雨の日にはジャズを聴きながら90年代以降のジャズを気ままに綴っています。 旧ブログ 『 雨の日には JAZZ を聴きながら 』 からのデータ移行は終了しました。ジャズ以外にも、時々デジタル関連の物欲記事、最近ハマっているカメラの話題も少しアップしています。 

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Terje Gewelt 『 Hide and Seek 』

   ↑  2007/02/26 (月)  カテゴリー: 未分類


前回,Dag Arnesen (ダグ・アルネセン)の新作を取り上げましたので,その流れで今日はダグ・アルネセン・トリオのレギュラー・ベーシストである Terje Gewelt (テリエ・ゲヴェルト)の作品を紹介したいと思います。

ゲヴェルトは1960年オスロに生まれ,米国に渡ってバークレー音楽院でベースを勉強する一方,ジャコ・パストリアス,デイブ・ホランド,それにアリルド・アンデルセンのプライベート・レッスンを受け,いくつかのバンドでウッド・ベースやエレクトリック・ベースを弾いていたようです。1989年には母国に戻っていますが,それまでのメジャー・レーベルへの不満,失望から1998年に自己のインディペンデント・レーベル,Resonant Music を立ち上げています。彼のスタジオはオスロ市内にある古いお菓子工場の5階に作られたため,“ The Cookie Factory ”と命名されました。

ゲヴェルトは現在までに自己レーベルから計5枚のリーダー作を発表しています。そのうちの三枚はご存知,Christian Jacob (クリスチャン・ジェイコブ)とのDuo 作品です。『 Duality 』 (2002),『 Interplay 』 (2003),『 Hope 』 (2005)の三作品ですが,個人的にはこれらの作品を“ ゲヴェルト,奇跡の三部作 ”と呼んでいます。というのも他のゲヴェルト作品(サイドメンとしての作品も含め)に比べてあまりにもこの3作品の出来が傑出しているのです。正直なところ,ゲヴェルトに関してはこの三部作で完結していると言っても過言ではありません。

僕はこの三作品中,《 The Water Is Wide 》で始まる『 Duality 』が特に好きです。《 The Water Is Wide 》は元々はアイルランド民謡で,アメリカに移住した人々によって広められ,今ではアメリカのフォーク歌手らによってたびたびカヴァーされることもある名曲です。

どれか一枚を買って聴くと,必ず残りの二枚が欲しくなるような素敵な作品です。未聴の方はどうかお試しあれ。

で,残りの二作品が『 Hide and Seek 』(1999)と『 Small World 2004)になるわけですが,まあ,大した作品ではありません。

Hide and Seek 』はピアノ,ギター,ドラム,そしてベースのカルテット編成ですが,ギターの Jon Eberson が主役的な役割を演じています。彼のギター・スタイルはあたかもパット・メセニーとビル・フリーゼルとスティーヴ・カーンの折衷様式のようです。そして悲しいことにその三人の誰をも越えられていないのです。一方,この作品でのゲヴェルトも完全に裏方に徹していて,これといって特筆すべき点は見当たりません。1曲だけですが Billy Cobham が友情出演しているのが唯一の売りでしょうか。

      
Small World 』はパーカッション(あるいは+ドラム),ギター,ベースの編成です。ピアノレスにすることでよりベースの自由度が増し,ゲヴェルトはそのスペースを利用して多彩な技を披露しているのですが,いかんせん,技術的に限界がみられ,今ひとつ訴えかける要素に欠けているように思われます。幻想的であったり宇宙的であったりと,狙いどころは明確なのですが,しかし全体にチープ感が否めず,傾聴すべき作品とは言い難いと思われます。

最後にひと言。ゲヴェルトのもっとも凄いな~と感心させられた点は,ウッドベースの技量などではなく,フェンダー・ジャズ・ベースで奏でられるなんとも柔らかで歌心に満ち溢れた音色とラインでした。エレクトリック・ベースであれだけアコースティックなジャズに違和感なく溶け込めるベースマンはほとんどいないのではないでしょうか。フェンダー・ジャズベーにもこういった奏法があるんだ! と,目から鱗のベースマンでした。





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2007/02/26 | Comment (12) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Comment


そうでしたか。

でも,サイドでも参加しているものは貴重ですよ。
ぜひ,それも買いたいですね。

僕もHMVのそのサービス,利用してみます。僕はあまりHMVとかamazonとか利用しないので,使い方知らないんですよね。

criss to marty |  2007/04/08 (日) 21:29 [ 編集 ] No.2577


間違い

クリスさん、こんにちは。
情報元はHMVの新譜NEWS(好きなアーティストを登録しておくと、新譜情報をメールで無料送付されます)だったのですが、どうやら間違いだったようです。本日確認してみると、アーティスト名が変更になっています。(サイドメンで弾いているのかもしれませんが、少なくともリーダー作ではないようです。)
ということで、間違いだったようです。ごめんなさい。

Marty |  2007/04/08 (日) 12:25 [ 編集 ] No.2578


Ssj ?

