雨の日にはジャズを聴きながら90年代以降のジャズを気ままに綴っています。 旧ブログ 『 雨の日には JAZZ を聴きながら 』 からのデータ移行は終了しました。ジャズ以外にも、時々デジタル関連の物欲記事、最近ハマっているカメラの話題も少しアップしています。 

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Mark Turner 『 in this world 』

   ↑  2006/01/30 (月)  カテゴリー: 未分類

昨日はクリス・チークの最新作『 Blues Cruise 』について書きましたが,あれはブラッド・メルドー・トリオをバックに配したカルテットでしたね。そういえば,ブラッド・メルドー・トリオはサックス奏者のサイドメンとして何枚かリリースしてます。たとえば,ジョシュア・レッドマンの『 timeless tales 』や『 Moodswing 』がそうでした。それ以外にもチャーリー・ヘイデンの『 Amerian dream 』(Sax:マイケル・ブレッカー)や,マーク・ターナーの『 in this world 』もバックはメルドー,グレナディア,ロッシーorブレイドだったですね。近年のあくの強いリーダー・アルバムとは対照的に,サイドマンとしてのメルドーは,比較的オーソドックスで控えめなプレイを聴かせてくれます。今日はそんなサイドマンとしての彼の演奏が聴けるマーク・ターナーの『 in this world 』を聴いてみましょう。

もともとはターナーはCriss Crossからアルバムをリリースしていましたが,1998年にワーナーに移籍し4枚ほどアルバムを制作しました。本作は多分ワーナー2作目のアルバムだと思います。ジョシュアがデビュー作品からワーナーだったのに対し,ターナーはCriss Crossから出世してワーナーと契約できたのです。ポスト・ジョシュアを目指してメルドー・トリオをバックに意気込んで制作されたのが『 in this world 』だったわけです。彼の音色はエッジが鈍磨した暖色系の音です。マウスピースはジャケットを見るかぎりラバーで,サックスはセルマーのバランス・アクション!!を使用しているようです。当然出てくる音も大昔のバップ・エイジの音ですわね。ウェイン・ショーターやジョー・ヘンダーソン的な木管楽器の特徴的な音色です。最近,こんな音がはやりなんでしょうか。ブレッカー系がちょっと減ってきたような気がします。彼の巧さは折り紙つきですが,そのうねうね,うにょうにょしたフレーズはなかなか他人が真似できるものではありません。ちょっと聴いただけではその巧さが分かりにくいのですが,聴き込むとこいつすげーやと,感心しちゃいます。本作は全9曲中オリジナル6曲,他人の曲が3曲といった構成です。ヂューク・ピアソンの<You Know I Care >,レノン=マッカートニーの<She Said, She Said >,それに< Days of Wine And Roses >などが演奏されています。派手な仕掛けは用意されていませんが,ターナーしか歌えない<うねうね節>で,いつの間にか彼の世界に引き込まれています。もちろんメルドーも随所で比類なき美しいフレーズを聴かせてくれます。

昨年だったでしょうか。ワーナーのジャズ部門が閉鎖になったのは。そのおかげでメルドー,ジョシュア,ターナーらみんな放出されてしまったのです。メルドーやジョシュアはNonesuchに移籍し,それぞれ『 Day Is Done 』,『 Momentum 』をリリースしてますが,ターナーは今どうしているのでしょう。2003年のカート・ローゼンウィッケルの『 Heartcore 』(verve)にターナーが参加しているので,クレジットを見たのですが,「 Mark Turner appears of Savoy Records 」とありました。早速SavoyのHPで検索しましたが,彼のアルバムは見つかりませんでした。彼の近況をご存知の方いらっしゃいませんか。

P.S. 後で調べたら,サボイから2003年に,ターナー,バラード,グレナディアのトリオで「Fly」というアルバムを制作していました。名義がFlyだったので,マーク・ターナーの検索では引いてこられませんでした。
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2006/01/30 | Comment (6) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Chris Cheek 『 Blues Cruise 』

   ↑  2006/01/29 (日)  カテゴリー: 未分類

クリス・チークの最新盤『 Blues Cruise 』を今,聴いています。一昨日,御茶ノ水DUで購入して以来,45回トレーに乗せてます。この最新盤はドラムがホルヘ・ロッシー時代の旧メルドー・トリオをバックに従えてのカルテットです。クリス・チークとブラッド・メルドーの競演は,2000年の『 VINE 』(Fresh Sound New Talent)以来でしょうか。あの時もそれほど緊張感のある演奏ではなかったですが,今回はさらに緩い。でもそこがまた心地いいんですね。緩い穏やかな快感がじわ~と湧いてくるわけです。チークの物憂げでどことなくノスタルジックで,それでいて誰も使ったことのないような新しいフレーズ。そのフレーズにメルドーのふわっと湧き上がる付かず離れずのコードが絡みつき,何とも言えない柔らかい音空間を創造していきます。 

9曲中4曲がスタンダードで,残りがチークのオリジナルです。スタンダードといってもグルーヤの<Flamingo>,エリントンの<Low Key Lighty>,マンシーニの<The Sweetheart Tree>など,マイナーなスタンダードばかりですけどね。まあ,かえってその方が飽きないとも言えますが。僕が始めてチークを聴いたのがイーサン・アイヴァーソンらとのライブ盤『 Guilty 』だったのですが,あの頃と比べるとだいぶ軟化した演奏です。メルドーもいつもの如くバックに回るとリラクッスしちゃって,フェンダー・ローズなんか転がしちゃって遊びモードです。なんか酒飲みながら咥えタバコでレコーディングしている絵が浮かんできそうです。

本作は,テンション系
4ビートをクリス・チークに期待するファンには,肩透かしを食らうかもしれません。硬派なジャズ好きには昨年リリースされたクレメンス・マークトルの『 Ocean Avenue 』(Fresh Sound New Talent FSNT240 )でのチークの演奏がお薦めです。131日にはポール・モチアンの『 Garden of Eden 』(ECM)が発売になります。そこではチークとトニー・マラビーが競演しているようですので,またまた楽しみです。


Chris Cheek 『 VINE 』(Fresh Sound New Talent FSNT086
Fresh Sound New Talent の3作目?。メルドー,カート・ローゼンウェンクル参加のクインテット。


Klemens Marktl Ocean Avenue 』(Fresh Sound New Talent FSNT240
クレメンス・マークトルは初耳ですが,OAMトリオで先日来日していたアーロン・ゴールドバーグが参加しているので買い。なかなかカッコイイの最先端4ビート物を演奏しています。


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2006/01/29 | Comment (7) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Stan Getz & Kenny Barron 『 people time 』

   ↑  2006/01/28 (土)  カテゴリー: 未分類

90年代のジャズを語る時,恐らくベスト10に入るであろう名盤中の名盤,スタン・ゲッツ&ケニー・バロンの『 People time 』を今,聴いています。本作はスタン・ゲッツが肝細胞癌で1991年6月6日に亡くなる3ヶ月前に,コペンハーゲンのカフェ・モンマルトルで録音された実況盤です。<癌に体を蝕まれながらの鬼気迫る名演>とか<死期を悟ったラスト・レコーディング>などといったサイド・ストーリーを知らずに聴いても,間違いなく2人の緊張感溢れるすばらしい演奏に感嘆すること必至です。演奏内容も然ることながら,ライブとは思えないほどの録音の良さも特記すべきことでしょう。本作は全14曲の2枚組みで,全て馴染みのスタンダードを演奏しています。チャーリー・ヘイデンの書いた<first song>が誰もが認める名曲にして名演ですが,僕はそれ以外にも<soul eyes>や<east of the sun and west of the moon>などがお気に入りです。ケニ・バロンも単なる伴奏者に甘んじることなく,センスの冴えわたる気品に満ちたソロを繰り広げています。明らかにこの日の2人は乗っていました。さらに観客も高レベルだったのでしょう。拍手のタイミング,歓声でそのことがわかります。演奏者,PA,観客と,3者のベクトルが一致し,信じられない名盤が誕生したわけです。

で,まあ,こんな名盤を今更僕がこれ以上称揚したところであまり意味がないので,この『 People time 』に関して村上春樹の著書『意味がなければスイングはない』の中で触れている箇所を紹介します。


もっとも僕としては,晩年のスタン・ゲッツの演奏を聴くのは,正直なところいささかつらい。そこに滲み出してくる諦観的な響きの中に,ある種の息苦しさを感じないわけにはいかないからだ。音楽は美しく,深い。とくに最後のケニー・バロンとのデュオの緊迫感には,一種鬼気迫るものがある。音楽としてみれば,素晴らしい達成であると思う。彼はしっかり地面に足をつけて,その音楽を作り出している。しかし,なんと言えばいいのだろう。その音楽はあまりに多くのことを語ろうとしているように,僕には感じられる。その文体はあまりにもフルであり,そのヴォイスはあまりににも緊密である。

村上春樹氏は,あまり本作がお気に召さないようですね。

P.S.それにしても亡くなる3ヶ月前でこの音。癌に侵されていたとは信じがたい気迫に満ちた瑞々しい音色です。コルトレーンは,ゲッツの演奏を聴いて「もし我々が彼のように吹けるものなら,一人残らず彼のように吹いているだろうな。」と言ったそうです。ホントone and onlyの素晴らしい音色,フレージングです。
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2006/01/28 | Comment (11) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Fabrizio Bosso 『 Mare Mosso 』

   ↑  2006/01/27 (金)  カテゴリー: 未分類

今日,やっとファブリッツィオ・ボッソの最新録音盤『 Mare Mosso 』を手に入れました。昨年12月にはDUに入荷していたのですが,あっという間に初回入荷分は売り切れで,約1ヶ月待たされました。本日,再入荷されたとDUから電話をいただいたので,早々,買って来ました。今回のボッソ盤ははじめてのワン・ホーン・カルテットで吹きまくっているとの情報でしたが,果たして出来は…。

