雨の日にはジャズを聴きながら90年代以降のジャズを気ままに綴っています。 旧ブログ 『 雨の日には JAZZ を聴きながら 』 からのデータ移行は終了しました。ジャズ以外にも、時々デジタル関連の物欲記事、最近ハマっているカメラの話題も少しアップしています。 

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Steve Kuhn  『 LIVE AT BIRDLAND 』

   ↑  2007/03/14 (水)  カテゴリー: 未分類

Steve Kuhn (スティーブ・キューン)の新作はロン・カーター,アル・フォスターらとのトリオ編成によるBIRDLAND でのライブ盤です。実はこのメンバーでのライブ録音は以前に一度行われています。それは1986年の VILLAGE VANGUARD での2枚のライブ盤で,1枚は『 Life’s Magic 』(Black Hawk)であり,もう1枚は『 The Vanguard Date 』(Owl Time Line )であります。共に同日別セットでの録音ですが,前者が比較的容易に手に入るのに対し後者はかなりの高額取引商品になっています。因みに2枚とも例の『幻のCD 廃盤/レア盤~』に掲載されています。

前回のVILLAGE VANGUARD盤からちょうど20年。これは偶然のことではなく,キューンが以前から暖めていた20周年記念企画であったようです。今回取り上げられた曲の約半数は20年前にも演奏された曲で,キューンとしてはあの頃よりも今はずっと進化しているので,ぜひ同曲を再演したかったようです。今回の録音にあたりキューンが一番のお気に入りという Hamburg-D Steinway をわざわざ会場に運び入れ,レコーディング・エンジニアにキャサリン・ミラーを迎い入れたようです。

でも,こんな用意周到な準備をしたわりにはリハーサルはしないんですね。

「我々はバードランドでのライブに先立ち,リハーサルというものをしなかったんだよ。我々はただ本番で演奏するのみ。お互いに最大級のリスペクトをしているからね。我々は全員20歳老い,そして少しばかり円熟みを増したみたいだ。いや本当に楽しい一週間だったよ。」(スティーブ・キューン)。

VILLAGE VANGUARD盤(とは言っても『 Life’s Magic 』しか持っていませんが)の印象が薄かったし,なにしろ苦手なロン・カーターがバックですから一抹の不安はありましたが,はたして内容は素晴らしい出来でした。基本的に20年前の演奏と大きく変わっていませんが,キューンの歌心に益々磨きがかかり,紡ぎ出されるアドリブ・ラインが全て歌っているんです。キューンがこんなにも暖かいメロディー・メイカーに変化していったのは90年代のReservior あたりからだと思うのですが。『 Remembering Tomorrow 』や『 Trance 』の頃はもっと温度感が低く,ナルシスティックだったように感じます。それから,本作の方がロン・カーターのソロ・パートが多めです。速いソロでのピッチの悪さは相変わらすですが,ソロ自体はまあまあ面白いです。

兎に角,全編歌心満載で気持ちよくスウィングしています。そう,あれですね,キューンなんかはどんなに体調が悪かろうが,どんなに泥酔していようが,ピアノを弾きだすと自然に美しいメロディーが出てきちゃうんでしょうね。もう体の隅々まで美旋律が沁み込んでいて,無意味なアドリブ・ラインなど弾こうにも弾けない,みたいな。

ということで,近年のキューンの作品の中では一番の愛聴盤になりそうな傑作ライブだと思いました。

Steve Kuhn  『 LIVE AT BIRDLAND 』 2007 Blue Note
Steve Kuhn (p)
Ron Carter (b)
Al Foster (ds)

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2007/03/14 | Comment (15) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |
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Comment


こんばんわ。

「Ocean In The Sky」は僕も大好きで,
例のジャズ批評誌にも「私の一枚」で
書いたアルバムです。

「三文オペラ」は...,
ちょっと,失礼ながら僕は知りません,です。

ヨアヒム・キューン?ですか。
僕,こちらのキューンは2枚しか持ってません。
ので,わかりませんが,たんぶ,スティーブ・キューンではないのでしょうね。

ということで,こちらからもTBさせていただきます。

criss to nary |  2007/04/02 (月) 23:46 [ 編集 ] No.2601


あれっ?

