雨の日にはジャズを聴きながら90年代以降のジャズを気ままに綴っています。 旧ブログ 『 雨の日には JAZZ を聴きながら 』 からのデータ移行は終了しました。ジャズ以外にも、時々デジタル関連の物欲記事、最近ハマっているカメラの話題も少しアップしています。 

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CDの盛況と衰退

   ↑  2011/08/31 (水)  カテゴリー: 未分類
CD suisei 2

2011年8月29日付けの GIZMODO に、CDセールスの年次別推移を示した GIF アニメーションがアップされていましたのでコピペさせていただきました。ブログアップのためアニメーションをリサイズしてしまったのでちょっと見にくいのですが、赤がCDセールスを示しています。これを見ると今後、CDという媒体が衰退の一途をたどっていくのは火を見るより明らかですね。

GIZMODO の元記事はこちら
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2011/08/31 | Comment (2) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Chris Potter & The DR Big Band / Transatlantic

   ↑  2011/08/30 (火)  カテゴリー: large ensemble
Chris Potter & The DR Big BandChris Potter & The DR Big Band / Transatlantic ( amazon.co.jp )
2011 Red Dot Music

Chris Potter ( ts,ss,conductor ), Anders Gustafsson ( tp ), Christer Gustafsson ( tp ), Thomas Kjærgaar ( tp ), Mads la Cour ( tp ), Gerard Presencer ( tp ), Vincent Nilsson ( tb ), Steen Hansen ( tb ), Peter Jensen ( tb ), Jakob Munck ( tb ), Nicolai Schultz ( reed ), Peter Fuglsang ( reed ), Lars Møller ( reed ), Uffe Markussen ( reed ), Pelle Fridell ( reed ), Magnus Hjort ( p ), Kaspar Vadsholt ( b ), Søren Frost ( ds ), Per Gade ( g )



クリス・ポッターの最新作はデンマーク放送ビッグバンド( Danish Radio Big Band )との共演盤。

DR Big Band が世界初の政府支援のジャズ・ビッグバンドとして旗揚げされたのは1964年のこと。現在までに同楽団で指揮ならびにソリストとして客演したミュージシャンは100人を超え、誰もが認めるヨーッロッパを代表する名門バンドとして、ビッグバンド界に君臨しています。

そんな同楽団の歴史の中で、ビッグバンド・ファンならずとも思い出される出来事が2つあります。ひとつはサド=メル・オーケストラを辞めたサド・ジョーンズがその活動拠点をコペンハーゲンに移し、そこで同楽団のバンド・リーダーとして活躍したこと。そしてもうひとつは、1985年、コペンハーゲンのレオニ・ソンング音楽賞を受賞したマイルス・デイビスを招いて開催されたDRビッグバンド20周年記念コンサートの模様が、『 Aura 』という作品としてリリースされ、2つのグラミー賞を受賞したことです。

ところで、同楽団をDanish Radio Big Band ( DRBB ) と呼んだり、また、Danish Radio Jazz Orchestra ( DRJO ) と呼んだりと、統一されていないのを不思議に思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。実はこれは、バンド・マネージャーの交代に伴い2回、名称変更がなされたためなのです。

64年の発足当初は ビッグバンド ( DBBB ) という名称でした。しかし、92年にピーター・H・ハーセンがプロデュサー兼バンド・マネージャーに就任した際、それまでのメインストリーム系の既存の曲を演奏するビッグバンドから、今後は自己のオリジナル曲を演奏することに主眼を置くオーケストラとして活動していくことを強調するため、ジャズ・オーケストラ ( DRJO ) という名称に変更したのでした。

しかし、01年にロックやポップス業界での業績を高く評価されマネージャーに抜擢されたモルテン・ヴィルヘルムが、再び DRJO から DRBB に名称を戻したのでした。その裏には公的なバンドであってもある程度の収益を上げなければ経営存続できないという台所事情が関係していたようです。高踏的でアーティスティックなサウンドでは客が呼び込めない。より大衆にアピールする、分かりやすいビッグバンド・サウンドを奏でることが同楽団に課せられた課題だったのです。そのため、“ Jazz Orchestra ”ではなく“ Big Band ”と変更し、冬になるとせっせとクリスマス・コンサートの巡業を行い、往年のスイング・ジャズも演奏し、普段はジャズを聴かない人々にもホールに足を運んでもらうことに成功したのでした。それでも03年には同楽団への政府予算は削減されたようです。ますます営業に精を出さなければ存続が危うい、そんな苦境に立たされているのが現状のようです。

閑話休題。今作ではクリス・ポッターは単にソリストとして招聘されたのではありません。なんと彼が全ての楽曲の作曲・編曲を手掛けているのです。しかも全曲がこのコラボのために書き下ろした曲というのですから、クリポタ、超本気モードです。

対する DRBB もいつになく張り切っています。スコアがイイからでしょうかね。DRBB をちょっと見なおしました。 DRBB って上述したようにかなりの歴史があるにも関わらず近年は、オランダのJazz Orchestra Of The Concertgebouw やMetropole Orchestra、ベルギーのBrussels Jazz Orchestra、フランスのParis Jazz Big Band などなどの近隣諸国の新興勢力に押されっぱなしで、あまりいいところがなかったのですが、今回は汚名返上とも云ってよいであろう素晴らしいアンサンブルを聴かせてくれています。

欧州のビッグバンドは概して米国のトップミュージシャンをソリストとして招いて作品を作ることが多いのですが、その場合、ソリスト対ビッグバンドのバランスが崩れていて興ざめすることもしばしばあります。数の優位性からどうしてもビッグバンドの扇動的な大音響に圧倒され、ソリストが目立たなくなったり、かと思えば、ビッグバンドがソリストの引き立て役としてちょこっとアンサンブルで参加するだけのようなものもあったりと、意外にそのあたりのバランス感覚って難しかったりするのですが、今作ではクリポタとビッグバンドのサウンドがイイ感じで調和し、バランスもイイ塩梅で、非常に聴いていて安定感があります。旋律と対旋律が重層的に絡み合い、徐々に立体感とスケール感が増していき、ブラスの高揚感漲るトゥッティと共にクリポタのソロが爆発する・・・。ホント、気持ちええわ。もうちょっとスピード感のある曲が用意されていれば更によかったけど、でもまあ、十分に楽しませてもらいました。最高!!

