雨の日にはジャズを聴きながら90年代以降のジャズを気ままに綴っています。 旧ブログ 『 雨の日には JAZZ を聴きながら 』 からのデータ移行は終了しました。ジャズ以外にも、時々デジタル関連の物欲記事、最近ハマっているカメラの話題も少しアップしています。 

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杏林大学附属病院 割りばし死亡事故 (2)

   ↑  2006/03/29 (水)  カテゴリー: 未分類
「ちゃんとレントゲンやCT・MRIを実施していたら
割り箸の存在くらいは判っただろう。死なずに済んだのに。この医師が無罪なんで~」

今日も朝の番組でこの医師は袋叩きです。

このお母さんは担当医師に「のどに割りばしを刺した」としか告げてなかったのです。刺さった割りばしは子供が既に抜いていて,その傷跡は既に凝血塊で塞がっていて,7cm以上も割りばしが刺さったことなど分からなかったのです。お母さんが「先生,割りばしの破片が残っているかもしれないです」と告げれば画像診断が可能であったとおもうのですが。お母さんは受診時「子供はぐったりしていた」と言っていますが,事実は医師が「口をあけて~」というとちゃんと口を開けるほど意識はほぼ清明(専門用語ではI-2と言います)であったのです。そんな状況でCT,MRIを撮ろうと思うでしょうか。しかも子供です。検査中暴れてしまい綺麗な画像など望めません。MRIなど高額な検査費用がかかるし,その上,読影できないひどい画像しか得られず,明らかにやりすぎです。まず,大体「CTを撮っていれば割りばしは写っていたので」という事はありません。割りばしは抜き取られていたのですから。

医師に過失はある。しかしその過失が原因で子供は死亡したのではない。子供は誤って割りばしを喉に突き刺し,それが小脳まで達し死亡した。よって,過失と死の間には合理的な関連性が見出せない。だから「業務上過失致死」としては無罪。刑事事件としての話です。民事はまた別です。そのあたりを混同してはいけません。
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2006/03/29 | Comment (0) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

杏林大学附属病院 割りばし死亡事故

   ↑  2006/03/28 (火)  カテゴリー: 未分類
1999年の杏林大学附属病院での割りばし死亡事故の東京地裁での判決が出ました。

<無罪>でした。

僕はこの医師の<無罪>は当然だと考えています。この医師に過失はあってでしょう。でもその過失のせいで子供は死亡したのではありません。小脳まで達する割りばしによる刺傷により死亡したのです。過失と死亡との因果関係には合理的な疑いが残るわけで,当然,業務上過失致死事件については<無罪>であるのです。
このお母さんは子供が割りばしを持って走り回っている時点で起こりうる事故を回避するべきであったし,それが出来ないとしても,折れた割りばしを見て不思議だと感じ,担当した医師にその事を告げるべきであったと思います。お母さんは,自分の不注意を棚に上げて,医師ばかりを攻めますが,救急医療とはそもそも一番事故が起こりやすい部署であり,スタッフはみんな夜も寝ずに,へとへとになりながら頑張っているんです。このようなことで有罪になるのであれば,救急医療に携わる人材がますます減ってしまいます。

もう少し,お母さんに注意力があればそもそも事故そのものが起こらなかったと思うのです。僕にはこのお母さんの身勝手な発言に憤りを感じます。病院に行けば,どんな病気でも治って,元気になれるという幻想は捨てるべきです。まず,どうしてそのような事故が起きたのかをよく考えて欲しいです。

不当起訴された耳鼻科医を支援する会
テレビや新聞などの<無罪という結論と簡単な判決理由>だけでは,非常に誤解されやすい事件です。ぜひ,このサイトの特に「経緯と検証」「事件についてのQ&A」をご覧になってください。
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2006/03/28 | Comment (5) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

SFJAZZ COLLECTIVE 『 SFJAZZ COLLECTIVE 2 』

   ↑  2006/03/28 (火)  カテゴリー: 未分類

SFJAZZ COLLECTIVEの新作がリリースされました。本作はSFJAZZ COLLECTIVE名義の第二弾で,2005年春のSFJAZZ spring SEASON でのライブ音源です。このSFJAZZというのは,サンフランシスコのNPO団体で,ジャズの発展と教育のために1983年に「Jazz in the City 」という名前で発足しました。初めは一年のうちの一定期間のみ開催されるjazz festival を開催していましたが,1999年に名称を「 SFJAZZ 」と変更したあたりから,一年を通して開かれているイヴェントをたくさん開催するようになりました。まず今年で24回目になる一番歴史の古い「 SAN FRANCISCO JAZZ FESTIVAL 」は10月から11月にかけて開かれます。3月から5月には「 SFJAZZ spring SEASON 」が開かれます。SFJAZZ COLLECTIVEもこのフェスティバルに出演しています。そして夏になると「 SFJAZZ SUMMERFEST 」という屋外無料ライブがベイ・エリアを中心に様々な場所で開かれます。その他にも教育イベントや特別公演などもあるようです。詳しくはSFJAZZ official HP をご覧ください。

さて,本題のSFJAZZ COLLECTIVEですが,2004年にジョシュア・レッドマンを中心に総勢8名で結成されたユニットで,春のイヴェント「 SFJAZZ spring SEASON 」に同年より出演しています。2004年のライブも「 SFJAZZ COLLECTIVE 」というタイトルでディスクになっています。今回の「 SFJAZZ COLLECTIVE 2 」とは若干メンバー交代がありますが,音楽的には全く変わりありません。メンバーはまずフロントがジョシュア・レッドマン(ts,ss),ニコラス・ペイトン(tp),ミゲル・ゼノン(as),アイザック・スミス(tb)で,ピアノがリニー・ロスネス,ドラムがエリック・ハーランド,ベースがマット・ペンマン,そしてなんと彼らとは親子ほどの年齢差があるであろうボビー・ハッチャーソンがヴィブラフォンで参加しています。ヴィブラフォンを加えるのなら何故ウォーレン・ウルフでなかったのか,ちょとわかりませんが,ボビハチのヴィブラフォンは世代格差を全く感じさせない新鮮な演奏です。

このバンドは毎年,偉大なジャズ・ミュージシャンの楽曲を取り上げることをテーマにしていて,2004年はオーネット・コールマンの楽曲を3曲演奏していましたが,今回はジョン・コルトレーンにスポットがあたりました。コルトレーンの<Naima>,<Half Full>,<Cresent >,<Africa >などを演奏しています。それ以外は彼らのオリジナルを持ち寄って演奏しています。日本国内の夏の野外ジャズフェスのように,やっつけな急遽結成された即席ユニットとは違って,よく練られたオリジナル楽曲に,ギル・ゴールドスタインの緻密なアレンジが加わり,素晴らしいハード・バップ・アンサンブルを聴かせてくれます。聴き応え十分です。日本のジャズフェスも見習ってもらいたいものです。

実はインターネット販売限定でこのライブの2枚組み盤もあるようです。その曲目を見るとコルトレーンの<26-2 >や< Love/Dear Load >なども演奏しているみたいです。2004年ライブ盤と2005年ライブ盤では甲乙付けがたく,どちらも凄くカッコイイですよ。どちらか聴いたら必ずもう一枚も聴きたくなるはずです。ちなみに今年のSFJAZZ COLLECTIVEのライブは4月14日から16日に開かれますが,トロンボーンがLCJOのメンバー,アンドレ・ヘイワードに交代になっている以外,昨年と同じメンバーのようです。そして今年のテーマはハービー・ハンコックだそうです。

P.S. コルトレーンの<26-2>って曲。超難解なため,コルトレーン自身も上手に演奏できなかった曲で,彼の死後「The Coltrane Legacy 」(Atlantic)に収められています。偶然にも2月27日にマイ・ブログで紹介したFredrik kronkvistも自身のアルバムの中で演奏しています。最近ミュージシャンの中ではブームなのでしょうか。できたらこの<26-2>をジョシュアがどう料理しているのか聴いてみたかったですね。
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2006/03/28 | Comment (4) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Emanuele Cisi 『 urban Adventures 』

   ↑  2006/03/22 (水)  カテゴリー: 未分類

イタリアン・ジャズが好きだなんて言っておきながら,今までこの人を聴いたことながったんです。どうしてかって,名前があまりにもジャズマンらしくないでしょ,エマニュエルなんて。しかも名字はシシですから,どう転んでもジャズマンには聞こえない。しかも顔がムサクルシイでしょ。単にそんなどうでもいい事で今まで聴かず嫌いしていたことを本作を聴いて深く反省しております。結論から言うとものすご~く,イイ。どうイイかというと,high Fiveそっくりの2管イケイケ・ハード・バップで乗らせといて,哀愁バラードでほろっと泣かす。緩急つけて人の心を弄ぶ,とっても聴き手の心を掴むのが上手いところがたまりません。テナーも上手いがそれ以上にソプラノの音色が涙腺を刺激します。う~,顔に似合わずナイーブな感性の持ち主なのね。

そもそも彼の名前を知ったのは,杉田宏樹氏の著書『 ヨーロッパのJAZZレーベル 』の中で,Pygmalion から2000年にリリースされたエマニュエル・シシの『 L'ange Cache 』(邦題:隠れた天使)が紹介されていたことでした。このアルバムには,ナタリー・ロリエ,パオロ・フレス,アルド・ロマーノらが参加していて,杉田氏も1頁を割いて熱く紹介していたことから,かなり出来のいい作品であろうことは想像していまいした。でも,いつのまにか店頭から姿を消していて,そのまま僕の頭の中では「中古で見つけたらとりあえず買っておくCD 」リストに入ってしまったわけです。

