雨の日にはジャズを聴きながら90年代以降のジャズを気ままに綴っています。 旧ブログ 『 雨の日には JAZZ を聴きながら 』 からのデータ移行は終了しました。ジャズ以外にも、時々デジタル関連の物欲記事、最近ハマっているカメラの話題も少しアップしています。 

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極私的愛聴盤2010_管編

   ↑  2010/12/26 (日)  カテゴリー: 極私的愛聴盤
Michel Portal_BailadorSean Jones_search within.jpgnicolasa folmer bob mintzer.jpgDERRICK GARDNER_echoes.jpgralph bowen _reverence.jpgwalter smith III_III.jpgTia Fuller_decisive StepsJimmy Greene_Mission StatementCharles Lloyd_mirrordavid liebman trio_lieb plays the blues a la train 


  1) Michel Portal / Bailador  ( HMV )
  2) Sean Jones / The Search Within ( amazon )
  3) Nicholas Folmer and Bob Mintzer / Off the Beaten Tracks Vol 1 ( amazon )
  4) Derrick Gardner & The Jazz Prophes / Echoes of Ethnicity   ( amazon )
  5) Ralph Bowen / Due Reverence ( amazon )
  6) Walter Smith III / III ( amazon )
  7) Tia Fuller / Decisive Steps ( amazon )
  8) Jimmy Greene / Mission Statement ( amazon )
  9) Charles Lloyd / Mirror ( amzon )
10) David Liebman Trio / Lieb Plays the Blues a La Trane ( amazon )



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2010/12/26 | Comment (2) | Trackback (1) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

極私的愛聴盤2010_ボーカル編

   ↑  2010/12/25 (土)  カテゴリー: vocal
 
winterplay_songs of colored love.jpgsidsel storm?swedishSinne Eeg_remembering yousilje nergaad_thousandHalie Loren_After Dark 
 

1) WINTERPLAY / Songs of Colored Love  ( amazon )
2) Sidsel Storm / Swedish Lullaby ( HMV )
3) Sinne Eeg / Remembering You ( amazon MP3 Store )
4) Silje Nergaard / A Thousand True Stories ( amazon )
5) Halie Loren / After Dark ( amazon )



1)のウインタープレイは、女性ヴォーカルのヘウォンと、トランペット奏者のジュハン・リーによる韓国のジャズ・ユニット。この『 Songs of Colored Love 』 は実は昨年の夏に発売になったデビュー作で、今年の2月には『 Sunshines 』というタイトルでセカンドも発売済みですが、今年の愛聴盤ということで言うなら迷うことなくデビュー作ということになります。今年も僕の iPod に常駐し続け、疲れた心を癒してくれました。そろそろサード発売のアナウンスがあってもいい頃だけどなぁ。

2) はデンマークの超美形歌姫、シゼル・ストーム の最新作。もちろん美人は美人なのですが、このジャケはちょっと出来過ぎ。明らかにフォトショ美人。それはともかくとして、清涼感溢れるセジルの美声とラーシュ・ヤンソンのピアノがとてもマッチングがよくて惚れ惚れします。あなたのささくれた心を桃源郷へ心地よく拉致してくれますよ。

3)のシーネ・エイはデンマークの歌姫ですが、今まで日本では入手困難であった Red Dot Music に吹き込んだ2枚 『 Don't Be So Blue 』と 『 Remembering You 』 が国内で流通しはじめました。両方とも素晴らしい出来ですが、どちらかと言うとこちらの『 Remembering You 』のほうが好きかな。ピアノのヤコブ・クリストファーセンのサポートも見事。彼女の歌声も癖がなく、歌唱力も抜群によいので、何度聴いても飽きないところがよろしい。個人的には今、一番好きな歌声です。やっぱりボーカルというのは、声そのものに惚れるかどうかがポイントだよなぁ、と彼女を聴いていると思います。

4) はノルウェーを代表するジャズ&ポップス・ヴォーカリスト、セリア・ネルゴード の最新作。今作ではヴィンス・メンドゥーサ率いるメトロポール・オーケストラ ( ただしストリングス・セクションのみ )と共演しています。曲想としてはやはり前作を踏襲するようなポップな作りで、ジャズ色はあまり濃くありません。もともとスウェディッシュ・ポップ畑の歌い手でしたが、前作ぐらいから再びその色合いを強めてきているようです。ただ理屈抜きに彼女のチャーミングな歌声に惚れてしまっている僕としては、ジャズか否かはあまり気になりません。

5) 最後はアメリカ人歌手、ヘイリー・ロレンの最新作。ブルース寄りの趣向があまり僕は好きでなかったし、前作のライブ盤もいまいちだったので、今作も期待はしていなかったのですが、これはなかなか聴きやすい感じです。ボサノバ系の選曲とリキみのない自然な発声がよかったみたいです。


上記5枚以外ではリグモア・グスタフソン が弦楽四重奏団をバックに歌った最新作『 Calling You 』や、フェイ・クラーセンの WDR Big Band との共演作『 Sing! 』などもよく聴きました。

Rigmor Gustafsson_Calling Youfay_claassen_sing.jpg

6) Rigmor Gustafsson / Calling You ( amazon )
7) Fay Claassen / Sing! ( amazon )






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2010/12/25 | Comment (8) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Today's Christmas Song : Mel Torme, Cesare Picco, Beegie Adair, Bugge Wesseltoft, Klaus Weiss

   ↑  2010/12/22 (水)  カテゴリー: christmas song
Mel Torme_the christmas songcesare picco_christmas tunesBeegie Adair_Winter RomanceBugge Wesseltoft_it's snowing on my pianoklaus weiss_a message from santa klaus 



僕の iTunes Library で“ Christmas ”で検索してみたら 212曲ヒットしました。その中から適当に5曲だけプレイリストを作ってみました。


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2010/12/22 | Comment (0) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Today's Christmas Song : Ella Fitzgerald / White Christmas

   ↑  2010/12/21 (火)  カテゴリー: christmas

Ella Fitzgerald With Frank DeVol's Orchestra / White Christmas ( 1960 )

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2010/12/21 | Comment (2) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Andrea Beneventano / The Driver

   ↑  2010/12/21 (火)  カテゴリー: piano
Andrea Beneventano_The DriverAndrea Beneventano / The Driver ( amazon mp3 store )
2010 Alfa Music
 


Andrea Beneventano (p)
Francesco Puglisi (b)
Nicola Angelucci (ds)




イタリア人ピアニスト、アンドレア・ベネヴェンターノ ( Andrea Beneventano ) の2作目となる最新作。2003年にリリースされたデビュー作 『 Trinacria 』 ( 前項参照 ) は、発売当時Disk Union の山本隆氏が紹介し、その後 『 Jazz とびきり新定番 500+500 』 (  MOONKS著 ) では小山智和氏が、『 Jazz 批評No.133 ピアノ・トリオ vol.3 』 では大河内善宏氏がそれぞれ本作を絶賛し、さらにはジャズライフ誌2008年12月号の特集『 ジャズ・イタリアーノ 』のなかでも 『 イタリア・ジャズ・名盤40選 』 に選定された人気盤でした。

ベネヴェンターノの詳しい経歴は残念ながらわかりません。自身の公式ホームページすらありません。Myspace は設置されているものの、ほとんど情報らしき情報は掲載されていません。あとでお話しますが、この方は世間に対して自身をアピールすることに関心がないようです。自己主張してなんぼの音楽世界においては珍しく、あまり他人の目を気にせず、地道にライブ活動だけを行っている方のようです。

プロとして既に20年以上をキャリアを有し、サイドメンや伴奏の仕事がメインでありながらも一方では、マッシモ・ウルバニをはじめ、パオロ・フレス、リック・マーギッツァ、スティーブ・グロスマンらなど、錚々たるミュージシャンとの共演を果たしているようですので、地元ローマではそれなりに評価されているピアニストなのでしょう。

結論から端的に言ってしまうと、非常に素晴らしい作品です。僕が今年聴いたピアノトリオ作品の中ではベスト5に確実に入るくらいの出来栄えです。がしかし、デビュー作に比べるとやっぱり劣る気がします。まあデビュー作は出来過ぎでしたからねぇ。今作を聴いてあらためて思うのは、やっぱりデビュー作はベネヴェンターノにとってはまさに “ 奇跡の一枚” だったのかもしれません。