そうですね~,出来はもちろんイイのですが,好みの問題で僕は「High Five」のボッソの方が好きです。完全にこれは趣味の問題なので,当然逆の感想をもたれる方もいると思いますが。僕はもともとトランペットのカルテットがあまり好みでないというか,トランペットだけだと何か物足りないような感じがしてしまうんです。リー・モーガンを聴く際,『 Candy 』よりはジャッキー・マクリーンやハンク・モブレーとの『 Cornbread 』の方が興奮しちゃうんです。そんなわけで初めからややテンション低めに聴き始めたのですが,やっぱりちょっとおとなしくて,「High Five」のような電光石火のソロは少なめです。やっぱりボッソの隣にはスカナピエンコかジュリアーニがいて欲しい。これが僕の正直な感想です。でもまあ出来はすばらしいものがあります。なにしろボッソのソロがゲップが出るほど聴きまくれます。これは率直に幸せです。兎に角吹きまくっています。楽曲はケニー・ホイーラやスティーブ・スワローの曲を取り上げている以外はメンバーのオリジナルが中心で,(僕はよく知りませんが)ドラムのマルセロ・ピリテリという人の曲を取り上げています。ほとんどミディアム・テンポ(M-1,2,3,6,7,9,10,11)の曲で,やや単調な印象を受けます。M-11(ボーナス・トラック)の<500 miles high>(チック・コリア)だけライブ録音で,ルカ・マヌッツァはエレピを弾いています。 どの曲もハード・バップの王道のような曲調で,米国の何となくとっつき難い難解な構成,コード進行のポスト・ハード・バップとは違って,非常に分かりやすい平易な文体で語られています。以前紹介したSchema SextetのBasso-Valdambrini tributeのアルバムや最近ではBosso-Basso Quintetなど,イタリアの先鋭達は50年代,60年代の懐古趣味的な機運があるのでしょうか。目新しさは感じられないものの,落ち着きのある堂々としたハード・バップが展開されています。「High Five」の『 Jazz Desire 』にも参加していたピアノのルカ・マヌッツァが美しいリリカルなピアノを披露していて意外な収穫でした。タイトルの『 Mare Mosso 』はそのまま彼ら4人のユニット名のようです。このメンバーで最近はライブ活動していると思われます。名前の由来は,彼ら4人の名前の頭文字( LUKA MANNUTZA(p), NICOLA MURESU(b), MARCO VOLPE(ds), FABRIZIO BOSSO(tp) )から取っているようです。ちょと苦しいこじつけのようにも見えますが。『 Mare Mosso 』を英訳すると『 Moved Sea 』となります。まあどうでもいいことです。なにしろ今日買ってきたばかりなので,とりあえず第一印象を書いてみました。

P.S. DUに行ったらメルドー,ロッシー,グレナディアのトリオにクリス・チークが入ったアルバム『 Blues Cruise 』が入荷していたので,即買いしちゃった。
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2006/01/27 | Comment (8) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Fabrizio Bosso 『 Mare Mosso 』

   ↑  2006/01/27 (金)  カテゴリー: trumpet
Fabrizio Bosso 『 Mare Mosso 』
今日,やっとファブリッツィオ・ボッソの最新録音盤『 Mare Mosso 』を手に入れました。昨年12月にはDUに入荷していたのですが,あっという間に初回入荷分は売り切れで,約1ヶ月待たされました。本日,再入荷されたとDUから電話をいただいたので,早々,買って来ました。今回のボッソ盤ははじめてのワン・ホーン・カルテットで吹きまくっているとの情報でしたが,果たして出来は…。

そうですね~,出来はもちろんイイのですが,好みの問題で僕は「High Five」のボッソの方が好きです。完全にこれは趣味の問題なので,当然逆の感想をもたれる方もいると思いますが。僕はもともとトランペットのカルテットがあまり好みでないというか,トランペットだけだと何か物足りないような感じがしてしまうんです。リー・モーガンを聴く際,『 Candy 』よりはジャッキー・マクリーンやハンク・モブレーとの『 Cornbread 』の方が興奮しちゃうんです。そんなわけで初めからややテンション低めに聴き始めたのですが,やっぱりちょっとおとなしくて,「High Five」のような電光石火のソロは少なめです。やっぱりボッソの隣にはスカナピエンコかジュリアーニがいて欲しい。これが僕の正直な感想です。でもまあ出来はすばらしいものがあります。なにしろボッソのソロがゲップが出るほど聴きまくれます。これは率直に幸せです。兎に角吹きまくっています。楽曲はケニー・ホイーラやスティーブ・スワローの曲を取り上げている以外はメンバーのオリジナルが中心で,(僕はよく知りませんが)ドラムのマルセロ・ピリテリという人の曲を取り上げています。ほとんどミディアム・テンポ(M-1,2,3,6,7,9,10,11)の曲で,やや単調な印象を受けます。M-11(ボーナス・トラック)の<500 miles high>(チック・コリア)だけライブ録音で,ルカ・マヌッツァはエレピを弾いています。 どの曲もハード・バップの王道のような曲調で,米国の何となくとっつき難い難解な構成,コード進行のポスト・ハード・バップとは違って,非常に分かりやすい平易な文体で語られています。以前紹介したSchema SextetのBasso-Valdambrini tributeのアルバムや最近ではBosso-Basso Quintetなど,イタリアの先鋭達は50年代,60年代の懐古趣味的な機運があるのでしょうか。目新しさは感じられないものの,落ち着きのある堂々としたハード・バップが展開されています。「High Five」の『 Jazz Desire 』にも参加していたピアノのルカ・マヌッツァが美しいリリカルなピアノを披露していて意外な収穫でした。タイトルの『 Mare Mosso 』はそのまま彼ら4人のユニット名のようです。このメンバーで最近はライブ活動していると思われます。名前の由来は,彼ら4人の名前の頭文字( LUKA MANNUTZA(p), NICOLA MURESU(b), MARCO VOLPE(ds), FABRIZIO BOSSO(tp) )から取っているようです。ちょと苦しいこじつけのようにも見えますが。『 Mare Mosso 』を英訳すると『 Moved Sea 』となります。まあどうでもいいことです。なにしろ今日買ってきたばかりなので,とりあえず第一印象を書いてみました。

P.S. DUに行ったらメルドー,ロッシー,グレナディアのトリオにクリス・チークが入ったアルバム『 Blues Cruise 』が入荷していたので,即買いしちゃった。
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2006/01/27 | Comment (0) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

大石学トリオ

   ↑  2006/01/26 (木)  カテゴリー: 未分類

昨日は御茶ノ水NARUでの大石学トリオを観ていました。メンバーは米木康志(b),原大力(ds)で,最近のレギュラー・メンバーです。知人と2人で7時30分からの1st stage直前に入店したのですが,お客は僕ら意外に5人だけ。ガラガラ状態で始まったライブですが,そのうち徐々にお客が入りはじめ,1st stageの終わりの頃にはほぼ満員状態で,ほっとしました。満員とはいってもNARUは結構小さき箱ですので,40人程の入りですけどね。

このメンバーでの演奏も数回観てますし,米木さんも本田竹広らとのライブでも観てるし,原さんもなんだかんだと結構観ているので,馴染みの顔ぶれです。原さんはいつものトレードマークの髪を後ろで束ねて,黒のナイキの帽子と黒のTシャツ。ステージにいつもタバコを噴かしながら上がってくるのもお決まりです。これまたいつものように左手小指を立ててマッチド・グリップで鮮やかなドラミングを聴かせてくれました。ホント楽しそうに演奏する方です。それに対して米木さんは絶対微笑まない,観客を一切見ない,しゃべらない,ほんと暗そう。見た目も宅八郎そっくりですし(失礼)。横縞の襟首が伸びきったシャツに黄色のニッカポッカ?(とび職のズボン)を履いて登場。この人,この格好で電車に乗って来たのかな~。この人,何処に住んでいるんだろう。この人,結婚してるのかな~。この人,ちゃんと風呂入っているのかな~と,いろいろ想像をかき立てられるキャラです。でも演奏はいたって王道。決して派手な早弾きなどしませんが,歌心に長けた趣味の良い大好きなベーシストです。演奏はほとんどオリジナル曲ですが,アルバムでは美しいバラード中心の聴き易い選曲ですが,ライブではかなりはじけて,ラテン,8ビート,高速モードと,彼の“動”の内面が表出したライブになっていました。大石さんって,ホント巧いと思うのですが,人気が今ひとつですよね。これから,もっともっと人気が出てほしいと思います。

余談ですが,御茶ノ水のNARUって,大好きなんですね。それは本当にJAZZが好きな人が立ち寄る店といった感じなので,客層のレベルが高いんですよ。これが南青山のBlue NoteやBody&Soulとかになると,どうしても普段JAZZを聴かない人々も紛れてくるので,雰囲気が軽薄になりがちで,落ち着かないんですよね。

それにしても東京って連日,こんなジャズのライブが青山,吉祥寺,荻窪,御茶ノ水,銀座,それに六本木と,沢山のライブ・ハウスで開かれているんですね。すごく素敵なことです。お金と時間さえあれば毎日ジャズが聴けるのですからね。
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2006/01/26 | Comment (8) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Rick Margitza 『 This is New 』

   ↑  2006/01/24 (火)  カテゴリー: 未分類

連日のライブドア問題やマンションの耐震データ偽造問題の報道のためにあまり話題にはなりませんが,先日,米国産牛肉にBSEの危険部位である脊柱が混入し,輸入再停止となった問題がありました。米国が取り決めを遵守しなかったことには当然問題はありますが,僕はそこまでどうして狂牛病に日本人は神経質になるのかと,不思議でなりません。きっと米国民もそう感じているに違いありません。テレビの報道番組で道行く人にインタビューしていましたが,「ホント恐いわね~。もうアメリカの牛肉は食べられないわ。」などと答えていました。このインタビューに答えているおばさんは何が恐いのでしょうか。自分も狂牛病に罹ることが恐いのでしょうか。大体たとえ運悪く狂牛病の異常プリオンを含んだ牛肉を食べてもクロイツフェルト・ヤコブ病には決して罹患しないんですよ。プリオンはタンパク質ですから消化管からは吸収されないんですから。それとも異常プリオンはバクテリアかウイルスと思っているのでしょうか。そもそも世界で100人ほどしか罹ったことのない新型クロイツフェルト・ヤコブ病の心配をするくらいなら,年間日本で10万人以上に死をもたらす喫煙こそ,本当は恐がらなくてはいけないのです。しかし,政府は<全頭検査>などという嘘の安全を国民に植え付けてパニック回避を図る一方で,貴重な財源たるタバコの規制に関しては消極的でいるのです。<全頭検査>をすれば100%BSEを発見できると大多数の国民は勘違いしていると思うのです。そんなこと検査キットの感度の問題で不可能であることなど,冷静に考えればすぐに分かることですが。ちょうど,検診で異常なしと言われたから,自分は健康であり病気ひとつ無いんだと勘違いする人と同じです。最後に一言。イラクであれだけ殺戮行為をしてきた米国が,極めて稀なクロイツフェルト・ヤコブ病の事など,真剣に考えていると思いますか。

