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Dave Douglas 『 A Thousand Evenings 』

   ↑  2007/06/24 (日)  カテゴリー: 未分類

「ダウンビート誌ジャズ批評家投票四冠に輝く、注目のトランペッター、本邦デビュー作」。

これが2000年に本作の国内盤がリリースされた際のキャッチコピーです。まるで新人若手ミュージシャンを世に紹介するかのような讃辞ですが、実際にはダグラスはすでにそれまでに15枚程のリーダー作を発表してきていたのですから、いかに日本への紹介が遅れていたかが窺えます。(正確には1998年にDIWから『 Moving Portrait 』をリリースしていましたから、本作の「本邦デビュー作」は「本邦メジャーデビュー作」の誤りです。)

ダグラスは1994年のデビュー作『 Parallel Worlds 』以来、かなりのハイスピードでアルバムを発表してきましたが、いずれもマイナー・レーベルからのリリースでした。そんなダグラスは1999年、初のメジャー・レコード会社RCAと契約を交わし、結果的に2004年までの約5年間の間に矢継ぎ早に計7枚の作品を同レーベルから発表したのでした。本作は『 Soul On Soul 』に続くRCA第二弾で、“ Charms of The Night Sky ”というバンドとしての第二作目にあたる作品です。

この“ Charms of The Night Sky ”はダグラスのトランペットに、マーク・フェルドマンのヴァイオリン、ガイ・クルーセヴィックのアコーディオン、それにゴレッグ・コーエンのベースを加えた個性的な変則カルテットで、ダグラスがガイ・クルーセヴィックのソロ・コンサートを聴いてこのバンドの発足を思いついたようです。ダグラスの多彩な創作活動は、メインストリーム系とアヴァンギャルド系に大別できますが、本作はもちろん後者に分類される活動です。前述した“ Nomad ”や“ The Tinny Bell Trio ”、それに(近日中に紹介しますが)“ Parallel Worlds ”などのユニットとほぼ同じ括りで語ることのできるバンドだと思います。ただ、他のアヴァンギャルド系のバンドよりはあまり民族音楽の色彩が薄いかもしれません。中近東音楽あるいはバルカン音楽的要素はやや影を潜め、バンド編成的にもクラシカルな香りが漂う作品です。泣く子も黙るニューヨーク・アンダーグラウンド・シーンの鬼才、マーク・フェルドマンとガイ・クルーセヴィックの圧倒的な即興力には普段あまりこの手の音楽を聴かない僕も心を揺さぶられました。

こんなことを言うと彼に失礼かもしれませんが、ダグラスは無類の“ トリビュート好き ”で、今迄にも“ Dave Douglas Sextet ”で、ブッカー・リトル、ウエイン・ショーター、それにメリー・ルー・ウイリアムスらのトリビュート作品を世に送り出しています。それ以外にも『 The Infinite 』は(彼は否定していますが)マイルス・トリビュート的要素が強いし、『 Moving Portrait 』はジョニ・ミッチェルの音楽に刺激を受けて創作された作品です。本作『 A Thousand Evenings 』でもジャッキー・バイヤードに捧げた組曲や、デイヴ・タラスというユダヤ系アメリカ人のクラリネット奏者へ捧げた組曲などを演奏しています。また、007の主題歌≪ Goldfinger ≫なども織り交ぜ、ユーモアのセンスのあるところも披露したりと、相変わらず“ 思いつくまま、自由に”ジャズを創作するその姿勢には感心させられます。

ただまあ、このあたりのセンスが好き嫌いの別れるところなのでしょうね。このユニットは、現在活動は休止状態ですが、ここで生み出されたアイディアは、後の“ Nomad ”に引き継がれることになります。

Dave Douglas  『 A Thousand Evenings 』 2000年 RCA BVCJ31024
Dave Douglas  (tp)
Mark Feldman  (violin)
Guy Klucevsek  (accordion)
Greg Cohen  (b)

     
Dave Douglas  『 Charms of The Night Sky 』  1998年  Winter & Winter 910015-2
“ Charms of The Night Sky ”名義のファースト。こちらの方が静寂感、静謐感が漂い、“ 夜空の不思議 ”にぴったりで、愛聴度が高いです。深夜おそくに聴いていると、魂が宙を浮遊し、夜空の闇に吸い込まれて行ってしまうような、そんな不思議な感覚に浸れます。

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