雨の日にはジャズを聴きながら90年代以降のジャズを気ままに綴っています。 旧ブログ 『 雨の日には JAZZ を聴きながら 』 からのデータ移行は終了しました。ジャズ以外にも、時々デジタル関連の物欲記事、最近ハマっているカメラの話題も少しアップしています。 

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Andre Ceccarelli 『 Golden Land 』 (1)

   ↑  2007/06/11 (月)  カテゴリー: 未分類

仏ジャズ・ドラマー界の重鎮,アンドレ・チェカレリが,前作『 Avenue Des Diables Blues 』から2年ぶりのとなる新作を発表しました。今回は今が旬のデヴィッド・エルマレク(ts)を加えての4tet 編成です。しかもエンリコ・ピエラヌンツィ(p)とハイン・ファン・デ・ゲイン(b)が脇を固め,否応なしに期待が膨らむ編成です。全11曲でエルマレク以外の3人のオリジナルが大半を占める選曲です。タイトル曲の《 Golden Land 》 はチェカレリとバティスト・トロティニョンの共作です。さて,肝心の内容ですが,正直なところ何度か聴いていたのですが,あまり印象に残らない作品なのです。決して出来が悪いわけではないのですが,何と言うか,元気がないというか,妙に落ち着いているんです。チェカレリのリーダー作と言えど,やっぱりその作品のカラーを決めるのはピアノの音だったりするわけで,やはり全体にピエラヌンツィー色が濃厚な仕上がりなのですね。エルマレクもそれほどキャラ濃くないし,全体を牽引するほどの力量がないので,どうしてもピエラヌンツィーのノーブルなサウンド・カラーに染められてしまったような印象を受けます。繰り返しますが,決して駄作ではないのですが,今までのチェカレリのリーダー作を聴いてきた耳にはどうも物足りない,そう感じてしまうのです。ところで,チェカレリの新作の記事を書くにあたり,過去の彼の作品を引っぱり出してきたのですが,僕の手許には新作を除いて下記の計5枚のリーダー作がありました。1994  Ceccarelli Trio  『 3 Around The 4 』  ( verve )1995  Andre Ceccarelli  『 From The Heart 』  ( verve )1997  Andre Ceccarelli  Quartet  『 West Side Story 』  ( BMG France )2004  Andre Ceccarelli  『 Carte Blanche 』  ( Dreyfus )2005 Andre Ceccarelli  Trio  『 Avenue Des Diables Blues 』   ( Dreyfus )上記以外にも1999年に BMG France に吹き込まれた 『 61:32 』 が存在することは確認できてます(ジャズ批評 No111 特集「ジャズ・ドラム」 p37 に掲載)。というわけで,今回の新作についてはあまり書くことが見当たらないので,久しぶりに旧作でも聴き直してみましょう。             Ceccarelli Trio  『 3 Around The 4 』  1994 verveThierry Eliez (ティエリー・エリス)( p, org, vo ),Jean=Marc・Jafet (ジャン=マルク・ジャフェ)( b )とのトリオ。全曲ビートルズのカヴァーです。個人的にはビートルズのカヴァー集は嫌いなのですが,本作は程よい原曲の解体加減とお洒落なリハーモナイズの妙技でなかなか良いです。ジャン=マルク・ジャフェとチェカ爺は,Sylvain Luc (シルヴィアン・リュック)と組んで,SUDというユニットを起こしていますね。ティエリー・エリスはあまり馴染みがないかもしれませんが,かなりの凄腕です。ディーディーの作品によく顔を出してます。ディーディーのDVD 『 Live at North Sea Jazz 』にも登場していました。派手なジャケットを着込んで,お茶目なパフォーマーぶりを発揮していました。整った顔立ちでカッコイイと思いましたが,最後の挨拶でメンバー横一線に並んだ際,身長がディーディーの肩ほどしかなく,丁度,チェカ爺と同じくらい(160cmぐらいか?)しかないので,妙に親近感が沸きましたよ~。             Andre Ceccarelli  『 From The Heart 』   1995 verveSylvain Beuf (シルヴィアン・ビュフ)(ts),Jean=Michel Pilc (p),Thomas Bramerie (トーマス・ブラメリー)との4tetを基本編成とした作品。地味なジャケットで忘れがちな作品ですが,これが,凄いのです。臨界点ギリギリのテンションで,激しくお互いを揺さぶりながら曲が進行します。全体にモーダルな楽曲が大半で,ビュフやピルグの鬼気迫るプレイにチェカ爺も刺激され,今にも倒れそうなくらい激しくスティックを叩きつけます。いや~,こんなチェカ爺を聴いちゃうと今度の新作は聴けないなぁ~。中古店ではよく見かける作品です。しかも投売り価格です。DUでは何と525円! 昨日,茶水のDUで在庫確認済みです。僕の中では最高傑作です。きっぱり。             Andre Ceccarelli  Quartet  『 West Side Story 』 1997  BMG Franceこれはメンバーが最強です。シルヴィアン・ビュフ,アントニオ・ファラオ,そしてレミ・ヴィジョーロですから,悪かろうはずがありません。やっぱりチェカ爺はピルクやファラオのような若き先鋭ミュージシャンとやっている方が生き生きしてます。ビュフとの相性も良いし。ビュフって音が肉厚で太くて,フレーズも適度に現代的でイイ感じです。僕は2001年にnaiveからリリースされた『 Soul Note 』が好きです。痺れる~。                      ~ つづく ~

