雨の日にはジャズを聴きながら90年代以降のジャズを気ままに綴っています。 旧ブログ 『 雨の日には JAZZ を聴きながら 』 からのデータ移行は終了しました。ジャズ以外にも、時々デジタル関連の物欲記事、最近ハマっているカメラの話題も少しアップしています。 

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Franco Ambrosetti 『 The Wind 』

   ↑  2007/12/05 (水)  カテゴリー: 未分類

ブログもご覧ください。

ダスコ・ゴイコヴィッチと並びEnja records の看板トランペッターであるフランコ・アンブロゼッティの新作『 The Wind 』が発売になりました。

本作は2006年夏にMUZAK の Enja原盤権の使用契約が切れて,それに代わり国内配給元が WARD records に移行して以来、初となるF・アンブロゼッティの国内盤です。

ward recordsは一方で、≪ WARD/Enja 名盤復刻シリーズ≫と銘打ってEnjaのカタログの中から約10枚単位で旧譜を紙ジャケ仕様でリイシューしていますが、F・アンブロゼッティに関しては、現在までに、『 Gin And Pentatonic 』、『 Movies 』、『 Movies 2 』の3作品がリイシューされており、今月発売の第6弾では、フィル・ウッズが参加した『 Heart Bop 』がラインナップされており、さらに来年1月発売の第7弾では、ついに待望の傑作『 Close Encounter 』がリイシューされます。『 Close Encounter 』はベニー・ウォレスが参加した78年のEnja 初作品で、ダウンビート誌で四つ星半の評点を得た傑作です。年明け最初のお年玉になりそうで、今からとっても待ち遠しいです。

閑話休題。今回の新作では、近年のレギュラー・ピアニストとして活動を共にしてきたダト・モロニや盟友ダニエル・ユメールのリズム隊を一新し、ユリ・ケイン、ドリュー・グレス、クラレンス・ペンという、意表をつくニューヨークの中堅腕利き達をバックに、いつにもまして若々しい溌剌としたプレイを展開しています。

全9曲でほとんどがF・アンブロゼッティかU・ケインのオリジナル曲ですが、ラス・フリーマンの哀愁漂うラテン・リズムの名曲≪ The Wind ≫をタイトル曲として1曲目にもってくるあたり、選曲面でも感心させられます。この≪ The Wind ≫などは、まるでF・アンブロゼッティのために作曲されたかのような錯覚するほど、そのメロディーは彼の甘酸っぱい芳醇な音色にマッチしていて、聴いていて思わず心を奪われてしまいます。

たとえば、『 Light Breeze 』(1997 enja )に収められた≪ My Foolish Heart ≫、『 European Legacy 』( 2003 enja )に収められていたシャルル・アズナブールの≪Tu Te Laisse Aller ≫、『 Liquid Gardens 』に収められていた≪ The nearness of You ≫など、他人の書いた美メロ・バラードを、まるで自分のオリジナル曲のように情感溢れる歌心で吹き切る、彼にはそんな得意技があるんですよね。

本作でのF・アンブロゼッティは、老獪さとは無縁の覇気のある素晴らしいソロを披露してくれていますが、個人的に最も驚いたのは、U・ケインのスウィンギーな軽快なプレイでした。U・ケインはデイヴ・ダグラスのバンドでたびたび耳にしていましたので、その卓越した技術は承知していました。しかし、クラシック寄りの、というか、クラシックそのもののリーダー作も多く、どちらかというとメインストリーム系からは逸脱した異端人のようなイメージが僕の中にはあり、全く彼の作品を所有していなかったのです。こんなに歌心ある美メロが彼の指先から紡ぎだされるとは全く予想外でしたので、大変驚きました。これからU・ケインはぜひウォッチしていこうと思っています。そう言えば、F・アンブロゼッティという人は、ピアニストに切れ味の鋭い凄腕アーティストを雇いますね。アントニオ・ファラオ、ダト・モロニ、そして今回のユリ・ケイン。昔でいえばジョルジュ・グルンツなど、みんなめちゃくちゃ巧いピアニストばかりですね。

ということで、90年代以降の彼のリーダー作の中では、1位、2位を争う出来の良さであると思われる本作。F・アンブロゼッティの入門CDとしても最適な、彼の魅力が分かりやすい形で表現された秀作ではないでしょうか。

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2007/12/05 | Comment (7) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Comment


