雨の日にはジャズを聴きながら90年代以降のジャズを気ままに綴っています。 旧ブログ 『 雨の日には JAZZ を聴きながら 』 からのデータ移行は終了しました。ジャズ以外にも、時々デジタル関連の物欲記事、最近ハマっているカメラの話題も少しアップしています。 

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Mariano Diaz 『 Plan B 』

   ↑  2007/07/29 (日)  カテゴリー: 未分類

最近、店頭で何度か目撃していながらなんとなく買えずにいた作品。海のものとも山のものともつかない無名のスペイン人ピアニストの新譜を買うのは僕にとってはかなりの冒険である。

この歳になると、めっきり冒険買いをすることが減った。未知のアーティストを発掘するよりも、お気に入りの好きなものだけ食べていればそれで満足、という心境になってきたのだ。それでも誰かが「これ、良いよ」と言えば、どれどれ、と食指を伸ばし、食べてみるくらいの好奇心はまだ残っているようで、この作品も迷っていたところに、ブログ仲間のnaryさんが五つ星を進呈したものだから、俄然聴いてみたくなった。

しかもよくクレジットをみると、OAM Trioのマーク・ミラルタが叩いているし、何と言っても大好きなペリコ・サンビートも吹いているではないか。これは期待できる。それにしても危うくスルーするところだった(^。^;;

マリアーノ・ディアズ。ほとんどの方が初めて耳にする名前だと思う。簡単に彼の経歴を紹介しておこう。

アルゼンチン生まれのマリアーノ・ディアスは、ブエノスアリレスに所在するカトリック系大学であるUCA(Universidad Católica Argentina)の芸術学部でピアノを専攻。93年にはスペイン、マドリッドに活動拠点を移している。時期は不明だがニューヨークに移り住み、ブルース・バースやアーロン・ゴールドバーグに師事。また、ジョージ・ケイブルス、ジョアン・ブラッキーン、ケビン・ヘイズらにも学んでいる。99年にはAIE (Sociedad de Artistas Intérpretes o Ejecutantes de España: スペイン音楽芸術協会)の主催するテテ・モントリュー奨学金、2003年には著者財団法人の奨学金を獲得した。2003年のSGAE(Sociedad General de Autores y Editores: スペイン著作権協会)の主催するジャズ・コンペでファイナリストとなった。2005年には彼の参加作品であるフラメンコ・ギター奏者のヘラルド・ヌーニェスの『 Andando el Tiempo 』がグラミー賞の“ベスト・フラメンコ作品”部門でノミネートされた。この作品ではパオロ・フレズやペリコ・サンビートと共演している。現在彼はマドリッドを中心に、ペリコ・サンビート、ホルヘ・バルド、マーク・ミラルタらと活動しており、すでにヨーロッパ・ツアーをはじめ、北米、南米、中東などのツアーも行っており、現在もツアーを継続中である。

全8曲で46分。1時間以上の録音時間が当たり前の昨今。46分という時間はかなり短い印象を受けるが、無駄曲を一切排した潔さはやはり自信の表れか。ディアズのオリジナルが4曲。サンビートのオリジナルが1曲。その他はコルトレーンの≪ Moment Notice ≫、レノン=マッカートニーの≪ And I Love Her ≫、そしてトム・スコットの≪ Hi Steepers ≫と、選曲がヴァラエティーに富んでいて面白い。ディアズのオリジナル曲はどれも硬質で都会的な機微に富んだ楽曲だが、とりわけ1曲目の疾走感抜群のモーダル楽曲≪ Zuco de laranja ≫が白眉だ。ペリコ・サンビートも激情的に吹きまくり否応なしに高揚感が高まる。

大体において、素晴らしい作品は出だしの数秒を聴いただけで「これは凄い!」とゾクっとくるものだ。そういった予感、直感が本作を聴いた時にあった。こういう出会いがあるからジャズはやめられない。そう感じさせる名盤である。個人的には、全曲オリジナルで固めて欲しかったが、欲張りすぎか。

Mariano Diaz 『 Plan B 』 2007年 Karonte KAR7799
Mariano Diaz (p)
Perico Sambeat (as, ss)
Mario Rossy (b)
Marc Miralta (ds)
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マーク・ミラルタ

OAM TRIOが大好きなので、ミラルタは僕の中では印象深いドラマーでした。サンビートの旧作でも共演しています。

ディアスのデビュー作は僕も通販で注文する予定です。デイヴ・ダグラスのライブ2枚組と一緒に。

criss to nary |  2007/08/02 (木) 22:33 [ 編集 ] No.2783


こちらからもTBさせていただきました

OAM Trioは私も持ってましたです。
このドラマーがマーク・ミラルタだったんですね。
今度は名前をシッカリと覚えましたよ(笑)

それはそうと、本作は本当に素晴らしい作品ですね。
スペインのジャズメンは今まで不勉強だったのですが、これからはちゃんと注目していこうと思います。
マリアーノ・ディアズの前作も数日前にさっそく注文しました。

nary |  2007/07/29 (日) 23:56 [ 編集 ] No.2784

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