さて,JAZZのお話するスペースが少なくなってしまいましたが,今日は,昨日のヘルマン・クシチの『 This is New 』のつながりで,リック・マーギッツァの『 This is New 』を取り上げてみました。このタイトル曲<This is New>はアイラ・ガーシュウィンとクルト・ワイルがミュージカル『 Lady in the Dark 』(1941年)のために書いた曲ですが,意外にジャズで取り上げられることは少ないのではないでしょうか。僕がすぐに思いつくのがこのリック・マーギッツァの『 This is New 』(1991年)ぐらいです。このアルバムは新生ブルー・ノトにマーギッツァが吹き込んだ3作目のリーダー・アルバムです。前2作品が全てオリジナルであったのに対し,本作は9曲中7曲がスタンダードを取り上げています。そのため邦題も『スタンダード・ニュー』と換えられています。バックもジョーイ・カルデラッツォ,ボブ・ハースト,ジェフ・ワッツですから悪いはずも無く,ブランフォード・バンド,ブレッカー・バンドと比べても決して遜色ない出来栄えだと思います。ジェフ・ガードナーと組んで制作したChallenge の『 Game of Chance 』と共に,マーギッツァの愛聴盤です。
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2006/01/24 | Comment (7) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Rick Margitza 『 This is New 』

   ↑  2006/01/24 (火)  カテゴリー: tenor
Rick Margitza 『 This is New 』
連日のライブドア問題やマンションの耐震データ偽造問題の報道のためにあまり話題にはなりませんが,先日,米国産牛肉にBSEの危険部位である脊柱が混入し,輸入再停止となった問題がありました。米国が取り決めを遵守しなかったことには当然問題はありますが,僕はそこまでどうして狂牛病に日本人は神経質になるのかと,不思議でなりません。きっと米国民もそう感じているに違いありません。テレビの報道番組で道行く人にインタビューしていましたが,「ホント恐いわね~。もうアメリカの牛肉は食べられないわ。」などと答えていました。このインタビューに答えているおばさんは何が恐いのでしょうか。自分も狂牛病に罹ることが恐いのでしょうか。大体たとえ運悪く狂牛病の異常プリオンを含んだ牛肉を食べてもクロイツフェルト・ヤコブ病には決して罹患しないんですよ。プリオンはタンパク質ですから消化管からは吸収されないんですから。それとも異常プリオンはバクテリアかウイルスと思っているのでしょうか。そもそも世界で100人ほどしか罹ったことのない新型クロイツフェルト・ヤコブ病の心配をするくらいなら,年間日本で10万人以上に死をもたらす喫煙こそ,本当は恐がらなくてはいけないのです。しかし,政府は<全頭検査>などという嘘の安全を国民に植え付けてパニック回避を図る一方で,貴重な財源たるタバコの規制に関しては消極的でいるのです。<全頭検査>をすれば100%BSEを発見できると大多数の国民は勘違いしていると思うのです。そんなこと検査キットの感度の問題で不可能であることなど,冷静に考えればすぐに分かることですが。ちょうど,検診で異常なしと言われたから,自分は健康であり病気ひとつ無いんだと勘違いする人と同じです。最後に一言。イラクであれだけ殺戮行為をしてきた米国が,極めて稀なクロイツフェルト・ヤコブ病の事など,真剣に考えていると思いますか。

さて,JAZZのお話するスペースが少なくなってしまいましたが,今日は,昨日のヘルマン・クシチの『 This is New 』のつながりで,リック・マーギッツァの『 This is New 』を取り上げてみました。このタイトル曲<This is New>はアイラ・ガーシュウィンとクルト・ワイルがミュージカル『 Lady in the Dark 』(1941年)のために書いた曲ですが,意外にジャズで取り上げられることは少ないのではないでしょうか。僕がすぐに思いつくのがこのリック・マーギッツァの『 This is New 』(1991年)ぐらいです。このアルバムは新生ブルー・ノトにマーギッツァが吹き込んだ3作目のリーダー・アルバムです。前2作品が全てオリジナルであったのに対し,本作は9曲中7曲がスタンダードを取り上げています。そのため邦題も『スタンダード・ニュー』と換えられています。バックもジョーイ・カルデラッツォ,ボブ・ハースト,ジェフ・ワッツですから悪いはずも無く,ブランフォード・バンド,ブレッカー・バンドと比べても決して遜色ない出来栄えだと思います。ジェフ・ガードナーと組んで制作したChallenge の『 Game of Chance 』と共に,マーギッツァの愛聴盤です。
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2006/01/24 | Comment (0) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

German Kucich 『 This is new 』

   ↑  2006/01/23 (月)  カテゴリー: 未分類

今日は,ヘルマン・クシチの最新録音盤『 This is new 』を取り上げます。<誰,それ。>とおっしゃる方でも「カフェの美脚ジャケ」と言えば,<あ~,レア盤のあれね>と思い出すでしょうか。以前から僕はあまり快く思っていなかった「幻のCD廃盤・レア盤 掘り起こしコレクション」にクシチの美脚ジャケの『 y desques…que? 』(2001 Ingo)が掲載されているんですね。そのおかげですっかり高額取引商品に格上げされてしまい,買いそびれてしまっていました。この『 y desques…que? 』は,「幻の~」に掲載される以前に,ジャズ批評113 「続ピアノ・トリオ最前線」(2002年)に掲載されたり,当時は寺島氏も絶賛していたのでですが,発売元のingo が発売後すぐに倒産したため,市場に僅かしか出回らず,結局そのまま廃盤になってしまったブツです。探しているジャズ・マニアの方も多いのではないでしょうか。それなら再プレスしちゃえばええやん,ということで,今月中にも再発盤が店頭に並ぶようです。もしかすると既に並んでいるかも。楽しみです。

今日は一足先に発売になった最新録音盤『
This is new 』の印象について,書いてみたいと思います。とは言っても他のアルバムを聴いたことがないので,控えめに書きます。彼らは十数年前からスペインのマドリードを中心に活動しているユニットです。ビル・エバンスから影響を受けたようですが,本作を聴くかぎりあまりエバンスを感じません。強いて言えばタイトル曲でもあるクルト・ワイルのM-7< This is new >で知的で叙情的美旋律がエバンス的と言えなくもないけど。全体的にはモードを多用し,アグレッシブに突っ走るタイプのようですが,決して速度オーバーしないお行儀の良さが感じ取れます。なんか風邪気味のアントニオ・ファラオみたいかな。結構3者のインタープレイも様になっていて,音にも厚みがあり,大部分が彼らのオリジナルなんですが,なかなかイイ曲です。モンクのM-8< Monk’s Dream >も,卓抜したアレンジが冴えています。少しばかり不完全燃焼気味で,凄くイイ~とは言えませんが,かなり善戦しているのではないでしょうか。

German Kucich 『 This is new 』2004 FAM 22010
German Kucich (p)
Paco Charlin (b)
Juanma Barroso (ds)


                   
                    『 y desques…que? 』(2001 Ingo

P.S. この『 y desques…que? 』。また,のんびりしていると店頭から消えてなくなりそうなので,早速明日でもDU行ってこよう。そういえばPierrick Pedron 参加のGordon Beckの新譜『  Seven Steps To Heaven 』だって,最近発売になったばかりなのに,先週買いに行ったら既に店頭から姿を消してしまっていました。輸入盤は買うのを躊躇しているとあっという間になくなるから恐いですね。

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2006/01/23 | Comment (9) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Helge Lien 『 Live 』

   ↑  2006/01/22 (日)  カテゴリー: 未分類

スイング・ジャーナルのSJ選定ゴールド・ディスクという賞がありますが,まあ10年,20年とJazzを聴いてくると,こんな賞などCDを買う基準にならないことがみんな分かってきます。だから2002年に同賞の選定を受けたヘルゲ・リエンの Spiral Circle もそれほど期待しないで「聞いたことのない名前の欧州ピアニスト」というそれだけの理由で買ったのを覚えています。でもこれが予想に反して大当たりでした。正確に言うと当たりというよりもかなり衝撃的でありました。たまにはまともなアルバムを選定するもんだなと感心したものです。ヘルゲ・リエンはノルウェーのピアニストで,1975年生まれの当時27歳の新人でした。彼の奏でるジャズは一言で言うと「楽しくないジャズ」かもしれません。耽美的で静寂なバラードでは比類なき壮麗な世界観を提示したかと思えば,一転してフリー・ジャズの一歩手前のアバンギャルドなインタープレイで聴衆を刺激したり,兎に角,一筋縄ではいかない個性派ピアニストです。「個性派ピアニスト」なんて言っちゃうと敬遠する方もいるかもしれませんが,ちゃんと美旋律をしっかり散りばめていて,かたぎのジャズ・ファンでも鑑賞できます。なにせフリー嫌いの僕が聴けるのですから。「普通のジャズ」に少しばかり飽きてきた方にはリエンの「難解さ」が心地よく,かなり<はまる>かもしれません。録音はオスロのレインボー・スタジオで,そうくれば当然エンジニアはヤン・エリック・コングスハウスとなり,出てくる音も想像がつくと思います。

そんなヘルゲ・リエンの最新作『 Live 』がcuring legsからリリースされました。curing les は彼の母国ノルウェーのドメスティック・レーベルで,彼の処女作『 What Are You Doing The Rest Of  Your Life 』も同レーベルからでした。文字通りライブ盤で,2004年~2005年のライブからのベスト・テイク盤のようです。メンバーは,ベースがフローデ・バルグ,ドラムがクヌート・オーレフィアールと,いつものレギュラーです。兎に角,三つ巴の強烈なインタープレーが炸裂し,ピアノだけでなく,ドラムやベースの創造性豊かで斬新なリズム,ソロにも狂喜の叫びをあげてしまいそうです。曲目はM-6< take five >を除いて全てリエンのオリジナルで,DIWから発売になっている前述した『 Spiral Circle 』や Asymmetrics に収められている曲を演奏しています。