OKです。

今度はうまくTBできましたよ。
ありがとうございます。

吹きまくっている作品と言えば、『 Grazie Itaria 』なんかがイイです。すずっくさんも持っていらっしゃいます。ジャケットもこれは最高ですし。

ダド・モロニ、アントニオ・ファラオと、2人の精鋭が参加した秀作です。

criss to monaka |  2008/06/07 (土) 10:08 [ 編集 ] No.2917


聴きたかったもの

クリスさん、こんにちはmonakaです。
古いアルバムですが、記事をUPしましたのでTBさせていただきます。
貴殿の記事を読んで聞きたくなるアルバムが多いのですが、そのうちの一枚がこれでした。
気にしながらそれでも忘れたりしていると、中古屋さんでめぐり合い、大喜びです。
最近の注力株ケインなのですぐゲットしました。
感覚的には、ケインの実力を見たアルバムのように思ってしまいました。
これからも素晴らしいアルバムのご紹介をお願いします。

monaka |  2008/06/05 (木) 22:09 [ 編集 ] No.2918


ユリ・ケイン

師走に入り、我々、医療業界は非常に忙しくなってきました。
「年内に脱腸(ヘルニア)を治して、新年を迎えたいのよ~」とか
「正月は家族でハワイに旅行したいので、うちの寝たきりジー様を、お願いだ~、あずかってくれね~かね~」
みたいな、失礼極まりない患者さんが多くて、忙殺されております。

家に帰れば帰ったで、妻に
「ね~、あなた。ちさととお風呂に入って~」
「ね~、あなた。ちさとのおむつ取り換えて~」
「ね~、あなた。ゴミ捨ててきて~」
「ね~、あなた。」
と、次々に頼まれ、ジャズどころではありません。

さらに忘年会も多いし、風邪は治ったり、ぶり返したりで体調すぐれないし、辛い師走です。

そんなこと言いつつも、ちゃっかり先週、
Blue Note にボッソ観に行っちゃいましたけど。
凄かったァ~。ホント、ぶっとび。
僕の隣の30代と思しき女性など、口あんぐり開けて、よだれすすりながら観てましたよ、ホントに。

ユリ・ケインね~。今までデイヴ・ダグラスで聴いていましたが、リーダー作、全然持っていませんでした。中古店に行くと、よくwinter &winter あたりの
クラシック作品は安値で捨てられているのを見かけていましたが、あれは買う気しないし、意外にジャズの作品は見かけないんですよね。


>クリスマスの写真もみたいなあ。。m(__)m
了解です。

criss to suzuck |  2007/12/16 (日) 23:30 [ 編集 ] No.2919


Dave Douglas

ご無沙汰してます。
師走に入り、仕事に忙殺され、また、家に帰ると子供の遊び相手でへとへとになり、遊び相手をしながらジャズでもかけようとすると、子供に
「ジャズかけないで~。」
と嫌がられ、ほとんど最近、ジャズを聴いておりません。

てなわけで、今日、久し振りにアップしましたが、一週間以上前の澤野のコンサートのライブレポートです。

>逆にエレピのこの感じ、Dave Douglasで初めて聴きました。

僕はDave DouglasのバンドでのUriに関しては、エレピよりもアコピを弾いている作品の方が数段、好きですけどね。

僕の記事の影響で、monakaさんまでDave DouglasのCD買っちゃたんですか。どうもすみません。
まあ、Dave Douglas~って、騒いでいるの、僕ぐらいですけどね。

偶然にも今日、Dave Douglasの『 Sanctuary 』聴いていました。脳みそに浸みますわ、これ。

criss to monaka |  2007/12/16 (日) 23:15 [ 編集 ] No.2920


ユリ・ケイン

私も好きです。
最初、アーリッヒのアルバムできいたんだっけかな。。
冷たい感じだけど、切れ味抜群で、月の光りみたいな綺麗なフレーズもあって、なんだか、気に入ったのでしたあ。

このアルバムも琴線触れまくりですが。。
たぶん、しばらくおあずけですわ。。
写真ありがとうございました。m(__)m
クリスマスの写真もみたいなあ。。m(__)m

すずっく |  2007/12/07 (金) 22:41 [ 編集 ] No.2921


UriとDave

クリスさん、こんにちは、monakaです。
Uriいいですね、私Dave Douglasのところは知らないで、「Blue Wail」いうJames GenusとR・Petersonのトリオをいいと思い、Paolo・FresuとのDuoは今年聴いてしびれました。
逆にエレピのこの感じ、Dave Douglasで初めて聴きました。
あわせて魅力ですね、A・パスクアの芸術版みたいですか。

monaka |  2007/12/07 (金) 22:28 [ 編集 ] No.2922


こちらからもTBさせていただきました

LP時代の作品としては「Close Encounter」と「Wings」を持っていたのですが、もう処分しちゃっているので、特に「Close Encounter」がイリシューされるのには私もそそられます。
でも来年からは資金的な事情でCDの購入はかなり抑えないといけないので、イリシューの方はますます縁遠くなりそうな感じです(苦笑)

それはさておき本作はメンバーの兼ね合いもあってか素晴らしいですね。
Enja recordsの久々のヒット作になりそうな予感がします。


nary |  2007/12/06 (木) 17:32 [ 編集 ] No.2923

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