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雨の日にはジャズを聴きながら90年代以降のジャズを気ままに綴っています。 旧ブログ 『 雨の日には JAZZ を聴きながら 』 からのデータ移行は終了しました。ジャズ以外にも、時々デジタル関連の物欲記事、最近ハマっているカメラの話題も少しアップしています。 

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須永辰緒 『 須永辰緒の夜ジャズ No2 』

   ↑  2005/12/06 (火)  カテゴリー: 未分類

最近,Swing Journal 誌を読んでいると,「DJ須永の夜ジャズ」と題したエッセイが連載されていることに気づかれた方も多いと思います。雑誌の後ろのほうで,寺島靖国の「日常生活する」の前ページに掲載されています。サブタイトルに<DJ,プロデューサー,リミクサーと様々な顔を持つ,クラブ・シーン最重要人物にして,レコード番長のい異名をとる須永辰緒が本誌読者におくる,ジャズの“アザー・アスペクツ”。」とあります。“レコード番長”というのは“レコード盤長”という意味もあるのかな。“アザー・アスペクツ”だから,“ジャズの別の一面”という意味か。いずれにしても,僕はクラブなんて足を踏み入れたことがないので,どんなところか分からないけど,この人はクラブという場所で,JazzのレコードやCDをかけることで,かなり若い人の支持を得ているようですね。一回ぐらい行ってみたいけど,白い目で見られること必至だろうな~。

それにしてもDJって,そんなに偉いの? ただレコードかけているだけでしょ。多少,曲と曲を繋げるのに機材の知識やテクニックが必要かもしれないけど,自分の好きな(あるいは聴衆が喜びそうな曲)をかけてりゃいいんでしょ。僕だって,やれと言われりゃ幾らだってできるけどな~。高度な音楽知識を屈指し音楽をゼロから創り上げるミュージシャンと,人の創った音楽を並べて聴かせるだけのDJ。そりゃ,ミュージシャンの方がずーっと偉いに決まっているように思うけど,これって親父の発想かな。

でも,彼らがどんな曲をかけるのかちょっとは興味があったので,先日,『 須永辰緒の夜ジャズ No2 』というCDを買ってきてしまったのです。かなりレジに出すの恥ずかしかったけど。で,聴いた感想を一言で言うと,<すっごくイイ>。先入観なしに,単なるコンピレーション・アルバムとして聴くと,非常によく選曲されたアルバムといえるんじゃないでしょうか。DJが偉い,偉くないという話は別にして,レコード会社の社員や,存在意味のないJazz評論家が選曲したコンピに比べたらずーっとよく出来ています。60年代のMPSからのThe Clarke-Boland Big Band,Nathan Davis Quintet,Karel Velebny Nonet(これはチェコのバンド,知らん)や,Zoot Sims の<somebody Loves Me>,Dusko Goykovich の<The Night Of Skopje>,The Tubby Hays Orchestra の<Israel Night>,Ego-Wrappon’ の<かつて>なんてのも入っていて,とにかく楽しい。なんと言ってもNathan Davisあたりを選曲するなんて,個人的にはそれだけで○。

ちょっと,ネットで検索してみたら,<渋い選曲>という褒め言葉が多かったのですが,この選曲を<渋い>と感じるには,相当Jazzを聴いてこなければ出ない言葉だと思うのですが。最近のクラブ通いの若い人は,かなりのJazz通なんですね。驚きました。ということで,話はつきないのですが,どうも『 須永辰緒の夜ジャズ No1 』という前作があるようです。これを見ると,なんと最初と最後がe.s.t.の曲。これまた聴きたくなった。Club Jazz 恐るべし。
【愛聴度★★★★☆】

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2005/12/06 | Comment (2) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Kenny Werner 『 Beat Degeneration 』

   ↑  2005/12/05 (月)  カテゴリー: 未分類

今日,仕事からの車での帰宅途中,交差点で右折するため信号待ちしていた時の事。信号が<青>から<赤の右折青矢印>に変わり,僕の前でやはり右折待ちしていたバイクが発進した瞬間,信号無視して直進してきた対抗車と衝突。大事故になってしまいました。倒れた青年は脚を引きずりながらも立ち上がろうとしていましたから,少なくとも脊髄損傷は免れたようです。
最近,連日テレビや新聞をにぎわせている「マンション強度の報告書偽造問題」などもそうですが,世の中には,「まさかそんなことはないだろう」と思うことが平然と行われているんですね。まさか,赤信号で突っ込んでくる車はいないだろうとか,報告書にうそは書かないだろうなどなど,「想定外」の事が平気で起きてしまう世の中になってしまっています。僕らの医療業界でも,「まさかそんな事で訴えないだろう」という事例がかなり訴訟問題に発展しています。常に「想定外」のことも起こりうることを「想定」していなければならないのですね。「リスク・マネージメント」。医療業界でも盛んに言われています。あらゆるリスクを想定し,いつでもそれを回避できるよう準備していくことが求められています。