最近は「ガッツ・プロダクション」の新譜は全て押さえるようにしていたので,今回は買い逃すことがなかったですが,このところ5つ☆作品がなかったガッツの諸作品の中で,これはダントツの5つ☆です。愛しちゃってます。

ところで,スイング・ジャーナル4月号から「ジャズ界にもの申す!」という連載が始まりました。第一回のライターは岩波洋三氏が担当しているのですが,その中で「ヨーロッパジャズ・ファンの中には,最近少々飽きてきたという声も聞かれるようになった」と言われていました。確かにこれだけ欧州ジャズ,特に僕などはピアノ・ジャズを聴いていると,どれも高水準で出来はいいのですが,さて,今聴いているのは誰のアルバムだったっけと,混乱してしまうほど似たようなミュージシャンが多く,最近は少々食傷ぎみではありました。でも,このエマニュエルの新作などを聴いてみると,まだまだ,どうして,欧州ジャズには僕の知らない秘宝が数多く眠っているんだな~と,日々のCD漁りにも熱が入る今日この頃であります。

Emanuel Cisi の HPはこちら。今までのリーダー・アルバムの試聴もできます。

P.S. メンバーについては触れませんでしたが,ピアノのパオロ・ピッロもペットのフランソワ・シャサーニトも実に味のある歌を奏でます。特にM-5<Weather of Dreams>でのピッロのソロには,酒と涙なしには聴けません。
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2006/03/22 | Comment (5) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Pippo Matino 『 Bassa Tensione 』

   ↑  2006/03/22 (水)  カテゴリー: 未分類

3月14日に当ブログで紹介した15才のピアニスト,オースティン・ペラルタが,昨夜,PerfectTV! の「ルーシーズ・ルーム」に出演していたので観てみました。アルバムのライナーノーツには,彼自身が競演したいベーシストとしてロン・カーターを指名したと書いてありましたが,インタビューの中では,「彼(ロン・カーター)のことは,競演するまであまりよく知らなかったんだ。でもその演奏を聴いてショックを受けたよ。素晴らしいんだ。」と答えていました。怖いもの知らずの15才ですね。末恐ろしい少年ですわ。

今日は,昨日紹介したイタリアの驚異のベーシスト,ドミニク・ディ・ピアッツァの流れで,もう一人,イタリアのベーシストを紹介したいと思います。ピッポ・マティーノというベーシストです。日本では全くの無名です。本国でもどれくらい知名度があるのかわかりません。でもフラビオ・ボルトロのデビュー・アルバム『 Road Runner 』(1999 Blue Note)やファブリティオ・ボッソも参加しているサバティーノ・マテウチの『 Stanky Ma Funky 』(2005 wide sound)にもクレジットされているくらいですから,そこそこ活躍しているのでしょう。

本作は1993年,VIA VENTOから発売された彼のおそらく唯一のリーダー・アルバムです。マイク・スターンが2曲で参加しています。その他にもロッコ・ジファレリも参加しています。ピッポのベースはジャコそっくりです。フレッテッドを弾くとジェフ・バーリンにも似ています。とにかく馬鹿テクです。ジャコの<Tenn Town>を演奏していますが,ウェザー・リポートの『 8:30 』での<Tenn Town>そっくりなんです。少しは自分なりにアレンジすればいいようなものを,全くそんな小細工をせず,ストレートにジャコを真似ているんですね。

ベーシストには面白いアルバムですが,一般的にはお勧めできないかもね。でも,中古店で安く見つけたら,聴いてみても損はないと思いますよ。

<訂正>
フラビオ・ボルトロのでデビューアルバムは『 Road Runner 』(1999 Blue Note)と書きましたが,VENTO AZULさんより,1991年9月録音のFLAVIO BOLTRO QUARTET/FLABULA(PENTA FLOWERS)が最も古いとのご指摘をいただきました。訂正してお詫びいたします。
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2006/03/22 | Comment (8) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Emanuele Cisi 『 urban Adventures 』

   ↑  2006/03/22 (水)  カテゴリー: tenor
Emanuele Cisi  『 urban Adventures 』
イタリアン・ジャズが好きだなんて言っておきながら,今までこの人を聴いたことながったんです。どうしてかって,名前があまりにもジャズマンらしくないでしょ,エマニュエルなんて。しかも名字はシシですから,どう転んでもジャズマンには聞こえない。しかも顔がムサクルシイでしょ。単にそんなどうでもいい事で今まで聴かず嫌いしていたことを本作を聴いて深く反省しております。結論から言うとものすご~く,イイ。どうイイかというと,high Fiveそっくりの2管イケイケ・ハード・バップで乗らせといて,哀愁バラードでほろっと泣かす。緩急つけて人の心を弄ぶ,とっても聴き手の心を掴むのが上手いところがたまりません。テナーも上手いがそれ以上にソプラノの音色が涙腺を刺激します。う~,顔に似合わずナイーブな感性の持ち主なのね。

そもそも彼の名前を知ったのは,杉田宏樹氏の著書『 ヨーロッパのJAZZレーベル 』の中で,Pygmalion から2000年にリリースされたエマニュエル・シシの『 L'ange Cache 』(邦題:隠れた天使)が紹介されていたことでした。このアルバムには,ナタリー・ロリエ,パオロ・フレス,アルド・ロマーノらが参加していて,杉田氏も1頁を割いて熱く紹介していたことから,かなり出来のいい作品であろうことは想像していまいした。でも,いつのまにか店頭から姿を消していて,そのまま僕の頭の中では「中古で見つけたらとりあえず買っておくCD 」リストに入ってしまったわけです。

最近は「ガッツ・プロダクション」の新譜は全て押さえるようにしていたので,今回は買い逃すことがなかったですが,このところ5つ☆作品がなかったガッツの諸作品の中で,これはダントツの5つ☆です。愛しちゃってます。

ところで,スイング・ジャーナル4月号から「ジャズ界にもの申す!」という連載が始まりました。第一回のライターは岩波洋三氏が担当しているのですが,その中で「ヨーロッパジャズ・ファンの中には,最近少々飽きてきたという声も聞かれるようになった」と言われていました。確かにこれだけ欧州ジャズ,特に僕などはピアノ・ジャズを聴いていると,どれも高水準で出来はいいのですが,さて,今聴いているのは誰のアルバムだったっけと,混乱してしまうほど似たようなミュージシャンが多く,最近は少々食傷ぎみではありました。でも,このエマニュエルの新作などを聴いてみると,まだまだ,どうして,欧州ジャズには僕の知らない秘宝が数多く眠っているんだな~と,日々のCD漁りにも熱が入る今日この頃であります。

Emanuel Cisi の HPはこちら。今までのリーダー・アルバムの試聴もできます。

P.S. メンバーについては触れませんでしたが,ピアノのパオロ・ピッロもペットのフランソワ・シャサーニトも実に味のある歌を奏でます。特にM-5でのピッロのソロには,酒と涙なしには聴けません。
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2006/03/22 | Comment (0) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

車ジャケ

   ↑  2006/03/21 (火)  カテゴリー: 未分類

4月から仕事の異動があり,車で片道20kmの長距離通勤になります。子供もまだ小さいし,妻も車での移動が多々あるため,この機会に思い切って2台目の車を買うことにしました。予算は130万円。その予算では当然新車は買えませんから中古車になります。僕が通勤で使用することを考え,はじめはヴィッツやマーチなどの燃費の良い国産小型車を検討していましたが,徐々に色気が出てきて,プジョー206やワーゲン・ポロなども候補になってしまい,なかなか実際の購入まで至っておりません。妻はヴィッツやマーチが欲しいらしく,一方僕は輸入車が欲しいと,意見が真っ向から食い違っているんですね。一昨日の日曜日と今日は朝から日が暮れるまで,ずーと都内を中心に埼玉,千葉の中古販売店めぐりをしています。なかなかいい車がみつかりません。正確には予算に収まるいい車ということですが。でもこうして妻と子供,愛犬と一緒にドライブがてら車探しも楽しいものです。結局,今日も決められませんでした。


さてと。車の話が出たところで,ジャケットに車が登場するアルバムを思いつくままにレコード棚から一掴みしてきました。なんてことはない,全部Blue Noteですが。


まずはドナルド・バードの車シリーズ3枚です。

左:『 Off To The Races 』Blue Note 4007 ドナルド・バードのBN初リーダーです。ジャケットに写っている車はベンツ 190SL 1960年式だと思うのですが,録音が1958年12月なんですね。もし,車種が正しければSLが新車発表した直後のカヴァー撮影だったのでしょうか。
中:『 A New Perspective 』 Blue Note 4124 ドナルド・バードの1963年吹き込み。写っている車は(たぶん)ジャガーのE-Typeでしょう。当時はかなり人気があり,映画俳優らもこぞって購入した,ジャガーを世に知らしめた名車ですね。
右:『 The Cat Walk 』Blue Note 4075 バードのBN5作目。1961録音。この車もジャガーですね。MK-II かな?