M-6< take five >は Spiral Circle 』でもドラム・ソロをフューチャーして演奏されてましたが,本作でも更にドラム・ソロを大胆に取りいれられています。(もともとポール・デズモンドはドラム・ソロ用に書いた曲ですからね。)演奏の質はもちろん今までのアルバム同様の高水準で,
 録音もかなりイイです。曲間の拍手歓声が入らなければ,スタジオ録音と聴き間違えてしまうほどです。

リエンはこのレギュラー・メンバーでのトリオの活動以外にも,ピアノ,チューバー,サックスの変則トリオ,「トリオ・トラン」や,サックスとのデュオ・ユニット「ヘロ」,それからソロ・ピアノと,並列で4系統の活動を行っているようです。僕は変則トリオやデュオ,ソロがあまり好きでないので,前述の『 Spiral Circle 』や『 Asymmetrics 』しか所有してませんが。

本作は,E.S.T., The Bad Plus, ブラッド・メルドー,ジャン・ピエール・ピルクあたりが好物の方には,違和感なく受け入れられると思います。

彼のオフィシャル・ホーム・ページはこちら

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2006/01/22 | Comment (6) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Thomas Fryland 『 Playing In The Breeze 』

   ↑  2006/01/21 (土)  カテゴリー: 未分類

都内は5年ぶりの大雪が降っています。積雪量は大手町で8cmとの事ですが,なんかもっと積もっているように感じます。夕方になり雪も止んできたので,いつもの御茶ノ水DUにでも車で出かけようかなと思い,マンションの敷地内の駐車場まで行ったのですが,除雪されておらず車が出せません。管理人さんたちがお昼頃に一所懸命除雪してくれていたので大丈夫かと思っていたけど,その後にまたつもってしまったようです。バティステ・トロティニョンの『 Solo II 』,ゴードン・ベックの『 Seven Steps To Heaven 』,ヘルマン・クシチの『 This Is New 』,辛島文雄の『 Great Time 』などなど,欲しいブツが沢山あったのですが,今日のところは諦めざるをえません。てなわけで部屋にもどり,7時からBSテレビで放映されていたスガシカオのライブを観ながら部屋の掃除をしていました。

外は雪が深々と降り積もり,時折車のチェーンの音がするだけで静かです。こんな夜には優しいペットの音が聴きたくなってきます。ということで久しぶりにトーマス・フライランドの『 Playing In The Breeze 』を引っ張り出してきました。トーマス・フライランドをはじめて聴いたのは8年程前になります。吉祥寺の今は既になきジャズ喫茶「A&F」で確かこの『 Playing In The Breeze 』がかかっていたんです。チェット・ベイカーのような歌心のある趣味の良いトランペットです。

世代的にはマルサリスと同世代なのでしょうけど,マルサリスが伝統の継承発展を命題にして今日のジャズを牽引しているのに対して,フライランドは伝統に敬意を示し,伝統を慈しみ,その中で自己表現をしていくタイプのようです。決してフレーズも取り上げる楽曲も新しくないのですが,一音一音を丁寧に歌い上げ,聴き手の心に溶けいる優しさがあります。高音ではブリリアントに,低音ではサブトーン豊かに朗々と歌い上げます。本作はヤコブ・フィッシャー(g)とイエスパー・ルンゴー(b)とのドラムレス・トリオの編成です。ヤコブ・フィッシャーという人は知らないのですが,ほとんどフルアコの生音に近い音色で,フレーズも良く歌い,とっても巧い人です。イエスパー・ルンゴーは,デューク・ジョーダンやヤン・ラングレンらのアルバムに参加している中堅ですが,この人も歌派の隠れた逸材で,本作でもすばらしいソロを聴かせてくれます。

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2006/01/21 | Comment (5) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Monica Zetterlund 6CD Box

   ↑  2006/01/20 (金)  カテゴリー: 未分類



ボックスセットってありますよね。今もマイルスの「セラー・ドア」のボックス・セットが発売されていますが,買うか買うまいか未だに迷っているのですが,結局買っても聴かずに終わりそうなのが分かっているので,どうしてもレジまで持っていけないんですね。だから僕のCD,LP棚にはあまりボックス物が無いのです。しかし例外的にコルトレーンの『 The Complete 1961 Village Vanguard Recordings 』(4枚組みCD)とモニカ・セッテルンド(英語読みでモニカ・ゼタールンド)の『 ett lingonris som satts i cocktailglas 』(6枚組みCD)だけは,よく箱から取り出して聴いております。

特にモニカのCDボックスは,LPジャケットサイズの箱に6枚のCDが並べられていて,更に50ページのブックレット付きの豪華仕様で,ついつい手に取ってしまいたくなるボックセットです。このボックス・セットについての詳細は不明なのですが,1995年にBMGsweden から発売になっているものです。なにせ,ブックレットも全部スウェーデン語なので,全然読めないのですが,デビュー初期の1957から1993年までのベスト・コンピレーションのようです。年代別に区切られ,5枚のCDに振り分けられています。1枚は彼女のミュージカル物の編集盤のようです。




VOLYM ETT 1957-1959  < More Than You Know >
デビュー当時の音源は『 Swedish Sensation 』や大きなアメをなめているジャケで有名な『 Swedish Sweet 』などで聴けますが,当然,高額取引商品につき,手に入れるのは困難ですので,このCDは非常にありがたく,貴重なブツであります。彼女は60年代後半からかなりポップス系の歌唱法に変化していきましたが,このデビューしたての頃は,まさに正統派JAZZボーカルで,ちょっとリー・ワイリー似の気品のある,優雅な歌声で,< Darn that dream >, <Easy living >, < I should care >, < The nearness of you >などを,英語で歌っています。これは好みの問題ですが,僕はスウェーデン語で歌ったのもより,英語の歌の方が好きですね。この6枚中,最も新発見が多く,最も愛聴している盤です。


VOLYM TVA 1960-1964  < Monicas Vals >
綺麗ですね~。ビル・エバンスとの『 Walz for Debby 』でしか彼女の顔を知らない方は驚くかもしれませんね。この写真は22~23歳頃だと思います。このCDにはおそらく未発表曲が多く含まれているようです。なにしろ詠めないので詳しく分かりません。< Fly me to the moon >, < Take five >, < Speak low >を母国語で歌ってます。


VOLYM TRE 1964-1967  < Come rain or come shine >
23曲中8曲はエバンスとの『 Walz for Debby 』から選曲されています。その他はLPで発売された『 Make  Mine Swedish Style 』や『 Ohh! Monica! 』(赤いコートを着て青空をバックにマネキン人形のように立っているやつ)からの選曲です。めずらしところでは65年にエバンスとテレビ番組用に録音されたジョビンの< Quiet night of quiet stars >が収められています。この頃が一番脂が乗っていた頃でしょうか。誰が聴いても巧いと思わせる風格があります。


VOLYM FYRA 1967-1973  < I valet och kvalet >
三十路を過ぎた彼女は,徐々に正統派ジャズ歌手からポピュラー歌手へ,イメージ・チェインジしていきます。歌唱法もちょっと舌足らずで甘えた発声に変化し,アストラッド・ジルベルトやブロッサム・ディアリーを彷彿させることころもあります。やや音程が不安定になる箇所もみられ,何となく頼りない歌声に僕は聴こえてしまいますが,そこがまた彼女の魅力ではないでしょうか。このCDには名盤『 Chicken Feathers 』をはじめ,4枚ほどのアルバムからの選曲になっています。


VOLYM FEM 1975-1993 < Under vinrankan >
この期間には9枚ほどアルバムを制作しているようですが,正直なところ僕は持っていません。このCDを聴くかぎり一時期の舌足らずなぶりっ子唱法は姿を消し,流石にしっとりしていて優しい歌声に熟成されてきました。ただ,歌う曲があまり馴染みのない母国語の曲(スウェーデンの民謡?)が多く,ちょっと印象薄いです。

VOYM SEX 1959-1976  < Live & Revy >
まだ聴いたこと無いんです。

最近は買いきれないほど沢山の再発盤が出ていて,彼女の音源が豊富に手に入り幸せなんですが,相変わらずいくらお金があっても足りず,嬉しいのやら悲しいのやら。


彼女はご存知のように2005年5月12日に火事で亡くなっています。そのことについて2005年9月1日の当ブログで記事を書いています。興味がある方はこちらからどうぞ。

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2006/01/20 | Comment (4) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Elvis Costello 『 My Flame Burns Blue 』

   ↑  2006/01/18 (水)  カテゴリー: 未分類

ライブドアの粉飾決算疑惑で,昨日からマーケットは大混乱に陥り,この2日間で日経平均で1000円近く値下がりしています。僕も多少株式を所有していますが,僕のような貧乏投資家でもたった2日間で車1台分程含み損が発生してしまうくらいですから,世の中には今日も眠れず不安な夜を過ごされている方も多いと思います。

恐らく,東京地検特捜部ははじめからライブドアを上場廃止までもっていくつもりだったのでしょう。これでライブドアもおしまいですね。あくまで僕の考えですが,フジテレビ問題で財界の大物達を怒らせてしまったのでしょうね。今まではIT関連企業相手のM&Aだけでしたから,ライブドアの悪行も見てみぬふりをしてくれてたのに,フジテレビまでいい気になって手を出してしまったから,いけなかったのでしょう。ホリエモンもちょっとやり過ぎましたね。財界の大物達が「あんな奴を野放しにしていたら,いつ我らの会社も乗っ取られるか分からないぞ」と危機感をもって,ホリエモン潰しにかかったと思われます。

話はちょっと変わりますが,東京地検が捜査に入ったのが16日夕方ですが,同日の午後の取引で,妙に値を消していく銘柄がいくつもあったとのことです。株式関係者はこれはおかしいと感じていたそうです。そしたら取引終了後に東京地検特捜部が捜査に入るというニュースが流れました。これはインサイダーでは。ライブドアに捜査が入ることを事前に知っていた人々がいるんです。こういう人こそ逮捕してほしいものです。

それにしてもライブドアと全く関係ない銘柄まで売られて,とんだとばっちりです。ここまで下げると笑うしかありません。まあ,株とはこんなもので,絶対はありませんから,恐いものです。

