雨の日にはジャズを聴きながら90年代以降のジャズを気ままに綴っています。 旧ブログ 『 雨の日には JAZZ を聴きながら 』 からのデータ移行は終了しました。ジャズ以外にも、時々デジタル関連の物欲記事、最近ハマっているカメラの話題も少しアップしています。 

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Daniele Scannapieco 『 Never More 』

   ↑  2005/11/30 (水)  カテゴリー: 未分類

High Fiveを聴いてファブリッツィオ・ボッソのファンになり,あらためてイタリアン・ジャズの凄さ,懐の深さを知ったJazz Fanは,ここ2,3年の間に急増したのではないでしょうか。何かといえばボッソ,ボッソと,だれもが口々に賞賛するボッソですが,High Fiveや他のボッソ参加アルバムを聴いていると,とっても気になる人がボッソの隣にいるんですね。彼の名はDaniele Scannapieco (ダニエル・スカナピエコ)。決して派手ではないけど,ボッソの隣に不可欠な存在。ボッソの女房役でしょうか。スピード感抜群で,キュートな,超絶技巧のボッソに対して,野太い滑らかなトーンで,優しく包み込むスカナピエコ。対照的なふたりの作り出すハーモニー,このカウンター・バランスは,Blue Note時代のリー・モーガン=ハンク・モブレーを彷彿させます。スカナピエコの音はモブレーよりは音域があり,エッジも立っていて,どちらかというとジョー・ヘンに近いかな。ロリンズ的にブローするところもあって,なんとも表現が難しい。でも凄く色気があって,饒舌すぎないところが愛着が湧くな~。単純に<好き>と言いたい音です。どんなに上手くてもエリアレには感じたことのない近距離感が感じられる吹き手だと思います。

そうなると,彼のリーダー・アルバムを聴いてみたくなるというもの。そこで,今日は彼のアルバムを引っ張り出して聴いております。彼は知るかぎり2枚アルバムを出しています。2004年のnight & dayから出た『 Daniele Scannapieco 』と,Via Veneto Jazz から出た『 Never More 』です。『 Daniele Scannapieco 』はウマチェカやバティスタさまが入ってます。で,今日聴いているのは『 Never More 』の方。

このアルバムではボッソが2曲参加して,その他の8曲はカルテットの演奏です。M-1からミディアム・テンポのビ・バップっぽいテーマをボッソとスカナピエコの2管で吹き,そのままスカナピエコ~ボッソ~モロニのソロ連携。ハード・バップの王道ともいえる構成,楽曲でぐっと聴き手の心を掴みます。M-2はスカナピエコのオリジナルでタイトル曲の<Never More>。美メロ・バラードです。バックでストリングスが優しく歌います。もう最近,歳のせいか,こういう美メロ・バラードに一番弱いです。酒だ,酒~。ちょっとウイスキー取ってきま~す。   で,次はM-3<God Will Provide>。これ,ボナフェーデの曲ですわ。この人,前にも言ったけど,ピアノ弾くより作曲,編曲に興味があるみたいです。この曲も凄くイイ。哀愁賛歌。僕の人生まんざら捨てたモンじゃない。と,思っちゃう楽曲。ボナフェーデ~。え~で~。M-4<After The Rain>。おー,コルトレーンの登場です。彼にもコルトレーンへのオマージュがあるんですね。意外です。研ぎ澄まされた緊張感。漆黒の闇。まさにコルトレーン・ワールド。M-5<Nose Off>で再びボッソ登場。ハーフ・バルブがカッコイイー。M-8<Fast mood>はHigh Fiveの『 Jazz For More 』でボッソとの2管で演ってましたね。なんか,スカナピエコ一人でテーマ吹くと寂しい感じです。ラストM-10<…is good …>は短尺な8 ビート・ブルースで明るく終わります。

これからも少しづつ,ボッソ関連CDを集めていきたいのですが,最近は<ボッソ参加アルバム>というのが,ひとつのブランドになってしまって,なかなか安く手に入らないのが残念です。

Daniele Scannapieco 『 Never More 』 2004 Via Veneto Jazz VVJ054
Daniele Scannapieco(ts)
Fabrizio Bosso(tp)
Dado Moroni(p)
Ira Coleman(b)
Gregory Hutchinson(ds)
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2005/11/30 | Comment (7) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Joey Calderazzo 『 Our Standards 』

   ↑  2005/11/29 (火)  カテゴリー: 未分類

巷では,歌の手帳別冊の「幻のCD 廃盤/レア盤 掘り起こしコレクション」が人気で,これに掲載されてCDは軒並み高額商品に格上げされているようです。先日もオークションを見ていたら,アラン・ブロートベントの『 Another Time 』が15500円の値をつけてました。ホントびっくり。以前は2000円台で中古コーナーに置いてあったのに。買っておけばよかったと後悔してます。

まあ,あまり僕もレア盤などといった如何わしいブツには興味がないのですが,それでもこの本を見ていると,数枚欲しくてしかたないレア盤が掲載されています。スティーブ・キューンの『 The Vanguard Date 』(Owl),テテ・モントリューの『 En La Trompetilla 』(SRP discos),マルコ・デ・マルコの『 Suite Parisienne 』(Fonit Cetra)などは,多少高額でも欲しいCDではあります。

最近はNORMAが,この本に掲載されているCDを十数枚,再発していますが,個人的にはあまり触手がのびない作品ばかりです。安ければ買ってもいいかなという作品もありますが,なにしろ2880円という,輸入盤にしてはかなり高い値段設定にも,ちょっと閉口してしまいます。再発とはいっても,どこかの倉庫に眠っていたデッドストック品みたいですし。そんな中,1枚だけ,以前から欲しかったアルバムがこのNORMAの再発品の中にあったんですね。それがジョーイ・カルデラッツォの『 Our Standards 』なんです。

カルデラッツォのReader Albumは現在までに6枚あり,全部所有していたのですが,本作だけ持ってませんでした。厳密には3人の共同名義なので,カルデラッツォのCo-reader albumということになるわけですが。さて,このアルバムですが,ベースがダニエルソン,ドラムがヤツック・コハンですから,メンバーからも想像がつくように,叙情性豊かなEuropean Piano Trio に仕上がっています。カルデラッツォは米国東海岸を代表する凄腕のメインストリーム系の若手(とはいっても40歳になるんですね)ですが,ハンコックやマッコイを彷彿させる,モード・ラインを多用するタイプです。ドラムのジェフ・ワッツやディジョネットに煽られながら,超音速で鍵盤を昇降するパッセージは,かなり刺激的で攻撃的です。

彼のReader作で見てみると,91年の『 In The Door 』(Blue Note)から92年『 To Know One 』(Blue Note),93年『 The Traveler 』(Blue Note)がNY メインストリーム系のストレート・アヘッド な演奏ですが,95年の『 Secrets 』では,ボブ・ベルデンのアレンジがちょっとカルデラッツォらしいスピード感のある奔放なプレイに合わず,欲求不満の残るアルバムでした。本作『 Our Standards 』(1996 Gowi)はそんな時期に録音されたアルバムで,『 Secrets 』同様,それまでのカルデラッツォのBlue Noteの諸作品から比べると異色作であったわけです。内容はというと,M1からFree Styleの曲で,面食らいますが,M2のダニエルソンの短いベース・ソロからM3の<Footprints>の流れはカッコイイし,なにしろダニエルソンの木の香り漂う,暖かい音色がすばらしい。M5の<There Is No Greater Love>,M7の<My Shinning Hour>,M9の<Stella By Starlight>などは,まさに欧州叙情派のスタイルなんです。ブラインド・ホールド・テストやったら,絶対当たらないじゃないかな。やはりイタリア人の熱い血がカルデラッツォには流れているということでしょうか。マイ・ベストは美しいメロディーの<My Shinning Hour>で,この1曲で“買い”です。このアルバムはカルデラッツォ・ファンにはウケが悪いかもしれませんが,そのかわり,ユーロ・ジャズ好きには結構ウケるかもしれません。