ジャガーと言えばこんなものありました。ジミー・スミスの『 Crazy! Baby 』。クエンティン・ウォーレンを加えたギター・トリオです。写っている女性はモデルのマリオン・ベイカーという人だそうです。BNにはめづらしいカラー・カヴァーです。


ハンク・モブレーの『 A Caddy For Daddy 』BN4230 にも車+女性が登場します。車種はキャデラックでしょうか?アメ車は苦手なのでよくわかりません。BN4200番台になると,変なポーズをとる女性がたびたび登場しますが,カヴァー・デザインとしては僕は好きです。内容は凡庸ですが。


極めつけは,スタンレー・タレンタインの『 Joyride 』BN4201。ヘッドライトの枠のメッキ部分にタレンタインが小さく写っているんですね。洒落ています。オリバー・ネルソンのアレンジによる大編成のアンサンブルをバックに,タレンタインが雄々しく朗々とブローするといった感じです。

他にもジミー・スミスの『 I'm Movin' 』(BN 4255)やスリー・サウンズの『 Here We Come 』(BN4088)などがありますよ。

<追加>

「車じゃけ,っていえば,ジミー・スミスのクリスマスでしょ!」とすずっく嬢がおっしゃるので,追加しておきます。
真冬にアルファロメオ・スパイダーのホロを全開にして,とっても寒そうなジミー・スミスですが,演奏はとってもホットです。僕としてはちょっとベタな感じがしないでもないですが。でも,最後の<Greensleeves>のアレンジはカッコイイです。この曲のギターはバレルです。

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2006/03/21 | Comment (7) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

John Mclaughlin Trio DVD

   ↑  2006/03/21 (火)  カテゴリー: 未分類

35日にブログ「Jazz&Drummer」の管理人naryさんから,ドミニク・ディ・ピアッツァの動画がみられるブログElectric BASS+etc…を紹介していただき,感激して観ておりましたが,その動画の元はGoogle Videoの映像なんですね。それ以来,Google Videoがちょっとしたマイ・ブームになっております。結構,暇つぶしには面白いサイトで,適当に検索用語を入れて楽しんでいます。ちなみに「Bass solo 」と検索してみるとドミニク・ディ・ピアッツァ以外にもマーク・キングヴィクター・ウッテンのソロが見られます。そのほかにも面白いbass soloではone handed bass solo なんていう映像があったのですが,これがなかなか凄いアマチュア・ベーシストです。ベーシスト必見ですよ。

で,話はドミニク・ディ・ピアッツァに戻るのですが,
Google Videoにあるこの映像は1990年頃のJohn Mclaughlin Trioの物なんですが,きっとブートレグDVDでも存在するのではないかと探したところ,これがあったんです。Google Videoの映像と同じではないようですが,1991年頃のベルリンでのライブ映像で,メンバーは同じくマクラフリン,ピアッツァ,それにパーカッションのトリロク・グルトウで,アルバムでいうと『 Que Alegria 』(1992 Verve)の時のものです。おそらく世界一高速なフレーズが弾ける超絶技巧のベーシスト,ピアッツァがたっぷり観られます。また,インドの怪人ドラマー,通称お座敷ドラマーこと,トリロク・グルトウにも目が釘付けです。詳しくはnaryさんのブログに書かれていますので参照してください。なにしろ座ってドラムを叩くんですから,目が点です。水の張ったバケツの中に鈴やシンバルを浸したり,彼が考案したという尻尾の生えた太鼓のようなすスプリング・ドラムという楽器を披露したり,更には,マクラフリンとヴォイス・パーカッション?の掛合いをしてみたり,次々と技を披露し楽しませてくれます。マクラフリンもギター・シンセ(フォトン)をアコースティック・ギターにつなぎ,まるでザビヌルのような世界を創り上げていきます。

 
左:グルトウとマクラフリンのヴォイス・パーカッション合戦。横で観ていた妻は笑っていました。「二人の声が合ってないじゃん」。こいつにはジャズのインプロビゼーションというものが理解でいないようです。
右:なべの蓋みたいなものを水に沈めてピッチを変えています。ギターのトレモロ・アームのような効果でしょうか。
 
左:クラシック・ギターと全く奏法は同じです。ベーシストとしては邪道ですが,ここまで弾ければたいしたもの。ジェフ・バーリンを軽~く飛び越えています。あんたが一番。
右:ほら,立て膝で叩いているでしょう。左足でハイ・ハットを踏んでいます。バスドラの代わりにローチューニングのタムを右手で叩いています。

↑これがスプリング・ドラムです。よくわかりません。





この頃のギター・トリオはベーシストが次々に代わっていきましたね。ジョナス・エルボーグ,ジェフ・バーリン,カイ・エクハルトなど。できれば彼らの在籍していた頃の映像も観てみたいのですがないのでしょうかね。アルバムとしてもカイ・エクハルト参加の『live at Royal Festival Hall (1989)と,ピアッツァ参加の『 Que Alegria 』だけですから,ちょっと寂しいです。

最後にピアッツァ参加アルバムを3枚紹介しておきます。(以前に取り上げたものばかりですが)
  
左:今回紹介したDVDのメンバーでの唯一のスタジオ・レコーディング。こんなに素晴らしいトリオだったのにどうして短命で終わったのか不思議です。マクラフリンって,結構飽きっぽい性格ではありますよね。
中:デニチェン,ラングレーンと組んだユニット「Front Page」。ちょっと軽く流したフュージョンてな感じ。ピアッツァも押さえ気味の演奏です。
右:コモもバカテクですから凄く密度の高いジャズが聴けます。僕の愛聴盤です。

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2006/03/21 | Comment (11) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Trio Acoustic 『 Autumn Leaves 』

   ↑  2006/03/16 (木)  カテゴリー: 未分類

今日も仕事が忙しく,帰宅したら9時を回っていました。夕食を済ませ,いつものように自分の部屋に籠り,さて今日は何を聴こうかとCD棚を眺めましたが,膨大なCD群を前に,どれを聴いたら良いの決められません。少ない鑑賞時間ですからつまらないジャズは聴きたくないし,さてどうしようかと思い悩んだ末(そんなことで悩むな),無の境地に身を置き,はっと頭の中に浮かんできたジャケットの絵柄がこのトリオ・アコースティックの『 Autumn Leaves 』でした。

トリオ・アコースティックはハンガリーのピアニスト,ゾルタン・オラー,ベーシストでゾルダン・オラーの弟,ピーター・オラーの2人に,ドラマーのエミール・イエリネク,あるいはゲオルギー・イエセンスキーを加えたトリオです。本作は1995年と1997年のアルバムのカップリングCDで,東欧系のJAZZに強い,ガッツ・プロダクションの「ピアノ・トリオ・万歳」シリーズの一枚として発売になっています。個人的には「ピアノ・トリオ・万歳」の中では2番目に好きなアルバムです。ちなみに1番気に入っているのはソルト・カルトネッカーの『 Triangular Expressions 』なんですけどね。

この『 Autumn Leaves 』の凄いのはなんと言ってもベースの音です。ピアノの音はエコーのかかったオフ気味の音で録音されているのに対し,ベースの音は生音のゴリゴリ感を残しながらそれでいて非常にクリアで,目の前で弾いているような迫力があります。ベースのピーター・オラーの演奏能力も非常に高く,ちょうどスタイル的にはブライアン・ブロンバーグに似ています。ピアノのゾルダン・オラーも技巧派です。同じハンガリーのソルト・カルトネッカーといい勝負してます。

寺島靖国氏がアサヒ・コムに連載していた「サニーサイドジャズカフェ」の中で本作を紹介しているのですが,寺島氏はM-5<Has That Summer Gone >がお気に入りだと書いていました。哀愁のラテン音楽なのですが,いかにも寺島氏らしい選択だな~と感心しました。あの方はジャズ好きというより,なんだか「哀愁旋律愛好家」というか「美メロディーの人」なんですよね。僕も結構そうです。

結局,石田あゆみの<ブルーライト・ヨコハマ>を聴きながら幼少期を過ごした僕としては,ジャズもやっぱり美メロに耳が自然と向いてしまうのです。アドリブは二の次。そんないい加減なジャズ・ファンなんです,僕は。

今,聴きながら書いているのですが,例の「バカ本」の方々に言わせれば,こうした“ながら聴き”では駄目なのでしょうね。ちょっと反省。でも忙しくて時間ないんですよね(だったらブログやめちゃえ~)。

P.S. ちなみに本作はデジ・パック仕様で,中ジャケには,葉っぱなしの同じ構図の写真が使われています。w(・o・)w オオー!        

ていうのはウソ。m(。._.)m
関連記事

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2006/03/16 | Comment (17) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Trio Acoustic 『 Autumn Leaves 』

   ↑  2006/03/16 (木)  カテゴリー: piano
Trio Acoustic 『 Autumn Leaves 』
今日も仕事が忙しく,帰宅したら9時を回っていました。夕食を済ませ,いつものように自分の部屋に籠り,さて今日は何を聴こうかとCD棚を眺めましたが,膨大なCD群を前に,どれを聴いたら良いの決められません。少ない鑑賞時間ですからつまらないジャズは聴きたくないし,さてどうしようかと思い悩んだ末(そんなことで悩むな),無の境地に身を置き,はっと頭の中に浮かんできたジャケットの絵柄がこのトリオ・アコースティックの『 Autumn Leaves 』でした。

トリオ・アコースティックはハンガリーのピアニスト,ゾルタン・オラー,ベーシストでゾルダン・オラーの弟,ピーター・オラーの2人に,ドラマーのエミール・イエリネク,あるいはゲオルギー・イエセンスキーを加えたトリオです。本作は1995年と1997年のアルバムのカップリングCDで,東欧系のJAZZに強い,ガッツ・プロダクションの「ピアノ・トリオ・万歳」シリーズの一枚として発売になっています。個人的には「ピアノ・トリオ・万歳」の中では2番目に好きなアルバムです。ちなみに1番気に入っているのはソルト・カルトネッカーの『 Triangular Expressions 』なんですけどね。