で,今日はあまりジャズ記事が書けなくなったので,ちらっと紹介だけ。今月,エルビス・コステロの新作 『 My Flame Burns Blue 』が出ました。2004年,オランダでのノースシー・ジャズ・フェスティバルでのライブ盤です。世界で唯一ストリングス・セクションを持つジャズ・オーケストラ,メロトボール・オーケストラをバックに,彼のオリジナルを中心に歌っています。珍しいところでは,チャールス・ミンガスの<Hora Decubitus >などもやってます。指揮はヴィンス・メンデューサです。流石にアレンジはすばらしいです。よく歌唱力に自信のあるロック歌手やポップス歌手がジャズのスタンダードを歌ったアルバムがありますが,それらとは全く違いますので注意してください。あくまでエルビス・コステロ好きが買うジャズっぽいアルバムです。

このCDにはボーナスCDが付いていて,これはシェークスピアの「真夏の夜の夢」にインスパイアされてコステロが以前に書いたバレエ音楽「IL Sogno 」からの編集バージョンです。まだ,聴いていませんので,コメントできませんが。

最近ではダイアナ・クラールとの結婚などがあり,公私ともにジャズに接近しているコステロですが,ぜひクラールとの本格的なジャズ・ボーカル・アルバムを制作してほしいものです。(既に2004年,モントルー・ジャズ・フェスでデュエットを披露してますが。)
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2006/01/18 | Comment (4) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

納浩一 『 琴線 』

   ↑  2006/01/17 (火)  カテゴリー: 未分類

今や日本を代表する売れっ子ベーシスト納浩一の最新アルバム,『 琴線 』です。今日仕事帰りに買ってきて聴きながら記事を書いてますが,かなりイイ感じです。僕は実際に彼の演奏を観たことがないのですが,布川俊樹のVALISで聴いていたし,布川の教則ビデオでも登場してかなり巧いことは分かっていました。VALISではエレキとウッドの両方使っていたので,ウッドでのソロのすばらしさも知っていました。恐らくハイ・ポジションで歌うソロを弾かせたら日本一だと思います。また,「 JAZZ LIFE 」誌では,<スタンダード・ベース講座>を連載していましたし,かなりマニアックな記事も書いていました。彼の記事で僕が記憶に残っているのは,「 ベーシストの違いから考察! ウェザー・リポート サウンドの変遷 」や「 ジャコ・パストリアスとジョニ・ミッチェルの過激な関係 」など,非常に面白かった。でも彼のリーダーアルバムを聴くのは今回がはじめてで,どうして今まで買わなかったのに今回買ったというと,単純にウッド・ベースに専念したアルバムだからです。彼のエレキも確かに巧いのですが,今ひとつエレキでは個性が発揮できてないというか,日本では個性的なエレキの達人が既に沢山いるんですね。鳴瀬,桜井,須藤,青木らや,最近では日野賢二だってなかなかですし。やっぱりここらへんで納にウッドでその存在感を示してもらいたいところです。

で,今回の『 琴線 』ですが,まず選曲が良いので飽きません。<I Wish I Know >や< Mood Indigo >のようなスタンダードがあるかと思えば,一方でハンコックの< Actual Proof >,ジャコの< Three Views of a Secret >,ランディー・ブレッカーの< Some Skunk Funk >をアコースティックで演奏したり,なんとウッドで< Donna Lee >に挑戦したりと,年寄りベーシスト達には決して思いつかない選曲です。彼は1960年生まれですので,僕とほぼ同世代なので,青春をジャコやブレッカーを聴いて過ごしたんですね。とっても共感できるすばらしい選曲でまずは合格点です。ベーシストのリーダーというとどうしてもつまらないベース・ソロが永遠続くような曲になりがちですが,本作ではグループ・サウンドがまず在りきで,その中で程よくベース・ソロを配置し,しかも単調なベース・ソロが皆無というか,全てのソロに<歌>が感じられる好感の持てるベーシストのアルバムだと思いました。アルバムのベスト1を挙げるとすれば<Some Skunk Funk >でしょうか。16ビートをウッドで弾くとエレキよりグルーブ感,スピード感が出るんですよね。弦の振動が指板にぶつかる音がたまりません。このあたりのファンク・ビートをウッドで弾かせたらエディー・ゴメスがとっても巧いですが,それに勝るとも劣らない出来です。すばらしい。

長くなってしまいましたが,最後にメンバーについて。クリア・マコトは流石に巧いですね。最近は超売れっ子で,ジャズの枠からはみ出した活動も多く,ゆっくりアコースティック・ジャズなんてやる時間がないのでしょうが,この路線も忘れねいでほしいですね。本作はアコースティックと言っても,単純な4ビートは少なかったので,則武にはむしろ叩きやすかったのではないでしょうか。やっぱり16ビート物では生き生きして叩いていました。もうT-Square で一生暮らしていける位,稼いだのだから,チンケなフュージョンなんか忘れて,ちゃんとしたジャズを演ってもらいたいものです。
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2006/01/17 | Comment (8) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Patty McGovern 『 Wednesday's Child 』

   ↑  2006/01/16 (月)  カテゴリー: 未分類

う~,痛て~。今日一日,唸りながら仕事をして参りました。実は昨日,40Kgはあろうと思われるCD棚(上の写真に写っている棚です)を少し移動させようとして腰を痛めてしまいました。こんな時は病院勤めをしていると便利です。すぐに湿布と痛み止めの座薬を自分で処方し,コルセットまで用意してもらい,何とか一日仕事を成し遂げられました。でも今,こうしてパソコンの前に座っているのも辛い状態なので,長々と記事書いてる場合ではありません。

まあ,そんなに毎日JAZZネタがあるわけではないので,今日は軽く今聴いているアルバムだけ挙げておきます。

久しぶりにジャズ・ボーカルをLPで聴きたくなり,レコード棚からパティ・マクガヴァーンの 『 Wednesday's Child 』を取り出して聴いています。これはパティ・マクガヴァーンが1956年にAtlanticに吹き込んだ唯一のアルバムで,ジャズ・ボーカル・ファンには有名であった盤ですが,国内盤で再発になったため,容易に手に入れられるようになった盤です。僕のは1991年,NORMAからの再発盤ですが,もしかすると別の再発盤も存在するかもしれません。

本盤のアレンジャーを担当したトーマス・タルバートという人がノーツを書いてますが,それによると,パティ・マクガヴァーンは本名,パトリシア・ジェーン・マクガヴァーンといい,ミネアポリス生まれだそうです。ジャケでは分かりませんがグリーン・アイです。額~鼻~顎~頚~胸のアウトラインが非の打ち所が無いくらい美しいですね。ジャケ全体の構図もすばらしく,右側の男の彼女を見る視線がちょっといやらしいです。彼女の声は容姿から想像できるように清楚で端正な声質で,瑞々しく澄み切っています。ジャズ・ボーカルとしては好き嫌いの分かれるところかもしれません。清楚さではビヴァリー・ケニーに通じるところもありますが,ケニーのようにキュートな色気はなく,また,クリス・コナーに声質は似てますが,彼女のようなハスキー・ボイスではなく,陰りもありません。

アレンジはトーマス・タルバート(再発のライセンスを獲得したのも彼です)という人ですが,ウエスト・コースト風の軽いアンサンブルで,使用楽器もフルートをメインにして,フレンチ・ホルン,クラリネット,ギターなどを使い,チェンバー・ミュージック風にアレンジされています。

ジャケットを見るとつい針を落としたくなる盤なんですが,かけるのはもっぱら大好きな<Get Out Of Town>と<Will You Still Be Mine>が収められているB面です。

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2006/01/16 | Comment (2) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Rob Schneiderman 『 Smooth Sailing 』

   ↑  2006/01/14 (土)  カテゴリー: 未分類

今日はロブ・シュナイダーマンの愛聴盤を紹介しようかと思い立ち,先ほどから何枚かのアルバムを聴いているのですが,なかなか一枚に選びきれないでいます。一般的には『 Standards 』やバド・パウエルを扱った『 Edgewise 』,それからダウンビート誌で4つ星と評価の高かった『 Keepin’ in the Groove 』あたりがお薦めなのでしょうか。でも個人的に,一番愛聴しているのは『 Smooth Sailing 』なんですよ。ほとんどが彼のオリジナルなんですが,とってもスウィンギーで変にクールぶらずに,それでいて古さを感じない彼の歌いまわしは,バド・パウエル系の現代進化型と言ってよいでしょう。彼の成分分析をしてみるとしたら,バド・パウエル味70%,レッド・ガーランド味25%,それに現代調味料少々といった感じかな。兎に角,このアルバムではよく歌い,よくスウィングしています。『 Standards 』も同様のテイストではありますが,何せ全曲スタンダードで,しかも<Fly Me To The Moon>,<When You With Upon A Star >,<So In Love>などなど,恥ずかしくなるくらいベタなスタンダードなので,ちょっと食指が伸びません。やっぱり趣味の良いオリジナル中心の選曲で,ピアノ・トリオという基準で選ぶと『 Smooth Sailing 』や『 Keepin’ in the Groove 』あたりになります。

さて,ロブ・シュナイダーマンといっても日本では知名度が今ひとつですよね。それはReservoir という日本国内盤で紹介されないレーベルだけに吹き込みを行っているからだけの理由かと思います。実力は相当なものでもっとメジャーになって当然の逸材であります。彼はReservoirに計9枚のリーダ・アルバムを制作しています。ピアノ・トリオが中心ですが,他にはデビッド・リンチ,ラルフ・ムーア,スライド・ハンプトンらとの競演盤もあります。Reservoirには「 New York Piano Series 」というシリーズがありますが,ReservoirのHPを覗くと計32枚のカタログが載っています。その中には僕の愛聴盤が結構入っています。ケニー・バロンの『 The Moment 』,ディック・カッツの『 3 Way Play 』,ホッド・オブライエンの『 Ridin’ High 』,ジョン・メイヤーの『 Full Circle 』,そしてなんといっても僕のスティーブ・キューンのベスト1である『 Dedication 』もこのシリーズの1枚です。こうしてみるとReservoirというレーベルはカタログ数のわりに名盤が多いですね。

百聞は一見にしかず。まだシュナイダーマンを聴いたことのないという方は,彼のHPを開くとバック・ミュージックで色々な曲が自動演奏されています。音も比較的良いですから一度覗いてみてはいかがでしょうか。

Rob Schneiderman 『 Smooth Sailing 』 1990 Reservoir RSR CD 114
Rob Schneiderman (p)
Rufus Reid (b)
Bill Higgins (ds)