この作品を発表後,しばらくReader作はなく,2000年にブランフォード・マルサリスのプロデュースによる傑作『 Joey Calderazzo 』(columbia)をリリース。昨年にはピアノ・ソロ・アルバム『 Haiku 』(marsalis)を出したりと,更に幅広い活躍を行っているカルデラッツォです。
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2005/11/29 | Comment (14) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

ベランダの電飾付け

   ↑  2005/11/27 (日)  カテゴリー: 未分類


夕方の5時から,うちのマンションでは,エントランスの電飾の点灯式が行われました。
子供に見せたかったので参加したのですが,ついでに我が家でもベランダに電飾をつけようと思いつき,近くのホームセンターで,とりあえず200個の電球を買ってきて取り付けをしてました。
200個は多いかなと思ったらとんでもない。全然足りなかった。
今日はこのくらいにして,来週,追加電球を買いに行かねば。
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2005/11/27 | Comment (3) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

今日聴いたアルバム

   ↑  2005/11/27 (日)  カテゴリー: 未分類

さっきも書きましたが,今日は一日中家の掃除になりそうなので,ちょと変わったブログ書こうかな。それは,BGMで聴いたアルバムを,リアルタイムでジャケット画像をアップしいていくというもの。ではテルジクの『 Coming Up 』に続いて,2枚目はポール・ボーレンバックの『 Original Visions 』.。

234

7

2)Paul Bollenback 「Original Visions」 デフランチェスコ・バンドのギタリスト。マルティーノの進化型。新鮮。
3)Steve Kuhn 「 1960 」 ラファロ参加の発掘盤。まあまあ。エバンスの真似がちょっとつらい。
4)John Mclaughlin Trio 「 Que Aligria 」 ピアッツアのベースが凄い。カッコイイ~。
5)Eden Atwood 「 Waves 」ボサノバ・アルバム。バックの演奏もいい。彼女のベスト3。
6)Dave Peck 「 3 and 1」これ,絶対いい。新作「Good Road」よりもこっちの方が楽しくて優雅。名盤。
7)Gene Dinovi 「 So In Love 」ジャケット見ると聴きたくなる。でも内容は平均的。印象やや薄。

8 9 10

111213

8)Elvis Costello Burt Bacharach 「 Painted From Memory 」 冬の定番。これを聴かなきゃ冬が来ない。
9)Gill Goldstein 「 Time Remembered 」 エバンス・トリビュート。久しぶりに聴いた。ぐっときた。
10)High Five 「 Jazz For More 」米のOne For All。伊のHigh Five。ボッソはやっぱり凄い。
11)Tina Brooks 「 Minor Move 」レコード持ってても,もったいなくて針落とせない。今日はCDで聴く。
12)Lou Donaldson 「 Hot Dog 」メルビン・スパークス,チャールス・アーランドって,なんてかっこいいんだ。
13)Jeff Gardner 「 Continuum 」なんか,体がだるくなって寒気がしてきた。咳きもでるし,風邪引いちゃったかな。今日はもう寝よう。これ持って寝室に移動します。

結局,今日は13枚も聴いた。掃除をしながら,ぼーっと一日中Jazzを聴けるのは幸せ。久しぶりにのんびりできたな~。うれし。

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2005/11/27 | Comment (0) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Dejan Terzic 『 Coming Up 』

   ↑  2005/11/27 (日)  カテゴリー: 未分類

しばらく父の病気のとこでバタバタしていて,家の中はすっかり荒れ果て,ごみ屋敷化していたので,今日,日曜日は早起きして妻と一緒に大掃除をしています。よーしやるぞ~と,たまった雑誌の整理なんぞしています。BGMは気合を入れるためにもスピード感のあるハード・バップで,できれば欧州物でと考えて,棚からこんなの取り出してセットしたところです。

Dejan Terzic 『 Coming Up 』2001 Double Moon DMCHR 71034
アントニオ・ファラオ (p) 
デジャン・テルジク (ds) 
イェンス・ウィンター (tp) 
トニー・ラカトス (ts,ss) 
マーティン・ G・ヤコノフスキー(b)

デジャン・テルジクは,6~7年前にUgetsuという変な名前のバンドで叩いていたのですが,その頃はあまり目立った演奏ではなかった(バンド自体がおとなしいハード・バップだった)ので,印象に残らなかったな。それから以前にも紹介したNAXOS JAZZの1000円シリーズで彼のリーダーアルバム『 Four For One 』が良い演奏だったので,その頃から気になっていたら,2000年頃だと思うんだけど,アントニオ・ファラオと競演するようになり,enjaやsketchからアルバムを出し始め,いっきに有名になったんですよね。アントニオ・ファラオと互角に戦えるドラマーですから,凄くないわけがないのです。僕の中では米国のジョーイ・カルデラッツォ=ジェフ・ワッツに対して,欧州のアントニオ・ファラオ=デジャン・デルジクといった図式です。凄く熱く興奮するJazzを聴かせてくれます。

このアルバムに参加しているトニー・ラカトスというts,ssの管奏者はブレッカー系というか,これまたそっくりさんで,カッコイイですよ。ドイツの地方放送局であるヘッセン放送局専属のビッグバンド,HR-Big Band のメンバーでもあります。

そういえばまだブレッカーのドナー見つからないようですね。焦ってきます。トランペットはイェンス・ウィンターですが,彼の最新作『 Concord 』(2005 stunt)でもファラオ=テルジクが聴けます。まだ持ってないのですが,近日中に購入予定作品です。きっといいに違いない。

あまり長くブログ書いていたら,妻に睨まれてしまいました。そろそろ掃除に戻ります。
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2005/11/27 | Comment (4) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Curtis Fuller 『 Blues ette 』 (2)

   ↑  2005/11/26 (土)  カテゴリー: 未分類
   

Blues ette 』の続きですが,このアルバムには僕の知っているかぎり2つのバリエーションが存在します。ひとつは『 Blues ette Vol.2 』で,もうひとつは『 Blues ette Part? 』です。まったくまぎらわしタイトルを付けたものです。『 Blues ette Vol.2 』は『 Blues ette 』の別テイク集です。『 Blues ette Part? 』は1993年のほぼオリジナルメンバーで新たに吹き込んだサボイの企画物です。


別テイク集の『 Blues ette Vol.2 』は,オリジナルと全く曲目,曲順が同じです。そして面白いことにオリジナルとテンポ,構成,アレンジがほとんど同じ。しかもソロまでオリジナルと酷似しているのです。こんな別テイク集ははじめてみました。普通,ボツテイクはソロがつまらなかったり,途中でミスったり,ミストーンがあったりと,何かしらボツになる理由があるものですが,この別テイク集の演奏はオリジナルと同質なんです。中にはオリジナルより出来の良いソロもあって驚きです。

Blues ette Part? 』の方は10曲収められているのですが,『 Blues ette 』からの<Five Spot After Dark>,<Blues-ette>,<Love Your Spell Is Everywhere >を再演奏していて,その他は,カーティス・フラーとベニー・ゴルソンの新曲,それからゴルソンのJMでの演奏で有名な<Along Came Betty>,スタンダードの<Autumn In New York>などです。<Along Came Betty>は,『 Blues ette 』の空気感にマッチしますが,フラーのオリジナル<Capt’ Kid>はラテン調で,彼の美意識に疑問が残ります。はっきり言ってアルバムのイメージを台無しにしています。