この『 Autumn Leaves 』の凄いのはなんと言ってもベースの音です。ピアノの音はエコーのかかったオフ気味の音で録音されているのに対し,ベースの音は生音のゴリゴリ感を残しながらそれでいて非常にクリアで,目の前で弾いているような迫力があります。ベースのピーター・オラーの演奏能力も非常に高く,ちょうどスタイル的にはブライアン・ブロンバーグに似ています。ピアノのゾルダン・オラーも技巧派です。同じハンガリーのソルト・カルトネッカーといい勝負してます。

寺島靖国氏がアサヒ・コムに連載していた「サニーサイドジャズカフェ」の中で本作を紹介しているのですが,寺島氏はM-5<Has That Summer Gone >がお気に入りだと書いていました。哀愁のラテン音楽なのですが,いかにも寺島氏らしい選択だな~と感心しました。あの方はジャズ好きというより,なんだか「哀愁旋律愛好家」というか「美メロディーの人」なんですよね。僕も結構そうです。

結局,石田あゆみの<ブルーライト・ヨコハマ>を聴きながら幼少期を過ごした僕としては,ジャズもやっぱり美メロに耳が自然と向いてしまうのです。アドリブは二の次。そんないい加減なジャズ・ファンなんです,僕は。

今,聴きながら書いているのですが,例の「バカ本」の方々に言わせれば,こうした“ながら聴き”では駄目なのでしょうね。ちょっと反省。でも忙しくて時間ないんですよね(だったらブログやめちゃえ~)。

P.S. ちなみに本作はデジ・パック仕様で,中ジャケには,葉っぱなしの同じ構図の写真が使われています。w(・o・)w オオー!        

ていうのはウソ。m(。._.)m
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Jackie Mclean / Vertigo

   ↑  2006/03/15 (水)  カテゴリー: alto

Jackie Mclean 『 Vertigo 』 

4月からの異動に向けて,今月中に片付けなきゃならない仕事が山積み状態で,目が回る忙しさです。のんびりブログ更新などしてられなくなってきました。とは言っても,ジャズを聴かずに寝れない性分ですので,なにか一枚でもと,「目が回る忙しさ」に引っ掛けて,こんなの引っ張り出してきました。

以前,LPでマクリーンのコンプリート・コレクションを目指していた頃,どうしても手に入らなかったアルバムがこの 『 Vertigo 』(眩暈)でした。Blue NoteのLT seriesから出ていたのですが,他のLT seriesって,結構安く見つけられたのに,このLPだけ見つからなかった記憶があります。コンプリート・コレクションなんて諦めていた頃の2000年に,Blue Noteのconnoisseur seriesからひょっこり発売されてしまいました。ジャケットは御覧のように多少Blue Noteっぽくなっています。ただ内容は多少LPと異なっています。まず,LPにはマクリーンの『 New Soil 』録音時にボツテイクになった<Formidable>という曲が納められていましたが,CDではこの曲が省かれ,代わりに“幻の4116盤”と呼ばれていた『 Jackie Mclean Quintet 』の6曲がカップリングされています。

録音は1962年2月で,ちょうど『 One Step Beyond 』の直前のレコーディングなんですが,このアルバムの目玉は,ご承知とは思いますが,当時若干17才のトニー・ウイリアムスの初録音だということです。ピアノもハンコックが弾いてます。ハンコック~トニー~マクリーンの組み合わせは本作だけです。本作は不器用でダサいマクリーンが,何とかカッコいいモード・ジャズをやりたいと,模索していた時期で,古いバップ・フレーズも見え隠れしながらのモード・ジャズを一生懸命吹いたアルバムです。その後,急速にいわゆる新主流派に接近し,ボビー・ハッチャーソンやグラチャン・モンカーらと『 One Step Beyond 』,『 Destination Out 』と,制作活動を活発化させていきます。

 

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2006/03/15 | Comment (0) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Jackie Mclean 『 Vertigo 』

   ↑  2006/03/15 (水)  カテゴリー: 未分類

4月からの異動に向けて,今月中に片付けなきゃならない仕事が山積み状態で,目が回る忙しさです。のんびりブログ更新などしてられなくなってきました。とは言っても,ジャズを聴かずに寝れない性分ですので,なにか一枚でもと,「目が回る忙しさ」に引っ掛けて,こんなの引っ張り出してきました。

以前,LPでマクリーンのコンプリート・コレクションを目指していた頃,どうしても手に入らなかったアルバムがこの 『 Vertigo 』(眩暈)でした。Blue NoteのLT seriesから出ていたのですが,他のLT seriesって,結構安く見つけられたのに,このLPだけ見つからなかった記憶があります。コンプリート・コレクションなんて諦めていた頃の2000年に,Blue Noteのconnoisseur seriesからひょっこり発売されてしまいました。ジャケットは御覧のように多少Blue Noteっぽくなっています。ただ内容は多少LPと異なっています。まず,LPにはマクリーンの『 New Soil 』録音時にボツテイクになった<Formidable>という曲が納められていましたが,CDではこの曲が省かれ,代わりに“幻の4116盤”と呼ばれていた『 Jackie Mclean Quintet 』の6曲がカップリングされています。

録音は1962年2月で,ちょうど『 One Step Beyond 』の直前のレコーディングなんですが,このアルバムの目玉は,ご承知とは思いますが,当時若干17才のトニー・ウイリアムスの初録音だということです。ピアノもハンコックが弾いてます。ハンコック~トニー~マクリーンの組み合わせは本作だけです。本作は不器用でダサいマクリーンが,何とかカッコいいモード・ジャズをやりたいと,模索していた時期で,古いバップ・フレーズも見え隠れしながらのモード・ジャズを一生懸命吹いたアルバムです。その後,急速にいわゆる新主流派に接近し,ボビー・ハッチャーソンやグラチャン・モンカーらと『 One Step Beyond 』,『 Destination Out 』と,制作活動を活発化させていきます。

なんだか,つまらない文章になってしまいました。こんなの書いているからプロの方々にバカにされるんですね。正直,今日は疲れていて頭が働いていません。
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2006/03/15 | Comment (5) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Austin Peralta / Maiden Voyage

   ↑  2006/03/14 (火)  カテゴリー: piano

Austin Peralta 『 Maiden Voyage 』 

金髪のロングヘアーに高貴な顔立ち。一見クラシックのCDかと勘違いするジャケットのオースティン・ペラルタのデビュー・アルバム『 Maiden Voyage 』です。あまり期待せず買ったのですが,これがめちゃくちゃ良かったです。

聴き手にとってミュージシャンの年齢など関係ないのですが,この演奏が15歳の少年の指から奏でられているとは,俄かに信じられません。ハンコックの<Maiden Voyage>ではテンポを変えながら緩急に富んだ構成で,<Maiden Voyage>に新たな命を吹き込んだ素晴らしい演奏ですし,超絶技巧派にしか演奏を許されないチック・コリアの<Spain>でもややスパニッシュ・フィーリングに欠けますが,早くも貫禄のある安定感のある演奏で,インパクト大です。その他の<いそしぎ>,<Green Dolphin Street >,<いつか王子様は>など,日本のリスナーを意識した選曲は,88レーベルのプロデューサー,伊藤八十八氏の戦略もあったのでしょうか。

ドラムのビリー・キルソンって僕の知らないミュージシャンなのですが,まるでトニー・ウイリアムスのように,バタバタ,ストトトと,キック,タム連打の応酬でオースティン君を激しく煽ります。録音もドラムの音がデカくで気持ちいいし,個人的には大好きなタイプのドラマーです。それに対しベースのロン・カーターはいつもながら「我関せず」のマイ・ペースで,ちょっと不満です。音もいつものアンプ臭いべたべた音だし,もうちょっと汗かくくらい一生懸命に弦を引っかいてくれよと言いたくなります。録音もオフ気味ですし。このロン・カーターという人選はオースティン君の希望だったようです。伊藤八十八氏が「どんなプレーヤーと演奏したいの?」と尋ねたところ,彼は「ベースはロン・カーターがいいなぁ~」と答えたそうです。ちなみにセカンド・チョイスはデイブ・ホランド,サード・チョイスはクリスチャン・マクブライトだったそうです。僕としてはクリスチャン・マクブライトと演った方が演奏が締まったと思うんですけどね~。でもドラムのビリー・キルソンがトニー・ウイリアムス系なので,<Maiden Voyage>などまるでハンコック・トリオの新譜かと錯覚するような演奏です。

いずれにしても,これほどジャケットから受ける印象と実際の演奏との間に乖離のあるアルバムはめずらしいんじゃないでしょうか。これは思わぬ掘り出し物です。
まずはオースティン君の<処女航海>は成功ですね。これからも頑張ってください。くれぐれもセルジオ・サルバトーレのようにならないでくださいね。

P.S. 3月から4月にかけて,来日するみたいです。一方,3月21日23時,スカパー271chのMusic Airに出演もする予定です。ライブは行けそうもないので,せめてこれは観なきゃ。

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2006/03/14 | Comment (0) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Austin Peralta 『 Maiden Voyage 』

   ↑  2006/03/14 (火)  カテゴリー: 未分類

金髪のロングヘアーに高貴な顔立ち。一見クラシックのCDかと勘違いするジャケットのオースティン・ペラルタのデビュー・アルバム『 Maiden Voyage 』です。あまり期待せず買ったのですが,これがめちゃくちゃ良かったです。