P.S. 一昨日,1月12日に本田竹広さんが急性心不全で死去された。95年,97年と2回,脳卒中で倒れ,半身麻痺を克服して活動を続けていた。一方で透析治療も行っていたようだ。糖尿病か何かが原因で腎不全も患っていたのだろう。死因は急性心不全ということだから,腎不全の悪化が原因なのだろうか。ご冥福をお祈りします。
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2006/01/14 | Comment (8) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Reuben Wilson 『 Love Bug 』

   ↑  2006/01/12 (木)  カテゴリー: 未分類

今日は帰宅が遅くなり,あまりちゃんとした記事が書けないので,とりあえず今プレーヤーに乗っているアルバムでも挙げておきます。

リューベン・ウイルソン(org)のBlue Note 盤,『 Love Bug 』ですが,なんと言っても売りは,フロントのリー・モーガンとジョージ・コールマンでしょう。でもこれがやる気のない腑抜け演奏なんですね。おそらくリー・モーガンのリーダー,サイド合わせてみても,これほどヤル気なしのモーガンは見当たらないでしょうね。本作が録音された1969年と言えばマイルスが『 Bitches Brew 』を創作していた年です。そんな時期にモーガンはリューベン・ウイルソンとこんな緩いコテコテを演奏していたわけです。情けないったらありゃしない。でも,リー・モーガンの大ファンの僕としては,こんな緩いジャズをやってるモーガンも好きですわ。まあ,モーガンもヤル気のでない日もあるってもんで,許せちゃいます。さて,本作ではモーガンもコールマンもヤル気ないのですが,グラント・グリーンだけはなかなかイイ仕事しています。お得意シングル・トーンのよく歌うフレーズで,モーガンやコールマンの分まで頑張っちゃってます。これは予期せぬ収穫であります。

てなわけで,今日は疲れているので,記事も方も緩くなってしまいました。

Reuben Wilson 『 Love Bug 』BST 84317 1969年
Lee Morgan (tp)
George Coleman (ts)
Grant Green (g)
Reuben Wilson (org)
Idris Muhammad (ds)
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2006/01/12 | Comment (0) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Miroslav Vitous 『 Guardian Angels 』

   ↑  2006/01/11 (水)  カテゴリー: 未分類

ヴィトウス関連で,ちょっとだけ紹介させてください。ヴィトウスはアップライト・ベースの名手のように思われていますが,エレキ・ベースも弾いていたことをご存知でしょうか。1976年に「 マジカル・シェパード 」という自己のグループを結成し,下の写真(凄いでしょ)のようなダブルネックのギター・ベースを使用し,さらにはシンセもいじっちゃりしてフュージョンをやってたんです。アメリカに移住して変な事覚えっちゃたんですね。しばらくして自分のやっている音楽に疑問を抱き,すぐにもとのアップライトにもどりましたけどね。

上のアルバムはそんなエレキ・ベースを弾いていた時のアルバムで,右がヴィトウスですが,左の東洋人はジョージ・大塚です。このアルバムはP.J.L.から2002年に再発されたものですが,この時の名義はヴィトウス=ジョン・スコフィールドになっています。おそらく,発売当時はヴィトウス=ジョージ・大塚名義で発売されたのだと思いますが,その後のジョン・スコ人気のために名義変更されてしまったのでしょうか。

録音は1978年で,当時,ジョージ・大塚の日本ツアーにヴィトウス,ジョン・スコ,ケニー・カークランド,山口真文らが参加していたのですが,意気投合した彼らは,そのままヴィトウスのリーダー・アルバムを制作してしまったというわけです。ヴィトウスはアップライトでのフレーズとはまた違った,ペンタトニック・スケールをメインにしたスタンリー・クラーク似の早弾きソロを連発しています。山口真文は当時「プレーヤーズ」(コルゲンバンド)に在籍していた頃で,演奏も「プレーヤーズ」でのそれとそっくりです。そもそも楽曲自体が「プレーヤーズ」っぽいです。そういう耳で聴くとヴィトウスのソロも岡沢章に似て聴こえてきます。

                              
                                  ジャズ評論「JAZZベース」より

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2006/01/11 | Comment (4) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Miroslav Vitous 『 Infinate Search 』

   ↑  2006/01/11 (水)  カテゴリー: 未分類

昨日はアントニオ・ファラオの新作『 takes on PASOLINI 』について,あまり好印象を持っていないこと,ヴィトウスに遠慮がちで,どうもヴィトウスのベース・ソロばかり耳につくアルバムであるなどと書いてしまい,いささかヴィトウスを悪者にしてしまった感があり,ちょっと反省しています。弁解がましくなりますが,もともとファラオのようなモード一発でガンガン弾きまくるタイプのピアニストにはヴィトウスは合わないと思うのです。まず,ファラオがモード・フレーズを弾くには,ベースがモード・スケールをきちんと4ビートでライン刻みしなければならないのですが,ヴィトウスはそういうベースを弾きません(当然,弾けと言われればいくらでも弾けますが)。ヴィトウスはいわば<泳ぐベーシスト>であり,<歌うベーシスト>ですから,小節頭にコード・トーンを持ってきて,リズムをキープし,ピアニストにアドリブしやすい環境を整えることなど,毛頭ないのです。ピアニストとよーいドンでスタートし短距離競争するかのごとく,ベースで歌い,小節間を自由に泳ぎながらインタープレイし,不安定な心地よさを演出するのです。そう,スコット・ラファロがそうであったように。そういう意味で,今回のファラオの新作は,ファラオとヴィトウスの格闘技的要素がふんだんに盛り込まれた秀作であると言えるかもしれません。

なんだかとりとめの無い話になってしまいましたが,ペデルセンが亡くなり,ムラーツが保守派路線一辺倒となった今,過激な不良中年ベーシストとして,いつまでも頑張って欲しいと思う今日この頃です。

紹介するのは,1969年のヴィトウスの初リーダーアルバム,『 Infinite Search 』(邦題:限りなき探求)です。僕がベースを始めた頃,ジャコの『 ジャコパストリアスの肖像 』と共に,最も衝撃を受けた一枚。ジョー・ヘン,ハンコック,ディジョネット,マクラフリンとの壮絶バトル。一曲目の<Freedom Jazz Dance>が凄いです。ただし大音量で聴かないとその良さが分かりません。



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Red Hot Chili Peppers 『 Mother's Milk 』

   ↑  2006/01/10 (火)  カテゴリー: 未分類

<初めに>ジャズ記事ではありません。

昨日,ジョシュア・レッドマンの最新作『 Momentum 』に,レッド・ホット・チリ・ペッパーズのベーシスト,フリー(Flea)が参加していると書きましたので,ちょっとだけレッチリについてお話をさせてください。

ジョシュアのアルバムでは3曲に参加していて,ワン・コードの8ビート物で弾いてますが,正直,高いギャラ出してフリーに弾いてもらわなくてもいいんじゃないの,といった演奏です。(僕でも弾けそう)

僕がレッチリを聴き始めたのは1989年の4th アルバム『 Mother's Milk 』(邦題:『母乳』)でした。ある日ラジオでスティービー・ワンダーのカバー<ハイヤー・グラウンド>が流れてきて,それに衝撃を受けたのがきっかけでした。フリーのスラップ・オクターブ・フレーズのイントロで始まるあれです。恐らくだれでも耳にしたことがあると思います。フリーのベースは一聴してミュージックマンのベースであると分かるほどクリアーでしかも太く硬い音色でした。彼は当時はミュージックマンのスティングレイ・ベースを使用していたんです。今は違うと思いますが。僕は大学の頃はルイス・ジョンソンにはまっていて,一時期友人からミュージックマンを借りて弾いていたこともあり,大好きなベースのひとつでした。ミュージックマンは柔なベースではないんですよ。弾きこなすには根性,体力,握力が必要なヘビー級のベースです。そんなところからレッチリ(特にフリー)のファンになり,新作は欠かさず購入しております。でも正直,今のレッチリにはちょっと飽きてきていますが。昔に比べて普通っぽくなっちゃたような気がするんですよね。『 Mother's Milk 』や『 Blood Sugar Sex Magic 』(凄いタイトル!)の頃の方がキレまくっていたと思うんですね。最近はフリーのスラップやらなくなっちゃったし。

この『 Mother's Milk 』のM-3<Subway to Venus >なんか,ブラス・アンサンブルが入っていて,間奏では5拍子になったりして,凄くカッコよかった。もともとチェイスやTower of Powerなどが好きだったから,すぐに共感できたし。

まあ,そんなことで最近はめっきり聴かなくなったアルバムを取り出して聴いています。やっぱりフリーはすごいけど,疲れるな~。

Amazon で試聴できます。こちらでどうぞ。
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Antonio Farao 『 takes on PASOLINI 』

   ↑  2006/01/10 (火)  カテゴリー: 未分類

アントニオ・ファラオの最新作『 takes on PASOLINI 』がリリースされました。CamJazzからの第三弾はイタリア映画界の巨匠,パオロ・パソリーニへのオマージュ作品です。僕はイタリア映画に興味がないため全く彼のことは知りませんが,かなりの数の映画の脚本や監督をこなし,さらに詩をかき,評論家でもあったようです。この手の<誰々の映画にインスパイアーされて作られた~>という企画物で良かったためしがないので,ちょっと聴く前から不安感がつのります。そういえば同じCamJazzからのサルバドーレ・ボナフェデの『 Journey to Donnafugata 』はニーノ・ロータの「8 1/2 」にインスパイヤーされて作られたアルバムだったし,エンリコ・ピエラヌンツィの『 Play Morricone 』もエンニオ・モリコーネの映画音楽を題材にしたアルバムでしたが,両方ともはずれでした。このCamJazzは映画関係の企画物が大好きなレーベルのようです。前作『 Encore 』は,それまでのモード路線から一転し,大変美しく,ファラオのイタリア回帰の精神が感じらえる秀逸な作品でした。Enja の『 Black Inside 』や『 Next Stories 』あたりの<アメリカン・ジャズへの挑戦>精神が『 Encore 』では,かなり希薄になり,母国特有の陰影豊かなリリカル路線に乗り換えたかのような作品で,それまでのファラオ・ファンは驚いたと思います。僕もそうでした。

