雨の日にはジャズを聴きながら90年代以降のジャズを気ままに綴っています。 旧ブログ 『 雨の日には JAZZ を聴きながら 』 からのデータ移行は終了しました。ジャズ以外にも、時々デジタル関連の物欲記事、最近ハマっているカメラの話題も少しアップしています。 

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日本医科大学 MIDNIGHT SOUNDS JAZZ ORCHESTRA 第43回定期演奏会 @ 新橋ヤクルトホール

   ↑  2009/05/31 (日)  カテゴリー: live report
日本医科大学ミッドナイト・サウンズ・ジャズ・オーケストラ

日本医科大学ミッドナイト・サウンズ・ジャズ・オーケストラ(以下ミッド)は、50年の歴史を誇る伝統ある大学ビッグバンドで、毎年夏に開かれる山野ビッグバンド・コンテストにも常に名を連ねる医科系大学で唯一の出場校として有名です。そのミッドの第43回定期演奏会が昨日、新橋ヤクルトホールで開催されたので観に行ってきました。

実は、今の職場で一緒に働いている女性スタッフが、ミッドのOB会会長さんであるM 先生とお知り合いで、その関係で誘われたのです。開演前に M 先生に御挨拶。M 先生もOB バンドで2曲ドラムを叩くという。「僕ら昭和卒のメンバーは4ビートばかりやっていたけど、今の平成卒のやつらは8ビートとか16ビートとかばかりやりたがるんだよねぇ」 と嘆いていました。

確かに演奏された曲はコンテンポラリー・ジャズが大半を占めていました。M 先生には悪いがそのことは個人的にはとても喜ばしいことです。3時間に及ぶ長丁場のステージでしたが、最後までわくわくしながら鑑賞させてもらいました。なにしろ、ラーシュ・ヤンソン&ボーヒュースレン・ビッグバンドの≪ No Doubt ≫、≪ Waltz for Bill ≫ や、WDR ビッグバンドの ≪You'll Have To Swing It ≫、ギル・エバンスの≪ Groove from The Louvre ≫ などをさらっとやってのけるわけですから、たいしたものです。最後はブリュッセル・ジャズ・オーケストラの 『 The Music of Bert Joris 』 に収められていた≪Mr.Dodo ≫ で締めくくるあたり、彼らの選曲センスにも脱帽です。

慶応や早稲田のように大規模大学でビッグバンドを運営するのはそれほど難しいことではないとおもうのですが、ミッドの場合は医学部という元々の母数が小さい訳ですから、50年も継続して運営されてくるには想像以上の苦労があったにちがいありません。

それにしても、ホント皆さん巧い。各セクションのソリ、あるいはホール全体を揺さぶるうかのような怒涛のトゥッティなど、プロのバンドに引けを取らない素晴らしい音を響かせていました。ソロではやはりアマチュアっぽさが表出してしまうのは仕方ないとしても、、中にはプロでも通用しそうなくらい巧い方もいました。

6年生で今年が最後の演奏会となるテナーのN君など、楽器を完全にコントロールできていたし、感情の乗せ方もうまかった。すでに老境の域にあるような渋い演奏で、いや~驚きました。また、アルトの N 君も信じられないくらい巧かった。4ビートももちろん巧いけど、フュージョン系もかなり自己のスタイルが完成されていて、アドリブの構成も魅力的だし、しかも、(ここが重要)かなりのイケメン。こりゃ~世の女性が放っておきませんな。

OB バンドでは≪april in paris ≫など3曲を披露。どう考えたって練習する時間などなかっただろうに、素晴らしアンサンブルでした。途中でベースの小児科のドクターが急患で呼び出されてため途中退場するあたり、いかにも医学部のバンドらしくて面白かった。それからOB バンドに日本医科大の現役の主任教授が二人(テナー&アルト)もいるのには驚きました。

話はちょっと変わりますが、2011年4月8日~10日に東京国際フォーラムその他で第28回医学会総会が開催されます。この学会は107の分科会をもつ医学会の総本山で、四年に一度開催されているのですが、そのイベントの一環として学会最終日の4月10日 ( 日 )に六本木スイートベイジル を借り切って全国の医師によるライブ・イベントを開催する予定だそすです。当然ミッドも出演するらしいです。どんなライブになるのやら、今から楽しみです。

Brussels Jazz Orchestra bert joris 
≪Mr.Dodo ≫
Brussels Jazz Orchestra / The Music of Bert Joris 

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2009/05/31 | Comment (0) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

The Brussels Jazz Orchestra 第二回

   ↑  2009/05/28 (木)  カテゴリー: large ensemble

The Brussels Jazz Orchestra 
Countermove ( 2006 DE WERF )
ゲスト・ソリストを招かずに、リーダーのフランク・ヴェガネが全曲作曲・編曲を担当した傑作。意外にこういう家内工業的作品の出来がイイものだ。切れ味鋭い各セクションのソリ、そして高揚感漲る鳥肌モノのトゥッチ。怒涛の如く押し寄せるキメに次ぐキメ。間違いなく聴き手にカタルシスをもたらしてくれるはず。個人的には本盤がベスト。 本作から常任ピアニストとしてナタリー・ロリエ Nathalie Loriers が参加している。

Brussels Jazz Orchestra dangerous 
Dangerous Liaison - with Royal Flemish Philharmonic  ( 2006  Talent )
ロイヤル・フレミッシュ交響楽団との壮大なる共演盤。BJOとロイヤル・フレミッシュ交響楽団に委嘱され、バート・ヨリスが作曲を担当している。ジャズとクラシックが華麗に融合した総勢100人による感動の大スペクタクル巨編。


Brussels Jazz Orchestra david linx 
Changing Faces - with David Linx  ( 2007 O+ Muisc )
ベルギーの鬼才ヴォーカリスト、David Linx デヴィッド・リンクスを迎えて制作された通算8作目。デヴィッド・リンクスは90年代にディーデリク・ワイセルズとの作品を通じて独特の静謐な音世界を構築し高い評価を得たが、内省的で自己陶酔的な作風はあまり日本人にはなじみにくいかもしれない。それでも最近は随分と聴きやすくなってきて、本作でもジョビンやイヴァン・リンスの曲も取り上げているし、一曲だけだがイヴァン・リンスのヴォーカルも聴けるのがうれしい。


Brussels Jazz Orchestra michel herr 
The Music of Michel Herr  (  2008  DE WERF )
ベルギー・ジャズ界の重鎮 ミッシェル・ハーが作曲・編曲から指揮まで、すべてを手がけた渾身の一作。本作はすべてミシェルのオリジナルで固めた2枚組で、それそれ4部構成からなる2つの組曲を含む全11曲。トータル104分にも及ぶ大作である。全てが本作のための書き下ろしというわけではなく、以前に書かれすでにいくつかのアルバムに録音されている楽曲も含まれている。しかし、そのような古い楽曲も最新のアレンジが施され、よりモダンに装いを新たに生まれ変わって再演されている。 前代未聞の機動力をもって怒涛の如く押し寄せるキメに次ぐキメ。まさにBJOの真価を体感できる究極の一枚だといえる。


Brussels Jazz Orchestra richard galliano 
Ten Years Ago - With Richard Galliano  ( 2008  Milan Muisc ) 
通算10作品目となる最新作は、アコーディオン奏者 リシャール・ガリアーノとの共演作品。10年前に他界した妻に捧げた作品という意味で、タイトルは 『 Ten Years Ago 』 とつけられている。一曲目がアストル・ピアソラの ≪ Michelangelo 70 ≫ で始まるが、残りの9曲はすべてガリアーノのオリジナル曲である。15人の個性的なミュージシャンによるアンサンブルと、其れにも増して民族的個性的なガリアーノの哀愁美漂うアコーディオンの音色が溶け合い、なんとも云えない豊穣な音空間が広がっている。ビッグバンドとアコーディオンの共演としては、ギル・エバンス・オーケストラとギル・ゴールドスタインや、マリア・シュナイダー・オーケストラとゲイリー・ベルサーチなどの共演があるぐらいで、今までほとんど前例がなかっただけに非常に貴重な録音だ。

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2009/05/28 | Comment (0) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

The Brussels Jazz Orchestra 第一回

   ↑  2009/05/26 (火)  カテゴリー: large ensemble
 ベルギーの首都ブリュッセル中心街からアントウェルペン州に向かい北上すること車で約30分。ちょうどブリュッセルとアントウェルペンの中間に位置する人口76000人の小さな街メヘレン。街の中心を緩やかな弧を描きながらデイル川が流れ、地元の人々が集うマルクト広場にはゴシック調の聖ロンバウツ大聖堂がその威容を誇っている。春になると美味しいホワイトアスパラガスが獲れるこの美しい街にBrussels Jazz Orchestra ( 以下BJO )の本部はある。