デビュー作は音に深みがあり、重厚で、陰影に富んだ作品でした。一曲一曲が圧倒的な輝きを帯びて迫ってくるものがあり、なんだか心の奥底をギュッと鷲掴みにされるような凄みがあったように思います。今作は決して演奏が悪いわけじゃないけど、心を揺さぶられるほどの感動は正直なところ、ない。技術力といい、上質な作曲センスといい、申し分ないのですが、どうもサラッと流れてしまって、心に響かない、感じ。まあ、もうちょっと聴きこめば印象も変わるかもしれませんが。

サポートメンバーはベースがフランチェスコ・プグリシ、ドラムスがニコラ・アンジェルッチ。ニコラ・アンジェルッチ ( Nicola Angelucci, Abruzzo, 1979~ ) ( 前項参照 ) はマックス・イオナータ、ルカ・マンヌッツァ、ステファノ・ディ・バティスタ、フランチェスコ・カフィーゾなどのバンドで活躍している売れっ子ドラマーです。派手さはないですが程良くフロントに絡みそして扇動する、今注目の若手です。

収録曲は、ベネヴェンターノの自曲が7曲と、スタンダードの名曲 《 When Sunny Gets Blue 》《 If I Should Lose You 》で計9曲。収録時間は47分と短め。前作同様、自曲の出来がすばらしい。M-5《 Passing Seanons 》 などはエンリコ・ピエラヌンツィを彷彿とさせる優雅で上質なセンスを感じる逸品的楽曲だと思います。自曲のネーミングがふざけていて、《 Giant Steps 》 をもじった《 Midget ( 小人 ) Steps 》 や、《 I Got Rhythm》 をもじった 《 I Got Yout Rhythm 》 や、《 Donna Lee 》 をもじった 《 Donna Quee 》 などの楽曲が収められています。《 Midget Steps 》と《 Donna Quee 》はネタ曲の一部を引用したことがわかるのですが、《 I Got Yout Rhythm 》はネタ曲《 I Got Rhythm》とは全くの別曲のように聞こえます。タイトル曲M-3 《 The Driver 》は諧謔味のある軽快なブルースですが、彼の独得な歌心や遊び心がイイ感じに表現されていて面白いです。プグリシの重心の低いベース・ランニングも好感が持てるし、アンジェルッチの粋なソロも見事です。前作よりも本作は劣る、なんて言っちゃいましたが、トリオとしてのスリル感は格段に今作のほうが増していると思います。その点は大成功でしょう。

ベネヴェンターノ曰く、『作品を出さなくても生活できるから、焦って作品を創らなくてもいいんだ』。こうしてデビュー作から7年も過ぎてしまった訳です。音楽商業主義に毒され粗製乱造を繰り返すミュージシャンが圧倒的多数を占める業界において、大衆に媚びず、自身の信念を貫き通す姿勢は立派だと思いますが、でも、やっぱり表現者たる者、やはり自身の表現物は後世に向けて記録しておかなければならないと思うのです。記録しなければ全てが無になってしまう、のではないでしょうか。

ヴァイナル盤しか記録媒体がなかった時代ならまだしも、いまや制作複製の容易なCDだってあるし、もうちょっと手軽にというなら音源を自身のサイトにアップするだけでもいいし、またYoutbeにライブ映像をアップしてもいい。どんな方法でもいいから音源を記録として残し、多くのリスナーがアクセスできるようにしておくことが現在を生き抜く表現者にとっては必要不可欠なことだと思います。

才能ある素晴らしいピアニストだと思うだけに、そのような内に向かう達観したような考えのために彼の才能がスポイルされてしまうことは非常に残念です。あとで「幻のピアニスト」などと呼ばれないように、今のうちにしっかり音源を残して、世界中の多くのリスナーを楽しませてほしい。このままじゃ、あまりにも勿体ない。どなたか炯眼をもった日本のプロデューサーの方いませんかねぇ。



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2010/12/21 | Comment (0) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Charlie Haden Quartet West / Sophisticated Ladies

   ↑  2010/12/19 (日)  カテゴリー: bass
Charlie Haden_Sophisticated LadiesCharlie Haden Quartet West / Sophisticated Ladies
2010 Universal Music
 

Ernie Watts (ts), Alan Broadbent (p), Charlie Haden (b), Rodney Green (ds), Melody Gardot (vo,M-1), Norah Jones (vo,M-3), Cassandra Wilson (vo,M-5); Ruth Cameron (vo,M-7), Renee Fleming (vo,M-9), Diana Krall (vo,M-11), string orchestra arranged and conducted by Alan Broadbent



チャーリー・ヘイデンが中心となり、アラン・ブロードベント、アーニー・ワッツ、ビリー・ヒギンズらの西海岸で活躍する名手らと1987年に結成した クァルテット・ウェスト ( Quartet West ) の通算7作目となる最新作。前作である『The Art of the Song』がリリースされたのが1999年だから、実に11年ぶりの新作発表ということになります。前作まで参加していたドラマーのローレンス・マラブルが健康上の理由により脱退し、代わりにグレッグ・オスビーやエリック・リードのバンドで活躍する若手ドラマー、ロドニー・グリーンが新たに加入しています。

結成当時は、古きアメリカの映画をテーマにしたコンセプト作品を作ろう、ということで始まったプロジェクトでしたが、活動を続けていくうちに映画とは必ずしも関連性のない作品作りになってきています。ただし、アメリカの古きスタンダードを主体にした洗練さを兼ね備えたノスタルジックなサウンドは今まで終始一貫して変わっていません。

拙ブログを古くからご覧の方は御存じと思いますが、僕個人的にはチャーリー・ヘイデンがあまり好きではないので、殆どアルバムを所有していないのですが、このクァルテット・ウェストは大好きなアラン・ブロードベントとアーニー・ワッツが参加しているということで、チャーリー・ヘイデン関連では唯一大好きな企画で、昔から好んで聴いていました。

クァルテット・ウェスト名義で制作された作品は現在までに下記の6作品です。いずれも Verve から発売されています。

『 Quartet West 』( 1987 )
『 In Angel City 』 ( 1988 )
『 Haunted Heart 』 ( 1992 )
『 Always Say Goodbye 』 ( 1993 )
『 Now is the Hour 』 ( 1996 )
『 The Art of the Song 』 ( 1999 )

また2007年には『 The Best of Quartet West 』というベスト盤も発売されているようです。

この作品群の中で評論家の評価が最も高いのは最後の『 The Art of the Song 』のようですが、個人的に最も愛聴しているのはグラミー賞にもノミネートされた第三作『 Haunted Heart 』 です。レイモンド・チャンドラーにインスパイアされて制作された完全なコンセプト・アルバムで、《 The Long Goodbye 》、《The Lady in the Lake 》、《 Hallo, My Lovely 》 など、チャンドラー作品名を引用したオリジナル曲を配しています。また、ジョー・スタッフォードが歌う《 Haunted Heart 》や、ジェリ・サザーンが歌う《 Ev'ry Time We Say Goodbye 》 や、ビリー・ホリデイが歌う《 Deep Song 》などを、クァルテット・ウェストの同曲の演奏の最後にコーダ的に継ぎ目なくごく自然に繋いだりして挿入するなど、凝ったギミックもあってなかなか素敵な作品です。

閑話休題。さて、待望の最新作ですが、今作は現在活躍している著名な女性ジャズ・ボーカリストへのオマージュ作品です。本格的なボーカル作品はクァルテット・ウェストとしては初めての試みです。一応、前作 『 The Art of the Song 』 の続編という位置づけのようですが、、、。ジャケットのアートワークがいい薫りを放ってます。50年代から60年代のキャピトルの女性ボーカル作品を彷彿とさせるデザインですね。

収録曲12曲中半分の6曲がボーカル入り。しかも1曲ごとに歌い手が違う豪華仕様。参加ボーカリストは、メロディ・ガルドー、ノラ・ジョーンズ、カサンドラ・ウィルソン、ダイアナ・クラール、ルネ・フレミング、そしてルース・キャメロンという超豪華。

ルース・キャメロンはチャーリー・ヘイデンの奥様です。ヘイデンの名曲に《 First Song 》というのがありますが、あれはこのキャメロンさんに捧げた曲だということは知っていましたが、彼女の歌声を聴くのは僕は今回が初めて。他のボーカリストがかなり濃いお声をしているので、その中にあっては一服の清涼剤的役割を演じていて安らぎました。けっこう好きな歌声です。

