雨の日にはジャズを聴きながら90年代以降のジャズを気ままに綴っています。 旧ブログ 『 雨の日には JAZZ を聴きながら 』 からのデータ移行は終了しました。ジャズ以外にも、時々デジタル関連の物欲記事、最近ハマっているカメラの話題も少しアップしています。 

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Mario Biondi 『 Handful of Soul 』

   ↑  2007/04/12 (木)  カテゴリー: 未分類

イタリアの人気ラウンジ系ジャズ・ボッサ・レーベルSchemaは,僕にとっては“あちら側”のジャズ・レーベルであって,完全に守備範囲外。もはやジャズの原型をどどめないほど解体され,歪んだ再構築を施されたRemix物や,聴いていると脳みそが溶けてしまいそうになる軽薄ボッサ物など,真摯なジャズ・ファンにとっては完全な越境ジャズですので,本当は無視したいところなのですが,中には芯のしっかりした本物のジャズ作品も世に送り出しているので,そうは簡単にいきません。

ファブリツィオ・ボッソ,ロザリオ・ジュリアーニ,ピエトロ・ルッソ,ジュセッペ・バッシ,ロレンツォ・トゥッチらによって結成された,ニコラ・コンテのプロデュースによる Schema Sextet の 『 Look Out 』 (前項あり)などはイタリアン・ハード・バップらしい洒落たアレンジ,アンサンブルで非常に質の高い作品でした。

一方で, この超人気DJであるニコラ・コンテの自己名義の作品 『 Other Direction 』(前項あり) (正確には Schemaではなく Blue Note 作品ですが) では,ボッソ,ティル・ブレナー,ダニエル・スカナピエコなど,錚々たるベンバーを起用しながらも,一転して脱力系ジャズ・ボッサをだらだらと13曲も演奏しており,あまり特筆すべき点のない凡作だったりしました。

ということで,いくらファブリツィオ・ボッソが参加しているからと言え,Schema 作品には注意が必要なわけですね。今日取り上げる Mario Biondi (マリオ・ビオンディ)は初めて耳にするイタリア人の男性歌手で,通常ならスルーすることこですが,バックがなんと High Five Quintet とくれば条件反射で手が伸びてしまうのがイタリアン・ジャズ中毒患者の悲しい性。

僕は買っちゃいましたが,普通はいくらHigh Five Quintet が参加しているとは言え,躊躇しますよね。なにしろ出所が Schema だし,しかも人相の怪しいスキンヘッドのオジサンが意味不明なポーズをとっているし。大体,High Five Quintet がサポートしているからと言っても,ボッソやスカナピエコのソロなんかあるんだろうか? 真剣にバッキングしてんのか? どうせお小遣い稼ぎの事務的ワークだろうぉ~,と勘繰ってしまいます。
でもね,まあ,なかなかイイ感じの作品でした,これが。ボーカルのオジサンは,ハスキー系の渋い感じの声質で,何となくマーク・マーフィーをサラッと洗浄して聴きやすくしたような雰囲気があります。全然ジャズではありませんが,聴いた瞬間,《 On The Beach 》で有名なAOR歌手のクリス・レアを思い出しちゃいました( 特にM-3 などクリス・レアに似ていた )。個人的には嫌いじゃない声です。

High Five Quintet のバッキングもアンサンブルが洒落ていてカッコイイです。肝心のソロ・パートですが,全12曲中ボッソが7曲 ( M-3, 5, 6, 7, 8, 10, 11 ),スカナピエコが6曲 ( M-4, 6, 7, 9, 11, 12 )ソロをとっていて,ボーカル作品であることを考慮すると十分な演奏であるように思われます。しかもかなり熱いソロも披露しており,ある意味 Schema らしくないソロであったりします。全体の雰囲気はやはり Schema らしくジャズ・ボッサを基調とした爽やかで軽いノリではありますが,その他大勢の軽薄 Schema 作品とは一線を隔す出来栄えだと思います。因みにプロデュースはニコラ・コンテではなく,レーベルオーナーの Luciano Cantone (ルシアーノ・カントーネ)です。

Mario Biondi 『 Handful of Soul 』2006 Schema

Mario Biondi (vo)
Fabrizio Bosso (tp)
Daniele Scannapieco (ts)
Luca Mannutza (p)
Pietro Ciancaglini (b)
Lorenzo Tucci (ds)
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2007/04/12 | Comment (6) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Comment


はじめまして

Blue Note のライブはマリオが主役なので,きっと,
クラブ系のおしゃれな若いファンばかりで,
僕のような40代のおじさんは浮いてしまうんじゃないかと,
ちょっと心配で,観に行くかどうか,今,迷っています。
でも,きっと行きますが。

できたら,マリオ抜きのhigh fiveで来日してほしかったのですがね。

criss to DJ KEY |  2007/11/12 (月) 22:27 [ 編集 ] No.2665


Mario来日

Marioは、Nack5では死んでもかからないオシャレ系サウンドですね。12/14(金)-15(土)青山 Blue Noteでライブを予定しているそうです。絶対に行きます!

DJ KEY |  2007/11/10 (土) 12:04 [ 編集 ] No.2666


J-wave

J-Wave ですか~。僕はNACK5しか聴かないから知りませんでした。

>このアルバムがいつごろ発売されたか知りませんが

極最近ですよ。今日,秋葉のヨドバシカメラ内にあるTower行きましたが,今でも面置きされてましたよ。

criss to bonchi |  2007/06/02 (土) 02:35 [ 編集 ] No.2667


この曲好き!

今ごろコメントを付けるのもどうかと思いますが...
このアルバムがいつごろ発売されたか知りませんが
「This Is What You Are」は、かなり以前からJ-WAVEで
よく流れていて、初めて聞いた時、
何これPOPS・・・?って思いましたっけ。
1週間くらい前にも、流れてしました。
流れるのは、たしかLPバージョンって云うもので
きっとCD 版だと長すぎるからでしょう。
車の中でこの曲は、よく聞いてます。

bonchi |  2007/05/29 (火) 14:32 [ 編集 ] No.2668


はじめまして,

>僕もこのMario Biondi 『 Handful of Soul 』 を買ったのですが
名前も何も知らなくて、

僕もこのヴォーカルは知りませんでしたが,バックのメンバーは超一流の方々です。

今やジャズの世界はイタリアを中心に回っている,と言っても過言ではないくらい,イタリアジャズ界の活況には目を見張るものがあります。

ぜひ,この機会にイタリアン・ジャズにはまってみてはいかがでしょうか。

僕のブログでも頻繁にイタリア物を紹介していますので,お暇な時にどうぞ。

TBはもちろん構いませんよ。喜んで。

criss to dackstudio |  2007/04/27 (金) 23:06 [ 編集 ] No.2669


ご機嫌ですよね!

こんばんは。はじめまして。Dackstudioと申します。

僕もこのMario Biondi 『 Handful of Soul 』 を買ったのですが
名前も何も知らなくて、たまたま入ったレコード屋で流れていた
のです。今では結構好きなアルバムです。ご機嫌ですよね!

私のブログでもMario Biondiを紹介していまして、リンク張っても
宜しいでしょうか?

Dackstudio |  2007/04/26 (木) 23:54 [ 編集 ] No.2670

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