フラーの最近の演奏はリズム感も悪くなり,かなり老いを感じます。悲しいかぎりです。

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2005/11/26 | Comment (2) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Curtis Fuller 『 Blues ette 』 (1)

   ↑  2005/11/26 (土)  カテゴリー: 未分類

一昨日,ブログ「Jazzを聴きながら」のバブさんが,ベニー・ゴルソンの『 Gone With Golson 』を紹介されていて,<ゴルソン・ハーモニー>という懐かしい言葉が出てきたものだから,急にカーティス・フラーの『 Blues ette 』が聴きたくなり,レコード棚から取り出してきたところです。この寒い季節には聴きたくなるアルバムなんですよね~。冬限定名盤ですかね。

このカーティス・フラーとベニー・ゴルソンのハーモニーはご存知<クロースズ・ハーモニー:密集和音>といって,音階の近い音を重ねるハーモニーですが,長3度や短3度の和音に比べて,正確なピッチを要求され,聴いているとわかりませんが,結構難しいんでしょうね。このクローズド・ハーモニーのおかげでこのアルバムは,とってもJazzyでFunkyな香りを放っているんですね。1958年から59年にかけて,二人はNYのJazz Spot「 Five Spot 」に1年契約でハウス・バンドとしての出演していた際,試行錯誤の結果,このクローズド・ハーモニーを手に入れたと,のちにゴルソンが語っていました。はじめは普通のオープン・ハーモニーで演奏していたようです。 今更,本作の素晴らしさを書いても仕方ないですが,世間的に有名なA1の<Five Spot After Dark>や,A3の<Blues-ette>よりも,個人的にはB2の物悲しいスタンダード<Love Your Spell Is Everywhere >の方が好きです。10人Jazz fanがいたら1人ぐらいそう思っている人いるんじゃないでしょうか。だいたい<Five Spot After Dark>なんてブルースですし。

<Five Spot After Dark>といえば平成元年頃,武田製薬のアリナミンVドリンクのCFで使用されていましたね。夕暮れか明け方にオフィスで働く白人のCFです。それから村上春樹の「アフターダーク」もこの曲からとったタイトルですね。主人公の男の子がJazz Bandでトロンボーンを吹いているのですが,彼がトロンボーンを持つようになった理由というのが,何気なしに中古レコード店で『 Blues ette 』を買っったら,その中の<Five Spot After Dark>が気に入って,よしトロンボーンをやろうと決めたという話です。ストーリー的には別にトロンボーンである必然性はないし,テレキャスターをしょったロック少年でもよいのですが,いちJazz Fanとしてはやっぱりトロンボーンの方が感情移入できます。

 
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2005/11/26 | Comment (2) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Giovanni Mirabassi 『 Prima O Poi 』

   ↑  2005/11/25 (金)  カテゴリー: 未分類

今年のアトリエ澤野コンサート2005がまもなく開かれますね。僕は123日の東京すみだトリフォニー・ホール(錦糸町)に観に行く予定でいます。昨年のアトリエ澤野コンサート2004には何だかんだと忙しくて,観にいけなかったので,今年こそはと今からすごく楽しみにしてるんです。出演は昨年も出演したジョバンニ・ミラバッシ・トリオと,北川潔トリオ(ピアノ:ケニー・バロン)です。

というわけで,今からミラバッシのアルバムを聴いて気分を高めようと,以前から所有していたアルバム『 Architectures (1999),『 Dal Vivo! (2001)と最近買った最新作の『 Prima O Poi (2005)を取り出してきて,聴いています。

  
Dal Vivo! 』はライブ盤ですが,観客も静かで,演奏もあまりライブ感がないため,ちょっと物足りないアルバムです。しかもベースとドラムの音がすごく小さい。3者のバランスが悪いため聴いてて気持ち悪いんですよね。楽曲もあまりにも叙情的,感傷的すぎるように感じました。

それに対して『 Architectures 』はベースの音も,もの凄く大きく,輪郭の立った極太硬質な素晴らしい音で記録されています。こういうベースの音が僕は大好きです。そして三位一体のドライブ感も爽快で愛聴していました。むしろこちらのアルバムの方がライブのようです。 

さて,最新作『 Prima O Poi 』を聴いてみましょう。1曲目から嫌な予感です。ミラバッシのアルペジオをバックにベースのアルコでテーマが奏でられます。こーいうの苦手なんです。テーマが終わるとすぐベースソロ。だれもベースソロなんか聴きたくないんだよと言いたくなります。2曲目は比較的オーソドックスな叙情的な曲でほっとします。この人はあまり左手でたくさんの音を出さない方がJazzyに聴こえます。あまりにも上手すぎてクラシック的な盛り上げ方をすればするほど,醒めてしまいます。3曲目にフラヴィオ・ボルトロが激しくブローして雰囲気が一変します。なかなか良い選曲です。リリカル一辺倒では飽きてしまいますから。フラヴィオ・ボルトロの後のミラバッシのソロも冴えています。で,ここで気がついたのですが,ベースの音がもこもこして聴こえません。ベース音のレベルを上げてくれー。5曲目は美しいテーマを持ったミディアム・テンポの曲です。おー,良いじゃないですか。ソロもシングル・トーン主体で,特にハイ・トーンでのソロはキラキラしていて美しさこの上ない。なんて曲? <Theme From Howl’s Moving Castle>ですって。ふーん。え?<ハウルの動く城のテーマ>? あの宮崎駿のアニメの曲なの~。ホント? びっくりしました。何でこんな曲が入っているの。ミラバッシのアルバムは日本では澤野工房が輸入発売していますが,原盤はフランスのSketchのはずです。澤野さんがSketchサイドのプロデュースに注文つけているんですね。びっくりしました。Sketchもそれだけ日本市場を重要視しているということなんですね。6曲目はエグベルト・ジスモンティの名曲<loro>です。ペトっぽい雰囲気のソロを聴かせてくれます。以下,ブログの字数制限のため書けず省略。

ミラバッシのアトリエ澤野コンサート2004DVDが出るようです。これは買わなきゃ。

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2005/11/25 | Comment (2) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Anthony Wilson 『 Adult Themes 』

   ↑  2005/11/24 (木)  カテゴリー: 未分類
Anthony Wilson 『 Adult Themes 』
今週初めにデヴィッド・ヘイゼルタインの記事を書いた際,『 Alice In Wonderland 』が僕の最愛聴盤であることを言いましたが,それは<Danny Boy>が聴けるからなんです。悲しいスロー・バラードがちょっとヘイゼルタインのスタイルには意外ですが,とっても情感豊かで思わず引き込まれる名演です。もともと<Danny Boy>はアイルランドの民謡で,<ロンドンデリーの歌>といいます。ロンドンデリーとは北アイルランド州の地名だそうです。地元では教会の賛美歌として歌われているようです。中学生の時に音楽の授業で聴いたような記憶があり,今でもこの曲を聴くとその頃を思い出します。あまりJazzでは取り上げられないのですが,ビル・エバンスの『 Empathy 』(Verve)や,最近ではエディー・ヒギンズの『 Portrait In Black & White 』(Verus)で聴けます。

そして僕の最も好きなバージョンがこのアンソニー・ウイルソンの『 Adult Themes 』での<Danny Boy>なんです。スモール・コンボ編成で,テーマをジャック・ニミッツというバリトン・サックス奏者が緩やかに奏でます。この曲,戦争に行く息子を見送る母親の胸の内を綴った歌なんですよ。僕は村上春樹の「もし僕らのことばがウィスキーであったなら」を読んでから,アイリッシュ・ウイスキーが大好きになり,タラモア・デューは切らしたことが無いのですが,今晩はそれでも飲みながら『 Adult Themes 』でも聴くとしましょう。