それから、ルネ・フレミングという歌い手はジャズファンにはあまり馴染みがないかもしれませんね。この人、本職はソプラノ歌手です。最近人気急上昇中らしいのですが、もともとはジャズ・シンガー志望だったようです。2005年にはフレッド・ハーシュ、ビル・フリーゼルらのサポートを得て『 Haunted Heart 』を、2006年にはブラッド・メルドーとのデュオ作品『 Love Sublime 』をリリースしています。後者は本業のソプラノを披露していて当時聴いた僕は思いっきり興覚めしてしまいましたが、前者は発声法を完璧に変えて、ジャズ・ボーカリストとしても何ら遜色ない素晴らしい歌声を披露しています。

本作をプロデュースしているのは、90年代からヘイデンの作品に関わってきた現フランス・ポリドール社長でもあるジャン=フィリップ・アラール (Jean-Philippe Allard ) 氏。ヘイデンの『 Beyond The Misssouri Sky 』も『The Montreal Tapes 』のシリーズも、それから前述したクァルテット・ウェストの『 Haunted Heart 』や『 The Art of the Song 』 もみんな彼の作品です。




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2010/12/19 | Comment (0) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Novecento / Featuring

   ↑  2010/12/19 (日)  カテゴリー: group
novecentoNovecento / Featuring
( amazon.co.jp )
2003 Nicolosi Productions
 

Pino Nicolosi (key)
Rossana Nicolsi (b)
Dora Nicolosi (vo)
Linno Nicolosi (g)
《 ゲスト 》
Billy Cobham (ds), Michael Brecker (ts), Stanley Jordan (g), Jeff Berlin (b), Toots Thielemans (harm), Danny Gottlieb (ds),Dave Liebman (ts), Eddie Gomez (b), John Tropea (g), Wayne Dockerty (b), Billy Preston (p,vo), Guy Barker (tp),etc.

TRACKS
1. TELL ME SOMETHING
2. LIVING SO FAST featuring Danny Gottlieb - John Tropea - Dave Liebman
3. LET ME BREATH featuring Billy Cobham Guy Barker
4. FLYING ON THE SKY featuring Stanley Jordan – Dave Liebman-Guy Barker
5. AFTER ALL featuring Jeff Berlin -Toots Thielemans - Danny Gottlieb
6. VISION featuring Danny Gottlieb – Wayne Dockery
7. YOU ARE SO BEAUTIFUL featuring Billy Preston
8. NOW THAT YOU’VE GONE featuring Billy Cobham - Michael Brecker
9. LEAVING NOW featuring Billy Cobham - Eddie Gomez
10. TELL ME SOMETHING instrumental version



前述したイタリアの兄弟姉妹のファミリー・バンド、ノヴェチェント ( Novecento, milano, 1984年結成 ) の2003年の作品。ゲスト陣を見る限り、かなりの資金を投入して制作された作品だと思われますし、さぞかしヘヴィーでテクニカルなフュージョン・サウンドを聴かせてくれるかと思いきや、然に非ず。おいおい、こんなに金かけて、この音かぁ。




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Eumir Deodato / The Crossing

   ↑  2010/12/18 (土)  カテゴリー: fusion
deodato_The CrossingEumir Deodato / The Crossing
( amazon.co.jp )
2010 Expansion



Eumir Deodato (el-p), Rossana Nicolosi (b), Lino Nicolosi (g), Pino Nicolosi (key), Mimmo Campanale (ds), Marco Fadda (perc), Al Jarreau (vo), Dora Nicolosi (vo), Jimmy Helms (vo) , Jimmy Chambers (vo), William Upshaw( vo), John Tropea (g), Billy Cobham (ds), Airto Moreira (perc), Leonardo Govin (tb), Gianni Virone (ts, fl), Janier Isusi (tp), Chris Wakler (vo), J. Patrick Lundquist (vo), Joe Turano (vo)


1972年の『 Prelude 』(邦題:ツァラトゥストラはかく語りき) や1973年の『 Deodato 2 』( 邦題:ラプソディー・イン・ブルー ) などが日本でもヒットしたクロスオーバー時代の寵児、エウミール・デオダート ( Eumir Deodato, Rio de Janeiro, 1943~ ) の久しぶりの新作が突然リリースされました。僕個人的にはデオダートは完全に過去に人ですが、ただ、青春を共に過ごした初恋の女性のような存在で、すっかり忘れていいたけど名前を聴くと心の奥底がじんわり熱くなるようなミュージシャンです。

前に聴いたのがいつ頃のことなのかすぐには思い出せないくらい久しぶりに今回聴いたのですが、どのくらい久しぶりかというと、多分、1989年のアトランティック盤『 Somewhere Out THere 』以来だと思いますので、実に20年ぶりということになります。実は今回まで知らなかったのですが、ブログのお仲間さんである中年音楽狂さんの記事によると、2007年にトリオ編成でのライブ盤『 Ao Vivo No Rio 』がリリースされているようです。

デオダートは、90年代は自身のバンド活動はほとんど行っておらず、もっぱら他のアーティストのプロデュース業に励んでおり、Cool and The Gang や EW&F などのサポートではだいぶ懐が潤ったらしいです。2001年には15年ぶりにソロ活動を開始し、2002年の North Sea Jazz Festival に出演、2008年には31年ぶりの来日を果たし、コットンクラブでライブを行っています( 知らなかった!)。

現在イタリア在住のデオダートは、今作の制作にあたって優秀なイタリア人ミュージシャンを起用しています。プロデュースを担当しているのは、ビリー・コブハムの『 Drum'n Voice 』シリーズやトゥーツ・シールマンスの『 Live Takes 』、あるいはゲイリー・ハズバンドの『 The Things I See 』などのプロデュースなどで徐々に認知度を上げてきたイタリアの兄弟姉妹グループ、Novecento 。

Novecento はギターのリーノ、キーボードのピーノ、ベースのロサーナ ( 女性 ) のニコロッシ兄弟にボーカルのドーラカロフィグリオ( 女性 ) を加えて1984年に結成されたダンス・ユニットで、のちにボーカルのドーラとギターのリーノが結婚したため、完全なファミリー・バンドになっています。80年代から90年代にかけて、時流に乗ったユーロビート系の音楽を演奏していましたが、近年は自身のバンド活動よりもむしろ、他のアーティストのプロデュース業に活動の軸足を置いているようです。Nicolosi Production というレーベルを立ち上げ、さらにはミラノ市内に録音スタジオまで所有するという、なんだか凄い一族なんです。

ノヴェチェントはプロデュースだけに留まらず、楽曲の提供からアレンジ、そしてもちろん演奏までこなり、文字通りデオダートを全面的にバックアップしています。ゲスト陣も豪華で、アル・ジャロウをはじめ、CTI時代からの盟友であるジョン・トロペイ、アイアート・モレイア、そしてビリー・コブハムなどが参加。現在は欧州を拠点に活動しているビリー・コブハムはいいとしても、ニューヨーク在住のジョン・トロペイは一曲のソロのために渡伊したわけではないでしょうね、きっと。また、ジャズファンには馴染みがないかもしれませんが、ロンドンビートという英国で80~90年代に活躍したダンスポップ・グループがボーカルで参加しています。

デオダート~アル・ジャロウ~ノヴェチェント~ロンドンビート。一見、まったく脈絡のないミュージシャン達の邂逅のように思われますが、彼らの今までの音楽的変遷を俯瞰してみると実に面白い共通項が見えてきます。それはどのミュージシャンも90年代にR&B あるいはアーバン・コンテンポラリー系の音楽に傾倒していった、という事実です。

デオダートは80年代の『 Happy Hour 』『 Motion 』から前述した89年の『 Somewhere Out There 』にかけてブラコン 路線に宗旨替えしていって、ファンに愛想尽かされた経歴を持っています。アル・ジャロウも80年代のAOR / フュージョン系から90年には次第にR&B に趣向が変わっていき、『 Heaven and Earth 』ではついにグラミー賞の “ 最優秀R&Bボーカル賞 ” を獲得するまでに至ってます。ただ、この時期のアル・ジャロウはジャズ・ファンからはあまり評価されてはいませんが。ノヴェチェンコも今でこそジャズ系アーティストとの連携を深めていますが、90年代は今や恥ずかしR&B ダンスユニットとして名を馳せていたわけですし、同時期にイギリスではロンドンビートがブラコン系の楽曲《 I've Been Thinking About You 》をヒットさせたりしていたわけです。