聴き手にとってミュージシャンの年齢など関係ないのですが,この演奏が15歳の少年の指から奏でられているとは,俄かに信じられません。ハンコックの<Maiden Voyage>ではテンポを変えながら緩急に富んだ構成で,<Maiden Voyage>に新たな命を吹き込んだ素晴らしい演奏ですし,超絶技巧派にしか演奏を許されないチック・コリアの<Spain>でもややスパニッシュ・フィーリングに欠けますが,早くも貫禄のある安定感のある演奏で,インパクト大です。その他の<いそしぎ>,<Green Dolphin Street >,<いつか王子様は>など,日本のリスナーを意識した選曲は,88レーベルのプロデューサー,伊藤八十八氏の戦略もあったのでしょうか。

ドラムのビリー・キルソンって僕の知らないミュージシャンなのですが,まるでトニー・ウイリアムスのように,バタバタ,ストトトと,キック,タム連打の応酬でオースティン君を激しく煽ります。録音もドラムの音がデカくで気持ちいいし,個人的には大好きなタイプのドラマーです。それに対しベースのロン・カーターはいつもながら「我関せず」のマイ・ペースで,ちょっと不満です。音もいつものアンプ臭いべたべた音だし,もうちょっと汗かくくらい一生懸命に弦を引っかいてくれよと言いたくなります。録音もオフ気味ですし。このロン・カーターという人選はオースティン君の希望だったようです。伊藤八十八氏が「どんなプレーヤーと演奏したいの?」と尋ねたところ,彼は「ベースはロン・カーターがいいなぁ~」と答えたそうです。ちなみにセカンド・チョイスはデイブ・ホランド,サード・チョイスはクリスチャン・マクブライトだったそうです。僕としてはクリスチャン・マクブライトと演った方が演奏が締まったと思うんですけどね~。でもドラムのビリー・キルソンがトニー・ウイリアムス系なので,<Maiden Voyage>などまるでハンコック・トリオの新譜かと錯覚するような演奏です。

いずれにしても,これほどジャケットから受ける印象と実際の演奏との間に乖離のあるアルバムはめずらしいんじゃないでしょうか。これは思わぬ掘り出し物です。
まずはオースティン君の<処女航海>は成功ですね。これからも頑張ってください。くれぐれもセルジオ・サルバトーレのようにならないでくださいね。

P.S. 3月から4月にかけて,来日するみたいです。一方,3月21日23時,スカパー271chのMusic Airに出演もする予定です。ライブは行けそうもないので,せめてこれは観なきゃ。
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2006/03/14 | Comment (4) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Fabrizio Bosso & Flavio Boltro 『 Trumpet Legacy 』

   ↑  2006/03/11 (土)  カテゴリー: 未分類

1月にファブリツィオ・ボッソ&フラヴィオ・ボルトロのCD『 Trumpet Legacy 』がリリースされたばかりですが,今度はその『 Trumpet Legacy 』のDVDが発売になしました。このCDは出来がいいと言われていたので,買おう買おうと思いつつ,今まで買いそびれていたCDでした。このDVDはそのCD『 Trumpet Legacy 』の録音されたスタジオにカメラが入り記録した,ちょっとしたドキュメンタリー映像で,しかもCDに納められている曲が全曲そっくりそのまま収録されているというので,早速購入してきました。

今まで,ボッソ関連CDは見つけ次第すぐに買ってきたのですが,このCDの購入に躊躇した理由はやっぱりトランペット2管編成であるということと,ボッソとボルトロの実力差がありすぎて,バトルにならないんじゃないかという危惧があったからです。でもそんな心配は無用でした。意外にもボルトロが健闘しているんです。むしろボッソを凌駕する勢いです。ボルトロの方が先輩ですから,負けてられるかと普段より頑張ったんでしょう。ボルトロは,以前にもマイ・ブログで紹介したステファノ・ディ・バティスタの『 Volare 』で聴いていて,なかなか上手いトランペッターだなとは思っていましたが,最近のジョバンニ・ミラバッシのアルバムではあまりパッとしなかったので,今回の大健闘には正直驚きました。

タイトルからも分かるように,本作はトランペットの偉大な先人達の楽曲を取り上げています。フレディー・ハバード,ケニー・ドーハム,クリフォード・ブラウン,それにマルサリスの楽曲も演奏しています。実はこのDVDは輸入盤なんですが,英語の字幕しか出ません。結構長いボッソのインタビューが収録されているのですが,英語が分からないとちょっと辛いです。ただ,字幕はとても易しい英語ですので大丈夫ですが。

以下は字幕の内容です。暇なら読んでみてください。


This group is my quartet. Flavio Boltro has joined us for this record. I can say he was a master for me and I can say a spiritual and a musical father. There are 13 years between us. I grew up listening to his music. He was my idol for many years, for me he is one of the best trumpet player in the world. Nowaday we are friends, you can hear us answering each other without any competition. But only with a great joy of being and playing together. It is always a risk to have two trumpet players on the same record. You can easily fall into a duel. It’s not our case, we love each other. The energy that’s moving around is always good. This CD is dedicated to some trumpet jazz masters that have inspired our work over the years. I grew up listening to Clifford Brown, Flavio too, but we can’t forget Miles Davis, Chet Baker passing through Woody Shaw, Freddie Hubbard and this CD is dedicated to them all ; surely we have forgotten many other players, but we’d need to record 4 or 5 CDs to remember them all. So decided to stay with the ones the closer our style Freddie Hubbard, Whoody Shaw, Kenny Dorham, Wynton Marsalis that is the more contemporary of the lot, and also the closest to our style. In this recording we try to play in a more mature way since we are not unknown to the jazz audiences any more, and we know how to play, we try to think more of music playing less notes and interacting more with each other.

彼らもトランペット2管編成にはリスクを伴うと心配していた様子です。また,偉大な先人を全員登場させるとCDを4~5枚制作しなければならなくなり,仕方なく,自分達にスタイルに近いミュージシャンであるはハバード,ウディー・ショウ,ケニー・ドーハム,マルサリスらの楽曲を取り上げることにしたとも言っています。

先程から2回繰り返し観ていますが,とっても爽快感のあるストレートなハード・バップで楽しいです。やりたい事が明確で迷いがない。現在の多くの米国ジャズ・ミュージシャンが失ってしまったバップ・スピリットがイタリアには健在しているんですね。

本作とは全く関係ありませんが,同じタイトルの 『 Trumpet Legacy 』(1997 videoarts)という木全信氏がプロデュースしたアルバムがあります。これは,ニコラス・ペイトン,ルー・ソロフ,トム・ハレル,エディー・ヘンダーソンの4人のトランペッターがバトルを繰り広げる快作です。結構好きです。また,トランペッターのバトル物と言って思いだすのが,リー・モーガンとフレディー・ハバードの『 The Night of The Cookers  Live At Club La Marchal 』(1965 Blue Note BST 84207 84208 )ですね。これもサドン・デスの壮絶バトルが聴けます。凄い迫力です。

  

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2006/03/11 | Comment (8) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Fabrizio Bosso & Flavio Boltro / Trumpet Legacy

   ↑  2006/03/11 (土)  カテゴリー: trumpet

Fabrizio Bosso & Flavio Boltro 『 Trumpet Legacy 』 

1月にファブリツィオ・ボッソ&フラヴィオ・ボルトロのCD『 Trumpet Legacy 』がリリースされたばかりですが,今度はその『 Trumpet Legacy 』のDVDが発売になしました。このCDは出来がいいと言われていたので,買おう買おうと思いつつ,今まで買いそびれていたCDでした。このDVDはそのCD『 Trumpet Legacy 』の録音されたスタジオにカメラが入り記録した,ちょっとしたドキュメンタリー映像で,しかもCDに納められている曲が全曲そっくりそのまま収録されているというので,早速購入してきました。

今まで,ボッソ関連CDは見つけ次第すぐに買ってきたのですが,このCDの購入に躊躇した理由はやっぱりトランペット2管編成であるということと,ボッソとボルトロの実力差がありすぎて,バトルにならないんじゃないかという危惧があったからです。でもそんな心配は無用でした。意外にもボルトロが健闘しているんです。むしろボッソを凌駕する勢いです。ボルトロの方が先輩ですから,負けてられるかと普段より頑張ったんでしょう。ボルトロは,以前にもマイ・ブログで紹介したステファノ・ディ・バティスタの『 Volare 』で聴いていて,なかなか上手いトランペッターだなとは思っていましたが,最近のジョバンニ・ミラバッシのアルバムではあまりパッとしなかったので,今回の大健闘には正直驚きました。

タイトルからも分かるように,本作はトランペットの偉大な先人達の楽曲を取り上げています。フレディー・ハバード,ケニー・ドーハム,クリフォード・ブラウン,それにマルサリスの楽曲も演奏しています。実はこのDVDは輸入盤なんですが,英語の字幕しか出ません。結構長いボッソのインタビューが収録されているのですが,英語が分からないとちょっと辛いです。ただ,字幕はとても易しい英語ですので大丈夫ですが。

以下は字幕の内容です。暇なら読んでみてください。

 



This group is my quartet. Flavio Boltro has joined us for this record. I can say he was a master for me and I can say a spiritual and a musical father. There are 13 years between us. I grew up listening to his music. He was my idol for many years, for me he is one of the best trumpet player in the world. Nowaday we are friends, you can hear us answering each other without any competition. But only with a great joy of being and playing together. It is always a risk to have two trumpet players on the same record. You can easily fall into a duel. It’s not our case, we love each other. The energy that’s moving around is always good. This CD is dedicated to some trumpet jazz masters that have inspired our work over the years. I grew up listening to Clifford Brown, Flavio too, but we can’t forget Miles Davis, Chet Baker passing through Woody Shaw, Freddie Hubbard and this CD is dedicated to them all ; surely we have forgotten many other players, but we’d need to record 4 or 5 CDs to remember them all. So decided to stay with the ones the closer our style Freddie Hubbard, Whoody Shaw, Kenny Dorham, Wynton Marsalis that is the more contemporary of the lot, and also the closest to our style. In this recording we try to play in a more mature way since we are not unknown to the jazz audiences any more, and we know how to play, we try to think more of music playing less notes and interacting more with each other.