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2011/08/30 | Comment (2) | Trackback (1) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Ben Williams / State of Art

   ↑  2011/08/29 (月)  カテゴリー: bass
Ben Williams_state of artBen Williams / State of Art ( amazon.co.jp )
2011 Concord Records

Ben Williams (b)
Gerald Clayton (p,key)
Matthew Stevens (g)
Marcus Strickland (ts,ss)
Jamire Williams (ds)
Etienne Charles (per)
Jaleel Shaw (as,ss on 6,7,10)
Christian Scott (tp on 3)


ニューヨーク界隈で今最も注目されている若手ベーシスト、ベン・ウィリアムスのデビューアルバム。

2009年のセロニアス・モンク・ジャズ・コンペティションで優勝したことを契機にコンコード・レコードと契約。この2年間にコンコード専属のミュージシャンであるステフォン・ハリスやジャッキー・テラソンらの作品に参加し認知度を上げてきた。

一方で、ベンの才能をいち早く見出したテナー・サックス奏者、マーカス・ストリックランドのバンドでも活躍。ベンの演奏は『 Idiosyncrasies 』( 2009 strick muzik )、『 Of Song 』( 2009 cross cross ) などで聴くことができるし、9月発売予定のストリックランドの新作『Triumph of the Heavy, Vol. 1& 2』 ( strick muzik )にも参加しているようだ。

メンバー的に目を引くのは、トランペッターのクリスチャン・スコットおよびその周辺人脈がこぞって参加していることだろうか。スコットのバンド・メンバーであるギターのマシュー・スティーヴンスやドラムのジャマイア・ウイリアムスが参加しているし、更にはスコットのブレインとして常に行動を共にしてきたプロデューサーのクリス・ダン ( Chris Dunn ) も顔を見せている。先日、拙ブログでも紹介したステフォン・ハリス、デイヴィッド・サンチェス、クリスチャン・スコットの『 Ninety Miles 』もクリスチャン・スコット&クリス・ダンによる制作であった。

収録曲は全11曲で約半数の5曲がベンの自曲であるが、それ以外の選曲がとても興味深い。マイケル・ジャクソンの《 ittle Suisie 》、ジェームス・ブラウンの《 Mr. Dynamite 》、スティービ-・ワンダーの《 Part-Time Lover 》 などのソウル系の名曲をカヴァしているかと思えば、ジャズ・スタンダードの《 Moonlight in Vermont 》 やウディ・ショウの《 Moontrane 》 なども取り上げている。彼の自曲である《 The Lee Morgan Story 》ではジョン・ロビンソンのラップを大々的にフューチャーし、ジャズ・ジャイアントへの敬意の念を表現している。

そんなわけでアルバム全体としては、あまりジャズ色が強くなく、少なくとも聴く前に想像していたNYコンテンポラリー系の作風ではなく、ソウル~フュージョン寄りの作品に仕上がっている。ちょうど、GRP あたりのフュージョンを、機材も楽器もジャズ用のものを用い、アンプラグドで演奏したらこんな感じになるかなぁ、みたいなサウンド。これはこれでカッコいいが、カヴァものはさておき、彼の自曲の訴求力という点ではいま一つの出来でしょうか。マーカス・ストリックランドもなんだか居心地悪そうな演奏で、物足りない部分もあるしね。

自分の大好き音をぜんぶ、古い素材も新しい素材も水平線上に並置し、それらを彼なりのフィルターを通して、キュレーションしてみせたらこんなになりました、みたいな、ベン君を知らないジャズファンにベン君をわかってもらうにはそれなりに意義のある作品ではあるかな。ちょっと詰め込み過ぎてフォーカスボケ気味なのは大目にみましょう。



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2011/08/29 | Comment (1) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Bugge Wesseltoft / Moving

   ↑  2011/08/28 (日)  カテゴリー: piano
Bugge Wesseltoft_MovingBugge Wesseltoft / Moving ( amazon.co.jp )
2001 Jazzland



Bugge Wesseltoft, grand piano, Fender Rhodes, synthesisers, samples, programming, voice;Marius Reksjo, double bass (track 1); Ingebrigt Flaten, double bass, acoustic bass (tracks 2 to 6);Anders Engen, drums; Jonas Lonna, vinyl, drum programming; Paolo Vinaccia, percussion, mixing; Hakon Kornstad, tenor saxophone (track 3)

ブッゲ・ヴェッセルトフトの諸作の中では比較的ジャズファンにも受け入れやすい2001年リリースのサード。個人的には一番のお気に入りです。深夜にヘッドフォンで聴いていると不思議と心が安らぎますよ。何か考えごとをするときなどにもBGMとしてよく聴きます。おすすめ。

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2011/08/28 | Comment (1) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Bugge Wesseltoft, Henrik Schwarz / Duo

   ↑  2011/08/27 (土)  カテゴリー: 未分類
Bugge Wesseltoft, Henrik Schwarz Duo / Bugge Wesseltoft, Henrik Schwarz ( amazon.co.jp )
2011 Jazzland

Bugge Wesseltoft ( p )
Henrik Schwarz ( computer )



昨日は大阪で仕事がありました。午後には仕事も終わり新幹線で東京に向かってところ、例の東京を襲った突然のゲリラ豪雨のため新幹線がストップ。そこで僕は途中の小田原で下車し、箱根登山鉄道に乗り換え、箱根にやってきました。ここ箱根には会員になっているホテルがあるので突然泊まりたくなったときには大変便利です。東京からも近いし。家族に電話して呼び寄せ、ホテルで一夜を過ごして、せっかくなので今日は箱根小涌園ユネッサンで遊んで雨があがったら深夜にでも東京に戻ろうかと思ってます。それよりも明日も雨なんだろうか? 明日は日比谷野音でプログレッシブ・ロック・フェスティバルなんだけどなぁ。

さて、ブッケ・ヴェッセルトフトの新譜がでました。

ブッゲ・ウェッセルトフトは、いわゆる Future Jazz 界の中心的存在として 自らも “ Jazzland ” レーベルを主宰し、クラブ・シーンとの交流を深めるノルウェーの鍵盤奏者。

一方のヘンリク・シュワルツは、ベルリンのハウス・レーベル“ Innervision ” を拠点に活躍するドイツのエレクトロニクス奏者。

ジャズとエレクトロニカ。各々の分野では奇才と称される二人のアーティストの邂逅がもたらす不思議な異次元音空間ともいいましょうか、なんともアンビエントでクールな世界が提示されています。

でも何ですなぁ、こんな音楽は今までにもブッゲ・ウェッセルトフトの自己の作品でも散々やってきたことの延長線上にありそうで、目新しさは感じませんねぇ。

2007年の『 IM 』、2009年の『 Playing 』などと同様、“ ブッゲのピアノソロ+α ” 的な作品です。ブッゲだって相当ラップトップ・ワーク得意ですから。ライブだって何だかわからん機材を大量にステージに持ち込んで、リアル・タイム・サンプリングやルーピングを駆使して即興しちゃうんで、ヘンリク・シュワルツの手助けなくてもこのくらいのサウンドは生み出せそうですが・・・。でもそれは僕がこのヘンリク・シュワルツという人を知らないからだけで、本当はこの人、その世界では凄いクリエーターなのかもしれません。

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2011/08/27 | Comment (2) | Trackback (1) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Stefon Harris, David Sanchez, Christian Scott / Ninety Miles

   ↑  2011/08/25 (木)  カテゴリー: group
Ninety Miles Stefon Harris, David Sanchez, Christian ScottStefon Harris, David Sanchez, Christian Scott / Ninety Miles ( amazon.co.jp )
2011 Concord Pieante


Stefon Harris (Vib), David Sanchez (ts),  Christian Scott (tp), Rember Duharte (p), Harold Lopez-Nussa (p), Osmar Salazar (el-b), Yandy Martinez (b), Eduardo Barroetabena (ds), Ruy Adrian Lopez(ds), Edgar Martinez Ochoa (Congas)

ステフォン・ハリス、デヴィッド・サンチェス、クリスチャン・スコットの三人がキューバのハバナに赴き、現地の一流ミュージシャンと共演した作品。アルバムタイトルおよびプロジェクト名にもなっている “ Ninety Miles ” とは、ニューヨークからキューバまでのおおよその距離に由来している。