   BJOは93年にフランダース地方出身のジャズ・ミュージシャンであるフランク・ヴェガネ(as)、マーク・ゴッドフロイド(tb)、セルジュ・プルーム(tp)らによって創立された比較的新しいジャズ・オーケストラだ。前身はベルギー国営放送( BRT : the Belgian Radio and Television )のオーケストラであり、同オーケストラが経済的理由により解散したために、メンバーの受け皿として創立された。

  初期のBJOはフランダース地方に伝わる楽曲を主なレパートリーとした完全なドメスティック・バンドであったが、近年は積極的にオリジナル曲も導入する一方、デイヴ・リーブマン、フィル・ウッズ、ケニー・ホイーラー、トム・ハレルらなど、国内外の一流のミュージシャンを招いてツアーも行ない、各地で高い評価を得ている。

  2000年にマリア・シュナイダーを招いた際には、彼女に「 This band is phenomenal! It's the best band I ever worked with 」と言わしめたほどだ。

  百花繚乱の欧州ビッグバンド界の中でも、フランスのParis Jazz Big Band やオランダのJazz Orchestra of The Concertgebouw と並び、今最も刺激的なサウンドを奏でるビッグ・バンドとして注目されている。


BJOは現在までに下記の10作品を制作している。

 1) Live (1997)
 2) The September Sessions (1999)
 3) The Music Of Bert Joris (2002)
 4) Kenny Werner Plays His Music With The BJO (2003)
 5) Meeting Colours - with Philip Catherine, Bert Joris (2005)
 6) Countermove (2006)
 7) Dangerous Liaison - with deFilharmonie (2006)
 8) Changing Faces - with David Linx ( 2007)
 9) The Music of Michel Herr ( 2008 )
10) Ten Years Ago - with Richard Galliano ( 2008 )

Brussels Jazz Orchestra september 
The September Sessions   ( 1999  W.E.R.F. 0018 )
MOONKSの方々が推薦する85年以降の名盤150枚を紹介した『 MOONKS JAZZ MUST 150 』で大河内善宏氏が紹介されていた作品。


Brussels Jazz Orchestra bert joris 
The Music of Bert Joris  ( 2002  W.E.R.F. )
母国ベルギーでは絶大なる人気を誇るトランペッター、バート・ヨリスは、BJO 設立当初から楽曲を提供してきたが、本作は彼がすべての作曲・編曲を手がけ、さらにソリストとしても大活躍した2枚組長編大作。本作からドラマーのマタイン・ヴィンク ( Martijn Vink ) が参加いしている。


Brussels Jazz Orchestra kenny werner 
Kenny Werner Plays His Music With The BJO  ( 2003 JAZZ' N PULZ )
発足当初はフランダース地方に伝わる民謡やスタンダードを演奏していたドメスティックなビッグバンドであったが、バート・ヨリスやミシェル・ハーら、国内の優秀な作曲家らの協力のもと徐々にレパートリーを増やしていき、彼らは技術面でも世界レベルに達する成長を見せた。今世紀に入るとデイヴ・リーブマン、フィル・ウッズ、、トム・ハレルらなどを迎えて精力的にツアーを行うなか、ついに米国ツアーをも成功させた。そして2001年、ニューヨークで開催されたThe International Association of Jazz Educators ( IAJE ) の式典の場で、 BJO はケニー・ワナーとの共演も果たし、そのことがきっかけで共演盤が実現したのだ。

Brussels Jazz Orchestra philip catherine 
Meeting Colours - with Philip Catherine, Bert Joris ( 2005 Dreyfus )
ジャズからロックまで何でもできちゃうベルギーの超技巧派ギタリスト、フィリップ・カレリーンをソリストに迎えた通算5作目。ほぼ全曲がカテリーンのオリジナル曲で、アレンジはバート・ヨリスが担当している。カテリーンを主軸にしたアレンジであるため、BJO 独特の一糸乱れぬスリリングなグルーブ感を体感するにはちょっと物足りない作品だ。   
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2009/05/26 | Comment (0) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Vittorio Sicbaldi Four More Quintet / The Way

   ↑  2009/05/25 (月)  カテゴリー: drums
vittorio sicbaldi

豊田聡氏が主宰するイタリアン・ジャズに特化した国産新興レーベル、アルボーレ・ジャズ ( Albore Jazz ) から、待望の2管フロントラインのハードバップ作品が出ました。

リーダーのヴィットーリオ・シクバルディ ( Vittorio Sicbaldi ) はイタリア半島の西方に浮かぶサルデーニャ島出身のドラマーで、90年代からルカ・マンヌッツァらとともに活動を開始し、現在はミラノやペルボローニャを中心に活動しているようです。日本ではほとんど無名に近いミュージシャンですが、最近、Sound Hills から出たシモーネ・ダクロン ( Simone Daclon ) という若手ピアニストのサポートも務めていたので、ご存じの方もいらっしゃるでしょう。

フロントラインは、イデア6 でおなじみのアンディ・グラヴィッシュ ( Andy Gravish ) と、まったく無名ながらチャーリー・パーカー直系の素晴らしいアルティスト、ダニーロ・パラ ( Danilo Pala ) のふたり。ピアノはシクバルディの盟友で High Five Quintet のメンバーとしても有名なルカ・マンヌッツァ、という布陣。

全8曲ですべて50年代~60年代に書かれたハード・バップ・チューン。一曲目からソニー・クラークの ≪Melody For C ≫ で軽快に飛ばしていきます。この曲は ソニー・クラークの『 Leapin' and Lopin' 』 ( 1961 Blue Note ) のA面3曲目に収録されていた曲です。ここでは原曲を45回転で再生したような速いテンポで原曲に忠実に再現されています。このCDに収められている曲は、悪く言えば60年代ハード・バップをそっくりそのまま再現したようなノスタルジックな作風です。イタリアには今でもこんなハードバップが人気があるのでしょう。米国の60年代ハード・バップへの憧憬に端を発するイタリアン・ハード・バップは、本家がすっかり忘れ去ってしまったジャズ本来の熱気、スイング感、歌う喜びをいまだに持ち続けているのです。

古いジャズしか聴かないリスナーからすれば、「こんなの聴くくらいなら、往年のBlue Note を聴いた方がよっぽどイイね。」と叩かれるだろうし、ジャズに先進性を求めるリスナーからすれば、「こんなリバイバルを今更なんで聴くの。」とばっさり
裁断されそうな危うい立ち位置にある作品です。でも純粋に無条件で楽しいんですよね。たぶん、こういう解りやすいジャズが聴ける所って今、すごく減っていて、アーティストになりたがる頭でっかちなバークレー上がりのミュージシャンは佃煮にして売れるほどいれど、平易な語法で照れずに熱く語れるミュージシャンって少ないんですよね。

シクバルディのドラムは完全にオールド・スタイル。アルヴィン・クイーンがシクバルディの演奏テープを聴いてフィリー・ジョー・ジョーンズと間違えた、というエピソードがライナー・ノーツに書かれています。フィリーに似ていて巧いという意味なのでしょうが、裏を返せば、フィリーのように古いともとれなくもない。

個人的に最大の収穫はアルトのダニーロ・パラです。キャノンボール・アダレイやフィル・ウッズあたりを彷彿とさせる饒舌で艶やかな語り口が好感がもてます。彼のMySpace でいくつか音源が聴けます。このCDの音源も3曲試聴できますので興味のある方はどうぞ。

最後に上のジャケットを見てください。緑色の帯もわざと一緒にスキャンしたのですが、この帯の長さが変わっているでしょ。上端が通常の帯より3cm 程短いんですね。この写真じゃわかりませんが、裏ジャケも1cm程短くカットされているのです。なかなかシャレていて面白いですね。

Vittorio Sicbaldi Four More Quintet  /  The Way    星1つ星1つ星1つ星1つ
2009 Albore Jazz ALBCD 003

Andy Gravish ( tp )
Danilo Pala ( as )
Luca Mannutza ( p )
Nicola Muresu ( b )
Vittorio Sicbaldi ( ds )
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2009/05/25 | Comment (4) | Trackback (2) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Jan Lundgren Trio / European Standards

   ↑  2009/05/23 (土)  カテゴリー: piano
Jan Lundgren Trio  /  European Standards




スウェーデンの貴公子、ヤン・ラングレン ( Jan Lundgren B.1966 ) の 『Magnum Mysterium』、『Mare Nostrum』 に続くACT第三弾にして初のピアノトリオ作品となる最新作。

忘れないうちに言っておこう。これ、素晴らしい作品です。必聴! 必携! 一家に一枚! 家宝になること間違いなしの名盤です。

まずはメンバーを紹介しておきましよう。ベースは去る5月13日に Five Stars Records から初のリーダー作を発表したばかりの盟友マティアス・スヴェンソン ( Mattias Svensson, B. 1967 ) 。ドラムはスウェーデンのプログレ・バンドの The Flower Kings ( TFK ) の元ドラマー、ゾルタン・チョーズ ( Zoltan Csorsz , B. 1976 in Hungray ) という、驚きの布陣です。