 

 




彼らもトランペット2管編成にはリスクを伴うと心配していた様子です。また,偉大な先人を全員登場させるとCDを4~5枚制作しなければならなくなり,仕方なく,自分達にスタイルに近いミュージシャンであるはハバード,ウディー・ショウ,ケニー・ドーハム,マルサリスらの楽曲を取り上げることにしたとも言っています。

先程から2回繰り返し観ていますが,とっても爽快感のあるストレートなハード・バップで楽しいです。やりたい事が明確で迷いがない。現在の多くの米国ジャズ・ミュージシャンが失ってしまったバップ・スピリットがイタリアには健在しているんですね。

本作とは全く関係ありませんが,同じタイトルの 『 Trumpet Legacy 』(1997 videoarts)という木全信氏がプロデュースしたアルバムがあります。これは,ニコラス・ペイトン,ルー・ソロフ,トム・ハレル,エディー・ヘンダーソンの4人のトランペッターがバトルを繰り広げる快作です。結構好きです。また,トランペッターのバトル物と言って思いだすのが,リー・モーガンとフレディー・ハバードの『 The Night of The Cookers Live At Club La Marchal 』(1965 Blue Note BST 84207 84208 )ですね。これもサドン・デスの壮絶バトルが聴けます。凄い迫力です。

trumpet legacy    night og cooker

 

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2006/03/11 | Comment (0) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Pim Jakobs / Come Fly With Me

   ↑  2006/03/07 (火)  カテゴリー: piano
Pim Jakobs 『 Come Fly With Me 』 

ピム・ヤコブスはオランダのピアニストで,リタ・ライスの伴奏ピアニストとして名をはせた人です。後にそのリタ・ライスと結婚しましたが,1996年に病死しています。そんなピム・ヤコブスのだれもが認める彼の生涯最高傑作が,本作『 Come Fly With Me 』 (1982 PHILIPS)です。

オリジナルは高額取引商品で大体50.000円ほどします。当然,僕の持っているのは1991年のjapanese pressing ですが,それでも10.000円ほどするみたいです。 91年にこのレコードを買ったときは,あまりにも素晴らしい演奏,音,録音に聴くのがもったいなくなり,それこそ盆,暮れにしか針を落とすことがなかったアルバムです。今までこのレコードはvinyl だけ取り出し別の無地ジャケに入れ,ジャケットは前後を屑レコードで覆い,完璧に保存していたので,今でもぴかぴかです。

そんな大事な大事なアルバムが,今回,「ユニバーサル・ジャズ・ヨーロピアン・コレクション・パート1」としてCDで復刻されました(もしかすると90年代に一度CD復刻されているかもしれませんが)。 このシリーズの中には,リタ・ライスのアルバムが6枚含まれています。全部欲しいところですが,そうもいかないので今回はオリジナルは数十万円すると言われる『 The Cool Voice of Rita Reys No.2 』と,ピム・ヤコブス,ケニー・クラーク競演の『 Jazz Pictures 』,そしてこの『 Come Fly With Me 』を買ってきました。 これで思う存分聴くことが出来ると嬉しい反面,あまり身近にあるとその有り難味を忘れてしまいそうなので,聴きすぎも禁物ですけどね。こういうイイ演奏は,年に数回しか聴かない方が長持ちするものです。

このアルバムは,その演奏内容もさることながら,その録音の素晴らしさで,世のオーディオ・マニアを唸らせました。非常にクリアな音で,多少,ルード・ヤコブスのベースの音がアンプ臭いのが僕としては気になりますが,それでも凄く低音が伸びて,しっかりボトムを支えるバランスに優れた録音です。ピーター・イプマのシンバルも部屋いっぱいに広がる清清しい音色で魅力的です。 全8曲で44分。LP時代のちょうどいい録音時間で,捨て曲なし。中だるみなし。最初から最後まで心地よくスウィングし,ビールでも飲みながら,あるいは読書をしながら聴くにはちょうど良いアルバムです。

1 I've Got The World On A String
2 Spring Will Be A Little Late This Year
3 Come Fly With Me
4 Autumn Leaves
5 Who Can I Turn To
6 I Love You
7 Body And Soul
8 Sultry Serebade
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2006/03/07 | Comment (0) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Pim Jakobs 『 Come Fly With Me 』

   ↑  2006/03/07 (火)  カテゴリー: 未分類

ピム・ヤコブスはオランダのピアニストで,リタ・ライスの伴奏ピアニストとして名をはせた人です。後にそのリタ・ライスと結婚しましたが,1996年に病死しています。そんなピム・ヤコブスのだれもが認める彼の生涯最高傑作が,本作『 Come Fly With Me 』 (1982 PHILIPS)です。オリジナルは高額取引商品で大体50.000円ほどします。当然,僕の持っているのは1991年のjapanese pressing ですが,それでも10.000円ほどするみたいです。

91年にこのレコードを買ったときは,あまりにも素晴らしい演奏,音,録音に聴くのがもったいなくなり,それこそ盆,暮れにしか針を落とすことがなかったアルバムです。今までこのレコードはvinyl だけ取り出し別の無地ジャケに入れ,ジャケットは前後を屑レコードで覆い,完璧に保存していたので,今でもぴかぴかです。そんな大事な大事なアルバムが,今回,「ユニバーサル・ジャズ・ヨーロピアン・コレクション・パート1」としてCDで復刻されました(もしかすると90年代に一度CD復刻されているかもしれませんが)。

このシリーズの中には,リタ・ライスのアルバムが6枚含まれています。全部欲しいところですが,そうもいかないので今回はオリジナルは数十万円すると言われる『 The Cool Voice of Rita Reys No.2 』と,ピム・ヤコブス,ケニー・クラーク競演の『 Jazz Pictures 』,そしてこの『 Come Fly With Me 』を買ってきました。

これで思う存分聴くことが出来ると嬉しい反面,あまり身近にあるとその有り難味を忘れてしまいそうなので,聴きすぎも禁物ですけどね。こういうイイ演奏は,年に数回しか聴かない方が長持ちするものです。このアルバムは,その演奏内容もさることながら,その録音の素晴らしさで,世のオーディオ・マニアを唸らせました。非常にクリアな音で,多少,ルード・ヤコブスのベースの音がアンプ臭いのが僕としては気になりますが,それでも凄く低音が伸びて,しっかりボトムを支えるバランスに優れた録音です。ピーター・イプマのシンバルも部屋いっぱいに広がる清清しい音色で魅力的です。

全8曲で44分。LP時代のちょうどいい録音時間で,捨て曲なし。中だるみなし。最初から最後まで心地よくスウィングし,ビールでも飲みながら,あるいは読書をしながら聴くにはちょうど良いアルバムです。

1 I've Got The World On A String
2 Spring Will Be A Little Late This Year
3 Come Fly With Me
4 Autumn Leaves
5 Who Can I Turn To
6 I Love You
7 Body And Soul
8 Sultry Serebade
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Johney Griffin 『 The Congregation 』

   ↑  2006/03/05 (日)  カテゴリー: 未分類

チサトにBlue Note 1500番台を片っ端から引っ張り出されてしまい,それを整理していたら,久しぶりにBlue Note 1500番台でも聴いてみようかと思い立ち,ジョジー・グリフィンの『 The Congregation 』(1580)に針を落としてみました。

僕はあまりジョニ・グリフィンが好きなほうではありません。ロリンズと同様,ゴリゴリしたいかにもブロー派といった感じがどうもなじめず,ほとんどレコードを所有していないです。特にJAZZLANDあたりのグリフィン=ロックジョー双頭バンドは五月蝿すぎでどうも駄目です。

そんな中で,唯一聴けるのがこの『 The Congregation 』です。グリフィンのワン・ホーンで,しかもバックにソニ・クラークですから,これなら聴けます。しかもジャケットがBlue Noteには珍しいドローイング(アンディー・ウォーホール)ですから,つい手が伸びてしまいます。

でも,あれですね。クリス・ポッターを聴いた後にグリフィンを聴くと,ほんとグリフィンのフレーズが幼稚に聴こえますね。
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レコードが危ない

   ↑  2006/03/05 (日)  カテゴリー: 未分類

10ヶ月になる息子,チサトが何にでも興味を持ちだし,ついにリヴィングに置いてあるレコード棚に手を伸ばしだしました。

一番下の段はBlue Noteの1500番台が収まっているのですが,今日,気が付いたら無残にも『 The Magnificent Thad Jones Vol3 』がチサトのお尻の下に。

すぐに取り上げて,サド・ジョーンズは一命をとりとめましたが,このレコード棚,どうしたらよいものか。いっそう,ダンボールなどで覆ってしまおうかと,妻と検討中です。
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Chris Potter 『 Underground 』

   ↑  2006/03/05 (日)  カテゴリー: 未分類

2004年の『 Live at The Vangaud 』に続き,通算11作目になるクリス・ポッターのリーダー・アルバム『 Underground 』を推挙したいと思います。既に発売後2ヶ月程経っていて,naryさんナカーラさんがレビューを書いていらっしゃるので,ちょっと書きにくいのですが。