情報元の情報,ありがとうございました。

でも,Ssjというレーベル,知りませんね~。

ジェイコブの自己レーベル,Wilderjazzからかと
思いましたが,違うんですね。

全く情報がない分,よけい楽しみですね。

criss to marty |  2007/04/03 (火) 23:00 [ 編集 ] No.2579


情報元

クリスさん、こんばんは。
大学から民間への転進ということで、いろいろと大変かと思いますが、ご自身のお体もご自愛下さい。

さて、情報元ですが、以下のとおりです。
どうも日本盤のようですね。
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2548233" target=_blank>http://www.hmv.co.jp/product/detail/2548233

Marty |  2007/04/03 (火) 00:30 [ 編集 ] No.2580


いつもいつも

情報早いですね。

詳細を知りたくて検索してみましたが,
全くヒットしません。

ジェイコブのHPにも載ってなかったし。
また詳細が分かったら教えてくださいね。

では,また。

criss marty |  2007/04/02 (月) 23:41 [ 編集 ] No.2581


新作

クリスさん、こんばんは。
Christian Jacobの新作「Blues On The Side」が6/20に発売されるようです。レーベルがResonantじゃないので、Terje Geweltがベースかどうかわからないですね。サイドメンが発表されていないので、トリオものかどうかも不明です。

Marty |  2007/03/30 (金) 23:22 [ 編集 ] No.2582


そうですね,

この4つのサイトは,検索しているとたびたびヒットするので,僕も覗いたことはあります。どれも凄いマニアックなサイトですよね。

僕のラックは多分900枚以上入るラックで,それが3個ありますので,ざっと数えて2400枚近くあるのかな。入りきらないCDはダンボールに積めて実家に送っているので,トータルで何枚あるかわかりません。
その上,LPもかなりあるし。でもLPは最近ほとんど聴かなくなったでの順次処分しいようかと考えていますが,思い出が詰まっているのでなかなか踏ん切りがつきません。

criss to marty |  2007/03/10 (土) 23:26 [ 編集 ] No.2583


あとは

クリスさん、こんばんは。
以下もよく見ております。

http://www13.plala.or.jp/oyajazz/index.html" target=_blank>http://www13.plala.or.jp/oyajazz/index.html
http://www.maharl.com/" target=_blank>http://www.maharl.com/
http://www7b.biglobe.ne.jp/~mana2567/newpage05.html" target=_blank>http://www7b.biglobe.ne.jp/~mana2567/newpage05.html
http://po.tc.nagasaki-gaigo.ac.jp/~yamakin/MJP/jazz/jazz_page.htm" target=_blank>http://po.tc.nagasaki-gaigo.ac.jp/~yamakin/MJP/jazz/jazz_page.htm

本日、Billy Childsの「Portrait of a Player」が届きました。最近、CDを買い過ぎなので、整理が追いつきません。クリスさんの部屋は綺麗に整理されていますね。写真を拝見すると、1000枚位収納できるラックなのでしょうか?枚数では全く追いつきませんが、そろそろCDラックが必要になってきました^^;

Marty |  2007/03/06 (火) 23:03 [ 編集 ] No.2584


流石~

勉強熱心ですね。
じゃず温故知新で4つ★半ですか。
もう一度聴きなおさなきゃね。

それにしてもいろいろネット見てますね~。

ぼくなんかnaryさんのところとすずっくさんのところ,それにバブさんのところ,それにDUのブログくらししかチェックしてませんから。情報疎いです。

criss to marty |  2007/03/06 (火) 22:36 [ 編集 ] No.2585


Bert Seager

クリスさん、こんばんは。
購入したきっかけは、以下の2つのURLです。
http://homepage3.nifty.com/JAZZ_NO_HOSOMICHI/PCM/2006/200607/20060727.html" target=_blank>http://homepage3.nifty.com/JAZZ_NO_HOSOMICHI/PCM/2006/200607/20060727.html
http://www.geocities.co.jp/Hollywood/6421/shelf-8/jazzlibrary-8.htm" target=_blank>http://www.geocities.co.jp/Hollywood/6421/shelf-8/jazzlibrary-8.htm

Horace Tapscottは、ジャズ批評のピアノトリオ最前線を見て、購入しました。これは好き嫌いが分かれる盤ですね。フリーっぽいのがあり、私にはちょっと・・・という感じでしたが、バラードはなかなか聴かせます。

Marty |  2007/03/05 (月) 21:59 [ 編集 ] No.2586


Bert Seager

martyさん,こんばんわ。

>昨日amazonからHorace Tapscott「Thoughts of Dar Es Salaam」とBert Seager「Resonance」が届きました。これから聴きます。

僕はHorace Tapscottは持ってませんが,Bert Seagerの「Resonance」の方はずいぶん前に,おそらく発売当時に買っています。あんまり音数の多くない,ちょっとモンクっぽい所もありますね。久しぶりにちょっとトレイに載せてみましたが。

このBert Seagerって,どこかに掲載されているんですか?僕はただの凡作だと思ってましたが。

criss to marty |  2007/03/04 (日) 22:31 [ 編集 ] No.2587


Terje Gewelt

クリスさん、こんばんは。
Terje Geweltの3部作を推薦した手前、少し責任を感じていましたが、「Duality」を気に入って戴けたようで大変嬉しく思います。

 昨日amazonからHorace Tapscott「Thoughts of Dar Es Salaam」とBert Seager「Resonance」が届きました。これから聴きます。

Marty |  2007/02/28 (水) 19:10 [ 編集 ] No.2588

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