ゾルタン・チョースはジャズ・ファンにとっては馴染みの薄いドラマーですが、北欧プログレのファンの間では名の知れた馬鹿テク・ドラマーです。プログレと云えば、キングクリムゾン、YES、ピンクフロイド、EL&P ら、数多くのビッグネーム を輩出した英国が質と量の両面で一番ですが、次いでプログレッシブ・ロックのムーヴメントが今もなお活発なのがイタリアです。そして3番目に北欧プログレが意外に元気がいい。特にスウェーデンには重鎮アネクドテン ( Anekdoten ) やカイパ ( Kaipa ) ,それから先日拙ブログでもちょっと紹介したMats & Morgan Band なんていうジャズ・ロック系寄りのバンドなんかもあり、いずれのバンドも演奏能力が非常に高く、聴いていてとても楽しい。そんな中、ゾルタンが加入していたTFK も日本でも大変人気のあるシンフォニック系プログレ・バンドとして有名です。もともとはKaipa のギタリスト、ロイネ・ストルトが立ち上げたバンドです。ゾルタンが加入していたのは2001年から2005年ころまで、作品でいうと 『 Unfold The Future 』( 2002 )、『 Meet The Flower Kings 』 ( 2003 )、『 Adam & Eve 』 ( 2004 ) あたりで叩いています。

ゾルタンは5才からドラムを叩いていて、9才のころには母国ハンガリーの国際コンテストなどで数々の賞を受賞していたという神童で、マルメ・ジャズ音楽院で学んだことからもわかるように、本来はジャズのフィールドで活躍していたスタジオ系ドラマーです。2001年に TFK のキーボーディスト、トマス・ボディーン ( Tomas Bodin ) が自己の作品のためのドラマーを探していた際、同バンドのベーシスト、ヨナス・ラインゴールド ( Jonas Reingold ) から紹介されたのがゾルダンで、そのことがきっかけでゾルダンは TFK のメンバーに招かれたという経緯があります。『 Meet The Flower Kings 』 はDVDもありますが、その中でのゾルダンのソロ映像を観ると、かなりジャズ寄りのドラマーであることがわかります。ベースのヨナス・ラインゴールドも本来はジャズのベーシストであったので、ゾルダン在籍期の TFK は、その歴史の中でも特にジャズ・ロック色が強く、groove 力の点で他の時期を圧倒していました。当然、個人的にもこのゾルタン在籍期がもっとも好きです。彼の後釜として加入したマーカス・リリクィスト ( Marcus Liliequist ) も巧いドラマーですが、どちらかというとロックが得意のようです。

そんなわけで、これは聴く前から面白そうな予感がします。しかも ACT ですから、どこかの国の予定調和志向、金太郎飴的マンネリ作品になるはずがありません。

ヤン・ラングレンと云えば、97年にSittel から出た 『 Swedish Standards 』 やその姉妹作 『 Landscapes 』 あたりが代表作ではないでしょうか。僕にとってもこの2枚は長年にわたる愛聴盤です。

特に前者は北欧ピアノ・トリオの名盤として今なお高い評価を受け、数々の雑誌や評論に紹介されている作品です。『 Swedish Standards 』 というタイトルが示すとおりスウェーデン民謡を集めた作品で、彼の繊細なピアノタッチと相まって非常に清しい作品に仕上がっていましたが、今回の新作はその続編とでもいうべきヨーロッパ各国の名曲を集めたヨーロッパ・スタンダード集です。

美しい6面観音開きのデジパックを開くと、12曲の演目リストが記されています。曲名の前に国の名前が大文字で記されているのが面白い。たとえば 05 SWITZERLAND - Stets I Truure ( trad. arr. Jan Lundgren ) というように記されている。

全12曲。ドイツ、フランス、イタリア、イギリス、スイス、ハンガリー、スウェーデン、オーストリア、ポーランド、スペインなどの国々の楽曲が並んでいる。でも、どう見てもスタンダードとは呼べない曲がたくさん含まれている。

多くのミュージシャンに支持され、愛され、長年にわたり繰り返し演奏され続けている曲をスタンダードと呼ぶのであれば、半分以上はその定義外の曲ではないでしょうか。何しろ一曲目がクラフトワークの≪ Computer Libe ≫ なのです。思わず倒れそうになるが、思ったよりすんなり心に入ってくる。クラフトワークを聴いたのは25年ぶりくらいかもしれない。懐かしさのあまり Youtube で古いビデオクリップを漁ってしまった。マティアス・スヴェンソン はベース・ワウをかませて、まるで E.S.T. のダン・ベルグルンドのような電気音を発しているのにも驚きました。
 
ミシェル・ルグラン作のM-2 ≪風のささやき≫も甘くなりがちな原曲を素晴らしいアレンジで蘇らせている。特にラングレンのアドリブは控えめながら、隅々まで美意識が張り詰めていて素晴らしい。

M-3 ≪Here, There and Everywhere ≫ はご存じビートルズの曲。フランスからは≪ A Man And A Woman ≫ が選ばれている。イタリアからは≪ Reginella ≫( 可愛い女王様 ) と≪ Il Postino ≫ ( 郵便屋さん ) の2曲。≪ Reginella ≫はどこかで聴いたことがあると思っていたらダニーロ・レアの『 Romantica 』 ( Venus ) の一曲目に収められていたカントォーネだった。≪ Il Postino ≫は50年代の南イタリアの小さな島を舞台に詩人と郵便配達人の友情を描いた94年の同名の映画の主題歌。
 
ロマン・ポランスキーの≪ Rosemary's Baby ≫は、オカルトなのに暗く物悲しいあの映画を思い起こさせる。ハンガリーとスイスの民謡も取り上げられているが、どちらも美しいメロディーでどこか懐かしい雰囲気を漂わせる美麗歌だ。クルト・ワイルの≪September Song ≫もやっている。

最後はピアノソロでエスビョルン・スウェンソンの≪thoughts of A Septuagenarian≫( 『 Good Morning Susie Soho 』 に収録 ) を披露し、静かに幕が降りていく。エスビョルン・スウェンソンとヤン・ラングレン。ジャズに対する方法論も美学も全く違う二人だが、お互い良きライバルとしてずっと活躍してくれると思っていたのに....。今更ながらスヴェンソンを失った損失は大きいと思い知る。
と云う訳で、スタンダード集というよりはむしろ、ラングレンの胸のうちに温めていたヨーロピアン・ソングブック集としての趣がある作品といえる。ラングレンの持ち味であるスインギーでダイナミックな王道路線は影をひそめ、リリカルで陰影に富んでいて、スタイル的にも彼の作品としてはかなり異色な部類に入るでしょう。

彼は基本的には “自己のスタイルを変えられない優等生” という先入観があったが、今回はそんな既成の殻を見事に、しかもスマートにカッコよく脱ぎ捨てることに成功している。ローズを弾いている曲などではやや緩い印象もあるが、それを差し引いてもなお余りある素晴らしさが感じられます。 「ラングレンは好きだけど、最近の彼はマンネリでちょっとねェ。」 と思われているファンも必ずや満足されるであろう出来の良さです。

Jan Lundgren Trio  /  European Standards  星1つ星1つ星1つ星1つ星1つ
2009  ACT 9482-2

Jan Lundgren  ( p, rhodes )
Mattias Svensson  ( b )
Zoltan Csorsz  ( ds )
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2009/05/23 | Comment (12) | Trackback (4) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

物欲生活 ブルーレイレコーダー購入

   ↑  2009/05/17 (日)  カテゴリー: 物欲生活
blue ray pana



一昨日、ついにリビングに置いてあるDVDハイビジョンレコーダー Sharp DV-HRD20 のハードディスクが逝ってしまいました。数日前からカタカタと異音が聞えるな~と、異常には気付いていたのですが放置してしまったのがいけなかったのか。まあ、5年間毎日使っていたのだから逝ってしまうのも無理はないか。と自分に納得させ、ついに買換えに踏み切りました。

当然今から買い替えるならブルーレイレコーダーというわけで、仕事帰りに有楽町のビッグカメラによって各社カタログをもらい、帰宅後妻と検討した結果、やっぱりパナソニックが総合的にみて一番良いだろうという結論に達し、昨夜、kakaku.com で最安値に近い秋葉原のPC SERECTDIGA DMR-BW750 を76.500 円で購入。

本機はハードディスク容量が320GBで、この上位機種である DMR-BW850 は500GBあるのですが、その価格差は13.000円。どちらにしようか迷ったのですが、最近はBDメディアもだいぶ安くなってきたので以前ほどHDD容量は重要でないと考え、320GBで我慢することにしました。なにしろ、まだ欲しいデジモノが控えているので、少しでも節約しないと。( 実はデジカメ SIGMA DP2 が欲しいのです。)


現在、ブルーレイレコーダー市場はパナソニック、、ソニー、シャープ、東芝、そして三菱の5社が競い合っているようですが、実際にはパナとソニーの一騎打ち状態で、総合力のパナ、多機能のソニー、という強みをもって戦っているようです。