今回はバンド・メンバーが一新されています。調べてみたらNYCのダウンタウンにあるジャズ・バー,55 Barでのギグ仲間から結成された非4ビート・ジャズ系ジャム・バンドのようです。デイヴ・ホランド・クインテットなどに参加していたネイト・スミス(ds),ジェームス・カーターなどとの活動で知られるクレイグ・タボーン(key),そしてスティーリー・ダンのサイド・ギターリストとしてツアーにも参加してきたウェイン・クランツ,彼はもうすぐ発売になるドナルド・フェイゲンのソロ・アルバム『 Morph The Cat 』にも参加しています。そうそう,ベース不在のバンドなんですね。そのあたりは最近のジョシュア・レッドマンの「エラスティック・バンド」と同じですね。出てくる音もジョシュアの音楽に通じるものがあり,やはりポスト・ブレッカーを狙い,どうしてもジョシュアを意識しないわけにはいかないのでしょう。4ビート物は1曲もなく,硬派フュージョンと言ってよい楽曲が多いです。自由度の高い構成,しかしキメも多用し,各人の持ち味を十分に出せる,まさにジャム・バンドの理想系です。

クリス・ポッターは先日リリースされたキャスパー・ヴィヨームの『 Hands 』でモーダルな楽曲で,素晴らしい演奏を聴かせてくれましたが,今回はビートの効いたファンク・,リズムが多いため,どうしても縦乗りの断片的なフレーズ,ラインになりがちですが,それでも歪んだフレーズがいかにもクリス・ポッターらしく,ファズ・トーン,フラジオも強力で,一皮剥けたポッター節が聴けます。

2曲でアダム・ロジャーズが参加してますが,クリス・ポッターのツアー・スケジュールを見たら,どうもギターはウエイン・クランツではなく,アダム・ロジャーズがツアー・メンバーとして参加しているようです。
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2006/03/05 | Comment (4) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Chris Potter / Underground

   ↑  2006/03/04 (土)  カテゴリー: tenor

Chris Potter 『 Underground 』 

2004年の 『 Live at The Vangaud 』 に続き,通算11作目になるクリス・ポッターのリーダー・アルバム『 Underground 』を推挙したいと思います。既に発売後2ヶ月程経っていて,naryさんナカーラさんがレビューを書いていらっしゃるので,ちょっと書きにくいのですが。

今回はバンド・メンバーが一新されています。調べてみたらNYCのダウンタウンにあるジャズ・バー,55 Barでのギグ仲間から結成された非4ビート・ジャズ系ジャム・バンドのようです。デイヴ・ホランド・クインテットなどに参加していたネイト・スミス(ds),ジェームス・カーターなどとの活動で知られるクレイグ・タボーン(key),そしてスティーリー・ダンのサイド・ギターリストとしてツアーにも参加してきたウェイン・クランツ,彼はもうすぐ発売になるドナルド・フェイゲンのソロ・アルバム 『 Morph The Cat 』 にも参加しています。そうそう,ベース不在のバンドなんですね。そのあたりは最近のジョシュア・レッドマンの「エラスティック・バンド」と同じですね。出てくる音もジョシュアの音楽に通じるものがあり,やはりポスト・ブレッカーを狙い,どうしてもジョシュアを意識しないわけにはいかないのでしょう。

4ビート物は1曲もなく,硬派フュージョンと言ってよい楽曲が多いです。自由度の高い構成,しかしキメも多用し,各人の持ち味を十分に出せる,まさにジャム・バンドの理想系です。 クリス・ポッターは先日リリースされたキャスパー・ヴィヨームの 『 Hands 』 でモーダルな楽曲で,素晴らしい演奏を聴かせてくれましたが,今回はビートの効いたファンク・,リズムが多いため,どうしても縦乗りの断片的なフレーズ,ラインになりがちですが,それでも歪んだフレーズがいかにもクリス・ポッターらしく,ファズ・トーン,フラジオも強力で,一皮剥けたポッター節が聴けます。 2曲でアダム・ロジャーズが参加してますが,クリス・ポッターのツアー・スケジュールを見たら,どうもギターはウエイン・クランツではなく,アダム・ロジャーズがツアー・メンバーとして参加しているようです。

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Patrik Boman / Seven Piece Machine

   ↑  2006/03/03 (金)  カテゴリー: bass

Patrik Boman 『 Seven Piece Machine 』 

カール・オランドソンの 『 introducing 』 をプロデュースしていたのが,ペーター・ノーダール・トリオのベーシスト,パトリック・ボーマンです。ご存知だとは思いますが,僕らが世話になっている北欧音楽に特化した国内販売レーベルである <Spice of Life Inc> が取り扱うスウェーデン・ジャズ・レーベル,Arietta Discs (アリエッタ・ディスクス) の主宰者がこのスキンヘッドのオジサン,ブーマンさんです。

この人,ペーター・ノーダールの1995年の初アルバム 『 Crazy She Calls Me 』 に参加してから今日までずーっと,ペーター・ノーダールと一緒に行動を共にしてきて,片時もそばを離れたことがありません。必ずペーター・ノーダールのベーシストはボーマンです。よっぽど相性が良いのでしょうね。

このボーマンさん,ペーター・ノーダールのバックでは猫をかぶっていますが,実はとてつもなくベースが巧くて,しかも才能のある編曲家です。そんな彼が自らのビ・バップ・バンドを結成したのです。それがPatrik Boman Seven Piece Machine ( pb7 ) です。既に3枚のアルバムをリリースしています。最新の 『 Deep City Blues 』 はつい先月くらいの発売だと思います。上の写真は彼の1stで,1999年の作品ですが,例の 「幻のCD廃盤・レア盤 掘り起こしコレクション」 に掲載されちゃったもんだから,最近再プレスされて容易に入手可能になりました。

 ジャケットが怪しいのでなかなか食指が伸びませんが,これがどうして,コテコテのバップを演ってるんですよ。バップといってもカンザス・ジャズ,カウント・ベイシー風であったりするのですが,それに現代的アレンジも施され,オジサンにも若者にも愛されるバップ・アルバムに仕上がっています。昨日もちょっと取り上げたAtomicのメンバーであるトランペットのマグナス・ブローが参加していますが,かなりストレートなバップ・イディオムを用いています。フレドリク・ユンクヴィストもそうですが,Atomicのメンバーって,本当はオーソドックスな演奏も凄く巧いんですね。当たり前か。このアルバム,絶対イイですよ。

PATRIK BOMAN(b)
MAGNUS BROO(tp)
KARL MARTIN ALMQVIST(ts,as)
PER TEXAS JOHANSSON(ts,cl,bcl,cbcl)
GUNNNAR BERGSTEN(bs,fl)
PETER NORDAHL(p)
JESPER KVIBERG(ds)

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Karl Olandersson / I Like The Way You Shake That Thing

   ↑  2006/03/02 (木)  カテゴリー: trumpet

Karl Olandersson 『 I Like The Way You Shake ~ 』 

本作が昨年リリースされたカール君の第二弾です。前作『 introducing 』ではを披露していましたが,流石にトランペッターとしての実力全曲ヴォーカルも見せなきゃ真摯なジャズ・ファンにソッポを向かれると心配してか,ヴォーカルは10曲中6曲にとどめ,他の4曲でしっかり勢いのよい演奏を聴かせてくれています。

タイトル・チューンの<I Like The Way You Shake That Thing >はチャールス・マクファーソンの曲ですが,8ビートのジャズ・ロック調の曲で,ちょうとBlue Note4000番台のリー・モーガン風のファンキーな節回しで聴き手を魅了します。アルバム後半の4曲の歌物は,スウェーデンの実力派ミュージカル・シンガーであるミラ・マルムバーグのオリジナル曲です。ミラもコーラスで参加,一曲でデュエットの披露しています。彼女の楽曲はジャズではないのですが,何となく80年代のAORサウンドのようなポップな感じで僕は好きです。間奏でのカール君のソロも歌心満載の美ソロです。ちなみにジャケットの膝枕をしてくれている女性はミラ・マルムバーグではないですよ。なにしろミラ・マルムバーグはペーター・ノーダールの令夫人ですから。

Karl Olandersson 『 I Like The Way You Shake That Thing 』
(2005 Arietta Discs , Spice of Life)
Karl Olandersson (tp)
Peter Nordahl (p)
Patrik Boman (b)
Harry Wallin (ds)
Myrra Malmberg (vo)

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Patrik Boman 『 Seven Piece Machine 』

   ↑  2006/03/02 (木)  カテゴリー: 未分類

カール・オランドソンの『 introducing 』をプロデュースしていたのが,ペーター・ノーダール・トリオのベーシスト,パトリック・ボーマンです。ご存知だとは思いますが,僕らが世話になっている北欧音楽に特化した国内販売レーベルである<Spice of Life Inc>が取り扱うスウェーデン・ジャズ・レーベル,Arietta Discs(アリエッタ・ディスクス)の主宰者がこのスキンヘッドのオジサン,ブーマンさんです。この人,ペーター・ノーダールの1995年の初アルバム『 Crazy She Calls Me 』に参加してから今日までずーっと,ペーター・ノーダールと一緒に行動を共にしてきて,片時もそばを離れたことがありません。必ずペーター・ノーダールのベーシストはボーマンです。よっぽど相性が良いのでしょうね。