「三文オペラ」はヨアヒム・キューンだったかなぁ(苦笑)

nary |  2007/04/01 (日) 14:22 [ 編集 ] No.2602


クリスさん、こんにちは

抱き合わせ品の関係で入荷が遅れていたのですが、ようやくUPしました。
さっそくTBさせていただきます。

このキューンもいいですが、やっぱり昔の味も忘れることができませんですわ(笑)
個人的にはヨーロッパのちょっと尖がった連中とやっている作品(「オーシャンズ・イン・ザ・スカイ」「三文オペラ」等)が一番好きですね。
もちろん「トランス」もリリース当時は狂ったように聴いていました。

nary |  2007/04/01 (日) 14:09 [ 編集 ] No.2603


以前はね

本当にそんな夢,かなうかな,って思っていたけど。
最近はちょっと,諦めムードです。現実は開業など
かなりリスク高いです。

でも,ボクの故郷,宇都宮には,クリニックとジャズバーのオーナーらしき人がいるらしいんです。うらやましかぎりです。

>歳をとって、幸せそうなのって、いいですよね。

ホント,そうですね。だんだん歳とると幸せ度が下がってきますからね。ボクも努力せねば。キューンは成功してますね。昔の彼の音からは現在の彼のジャズが想像できませんが,キューンのようにうまく歳をとっていきたいものです。


すずっくさん,お忙しいようで,大変ですね。
ボクも3月で大学の医局を止め,とある民間病院に勤めることになりました。このところ,各部署の送別会や歓迎会などで,連日酒浸りです。

実は今日もこれから内科の女医さん達と飲み会です。
では,行ってきます。

criss to suzuck |  2007/03/30 (金) 19:04 [ 編集 ] No.2604


雇われ、、まま。

昼間、二階のジャズ喫茶で、雇われままさん、ってやってみたいっす。
登録しておこう。。(容姿、年齢、、問わずにしてくださいまっし)

キューン、、初期の頃とくらべる変わりましたよね。
最初、日本盤でちょっと驚き、戸惑ってしまったのですが、
最近、カーリンとのアルバム2作聴いて、、、
きゅん、と尖った感じはなくなったけど、幸せそうなピアニスとだなぁ、、って思いました。
歳をとって、幸せそうなのって、いいですよね。
これ、迷って、パスしちゃったのですが、、

シモーナ姐さんは、いけてましたね。
メイクバッチリで、変身してるジャケットより、どっきりですわ。友達に似てる人いるんですよぉ。(純粋日本人)

でも、心も生活もせわしなくて、、いろんな新譜、ききこめないでいます。。。
落ち着いた頃には、また、別な新譜がきちゃうんだろうなぁ。。

すずっく |  2007/03/29 (木) 09:57 [ 編集 ] No.2605


miyabilune さん,こんばんわ。

僕の将来の夢はですね,三階建ての家を建て,一階が診察室。二階がジャズ喫茶。三階が住居。昼間はクリニックで患者を診て,夜になったらジャズ喫茶のマスター。なんていうのが夢なんですけどね。まあ,無理でしょうね。

criss to miyabijune |  2007/03/21 (水) 21:13 [ 編集 ] No.2606


さすがでやんす!

クリスさんって一体どんなお医者様なんですかね~わたしにも親類にに病院を経営している人がいて結構ジャスの好きな先生はいますが『ビバップの時代かなあ』位のアバウトフアンですよ、クリスさんのように専門書を紐解くような解説が出来る人は皆無。引退後は是非、ライブハウスやってください。
一緒にピアノトリオやりましょ。

miyabijune |  2007/03/19 (月) 22:21 [ 編集 ] No.2607


24丁目バンド

僕がジャズやフュージョンを聴きだしたのがちょうど1981年で,24丁目バンドの全盛期だったんですよね。当時,貸しレコード店ってあったでしょ。そこで青地のバックに4人がイスに座っているライブ盤(確か3作目?)があったので借りて効いた覚えがあります。カッコイイとは思いましたが,その頃はもっとジャズっぽいフュージョンが聴きたかったのであまりその後は聴く機会がありませんでした。

ジョーダンの強面のジャケって,2作目ですかね?たぶんそうでしょ。僕は聴いたことはありませんがジャケは知ってます。

ジョーダンって,出世して,今ではプロデューサー業など幅広く活躍しているんですよね。

criss to miyabijune |  2007/03/18 (日) 23:35 [ 編集 ] No.2608


…失礼…しました、、、

(p)って書いてありましたね。失礼しました。ぱっと見たときロンカーターとアル・フォスターか・・うんうん・・なあんて勝手に納得しておりました。しかし、クリスさんは、はずしてないですね、どんなレコードも。24丁目バンドのレコードジャケットのあのジョーダンの鋭い目はどうですか?・・・・知ってます?・・・か?

miyabijune |  2007/03/16 (金) 17:51 [ 編集 ] No.2609


ネタ?