P.S. <Danny Boy>のことばかり書きましたが,このアルバムでは<Danny Boy>が7曲目で,その前の6曲目がビートルズの<Because>なんです。この流れが最高に美しくて,やっぱり曲順で大切だよな~と感じる選曲でした。
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2005/11/24 | Comment (0) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Anthony Wilson 『 Adult Themes 』

   ↑  2005/11/24 (木)  カテゴリー: 未分類

今週初めにデヴィッド・ヘイゼルタインの記事を書いた際,『 Alice In Wonderland 』が僕の最愛聴盤であることを言いましたが,それは<Danny Boy>が聴けるからなんです。悲しいスロー・バラードがちょっとヘイゼルタインのスタイルには意外ですが,とっても情感豊かで思わず引き込まれる名演です。もともと<Danny Boy>はアイルランドの民謡で,<ロンドンデリーの歌>といいます。ロンドンデリーとは北アイルランド州の地名だそうです。地元では教会の賛美歌として歌われているようです。中学生の時に音楽の授業で聴いたような記憶があり,今でもこの曲を聴くとその頃を思い出します。あまりJazzでは取り上げられないのですが,ビル・エバンスの『 Empathy 』(Verve)や,最近ではエディー・ヒギンズの『 Portrait In Black & White 』(Verus)で聴けます。

そして僕の最も好きなバージョンがこのアンソニー・ウイルソンの『 Adult Themes 』での<Danny Boy>なんです。スモール・コンボ編成で,テーマをジャック・ニミッツというバリトン・サックス奏者が緩やかに奏でます。この曲,戦争に行く息子を見送る母親の胸の内を綴った歌なんですよ。僕は村上春樹の「もし僕らのことばがウィスキーであったなら」を読んでから,アイリッシュ・ウイスキーが大好きになり,タラモア・デューは切らしたことが無いのですが,今晩はそれでも飲みながら『 Adult Themes 』でも聴くとしましょう。

P.S. <Danny Boy>のことばかり書きましたが,このアルバムでは<Danny Boy>が7曲目で,その前の6曲目がビートルズの<Because>なんです。この流れが最高に美しくて,やっぱり曲順で大切だよな~と感じる選曲でした。
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Thierry Lang 『 Between A Smile And Tears 』

   ↑  2005/11/23 (水)  カテゴリー: 未分類


今年も早くもあと1ヶ月。
今年は4月に待望の子供の誕生で最高の幸せを味わったかと思ったら,
今月,父の癌発見。そして手術。
悲喜交々のまさに< Between A Smile And Tears >な1年でした。
静かに流れるラングのピアノを聴きながら,
来年こそは涙の無い1年にしたいと切に願いました。

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Lars Jansson 『 Hope 』

   ↑  2005/11/23 (水)  カテゴリー: 未分類

一昨日,父の直腸癌の手術が無事終わり,昨日は仕事を早々切り上げ,午後から高速を飛ばして宇都宮の病院まで見舞いに行ってきました。一番の心配事であった「開腹したら腹膜転移があって切除不能」という事態だけは免れたようで,まずはひと安心です。

病理組織の結果は1週間後には出ますが,それ次第で癌の進行度,ステージが決定され,さらには予後(生存率)がおおよそ分かるわけです。病理結果がでれば正確にわかりますが,おそらく再発せず完治する確率は40%から70%の間でしょう。希望の光がやっと見えてきました。頑固で,僕の言うことを全然聞き入れない親父ですが,まだ67歳。死ぬにはちょっと早すぎます。出来る限りサポートしていきたいと思います。

ラーシュ・ヤンソン『 Hope 』。

以前にも書いたのですが,現在の欧州ピアニストは乱暴に言い切ってしまうと,みんな<キース・ジャレット系>ではないかと思っています。キースの遺伝子を引き継ぎながらも,自らが育んだ遺伝子も継承し,彼らの国々の風土,習慣などからの環境因子も取り込み,確実に進化したキース系ジャズが欧州には増殖しています。そして,そんなキース系の超進化型ミュージシャンの最右翼がラーシュ・ヤンソンではないかと思います。昔「スウィングしなけりゃ意味が無い」なんて言葉がありましたが,今はそんなものはJazzには必要ないのです。スウィングはJazzの必要条件ではなくなったのです。ひたすら美しい旋律を奏でること,そのことこそがJazz Pianoに求められているのです。

『 Hope 』。今更紹介しなくても,みんながよく知っているアルバムですが,今の僕の痛んだ心に優しく沁み入る素敵な作品です。これ以上の美旋律はこの世に存在しないのではないかと思うほど,美麗フレーズが続きます。

このブログは,僕の個人的な好みでJazzのアルバムを紹介しているので,アルバムを訪問してくださった方々にお薦めすることは極力しないよう心掛けています。だから「お薦め盤」ではなく,いつも「愛聴盤」であります。でも,本作だけは強く「お薦め」したいと思いました。かなり有名で,ラーシュ・ヤンソンの代表作ですので,薦めるまでもなくご存知かとは思いますが,まだ聴いていない方はぜひ聴いてみて下さい。絶対,心が暖かくなり,癒されますよ。
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2005/11/23 | Comment (2) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Full House 『 Champagne Taste 』

   ↑  2005/11/23 (水)  カテゴリー: 未分類

一昨日のデヴィッド・ヘイゼルタインの話のついでに,もう一枚,最近の彼の愛聴盤を紹介したいと思います。ヘイゼルタインの活動は,Sharp Nine, Criss Cross, Go Jazz, そしてVenusへの自己名義のアルバム製作,One For Allでの活動,サイドメンとしての活動(これが結構多い)などがありますが,最近,Full Houseというジム・ロトンディとヘイゼルタインの双頭バンドでの活動も行っているようです。今のところnagel heyer labelから『 Champagne Taste 』というアルバム1枚しか発売になっていません。これは2002年,NYCにあるJazz Club <Smoke>でのGigを収録したものです。毎週木曜日に数週間にわたりGigが行われたようですが,その後のFull Houseとしての活動は不明です。一回きりのGigだったのか,今後もOne For Allのように定期的に集まって演るのか分かりません。

本作はヘイゼルタインがローズやB3を弾いているのが話題になったのですが,実際にはB3はスパイス的に使用されているだけで,ソロもほとんどローズを使用して弾いています。これならわざわざ本物のB3を運び込まなくてもB3シュミレーターで十分のような気もしますが。それにしてもヘイゼルタインのローズでのソロは上手くて,ジョー・サンプル顔負けです。全体に70年代のクロスオーバーを彷彿させるアレンジで,僕としては非常に気に入っていますが,好き嫌いがはっきり分かれるかもしれません。ロトンディが吹いているせいで,何となくCTIのフレディー・ハバード風の雰囲気があり,タイム・トリップしているかのような錯覚に陥ります。

楽曲は半分がメンバーらのオリジナルで,その他には,シダー・ウォルトンの<Afreaka>,ジョー・ヘンの<Mamacity>,EW&Fの<Reasons>,ハロルド・アレンの<Out Of This World>などで,選曲も結構おもしろいですね。個人的にはリー・モーガンの『 The Sixth Sense 』に収録されていた<Afreaka>が好き楽曲だったので,これ1曲で買いでした。

最近のNYのオルガンジャズ人気に便乗して即席で結成されたプロジェクトの感は否めませんが,70年代,80年代をクロスオーバー,フュージョンで過ごした人には,結構楽しめるアルバムではないでしょうか。

Full House 『 Champagne Taste 』2005 nagel heyer 2058
Greg Skaff (g)
Jim Rotondi (tp)
David Hazeltine (Fender Rhodes, Hammond B3)
Barak Mori (b)
Joe Strasser (ds)
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2005/11/23 | Comment (2) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