そんなバックグラウンドを持つミュージシャンが集結してどんなサウンドが生まれるか、それはある程度予想できます。M-8《 Border Line 》のような曲では確かにCTI時代の懐かしいサウンドも聴かれますし、デオダートのお得意のローズ・サウンド ( とは言っても、実際に弾いているのはYAMAHA MOTIF で、ローズをシュミレートしていると思われますが) の健在ぶりをアピールしていますが、タイトル曲のM-3《 The Crossing 》はEW&F を彷彿とさせるヘヴィーでファンキーなリズム(アル・マッケイ風のカッティング・ギターが最高にカッコイイ!! ) にブラス・セクションが絡む楽曲です。総体としては、デオダートの光輝くCTI 時代と、不遇のWarner 時代の両面のサウンドを併せ持つ作品ではないでしょうか。音はHi-Fi でまさに現代の音ではありますが、曲想、作風はとっても懐かしい匂いを放っています。40~50代の僕らオッサンには大ウケ間違いなしのサウンドでしょうね。



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Eumir Deodato / Love Island

   ↑  2010/12/16 (木)  カテゴリー: fusion
deodato_love islandEumir Deodato / Love Island
( amazon.co.jp )
1978 Warner


Eumir Deodato (phodes)
Larry Carlton (g)
George Benson (g)
Gordon Edwards (b)
Harvey Mason (ds)
Robert Popwell (b)



デオダート ( Eumir Deodato, Brazil, 1943~ ) の新作 『 The Crossing 』 が発売されましたね。70年代のCTI時代を彷彿とさせる原点回帰路線がオジサンたちの涙腺を思いっきり緩めることでしょう。超懐かしいローズの音色。もう山積している仕事の悩みなど忘れてしまうくらいにデオダートのメローなサウンドに酔いしれております。HMVのキャプションをみると、デオダートのようなサウンドを “メロウ・グルーヴ” と呼ぶんだそうな。確かにうまいネーミングだね。そんな感じがぴったりだ。アル・ジャロウも変にジャズをやろうとせず、こういうAOR/Fusion 系の歌を歌ったほうがカッコイイです。

ということで、今宵はその新譜ではなく、昔懐かし70年代のデオダートの傑作 『 Love Island 』 を引っ張り出して聴いています。初期のCTIもいいけど、この78年のワーナー移籍第一弾作品も超メローで、真夏の休暇にぴったりのリゾートソングが目白押しです。今年の正月は我が家はボルネオ島で過ごす予定ですが、iPod にデオダートをたくさん詰め込んで、プールサイドで果てしなくダレながら聴こうかと思いを巡らしている最中です。あ~、早く休みにならんかなぁ。




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Jason Moran / Ten

   ↑  2010/12/15 (水)  カテゴリー: Jazz
jason moran_tenJason Moran / Ten
( amazon.co.jp )
2010 Blue Note



Jason Moran (p)
Tarus Mateen (b)
Nasheet Waits (ds)



1999年、BLUE NOTE創立60周年特別企画として、ブル-・ノ-ト所属のグレック・オズビ-を中心として、優秀な若手ブラックミュージシャン6人によって編成されたユニットが “ New Directions ”。そのユニットでピアノを担当していたジェイソン・モランが、やはり同ユニットのメンバーだったベースのタラス・マティーンとドラムスのナシート・ウェイツと結成したトリオが “ Bandwagon ”です。今作はBandwagon名義としては2006年の『 Artist In Residence 』以来4年ぶり、通算8作品目となる作品で、そしてBandwagon結成10年目に当たる記念すべき作品ということでタイトルも『 Ten 』と名付けられています。

90年代後半に M-BASE派の中心的存在であったグレッグ・オスビーの腹心として颯爽とニューヨーク・ジャズ・シーンに登場したジェイソン・モラン ( Jason Moran, Houston, 1975~ ) 。1997年にはそのグレッグ・オスビーのプロデュースで Blue Note からデビューし一躍表舞台に登場し、その後カサンドラ・ウイルソンのサポートを務めるなどして徐々に頭角を現してきました。

当時はニューヨークのダウンタウンにおける新進気鋭のミュージシャンが集う梁山泊として注目を集めたクラブ『 ニッティング・ファクトリー 』などに出演し、その先鋭的な腕前を披露し注目を集めていました。僕個人的にはこの ニッティング・ファクトリー 系のミュージシャン、たとえば、ジョーイ・バロンとかデヴィッド・マレイとかブッチ・モリスとかスティーヴ・コールマンとか、まあこのあたりがあまり好きではなのですが(唯一好きなのがデイヴ・ダグラスかな)、このジェイソン・モランもどちらかと言うと今まで心理的に避けてきたピアニストでした。

グレッグ・オスビー門下であり、しかも自身のリーダー作 『 Facing Left ( 邦題 :ゴォラ!! にーちゃん。左向けっっちゅーてんねん! )』 のジャケでのモランなんかメチャクチャ恐い顔してるし、まあ、そんな先入観で喰わず嫌いになるのは良くないと思っていましたが、どうもCD棚に手が伸びないんですよね。

そんな訳で、オリジナリティーを発揮してこそ誇れる世界がニューヨークのジャズシーンであるわけですから、モランぐらいのトンガリ君でないとサバイブできないのは承知していながらも、どうも彼の音楽に賛同できずに今まで来てしまったのですが、最近、なんだかモランのピアノがぐぐっと僕の胸に突き刺さるような瞬間がたびたびあり、彼をあらためて凄い奴だと再認識しているところです。具体的には、モランがこのところ参加しているチャールス・ロイドやポール・モチアンのバンドでの彼の演奏に痺れてしまったのです。チャールス・ロイドのECM盤『 Rabo De Nube 』や『 Mirror 』、ポール・モチアンの『 Lost in A Dream 』などでのモランの演奏は素晴らしいんですよ。大体においてピアニストを自身のバンドに入れることがほとんどなかったポール・モチアンが敢えてモランを起用したぐらいですから、モチアンは相当にモランの腕を買っているのでしょう。

jazz09_13-Overtone-alle_LISTEQUER 昨年にはデイヴ・ホランドが 新たなプロジェクト “ Overtone Quartet ” を始動しましたが、そのプロジェクトにもクリス・ポッター、エリック・ハーランドらとともにジェイソン・モランが参加しています。既にネット上では2009年の“ London Jazz Festival ” での演奏がアップされていますが、やはり自身のアヴァンギャルドでオルタナ的な訳のわからん演奏とは別人のような正統化コンテンポラリー系の緊張感漲る素晴らしい演奏を披露してます。クリポタも超カッコイイです。ご興味のある方は探してみてください。

さて、今回の最新作ですが、基本的には従来のバンド・サウンドを踏襲するスタイルです。ブルース、R&B、ヒップ・ホップ、オールドジャズ、ジャムバンドなど、多彩なスタイルを混合攪拌したかのようなオルタナな楽曲が並んでいますが、ただし、今まで僕が聴いてきた『 Facing Left 』『 Same Mother 』『 Black Stars 』『 The Bandwagon 』『 Artist in Residence 』などの彼の作品群に比べると、気色悪いヴォーカルや詩の朗読もないし、不気味なサンプリング音もほとんどないので、おそらく一番聴き易い作品だと思います。まあ、相変わらずモランは終始一貫して忙しく鍵盤を叩きまくっているし、それに輪をかけてナシートが全編フィルインのような、重心が軽いのにもかかわらず五月蠅いドラムを叩いています。あまり体調がよくない時に聴くと益々具合が悪くなりそうなサウンドです。その代わり、元気のいい時に聴くとかなりのトリップ感が得られるかもしれません。

収録曲はモランの自曲が7曲、マティーンの自曲が1曲、ジャッキー・バイアードの《 To Bob Vatel of Paris 》、レナード・バーンスタインの《 Big Stuff 》、セロニアス・モンクの《 Crepuscule with Nellie 》、そして現代音楽の作曲家 コンロン・ナンカロウ(Conlon Nancarrow) の《 Study No. 6 》 が2ヴァージョンで、計13曲。

フィラデルフィア美術館の委嘱によりモランが作曲した M-1 《 Blue Blocks 》。ロバート・ケネディーが1966年に南アフリカ共和国を訪問した際のドキュメンタリー作品『 RFK In the Land of Apartheid 』のテーマ曲としてモランが作曲した M-2 《 RFK in the Land of Apartheid 》。ジミ・ヘンドリックスの1967年の“ Monterey Pop Festival ” での演奏にインスパイアされ作曲した M-3 《 Feedback Pt. 2 》 。ここでは “ じ~~じ~~” と効果音が挿入されていますが、これはジミヘンのギターをサンプリングしたものだそうです。アブラゼミの鳴き声かと思いましたが。コンテンポラリー系の舞踏家アロンゾ・キングが主宰する“ LINES Ballet ” のために書かれた M-6 《 Pas de Deux - Lines Ballet 》 などなど。