このボーマンさん,ペーター・ノーダールのバックでは猫をかぶっていますが,実はとてつもなくベースが巧くて,しかも才能のある編曲家です。そんな彼が自らのビ・バップ・バンドを結成したのです。それがPatrik Boman Seven Piece Machine ( pb7 )です。既に3枚のアルバムをリリースしています。最新の『 Deep City Blues 』はつい先月くらいの発売だと思います。上の写真は彼の1stで,1999年の作品ですが,例の「幻のCD廃盤・レア盤 掘り起こしコレクション」に掲載されちゃったもんだから,最近再プレスされて容易に入手可能になりました。

ジャケットが怪しいのでなかなか食指が伸びませんが,これがどうして,コテコテのバップを演ってるんですよ。バップといってもカンザス・ジャズ,カウント・ベイシー風であったりするのですが,それに現代的アレンジも施され,オジサンにも若者にも愛されるバップ・アルバムに仕上がっています。昨日もちょっと取り上げたAtomicのメンバーであるトランペットのマグナス・ブローが参加していますが,かなりストレートなバップ・イディオムを用いています。フレドリク・ユンクヴィストもそうですが,Atomicのメンバーって,本当はオーソドックスな演奏も凄く巧いんですね。当たり前か。このアルバム,絶対イイですよ。

PATRIK BOMAN(b)
MAGNUS BROO(tp)
KARL MARTIN ALMQVIST(ts,as)
PER TEXAS JOHANSSON(ts,cl,bcl,cbcl)
GUNNNAR BERGSTEN(bs,fl)
PETER NORDAHL(p)
JESPER KVIBERG(ds)
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Karl Olandersson 『 I Like The Way You Shake ~ 』

   ↑  2006/03/02 (木)  カテゴリー: 未分類

本作が昨年リリースされたカール君の第二弾です。前作『 introducing 』ではを披露していましたが,流石にトランペッターとしての実力全曲ヴォーカルも見せなきゃ真摯なジャズ・ファンにソッポを向かれると心配してか,ヴォーカルは10曲中6曲にとどめ,他の4曲でしっかり勢いのよい演奏を聴かせてくれています。タイトル・チューンの<I Like The Way You Shake That Thing >はチャールス・マクファーソンの曲ですが,8ビートのジャズ・ロック調の曲で,ちょうとBlue Note4000番台のリー・モーガン風のファンキーな節回しで聴き手を魅了します。アルバム後半の4曲の歌物は,スウェーデンの実力派ミュージカル・シンガーであるミラ・マルムバーグのオリジナル曲です。ミラもコーラスで参加,一曲でデュエットの披露しています。彼女の楽曲はジャズではないのですが,何となく80年代のAORサウンドのようなポップな感じで僕は好きです。間奏でのカール君のソロも歌心満載の美ソロです。ちなみにジャケットの膝枕をしてくれている女性はミラ・マルムバーグではないですよ。なにしろミラ・マルムバーグはペーター・ノーダールの令夫人ですから。

Karl Olandersson 『 I Like The Way You Shake That Thing 』
(2005 Arietta Discs , Spice of Life)
Karl Olandersson (tp)
Peter Nordahl (p)
Patrik Boman (b)
Harry Wallin (ds)
Myrra Malmberg (vo)
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Karl Olandersson / introducing

   ↑  2006/03/02 (木)  カテゴリー: trumpet

Karl Olandersson 『 introducing 』 

一昨日取り上げたマーティン・シェーステッド・バンドで,フレドリク・クロンクヴィストと共にフロントを飾っていたのがトランペッターのカール・オランドソンです。1979年生まれのスウェーデン人ということで,歌も上手く,ペットが吹けて,アイスホッケーの選手。ご覧のとおりのNice Lookingですから現在,若い女性を中心に日本でもカール・ファンが急増中とのこと。昨年,南青山「 Body&Soul 」にペーター・ノーダール・トリオと一緒に出演した際も,いつものライブよりも女性客が多かったと観に行った友人は言ってました。タイトル 『 introducing 』 (Spice of Life ) から分かるように,本作は彼の初リーダー・アルバムです。昨年夏には早くも第二作 『 I like The Way You Shake That Thing 』 (Spice of Life) がリリースされています。2作品ともバックはペーター・ノーダール・トリオで,そのトリオで長年ベースを弾いている凄腕パトリック・ボーマンがプロデュースしています。

全曲カール君のヴォーカルをフィーチャーした歌物で,トランペッターというよりヴォーカリストとして売り出そうとするレコード会社の目ろみが見て取れます。その歌声は「チェット・ベイカーの再来」とか言われているようですが,チェット・ベイカーというよりはむしろ,マイケル・フランクスやニック・デカロなどの下手巧ヴォーカルに似ているかも。いずれにせよ囁き系の軟弱ヴォーカルです。でも肝心のトランペットは巧いですよ。 『 Chet Baker Sings 』 あたりと同系色のアルバムですが,デビュー作としては“つかみはOK”といったところでしょうか。第2作では,またちょっと雰囲気が変わってきます。

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Karl Olandersson 『 introducing 』

   ↑  2006/03/02 (木)  カテゴリー: 未分類

一昨日取り上げたマーティン・シェーステッド・バンドで,フレドリク・クロンクヴィストと共にフロントを飾っていたのがトランペッターのカール・オランドソンです。1979年生まれのスウェーデン人ということで,歌も上手く,ペットが吹けて,アイスホッケーの選手。ご覧のとおりのNice Lookingですから現在,若い女性を中心に日本でもカール・ファンが急増中とのこと。昨年,南青山「 Body&Soul 」にペーター・ノーダール・トリオと一緒に出演した際も,いつものライブよりも女性客が多かったと観に行った友人は言ってました。タイトル『 introducing 』(Spice of Life)から分かるように,本作は彼の初リーダー・アルバムです。昨年夏には早くも第二作『 I like The Way You Shake That Thing 』(Spice of Life)がリリースされています。2作品ともバックはペーター・ノーダール・トリオで,そのトリオで長年ベースを弾いている凄腕パトリック・ボーマンがプロデュースしています。

全曲カール君のヴォーカルをフィーチャーした歌物で,トランペッターというよりヴォーカリストとして売り出そうとするレコード会社の目ろみが見て取れます。その歌声は「チェット・ベイカーの再来」とか言われているようですが,チェット・ベイカーというよりはむしろ,マイケル・フランクスやニック・デカロなどの下手巧ヴォーカルに似ているかも。いずれにせよ囁き系の軟弱ヴォーカルです。でも肝心のトランペットは巧いですよ。『 Chet Baker Sings 』あたりと同系色のアルバムですが,デビュー作としては“つかみはOK”といったところでしょうか。第2作では,またちょっと雰囲気が変わってきます。
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Fredrik Ljungkvist / Sonicspace

   ↑  2006/03/01 (水)  カテゴリー: alto

Fredrik Ljungkvist 『 Sonicspace 

フレドリク・クロンクヴィストが出てきたついでに全く関係ないのですが,似ている名前つながりで,フレドリク・ユンクヴィストの『 Sonicspace 』を推挙したいと思います。まあ,北欧連合チーム,Atomic のテナー奏者と言った方が分かり易いでしょうかね。Atomicではなんだかいい加減なフレーズを適当に吹いている偽者っぽい親父だな~なんてちょっと疑ってましたが,そこら辺は流石にストックホルム王立音楽院を卒業しただけのことはあります。自分のリーダー・アルバム『 Sonicspace 』では硬質で繊細な美メロを連発し,アバンギャルドとメインストリームの間を行ったり来たりの非常に刺激的なジャズを演奏しています。それにしても北欧のジャズメンって,巧くて当たり前の世界ですね。僕的にはAtomicは守備範囲外。ユンクヴィストはギリギリ守備範囲内です。

なお,2004年に最新盤『 YUN KAN 12345 』がリリースされています(未聴)。

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Fredrik Kronkvist / Altitude

   ↑  2006/03/01 (水)  カテゴリー: alto

Fredrik Kronkvist 『 Altitude 』 

スウェーデンのアルティスト,フレドリク・クロンクヴィストのお話の続きです。一昨日,「彼のリーダー・アルバムは『 Maintain 』だけ」などと嘘を言ってしまいました。実は2003年に『 Altitude 』(sittel)を発表していました。ごめんなさい。本作は『 Maintain 』ほどではありませんが,クロンクヴィストの熱いブローが楽しめる好盤です。メンバーは『 Maintain 』と同じく,ダニエル・ティリング(p),マーティン・シェーステッド(b),ダニエル・フレドリクソン(ds)のカルテット編成です。

本作でもクロンクヴィストの激しく昂揚していく熱きフレーズは健在ですが,力技一発の『 Altitude 』と違って,ほのぼの歌物,しっとりバラード,中近東ジャズ,はたまたモンク調やラテン調など,チェンジ・オブ・ペースを用いて飽きない作品に仕上がっています。アルバムとしての統一感は希薄ですが,なかなか出来の良いアルバムだと思います。ピアノのダニエル・ティリングも,スケール感のあるリリカルな演奏で素晴らしく思わぬ収穫でした。

クロンクヴィスト『 Maintain 』の試聴は<a href="http://www.fredrikkronkvist.com/page5music.htm">こちら</a>。

P.S. ヤン・ラングレン自らが発掘してデビューさせた女性歌手,<a href="http://diskunion.net/jazz/search_result.php?type=1&for=1&kwd=2103&no_alphabet=1">ミリアム・アイダ</a>のアルバムに,クロンクヴィストが参加していると,一昨日書きましたが,この『 Altitude 』の内ジャケを見たら「Very special thanks to my lovely wife Miriam Aida 」と書いてありました。なんだ,奥さんなのね。

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