David Hazeltine 『Cleopatra’s Dream 』

   ↑  2005/11/21 (月)  カテゴリー: 未分類

デヴィッド・ヘイゼルタインのビーナス通算5枚目の新作はバド・パウエル集で,そのタイトルも『Cleopatra’s Dream 』です。<クレオパトラの夢>を入れれば日本人が飛びつくと思ったら大きな間違いですよ,原さん。そろそろバド・パウエル=クレオパトラの夢という発想はおしまいにして欲しいものです。1998年の1作目がビル・エバンス集で,2000年の2作目がホレス・シルバー集で,さて3作目はバド・パウエル集でも持ってくるのかなと思いきや『 Pearls 』では<マスカレード・イズ・オーバー>や<ダーン・ザット・ドリーム>などのスタンダードを中心にオリジナルの楽曲を3曲挟み込み,がっちり絞めた硬質な仕上がりのアルバムで,ほっとしていたのに,とうとう今回バド・パウエル集を作ってしまいました。しかもまたもや裸ジャケで中年親父を餌食にしようとしていて,原さん,やることがちょっと下品です。有名ジャズ雑誌には決して書かれないけど,みんなこの路線には食傷ぎみですよ。そろそろ気づいてくださいね。

ということで,分かっていながら本作も買ってしまいました。個人的にはバド・パウエルはあまり好きではない部類のピアニストなので,まずはバド集というだけで,一歩引いてしまうところですが,まあ,出来はそれなりに合格点なのではないでしょうか。というか,ヘイゼルタインのアルバムには<はずれ>が皆無なんですよね。そのかわり<大当たり>も無いのですが。いつも82点ぐらいとって試験をすり抜ける優等生的ミュージシャン。技術はすごいが,保守的な演奏スタイル。冒険は決してしない。原さんに「バド演ってよ~。」と言われれば,素直に1枚アルバム作ってあげちゃう人の良さ。僕の中ではそんな印象があります。

でも<はずれ>がないということは素晴らしいことではあります。忙しい時間の中で,Jazzを聴く時間は限られています。家に帰れば子供をお風呂に入れなくてはなりません。ベランダの植物には水もやらなければなりません。妻のくだらない世間話の相手もしなければならないのです。そんな多忙な生活の中でJazzを聴けるのはせいぜい1時間から2時間でしょう。<はずれ>は極力避けたいのです。名前も知らない,しかも読み方も分からない欧州ジャズメンのアルバムで貴重な時間を無駄にはしたくないのです。そんな時に,ヘイゼルタインは良質なJazzを保証してくれる頼もしいピアニストなのです。という安心感からか,僕のCD棚には,彼のアルバムが13枚もあります。ここで,全部は紹介できないので,ビーナスの5枚を好きな順に載せておきます。

★★★★★
2004 『 Alice In Wonderland 』George Mraz(b), Billy Drummond(ds)
選曲がとにかく好み。<Beautiful Love>,<Alice In Wonderland>,そして大好きな<Danny Boy>が入っているので,つい手が伸びてしまう。ここでのムラーツとドラモンドは凄く良い。ちなみにジャケットの少女の後ろ姿が昔(あくまで昔)の妻の後ろ姿に似ていて,何故か愛着があるアルバムです。

★★★★
2001 『 Pearls 』Peter Washington(b), Joe Farnsworth(ds)
「原さん,たまには好きな曲を演らしてよ。」とだだをこねて(?)作ったビーナス3作目。ヘイゼルタインの堅実なハード・バピッシュなソロが爽快です。こういうアルバムをヘイゼルタインに期待しちゃいます。GO JAZZに吹き込んだ『 After Hours 』に通じる最も硬派なヘイゼンタインが聴けます。

★★★★/2
2000 『 Senor Blues 』Peter Washington(b), Louis Hayes(ds)
ホレス・シルバー集です。ホレス好きの僕としては<The Back Beat>,<Song For My Father>など,よだれが出そうな曲がいっぱい詰まっていて,楽しいアルバムです。ピーター・ワシントンとルイス・ヘイズの,いわゆる「The Classic Trio」のメンバーを起用したことも成功してます。こういう楽曲にはムラーツは絶対合いません。今回の『Cleopatra’s Dream 』もピーター・ワシントンとルイス・ヘイズで聴きたかった。

★★★
1999 『 Waltz For Debby 』George Mraz(b), Billy Drummond(ds)
ビル・エバンス集ではあるけれど,何故か聴き終えた後,エバンスを聴いた感じが希薄。当たり前で,ヘイゼルタインはエバンスの楽曲を素材として使用したに過ぎず,ソロになればお得意のバピッシュ・フレーズの連発。全然エバンス風には聴こえません。本作を聴くなら,エバンスのアルバムを聴いた方がずーといい。当たり前か。でもジャケット・センスはピカイチ。結構売れたんじゃないでしょうか。

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2005/11/21 | Comment (8) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Eddie Higgins 『 You Don’t Know What Love Is 』

   ↑  2005/11/20 (日)  カテゴリー: 未分類

今月8日に父の直腸癌が発見されてから慌しい日々が続いていましたが,ついに明日は手術の日になってしまいました。僕もだいぶ精神的に落ち着いてきて, Jazzを聴く余裕もでてきたので,昨日は久しぶりにDisk Unionに行って,新譜3枚と旧譜の中古を10枚程買って来ました。でもやはり明日の手術のことを考えると焦心苦慮し,なかなか集中してJazzを聴く気分にはなれません。結局,今日も家で子供と遊んだり,家族で隅田川土手を散歩したりして,何となくぼーと過ごしてしまいました。先ほどから自室に籠ってJazzを聴いていますが,こういう時に聴けるJazzって,なかなか無いものです。あまり心に突き刺さる音は聴きたくないし,ノリのいいJazzも気分に合わないし,ということでEddie Higgins の『 You Don’t Know What Love Is 』を繰り返し聴いています。まあ,どうでもいいアルバムですが,今の精神状態にはちょうどいいかも。でもこのアルバムはオーディオマニアには結構評判が良いみたいです。ハイブリッド版も発売されていて,ピアノもベーゼルドルファー・インペリアルを使用していたりと,音にこだわったVenusらしい作りです。

妻は今晩0時から始まる酉の市に出かけてくるそうです。父のためにお守りを買うためです。明日は早朝に宇都宮に新幹線で行き,病院で待機してくれるようです。本当に助かります。火曜日には僕も仕事を早々に切り上げ,お見舞いに行く予定です。

それにしても今年は子供の誕生,父の癌と,悲喜交々の一年でした。

Eddie Higgins 『 You Don’t Know What Love Is 』2004 Venus TKCV35175
Eddie Higgins (p)

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2005/11/20 | Comment (2) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

父の話。

   ↑  2005/11/18 (金)  カテゴリー: 未分類
11月7日にたまたま栃木の実家に電話したところ,67歳になる父の体調がこのところ悪くて,仕事も辛いという話を母から聞かされました。どうも3ヶ月程前から疲れやすくなり,10月下旬からはほとんど食事がとれず,頻回に便意をもよおしているとの事でした。すぐにこれは直腸癌だと感じました。8日に仕事を休み帰省し,そのまま僕の病院に父を連れてきて,大腸内視鏡検査やCTなどを自分の手で行いました。案の定,進行した直腸癌で,肝臓にも5cm大の腫瘍が2個ありました。直腸癌は肝臓や肺に転移しやすいので,肝臓の腫瘍をCTで最初に見た時は,転移性肝癌だと思い込み,血の気が引きましたが,冷静に見直すと肝臓にできた膿の溜まり(肝膿瘍)でした。肝膿瘍は悪性腫瘍に合併することがまれにあるのです。また,糖尿病にも合併することもあるため,その検査もしたところ,やっぱり糖尿病も認めました。