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2010/12/15 | Comment (0) | Trackback (1) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

《 My Fav Song This Week 》

   ↑  2010/12/13 (月)  カテゴリー: diary

Dominique Fillon with Youn Sun Nah 《 Life after You 》
from Album 『 Americas 』( Verita Note, 2010 )




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2010/12/13 | Comment (1) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Fred Hersch / In Amsterdam : Live at the Bimhuis

   ↑  2010/12/13 (月)  カテゴリー: piano
fred hersch_BimhuisIn Amsterdam: Live at the Bimhuis
( amazon.co.jp )
2006 Palmetto


Fred Hersch (p)

フレッド・ハーシュは数多くのピアノソロの作品を制作しています。僕個人的にはリズム楽器の入らない作品、たとえばピアノソロなどは滅多に聴かないのですが、このハーシュのソロはそんな僕でも心惹かれる素晴らしい作品です。やはりピアノソロだけで作品一枚全部を聴かせるには相当の技量がないと駄目だと思うのですが、ハーシュにはそれだけのテクニックがあるということなのでしょうね。このアムステルダムのライブハウス Bimhuis での実況録音は選曲の良さもあって、一番の愛聴盤です。




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2010/12/13 | Comment (6) | Trackback (1) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Fred Hersch / Dancing in The Dark

   ↑  2010/12/13 (月)  カテゴリー: piano
fred hersch_daincing in the darkFred Hersch / Dancing in the Dark
( amazon.co.jp )
1993 Chesky
 


Fred Hersch (p)
Drew Gress (b)
Tom Rainey (ds)



フレッド・ハーシュのピアノトリオ作品には秀逸なものが多いのですが、一枚お薦めするとするなら、93年のチェスキー盤『 Dancing in The Dark 』でしようか。僕個人的には、初期の人気盤であるコンコードの『 Horizons 』よりもこちらもチェスキー盤の方がハーシュらしさがうまく表出しているように思います。本作以外では、エバンス・トリビュート作品の『 Evanessence 』( Evidence, 1998 ) やライブならではの力強い演奏が聴ける『 Live at the Village Vanguard 』( Palmetto, 2003 ) も出来はイイですよ。


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2010/12/13 | Comment (0) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Fred Hersch / Whirl

   ↑  2010/12/13 (月)  カテゴリー: Jazz
fred hersch_whirlFred Hersch / Whirl
( amazon.co.jp )
2010 Palmetto Records
 

Fred Hersch (p)
John Hebert (b)
Eric Mcpherson (ds)





►はじめにお断りしておきます。このエントリーに関しては今週いっぱいかけて少しづつ加筆しながら完成させるつもりですので御了承ください。

エイズ脳症からの奇跡の生還を果たしたピアニスト、フレッド・ハーシュ ( Fred Hersch, Cincinnati OH, 1955~ ) の復帰第一弾作品。

ハーシュは1986年に自らHIV感染者でもあることをカミングアウトし、以来、エイズに対する偏見をなくし、撲滅するための教育や基金に関する活動を続けてきましたが、残念なことに自身もエイズを発症。懸命な治療を行ってきましたが、ついに2008年の初めにエイズ脳症を発症。重症化するなかエイズ認知症も併発し、入院を余儀なくされました。エイズの末期に出現するエイズ脳症は通常は非可逆的で進行性に増悪していきます。ハーシュも遂には完全な昏睡状態に陥り、腎不全から定期的な人工透析を要するようになり、また肺炎から呼吸不全となり、気管切開&人工呼吸器管理も必要なほど状態は悪化していきました。家族も彼の死を覚悟したといいます。普通はこの時期には医師も諦めムードになるものです。いわゆる多臓器不全のICU管理ですから、よほど原疾患がコントロール可能でない限り、リカバーする可能性はないと判断。万事休す、といった状態だったと思うのです。がしかし、ここからハーシュは奇跡的な回復を見せます。奇跡などという言葉は容易く使うものではありませんが、この場合は本当に奇跡的と呼んでもいいくらいの回復だったのではないでしょうか。信じがたいエイズ脳症からの生還です。( source: The New York Times Magazine )





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2010/12/13 | Comment (2) | Trackback (1) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Toots Thielemans / European Quartet Live

   ↑  2010/12/10 (金)  カテゴリー: etc
Toots Thielemans_European Quartet LiveToots Thielemans / European Quartet Live
( amazon.co.jp )
2010 Challenge
 


Toots Thielemans (hamonica)
Karel Boehlee (p, syn)
Hein Van de Geyn (b)
Hans van Oosterhout (ds)
Recorded: Live in 2006, 2007, 2008


ジャズ界のカールじいさんこと、ハーモニカの名手、トゥーツ・シールマンス ( Toots Thielemans, Brussel, 1922~ ) の最新作。御年88歳とかなりの高齢ですので大抵のジャズファンは、まだ吹けるの? と思うかもしれません。がしかし、そうした危惧は一曲聴けばすぐ払拭されます。そりゃ80年代~90年代頃の演奏と比べればアドリブは音数少なくシンプルにはなりましたが、一音一音の音圧はしっかりしていて、老齢による衰えなど微塵も感じられません。

1952年にアメリカに移住したのをきっかけに本格的にジャズの分野で活動を開始したシールマンスですが、その活動のフィールドはジャズ界にとどまることを知らず、ポール・サイモンやビリー・ジョエルをはじめとする多くのポップ歌手との共演、あるいはCM音楽の分野やテレビ番組『セサミストリート』の主題歌を作曲したりと、その音楽的許容度の広さと音楽的汎用性の高さには心底驚かされます。

そんな膨大な音源を残しているシールマンスですが、僕個人的に特に印象深かった作品といえばそれは、ビル・エバンスの1978年作品『Affinity』です。エバンスの名盤として推挙する人は流石にいないと思いますが、でも意外に『Affinity』を隠れて聴いているエバンス・ファンっているんじゃないかって、推測するのですが、どうでしょう。

話はちょっと横道に逸れますが、この盤を僕は、22歳の冬、新潟市西堀通りにあるバー『 アル・カポネ』で始めて聴きました。軽音楽部の仲間4,5人と何件か飲み屋をハシゴし、午前3時も過ぎた頃にやっと『 アル・カポネ』に到着。みんなかなり酔いが回っていたので殆ど会話もなく、僕は通りで点滅する赤信号をぼ~と眺めていました。その時、マスターがかけたレコードがこの『Affinity』でした。今考えるとお恥ずかしい話ですが、当時のけいおんの仲間でこの『Affinity』を知っている奴はいなかったのです。すぐさま「ハーモニカはシールマンスだけど、さて、このピアノを弾いているのは誰だ?」という話題で静かに盛り上がったのです。いろいろなピアニストの名前が挙がる中、誰かが「エバンスではないな」と言ってみんな大きくうなずいたのを覚えています。それくらいこの盤でのエバンスは僕らがそれまで知っていたエバンスとは大きくかけ離れたピアノを弾いていたんですね。最後にマスターに答えを聴いて部員一同びっくり。翌日、二日酔いのなかレコード屋に駆け込み、この『Affinity』を買ったのを今でも鮮明に覚えています。因みにこの『 アル・カポネ』というバーですが、今でもちゃんと営業されています。嬉しいなぁ。

もう一枚忘れられないアルバムを挙げるとすれば、90年に入ってからブラジル音楽に急接近した『 Brasil Project 』ですね。始めて聴いたときは、チョコとバナナの相性がいいことを初めて知ったときのような新鮮な感動を覚えたものでした。冬に聴けば心を温めてくれるし、夏に聴けば爽やかな気分にさせてくれるシールマンスのハーモニカって、不思議な魅力をもっているんですよね。

今作は、カレル・ボエリーのレギュラー・トリオ ( カレル・ボエリー、ヘイン・ヴァン・ダヘイン、ハンス・ヴァン・オーシュタハウトゥ )  とシールマンスが組んだ “ ヨーロピアン・カルテット ” 名義での実況録音盤です。このカルテットは2006年結成以来、現在も活動を続けていますが、アルバムに収められている音源は2006年から2008年までの間に演奏されたものからのベストテイク集です。

カレル・ボエリー ( Karel Boehlee,1960~ ) は“ ヨーロピアン・ジャズ・トリオ ” やその後の木全信氏プロデュースのM&I 作品などで日本に紹介されたオランダ人ピアニストですが、プロデューサー主導による軟弱路線とエロエロ外装により、真摯なジャズファンから黙殺されたちょいとかわいそうなピアニストです。でも今回は本来の彼の魅力がかなりいい形で現出しているように思われます。このトリオは決して熱くはなりませんからね。紳士的に常に淡々とジャズを演奏しますから、老境のシールマンスには非常にマッチングが良いようです。

収録曲は、《 Summertime 》《 The Days of Wine and Roses 》《 On Green Dolphin Steet 》《 枯葉 》などのスタンダードと、イヴァン・リンスの《 Comecar de Novo 》、そして彼が作曲した名曲《 Bluesette 》と《 For My Lady 》などで全12曲。どの曲も今まで何度となく演奏してきた愛奏曲ばかりです。

中年音楽狂さんの記事 『想定外の素晴らしさ:Toots Thielemansのライブ盤 』 はこちら
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2010/12/10 | Comment (4) | Trackback (1) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

[ iPad ] ウイスキー×ジャズ×読書― / バー読 IN MY ROOM

   ↑  2010/12/10 (金)  カテゴリー: iPad

バー読 IN MY ROOM
バー読 IN MY ROOM for iPad - BILCOM, Inc.