キューバ側からは、レンバー・デゥハーテとハロルド・ロペス・ヌッサという二人のピアニストが自己のレギュラーカルテットを引き連れて参加。

一応、ハリス、サンチェス、スコットの三人の共同名義だが、やはり筆頭に名前が挙がっているステフォン・ハリスが実質的なリーダーはなのだろうか。ニューヨーク生まれニューヨーク育ちの現代っ子ハリスが、アフロキューバンな音楽を一度やってみたかったのだろうか。賛同してくれる仲間を探していたことろ、プエルトリコ出身で自身のアルバムでもラテンな作品を多く発表しているデヴィッド・サンチェスと、ニューオーリンズ出身でカリビアン・ジャズにも造詣の深いクリスチャン・スコットに白羽の矢が立った、ということではないだろうか。因みにこの三人の共演は今回が初めて。

クリスチャン・スコットの故郷のニューオーリンズって、地理的にもカリブ海に近いため、ハイチ人やドミニカ人はもちろん、キューバ人も大勢住んでいるらしいです。だからスコットもスコットも自然にキューバの音楽に接しながら育ったとのこと。

僕はこのプロジェクトをみて真っ先に連想したサウンドが1997年にロイ・ハーグローブが制作した 『 Habana 』 という作品。あれはイラケレのチューチョ・ヴァルデスを招いて録音したアフロ・キューバン・ジャズの名盤で、同年のグラミー賞 ( Best Latin Jazz Performance ) に輝いた作品でした。そうそう、デヴィッド・サンチェスも参加していたんですよね。

その『 Habana 』 はハーグローブの作品のなかでもたいへんお気に入りなのですが、今回の 『 Ninety Miles 』 を上回るアフロ・キューバン・ジャズの名盤じゃないかと思います。

Ninety Miles Stefon Harris, David Sanchez, Christian Scott(3)

ハリスが統率しているせいか、アフロ・キューバン特有の土着性が比較的薄く、むしろ現代NYジャズにありそうなクールで複雑な構成を持った楽曲が大半を占めます。ハリスの自曲は9中3曲だけなのに、クレジットを見ないで聴いていると、どの曲もハリスの曲のように聴こえなくもない。そんな仕上がり。

お~~、カッコいい曲じゃね~か、と思い、クレジットを見ると、現地ミュージシャンの曲だったりするのです。このキューバ人ミュージシャンはめちゃくちゃ演奏力高いですよ。何しろゴンザロ・ルバルカバやパキート・デリベラらなどの超絶技巧馬鹿テクミュージシャンを輩出した国ですから、そのポテンシャルは相当なはず。

それから、感心したのがトランペットのクリスチャン・スコット。自身のリーダー作では、なにやら政治的、社会的メッセージを掲げた気難しい曲ばかりやっていて、個人的にはちょっと苦手だったのですが、この作品のでの吹きっぷりの良さには思わず膝を打ってしまいました。気分爽快、最高に気持ちのイイ音、出してます。そうこなくちゃ、スコット君!




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2011/08/25 | Comment (0) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Eric Alexander / Don't Follow the Crowd

   ↑  2011/08/23 (火)  カテゴリー: tenor
Eric Alexander_Don't Follow the Crowd Eric Alexander / Don't Follow the Crowd ( amazon.co.jp )
2011 Highnote

Eric Alexander (ts)
Harold Mabern (p)
Nat Reeves (b)
Joe Farnsworth (ds)


正統的かつ高度な技巧を備えた現代最高峰のテナー奏者、エリック・アレクサンダーのワン・ホーン・カルテットによる最新作。メンバーは、恩師ハロルド・メイバーンをはじめ、ナット・リーブス、ジョー・ファーンズワースと、いつものお馴染みの面々です。ですので、エリックが別段なんか面白いことを演ってくれるわけではありません。ただし今回は珍しいカヴァを披露していたの聴いてみたくなりました。なんとマイケル・ジャクソンの名バラード《 She’s Out of My Life 》や映画 『 ディア・ハンター』 のテーマ曲 《 Cavatina 》 などをカヴァしているのです。この2曲のサックスでのカヴァは聴いたことがありません。

内容はとてもイイです。選曲も意外性があってよい。エリックなんてアドリブはデビュー当時から完璧なのだから、そう簡単にスタイルが変わるわけでもなく、そうなると彼のアルバムを買う根拠は、その選曲の面白さぐらいしかないよね。僕個人的にはエリックのアルバムを買う理由の半分はハロルド・メイバーンの燻銀の華やかなソロ目当てなんですが。ハロルドのソロはいつ聴いても気分が高揚する。ハロルドのピアノ・トリオもそりゃイイんだけど、でもエリックの雄弁で長尺なソロの後で、ちょっと控えめに2~3コーラス奏でられるハロルドのソロが、これがいいんですよ。



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2011/08/23 | Comment (0) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Dado Moroni / Live in Beverly Hills

   ↑  2011/08/22 (月)  カテゴリー: piano
dado moroni_live in beverly hillsDado Moroni / Live in Beverly Hills ( CD+DVD )
2011 Resonance Records

Dado Moroni (piano)
Marco Panascia (bass)
Peter Erskine (drums)

Live in Concert at the Rising Jazz Stars, Beverly Hills, CA April 10/11, 2010


イタリア出身の中堅ピアニスト、ダド・モロニ ( Dado Moroni, 1962~ ) の最新作はビヴァリーヒルズでの実況録音盤。

言わずと知れた超高級住宅地ビヴァリーヒルズでのライブということで、どんな豪華な会場かと思いきや、意外や意外、こじんまりしたごく普通の箱。それもそのはず、この録音が行われた会場は発売レーベルの Resonance Reocords がビヴァリーヒルズに所有するレコーディング・スタジオ。

2008年にローンチしたばかりのこの新興レーベルResonance Records は、ジャズ系新人を支援する非営利団体 Rising Jazz Stars Foundation が運営する独立レーベル。

会場となったこのレコーディング・スタジオは観客を入れてライブ録音もできるような設備を備えており、6台のHDカメラも設置されていて、音声だけではなく映像も同時に録画できるように設計されたスタジオです。ですので、今回のような CD+ DVD という販売形態が可能なのですね。

このレーベルからリリースされるアルバムはこのようなCD+ DVDの2枚組の作品が多く、Andreas Oberg やMike Garsonの新作もこのような形態で発売されています。また、ミュージシャンに対して最高級の環境を用意。録音機材、楽器にも配慮していていて、ピアノもファツィオーリ ( Faziori ) の中型グランドピアノを置いています。

ダト・モロニって豪快にスイングしたかと思うと、一転してイタリア気質を前面に押し出した哀愁抒情的ピアニズムも発揮したりと、変幻自在にそのスタイルを変えて演奏します。テクニックは抜群。とにかく体がデカイから指も長くて、スケール感が桁外れ。やっぱりピアニストはデカイほうが絶対的に有利ですね。ダト・モロニを以前青山ブルーノートで観ましたが、見上げるような大男で、なんだかおもちゃのピアノを弾いているかのような余裕で鍵盤を超高速で昇降しながらガンガンスイングしてました。ミケル・ボルストラップとかクリスチャン・ジェイコブなんかも大男ですが、みんな馬鹿テクですよね。