 うちの父は自営業で,検診や病院通いなどほとんどした事なく,いつも『おれは39℃熱があっても仕事をしてきたんだ。』と自慢げに話す人でした。いつも帰省するたびに検診やドックを受けるよう強く勧めてきました。特に大腸内視鏡検査は,大腸癌の早期治療の点からも有意義な検査なので,幾度となく説得を試みましたが,全く僕の言う事を聞かず,『俺は風邪も引いた事ないから大丈夫だ。』と言いはり,今まで一度も内視鏡検査を受けていませんでした。今回のことで,母から聞いたのですが,17年前に生命保険に入るための審査で血糖値の異常があると指摘されても,数回通院しただけで自己判断で治ったと思い込み,通院を中止したようです。さらに2年前にも便潜血反応が陽性であったのにもかかわらず,精査を受けなかったようです。そのような事があったことすら僕は知りませんでした。頑固で身勝手な父が父なら,それを放置していた母も母です。今回の病気は無知な夫婦で作り上げた病気であると僕は思いました。

手術に関しては,このまま僕の所属する大学で行うか,地元の宇都宮の病院に転院して行うか迷いましたが,母の看病や地元の親戚の事,実家で飼っている犬の事など,いろいろ考慮した上で,宇都宮の病院に転院して手術を受けることに決めました。11月10日には転院させ,同日,肝膿瘍の膿みを抜く処置(膿瘍ドレナージ:PTAD)をしてもらいました。現在,11月21日の手術に向けて,手術前検査や血糖値のコントロールを行っているところです。

こんな事があって,11月7日以降,頻繁に東京と宇都宮間を行ったり来たりしていましたので,ブログを更新する時間がありませんでした。というよりも,意気消沈しジャズを聴く気にもなれませんでした。落ち込んでいるときにJazzを聴いて癒されることはよくありますが,本当に落ち込むとJazzすら聴きたくなくなるものです。

この10日間,このブログでは書ききれない程いろいろな事があり,悩み,考えて,かなり疲れてしまいました。あらためて家族の健康が一番大切であると,実感しました。健康でないと全てが崩れてしまうものです。当たり前のことですが,健康な時にはあまり意識しないんですよね。

今日も妻は子供を抱っこして新幹線で宇都宮に行って,父の看病をしています。本当に僕の父の事を心配し,いろいろな事をしてくれてます。感謝してます。

今週末は少し落ち着いて,家でゆっくりできそうです。またJazzの話でも再開したいと思っています。

        昼休みの医局で,Lars Jansson 「 Invisible Friends 」を聴きながら。
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2005/11/18 | Comment (6) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Francesco Cafiso(フランチェスコ・カフィーゾ)ライブ

   ↑  2005/11/06 (日)  カテゴリー: 未分類

昨日,プロムナード銀座2005というイベントで,イタリアのアルトサックス奏者,Francesco Cafiso(フランチェスコ・カフィーゾ)の無料ライブがあったので観てきました。このライブは無料でしたが,あらかじめ抽選があり,当選者だけの招待ライブでした。ライブは18:00開場,18:30開演で始まり,アンコールを含め20:00頃までたっぷり演奏してくれました。

まず,第一印象は,<カッコイー>。小さいけど,キラキラしたオーラを放っていました。僕の左側に座っていた30歳台と40歳台の2人組み女性はにやけっぱなしでした。ファースト・アルバム『 New York Lullaby 』を聴いていたので,そのテクニックの素晴らしさは承知していましたが,ライブのせいかアルバムよりはるかに激しくブローしていました。アルバムは全曲スタンダードで,ほとんどがソローからミディアム・テンポの曲ばかりで,僕としてはちょと選曲に不満があったのですが,ライブではアンコール以外,ほとんど(全曲?)オリジナルでした。アップ・テンポの曲あり,スローではじまり,change of paceしたり,起承転結の長尺のドラマティックな曲あったりと,かなり彼の作曲家,編曲家としての才能も感じ取れるライブでした。特に3曲目に演奏したオリジナル<She Loves Me>のソロの組み立て方,独特の歌いまわしは感動的でした。完全にパーカーの呪縛から解き放たれた彼のフレーズは,新鮮で,スリルがあり,驚きの連続でした。

他のメンバーは,Riccardo Arrighini (p) ,Aldo Zunino (b),Stefano Bagnoli (ds) だったと思うのですが(間違っていたらすみません),みんな上手かったです。セカンド・アルバムはこのメンバーでオリジナル中心になるのでしょうか。今から,とっても楽しみです。

150人ほどの小さなホールでしたので,音響も比較的良くで,これで無料だなんて,協賛してくださった日産自動車をはじめ,イタリア大使館その他の方々に感謝したいと思います。こんなイベントならどんどんやって欲しいですね。

帰りに一緒に行った友人と,Disk Unionに寄って,Dave Peckの新譜『 Good Road 』を買って帰りました。

家に着くと,テレビで『 スウィングガールズ 』を放送していました。レンタルしてこようと思っていた矢先なで,ちょうど良かった。そのまま見入ってしまいました。田舎の女子高校生達が自分達の力でジャズ・ビック・バンドを作り,最後には演奏会に出場するまでを描いた青春モノです。いやー,楽しくて,最後にホロリと来る良い映画でした。<ジャズやるべ>のせりふには,中学生の時,友人と<ビートルズやるべ。ジミヘンやるべ。>と言いながら,八百屋から借りたリヤカーにアンプやギターを積んで移動し,練習したことを思い出して,胸が熱くなりました。(僕は栃木県出身です。)竹中直人がジャズ狂の役で出演してますが,彼の部屋にはエリック・ドルフィーの『 At The Five Spot 』やアーチー・シェップの『 The Magic Of Juju 』(骸骨のジャケ)などがディスプレイされているんです。竹中が『 At The Five Spot 』を差ながら,<トランペットはブカー・リトル!>なんで言うシーンはうれしくなってしまいました。今までこんなアルバムが一般の人々の前に露出することなど無かったのではないでしょうか。そういう意味でも凄い映画です。最後のエンドロールで流れるナット・キング・コールの<L-O-V-E>で感動は頂点を向かえ,思わず妻に隠れて泣いてしまいました。あ~,恥ずかしい。先ほど,ネットで検索していたら分かったのですが,彼女達のライブ・アルバムもリリースされているんですね。びっくり。ちなみに僕は,トロンボーンを吹いていた眼鏡をかけていた子がタイプです。

P.S. 先ほどニュースで本田美奈子さんが急性骨髄性白血病で本日亡くなられたことを知りました。6月か7月頃,臍帯血移植をされたということを聞いたので,かなり深刻な状態なんだなと思っていましたが,やはりうまくいかなかったのですね。信念を持った芯のしっかりした女性で,しかも美しい。そういう人に限って早く亡くなられてしまうんですね。残念です。
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2005/11/06 | Comment (3) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

渡辺貞夫 『 Goin' Home 』

   ↑  2005/11/04 (金)  カテゴリー: 未分類

僕のジャズに対する思いは,欧州の叙情性豊かなジャズに夢中になっていたかと思うと,ある時には米国ハード・バップの熱い興奮を感じてみたくなったりと,ちょうど,欧州とアメリカとの間をゆれる振り子のように行ったり来たりです。ですから,最大加速度で通り過ぎる日本のジャズに関しては,ほとんど興味がなく,当然知識もありません。そんな僕もわずかながら愛聴しているミュージシャンがいます。辛島文雄,本田竹広,そして渡辺貞夫らです。最近,欧州ジャズに夢中になっていたせいか,今日は渡辺貞夫を聴いてみたくなりました。早速レコード棚から3枚ほど取り出してきてきました。