このケニー・ワーナーの『 Beat Degeneration 』は,2000年11月23~25日の3日間,パリのSunset Clubで行われたライブから,ワーナーのオリジナルばかりを集めたアルバムです。本作はVol.2 であり,ライブのスタンダード曲を集めたVol.1 『 Form and Fantasy 』もあります。『 Form and Fantasy 』には,クラプトンの<Tears In Heaven >や<Dolphin Dance>,<Time Remembered>などが収められていて,それはそれで良いアルバムなんですが,僕がつい手が伸びてしまうのは『 Beat Degeneration 』の方なんです。このアルバムのM-4<Guru>(カロード・カリエールに捧ぐ)の静謐でミステリアスな異空間に誘う美旋律が,無性に聴きたくなるんです。他の楽曲も彼独特のアレンジが効いてて,変拍子,キメなど,なかなかよく出来ていて,『 Form and Fantasy 』に比べたらだいぶアルバムの持つ雰囲気が違います。正直なところ,ワーナーのアルバムでいいなーと思うのあまりないんですよね。ホランド,ディジョネットなど,錚々たるメンバーと演った『 A Delicate Balance 』なんか,評価高かったようですけど,懲りすぎでぜんぜん面白くなかったし。でも,この『 Beat Degeneration 』だけは,愛聴盤なんです。
本作は,Owlのオーナー,ジャン=ジャック・プジョーが2000年に立ち上げたレーベル,night bird music の初期の作品である点でも興味深い作品です。
【愛聴度★★★★☆】

Kenny Werner 『 Beat Degeneration 』2002 night bird music 100902
Kenny Werner (p)
Johannes Weidenmueller (b)
Ari Honig (ds)

ケニー・ワーナーのオフィシャル・サイトはこちら
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2005/12/05 | Comment (11) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Ketil Bjornstad 『 floating 』

   ↑  2005/12/04 (日)  カテゴリー: 未分類

Ketil Bjornstad(ケティル・ビヨルンスタ)は,ノルウェーのピアニストで,かなりの数のアルバムを既に発表してますが,今回この『 floating 』が僕のビヨルンスの初体験でした。

このアルバムは2005年5月から6月にレインボー・スタジオで録音されたものです。当然,エンジニアは,ヤン・エリック・コングスハウクです。レインボー・スタジオは2004年にそれまでの30年使用されたスタジオから,同じオスロ内の新スタジオに移転していますので,この録音は当然,新レインボー・スタジオでの録音になるわけです。ビヨルンスタの名前は知っていましたが,評論や,実際に彼のアルバムを手にとってみると,詩が登場したり,チェロと競演したりと,ちょっと僕の守備範囲外のようなイメージがあったため,今まで聴かずじまいになっていました。

ところが,最近,Disk Unionの推薦盤で,本作が紹介されてたんですね。手にとってみると,パレ・ダニエルソンが参加しているじゃありませんか。ジャケットのセンスも悪くないし,ちょっと遊びで買ってみようかと,衝動買い(いつもそうですが)してしまったのでした。それが,あーた,すっごくいいんですよ。何がって,ダニエルソンの音が。我が家の陳腐な装置でもよく鳴ってくれるんです。木の音。マイナス・イオンたっぷりの柔らかく,それでいて芯のしっかりしたベース音。部屋中を満たして心地よい空間にしてくれます。もちろん,ピアノの音やシンバルの音など,レインボースタジオの得意とする音創りで感服しちゃうんですけど。これって,新スタジオの新機材による影響なのでしょうかね~。

ビヨルンスタのJazzは,一言で言って<リラクゼーション・サウンド>でしょうね。これはうるさ方のJazz Funにはそっぽを向かれそうです。でも質の高い<リラクゼーション・サウンド>ですよ。ちょうどキースのヨーロピアン・カルテットあたりの,キースの美メロ・フレーズを切り抜きし,そのフレーズからイメージを増幅,拡大させて1曲つくっちゃたような。こんなCD,1枚くらい手元に置いていてもいいかな~って,感じです。
【愛聴度★★★☆☆】