本作のメンバーはドラムスにピーター・アースキン、ベースにイタリア出身で現在はニューヨークで活躍するマルコ・パナシア。ピーター・アースキンはすっかりお爺ちゃんになってしまったので、あまり激しく叩くことはしませんが、時折見せるソロでの枯れ味抜群の歌心は惚れ惚れします。ベースのマルコ・パナシアって人、全然意識して聴いたことがなかったけど、かなり巧い人です。安定感もありますが、何と言ってもとっても奇麗に歌うソロをとります。ベースって楽器の構造上、なかなか歌うソロって弾けないものです。特にサムポジションではどうしても手癖で弾いてしまいたくなるものですが、彼のソロは一音も無駄もなく、全て歌の中でソロをとれるのです。あまりにも巧いのでネットで調べてみたら、エルダー・ジャンギロフやタミール・ヘンデルマンのアルバムに参加していました。実は既に耳にしていたわけですが、全く印象に残っていません。

選曲もモーダルなオリジナルからバップ系、哀愁感漂うシチリア民謡などなど、バラエティーでノリもよく終始一貫して楽しめます。DVDとCDは同じステージを納めたものですが、DVDのほうが2曲多く収録されています。上述したように6台のHDカメラで撮影し、編集も凝っているので映像作品としても文句なしに素晴らしい出来です。これで1,600円ですから、絶対お買い得。






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2011/08/22 | Comment (0) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Eliane Elias / Light My Fire

   ↑  2011/08/20 (土)  カテゴリー: piano
Eliane Elias_Light My Fire Eliane Elias / Light My Fire ( amazon.co.jp )
2011 Concord Records

Gilberto Gil(g, vo)
Randy Brecker(tp)
Oscar Castro-Neves(g)
Marc Johnson(b)
Paulo Braga(ds)
Amanda Brecker(vo)
Marivaldo dos Santos(per)
Rafael Barata(ds)
Romero Lubambo(g)
Ross Traut(g)
Lawrence Feldman(fl)



ブラジル出身のピアニスト兼ボサノヴァシンガー、イリアーヌ・イリアスの最新作。古巣 Blue Note を離れ、 Concords に移籍第一弾としてリリースされた記念すべき作品。さて心機一転、どんなサウンドを聴かせてくれるかと期待したが、あまり変わり映えのしないいつものボサノヴァ作品です。

このところはボサノヴァ・アルバムとジャズ・アルバムを交互にリリースするのが恒例になりつつありますね。近年では2004年の『 Dreamer 』、2006年の『 Around The City 』、2009年の『 Bossa Nova Stories 』がボサノヴァ作品で、それらの作品の間に2005年の『 Sings & Plays 』、2008年の『 Something For You 』、2010年の『 Plays Live 』とリリースしています。

メンバー的には彼女のボサノヴァ作品には欠かせないギタリストのオスカー・カストロ・ネヴィス 、ドラマーのパウロ・ブラガはもちろんのこと、夫のマーク・ジョンソン、元夫のランディー・ブレッカー、さらには実娘のアマンダ・ブレッカーと、一般人には到底理解できない複雑な血縁者たちが総動員で参加しています。

そして今作のウリはなんといってもブラジル音楽界の巨匠、ジルベルト・ジルが全面的に出演していることですが、僕個人的にはこのジルベルト・ジルがあまり好みでないのでマイナスポイント。

楽曲的にはタイトルにもなっているドアーズの《 Light My Fire 》( 邦題:ハートに火をつけて ) 、スティービー・ワンダーの《 My Cherie Amour 》、ポール・デズモンドの《 Take Five 》 などをボサノヴァで演奏していますが、これも何だか重たい曲調、アレンジで、しかも英語なのでボサノヴァには不向きな曲ではないかと思います。そんなわけで出来は悪くはないが、おそらく引っ張り出して頻繁に聴くような作品にはならないだろうなぁ。

ボサノヴァ作品のなかではやっぱり2009年の『 Bossa Nova Stories 』が良かったなぁ。ストリングスが入っていてとっても優雅でそれでいて爽やかな作品だった。ダイアナ・クラールの諸作品に通じる質感も好感が持てた。2006年の『 Around The City 』もシンセや打ち込み風の都会的な作風で、ワークシャイあたりを彷彿とさせるいわばAORボサノヴァ風の洒落た作品で、夏になると聴きたくなる作品。

ボーカルの入らない彼女のボサノヴァ・ピアノが聴きたければ1990年の『Eliane Elias Plays Jobim 』もいい。

でもなんだかんだ言って、僕は彼女のジャズ・ピアノが好きだなぁ。昨年リリースされたライブ盤『 Play Live 』 などは凄く楽しかった。やっぱりこの人、ピアノがメチャクチャ巧いんだ、と改めて実感した秀作だった。


上掲のイリアーヌとは全く関係ないが(本当に)、先日、女優のジュリア・ロバーツ広告写真が、過度にエアブラシ修整されているとして、英広告基準局(ASA)から掲載禁止を言い渡されていましたね。( source: CNN.co.jp )

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Yes / Fly from Here

   ↑  2011/08/19 (金)  カテゴリー: Progressive Rock
Yes_fly from hereYes / Fly from Here ( amazon.co.jp )
2011 Frontiers Records


Chris Squire ( Bass & Vocals )
Steave Howe ( Guitar & Vocals )
Alan White ( Drums )
Geoff Downes ( Keybords )
Benoit David ( Lead Vocals )



スタジオ盤としては2001年のオーケストラとの共演盤『 Magnification 』以来、10年ぶりとなるイエスの最新作。

常に離合集散を繰り返しながら40年のも長きに渡りサバイブしてきたイエス。好きだ嫌いだでくっ付いたり離れたり、そしてまた仲直りしてくっ付いたりして、もう人間関係ドロドロの面々だけに、今回の新作ではどんなメンバーが集結したのか、誰しもが気になるところですが、そのメンバーとは、クリス・スクワイア、アラン・ホワイト、スティーブ・ハウのオリジナルメンバーに加え、バグルズやエイジアのキーボーディスト、ジェフ・ダウンズが参加。プロデューサーにはこれまたバグルズ組からトレバー・ホーンが起用されたいわば『イエス』+『 バグルズ』の布陣。で、ボーカルには、クリス・スクワイアが Youtube を観ていてたまたま見つけたベノワ・デイヴィッドという新人が抜擢されています。

このベノワ・デイヴィッドという、ジャズファンが聞いたら吹き出しそうな名前のカナダ人の歌い手は、“ Close to Edge ” というイエスのモノマネバンドで歌っていた人らしいです。

プログレ・ファンならご察しの通り、メンバーはイエスの歴史の汚点とも云うべき80年リリースの『 Drama 』時と全く同じ。違いはボーカルがトレバー・ホーンからベノワ・デイヴィッドに代わっただけ。どうして今頃『 Drama 』の続編的な作品に拘泥するのかわかりませんが、あの『 Drama 』って当時、ファンから大顰蹙を買ったアルバムだったですよね。それまでのイエスのファンからはこんなのプログレじゃないし、ジョン・アンダーソンがいないイエスなんてイエスじゃないぞと罵られ、若い世代の音楽ファンからも時代遅れだとソッポを向かれたアルバムでした。元凶はトレバー・ホーン加入だということになり、ライブではステージにモノが飛んできたこともあるとかないとか。