まずは,1966年の 『 Goin' Home』を聴いてみましょう。バックバンドは宮間利之とニューバードが8曲,八城一夫トリオが2曲担当してます。そして選曲が凄いです。<ロシアより愛をこめて>,<アンド・アイ・ラブ・ハー>,<しそしぎ>など,恥ずかしくなるような曲をまじめに演奏してます。肝心の渡辺貞夫の演奏の方はというと,これがお世辞にも上手いと言えないソロで,このくらいなら今の有名大学のジャズ研の方のほうがよっぽど上手い。まあ,60年代の日本のレベルというのはそんなものだったのでしょうね。でも,66年というと渡辺貞夫はバークリー音楽院の留学から帰ってきたばかりですよ。もう少し上手くなっていてもいいんじゃないの,と思ってしまいます。左下の写真の『 SADAO WATANABE 』は1961年の彼の初リーダーアルバムですが,むしろこっちの方が上手く聴こえます。バップ・フレーズに淀みがないし,音色も澄み切っていて美しいです。バークリーで何か迷いがあったのでしょうか。あまり知られていないことですが渡辺貞夫が留学したのが62年で,帰国が65年です。バークリーは4年生ですから渡辺貞夫は中退したわけです。留学中のことはあまり詳しく語られることがありませんが,教授と折が合わなかったのでしょうか。いずれにしても,この留学前後の2枚のアルバムを聴く限り,バークリーでの成果は見て取れません。

そして,話は20年後の1985年のアルバム『 Parker's Mood 』(右下写真)に移ります。これは,それまでフージョン一辺倒だった渡辺貞夫が久しぶりに4ビートに取り組んだ意欲作です。バックはJames Williams (p),Charnett Moffett (b),Jeff Watts (ds)らが務め,ライブならではの熱い演奏が楽しめる好盤です。そして,ここでの渡辺貞夫の演奏は非常に素晴らしく,流暢にバップ・フレーズを歌い上げ,時にあの哀愁ある貞夫節を聴かせてくれます。文句なしに上手いのです。要は,この20年間の間に渡辺貞夫は上手くなったのです。デビューした時には既に完成されたテクニックを持ち,観衆をあっと驚かせるものの,その後消えていくミュージシャンが多い現代ジャズシーンにあって,渡辺貞夫はまさに叩き上げの職人ジャズマンだったような気がします。

余談ですが,この『 Parker's Mood 』で僕は初めてJeff Wattsを意識して聴くようになりました。<Stella By Starlight>での激しく煽るドラミングは,今も色褪せることはありません。DVDも発売されています。いいですよぉ~。

  

P.S. でも,一番好きなアルバムは1988年の『 ELIS 』なんですけどね。その話はまたいつか。

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2005/11/04 | Comment (1) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Joe Chindamo 『 The Joy of Standards 』

   ↑  2005/11/03 (木)  カテゴリー: 未分類

ニュージーランド出身のAlan Broadbentが出たところで,同じオセアニア,オーストラリア出身のJoe Chindamoをちょっとだけ紹介しておきます。

澤野商会のカタログの中ではかなり売れたアルバムのようで,結構持っている人多いと思います。同じ雰囲気の緑色の絵柄で第2集も発売になっています。今年の5月には,やはり澤野からポール・サイモン作品集と映画音楽作品集も発売になっています。というのもオーストラリアでは主に映画音楽の仕事をされているとの事。ピアノよりアコーディオンを弾く機会が多いようです。とは言っても,流石にピアノも素晴らしいです。基本的にエバンス系ですが,良く歌い,力強くスウィングするあたりは,欧州ジャズとはちょっと趣が違います。

不満な点があるとすれば,ベースとドラムですね。それぞれ上手いと感じる部分もあるのですが,ムラがあり過ぎます。ベースのBen Robertsonのプレイはジャズトで乗ってきて,下手すると跳ね気味になったりするので,Joe Chindamoのスタイルと合わない感じがします。ドラムのDavid Beckの鍋の蓋を叩いているようなシンバル・レガートと,無神経に入ってくるバスドラがちょっと不快に感じて,音楽に対する集中力を殺いでしまいます。

まあ,そのあたりに神経質にならなければ,良く出来た作品で,ジャズ聴き始めの人にもお薦めできる作品かとは思います。

他のJoe Chindamo作品詳細はこちら

Joe Chindamo 『 The Joy of Standards 』(2000 Atelier Sawano AS010)
Joe Chindamo (p)
Ben Robertson (b)
David Beck (ds)

1. I Hear A Rhapsody
2. Monn And Sand
3. Bill Remembered
4. Charade
5. I Fall Love Too Easily
6. Old Folks
7. Waltz For Matilda
8. Gentle Rain
9. Another Story
10.When I Fall In Love
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2005/11/03 | Comment (2) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Alan Broadbent 『 You And The Night And The Music 』

   ↑  2005/11/03 (木)  カテゴリー: 未分類


昨日,Alan Broadbentの『 Personal Standards 』(1996 concord)を取り上げましたが,今日は彼の『 You And The Night And The Music 』(2002 Paddle Wheel)なんかを取り出して聴いています。どうも彼はピアニストというより裏方のイメージが強いですね。最近では,Diana KrallDVD Live In Paris Jane MonheitDVD Live at the Rainbow Room でのアレンジャー,指揮での活躍が有名ですね。彼のアレンジは知的で優雅で,いかにもアメリカ上流階級の人々が好みそうな気品に満ちています。Jane MonheitDVDのインタビューでも登場してましたが,物静かで知的なロマンスグレーの伯父様といった風貌で素敵でした。かなり儲かっているんだろうな~,とも思いましたが。

Broadbentのピアノトリオとなると,80年代から活動を増やし出した頃,Discoveryに『 Everything I Love 』(1986),『 Another Time 』(1987),『 Away From You 』(1987)などを出していますが,どれも現在廃盤です(「幻のCD廃盤・レア盤掘り起こしコレクション」に4つ星で掲載!)。90年代のconcord盤は現在でも入手は容易です。昨日の『 Personal Standards 』は文字通りBroadbentのオリジナル集なのですが,本当のstandardを聴きたいなら,『 Pacific Standard Time 』(1996 concord)がなかなかの出来です(写真左下)。一応,最高傑作と言われているのが澤野から復刻された『 Song Of Home 』(1984 Kiwi Pacific(写真右下)です。祖国ニュージーランドでのライブを収録されたものです。これも素晴らしいのですが,最高傑作かどうかはわかりません。そして,今回紹介する『 You And The Night And The Music 』はBrian Bromberg (b), Joe Labarbera (ds)と組んだ2002年の作品です。今までの作品が,繊細で抑制の効いた,悪く言えば物足りない感じが否めない作品が多かったのですが,本作はメンバーからも察しがつくように,本気です。久しぶりにピアノを弾くか~,といった気合が感じられます。じっくり向かい合って鑑賞するのに十分な手ごたえです。決してBGMではありません。やっぱり本気だすと上手いんですねこの人。個人的に嬉しかったのはM5Lee Morganの<Seora>が入っていることですね。Lee Morganの最愛聴曲である<Seora1曲で本作は買いです。いかがでしょうか。

 

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2005/11/03 | Comment (2) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Christian Jacob 『 Styne & Mine 』

   ↑  2005/11/03 (木)  カテゴリー: 未分類
   


先日紹介したJacob Christoffersenと混同しやすい名前ですが,今日紹介するのは,フランスで生まれ,現在ロスを中心に活躍している新鋭ピアニスト,Christian Jacobです。現在までに3枚のリーダーアルバムをリリースしています。以前からMaynard FergusonFlora Purimらと競演してきています。特に女性ボーカルのTierney Suttonとは10年に渡ってアルバム製作やツアーなどをおこなっているようです。