ニッカウヰスキー(株)は、同社で提案している飲用スタイル、バーで読書をしながらウイスキーを楽しむ「バー読」の一環として、iPad用アプリ「バー読 IN MY ROOM」の無料配布を開始しました。

バー読 IN MY ROOMは、ウイスキーの1ブランドとジャズの名曲1曲をテーマとして、文章を読みつつ、テーマとなっている曲をアプリ内でBGM再生することができる ショートストーリー「Jazzy short short」10編や、丸善に勤める本のエキスパートがウイスキーに合う小説を紹介するなどの読み物や、蒸留所の写真集などがコンテンツになっています。ショートストーリーを書かれているのはフセ アヤコさんという作詞家兼フリーライターさん。

昔、ジャズの初心者向けのムック本なんかには、ジャズの曲を絡ませた短編がよく掲載されていましたが、それと同じような感じです。唐突にウイスキーの銘柄が登場するあたりはちょっと無理やりっぽいのですが、まあスポンサーがニッカですから仕方ありません。この種の短編には最後の“ オチ”を期待しちゃいますが、その“ オチ”が欠落したストーリーばかりなのがちょっと残念。でも #6『 出発の時 』や #7『 到着の時 』はなかなか面白いです。まあありがちな手法ですが。それから《 テーマとなっている曲をアプリ内でBGM再生することができる 》と謳っていますが、再生される曲は30秒程の試聴曲なのが残念ですね。推すほどのアプリではありませんが、お暇な方はどうぞ。


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2010/12/10 | Comment (0) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

《 My Fav Song This Week 》

   ↑  2010/12/08 (水)  カテゴリー: vocal
Toots Thielemans with Silje Nergaard 《 Last Night When We Were Young 》
from Album 『 One More for the Road 』 ( 2006 Verve )



トゥーツ・シールマンスの新譜『 European Quartet Live 』( 2010 Challenge ) がとっても沁みる。聴けば聴くほど沁みてくる。決して新しくはないけれど、忘れてはならないものが彼のこの作品には込められているような気がする。こういう音楽は時を経ても決して風化することはないだろう。そんなことを考えながら、古いシールマンスのアルバムを引っ張り出しては片っ端からい聴いている。やっぱりシンプルにピアノトリオをバックに吹くシールマンスがいい。フレッド・ハーシュ、ジョーイ・バロン、マーク・ジョンソンとの共演作『 Do Not Leave Me 』( 1986 Milan )とか『 Only Trust Your Heart 』( 1990 Concord )とか。




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2010/12/08 | Comment (0) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Dejan Terzic Underground / Diaspora

   ↑  2010/12/06 (月)  カテゴリー: drums
dejan terzic_diasporaDejan Terzic Underground / Diaspora
( amazon.co.jp )
2010 Enja Records



Chris Speed (ts, cl)
Brad Shepik (g)
Tino Derado (acc)
Henning Sieverts (b, cello)
Dejan Terzic (ds, perc)


アントニオ・ファラオやニルス・ワグラムとの共演、あるいはUGETSU や NDR Big Band への参加などで知られるボスニア ( 旧ユーゴスラビア ) 出身のドラマー、ヤン・テルツィク ( Dejan Terzic, 1970~ ) の通算5作目となる最新作。

1999年のファースト『 Four For One 』( Naxos ) や2002年のセカンド『 Coming Up 』( Double Moon ) ( 前項参照 ) を聴いて、かなり巧いドラマーだとは感じていましたが、何故かその後は記憶からすっかりこぼれ落ちてしまっていました。しかし僕が忘れている間にテルツィクは、“ Underground ” というバンドを結成し活動を続けていたようです。今作はその“ Underground ” 名義の3作品目となります。

この“ Underground ” は乱暴に言いきってしまうと、旧ユーゴスラビア人としての民族アイデンティティを今もう一度、音楽を通じて再確認しよう、という趣旨で発足したプロジェクトです。

今世紀に入った頃テルツィクは、旧ユーゴ出身の著名な映画監督エミール・クストリッツァ(Emir Kusturica ) の映画に強い影響を受け、自身の音楽を更なる高みに昇華するために、クレズマー音楽のリズムやメロディーについて模索し始めます。彼が観た映画というのはおそらくユーゴスラビアの50年に渡る紛争の歴史を寓話的に描いたカンヌ国際映画祭グランプリ作品『 Underground 』だったのでしょう。そこからこのプロジェクト名を引用したのだと思います。

まあそのあたりの民族間のアイデンティティ論争は、日本という単民族国家に生まれ、アイデンティティなどということを全く意識せずぼ~と生きてきた僕には理解しがたい問題なので、ここではばっさり割愛させていただくとして、じゃあ実際どんな音なの、ということになると、ざっくり言って即興パート入りのクレズマーと言えるんじゃないでしょうか。でも、そんなことはメンバーを見ればわかるよ、という方もいるでしょうね。何しろクリス・スピードとブラッド・シェピックというメンバー5人のうち2人がパチョーラ ( Pachora ) のメンバーですからね。

ジョン・ゾーンの MASADA ~ デイヴ・ダグラス ~ Tiny Bell Trio ~ ブラッド・シェピック ~ Pachora ~ Underground と、NY ダウンタウンと東欧を結ぶ人脈系譜が見えてきて、ニンマリ。

テルツィクが “ Underground ” を始動させたのが2002年。バルカン半島を中心に様々なフェスに出演し、2006年には“ Underground ”名義によるデビュー作『Underground』をリリース。当初はバルカンの民族音楽にジャズ的アレンジを加えて演奏したものがレパートリーの大半を占めていましたが、今作ではテルツィク自身が始めて曲を書いています。

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2010/12/06 | Comment (0) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

土曜深夜のジャズ日記

   ↑  2010/12/04 (土)  カテゴリー: diary

久しぶりにのんびりできそうな土曜日の夜なので、ゆっくりジャズでも聴きながらブログを更新しようかな。今聴いている音楽をリアルタイムでアップしていきます。今晩は5枚ぐらいは聴けるかな。

sixun live 2009sixun / Live in Marciac
( amazon.co.jp )
2010 Futur Acoustic
 

フランスのテクニカル・フュージョン・バンド、シクサンの最新作。2009年の夏に開かれたMarciac jazz festival の実況盤です。2008年リリースのスタジオ盤『Palabre 』のサポート・ツアーの一環ですね。ライブだけあってパコ・セリ (ds)ソロも聴けたりシクサン・ファン、ザビヌル・シンジケートのファンには見どこ万歳だけど、まあ一曲を除いて基本的に『Palabre 』と同じなので、どちらか一枚でもOKかな。やっぱりシクサンを聴くなら『 Nouvelle Vague 』( 1998 ) か『 Nomad's Land 』( 1993 ) がカッコイイねぇ。




fabrizio bosso jazzitaliano2009 Fabrizio Bsso / Jazzitaliano Live 2009
2009 LESPRESSO

ご存じローマのジャズ・クラブCasa Del Jazzでのライブ音源シリーズ、JAZZ ITALIANOの2009年盤からボッソのライブ。以前はこのシリーズはディスクユニオンでも4500円ぐらいで販売されていたのですが、今年は2000円で購入可能でした。わざわざ海外サイトに注文せずに済んでホットしていますが、Vento Azulさんの情報では、もともとこのシリーズはイタリアの駅の売店などで売られている雑誌の付録として流通していたもので、海外への流通は全くなかったものだそうです。それで異様に高価だったのですね。今年のボッソの出来はまずまず。いつものように巧いのは言うまでもありませんが、これまたいつものように全くノイエスがない。イタリア人ってやっぱりこういう暖かいサウンドをジャズにも求めるんでしょうかね。ボッソもこれだけ巧いなら一度ぐらい単身渡米でして、ニューヨーク・アンダーグラウンド界隈の危ない奴らとギグってもらいたいものです。


tim bowman_collection02Tim Bowman / Collection
( amazon.co.jp )
2010 Trippin & Rhythm