僕個人的には決して悪いアルバムではないし、ちゃんとプログレ的な展開も見られる秀作だと今でも思っていますが、当時の評価はそうじゃなかった。そんなわけで、クリス・スクワイアにとっては『 Drama 』の不当な評価がず~と喉に刺さった小骨のように気になっていたのでしょう。

今では英国プロデューサー界の重鎮として各方面から高い評価を受けているトレバー・ホーンであっても、あの『 Drama 』で受けたトラウマは拭いきれず、いつかはあの屈辱を晴らしたいと思っていたのかもしれません。そのためにはメンバーもあの時と同じで制作しよう、ということになったのかな。ジョン・アンダーソンが喘息の悪化で入院したことをいいことに、クリス・スクワイアはアンダーソンに内緒で前述した新人ボーカルを加入させ、2008年ぐらいからツアーまでやっていたというじゃありませんか。アンダーソンもそりゃ怒るわな。ホント、この人たち、ミュージシャンとしては一流だけど、メンタリティはどうなの? これじゃまるで子供の喧嘩だね。多少の齟齬があっても大人なんだから我慢しなくちゃ。

それはさておき、肝心の内容ですが、メンバー構成から想像できるようにバグルス組のポップ感覚と70年代イエスの変拍子&複雑展開をうまく折衷したようなサウンドです。トレバー・ホーンらしく音響的には重厚で立体感がありますが、曲想のせいかどうもスピード感がなくキレもない。アルバムタイトルにもなっている24分にも及ぶ6部構成の組曲《 Fly From Here》は、トレヴァー&ジェフのバグルズ組が『 Drama 』用に用意していた曲《 We Can Fly From Here》がオリジナル。『 Drama 』のセッションでは演奏されましたが、アルバムには残念ながら収録されなかった。そんなこともあり今回は数分のオリジナル曲を24分にリアレンジしてリベンジ再演です。この曲も含め半分以上がバグルズ組の楽曲のため、トレヴァー&ジェフ主導のポップな仕上がりになってしまっているのが往年のイエスファンにとっては残念ですが、まあそこはマーケットをどうしても意識せざるを得ない彼らの置かれた厳しい状況を考えれば、百歩譲ってやむを得ないとしても、どうしても許せないのがベノワ・デイヴィッドという新人ボーカリスト。

イエスの肝は、ベースのクリス・スクワイア、ギターのスティーヴ・ハウ、そして “ YES of VOICE ” ことジョン・アンダーソンの3人だと個人的には思ってます。ドラムはアラン・ホワイトでなくてもいいし、キーボードだってリック・ウェイクマンじゃなくたってトニー・ケイだってパトリック・モラーツだって立派にイエス・サウンドは成立する。しかし、スクワイア、ハウ、アンダーソンの3人のうち一人でも欠けたらイエス・サウンドはあっけなく崩れてしまうし、イエス度数は激減する。特にアンダーソンの離脱したイエスなんて・・・。もうイエスとは別物です。まあ、世の中広しと言えど、アンダーソンの代役なんかそう簡単に見つからないでしょうが、それにしてもこのベノワ・デイヴィッドというボーカリストによって本作の魅力のかなりの部分をスポイルされているように思います。決してヘタではないのですが、胸にぐっと迫ってくるものが感じられない。高音域もアンダーソンにくらべちゃうとね~。だったら、トレヴァー・ホーンが自ら歌えばよかったのに!! なんで歌わなかったのだろう。もう高齢で高い声域が出ないのだろうか。そりゃそうだりょな、還暦過ぎているもんな。

そんな訳で、ネット上ではこの新作についてけっこう好意的な意見が体勢を占めているようですが、僕個人的には微妙な評価であります。少なくとも元となった『 Drama 』の方が好みですね。


フライ・フロム・ヒア【限定盤 SHM-CD+DVD】
マーキー・インコーポレイティドビクター アーチスト:イエス 価格:3,690円 評価:★★★★★

スペシャル・パッケージ (初回生産限定盤)
【SHM-CD + DVD】

2大特典
●ロジャー・ディーンのイラストによる ポスター(パッケージ封入)
●アルバム・メイキング映像を収録した ボーナスDVD付き

日本盤のみボーナストラック1曲収録



Fly from Here
Frontiers Records アーチスト:Yes 価格:6,168円 評価:★★★★★

Limited box set includes CD, DVD, vinyl LP, large T-shirt, lithograph and poster. 2011 album from the Progressive Rock legends. Mixing the best elements of their '70s and '80s work, Fly From Here is an excellent return to form for the band. Longtime band members Chris Squire, Steve Howe and Alan White are joined by former keyboardist (and Asia/Buggles member) Geoff Downes and new vocalist Benoit David. Produced by Trevor Horn.


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2011/08/19 | Comment (4) | Trackback (1) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Branford Marsalis & Joey Calderazzo / Songs of Mirth & Melancholy

   ↑  2011/08/17 (水)  カテゴリー: duo
Branford Marsalis & Joey CalderazzoBranford Marsalis & Joey Calderazzo / Songs of Mirth & Melancholy ( amazon.co.jp )
2011 Marsalis Music


Branford Marsalis (ts,ss)
Joey Calderazzo (p)

ブランフォード・マリサリスとジョーイ・カルデラッツォのデュオによる最新作。

この二人の共同作業で作り上げる音楽ですから、悪いはずがないのですが、でもまあ、個人的には愚痴の吐露に終始してしまいそうなので、まずは先に誉めるべきところを誉めておきたいと思います。

90年代初頭から絶えることなく活動を共にしてきた二人ですから、そんじょそこらの即席デュオとはレベルが違います。二人の感性が幾重にも交叉し、目眩く展開の中で、更に二人の絆が深まっていく様子が聴いてとれそうです。リスナーに向いた音楽というよりも、二人のインティメイトな関係性の中で閉じた音楽とでも言えそうなエモーショナルで気品ある音空間です。

収録曲はブランフォードの自曲が3曲、ジョーイの自曲が4曲。それからショーターとブラームスの曲が1曲ずつで計9曲の構成。音をぶつけあうジャズのインタープレイというよりは、クラシカルで予定調和に根ざしたチェンバージャズ的な雰囲気が全体的に漂っています。

それは EGEA 的なサウンドとも云えなくもない。「ピエトロ・トノロとダニーロ・レアのデュオによるEGEA からの新譜だよ、これ。」と言われれば、納得してしまいそうな、そんなサウンドです。

でもですね、僕個人的にはこういった類のデュオ作品は好みではないんですよね。曲想にしても、こういうチェンバージャズは欧州圏では聴きなれたサウンドですし。

デビュー当時にBlue Note からリリースされたジョーイの三部作、『 In the Door 』、『 To Know One 』、『 The Traveler 』 で彼の大ファンになった僕としては、どうも今新作のような静的な芸風は物足りなく感じてしまいます。やっぱりジョーイはマッコイ・タイナーの1.5倍ぐらいのスピードでモーダルなラインをガンガン弾きまくる方が似合っていると思うのですが。

思い返せば、2004年にマルサリス・ミュージックに移籍し、同年のソロ・ピアノ作品『 Haiku 』、2007年の 『 Amanecer 』 と立て続けに抒情派路線の作品をリリースしたあたりからジョーイはおかしくなっていったわけです。

つづく

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2011/08/17 | Comment (0) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Kurt Elling / The Gate