僕がパナを選んだ理由は、MPEG-4 AVC / H.264 エンコーダーを搭載していて、普通の4.7GBのDVDディスクに1時間40分のハイビジョン録画が可能であるという一点に尽きます。これがなければソニーのほうが良いかもしれない。ソニーはこの AVCREC に対応していないのが最大の弱点だと思っています。

それ以外では、録音する番組は同時にワンセグ放送も同時録画できるよう設定でき、そのワンセグ番組をSDカードに高速で転送できる、という機能も搭載されています。ワンセグ対応携帯電話さえあれば、通勤電車の中で昨夜のドラマを見るなんてことができるわけで、忙しい仕事人には便利かも。

機能的には至れり尽くせりで、リモコンの操作性も今まで使ってきた東芝やシャープよりも格段に使いやすく、映像もメリハリがあって通常のDVDでもなんだか今までよりも綺麗に見えるので大変満足しているのですが、唯一の不満は作りが安っぽいこと。トレー部など子供が弄ったらすぐ壊れそうな貧弱な作りでがっかりです。その点はソニーの方が質感はしっかりしていますね。

とりあえず長年の夢であった「The 世界遺産をハイビジョン画質で保存」がこれで叶ったので、しばらくは弄りまくって遊んでみうよと思ってます。

SHARP DVD 
今まで使っていた Sharp  DV-HRD20 。3波チューナー搭載でHDDにハイビジョン録画はできるけど、DVDにはもちろんムーブできない、というとっても中途半端なコンセプトをもった機種。でも質感は高級感あり、けっこう気に入っていました。まずはHDDを初期化できるかトライしてみてダメなら修理かな。
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2009/05/17 | Comment (7) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Han Bennink - Michiel Borstlap - Ernst Glerum / Monk Vol.1

   ↑  2009/05/17 (日)  カテゴリー: piano
michiel borstrap3




オランダ人ピアニスト、ミケル・ボルストラップ ( Michiel Borstlap ) の最新作が55 Records から発売されました。昨年発売された 『 Eldorado 』 ( 前項あり )  は大胆なダンス・ミュージックで、本国ではクラブ・シーンで大ヒットした作品したようですが、今回は一転、完全アンプラグドなセロニアス・モンク集です。メンバーはドラマーにハン・ベニング ( Han Bennink ) 、ベースにはピアニストとしても有名なエルンスト・グレアム ( Ernst Glerum ) というオランダ最強トリオ。 グレアムはバスジャケの 『 Omnibus one & Two 』 で輸入盤店で話題になりましたね。ジャケットには≪ Han Bennink - Michiel Borstlap - Ernst Glerum ≫ と記載されているように、正確には3人の作品ですが、年齢からいっても、キャリアからいってもハン・ベニングがリーダーなのでしょうか。このメンバーで1997年に 『 3 』 という作品も残しています。僕は未聴ですが、当時はかなり人気があった盤らしいです。現在は本作同様、55 Records から再発されて容易に入手可能です。

さて、なぜモンク曲集なのか、ということですが、そのあたりはlどこにも記されていないのでよくわかりません。ただ、 IPCオーケストラの創立メンバーであるハン・ベニングとミシャ・メンゲルベルグは、モンク・ミュージックの継承者として長年活動を共にし 『 Two Programs: The ICP Orchestra performs Nicholas Nicholas -  Monk 』  ( 1984, 1986 ) を制作していますし、スティーブ・レイシーともモンク曲集『 Regeneration 』 ( 1982 Soul Note ) も吹き込んでいます。このあたりの流れから今回の企画が生まれた経緯があるのかもしれませんね。それと、ボルストラップも1996年、Thelonious Monk Composers Competition で優勝していますよね。関係はないとおもうけど。

それにしてもモンクのカヴァ作品って沢山ありますね。古くはスティーブ・レイシーの 『 Reflections 』 やトミー・フラナガンの 『 Thelonica 』 ( 1982 Enja ) などがすぐに頭に浮かびます。アンソニ・ブラックストンやゲイリー・バーツのモンク集もありました。近年ではウイントン・マルサリス、フレッド・ハーシュ、E.S.T. なども素晴らしいカヴァ集を制作しています。つい先日発売されたピーター・バーンスタインのモンク集 『 Monk 』  はギーター・トリオで臨んだ意欲作でした。個人的には、一番強いインパクトがあったモンク集といえば、1984年にハル・ウィルナーがプロデュースした2枚組 『 セロニアス・モンクに捧ぐ 』 です。ジョー・ジャクソンやトッド・ラングレンなど、当時大好きだった(今でも好きですが)ロック界のアイドルが、あのモンクに影響を受けていたのか!! と驚きをもって聴いていた記憶があります。モンク・ブームの口火を切った名盤だと思っていますが。

どうしてこうもジャズ・ミュージシャンはモンクのカヴァをしたがるのか? ビ・バップ創世記の偉大なる巨人に対する敬意もあるのでしょうが、やっぱりモンク独特の不思議な磁場をもった楽曲がミュージシャン魂を掻き立てるのではないでしょうか。幼少期からクラシック音楽のトレーニングを徹底的に仕込まれ、ジャズに開眼してからもモードやバップのケーデンス、あるいはスイング感を肉体に覚えこませられたミュージシャンにとっては、モンクの意表をつくコード・プログレッションや歪んだ時間軸に音符をいい加減に置いて行くような旋律を真似することは厄介なことです。無意識に紡いでしまうストック・フレーズや手癖はモンクのカヴァでは禁句となります。指筋肉群の記憶を封印し、非日常的音楽の世界に身を置き挑戦することで、彼らは音楽的快感を得ているのかもしれません。

さて、本作の内容ですが、全12曲でもちろんすべてモンクの楽曲です。モンク作品集と一口に云ってもミュージシャンによってその捉え方は様々で、モンクの楽曲を単なる素材として用いるだけでアドリブが始まると全然モンク的でなくなるものから、天国のモンクが降臨してミュージシャンに乗り移ってしまったかのようなものまでありますが、本作はいい塩梅にモンクとボルストラップらの個性がミックスした楽しい作品に仕上がっています。メンバーのこれまでの業績から想像するともっとアヴァンギャルドな音が飛び出してくるのかと思ってましたが、意外に直球勝負で攻めた作品です。ボルストラップのソロの中にもモンク特有の高速上昇のアルペジオ・フレーズや、裸むき出しの単音テンション・ノートや、ゼンマイが切れかかったカラクリ人形のようなギクシャクしたメロディーをふんだんに織り交ぜ、モンクらしさを演出しています。ハン・ベニングはドラムとは云っても全てスネア一本だけで演奏しています。彼のファンにとっては珍しいことではありませんが、やはりびっくり仰天の変態ドラマーですね。
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2009/05/17 | Comment (2) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Simona Premazzi / Looking For An Exit  ( ReEntry )

   ↑  2009/05/14 (木)  カテゴリー: piano

Simona Premazzi2



イタリアはミラノ出身の女性ピアニスト シモーナ・プレマッツィ ( Simona Premazzi ) の2006年録音のデビュー作。地元の“ Jazz School Academy ”でジャズを学んだあと、2003年には渡米し、ニューヨークでフレッド・ハーシュ,ジェイソン・モラン,そしてジャン・ミッシェル・ピルクらに師事し、現在もニューヨークを拠点に活動を続けている。モランやピルクに師事しただけあって彼ら影響が色濃く表れており、イタリア独特の叙情的ジャズ手法とアメリカのアンダーグラウンド的先進性が融合した不思議な音空間が繰り広げられる。低音を強調した強力な左手の重厚なコード感。音間の跳躍の激しい奇抜な右手のライン。微妙に揺らぐ独特のタイム感。ディテイルを凝視するとやや荒ば見えなくも無いが,そんなことも忘れさせるほど豪快にグルーブしていく。

そして瞠目すべきはコンポーザー&アレンジャーとしての才能の豊かさだ。テンポの異なる三拍子パートと四拍子パートからなる斬新なオリジナル曲 《 Ales Dog 》。《 Just One Those Things 》などの目から鱗のスタンダードの新解釈。数あるカヴァーの中でも傑出した出来映えを示す《 Autumn Leaves 》。

一方、アリ・ホーニグの変幻自在のドラミングも健在で,曲中の瞬間瞬間でリズムを変化させていく手法は圧巻。彼は絶対に当たり前のリズムキープをしないドラマーなんだね。

イタリアのジャズサイト、Jazzitalia によると、彼女は現在、Stacy Dillard ( sax )、Ryan Berg ( b )、Rudy Royston ( ds )、Jason Brown ( ds ) らと“ The Intruders ”というバンドを結成しライブを行っているらしい。昨年11月には同バンドでの録音も終了しており、近日中に発売されるようだ。

