雨の日にはジャズを聴きながら90年代以降のジャズを気ままに綴っています。 旧ブログ 『 雨の日には JAZZ を聴きながら 』 からのデータ移行は終了しました。ジャズ以外にも、時々デジタル関連の物欲記事、最近ハマっているカメラの話題も少しアップしています。 

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Joe Sample 『 Rainbow Seeker 』

   ↑  2006/08/14 (月)  カテゴリー: piano
joe sample rainbow seeker.jpg
ある人は学生運動の最中に聴いたアルバート・アイラーに夢中になりジャズの世界に踏み入ったかもしれない。またある人は,彼氏から貰ったビル・エヴァンスの『 Waltz For Debby 』を聴いて彼氏以上にジャズに夢中になったかもしれない。それが菊池成孔でもいいし,アール・クルーでもいい。ジャズ・ワンダーランドは無数のエントランスを用意しているのだ。そして,ジャズは何処からの訪問者にも寛大なものだ。

1981年,僕は大学受験のため御茶ノ水の駿河台予備校に通う予備校生で,寝る時間以外は勉強するしかない非人間的な生活をしていた。ある日僕は中野にある中古電気店で,黒人が肩に乗せて歩いているような大きなラジカセを3万円で買った。中央線で千駄木の下宿まで持ち帰るとすぐさま,カセットテープをセットしFM東京の番組をエアー・チェックし始めた。

そしてそこで僕は,その後の人生を大きく変えてしまうことになるジャズとの運命的出会いを経験することになった。

「ジャズ・キーボーディスト特集」。それが番組のタイトル。夜7時の番組だった。キーボーディストは,ジョー・サンプル,リチャード・ティー,ラムゼイ・ルイス,そしてジョー・ザビヌルの4人。当然,ジャズというよりフュージョンだったが,当時の僕にはそんなことを知る由もなかった。僕は彼らの洗練されたピアノやローズ,シンセの音に心底一目ぼれしてしまったのだった。

ジョー・サンプルはアルバム『 Rainbow Seeker 』から《 Melodies of Love 》。
ラムゼイ・ルイスは『 The In Crowd から《 The In Crowd 》。
ジョー・ザビヌルはWRの『 Night Passage 』から《 Rockin’ In Rhythm 》。
リチャード・ティーは『 Strokin’ 』から《 Strokin’ 》。

毎日,テープが伸び切るまで聴いた。浪人生活からくる得体の知れない焦燥,不安。挫折感。そんな心を彼らの音楽は柔らかく包み込み,癒してくれた。

今,こうして高価な装置で聴く彼らのジャズは確かに緻密でクリアで美しく響く。しかし,1981年の夏,じりじり肌を突き刺す西日の差し込む4畳一間の安アパートで聴いたジョー・サンプルは,今より何倍も美しく,そして何倍も悲しかった。
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