   ↑  2011/08/16 (火)  カテゴリー: vocal
kurt-elling-the-gateKurt Elling / The Gate ( amazon.co.jp )
2011 Concord Records

Kurt Elling (vo)
John McLean (g)
Bob Mintzer (ts)
Laurence Hobgood (p)
Terreon Gully (ds)



カート・エリング ( Kurt Elling, chicago, 1967~ ) の最新作は全曲カヴァ集。キング・クリムゾンの《 Matte Kudasai 》、レノン・マッカートニーの 《 Norwegian Wood 》、ジョー・ジャクソンの 《 Steppin' Out 》、ドン・グロルニックの 《 Nighttown, Lady Bright 》 などなど、ビートルズからロック、ポップス、プログレ、ジャズと、ジャンルの垣根を越えたその色彩豊かな選曲センスも抜群。もちろんカート・エリングを長年にわたり支えてきたアレンジャー兼ピアニスト、ローレンス・ホブウッドも参加。そして、プロデューサーにはローリング・ストーンズやボブ・ディランなど、多くのビックネームを手掛けて成功を収めたドン・ウォズ ( Don Was ) が起用されている。バックメンバーもボブ・ミュンツァーやジョン・パティトゥッチ、テリオン・ガリーなど、安定感のある名手を揃えている。男性ボーカルはちょっと苦手な分野なのだが、このカート・エリングだけは別格。同性ながら惚れ惚れする歌声。初めてエリングを聴かれる方でも絶対気に入るであろう秀作。


Electric Light Orchestra - Out Of The Blue

全く関係ないけど、このカート・エリングのジャケットって、エレクトリック・ライト・オーケストラのアルバム・ジャケットに登場する宇宙船に似てないか。





ウェザー・リポートの1978年のオッフェンバッハでのライブ盤 『Live in Offenbach 1978 』 が凄くよかったので、同ライブの映像を含む3枚組DVD 『 ベスト・ライヴ・セレクション~ザ・ジャーマン・コンサーツ 』 をアマゾンで注文してたが、先ほど届いたので、ちょっと観始めたが、これがメチャクチャカッコいいですわ。ウェザーリポートはやっぱりライブバンドなんだと、改めて実感。

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2011/08/16 | Comment (0) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

The Keith Tippett Group / Dedicated to You But You Weren't Listening

   ↑  2011/08/15 (月)  カテゴリー: piano
Keith Tippett_Dedicated to You But You Weren't ListeningKeith Tippett / Dedicated to You But You Weren't Listening ( amazon.co.jp )
1971 Vertigo

Keith Tippet (p,key)
Nick Evans (tb)
Mark Charig (cornet)
Elton Dean (as)
Jeff Clyne, Roy Babbington (b)
Robert Wyatt, Phil Howard (ds)

70年代の英国アヴァンギャルド系のジャズロックを語る時に、必ず名前が挙がるキース・ティペットの1971年の名盤。

当時、エルトン・ディーンはソフトマシーンに在籍していたし、一方のティペットは丁度キングクリムゾンの 『 Island 』 に客演していたころ。ロバート・ワイアットも参加している。

プログレ・ファンの多くは、キース・ティペットをジャズ・ピアニストだと思っていて、ジャズのフィールドでも活躍する著名ミュージシャンだとの認識を持っているようだ。でも、どうだろうか。ジャズ好きでキース・ティペットの名前を知っているファンって殆どいないのではないだろうか。僕はプログレからジャズに入ってきたジャズファンなので、クリムゾン初期の作品に参加していたティペットは知っていたし、このアルバムもロジャー・ディーンの描いた強烈なインパクトを持つアートワークも相まって、ずっと手に入れたいと思っていたアルバムだった。

国内盤も発売されていたが、当時、こんなの誰も聴かなかったのだろう。すぐにレア盤化し、数万円の高額商品と化してしまった。でも数年前にCD化され、喜び勇んで聴いてみたが、悪くはないが、まあ英国ジャズロックのレベルってこんなものか、というのが正直な感想だった。

このアルバムは、いつもそばに置いていつも聴いていたいという作品では決してないが、一年に一度ぐらい、とても聴きたくなるアルバムだ。

そして聴くたびに思う。ティペットって何だか可哀そうなジャズ・ピアニストだな~って。どこの大学だか忘れたが、音楽大学を首席で卒業したというのに、ジャズファンやジャズミュージシャンからは完全に黙殺されてしまったので、仕方なくプログレの世界で活動しているような、そんな悲哀を感じてしまう。プログレ・ファンには絶賛される彼のフリー・インプロビゼーションも、ジャズファンから見たらスケールの小さな、つまらない演奏に聞えてしまう。ジャズでもなく、かと言ってロックでもない、そんな小さな汽水域領域でひっそり活動しているジャズ・ピアニスト。厳しいだろうなぁ。いろいろな面で。

このアルバムにも参加しているサックスのエルトン・ディーンだってジャズっぽいソロをとるがジャズじゃないし。

リズム隊もテクニック的には未熟さを露呈している。そのあたりに70年代英国ジャズロックの限界を感じてしまう。

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2011/08/15 | Comment (0) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Steve Khan / Parting Shot

   ↑  2011/08/13 (土)  カテゴリー: guitar
Steve Khan_Parting ShotSteve Khan / Parting Shot ( amazon.co.jp )
2011 Tone Center


Steve Khan (g), Anthony Jackson (b),Dennis Chambers (ds),Manolo Badrena ( perc, voice, on M-5,10), Marc Quiñones (perc),Bobby Allendes (perc),Rob Mounsey (key on M-9, orchestrations on M-2, 4, 6 7),Tatiana Parra (voice on M-6), Andrés Beeeuwsaert (voice on M-6).


1981年のスティーブ・カーンの『 Eyewittness 』 を当時リアルタイムで聴き、強い衝撃を受けた身として、今回の最新作は待望の一枚といえる。ベースにアンソニー・ジャクソン、ドラムスにデニス・チェンバース、そしてパーカションにマノロ・バドレナとくれば“ Eyewittness ”の復活か!! と色めき立たない方がどうかしている。正直、“ Eyewittness ” 以降、彼が目指したジャズ路線に対してはあまり好意的にはみていなかった。やっぱりカーンは『 Eyewittness 』に尽きる。でもこのCD、廃盤で入手困難なんだね。で、今新作だけど、いわば“ Eyewittness ”のラテンバージョンで、なかなか爽やか。良くも悪くも80年代のカーンよりも聴きやすいのだが、個人的にはやっぱり昔の“ Eyewittness ”のような興奮は得られないかな。ドラムがデニチェンでなく、スティーブ・ジョーダンだっからまだよかったのかもしれないけど。デニチェン、叩き過ぎでしょ。少なくともカーンはスカしたギターを弾く人だから、ドラマーはもう少し間をとって時間軸を刻まないと。それにしてもアンソニー・ジャクソンにこういうトゥンバオを弾かせると、メチャクチャ巧いなぁ。ミシェル・カミロとの演奏の時もそうだけど、こんなフレーズ、ノリは絶対真似できない。

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2011/08/13 | Comment (0) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Michael Franks / Time Together

   ↑  2011/08/11 (木)  カテゴリー: vocal
MichaelFranksTimeTogether Michael Franks / Time Together ( amazon.co.jp )
2011 Shanachie

