雨の日にはジャズを聴きながら90年代以降のジャズを気ままに綴っています。 旧ブログ 『 雨の日には JAZZ を聴きながら 』 からのデータ移行は終了しました。ジャズ以外にも、時々デジタル関連の物欲記事、最近ハマっているカメラの話題も少しアップしています。 

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Mike Moreno 『 Between The Lines 』

   ↑  2007/04/27 (金)  カテゴリー: 未分類

待ちに待った Mike Moreno (マイク・モレノ)の初リーダー作が発売になりました。とは言っても,おそらく彼の作品を待っていたであろうジャズ・ファンは日本に50人もいないでしょうが。マイク・モレノは以前に拙ブログでも一度触れたことがありましたが,いわゆる NYC ブルックリン派のギターリストで,カート・ローゼンウィンケルやベン・モンダーあたりにも通じる空中浮遊型のクールでダークなトーン,フレージングを特徴とするミュージシャンです。

今までにもジョン・エリスの『 By A Thread 』や,ジェレミー・ペルトの『 Identity 』(2005 MAXJAZZ)や『 Profile 』(2001 FSNT)にも参加していましたし,最近ではボブ・レイノルズの『 Can't Wait For Perfect 』(2006 FSNT) やローガン・リチャードソンの『 Cerebral Flow 』(2006 FSNT) にも助演していましたが,いずれもあまり前面にでることはなく,どちらかというと <バッキング+ちょっとソロ>的な参加で露出度は低いと言わざるを得ませんでした。

と言うことで今まではその素晴らしいテクニックに魅かれながらも,どうも欲求不満が残る作品ばかりでしたが,本作でやっとギブソン 335を弾きまくるモレノを堪能できました。

彼のトーンはローゼンウィンケルに比べると明るい感じがします。それにローゼンウィンケルは頻繁に歪系のエフェクターを軽くかけますが,モレノはあくまでクリア・サウンドで,モデュレーション系やデレイなどの空間系を品良く使用するぐらいで,音色的にも大好きな部類です。フレージングやアーティキュレーションはどちらかというとパット・メセニーに近いかもしれません。ジョンアバを具象化したようなサウンドと言ってもよいでしょう。

なんだか,書いている僕自身が良く分からなくなってしまいましたが,要は,とっても分かりやすい空間浮遊系ギタリスト,です。個人的には,

【 分かり易さ度 】

パット・メセニー > マイク・モレノ > カート・ローゼンウィンケル >>> ジョン・アバークロンビー

かな。

本作は全体的にはそれほどキャッチーなメロディーはありません。まあ,ブルックリン系ですから。ダーク&クール,ミステリアス,で,スルスルと指間をすり抜けるような掴み所の無いフレーズ。そう,Be-Bopの戒律である II-V-I をあっさり放棄し,何処まで進んでも解決しない,それ故,浮遊したまま永遠に物語が語られていく,まさにジャズの未来を模索し続ける現代ブルックリン派の宿命。そんな,ジャズが聴こえてきます。

マーカス・ストリックランド(ts),ジョン・エリス (ts&ss),アーロン・パークス(p),それに最近初リーダー作を出したばかりのケンドリック・スコット(ds)など,メンバーもブルックリン系で固め,NYCの裏街道まっしぐらの,一部のコアなファンにはたまらない魅力を秘めた秀作です。 

Mike Moreno 『 Between The Lines 』2007 world culture music (indie)
Mike Moreno (g)
John Ellis (ts & ss)
Marcus Strickland (ts)
Aaron Parks (p)
Doug Weiss (b)
Kendrick Scott (ds)
Tyshawn Sorey (ds)

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Comment


始めは

メンバーといえは,ドラムのナシート・ウエイツはよいですね。カッコイイ。

アコギも巧い,というのは現代売れっ子ジャズ・ギターリストの必要条件みたくなっちゃいましたね。

で,パトリック・コーネリウスは,先程試聴しましたが,なかなかイイですね。ケンドリック・スコット,アーロン・パークス参加で,魅かれます。

criss to ナカーラさん |  2007/04/30 (月) 01:01 [ 編集 ] No.2690


偶然,

ほぼ同時のアップでしたね。
やっぱりウォッチしていたとは流石です。

ローガン・リチャードソンのサイドでも参加していますので,アップしてみました。あまりここでは表立った仕事はしていませんけどね。

パトリック・コーネリウスもナカーラさんもお薦めですが,良さそうですね。

こちらからもTBさせていただきます。
では,また。

criss to nary |  2007/04/30 (月) 00:50 [ 編集 ] No.2691


お久しぶりです

この作品、入手にちょっと苦労しましたが、とても好感の持てる作品ですね。

初リーダー作品としても、全曲をオリジナル曲で攻め、メンバーの選択も抜群で、相当気合いの入ったものだと感心しました。

4曲でのアコギのプレイはちょっと意外でしたが、個人的には彼のハーモニー感覚がとても好みでした。

クリスさんのお薦めギター作品をこれからも期待して待っています。

それでは、また。

ナカーラ |  2007/04/28 (土) 15:01 [ 編集 ] No.2692


クリスさん、こんにちは

本作はブラインドフォールド・テストをすると、カート・ローゼンウィンケルかと間違いそうなほどよく似てますよね。
そのへんのところを今回切り込んでみたのですが、クリスさんも同じようなことを書かれているのでよかったです。

TBさせていただきます。

nary |  2007/04/28 (土) 12:37 [ 編集 ] No.2693

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