァ、ステファノ・ディ・バティスタ、フランチェスコ・カフィーゾなどのバンドで活躍している売れっ子ドラマーです。派手さはないですが程良くフロントに絡みそして扇動する、今注目の若手です。

収録曲は、ベネヴェンターノの自曲が7曲と、スタンダードの名曲 《 When Sunny Gets Blue 》《 If I Should Lose You 》で計9曲。収録時間は47分と短め。前作同様、自曲の出来がすばらしい。M-5《 Passing Seanons 》 などはエンリコ・ピエラヌンツィを彷彿とさせる優雅で上質なセンスを感じる逸品的楽曲だと思います。自曲のネーミングがふざけていて、《 Giant Steps 》 をもじった《 Midget ( 小人 ) Steps 》 や、《 I Got Rhythm》 をもじった 《 I Got Yout Rhythm 》 や、《 Donna Lee 》 をもじった 《 Donna Quee 》 などの楽曲が収められています。《 Midget Steps 》と《 Donna Quee 》はネタ曲の一部を引用したことがわかるのですが、《 I Got Yout Rhythm 》はネタ曲《 I Got Rhythm》とは全くの別曲のように聞こえます。タイトル曲M-3 《 The Driver 》は諧謔味のある軽快なブルースですが、彼の独得な歌心や遊び心がイイ感じに表現されていて面白いです。プグリシの重心の低いベース・ランニングも好感が持てるし、アンジェルッチの粋なソロも見事です。前作よりも本作は劣る、なんて言っちゃいましたが、トリオとしてのスリル感は格段に今作のほうが増していると思います。その点は大成功でしょう。

ベネヴェンターノ曰く、『作品を出さなくても生活できるから、焦って作品を創らなくてもいいんだ』。こうしてデビュー作から7年も過ぎてしまった訳です。音楽商業主義に毒され粗製乱造を繰り返すミュージシャンが圧倒的多数を占める業界において、大衆に媚びず、自身の信念を貫き通す姿勢は立派だと思いますが、でも、やっぱり表現者たる者、やはり自身の表現物は後世に向けて記録しておかなければならないと思うのです。記録しなければ全てが無になってしまう、のではないでしょうか。

ヴァイナル盤しか記録媒体がなかった時代ならまだしも、いまや制作複製の容易なCDだってあるし、もうちょっと手軽にというなら音源を自身のサイトにアップするだけでもいいし、またYoutbeにライブ映像をアップしてもいい。どんな方法でもいいから音源を記録として残し、多くのリスナーがアクセスできるようにしておくことが現在を生き抜く表現者にとっては必要不可欠なことだと思います。

才能ある素晴らしいピアニストだと思うだけに、そのような内に向かう達観したような考えのために彼の才能がスポイルされてしまうことは非常に残念です。あとで「幻のピアニスト」などと呼ばれないように、今のうちにしっかり音源を残して、世界中の多くのリスナーを楽しませてほしい。このままじゃ、あまりにも勿体ない。どなたか炯眼をもった日本のプロデューサーの方いませんかねぇ。



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2010/12/21 | Comment (0) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Fred Hersch / In Amsterdam : Live at the Bimhuis

   ↑  2010/12/13 (月)  カテゴリー: piano
fred hersch_BimhuisIn Amsterdam: Live at the Bimhuis
( amazon.co.jp )
2006 Palmetto


Fred Hersch (p)

フレッド・ハーシュは数多くのピアノソロの作品を制作しています。僕個人的にはリズム楽器の入らない作品、たとえばピアノソロなどは滅多に聴かないのですが、このハーシュのソロはそんな僕でも心惹かれる素晴らしい作品です。やはりピアノソロだけで作品一枚全部を聴かせるには相当の技量がないと駄目だと思うのですが、ハーシュにはそれだけのテクニックがあるということなのでしょうね。このアムステルダムのライブハウス Bimhuis での実況録音は選曲の良さもあって、一番の愛聴盤です。




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2010/12/13 | Comment (6) | Trackback (1) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Fred Hersch / Dancing in The Dark

   ↑  2010/12/13 (月)  カテゴリー: piano
fred hersch_daincing in the darkFred Hersch / Dancing in the Dark
( amazon.co.jp )
1993 Chesky
 


Fred Hersch (p)
Drew Gress (b)
Tom Rainey (ds)



フレッド・ハーシュのピアノトリオ作品には秀逸なものが多いのですが、一枚お薦めするとするなら、93年のチェスキー盤『 Dancing in The Dark 』でしようか。僕個人的には、初期の人気盤であるコンコードの『 Horizons 』よりもこちらもチェスキー盤の方がハーシュらしさがうまく表出しているように思います。本作以外では、エバンス・トリビュート作品の『 Evanessence 』( Evidence, 1998 ) やライブならではの力強い演奏が聴ける『 Live at the Village Vanguard 』( Palmetto, 2003 ) も出来はイイですよ。


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2010/12/13 | Comment (0) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Helen Sung / Going Express

   ↑  2010/11/30 (火)  カテゴリー: piano
helen-sung-going expressHelen Sung / Going Express
( amazon.co.jp )
2010 Sunnyside