Chuck Loeb, Gil Goldstein, Mark Egan, Charles Blenzig, Scott Petito, Veronica Nunn, Billy Kilson, Mike Manieri, David Spinozza, Romero Lubambo, Till Brönner, Beth Nielsen Chapman and Eric Marienthal



ジャズ系AORの権化とも云うべきマイケル・フランクスの通算18作目となる最新作がヒッソリとリリースされた。前作『 Rendezvous in Rio 』 から5年ぶり。すっかり忘れちゃっていたよ。まだまだ現役で頑張るのねぇ。

バックミュージシャンに超一流ジャズミュージシャンを毎度起用して制作されるのでジャズファンからも愛される歌手だけど、サウンドは上質なポップス。だから、ジャズやロックと違ってメッセージ性は全くない。ただただ美しいメロディーとクリアで透明感のある演奏に身を委ねるだけ。あ~~気持ちええわ。

さっき仕事から帰ってきて家族3人で夕ご飯を食べて、いつもなら自室で音楽を聴くところだけど、今晩はちょっとベランダに出て、このマイケル・フランクスの新譜を小さく鳴らしながら Mac Book Air を叩いて書いています。本当ならビールで喉を潤したいところですが、実は昨年5月より健康のため酒を止めているので、そのかわりにライムの輪切りを入れたペリエを呑みながら涼んでいます。

で、マイケルの新譜ですが、まあ、夏の夕方から夜にかけて、なんとはなしにBGMとして流すには最高にハマるサウンドなのですね。何しろオープニングが 《 Now That the Summer's Here 》 というくらいですから。でもですね、歌詞を知るととっても悲しくなる曲もはいっていたりします。

その曲とはタイトル曲の 《 Time Together 》。“ 一緒に過ごした時” ということで、なるほど、メルヘン画家 Kristina Swarner の絵には肩を寄せ合いボートを漕いでいる男女2人が描かれていてわけですが、おっ、ちょっと待てよ! 膝の上に真っ黒い胴長の犬が! おそらくブラック・アンド・タンのミニュチュア・ダックスフンドか? 一体この犬の意味することろは・・・

実はこの 《 Time Together 》 という曲はマイケルが以前に飼っていた愛犬 Flora のために書いた曲なのですね。Flora と過ごした日々を切々と歌った曲だというわけで、歌詞を知るととっても悲しくなりますので、知らないほうが聴き流しやすいかも。

マイケルは昔から絵画が好きで、自身のアルバムのジャケットにもよく絵画を用いていました。

Kristina Swarner

ポール・ゴーギャンの『 二人のタヒチ人女性 』 を用いた 『 Objects of Desire 』 ( 1982 ) やアンリ・ルソーの『 虎と熱帯の嵐 』 を用いた 『Tiger in the Rain 』 ( 1979 ) などなど。今回も前述したようにカナダ在住のイラストレーター、クリスティーナ・スワーナーの絵を拝借しているのですが、もしかすると今回のアートワークは、右のオリジナルの絵を元に、マイケルの要望(ジャケットにぜひ使いたいので、愛犬を書き加えてくれませんかね~)にクリスティーナが答えたものなのではないでしょうか。あくまで僕の推測ですが。

それにしてもライム入りのペリエは夏にはぴったりだなぁ。最近は初めからライムの入った “ ペリエライム ” っていうのも売っているけど、ありゃライムが薄くて物足りない。やっぱりライムの分厚い輪切りを3,4枚入れて、スプーンで潰して飲むのがいいや。これにラズベリーなんかも入れるのもいいかも。今度やってみよっ。



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2011/08/11 | Comment (8) | Trackback (1) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Chris Potter / Unspoken

   ↑  2011/08/10 (水)  カテゴリー: tenor
Chris Potter UnspokenChris Potter / Unspoken ( amazon.co.jp )
1997 Concord

Jack DeJohnette (ds)
Chris Potter (ss,ts)
John Scofield (g)
Dave Holland (b)

クリス・ポッターとジョン・スコフィールドの二人の織りなす音の軌跡。ホント、いいわ。まるで何重にも捩曲するメヴィウスの輪か、はたまた目が眩むクラインの壺か。脳味噌を心地よく攪拌してくれる心地よさ。でもまあ、90年代コンコードの諸作はどれも出来がいいが、有無を言わさぬ存在感と説得力を放つ現在のポッターの演奏に比べるとやや劣るかな。

話は違うが、

岡村靖幸が復活したそうな。8月24日にセルフカヴァーアルバム 『 エチケット』 をリリースするらしい。現在、Youtube で 《 だいすき 》 の新録カヴァが聴ける→こちら

♪♪ 電話なんかやめてさ 六本木で会おうよ 今すぐおいでよ
仲直りしたいんだ もう一度 カルアミルクで ♪♪

CDショップ“ WAVE ” が自己破産しちゃったね。

帝国データバンクは2011年8月8日、CD販売店チェーン「WAVE」を運営していたWAVEが、7月末に全店舗を閉店し、8月6日付で自己破産の申請準備に入ったと発表した。負債総額は約24億5000円。

WAVEは1993年設立。主に音楽CDを販売し、ピーク時には40店舗強を展開。97年2月期の年間売上高は122億円だったが、近年は市場の縮小に伴い店舗のスクラップを進めていた。



90年代は池袋のWAVEを頻繁に利用させてもらっていたから個人的にも思い出深いショップだった。あの頃は西武百貨店の明治通りを挟んで向かいのビルに大きな店舗を構えていたなぁ。明治通りを新宿方面にちょっと行ったあたりにはタワレコもあった。その頃は文京区に住んでいたから、この2店はいちばんよく利用していた。WAVEがパルコの12階に移転し規模がだいぶ縮小してからも随分お世話になったものだ。丁寧に記されたポップがよくてね、あ~、ここのバイヤーさんってジャズを本当に好きなんだな~、って感心しながら一枚一枚収集するのが楽しかった。キム・ペンシルなんて誰も知らないピアニストのアルバムなんかをプッシュしていて、聴いてみたら凄くよくて。六本木、渋谷、そして池袋と次々と閉店してしまって、近年はその存在すら忘れていた。僕自身もショップでCDを買う機会がめっきり減ったし、ほとんどamazonで買っちゃうし、最近はCDすら買わずにネットからダウンロードして済ませちゃうし。これも時代の流れだから仕方ないね。CDのリアル店舗の社会的な役割はそろそろ終わりにさしかかっているんだろうね。御苦労さま、WAVE。

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2011/08/10 | Comment (2) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Pat Metheny / Parallel Realities Live

   ↑  2011/08/09 (火)  カテゴリー: guitar
Pat Metheny_Parallel Realities LivePat Metheny / Parallel Realities Live ( amazon.co.jp )
1990 Jazz Door

Pat Metheny (guitar)
Jack DeJohnette (drums)
Herbie Hancock (keyboards)
Dave Holland (bass)



エントリーのタイトルはパット・メセニーの 『 Parallel Realities Live 』 と記しましたが、正確にはジャック・ディジョネットを中心としてハービ・ハンコック、デイヴ・ホランド、パット・メセニーらが集結して制作された4人名義のアルバムです。

1990年にこの4人で 『 Parallel Realities 』 というスタジオ盤を制作しましたが、そのサポート・ツアーとしての1990年、フィラデルフィアで開催された Mellon Jazz Festival でのライブ演奏を収録したのがこの 『 Parallel Realities Live 』と言う訳。( 同年、このバンドで来日、Live Under The Sky に出演している。)