さて,話を『 takes on PASOLINI 』に戻しますが,本作ではメンバーが一新されています。ドラムがこれまでのデジャン・テルジクから大御所,ダニエル・ユメールに代わり,ベースはなんとミロスラフ・ヴィトウスに交代しました。ダニエル・ユメールは1999年の『 Farao/Humair/Avenel 』(Sketch SAWANO)で競演してますが,ヴィトウスとの競演は初めてではないでしょうか。ヴィトウスは何処で誰と競演しようと,強烈な個性を放ち,競演者を食ってしまうところがあるので,心配でしたが,やはりファラオはヴィトウスの前でちょっと怖気づいてしまったのか,遠慮しているのか,いつもの目の覚めるようなモードフレーズが出てきません。かといって,美旋律もいつもより少なめで,抽象画的難解な小品が多く,どうもいただけません。第一,ヴィトウスのソロが多すぎます。まるでヴィトウス・トリオのようです。

M-1<Mamma Roma Cha Cha Cha>は,テーマのあとにいきなりヴィトウスのソロです。もう完全にヴィトウスの世界です。M-2<Mamma Roma Stornello >ではユメールのソロからヴィトウスのソロで始まります。M-4で漸くまともな抒情的な旋律が見られますが,やはりテーマの一部はヴィトウスが弾いてます。M-6<Porcile Percorso Malinconico >は譜面にできないようなフリー・フォームだし,ラストのM-11<Una Vita Violenta>では再びヴィトウスのテーマ・ソロだし。まったくヴィトウスばかりが目立つアルバムです。その他の曲も親しみやすいテーマを持った曲は全くなく,かなり前作『 Encore 』とは趣が異なります。

今までは,ファラオが全速力で突っ走るのを,バックの2人がサポートするような図式でしたが,今回はファラオとヴィトウスのガチンコ勝負的な構図が見られます。これはこれでかなり高度なテクニックを要することであり,その2人の超絶技巧ぶりに驚愕するもの,本作の楽しみ方ではあると思いますが,かなり聴き手のレベルを要求する,聴き手を選ぶジャズであるように思いました。全体に何となくチック・コリアの『 Trio Music Live in Europe 』(1986 ECM)あたりに通低するサウンドであり,コンセプトであるように感じました。

アントニオ・ファラオのオフィシャルHPはこちらです。

P.S. この手のちょい難解な(というか僕が理解できないだけの)ジャズは,聴き込むほどに,その良さが分かってきたりすることもあるので,上記の評価は単なるファースト・インプレだと思ってください。既に今聴いていると,M-4の<Medea>などは,比類なき美しさを放つ名曲であることが分かってきました。
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2006/01/10 | Comment (10) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Ron Blake 『 Sonic Tonic 』

   ↑  2006/01/09 (月)  カテゴリー: 未分類

先ほどジョシュアの『 Momentum 』にミシェル・ンデゲオチェロ(b)が参加している話をしましたが,日本では知名度が低くて,知らないジャズ・ファンも多いと思うんですよね。第一,ンデゲオチェロなんて覚えられないです。名前が覚えられないというのは致命的ですから。でもこの人,すっごくベース巧いです。グリッサンドとビブラートを強力にかけてグルーブ感を出すのが上手です。詳しい彼女のプロフィールはこちらをご覧ください。いろんな所に顔を出すので,きっと耳にしたことは一度や二度はあると思うのですが,ジャズ・ファンにはマーカス・ミラーの『 Tales 』あたりが有名でしょうか。ごく最近,プロデューサーとしてこんな所で見つけましたのでちょっとだけ紹介します。それは,ロン・ブレイクの『 Sonic Tonic 』(2005 Mack Avenue Records) です。

ンデゲオチェロのジャズ・アルバムにロンが参加していたので,そのつながりで今度はロンのリーダーのプロデューサーをかってでたのでしょう。

ロン・ブレイクはクリスチャン・マクブライト・バンドのメンバーで,『 Sci-Fi 』(verve)で聴いたのが初めで,あまり詳しいプロフィールは知らないのですが,この『 Sonic Tonic 』はすごく新鮮な未知のジャズで気に入っているアルバムです。ラテン調の熱いブローもあれば,スペース系のバラード(これすっごくイイ)ありの,最後まで飽きない構成で楽しめます。バックは当然ベースにクリスチャン・マクブライトが参加していますが,ピアノにもマイケル・ケインが参加しています。マイケル・ケインというと,どうしてもM-BASE派で,ゲイリー・トーマスやグレグ・オスビーらと競演しているイメージがあり,ちょっと引いちゃうのですが,結構ここでは渋めの叙情派ピアニストを演じています。

実はこのアルバムにはDJミックスのバージョンが5曲入ったボーナスCDが付属している2枚組みです。ちょっと聴いてみましたが,受け付けませんでした。
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Joshua Redman 『 Momentum 』

   ↑  2006/01/09 (月)  カテゴリー: 未分類

ジョシュアは1992年に『 Joshua Redman 』でワーナーからデビューしたわけだけど,初めは巧いながらも極めてオーソドックスなジャズの王道といったアルバムを制作していったのですね。しかし昨日お話した1998年の『 Timeles Tales 』あたりからその才能を進化させ,ブレッカーやショーターをも凌駕する存在感のあるテナーマンに成長していったように思います。そのジョシュアが2002年にオルガニストのサム・ヤエルと組んで<Elastic Band>を結成し『 Erastic 』をリリースしました。ドラムはブライアン・ブレイドのトリオ編成で,<なんだ今度はオルガントリオか~>なんて少し幻滅しながら購入したのを覚えています。でも出てきた音はなんとファンク・ビートのフュージョン物だったんですね。切れがよくてカッコイイんだけれど,どこか懐かしい音で,ちょうど70年代のクロスオーバーを彷彿させるサウンドでした。サム・ヤエルもハモンドだけでなく,シンセ(YamahaCS15DKorg MS2000などの古いアナログシンセ)やローズも使用し,なんか昔あった<ジェフ・ローバー・フュージョン>にも通低する作風で,個人的には大いに気に入りました。今日紹介するのはその<Elastic Band>の第二弾で,昨年リリースされた彼の通算10作品目にあたる『 Momentum 』です。約10年間世話になったワーナーを離れ,ノンサッチに移籍しての初アルバムになります。基本的に『 Erastic 』の路線を継承していますが,ゲストにレッチリのベーシスト,フリーや,女性ベーシストであちこちで引っ張りだこのミシェル・ンデゲオチェロらも参加。ドラマーもブライアン・ブレイドとジェフ・バラードを使い分けしたりと,前作に比べ色彩感豊かな移籍第一弾にふさわしいアルバムに仕上がっています。2003年の東京JAZZにこのメンバー(ジョシュア=ヤエル=バラード)で来日してますが,この映像(NHKハイビジョン)がブートで流れているようです。更に同年のフランスでのジャズ・フェスでのテレビ放映された映像のブートや,ロンドンでのライブ映像などもブートで手に入ります。下の写真はフランスのクラシック・ジャズ専門チャンネル「MOZZO」の映像です。

  

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Joshua Redman / Timeles Tales

   ↑  2006/01/08 (日)  カテゴリー: tenor
Joshua Redman Timeles 

僕がジャズを聴き始めたのは1981年で,千駄木に下宿しながら御茶ノ水の駿河台予備校に通っていた時でした。ちょうどマイルスが新宿西口でライブをやった年です。はじめて聴いたジャズは,ウェザー・リポートの<Sightseeing>でした。たまたま東京FMから流れてきてエアー・チェックしたものでした。

大学に入ってからは食費を切り詰めながら,一枚,また一枚と名盤と言われるレコードを買い漁りました。そして80年代の大学生活をジャズ漬けの中で過ごしたのです。しかし1980年代に無我夢中で聴きまくったジャズにも,やがて1990年代になると魅力を感じなくなったです。聴く意欲が減衰し,新譜が出ても飛びつけない時期が長く続いたのです。もはや4ビートというフォーマットではやれる事は全てやり尽くされたのかと幻滅していたのです。そして50年代,60年代のいわゆるジャズ・ジャイアントの旧譜のレコードを収集することに夢中になっていました。このCDに出会うまでは。

1998年,仕事帰りに寄った国立駅隣のDisk Unionで然したる理由もなく一枚のCDを買って帰りました。ジョシュア・レッドマンの『 Timeles Tales 』。それまで名前は知ってはいましたが,全くその音楽を聴いたことがなかったのです。

このアルバムは<Summertime>から始まります。あの耳慣れたメロディー。でもいつもの<Summertime>とは違うのです。その特異性の張本人はピアノのブラッド・メルドーだったのです。テーマの後ろで繰り返されるピアノのリフ。アウトな危うい旋律を持つリフです。一度聴いたら忘れられないリフです。ジョシュアもすばらしいのですが,どうしてもメルドーの奏でる危うい音階,不思議なリズム感,そして恐ろしく高度なテクニックに耳を奪われてしまいます。メルドーのソロの最後のコーラスで,右手でE音のペダルトーンを出しながら左手でテーマのフェイクが現れるところなど,すごく刺激的でした。今でも誰かの<Summertime>を聴くと,僕の頭の中であのメルドーのリフがぐるぐる回り始めます。それほど強烈な印象付けがされてしまったわけです。

このアルバムを契機に,ブラッド・メルドー,ジョシュア・レッドマン,ブライアン・ブレイドのアルバムを探し求めるようになり,更にちょうどその頃発売された「JAZZ輸入盤ガイド'98」を手にしてから欧州ジャズにも興味を持ち始め,僕のジャズ病は再発していったのでした。 『 Timeles Tales 』はこちらで試聴できます。
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2006/01/08 | Comment (0) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Joshua Redman 『 Mood Swing 』

   ↑  2006/01/08 (日)  カテゴリー: 未分類

ジョシュア・レッドマンのレコーディングにブラッド・メルドーが参加したのは2回あって,先程紹介した『 Timeles Tales 』(1998)と,それに先立つこと4年前の1994年のアルバム『 Mood Swing 』です。この『 Mood Swing 』は全曲ジョシュアのオリジナルです。ここでのブラッド・メルドーは『 Timeles Tales 』で見せたような尖ったキャラではなく,ひたすら伴奏に徹して,自分のソロの際にもかなり抑えた(ように見える)演奏をしています。時たま鋭いセンテンスを織り交ぜ,最終的に彼独特のパラグラフを形成しいくのですが,かなり現在の文脈とは異なる手法を用いているようです。それはそれで素晴らしいのですが。