Simona Premazzi / Looking For An Exit      星1つ星1つ星1つ星1つ
2006 PRE Records  PRE001

Simona Premazzi  ( p )
Joe Sanders  ( b )
Ari Hoenig  ( ds )

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2009/05/14 | Comment (0) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Christina Gustafsson / My Move

   ↑  2009/05/13 (水)  カテゴリー: vocal
christina gustafsson




スウェーデン人歌手クリスティーナ・グスタフソン ( Christina Gustafsson, B.1970 ) の2年ぶりとなるセカンド・アルバム。名前から察しがつくようにリグモア・グスタフソン ( Rigmor Gustafsson ) の妹さんです。姉のリグモア・グスタフソンはACTからコンスタントにアルバムを出していて今や同レーベルの看板アーティストですね。既に廃盤になっていたPROPHONE に録音された彼女の初期作品が3枚組ボックスで昨年暮れに発売になりましたが、そのことは拙ブログでも少し取り上げました(こちら)。

一曲目はジェームス・テイラーの < Your Smiling Face > で幕が上がる。やっぱりと云うか、またかと云うか、最近ジャズなんだか、フォークなんだか、カントリーなんだかよくわからない作品が多すぎます。ノラ・ジョーンズあたりがヒットしたころからとにかくこの手のjazzyさを売り物にした歌手が溢れています。ジャズ・ヴォーカルのポップズ化。ポップス歌手のジャズ化。両者が相互に入り乱れ、その境界線がどんどん曖昧になってきています。

最近、レコード店でなんの予備知識もなしに女性ボーカル物をジャケット買いすると、九分九厘、この種の Jazzy な作品を掴まされますね。でもジャズじゃないか、と云えばそうじゃない。無理矢理ひとつのジャンルに押し込むとすればやっぱりジャズになるんでしょうかね。でもまあ、彼女らもプロ・シンガーとしての生活を維持していくためにはポップ指向に走るのも止むを得ないのでしょうが。

閑話休題。全11曲中5曲が彼女のオリジナル。それ以外は前述したジェームス・テイラーの < Your Smiling Face > やイヴァン・リンスの < Smiling Hour > 、それからチャップリンの名曲 < Smile > と、なぜか smile がタイトルに入っている曲を取り上げています。 < Smiling Hour > では姉のイグモアと、以前にも拙ブログで紹介したキュートな歌姫ソフィア・ペターソン ( Sofia Pettersson ) がバック・コーラスで参加しているがちょっとうれしい。

彼女の歌声はとても清涼感漂う癖のない歌声で、いかにも北欧的な folky な歌い回しです。ジャズを期待するとがっかりします。まだ姉のイグモアのほうがジャズ的です。バックバンドがツイン・ギター( エレキまたはアコースティック ) とベース、ドラムのシンプルな構成なのも folky ですね。

そんなわけで、ジャズの土俵で語るべき素材でないので、こんなのははじめから何も考えずビールでも飲みながらぼーっと聞き流すぐらいがちょうどよいでしょうね。おしまい。

Christina Gustafsson  /  My Move  星1つ星1つ
2009  PROPHONE PCD099

Christina Gustafsson  ( vo )
Max Schultz  ( g )
Erik Soderlind  ( g )
Martin Hoper  ( b )
Calle Rasmusson  ( ds )
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2009/05/13 | Comment (2) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Vit Svec / Keporkak  ( ReEntry )

   ↑  2009/05/12 (火)  カテゴリー: bass
vic svec 

《 Follow The Whales 》


過日、TBSテレビの特番 『 地球創世ミステリー~プラネット・ブルー海と大地の鼓動を聴け』 を見た。

俳優の伊藤英明が “地球が凝縮した島” ハワイを訪ね,ハワイを通じて海と地球の神秘を探るプログラムだったが,特に僕が興味を引かれたのがマッコウクジラの生態について。

マッコウクジラって,3000mの深海まで素潜りできるなんて知らなかった。どうやってそんな深くまで潜れるかというと,あの突き出た巨大な頭の中に脳油というオイルが貯蔵されていて,海水で冷やして固体化して比重を高めると沈み,血液を流し込み温めて脳油を液化させると比重が低下し浮力を生むといった仕掛けらしい。

なるほどとは思うが,どうしてそんな深海の水圧に哺乳類の体が耐えられるのかは謎だ。最先端の潜水艦(おそらくボディーはチタン合金かな)でさえ,1000m程までしか潜水できないというのに。よく映像で見る海面に浮上して潮吹きしているクジラしか知らないが,生涯の大部分を深海で過すマッコウクジラって実に神秘的な生き物だ。

では、どうしてそんな深海にわざわざ潜水するかというと,深海イカを捕食するためだそうだ。で,ここからが凄いのだが,深海には小さなイカ類だけではなくて,ダイオウイカという20m近くもある巨大イカが生息していて,それをも捕食してしまうらしい。この捕食の様子を番組ではCGで見せてくれるのだが,これはもうSFムービーの世界。まさにマッコウクジラ対ダイオウイカ。大映の怪獣映画の世界だ。このダイオウイカってまだ生きたままの捕獲がされていないらしく,打上げられたマッコウクジラの胃からダイオウイカの体の一部がみつかったり,またマッコウクジラの体に巨大な吸盤の跡や爪の残骸が残っていてることから“マッコウクジラ対ダイオウイカ”が深海で繰り広げられているのだろうと考えられているらしい。

宇宙も神秘に満ち溢れているが,深海の世界もそれに負けず劣らず神秘的なわけだね。

ということで,今日はVit Svec Trio (ヴィト・スヴェック・トリオ)の『 Keporkak 』(2004 ARTA)を引っぱり出して聴いてる。

リーダーのヴィット・スヴェックはピアニストではなくベーシストで、 ピアニストはMatej Benko(マチェイ・ベンコ)という人。このトリオは既にチェコでは有名らしいが,僕が聴くのはこれが初めて。ミロスラフ・ヴィトウスを生んだチェコということでヴィットもメチャクチャ巧い。でもやっぱり,何処までも透き通るクリアな音を紡ぎ出すピアノのマチェイに魅かれてしまうのは致しかたない。陰鬱で陰影感漂う楽曲とラテン・タッチの楽曲,時にクラシックの手法を織り交ぜ,東欧らしい格調高いアルバムに仕上がっている。

ラテン調の清々しい旋律美を持ったM-3《 Dreamer 》。これ,何処かで聴いたことのあるようななつかし思いを沸き立たせる名曲だ。続くM-4 《 Smilla 》も哀愁旋律てんこ盛りの美曲。ペトルチアーニ風でもある。

で,前おきが長くなったが,ここからが本題。

このアルバム,一通り聴くと誰しもM-1 《 Follow The Whales 》が印象に残ると思う。《 クジラを追いかけて 》 という訳で,イントロからクジラの鳴き声(ベースのアルコ)が聴こえてきて,ピアノが低音部でFを執拗に重々しく鳴らすテーマ。途中でバロック調に曲調が変わったかと思うと,次いでベースソロからドラムソロ。ピアノとベースのDのコンディミ(Combination of diminished scale )らしい不安げなユニゾン・リフをバックに,ドラムが炸裂ソロをとり,最後に不気味にクジラの鳴き声。

《 クジラを追いかけて 》 ならもっと雄大で優しいメロディーが欲しいところだが、どうもオドロオドロシイ雰囲気を漂させていて、以前からどうも曲名と曲調が合わない気がしていた。しかし,この 『 地球創世ミステリー~』 を見て,ハッとした。この曲は “マッコウクジラ対ダイオウイカ” の曲なんだと。そういうつもりでもう一度目を閉じて聴いてみると,ほら,激しい戦いの情景が眼前に広がってこないか?