僕が最初に
Christian Jacobを聴いたのは,第2作『 Time Lines 』(1999 concord)で,御茶ノ水DUで購入し,その帰り道にいつものように車のマガジンに挿入し,M1の<In A Mellow Tone>のイントロを聴くなり,その編曲の素晴らしさに思わずアクセルを吹かしてしまったのを覚えています。昨年(日本に入ってきたのは今年かな)の第3作『 Styne & Mine 』もM1の<Just In Time>の編曲に興奮しました。この人はM1にあっと驚くスタンダードの編曲モノを持ってきて,聴衆を惹き付けるのが手でしょうか。彼のピアノは兎に角,縦横無尽に指がよく動き,そかもタッチが強靭かつ明瞭で,ダイナミックです。若手エバンス系のピアニストは多数いれど,こんなにしっかりした技術を持ったピアニストは皆無ではないでしょうか。エバンス系正統派ピアニストの最先端進化型の一人であることは間違いないと思います。

さて,まだ
Christian Jacobを聴いたことのない方にまず1枚目にお薦めするとすれば,う~ん。かなり迷いますが,第3作の『 Styne & Mine 』でしょうか。<Just In Time>の凄さ,かっこよさ,そしてスリルをぜひ聴いてみてください。必ず他の2枚も欲しくなりますよ。全13曲中,2曲にゲストとしてTierney Suttonがボーカルで参加してます。僕は初めて彼女の声を聴いたのですが,透明感,爽快感のあるけど暖かい歌声で気に入りました。僕の好みです。彼女のアルバムも欲しいと思っているのですが,なかなかそこまで金銭的余裕が無くてまだ手に入れてませんが。タイトルのStyneはもちろん作曲家,Jule Styneのことで,彼の楽曲を9曲,Jacobのオリジナルを3曲演奏してます

彼のホームページを見ますと,この<
Styne & Mine>は彼のmain projectだそうで,もしかすると第2弾が出るかもしれません。いずれにしても,ポテンシャルの相当に高い彼が,今後どんなジャズを演奏してくれるか,第4作が今から楽しみです。


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2005/11/03 | Comment (7) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Thierry Lang and Alan Broadbent

   ↑  2005/11/02 (水)  カテゴリー: 未分類

 

明日が休日なので,久しぶりに子供を寝かしつけてから妻と二人で「バットマン・ビギンズ」をレンタルしてきて先ほどまで観てました。結構楽しめました。4つ星かな。渡辺謙が最初から出てきたので,<おー,すごいじゃん>と思っていたら,すぐ死んでしまいました。しかも一見強そうなのに,簡単に死んじゃうし。それにしても最近の特撮は凄くよく出来ていて,どこまでが実写で,どこからが
CGなのか全くわかりません。また,ちゃんと第一作「バットマン」につながるように辻褄を合わせて終わるあたり流石でした。主役のクリスチャン・ベールは何処かで見た顔だなだな~と思っていたら,途中で思い出しました。リベリオン」で主演してた役者なんですね。ちょと存在感が薄いけど,いい男でクールな感じがバットマンには合ってたんじゃないでしょうか。それからエドガー・ハウアーが出てました。何役で出演しているか,まだ見てない人は探してみてください。僕は全然分かりませんでした。

DVDを観終わって,妻は疲れてもう寝てしまいました。僕はちょっとジャズでも聴いてから寝ようと思い,
やさしく疲れた心を癒してくれる2枚を棚から一掴み。

1)  Thierry Lang Thierry Lang (邦題:ティエリー・ラングの世界) 
1997 Blue Note)
     
Thierry Lang (p), 
Heiri Kanzig (b), Marcel Papaux (ds)
ティエリー・ラングの中では,『 Private Garden 』と共に,最も気に入っているアルバムです。とにかく理屈ぬきでピアノの音色が美しいですね。クリスタルな響きとエバンス系の叙情性豊かな美旋律にうっとりです。


2)  Alan Bloadbent Personal Standards (1997 Concord)
     
Alan Bloadbent (p), Putter Smith (b), Loe Labarbera (ds)
この人はニュージーランド出身なので,欧州ジャズではないのだけれど,何となくユーロ・テイストをもったピアニストというイメージがあり,よく聴きます。最近キングから国内盤が出たブライアン・ブロンバーグ参加の『 You And The Night And The Music 』,『 Round Midnight 』より,静かに聴けるアルバムです。何しろブロンバーグは存在感ありすぎの巨木型ベースマンで,音が大きく重低音なので,深夜には近所迷惑ですから。僕にとってはブロードベントは寝る前の最高に贅沢なBGMです。

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2005/11/02 | Comment (2) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

パキート・デリベラ 『 Paquito Blowin’ 』。

   ↑  2005/11/01 (火)  カテゴリー: 未分類

 

基本的に僕がこのブログで取り上げるアルバムは,帰宅後に何とはなしに棚から取り出したアルバムか,前日に取り上げたアルバムから連想ゲームのように思いついたアルバムを取り上げています。今日は紹介するアルバムは,一昨日にジャック・ウイルソンの『
Song For My Daughter 』を取り上げた際,思い出したアルバムで,パキート・デリベラの『 Paquito Blowin’ 』というアルバムです。

ご存知パキートはキューバの生まれで,キューバ時代はチューチョ・バルデス
(p)アウトゥーロ・サンドバル(tp)らと共にイラケレを結成して活動していました。1981年,スペイン・ツアー中にアメリカに政治亡命し,以後ずーとアメリカを中心に活動しています。そのアメリカ亡命直後にCBSソニーと契約しリリースした第一弾がこの『 Paquito Blowin’ 』です。ちょうど僕がジャズに興味を持ち出した時期で,深夜のNHK-FM放送<クロスオーバーイレブン>で流れたのを聴いて一目惚れし,レコード店にかけこんだのを覚えています。この中に< Song to My Son >という曲があります。この曲はパキートの息子が出生した際に作った曲ですが,亡命後10年以上会うことを許されなかったとの事です。キューバに残してきた息子を思う気持ちが哀愁漂うリズムに乗って上手く表現されていて,僕はパキートのオリジナルの中で最も好きな曲です。特記すべきは,ベースのエディー・ゴメスで,ここでのゴメスのソロは,数ある彼のソロの中でのベスト・プレーだと思います。ゴメス・ファン必聴です。右上のアルバムは1年後の1982年リリースの『 Mariel 』です。この中の<Claudia>はチューチョ・バルデスの作曲ですが,これも素晴らしいラテン哀愁歌です。僕はこの2枚で完全にパキートにはまり,以後,ほとんどのアルバムを聴いてきましたが,やはりこの2枚が最高傑作だと思っています。1980年代後半ぐらいから,クラリネット(これはこれで凄いのですが)を多用するようになり,オーケストラやボーカルを入れたり,大編成になったりと,ちょっと趣が変わってきたため,今ひとつ僕の趣味から離れつつあります。

パキートのホームページを見ていただくとわかるように,かなりの多作家なので,手っ取り早く彼の魅力を知りたければ,2003年に発売されたベストアルバム『 The Best Of Paquito D’Rivera 』(columbia/legacy CK85342)が良いと思います。上記の< Song to My Son >も<Claudia>も入っています。意外にパキートがオーソドックスな4ビート・ジャズを演っているアルバムがないのですが,唯一僕が所有しているのは,1976年の『 Paquito D’Rivera 』(CUBA 6)です。これもよく聴きます。ペデルセン(b)が参加しているのですが,洗練される前のペデルセンのベースは,もの凄くゴリゴリしていて図太い硬質な音です。パキートとペデルセンの組み合わせは,ちょっと意外ですが,全編クラリネットを吹いている2001年の『 The Clarinetist 』でも競演してます。

 

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2005/11/01 | Comment (0) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |
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