1994年と言えばまだブラッド・メルドーは『 Introducing 』をリリースする前ですかね。『 Introducing 』を聴いてみると,巧くて彼の硬質で危うい世界観はよく表現されてはいますが,今のような恐ろしく巧い孤高の天才といったイメージではありません。最近のややとっつきにくいアルバムに疲れた時は,僕はこの『 Introducing 』をよく聴きます。月に1回は聴いている本当の意味での愛聴盤です。あれ,最後はジョシュアの話でなく,メルドーの話になっちゃった。
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Joshua Redman 『 Timeles Tales 』

   ↑  2006/01/08 (日)  カテゴリー: 未分類

僕がジャズを聴き始めたのは1981年で,千駄木に下宿しながら御茶ノ水の駿河台予備校に通っていた時でした。ちょうどマイルスが新宿西口でライブをやった年です。はじめて聴いたジャズは,ウェザー・リポートの<Sightseeing>でした。たまたま東京FMから流れてきてエアー・チェックしたものでした。大学に入ってからは食費を切り詰めながら,一枚,また一枚と名盤と言われるレコードを買い漁りました。そして80年代の大学生活をジャズ漬けの中で過ごしたのです。しかし1980年代に無我夢中で聴きまくったジャズにも,やがて1990年代になると魅力を感じなくなったです。聴く意欲が減衰し,新譜が出ても飛びつけない時期が長く続いたのです。もはや4ビートというフォーマットではやれる事は全てやり尽くされたのかと幻滅していたのです。そして50年代,60年代のいわゆるジャズ・ジャイアントの旧譜のレコードを収集することに夢中になっていました。このCDに出会うまでは。

1998年,仕事帰りに寄った国立駅隣のDisk Unionで然したる理由もなく一枚のCDを買って帰りました。ジョシュア・レッドマンの『 Timeles Tales 』。それまで名前は知ってはいましたが,全くその音楽を聴いたことがなかったのです。

このアルバムは<Summertime>から始まります。あの耳慣れたメロディー。でもいつもの<Summertime>とは違うのです。その特異性の張本人はピアノのブラッド・メルドーだったのです。テーマの後ろで繰り返されるピアノのリフ。アウトな危うい旋律を持つリフです。一度聴いたら忘れられないリフです。ジョシュアもすばらしいのですが,どうしてもメルドーの奏でる危うい音階,不思議なリズム感,そして恐ろしく高度なテクニックに耳を奪われてしまいます。メルドーのソロの最後のコーラスで,右手でE音のペダルトーンを出しながら左手でテーマのフェイクが現れるところなど,すごく刺激的でした。今でも誰かの<Summertime>を聴くと,僕の頭の中であのメルドーのリフがぐるぐる回り始めます。それほど強烈な印象付けがされてしまったわけです。

このアルバムを契機に,ブラッド・メルドー,ジョシュア・レッドマン,ブライアン・ブレイドのアルバムを探し求めるようになり,更にちょうどその頃発売された「JAZZ輸入盤ガイド'98」を手にしてから欧州ジャズにも興味を持ち始め,僕のジャズ病は再発していったのでした。


『 Timeles Tales 』はこちらで試聴できます。
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Stewy Von Wattenwyl / dienda

   ↑  2006/01/07 (土)  カテゴリー: piano

stewy von wattenwyl dienda 

昨日,ティル・グルーネバルネの『 Phonosource 』を紹介しましたが,メンバーはみなSwiss Jazz Orchestraの無名若手ミュージシャンかと思ってましたが,よくクレジットを見ましたら,ドラムがステューイ・フォン・ワッテンウィルのトリオで活躍しているトビアス・フリードリでした。

先日紹介した『 Cookin' Live 』(2001 PJL)には参加してませんが,今日紹介する『 dienda 』(2004 Brambus records)で叩いてます。 このアルバムは,ブログ「peopletime」のなおきさんもお薦めしていましたが,確かに『 Cookin' Live 』よりもよくできたアルバムです。僕もこちらの方が好みであります。

オリジナルを2曲にとどめ,他は<My Favourite Things >,<Blue in Green >,<My One And Only LOve >,<Reflection>(レイ・ブライアント),<Lullaby of Birdland>(ジョージ・シアリング)などが並び,それぞれのアレンジも凝っていて新鮮な響きが味わえます。<Blue in Green >なんかボサノバで演っちゃてます。

Stwwy Von Wattenwyl 『dienda 』(2004 Brambus Records )
Stwwy Von Wattenwyl (p)
daniel Schlappi (b)
Reggie Johnson (b)
Tobias Friedli (ds)

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Miles Davis / Munich Concert 補足

   ↑  2006/01/07 (土)  カテゴリー: trumpet

Miles Davis germany DVD 

一昨日,マイルスの
Munich Concert の話をしましたが,ちょっと補足しておきます。中山康樹氏によると,このブートは東芝から出ているDVD Live in Munich (海外では Live in Germany 1988 として出ている)と,最近海外で発売されているブートDVD Prince of Darkness とのカップリングCDとの事。なーんだ,『 Live in Munich 』と『 Live in Germany 1988 』は同じものなの(実はちょっと違ったけど)
。『 Live in Germany 1988 』は持ってたような。ということで,DVD棚を探したらありました,『 Live in Germany 1988 』が。買ったことも忘れている始末。どうしようもありません。

今回の3枚組とこれらの
DVDを比べてみると,Disk1Disk2が『 Live in Germany 1988 』から,Disk3が『 Prince of Darkness 』からのパイレートでした。『 Prince of Darkness 』の中には70年のワイト島での35分のライブ映像も納められていますが,これも別ブートDVDからのパイレートということで,ブートDVDから新たなブートDVDを制作し,さらにそこから音源だけ吸い取りブートCDを作って格安で売りさばくという,非常にあこぎな商売をしているわけですね。

 Miles Munich DVD Foley Miles Munich DVD Mazur

R)マリリン・マズールのパーフォマンスはなかなかセクシーです。テクニックも抜群。
L)フォーリーです。元映像が悪いため分かりにくいけど,太い弦が4本だけでしょ。アームまでくつけてます。ギターサウンドを出すため,ほとんど24フレットぎりぎりでのソロがほとんどです。ピック弾きしてるんだし,そんな無理してベース弾かなくても,ギター弾けばいいのに。

最近,エバンスのブート
Gambitというレーベルから4枚ほど出てますね。マイルス程でないにしても,エバンスのブートも大賑わいです。

P.S. マイルスの「セラー・ドア」を買おうか買うまいか迷っている。15000円はかなりの出費だしな~と思っていたら,アマゾンでなんと8800円。なんでこんなに差があるんだ。アマゾンに申し込んじゃおうかな。セラー・ドアでのキースの神がかりの狂喜のキーボード,すごく聴きたい。


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Stewy Von Wattenwyl 『dienda 』

   ↑  2006/01/07 (土)  カテゴリー: 未分類

昨日,ティル・グルーネバルネの『 Phonosource 』を紹介しましたが,メンバーはみなSwiss Jazz Orchestraの無名若手ミュージシャンかと思ってましたが,よくクレジットを見ましたら,ドラムがステューイ・フォン・ワッテンウィルのトリオで活躍しているトビアス・フリードリでした。先日紹介した『 Cookin' Live 』(2001 PJL)には参加してませんが,今日紹介する『 dienda 』(2004 Brambus records)で叩いてます。

このアルバムは,ブログ「peopletime」のなおきさんもお薦めしていましたが,確かに『 Cookin' Live 』よりもよくできたアルバムです。僕もこちらの方が好みであります。オリジナルを2曲にとどめ,他は<My Favourite Things >,<Blue in Green >,<My One And Only LOve >,<Reflection>(レイ・ブライアント),<Lullaby of Birdland>(ジョージ・シアリング)などが並び,それぞれのアレンジも凝っていて新鮮な響きが味わえます。<Blue in Green >なんかボサノバで演っちゃてます。

Stwwy Von Wattenwyl 『dienda 』(2004 Brambus Records )
Stwwy Von Wattenwyl (p)
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Reggie Johnson (b)
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Miles Davis 『 Munich Concert 』 補足

   ↑  2006/01/07 (土)  カテゴリー: 未分類
                        
          Live in Germany 1988

一昨日,マイルスの Munich Concert の話をしましたが,ちょっと補足しておきます。中山康樹氏によると,このブートは東芝から出ているDVD Live in Munich (海外では Live in Germany 1988 として出ている)と,最近海外で発売されているブートDVD Prince of Darkness とのカップリングCDとの事。なーんだ,『 Live in Munich 』と『 Live in Germany 1988 』は同じものなの(実はちょっと違ったけど)。『 Live in Germany 1988 』は持ってたような。ということで,DVD棚を探したらありました,『 Live in Germany 1988 』が。買ったことも忘れている始末。どうしようもありません。

今回の3枚組とこれらの
DVDを比べてみると,Disk1Disk2が『 Live in Germany 1988 』から,Disk3が『 Prince of Darkness 』からのパイレートでした。『 Prince of Darkness 』の中には70年のワイト島での35分のライブ映像も納められていますが,これも別ブートDVDからのパイレートということで,ブートDVDから新たなブートDVDを制作し,さらにそこから音源だけ吸い取りブートCDを作って格安で売りさばくという,非常にあこぎな商売をしているわけですね。

 
R)マリリン・マズールのパーフォマンスはなかなかセクシーです。テクニックも抜群。
L)フォーリーです。元映像が悪いため分かりにくいけど,太い弦が4本だけでしょ。アームまでくつけてます。ギターサウンドを出すため,ほとんど24フレットぎりぎりでのソロがほとんどです。ピック弾きしてるんだし,そんな無理してベース弾かなくても,ギター弾けばいいのに。

最近,エバンスのブート
Gambitというレーベルから4枚ほど出てますね。マイルス程でないにしても,エバンスのブートも大賑わいです。

P.S. マイルスの「セラー・ドア」を買おうか買うまいか迷っている。15000円はかなりの出費だしな~と思っていたら,アマゾンでなんと8800円。なんでこんなに差があるんだ。アマゾンに申し込んじゃおうかな。セラー・ドアでのキースの神がかりの狂喜のキーボード,すごく聴きたい。



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