Vit Svec Trio / Keporkak   星1つ星1つ星1つ星1つ
2004  ARTA

Matej Benko  ( p )
Vit Svec  ( b )
Jan Linhart  ( ds )


Animal Face-Off - Sperm Whale vs Giant Squid

( 2006年9月19日分を加筆・修正したものです。)
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2009/05/12 | Comment (0) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Ben Wendel / Simple Song

   ↑  2009/05/11 (月)  カテゴリー: tenor
ben wendel




ティグラン・ハマシアン ( Tigran Hamasyan ) の最新作 『 Red Hail 』 は、プログレ指向のヘヴィなサウンドがかなりツボに嵌り、、個人的には幸せな作品だった。その作品で印象的なテナーを吹いていたのがバンクーバー生まれ、ロサンゼルス育ちの精鋭、ベン・ウェンデル ( Ben Wendel ) という吹き手だ。彼はニューヨークのイーストマン音楽院でジャズの教育を受けており、現在は西海岸を中心に活動しているが、そんな彼のデビュー作が sunnyside Records より発売された。

本作はピアノ・トリオ+ラリー・クーンスのギター+ベンのテナー ( or アルト or バズーン ) という編成だが、ピアノがティグラン・ハマシアン、テイラー・エイグスティ ( Taylor Eigsti ) 、そしてアダム・ベンジャミン ( Adam Benjamin ) の3人で弾き分けている点が面白い。

アダム・ベンジャミンはあまり馴染みがないかもしれないが、デイヴ・ダグラス ( Dave Douglas ) のグラミー・ノミネート・バンド、Keystone のメンバーといえば思い出す方も多いだろう。アコースティック・ピアノよりはローズを操る方が得意なようで、ローズにモデュレーターや歪系などのエフェクタをつないでシンセのような音をだしていたのが思い出される。

実はアダム・ベンジャミンとドラマーのネイト・ウッドとベン・ウェンデルの3人は Electronic Jazz Band 、Kneebody のメンバーとしても活動を共にしている仲だ。ベンはこのKneebody 以外にもキューバ出身のドラマー、イグナシオ・ベローア ( Ignacio Berroa ) 、エレクトロニカ系アーティストであるディアダラス ( Daedelus ) 、ヒップホップ・アーティストのスヌープ・ドッグ ( Snoop Dog ) らとも共演しており、ジャズの枠を超えて幅広く活躍しているようだ。

本作は11曲構成で、コルトレーンの≪ Lonnie's Lament ≫ とストレイホーンの≪A Flower is A Lovesome Thing ≫ 以外はベンのオリジナル曲。ベンの旋法はNYコンテンポラリー系テナーの牙城、マーク・ターナーを彷彿とさせるメカニカルなコークスクリュー・フレーズを特徴としており、同世代ではドニー・マッカスリンやマーカス・ストリックランドあたりと同列に語ることのできるスタイルではないだろうか。ピアノではエイグスティとハマシアンがやはり抜群に切れ味が鋭い。それに比べベンジャミンはやや大人しいサポートに終始している。

曲によっては退屈さを禁じ得ないものもあったり、どこかで聴いたことのあるようなデジャブ感覚を覚えるものもあったりと、今一つ物足りないい印象を受ける。もう少し楽曲を追い込んで仕上げればよかったのにと、、ちょっと思ったりした。でも、まあ、ラリー・クーンスのいかにも西海岸的な透きとおる爽やかなソロなんかも素敵だし、決して悪くはない作品だと思う。

Ben Wendel  /  Simple Song   星1つ星1つ星1つ
2009  Sunyside Records  SSC1216

Ben Wendel  (  ts, ss, baasson, melodia )
Darek “ Oles ” Oleszkiewicz  ( b )
Larry Koonse  ( g )
Nate Wood  ( ds )
Adam Benjamin  ( Rhodes, P )
Taylor Eigsti  ( p )
Tigran Hamasyan  ( p )
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2009/05/11 | Comment (0) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

西山 瞳 / I’m Missing You ( ReEntry )

   ↑  2009/05/10 (日)  カテゴリー: piano
西山 瞳 『 I’m Missing You 』




西山瞳さん ( 1974年生まれ ) の2004年録音の自主製作盤。彼女のライブ会場でのみ手に入る貴重なCD。この頃の演奏を聴くと、エンリコ・ピエラヌンティの系譜に位置するサウンドなのだが、最近は複雑な構成でアグレッシブに展開する楽曲が多くなり、一時期よく喩えられた“ 女エンリコ ” とはかなり異なるスタイルに進化している。個人的にはこの『 I’m Missing You 』 がジャケット・デザインといい、内容といい、一番好きな作品だ。あの華奢な指先から紡ぎだされる哀愁漂う切ないメロディーがたまらない。

( 2006年11月7日分からの抜粋、修正 )
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2009/05/10 | Comment (6) | Trackback (1) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Thelonious Monk / Alone in San Francisco ( ReEntry )

   ↑  2009/05/10 (日)  カテゴリー: piano
Thelonious Monk Alone in San Francisco 



約25年間ジャズを聴いてきた中で、一番数多く針を落としたレコードは何であろう。おそらくこのモンクのソロ作品『 Thelonious Alone in San Francisco 』ではないだろうか。

ことわっておくが、モンクの大ファンというわけではない。毎日モンクばかり聴いている、なんてことは絶対ない。しかし、このレコードだけは何故か手元に置いておきたい作品なのだ。モンクに関して言えば、クインテットよりもカルテット、カルテットよりもピアノ・トリオ、そしてピアノ・トリオよりもソロ、が好きだ。モンクを聴きたいと思えば思うほど、他の楽器が邪魔なのだ。

このレコードはレッド・ガーランドの 『 When There Are Grey Skies 』 と並んで、僕の雨の日の定番だ。理由は自分でもわからないが、いつの間にか自然に“ 雨 ”と“ Alone in San Francisco ”が脳内で連結してしまったようだ。

雨の日には一日中、部屋の中で流しっぱなしにしておきたいピアノであり、そうすることで、日常の憂鬱な出来事を少しばかり中和されていくような気がするのだ。

最後に僕が尊敬してやまない加藤総夫氏 (  東京慈恵会医科大学・総合医科学研究センター・神経科学研究部・教授。 ジャズ・ピアニストであり著書に『 ジャズ・ストレート・アヘッド 』 『 ジャズ最後の日 』 などがある ) の印象的な言葉を挙げておく。

『 モンクの音楽は、おそらく、つまらない、日常的な、人情的な、喜怒哀楽的な、いい加減勘弁して欲しいこの世界のほとんどのばかばかしいことを、力まずに、肩の力を抜いて、さりげなく無視し、しかもなお世界を愛し続けるという境地に、最も手っ取り早くたどり着かせてくれる音楽だといってもよい。』

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2009/05/10 | Comment (2) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Diego Barber / Calima

   ↑  2009/05/09 (土)  カテゴリー: guitar
diego barber5





新進気鋭のギタリスト、ディエゴ・バーバー ( Diego Barber, Canary Island, B. 1978 ) のデビュー作。もちろん全く知らないギタリストだが サポート・メンバーに FLY  ( 前項あり ) を起用しているので購入。このディエゴというギタリストは、実は完全にクラシック畑のミュージシャンらしい。

地元カナリア諸島の音楽学校を卒業後マドリードに移り住み、アルトゥロ ソリア音楽院 ( The Conservatory of Arturo Soria ) でクラシック音楽を学んでいる。その後、サラマンカ王立音楽院 ( Conservatory Superior of Music of Salamanca ) でクラシックギターで学位を取得し、さらにオーストリアにあるザルツブルグ・モーツァルテウム音楽大学 ( Mozarteum University in Salzburg ) でも著名なクラシック・ギターーの権威、マルコ・タマヨ ( Marco Tamaya )  に二年間師事した。マイアミ第一回国際ギター・コンテスト ( 2005年 ) で優勝をはじめ数多くのコンクールで優勝しており、その高いクラシック・ギターの技術は折り紙つきのようだ。しかしプロのジャズ・ミュージシャンとしての活動は彼の経歴からは見えてこない。つい最近になり活動の拠点をミューヨークに移しているが、渡米する直前にマドリードでチェマ・ビルチェス(馬鹿テク!! Toutube 必見 ) というギタリストにジャズについて学んでいる。ジャズに関する正式な教育はおそらくその時期だけであろう。

もともとジャズにも関心があったようだが、何故デビュー作品がクラシックではなくジャズなのかは謎だ。それまで交友がなかった FLY を起用した理由についてはSannyside Records のウェブサイト に次のように書かれている。

≪ 渡米してすぐにレコーディングのチャンスが巡ってきたが、彼が描くプロジェクトを実現するための適切なミュージシャンを選ぶだけの時間的余裕がなかった。そのため彼 が目をつけたのがニューヨークで最もf先進性に富むバンドとして注目を集めている FLY だった。≫

全8曲ですべてディエゴが音楽在学中に書き貯めていたオリジナルだ。最後のM-8 ≪ Air ≫ は21分におよぶ大作。クラシック、フラメンコ、ジャズの間をシームレスに行き来しながら優雅にフレーズを紡いでいく様は流石と言えるが、基本的にはジャズの要素は希薄な作品だ。百戦錬磨の FLY だけあって見事にディエゴの音楽性にシンクロしている。がしかし、マーク・ターナーとディエゴの間には全くインタープレイが見られないし、そもそも音楽に対するロジックが全く異なるので非常に違和感を感じる。それでも ディエゴはM-4 ≪Catalpa ≫ や M-7 ≪Virgianna≫などでロック・ビートに乗せてジャズ的アプローチ( 大半はペンタトニック・フレーズだが ) を見せて健闘している。

テクニカル的には申し分ないが、もし彼が今後ニューヨークでジャズ・プレーヤーとして生き抜くためには、更なるジャズのトレーニングが必要となるだろう。今後の活躍に期待大だ。


ちなみに、彼の Myspace では本作の8曲のうち6曲を試聴することができる。余談だが、Myspce にアップされている曲は Free Music Zilla で簡単にダウンロードできる、、、らしい。詳しいことは知らないが。