Seamus Blake ( ts,ss )
Helen Sung ( p )
Lonnie Plaxico ( b )
Eric Harland ( ds )
Recordsed: Feb. 17, 2009,
Live at the Jazz Standard, NYC

NYCで活躍する中国系アメリカ人ピアニスト、ヘレン・スン ( Helen Sung, Houston ) の通算4作目となる最新作。今年の東京ジャズでテリー・リン・キャリントンのモザイク・プロジェクトのメンバーとして来日したのも記憶に新しいところですが、しかしながら日本での認知度は必ずしも高いとは言えません。僕も名前は以前から知っていましたが、CDを買ったのは今回が初めて。それもエリック・ハーランドやシーマス・ブレイクら目当ての完全なメンバー買い。

ヘレン・スン女史はテキサス州ヒューストン生まれ。5歳の時からバイオリンとピアノを始め、クラシック音楽を極めるためテキサス大学に進学するも、そこでチャーリー・パーカーの 《 Confirmation 》 でソロをとるトミー・フラナガンのピアノに衝撃を受け、ジャズ・ピアニストになることを決心します。すぐにニューイングランド音楽院の “ Thelonious Monk Institute of Jazz Performance ” のコースに参加し、本格的にジャズを習得していきます。そして1999年にはモンク・ピアノ・コンペティションでセミファイナリストに選出されています。現在はニューヨークに居を構えて活動しているようです。スライド・ハンプトン、ウェイン・ショーター、ベニー・ゴルソンらのサポートを務める一方、クラーク・テリー・ビッグバンドの常任ピアニストをこなし、またミンガス・ビッグバンドにも時々参加する多忙ぶりです。

今作はNYC のジャズクラブ “ Jazz Standard ”での実況盤 。このところジャズクラブでの実況録音盤というと、不運にも録音状態の悪い音源ばかりに当たってしまっていたので少々不安があったのですが、これはエンジニアもちゃんとした人で、ミックスダウンにはかの有名なアバタースタジオのジム・アンダーソン氏が携っていますので安心して聴けます。メンバーはフロントが今までのマーカス・ストリックランドに代わってシーマス・ブレイク。ベースにロニー・プラキシコ、ドラムスはエリック・ハーランドという最強の布陣。

なおこの新作の発売を記念してサポート・ツアーが興行されていますが、その時のメンバーはベースがハミルトン・プライス、サックスがボブ・レイノルズ ( Bob Reynolds )( 前項参照 ) ,そしてドラムがマーヴィン・スミッティ・スミスだったようです。

さて、このような腕達者の職人を従えて、スン女史がどんなパフォーマンスを発揮してくれるか、そこが聴きどころですが、これがどうして、なかなか素晴らしいニューヨーク最先端のジャズを聴かせてくれました。

収録曲は、彼女のオリジナルが3曲、コール・ポーターの《 Love for Sale 》、ビリー・ストレイホーンの《 Lotus Blossom 》、ミシェル・ンデゲオチェロの《 Bitter 》、そして彼女が敬愛するセロニアス・モンクの《 In Walked Bud 》《 Eronel 》 で全8曲の構成。さらにはボーナス・トラックとして、スン女史のオリジナル曲とチャップリンの《Smile》 の2曲分のmp3ファイルと、ビリー・チャイルドによる音声ノーツがおまけで付いています。これらはディスクをPCに挿入すると聴ける仕組みです。

世界中から百戦錬磨の豪腕プレーヤーが蝟集するニューヨーク。そこではただ単に巧いだけでは生き残ってはいけません。自己主張してナンボの世界。そんな世界に身を置く彼女のピアニズムには、何処となく無理して自己をアピールしているようないやらしさを僕は感じてしまうのですが、、、。でもそれくらいでないとサバイブできないのでしょうね。

流石に幼少の頃からみっちりクラシックのスパルタ教育を受けてきただけあって、演奏レヴェルは常に驚くべき水準を維持しています。多少リズムに乗れないパートも散見されますが、ライブですからそのあたりはむしろスリル感が増幅され、好ましい傾向だと思いますが。モーダル主体ですが、モンクの楽曲などではちゃんと現代的なバップ・イディオムを駆使した硬質なフレーズも飛び出してきます。一音一音に力強さが漲っていて、ゴツゴツした男勝りの打鍵は個人的には大好きな部類です。

エリック・ハーランドもいつになく熱く、最後列より気炎を振り撒き、フロントのシーマスを煽ります。ハーランドのM-7 《 Bittersweet 》 での煽情的でパワフルなソロは圧巻。何度聴いても気持ちいいです。こういうソロを聴いちゃうと、やっぱり今の若手でハーランドに比肩しうるドラマーってなかなかいないだろうなぁと実感してしまう。

シーマス・ブレイクはソプラノ主体で吹いていて、なかなか新鮮な趣きがあります。曲調に合わせてテナーとソプラノを吹きわけているわけですが、彼のソプラノもなかなか美しい螺旋フレーズを披露しています。

ということで、中国人によるニューヨーク仕込みの先鋭的サウンド。かなりツボにはまりました。正直なところジャケットからはあまりパッとしない印象を持っていましたが、嬉しい誤算でした。これから過去の彼女の作品も漁ってみようかと思っています。




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2010/11/30 | Comment (2) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |
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