ところが本作、発売しているのは決して良心的とはいえないドイツの怪しいブート屋 “ Jazz Door ” 。当然、元ネタがあるわけですが、その元ネタとなった音源が1991年に VideoArts Music からレーザーディスクとして発売された 『 ディジョネット、ハンコック、ホランド、メセニーイン・コンサート 』 という映像作品。

ブート屋って、誰かがオーディエンス録音したものをCD-Rに焼いてこっそり販売する業者かと思っているとそうでもないらしく、この Jazz Door などはかなり酷くて、テレビ放送されたもの、たとえば日本なら WOWOW 放映されたものや、本作のようにレーザーディスクで正規に発売された映像作品から堂々と音だけ吸い取って売っている、とんでもないやつらなんですよね。それらをこれまた堂々と店頭に並べて売っているタワーレコードも何考えているんだ!ってな感じですが。でもそれを喜んで買っている自分は・・・。まっ、良い音源は正規盤でもブート盤でもあるわけで(^^ゞ

このレーザーディスクは、のちの1999年にめでたくDVD化され、奇麗な音と映像で見られるようになっています。

ブートとはいってもレーザーディスクからじかに吸いだした音源なので、音質はなかなか良いです。粗悪なブートモノとは明らかに違います。

そうそう、このブートと全く同じものがパット・メセニーの単独名義に書き換えれら、ジャケットも変更されて 『 Flower Hour 』 (イタリアのブート?)というタイトルで流通していますので、ダブり買いしないよう注意が必要です。

僕はもともとこのレーザーディスクがとっても好きだったので、ブートとわかっていながら買いましたが、内容は凄く良いです。ジャック・ディジョネットの煽りが凄いです。キースのトリオで溜まりに溜まったストレスを発散しているかのように叩きまくっています。

Disc One:

1. Shadow Dance
2. Indigo Dreamscapes
3. 9 Over Reggai
4. Solar
5. Silver Hollow

Disc Two:
1. The Good Life
2. Blue
3. Eye Of The Hurricane
4. The Bat
5. Cantaloupe Island


2枚組ですが、スタジオ盤とは殆ど曲が重複していません。タイトルは同じでも両者の内容は全く別物と考えてよいでしょう。もちろん、ライブの演奏のほうが数倍デキが良いです。

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Pat Metheny / What's It All About

   ↑  2011/08/02 (火)  カテゴリー: guitar
Pat Metheny_What's is All AboutPat Metheny / What's is All About ( amazon.co.jp )
2011 Nonesuch Records

Pat Metheny ( Baritone-g, 42 String-g, 6 String-g, Nylon String-g )

Recorded February 2011 in New York, NY


自動演奏楽器を駆使して彼一人で パット・メセニー・グループのサウンドを再現してしまった前代未聞の仰天プロジェクト 『 Orchestrion 』 ( 前項あり ) に続いて早くもリリースされた最新作は、一転してアコースティック・ソロ・ギターによるカヴァー集。なんという振幅の大きさ! これも無尽蔵のクリエイティビティーの成せる技なのだろうか。

パット・メセニーのファンなら、彼のギター・ソロ集と聞いて真っ先に2003年の『 One Quiet Night 』を思い出すことだろう。深夜に自身のホームスタジオに一人籠り、マイク一本で録音したアルバムで、ノラ・ジョーンズのヒット曲《Don't Know Why》や、キース・ジャレットの名曲《 My Song 》などが収録されてはいるものの、それ以外はほとんど自曲で固めた幾分内省的でストイックなアルバムだった。それに対して今回は、メセニーとしては初となるアルバム全曲カヴァーによる作品だ。

しかも収録曲はベンチャーズ、ビートルズ、サイモン&ガーファンクル、カーペンターズ、バート・バカラックなど、日本人でも知らない人はいないだろう馴染み深い名曲ばかり。そして、ある限られた世代(当然、僕もその世代ですが)には特に、胸に響く懐かしい思い出を想起させる曲たちが並んでいる。

収録曲のリストを見ただけでは、なんだかベタな選曲なや~、と肩を落とすファンも多いかもしれないが、ひとたびそのサウンドを聴けば、そんな落胆も払拭されるはず。流石は超一流ミュージシャンは違うもの。手垢にまみれ擦り切れた往年の名曲に新たな生命を吹き込むことに見事に成功している。

なんでも、本人によると、これらの懐メロは以前からコンサートの前のサウンドチェクの際に演奏していたのだが、周囲から反応もよく、いつかは一枚のアルバムにまとめたいと常々思っていたとのだとか。

Pat Metheny pikaso

『 One Quiet Night 』 同様、殆どの曲がバリトン・ギターがメインで録音されているが、曲によってはピカソ・ギター( 4本ネック、42弦のメセニー特注ギター )や通常の6弦ギター、ナイロン弦6弦ギターなども使用している。

メセニーが以前からコンサートなどでは弾いていたこのバリトンギターという楽器は、簡単に言えば、ギターとベースの中間のような楽器で、通常のギターのチューニングを1オクターブ下げたようなもの。なので、バリトンギターのノーマルなチューニングは《 E - A- D - G - B - E 》になるが、メセニーのチューニングはハーフ・ナッシュビル・チューニングというチューニングを使用している。これはノーマル・ギターのチューニングを全体に5度下げ、さらには3弦と4弦を1オクターブ上げるという変則チューニング。

Youtube の演奏風景などをみると、この1オクターブ高い3-4弦をメロディー用に割り振っているようだ。本人によると(下掲の Youtube のインタビュー参照 )、1-2弦をヴィオラ、3-4弦をバイオリン、そして5-6弦をチェロ、という、いわば弦楽三重奏のような捉え方でアレンジを考えたとか。ちなみにこのバリトンギター、ボディーも通常のギターよりも大きしい、スケール長も73.5cm と、レギュラースケールのギターよりも8cm ぐらい長く、かなり指が長くないと弾きこなせないだろう。

僕個人的には《 パット・メセニー・グループ 》 でのメセニーが一番好きなので、こういった企画モノはあまり好みではないはずなのだが、何度も繰り返し聞いているうちに、すっかり彼の世界に引き込まれてしまった。環境音楽と言ってはメセニーに失礼だが、深夜、家族な寝静まったあとに、ひとり読書を楽しむときなどのBGMとしては最高にはまる、いわば “ 状況音楽 ” 的に楽しめるサウンドだと感じた。

1. The Sound of Silence (Paul Simon)
2. Cherish (Terry Kirkman)
3. Alfie (Burt Bacharach & Hal David)
4. Pipeline (Bob Spickard & Brian Carman)
5. Garota de Ipanema (Antonio Carlos Jobim & Vinicius de Moraes)
6. Rainy Days and Mondays (Roger S. Nichols & Paul H. Williams)
7. That's the Way I've Always Heard It Should Be (Carly Simon & Jacob Brackman)
8. Slow Hot Wind (Henry Mancini & Normal Gimbel)
9. Betcha by Golly, Wow (Thomas Bell & Linda Creed)
10. And I Love Her (John Lennon & Paul McCartney)






ブログ 『 中年音楽狂日記 』 の中年音楽狂さんの記事 『 聞けば聞くほど味わいが増すPat Methenyのカヴァー・アルバム。 』 はこちらから。

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