Diego Barber  /  Calima     星1つ星1つ星半分
Diego Barber  ( g )
Mark Turner  ( ts )
Lary Grenadier  ( b )
Jeff Ballard  ( ds )


『 ジャズCDの個人ページBlog 』 の工藤さんが書かれた Diego Barber に関する記事はこちら
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Maria Schneider Orchestra / Sky Blue ( ReEntry )

   ↑  2009/05/07 (木)  カテゴリー: large ensemble

Maria Schneider Sky Blue2





今、ニューヨークで最も人気のあるビッグ・バンド、マリア・シュナイダー・オーケストラの通算6作目となる最新作。2004年の前作 『 Concert in the Garden 』 がartistShareからのオンライン配信&通販という販売形態をとりながらも第47回のグラミー賞 ≪Best Large Jazz Ensemble Album ≫ を受賞したことで話題になった彼女だが、本作はスタジオ録音ということもあり、『 Concert in the Garden 』 や 『 Days of Wine and Roses 』 のような観客視線を意識したダイナミックで娯楽性のある作風ではなく、非常に優雅で微妙に揺らぎながら展開するドラマティックな作品に仕上がっている。

正直なところ今までの作品は世間が評価するほど良いとは思っていなかった (デビュー作の 『 Evanescence 』 はなかなか良かったけどね) のだが、この新作は非常に素晴らしい出来だ。全体には大人しい音作りで、ビッグ・バンド的ではないのだが、すべての物語がまるで夢のなかで進行しているかのような心地よいサウンドがたまらない。特にM-1 ≪The Pretty Road ≫ は絶品だ。イングリッド・イエンセンのフリューゲルホーンがふわ~と入ってくる2分54秒、その瞬間、鳥肌が立つ。大好きなルシアナ・ソーザのヴォイスもオーケストラに美しく溶け込み、まさにそこは夢の楽園、シャングリラだ。

メンバーは、ティム・リース(as,ss,cl, fl,)が抜け、その代りにスティーブ・ウイルソンが加入してる以外は前作から大きな変化はない。クラリス・ペン、ベン・モンダー、フランク・キンブロー、スコット・ロビンソン、そしてドニー・マッカスリンなど、分かる人にはわかる実に贅沢な布陣も健在。

オーセンティックなビッグ・バンド・ジャズのような高揚感は得られないが、爽やかなそよ風に優しく頬を撫でられたような余韻を残してくれる、そんな素敵な作品だ。

Maria Schneider Orchestra  /  Sky Blue  星1つ星1つ星1つ星1つ
2007  artistShare  AS0065

Steve Wilson  ( as, ss, cl, fl, a-fl )
Charles Pillow  ( as, cl, p-fl, a-fl, b-fl )
Rich Perry  ( ts, cl )
Donny McCaslin  ( ts, cl )
Scott Robinson  ( bs, cl, b-cl )
Tony Kadleck  ( tp, flh )
Jason Carder  ( tp, flh )
Laurie Frink  ( tp, flh )
Ingrid Jensen  ( tp, flh )
Keith O'Quinn  ( tb )
Ryan Keberle  ( tb )
Marshall Gilkes  ( tb )
George Flynn  ( b-tb )
Ben Monder  ( g )
Frank Kimbrough  ( p )
Jay Anderson  ( b )
Clarence Penn  ( ds )
Gary Versace  ( accordion )
Luciana SOuza  ( vo )
Jon Wikan  ( cajon, palmas, perc )


( 本文は2007年8月25日の記事に加筆修正したものです )

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Pierrick Pedron / Deep In A Dream

   ↑  2009/05/06 (水)  カテゴリー: alto
Pierrick PEDRON deep in dream



引き続きピエリック・ペルドン の超お薦め盤を一枚。

MOONKS 本でも大河内善宏氏が絶賛されていた名盤の誉れ高き2006年の作品。

ブルックリンの Systems Two Recording Studio に乗り込み、マルグリュー・ミラーのピアノ・トリオをバックに饒舌流麗な語り口で圧倒的なパフォーマンスを繰り広げる。本作は徹頭徹尾、アンプラグドだ。フレーズの至る所にパーカーの遺伝子がものの見事に融解して、まさにパーカーの理想的な発展形の一人と言ってよいだろう。同世代の欧州圏のアルティストではイタリアのロザリオ・ジュリアーニに非常に似たテイストを持ってる。フィル・ウッズのファンなら100%満足できる内容だと思う。
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Pierrick Pedron / Omry

   ↑  2009/05/06 (水)  カテゴリー: alto
pierrick pedron omry2


Moogoo


フランス人アルトサックス奏者、ピエリック・ペドロン ( Pierrick Pedron b.1969 ) の通算4作目となる最新作。日本ではあまり馴染みがないミュージシャンだが、本国ではかなり評価の高い。2000年のデビュー作 『 Cherokee 』 ( Elabeth ) は当時天才と騒がれた若きフランス人ピアニスト、バティスト・トロティニョン ( Baptiste Trotignon b.1974 ) が参加していたこともあり、日本でも話題になった。作品としては1996年にアラン・ジャン・マリーのサイドメンとして “ ラ・デファンス・ジャズ・コンサート” に参加したときの実況盤がデビューであり、意外に遅咲きのミュージシャンなのかもしれない。

ペドロンはフランスの独立系レーベル Nocturne の今や看板アーティストであり、前2作も同レーベルからリリースされていたが、今回は Plus Lion Music という新興レーベルからのリリースである。先日取り上げたティグラン・ハマシアンや、デヴィッド・エルマレク、ムタン・リユニオンなどの作品もこのレーベルの作品だ。

さて、肝心の内容だが、これがびっくり仰天!! エレクトリックなのだ。エリック・レニーニやローラン・コックがフェンダー・ローズ&ウーリッツァーを操り、クリス・デ・ポウがノイジー&スペイシーな電気音を発しているのには驚きを禁じ得ない。ペルドンさん、どうしちゃったの?と問いかけたくなる。今までの彼の活動からは想像できない方向性だ。音作りはどことなくNYコンテンポラリー系っぽくて、楽器こそ違え、クリスチャン・スコットやアーロン・パークスあたりを彷彿とさせるところがある。最初はドン引きしたが、しかし、繰り返し聴いているとそれほど悪くはない。ジャケットから連想されるようなクールで洗練された触感は意外に心地よい。来るべき夏を先取りした音かもしれない。


でもまあ熟聴すればするほど、彼の本質であるバピッシュな魂は随所に感じられるわけで、表面的なスタイルだけに耳を奪われてはいけない。大局的には過去の作品となんら変わっていない、のかもね。

と云う訳で、時代に則していろいろやりたいのはわかるし、やらなければならない大人の事情というものもあるのだろうけど、こういうエレクトロ指向はこれっきりにしてもらいたい、というのが偽らざる僕の気持ちだ。

Pierrick Pedron  /  Omry    星1つ星1つ星1つ
Plus Loin Music  PL4512

Pierrick Pedron  (as)
Laurent Coq  (p, fender whodes, wurlitzer)
Chris de Pauw  (g)
Vincent Artaud  (b)
Franck Agulhon  (ds)
Fabrice Moreau( ds)
Eric Legnini  (key)
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2009/05/06 | Comment (2) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Mats & Morgan Band

   ↑  2009/05/05 (火)  カテゴリー: Around Jazz





欧州圏の中ではスウェーデンは昔からジャズが盛んであったが、プログレッシブ・ロックの視点からみても多くのミュージシャンを輩出している国としてその方面のコアなファンには知られている。その筆頭に挙げられるのが超絶テクニカル・バンドのMats / Morgan Band だ。

盲目のキーボーディスト、マッツ・エーベリーと変態ドラマー、モルガン・オーギュレンの級友2人が核になり80年代前半に結成したバンドで、キング・クリムゾンやフランク・ザッパがアイドルだったらしく、変拍子と複雑な曲構成、諧謔味を帯びたユーモラスなメロディーなどを特徴としている。88年にはフランク・ザッパのストックホルム公演の前座としてステージに立ったこともある。

昨年2月にライブ音源を収めたCD 『 Heat Beat Live / Tourboock 1991-2007 』 がリリースされているが、これには過去91年から07年までの様々な映像が収められたDVDも付属していて超お買い得。久し振りに先ほどから観ているが、あらためてその馬鹿テクぶりに感動している。
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Lorenzo Tucci / Touch

   ↑  2009/05/04 (月)  カテゴリー: drums
lorenzo tucci 

≪ Olhos Negros  ≫


≪ Please Don't Leave ≫


High Five Quintet やロザリオ・ジュリアーニのバンド,あるいはピエトロ・ルッソ、ピエトロ・シアンカグリーニリと組んだLTC などで活躍中のイタリアの人気ドラマー,ロレンツォ・トゥッチ( Lorenzo Tucci , Roma, Date of Birth: Unknown ) の『 Sweet Revelation 』 ( 2001 ) 、『 Drumonk 』 ( 2007 ) に続く通算3作目となる最新作。前作 『 Drumonk 』 ( 前項あり )  は、ファブリツィオ・ボッソ、ピエトロ・シアンカグリーニと組んだピアノレス・トリオによるモンク集であった。トランペット・トリオという特異的なフォーマットであったためやや取っつきにくい作品であったが、トゥッチの技術が遺憾なく発揮されており、何度聴いても味わい尽くせない素晴らしい作品だった。昨年発売されたLTC の『 A Different View 』 ( 前項あり )  も洗練された粋なハード・バップ作品で好盤だった。


