雨の日にはジャズを聴きながら90年代以降のジャズを気ままに綴っています。 旧ブログ 『 雨の日には JAZZ を聴きながら 』 からのデータ移行は終了しました。ジャズ以外にも、時々デジタル関連の物欲記事、最近ハマっているカメラの話題も少しアップしています。 

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Dave Douglas 『 Mountain Passages 』

   ↑  2007/06/18 (月)  カテゴリー: 未分類

昨日につづき,デイヴ・ダグラスのお話を。

彼のOfficial Website からcurrent projects / working bandを覗いてみると,現在,3つのプロジェクトが現在進行中であることがわかります。まずはメインの活動部隊である “ Dave Douglas Quintet ”であり,次いでエレクトリック・バンドの“ Keystone ”。そして最後が“ NOMAD ”というユニットでの活動です。前2者は既述してありますので,今日は最後の“ NOMAD ”のお話をしましょう。

“ NOMAD ”はダグラスを中心として,マイケル・ムーア(as, cl, basscl),ペギー・リー(cello),マーカス・ロジャス(tuba),デュラン・ファン・デル・シフ(ds)から成る5tetで,見ての通り独特の楽器編成のバンドです。過去にもバイオリン,アコーディオンを組み入れた“ Charms of The Night Sky ”やチェロ,バイオリンなどのストリングス・グループ “ Parallel Worlds ”など,意表をつく編成でファンを楽しませてきたダグラスですが,今回の“ NOMAD ”もかなり変態的であります。

ところで,イタリア・アルプスにあるドロミテ山脈という美しい石灰岩石からなる山塊をご存知でしょうか。そのドロミ山脈で毎年,登山をしながら山頂でパフォーマンスを楽しむ『 The Sound of Dolomites 』というフェスティバルが開催されているのですが,2003年にそのフェスティバルの主催者からダグラス側に演奏の依頼があったのでした。しかしその音楽の条件というのが「高度9000~12000 フィートの山岳で演奏できる音楽」だったのです。

ダグラスは三日三晩寝ずに思案したかどうかは分かりませんが,山頂に人力で運べるくらいの大きさを持った楽器であること。それから当然電力を必要としない楽器であること。などの条件から上記のような奇妙な編成となったのでした。

メンバーの顔ぶれから,Free Jazz を連想してしまうかもしれませんが,確かに部分的には Semi-Free と呼べるスペースも用意されていますが,全体的にはしっかり総譜された音楽であり,僕のようなフリー嫌いでもその美旋律を十分楽しめます。

どんな類の音楽なのか?と聞かれると非常に表現が難しいのですが,解説に“ A recording of thier local Ladino music ”と記されているように,セファルディー(スペイン系ユダヤ人)音楽にインスパイアされて書かれたジャズのようです。そんな民族音楽をベースに,Post-Bop やNY underground の手法を織り交ぜ,摩訶不思議な音空間を演出しています。山の精霊に対する畏敬の念。厳粛な祈りと瞑想の世界。山で命を落とした者達への哀悼歌,そして挽歌。と思うと今度は狂喜乱舞の酒色の祭典。諧謔味のある語り口でダグラスが舞い,そして静かに幕が下りる。

本作は実はライブではありません。山岳ライブの翌年の2004年にスタジオで録音されたものです。まあ,当然と言えば当然で,山頂まで録音機材を運ぶことも困難であったろうし,第一,高山病も発症しかねない高地で録音に耐えられるような演奏など出来なかったのではないでしょうか。流石のダグラスも長いパッセージを一息で吹ききることなど無理だったのでしょう。。
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