雨の日にはジャズを聴きながら90年代以降のジャズを気ままに綴っています。 旧ブログ 『 雨の日には JAZZ を聴きながら 』 からのデータ移行は終了しました。ジャズ以外にも、時々デジタル関連の物欲記事、最近ハマっているカメラの話題も少しアップしています。 

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Doctor 3  『 Blue 』

   ↑  2007/06/02 (土)  カテゴリー: 未分類

2001年の『 Bambini forever 』( VVJ 035 )以来6年ぶりとなる Doctor 3 の新作 『 Blue 』( VVJ 059 )が発売されました。

前作が Lennon / McCartney の曲やアメリカン・スタンダード,それにカンツォーネなどをごった煮メドレー化にした組曲編成の作品で,ダニーロ・レアの稀代の才能を持ってはじめて作り上げることのできる高度な構築美に感心されられた作品でした。ただ,時より挿入されるアニメのナレーション風の声には閉口してしまいました。音楽の方は良かったのですが,どうしてもあの奇声が耳に焼きつき離れず,個人的にはいまひとつの作品でした。ですから今回の新作も前作を踏襲する路線だったらどうしようと,やや不安はありましたが,すっかり自然消滅,あるいは解散していたと思っていた Doctor 3 の新作だけに,思わす買ってしまいました。

今更説明不要とは思いますが,Doctor 3 とはダニーロ・レア(p),エンゾ・ピエトロパオリ(b),ファブリツィオ・スフェラ(ds)からなるトリオ・ユニットで,90年代後半から現在まで2枚組みライブ盤を含め,計4作品を制作してきました。本作が5作品目となるのでしょう。おそらく。おそらくと申しましたのは,正式な Doctor 3 のディスコグラフィーを見つけられていないからです。ダニーロ・レアのOfficial HP も無いみたいだし。

それはともかくとして,陽気で聴き様によっては人を食ったような前作に対して今回の新作は,全編バラードの落ち着いた耽美的な作風で登場です。デビュー当時から一貫して彼らの中に流れるポップス・カルチャーへの憧憬は今回も健在です。ダミアン・ライス,ジェームス・テイラーらの曲を2曲づつ取り上げ,さらに『 アラバマ物語 』,『 シンドラーのリスト 』のテーマ曲,そしてカンツォーネやカンタウトーレ(フランチェスコ・デ・グレゴーリ)の曲も挟みこみ,バラードながらも終始飽きさせない構成で楽しめます。

そしてなんといても1曲目のバート・バカラックの名曲《 close to you 》が素晴らしい。ゆったりと一音一音を丁寧に弾き綴っていき,美しく,繊細で,エモーショナル。こんな沁み入る《 close to you 》は聴いたことがありません。

もしかすると,ピアノを美しく響かせることのかけては,ピエラヌンツィやボラーニよりももしかすると一枚上手かもしれません。このところ,睡眠導入音楽として我が家では活躍中の本作。真剣にオーディオの前で対峙して聴くのにも,また,BGMとして聴くにも最適な秀作です。

【訂正】
ピエトロパオリを調べていたら,Doctor3のディスコグラフィーが分かりました。前作は2001年の『 Bambini forever 』ではなく,2003年の『 Winter Tales 』でした。

1998 Doctor 3 "The Tales Of Doctor 3" (VVJ)
1999 Doctor 3 "The Songs Remain The Same" (VVJ)
2001 Doctor 3 "Bambini Forever" (VVJ)
2001 Doctor 3 "Live And More" (VVJ)
2003 Doctor 3 "Winter Tales" (VVJ)
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Comment


こちらからもTBさせていただきました

実はこれを注文中に待ちきれなくてライブ盤の「Winter Tales」を再聴したのですが、それがあまりにも良かったために逆に本作には失望したってところがあります。
ジャケットもカッコいいしかなり期待していたんですけどね(苦笑)
まあ次回に期待します。

nary |  2007/06/20 (水) 23:46 [ 編集 ] No.2732


レス遅くなりすみません。

先週は仕事が超多忙で,ブログを開く時間すらなく,こんなにレスが遅れてしまいました。どうもすみません。

ダニロ・レアの入門でこのDoctor3の新作はちょっと期待はずれかもしれませんね。この新作でのレアは猫をかぶってますからね。ロマーノのトリオあたりがレアを知るには最適かもしれません。なかなか手に入りにくくなってしまいましたが。

criss to monaka |  2007/06/12 (火) 00:27 [ 編集 ] No.2733


睡眠導入音楽といわれては

crissさん、こんにちは、monakaです。
記事よませていただきました。この人ほとんど知りませんでした。でも記事でこれは聴きたい状態になりかこつけて日曜日に銀座で拾いました。ロマーノのトリオは期を逸してしまい、ヴィーナスははなから信じていませんでした。
これまでの演奏よりおとなしそうですが、懐の深い演奏ですね。勝手な事を書きました。

monaka |  2007/06/06 (水) 22:21 [ 編集 ] No.2734


Doctor 3

Doctor 3として4年ぶり,というのは分かりますが,Venus からの新作,出ませんね~。
ボラ君は何枚も出しているのに,レアは日本では今一ですかね。エディー・ヒギンズの新作出すくらいなら,レアの新作にお金と時間を費やしてもらいたいものです。

今日は近所のお祭りに行って来ました。チサトは太鼓を叩いて大喜び。東京の下町風情を味わいながらのビールは格別でしたよ。

では,また。

criss to suzuck |  2007/06/03 (日) 22:58 [ 編集 ] No.2735


Melody at Night, with you 

ジャレットの「Melody at Night, with you 」いいですよね~。手前味噌ではありますが,これ,ジャズ批評のNo134に,僕,記事書いてます。

criss to cats |  2007/06/03 (日) 22:53 [ 編集 ] No.2736


おぉ。

これ、私もたのんでまーーす。
ナリーさんのぶろぐで、新譜でてるのきづいて。
ドクター3としては、久しぶりなきがしましたが、そっか、四年ぶり?私的にぴったりきそうですねぇ。。
うむ、、ナリーさんは、どうなんだろう。
早く、こないかなぁ~~♪

すずっく |  2007/06/02 (土) 09:30 [ 編集 ] No.2737


睡眠導入ジャズ

Close to youがジャズになるとは・・・。
私にはカーペンターズの印象が強いですが、とても興味のある内容です。

睡眠導入ジャズといえば、キース・ジャレットのMelody at Night, with you または ビル・エバンスのソロ・セッションズ1&2が自分はお気に入りです。

でも良い演奏ほど聞き入ってしまって眠れないこともあるので、基本はNoBGMです!

良い情報をどうもありがとうございました。

ジャズピアノ研究室 |  2007/06/02 (土) 02:52 [ 編集 ] No.2738

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