>スイングって?何って感じです。聞いてみたいアルバムですねえ~こんなに年取っちゃうなんて・・・・ショック!!

あの~,ボクは紹介した人はスティーブ・カーンではなくスティーブ・キューンですが。


スティーブ・カーンがスティーブ・ジョーダンとやっていたのは「eye witness」(目撃者)の頃だと思いますが。ベースがアンソニー・ジャクソンでしたよね。1980年代だったかな。今,仕事中なので詳しくは調べられませんが,きっとそうだったと思います。カッコいいバンドでした。あのすかすか感,浮遊感,どこかへ行ってしまいそうなアウト感。最初聴いた時は衝撃的でした。

ということで,全然キューンの話題と関係ないところに飛んでしまいましたが,カーンは今でも若々しく元気に頑張っていますよ。

criss to miyabijune |  2007/03/16 (金) 10:36 [ 編集 ] No.2610


確かに

「remembering tomorrow」の頃と比べると全然スタイルが変化しましたよね。個人的には今の方が好きですが。

もし,この新作が気に入られたら,ぜひ今度は「dedication」を聴いてみてください。すばらしい出来ですよ。

では,こちらからもTBさせていただきます。

criss to oza |  2007/03/16 (金) 10:30 [ 編集 ] No.2611


こんにちは,

こんにちは,ナカーラさん。

>国内盤の『ジ・アーリー・セヴンティーズ』も一風変わっていて面白かったのですが、個人的には74年『トランス』、89年『オーシャンズ・イン・ザ・スカイ』、97年『デディケイション』などを好んで聴いています。

『ジ・アーリー・セヴンティーズ』は数日前に買いましたが,まだ未開封です。<zoo>も演奏しているみたいですね。criss crossの新譜やバッソ+ボッソの新譜などと一緒に,週末まとめ聴きする予定です。

ナカーラさんの愛聴盤の三枚。ボクも全く同じです。もう一枚付け加えるとすると98年の「countdoun」かな。

キューンのmy bestは『デディケイション』です。一曲目のタイトル曲の最初の一音から凄く気持ちがよいです。ボクはオーディオに無頓着ですが,あのピアノの丸みのある厚い音って,好きなんですよね。録音評価としても素晴らしと思うのですが。

criss to ナカーラ |  2007/03/16 (金) 10:24 [ 編集 ] No.2612


スティーブカーンの?

 クリスさんこんばんは!興味深いアルバムの紹介ありがとうございます。

その昔六本木のピットインでスティーブジョーダンを見に行った時多分この人だと思います。なんせ、ドラマーを見に行くので、私にとってドラマーがメイン。あとは全てサイドマンです。アルバムをその頃2枚出してますが(同じメンツで?)ライブは迫力あったなあ。

 スティーブジョーダンは軟体動物かと思った。2本しかない手が長く、グニャグニャ別の生き物のようでした。このグルーブ感・・・・日本人には無理だと感じました。

 スイングって?何って感じです。聞いてみたいアルバムですねえ~こんなに年取っちゃうなんて・・・・ショック!!自分も年とってんだけどね。

miyabijune |  2007/03/15 (木) 22:57 [ 編集 ] No.2613


傑作ライブ

こんにちは。
>兎に角,全編歌心満載で気持ちよくスウィングしています。
私もそう思いました。かなり、楽しんで聴いています。

というこで、TBさせていただきます。

oza。 |  2007/03/15 (木) 21:47 [ 編集 ] No.2614


何とこの作品は新録だったんですね

 クリスさん、こちらには久しぶりのコメントになりますが、これからもよろしくお願いします。

この作品は’86年の頃のものだと思っていたんですが、新録音だったということを知り、驚きました。

いずれ注文してあるので、届くとは思いますが、クリスさんの記事を読み、聴くのが楽しみになりました。

先に聴いた国内盤の『ジ・アーリー・セヴンティーズ』も一風変わっていて面白かったのですが、個人的には74年『トランス』、89年『オーシャンズ・イン・ザ・スカイ』、97年『デディケイション』などを好んで聴いています。

キューンはいいですね。
それでは、また。

ナカーラ |  2007/03/15 (木) 14:46 [ 編集 ] No.2615

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