スムースジャズ界のギタリスト、ティム・ボーマンの最新作。新曲3曲を含むベスト盤。いつの間にかボーマンも中堅ですね。90年代半ばから活動しているから15年になります。ジェフ・ローバー絡みで聴いてきましたが、最近はちょっとご無沙汰でした。ノーマン・ブラウンと非常によく似たスタイルで、いわゆる《 Benson's Children 》なんて呼ばれてきましたが、ノーマン・ブラウンよりも癖がなく聴きやすいかも。この夏よく聴いたCDを久しぶりに引っ張り出して聴いています。




dave liebman _trio liveDavid Liebman Trio / Lieb Plays the Blues a La Trane
( amazon.co.jp )
2010 Daybreak



ブログ仲間の中年音楽狂さんがリーブマンの最高作と賞していたので、普段はあまりリーブマンを聴かない僕ですが、試しに買ってみました。本日到着したばかりの新譜です。ピアノレスのサックス・トリオという聴く前から身構えてしまう編成。しかもコルトレーン所縁のブルースばかりの一発撮り。いや~、やっぱり気合いが半端じゃありませんね。今は夜も遅いので大音量では聴けませんが、ぜひ日中に環境が許す限りの爆音でこのアルバムは聴いてみたい。うねるベースと爆発するドラム,そこに切れ込む鋭いリーブマン。リーブマンっていつもこんなに凄いのだろうか。ここらでちょっと集中的にリーブマンを漁ってみようかなぁ~。



Jeremy Pelt_Men of HonorJeremy Pelt / Men of Honor
( amazon.co.jp )
2010 High Note



ジェレミー・ペルトの最新作。とは言っても今年の1月に店頭に並んだアルバムだからちょっと古い。でもこの一年を通してよく聴いたアルバムです。ぺルトは Max Jazz からHigh Note に移籍したんですね。でもメンバーは、J.D.アレン、ダニー・グリセット、ジェラルド・クリーヴァーと変わらず、僕の大好物ばかりです。ジャケットのメンバーは狂暴性に満ち満ちたお姿ですが、出てくる音はクールで知的で、とってもスカしたカッコよさがあります。それにしてもダニー・グリセットのモーダルな浮遊感はたまらんなぁ。











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2010/12/04 | Comment (9) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Kevin Eubanks / Zen Food

   ↑  2010/12/03 (金)  カテゴリー: guitar
kevin eubanks_zen foodKevin Eubanks / Zen Food
( amazon.co.jp )
2010 Mac Avenue Records
 


Kevin Eubanks (el-g, ac-g)
Marvin "Smith" Smith (ds, per)
Bill Pierce (ts, ss)
Gerry Etkins (p, rhodes)
Rene Camacho (b)

さて、私は誰でしょう。

1) 伯父がかの有名なピアニスト、レイ・ブライアン。
2) 兄はトロンボーン奏者、弟はトランペット奏者。
3) セミ・ベジタリアンで動物愛護団体 PETA の主催する 『 世界で最もセクシーなベジタリアン 』 に選ばれた経歴をもつ。
4) アメリカNBC放送の人気トーク番組『 The Tonight Show with Jay Leno 』 の音楽監督を15年務めた。

正解はギタリストのケヴィン・ユーバンクス ( Kevin Eubanks, Philadelphia, 1957~ ) 。

「ほ~、そう言えばそんな人いたな~」と遠い目をする人はおそらく40歳代以降のジャズファンたと思うのですが、若いジャズファンは「誰、それ?」ってな感じでしょう。いずれにしても今ではケヴィン・ユーバンクスのことを語るジャズファンはほとんどいないんじゃないでしょうか。ただし、それは日本だけの話で、かたやアメリカでは子供からお年寄りまでみんなに知られた超有名なジャズ・ミュージシャンなのです。理由は上記(4)にもあるように、アメリカTV史上最古の長寿番組『ザ・トゥナイト・ショー』 の音楽監督を長年にわたり務めていたからです。

この番組は1954年に始まった深夜のトーク番組なのですが、歴代司会者が変わるたびにショー・バンドも入れ替わるというシステムで運営されてきました。というのも、ショー・バンドは単にBGMを演奏するだけに留まらない、番組全般の重要な役割を担っていました。特にバンド・マスターは司会者のジョークに対してセンス良く切り返したり、機転を利かせた即興フレーズで受け答えたり、とっさにジングルを入れた入りと、司会者の良き相棒( Sidekick ) として、阿吽の呼吸で番組を盛り上げられるミュージシャンでなければならないわけですね。だから司会者が替われば当然その相棒も替わるわけです。

四代目司会者であるジェイ・レノとユーバンクスが揃って番組に登場したのが1995年のこと。二人ともジョークの達人であり、相性も非常に良かったため、名コンビとして多くのファンを獲得していきました。しかし2009年夏に視聴率をめぐるゴタゴタがあり、ジェイ・レノは降板を余儀なくされます。そしてジェイ・レノは同じNBCで2009年9月から『 ザ・ジェイ・レノ・ショウ』を受け持つことになります。当然ユーバンクスも『 トゥナイト・ショー 』を降板し、新たにジェイ・レノの新番組で “ プライムタイム・バンド ” として活動を再スタートさせました。一方の『 トゥナイト・ショー 』は新しいホストとしてコナン・オブライエンという人気司会者を起用し番組をスタートさせました。しかしこれが思うように視聴率が伸びず、さらには『 ザ・ジェイ・レノ・ショウ』も苦戦を強いられるという悲惨な結果となったのでした。そして、いろいろとすったもんだの末、コナン・オブライエンはわずか7か月で番組を降板させられ、ジェイ・レノが再び古巣『 トゥナイト・ショー 』に戻りました。もちろんユーバンクスを引き連れて。

しかし、新たにスタートを切った新『 トゥナイト・ショー 』でしたが、ユーバンクスには以前よりも出番は少なく制限されていたようです。詳しい具体的な内容はわかりませんが、こちら( 『 The Tonight Show Band 』 のWIKI ) の記事には《Leno came back as host for a second tenure, bringing back Kevin Eubanks, who took a more limited role in Leno's second run as host. 》 とあります。とまあ、ドロドロとした利権争いの中、多分、ユーバンクスは「そろそろこのあたりが潮時かなぁ」ってかんじたのでしょうか。20010年に2月に自ら番組を降りることを表明。5月28日をもってユーバンクスがバンドリーダーを務めるショー・バンドは解散となったのでした。

ユーバンクスは、番組を降板することになった理由と今後の展望について次のように語っています。

Mr. Eubanks, 52, has said that it was a desire to refocus on music, rather than any problem with Mr. Leno or NBC,that motivated his decision to leave the show.“I want to play some music, and not just jazz,” he told The Philadelphia Inquirer recently. “Other genres too. It’s weird but I don’t consider myself just a jazz musician.” ( source: The New York Times )

よく耳にする定型的なお決まりの理由ですね。音楽に集中したい。まあ一介のジャズ・ミュージシャンとしては一生手に入れることのできないような破格のギャラを手にして十分資産を増やしたから、これからのは好きなジャズを演ってのんびり暮らそう、とでも考えたのでしょうか。心機一転、2010年9月には Mac Avenue Records と契約を果たし、11月には早くも新録をリリースしました。それが今回の 『 Zen Food ( 禅食) 』 です。ベジタリアンらしいタイトルですね。

ほんと久しぶりの新録ですよね。ユーバンクスといえば80年代の GRP時代のフュージョンと90年代のデイヴ・ホランドのカルテットに参加していたストイックなジャズをやっていた時代が個人的には印象に残っています。正直なところ、今世紀に入ってからは彼の名前を耳にする機会も全然なかったので、まさか自身のレーベル Insoul Music を立ち上げ、6枚もアルバムを制作しているとは思ってもいませんでした。その作品群は一枚も聴いていませんが、The New York Times に《 Eubanks has released six albums, largely unnoticed, on his own boutique label, InSoul. 》 とあるように、あまり出来はよくなかったようです。