Ketil Bjornstad 『 floating 』2005 Emarcy
Ketil Bjornstad (p)
Palle Danielsson (b)
Marilyn Mazur (ds)
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2005/12/04 | Comment (0) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Brian Bladeを聴く3枚

   ↑  2005/12/04 (日)  カテゴリー: 未分類

  

1)Joshua Redman Elastic Band 『 Momentum 』 2002NONESUCH
Jeff Ballard と Brian Blade が曲により叩き分けしてます。fusion風,というかこれってFusionです。現在の最高の2人のドラマーが聴ける驚愕,怒涛のアルバム。クー,たまらん。【愛聴度★★★★★】

2)Wayne Shorter 『 Footprint Live ! 』 2002 Verve
2001年に,ShorterがDanilo Perez, John Patitucci, Brian Bladeらと結成したバンドでの最高のライブ演奏。Shorterがアコースティック・バンドで吠えます。叫びます。唸ります。僕のずーと待ってたアルバムで,Bladeが叩きまくっています。【愛聴度★★★★☆】

3)Joel Weiskopf 『 Change In My Life 』 2002 Criss Cross
僕の愛聴盤ですが,世間的には完全に無視されているWeiskopf。結構いいんですけどね~。ここでのBladeは,今回の澤野コンサートでの演奏に近いものがあります。。【愛聴度★★★★☆】

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2005/12/04 | Comment (4) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

アトリエ澤野コンサート2005(2)

   ↑  2005/12/04 (日)  カテゴリー: 未分類

昨日,12月3日(土),「アトリエ澤野コンサート2005」をすみだトリフォニーホールで観ることができました。5時開演で始まったコンサート。恒例の澤野工房の澤野由明氏のオープニングMCの後,第一部はジョバンニ・ミラバッシ・トリオ+フラヴィオ・ボルトロ。休憩をはさんで第二部はキヨシ・キタガワ・トリオの構成で,それぞれ90分間におよぶ熱演でした。まずはジョバンニ・ミラバッシの演奏ですが,アンコールの<キャラバン>を含み全9曲の演奏で,ほとんど最新作『 Prima O Poi 』からの選曲でした。僕は既にライブ盤を聴いたり,観たりしていたので,ジョバンニ・ミラバッシがライブだからといって爆発するタイプでなないことは分かっていましたが,反対にルイ・ムタンの壮絶なドラム・ワークには釘づけでした。次々と微妙にリズムに変化をつけ,ミラバッシの楽曲に色彩をつけていく様子は,観客を全く飽きさせません。ムタンのドラム・ソロの後の観客の拍手は,全ステージ中最大だったと思います。僕の斜め後ろの席の客は,ムタンのソロの後に雄たけびをあげていました。きっとドラム狂なのでしょう。ちょっとベースのジルダ・ブクレの音がこもって,聴き取れないのが残念でした。もともとすみだトリフォニーホールはクラシック・コンサートを想定して建設されたホールなので,Jazzにはちょっと大きすぎるんでしよね。なかなかバランスをとるのが難しそうです。



北川潔トリオは,文字通りベース・トリオらしい演奏でした。どうしてもケニー・バロン・トリオと考えがちですが,聴いてみるとベース・トリオであることがよく分かります。演奏曲は彼の第1作『 Ancestry 』と,今回来日記念盤として発売予定の新作『Prayer 』からの楽曲を演奏してました。長尺なベース・ソロが多く,観客の中には辛いと感じる人も多かったんじゃないかと思いますが,そもそも北川さん自身,とってもアーティスティックなミュージシャンなので,仕方ないことではあります。観客に媚を売るようなスタンダード主体のライブとは対極にあるライブに仕上がってました。僕は以前にケニー・ギャレットの『 Triology 』や小曽根のアルバムで聴いていて,かなりテクニックがある人だな~という印象でしたが,実際に観て,聴いて,そのテクニックもさることながら,その音色に惚れました。ミラバッシ・トリオのジルダ・ブクレの音に比べたら雲泥の差でした。クリアで野太く,強力にドライブします。こういった事は,CDではなかなか分からない事でありあす。そして,僕の今回の目玉,ブライアン・ブレイドですが,ビジュアル的にはドラムセットも叩く姿もけっこう地味目で,その上手さがわかりにくいのですが,目を閉じて聴いていると,単純な4ビートなど皆無で,リズムを僅かづつ解体,再構築し,次々と変則的ビートを繰り出すそのリズム感,センスは,天才を感じずにはいられません。1/f揺らぎ4ビートに乗せて,バロン,北川と有機的に結びつき,明らかに<新しいJazz>を創り上げています。個人的にはもう少しバロンの格調高いあのピアノを聴きたかったな~と思いましたが。2部構成だから仕方ないか。欲張りですね。帰りに今度発売予定のミラバッシの「アトリエ澤野コンサート2004」のDVD(最上写真)と,パリと金沢「もっきりや」でのライブ盤を購入し,サインをもらいました。全員をま近で見られて感激です。