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2007/06/11 | Comment (5) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Comment


クリスさん、こちらからもTBさせていただきました

確かに本作は元気がない、というかピエラヌンツィが完全に主導権を握ってますね。
なのでチェカレリはうっぷんがたまって1曲ドラムソロを入れたのではないでしょうか(笑)
でもまあこういう落ち着いたチェカレリも好きなので、高得点をあげましたけどね。

ところで私は輸入盤を買うようになったのは97年ごろからで、しかも最初の頃はネットをやっていなくて、大坂の「ライトハウス」の小雑誌のみでの注文でしたので、チェカレリの記事中の下3枚の過去盤は持っていなかったです。
ピルクとやったりファラオとやったりで、これはなかなかそそられますね(笑)

nary |  2007/06/12 (火) 23:42 [ 編集 ] No.2747


TBさせて頂きました

すみません。コメント入れずに先にTBいれちゃって。

今日、当直だったので、TB入れた後、すぐに急患によばれちゃったもので。

monakaさん、もし「Carte Blanche」あたりを聴いたこと無ければ、是非、聴いてみて下さい。絶対、この新作よりいいですから。

そうなんですよね~。えー、僕はチェカレリのファンというより、チェカレリの周りに集まってくる人脈に惹かれるというか、「&フレンズ」の部分が好きなのかもしれませんね。アルド・ロマーノもそうですが、人望あついドラマーには自然とすばらしミュージシャンがよってくる、みたいな。

criss to monaka |  2007/06/12 (火) 23:18 [ 編集 ] No.2748


お~、

久しぶりに絵文字見ました。
たまに見ると新鮮ですね。

どのチェカ爺のCDも安く手に入りますよね。
ちょっと寂しいけど。

もう、最近は僕の欲しい中古CDって、誰も欲しがらない
ようなレアなものばかりなので、極安で変えちゃうんですよ。

一昨日も、DUでサルバトーレ・トランキーニの「Radio Suite」を見つけたのですが、僕としては3000円でも4000円でも出す気持ちはあるのに、なんと1000円ですからね。なんだか拍子抜けしちゃって。

>う~ん、感覚似てるよねぇ。。って、言われたくはないわね
いやいや、そんなことは、、、、ございません、ですよ。

今日は当直です。でも、ちょっと暇。で、やっぱり一昨日買った、pippo matino の新作聴いてます。

criss to suzuck |  2007/06/12 (火) 23:12 [ 編集 ] No.2749


戸惑いました

crissさん、こんにちはmonaka です。TBありがとうございます。
このアルバム、期待が大きくて、聴くと戸惑いますね。ただピエラヌンツィの音は素直に良いと想うし、その他もそれなりで悪くはなっかた、期待しすぎましたかね。

monaka |  2007/06/12 (火) 22:21 [ 編集 ] No.2750


おぉぉ。。

アーティさま、ナリーさまの前にコメントしちゃって、、いいのかぁ。。
って、おもいつつ。。

>Andre Ceccarelli 『 From The Heart 』
これ、私も昔525円以下の値段で拾いました!
全国的に、安値なのね~♪
これ、なんか、ぐたぐたしたときに聴くと、さっぱり、きっぱり、自分がしゃっきりできます。
>僕の中では最高傑作です。きっぱり。
う~ん、感覚似てるよねぇ。。って、言われたくはないわね。

と、立ち去る。m(__)m

すずっく |  2007/06/12 (火) 09:36 [ 編集 ] No.2751

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