さて、本作はトゥッチにとっては初めてのイタリアのクラブ・ジャズ・レーベル Schema からのリリースだ。参加ミュージシャンは、ファブリツィオ・ボッソ、ダニエレ・スカナピエコ、マックス・イオナータ、ジャンルーカ・ペトレラ、ルカ・マヌーッツァ、ピエトロ・ルッソ、そしてパオロ・レッチア ( 前項あり )  と、こうして名前だけ並べてみるととんでもなく強力なハードバップ合戦が繰り広げられるかと期待してしまうが、アリーチェ・リシャルディとウォルター・リッチという男女のヴォーカルが参加しているし、ニコラ・コンテもギターでクレジットされているあたりから、聴く前から大体の音が想像できてしまうかもしれない。

全12曲。トゥッチのオリジナル曲1曲以外はすべて他のミュージシャンの曲。Schema らしくほとんどが軽いラテン・ジャズ。フランシー・ボラン、サヒブ・シハブ、ジミー・ウッズ、ゲイリー・マクファーランド、そしてジョン・サーマンらの曲がスタイリッシュに蘇っている。こうしてみるとクラブ・ジャズ系のリスナーに人気が高いクラーク=ボラン・ビッグバンド関連の曲が多い。ジョン・サーマンの≪ Wintersong ≫ だってCBBBのレパートリーたった。サヒブ・シハブのラテン・ジャズの名曲≪ Please Don't Leave ≫ もウォルター・リッチのヴォーカルでカヴァーされているのも泣ける。これらの選曲はやはりクラブ・ジャズならではのもので、普通に米国系ジャズを聴いていたら一生耳にしない曲ばかりだ。

ボッソ以下の凄腕ミュージシャンも緩くバック・アンサンブルで参加するだけで、それほどソロらしいソロはとっていない。まあ、凄いことをやっていない時の彼らもたまにはいいもんだ。それにしてもボッソ=スカナピエコ=イオナータ=ペトレラ=レッッチア らが一列に並んでアンサブルしてるなんて、ヴィジュアルを想像しただけで鳥肌が立つでしょ。

BGMとして聴き流すことももちろん可能な軽薄さがいかにもイタリアのラウンジ・ユース的であり、好き嫌いが分かれるところだろう。

こんな作品を吊るしあげて、良し悪しを議論するなんて意味がない。天気のいい日にベランダでビールを飲みながら何も考えずに聴き流し聴き終えた後、あれ、何を聴いていたんだっけ? て、忘れてしまうくらいのいい加減な聴き方が許される好盤ではないかな。

Lorenzo Tucci  /  Touch     星1つ星1つ星1つ星1つ
2009  SCHEMA  SCCD 445

Lorenzo Tucci ( ds )
Luca Mannutza  ( p, arr )
Fabrizio Bosso  ( tp, flh )
Paolo Recchia  ( as )
Gianluca Petrella  ( tb )
Gianfranco Marchesi  ( tb )
Daniele Scannapieco  ( ts )
Max Ionata  ( ts )
Nicola Conte ( g )
Pietro Lussu  ( p )
Walter Ricci  ( vo )
Alice Ricciardi  ( vo )
Pietro Ciancaglini  ( b )
Luca Florian
 ( perc )




 Sahib Shihab  /  Summer Dawn ( 1963  Argo )  収録 ≪ Please Don't  Leave ≫


Lorenzo Tucci_hilmet  LTC 
LTC + Mark Turner   (  2005  V.V.J. )   前項あり
イタリアのヤングライオン LTC が米国コンテンポラリー・ジャズの先駆者、マーク・ターナーと共演した傑作。

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2009/05/04 | Comment (4) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

FLY ( Mark Turner, Larry Grenadier, Jeff Ballard ) / Sky & Country

   ↑  2009/05/01 (金)  カテゴリー: tenor

FLY Sky & Country

Lady B


マーク・ターナー ( Mark Turner b. 1965 ) が昨年11月に電気ノコギリで指を2本損傷したというショッキングなニュースは既にご存じかと思う。2008年11月5日付けのアーロン・パークスの MySpace Blog に次のように書かれてある。


 


 

A few minutes ago, I received a text message from Kurt Rosenwinkel informing me that Mark severely cut two of his fingers with a power saw, and is in the hospital awaiting surgery tomorrow morning. They will be trying to reattach nerves, tendons, and arteries. With luck, the surgery will be successful, and he will eventually regain the use of his injured fingers. It'll be no less than 6 months of rehab, though.

 


 



“ severely cut ” とあるが、この表現だけだと完全に末梢指が離れてしまっている(完全切断)なのか、あるいは軟部組織や一部血管、腱などが温存された状態でつながっている(不完全切断)なのかはっきりしない。 “ amputate ” あるいは“ completely cut ”という表現なら完全に切断されているわけだが、“ cut ” では単なる切創なのか切断なのか不明だ。たた、神経、腱、動脈の再接着が予定されているという表現からすると、少なくとも不完全切断以上であることは間違いなさそう、と当時は思っていた。アーロンはその後、マーク・ターナーのプライバシーを理由に詳細を語ることをためらうようになり、ターナーの術後経過については全く情報が入ってこなかった。

ところが先日、アメリカの非営利ラジオ放送局 National Public Radio ( 通称NPR ) のサイト内にある ≪ Live at The Village Vanguard ≫ ( ライブのストリーミング放送が聴ける! ) を覗いていたら、なんとエドワード・サイモンのバンドにマーク・ターナーが参加しているではないか!!! 録音も2009年3月11日。正真正銘、復帰後の演奏だ。しかも術後4か月しかたっていないのにまったくミスがないしフレーズに淀みもない。俄かには信じられない演奏だ。

そして、この≪ Live at The Village Vanguard ≫という1時間以上のライブ音声ファイルだけでも涙モンなのに、さらにマーク・ターナーのインタビューを収めた音声ファイルまで聴くことができるのだ。4分ほどのインタビューだが、その中でターナーは事故の詳細、手術、予後、現状などについて語っている。

彼はブルックリンの自宅で、薪を電気ノコギリで切っていてたところ誤って左手の示指と中指を切断してしまったようだ。神経、血管、そして腱の再接着術を受けたそうだが、手術時間が3~4時間というから驚いた。本当だろうか。本当なら凄く腕の立つ形成外科医なのだろう。それとも損傷が思ったより軽かったのか、どちらかだ。術後は感染や壊死もなく順調だったようだ。最近の治療成績は格段によくなり、接着率は約90%ほどである。ゴールデンタイム内に適切に病院に搬送されればほとんどは接着する。問題はそのあとだ。

接着しても完全に後遺症をの残さず元の状態に戻れる症例は約10%(ぐらいだったと思う)。そのほかは指が短くなったり、伸展制限されたり、いろいろと障害が残る。

ターナーは術後すぐにリハビリを開始した。これは縫合した腱が周囲と癒着して動かなくなるのを防ぐためだ。毎日2時間ほどのリハビリを行い、1月下旬には2,3日おきに5分程度吹くことができるようになった。その後は徐々に練習時間も長くなり、2月下旬には長時間吹き続けられるようになっていた。しかし、100%元に戻ったわけではなく、指の運動制限や感覚麻痺などはいまだに残っているらしい。練習も一から勉強し直さなくてはならず、特にフラジオは難しいようだ。

そんな状態でいながらこの演奏だから凄いもんだ。このヴィレッジ・バンガードのエドワード・サイモンとのギグのあとターナーはFLY 名義のECMからの最新作 『 Sky & Country 』 のサポートツアーを開始している。とりあえずは、完全復帰したようなのでひと安心、といったところか。



ターナーが演奏活動を休止している間にも、彼の参加作品が2タイトル発売されている。

1) Diego Barber / Calima ( sunnyside )
カナリア諸島出身で現在はNYで活躍中のギタリスト、ディエゴ・バーバーのデビュー作をサポートするのはFLY。まだCDは買ってないが、MySpace で試聴するかぎりではなかなか良い感じ。

2) Enrico Rava / New York Days ( ECM )
ラヴァの最新作にもターナー参加。


FLY

2004年にリリースされた FLY のファースト。SAVOY JAZZ   SVY-17325
ファンク・ビートあり、アフリカン・リズムありで、最新作に比べてより動的なサウンドが聴かれる。ジェフバラもこっちのほうが激しく叩きまくっていてヨロシイ。

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