以上のような経緯から想像するに、今回の新作は相当気合いが入っているだろうなって否応なしに思うわけですが、はたして予想通りになかなかの充実作品でした。テレビ業界でたっぷりと甘い汁を吸って堕落したユーバンクに一抹の不安はありましたが、一聴してそれが全くの杞憂であったことがわかりました。相変わらずよく指が動くこと。全くブランクを感じさせない素晴らしい演奏です。

というのもユーバンクスは数年前から、テレビ難組の仕事の合間を縫ってハリウッドの老舗ライブハウス Baked Potatoで定期的に出演し、ギターの腕を磨いていたようです。今回のレコーディング・メンバーで何度もギグを繰り返し、曲を練りあげて、トゥナイト・ショー出演中に既に彼のスタジオで録音も済ませておいたとのことです。前々から用意周到に準備されていたアルバムだったわけですね。( source: Jazz Corner )

メンバーを見てみると、“ Tonight Show Band ” から ドラムスのマーヴィン・スミッティ・スミスとキーボードのジェリー・エトキンスが参加。(マーヴィン・スミッティ・スミスもしばらく見ないと思っていたらこんなところで活躍していたんですね。)フロントはテナーのビル・ピアース(Bill Pierce )。この人も懐かしい人です。80年代にArt Blakey & Jazz Messengers 、フレディー・ハバード、トニー・ウイリアムスらのバンドに参加していた吹き手ですが、ユーバンクスも80年から81年にかけてArt Blakey & Jazz Messengers に参加していたことがあったので、もしかすると二人はその時に知り合っていたのかもしれません。この二人は、今世紀にはいってからも前述したユーバンクスの自己レーベル InSoul でずっと一緒にレコーディングしていたようですので、今回の参加は自然な成り行きだったのでしょう。因みに“ Tonight Show Band ” でテナーを吹いていたのはラルフ・ムーア ( Ralph Moore )。これまた超懐かしい吹き手です。みんな懐かしいけど、しっかりアメリカでは活躍していたわけです。なんだか嬉しいですね、こういうの。

収録曲はユーバンクスの自曲が9曲、エトキンスの自曲が1曲で計10曲。何処となくジョン・マクラフリンを彷彿とさせるテーマをもった緩急両面で構成されたフュージョン楽曲《 The Dancing Sea 》から、最後のスミスとの激しいデュオ曲《 Das It 》 まで、なかなかバラエティーに富んだ構成で楽しめます。超高速指弾きからしか生まれ得ない独得のアーティキュレーションがユーバンクスの醍醐味なのですが、80年代にくらべてさらにその技に磨きがかかったようで、まずはその進化に驚きました。昔は一度弾いた音をハンマリング・オンやプリング・オフで繋いでフレーズを作ることが殆どでした。特にアコギの時はその傾向が強かった。そのため、最初の一音をまるでベースのスラップのプルと同じように弦を引っ張って指盤に叩きつけるほど強く弾かなければならなかったのですが、そのアクセントの付け方が僕としてはどうも馴染めず好きになれなかったものです。しかしその部分は今回かなりなくなっていました。ようは指弾きする回数が増えたということです。

キーボードとの静かな対話がくりなすリリカル・デュオ《 Adoration 》、一風変わった組曲風の《 The Dirty Monk 》、グルービーなバラード《 G.G.》など、どれも洗練された都会的なサウンドです。80年代GRPサウンドの香りも残しつつ、《6/8》 のようにしっかり硬派な4ビートで気骨な姿勢も見せるなど、なかなか面白い選曲。

ユーバンクスは今回の再出発にあったって《 僕はジャズではない何か別なジャンルの音楽をやりたいんだ。僕は自分のことをジャズ・ミュージシャンだとは思ってないからね。》 とインタビューで答えていましたが、できあがった今作を聴く限り、思いっきりジャズしけますけどね、しかもちょっと時代遅れの。でもまあ、久しぶりにユーバンクの職人芸的指弾きを聴けて十分楽しめましたので、これはこれで “アリ” かなって思います。




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2010/12/03 | Comment (0) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Sinne Eeg / Don't Be So Blue

   ↑  2010/12/01 (水)  カテゴリー: vocal
sinne eeg_Don't Be So BlueSinne Eeg / Don't Be So Blue
( HMV )
2010 Red Dot Music



Sinne Eeg (vo)
Jacob Christoffersen (p)
Morten Toftgard Ramsbol (b)
Morten Lund (ds)
Jesper Riis (tp on M-7)

今朝起きて、いつものように顔を洗うために洗面所に行ったら、妻 ( 37歳 ) が鏡に向かって化粧をしているんですよ。珍しいこともあるもんだと思いながらも、あまり気にも留めずに僕はトイレに行って、歯を磨いて、シャワーを浴びて、洗面所に戻ると、おっと、彼女はまだ化粧をしているのですわ。もともと妻はそんなに化粧に時間をかける人ではないのに、今日はどうしたものかと顔を覗きこんだら、あら、なんと別人のように綺麗ではありませんか。何処がどう違うかはすぐピンときました。目がデカくなっているんです。「どうしたの?」って恐る恐るたずねたら、「つけまつ毛をつけたのよ。どう?綺麗?」と目をパチクリさせているのです。

彼女と付き合って18年になりますが、つけまつ毛など付けた彼女を見るのははじめて。そして不覚にも、結婚してはじめて自分を妻を綺麗だと思ってしまった。まぁ、汚いよりは綺麗なほうがイイに決まっている。そう何事もね。

歌手だってそりゃ綺麗に越したことはありません。音楽は顔で聴くもんじゃないとはわかっていても、やっぱり綺麗な女性が奏でる音はそれだけで魅力的に響くものです。そんなわけで少々強引な話の持っていきかたでありますが、今日はとっても美しいボーカリストの新譜のお話です。今宵、トレーに乗って回っていただいているのはデンマークの歌姫、シーネ・エイ ( Sinne Eeg  , born in Lemvig ) 。

sinne-eeg-03

彼女にとっては5作目となる最新作『 Don't Be So Blue 』 のジャケットは上掲のようにいまひとつその美しさがわかりませんが、右の写真をご覧になれば、その美貌に納得されるでしょう。

まるでモデルさんのようです。でもまあ、Youtube などで実際のライブ映像などを観ますと、ちょっとこの写真とはギャップが無きにしも非ずのような。最近では画像処理が発達していますからね。「写真の君は本当の君ではない」ってことがたびたびありますよね。フォトショでいくらでも別人に加工できちゃう時代ですから。

2003年のセルフタイトルを冠したデビュー作 『 Sinne Eeg 』 にはマーティン・シャックが、2007年のセカンド 『 Wating For Dawn 』 にはラーシュ・ヤンソンが参加しており、いずれも素晴らしい伴奏を披露してくれましたが、今作でもヤコブ・クリストファーセン ( Jacob Christoffersen ) ( 前項参照 ) が伴奏はもちろん、随所で目を見張るソロを聴かせてくれています。彼女のボーカルだけでも十分楽しめますが、北欧ジャズ・ピアノのファンにも訴求できる付加価値十分な作品です。

全10曲収録で、彼女のオリジナル曲が中心になっています。このオリジナル曲がとっても耳い馴染む美しいメロディーを湛えていて心地よいのです。変にアーティスティックに構えたソングライターが多い時代にあって、とても好感が持てる曲作りだと思います。

オリジナルに混じって映画 『 サウンド・オブ・ミュージック 』 のサントラ 《 The Sound of Muisc 》 と《 My Favorite Things 》 をやっているのですが、この《 My Favorite Things 》 には鳥肌が立ちました。こんな《 My Favorite Things 》は聴いたことがありません。僕はこの曲が昔からあまり好きではなかったのですが、始めて胸が熱くなるカヴァを見つけた感じがしました。今まで類を見ない斬新で希少なアレンジと、彼女のフェイクの妙味が実にすばらしい。この一曲だけでも買う価値があります。

彼女の歌声からはあまり強い個性は感じられませんが、音程の寸分の狂いもなく、無理なく広い音域を出せ、歌唱力は抜群に良い歌い手です。まさにプロを感じさせる正真正銘の正統派ジャズ・ボーカリストと言えるでしょう。10人の聴者がいたとしたら、10人全員に好感がもたれ、そのうち2,3人に熱狂的に支持されるような歌手です。何処を突いても嫌われる要素が見当たらないような完成されたスタイルを持っているようです。こう書いているうちに、彼女は何処となくダイアナ・クラールに似ているような気もしてきました。






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2010/12/01 | Comment (8) | Trackback (1) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |
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