ジョバンニ・ミラバッシ・トリオ

1 La Canzone Di Marinella (Sunside M-2)
2 Baracarole Ero Io (Prima O Poi M-2)
3 Barcarole (Prima O Poi M-1)
4 Howl’s Moving Castle (Prima O Poi M-5)
以下,カルテットでの演奏
5 Tot Ou Tard (Prima O Poi M-8)
6 Minor Voyage (Prima O Poi M-9)
7 L’ ingenele (Prima O Poi M-7)
8 Symphoniax (Prima O Poi M-3)
9 <Encore> Caravan


キヨシ・キタガワ・トリオ

1 Ancestry (Ancestry M-1)
2 Backstage Sally (Prayer M-2)
3 <Interude For….”Tell Me Why” >
4 Tell Me Why (Ancestry M-)
5 Well You Needn’t
6 Lonely Woman (Prayer M-8)
7 Evidence (Prayer M-6)
8 <Encore> Softly As In A Morning Sunrise

なぜか,20代の若いカップルが多かったな~。彼らは本当にJazz聴くのかな~。とっても不思議な観客が目立ちました。
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2005/12/04 | Comment (4) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

アトリエ澤野コンサート2005(1)

   ↑  2005/12/03 (土)  カテゴリー: 未分類

今日,「アトリエ澤野コンサート2005」のすみだトリフォニーホールでのライブを観て,今,帰ってきたところです。とりあえず,画像のみアップします。詳細は明日に。
終了後,恒例のサイン会があったのですが,ものすごい人の列で,へとへとになりました。僕ら以上にサインをしているミュージシャンの方が気の毒になりましたが。でもみなさんニコニコしてサインしてくれました。

北川さんは,そばで見たらなんか南伸坊に似ていた。
ブライアン・ブレイドは,子供のチンパンジーみたくてかわいかったな~。


 

  
Giovanni MIrabassi              Louis Moutin                    Gildas Bocle

  
Kenny Barron                     Kiyoshi Kitagawa               Brian Blade



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2005/12/03 | Comment (0) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Renato Sellani Fabrizio Bosso 『 Ciao Kramer 』

   ↑  2005/12/02 (金)  カテゴリー: 未分類

一昨日のボッソの話のついでにもう一枚。レナート・セラーニと競演した,ボッソのリラックスしたほのぼのJazz系アルバムです。セラーニがバックですから当然スリリングなハード・バップというわけにはいきませんが,温和なハップ・スイング調の曲を楽しく演奏してます。曲は全16曲で全曲,イタリアのソングライターGorni Kramerという人の曲を演奏してます。ジャンニ・バッソと競演したアルバムもそうでしたが,ボッソは大御所との演奏のときは,かなり彼らに演奏を合わせて演ってます。遠慮ではないと思います。むしろ,競演者のスタイルに合わせることを楽しみにしているようです。テクニックがあるからどんなスタイルでも合わせられるんでしょうね。僕の愛聴盤というわけではありませんが,なかなかジーンとくる快作です。1曲だけ,エンリコ・ラバが吹いてます。【愛聴度★★★☆☆】

Renato Sellani Trio Plus Fabrizio Bosso 『 Ciao Kramer 』2002 Philology W227.2
Fabrizio Bosso (tp)
Renato Sellani (p)
Massimo Moriconi (b)
Massimo Manzi (ds)

P.S. 昨日,風邪をひいてしまって,悪寒,咳きがひどいです。明日は「澤野コンサート」なので,早く治さなきゃ。
村上春樹の「意味がなければスイングはない」を仕事帰りに買ってきました。彼のこんな音楽エッセイをずーと待っていたので楽しみです。<ウィントン・マルサリスの音楽はなぜ退屈なのか?>の章だけ読んで寝ようと思います。
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2005/12/02 | Comment (2) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |