雨の日にはジャズを聴きながら90年代以降のジャズを気ままに綴っています。 旧ブログ 『 雨の日には JAZZ を聴きながら 』 からのデータ移行は終了しました。ジャズ以外にも、時々デジタル関連の物欲記事、最近ハマっているカメラの話題も少しアップしています。 

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Jack Wilson Quartet feat. Roy Ayers 『 Ramblin' 』

   ↑  2007/12/23 (日)  カテゴリー: 未分類

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今年も残すところあと9日。毎年この時期になると漠然とした焦燥感にかられるのですが、その焦燥感というのは、おそらく、あまりにも高速で過ぎ去る時間への恐怖感でもあり、この「高速で過ぎ去った1年」×20~30回で、僕の人生も終わるのかと思うと、ぞっとするわけです。しかもこの「高速」は加速度をつけて年々速さを増してくるように感じらるので、ホント、怖い。ジャズ界の1年を振り返えってみましても、多くのミュージシャンらが惜しくも物故されました。著名な方々だけを列挙してみましても、1月12日 アリス・コルトレーン(1937~) 呼吸不全 1月13日 マイケル・ブレッカー (1949~) 骨髄異形成症候群 2月 6日 フランキー・レイン (1913~) 心不全 3月28日 トニー・スコット (1921~) 死因不明 4月20日 アンドリュー・ヒル (1931~) 肺癌 7月29日 アート・デイビス (1934~) 心筋梗塞 8月15日 マックス・ローチ (1924~) 死因不明 8月22日 富樫雅彦 (1940~) 心不全 9月11日 ジョー・ザビヌル (1932~) 皮膚癌 10月5日 ジャック・ウイルソン (1935~) 糖尿病の合併症 マックス・ローチは以前から認知症で音楽活動ができないことが知られていたので、驚きはありませんでしたし、マイケル・ブレッカーもドナーが見つからなず、2005年暮れにhalf matching transplantationを行ったという時点である程度は覚悟はしていましたが、9月のジョー・ザヴィヌルの訃報は突然のことで、かなりショックでした。直前までツアーを行い元気でしたからね。マイケル・ブレッカーとジョー・ザヴィヌルの死亡記事については以前に拙ブログ内で取り上げていますので、こちらをどうぞ。2007年1月16日 「マイケル・ブレッカー死去」2007年9月15日 Joe Zawinul 『 Brown Street 』ただ、個人的には彼らと同じくらいショックだったのが、10月5日に亡くなられたジャック・ウイルソンだったのです。結局、遺作となってしまった93年にDIWから発売された『 In New York 』 は僕の大の愛聴盤なのですが、このCDを聴くたびに、「今、どうしているのだろか。」と心配していたのですが、ついに亡くなられてしまいました。死因は糖尿病の合併症だったようです。88年に来日した際、すでに糖尿病に対してインスリンの自己注射をされていたようで、ツアーの際中に低血糖発作を起こし倒れてしまったことがあったようです(上條直之氏談)。糖尿病の方は一般の平均寿命より約10歳ほど短いと言われています。死因としてはやはり脳血管障害や虚血性心疾患が多いですが、このどちらかであれば「死因は糖尿病の合併症」とは記されないでしょうから、おそらく糖尿病性腎症による腎不全あたりが死因だったのではないでしょうか。僕が初めてジャック・ウイルソンを聴いたのは、20年以上前の大学生の時で、その頃は Blue Note を夢中で収集していた頃で、ちょうど彼の Blue Note 盤である『 Something Personal 』(BLP-4251) と『 Easterly Winds 』(BLP-4270) が国内盤再発され、大喜びで購入したのが出会いでした。一般的に人気のある『 Easterly Winds 』はリー・モーガンとジャッキー・マクリーンをフロントに配したハード・バップ作品で、フロントの2人を聴くには最適で、しかもキャッチーで哀愁あるウイルソンのオリジナル曲も秀逸で、素晴らしいのですが、ウイルソンのピアノを聴くにはあまり良い作品ではありませんでした。しかし、その中のA面最後の管抜きで演奏された ≪ A Time For Love ≫ というジョニー・マンデルのバラードがあまりにも美しく、その1曲でウイルソンの大ファンになってしまいました。そして、92年に発売された寺島靖国氏の『 感情的JAZZコレクション 』(講談社)の巻頭カラーでウイルソンの『 Innovations 』( Discovery 1977)が紹介され、また同時期にアトランティックの国内盤再発シリーズで『 The Jack Wilson Quartet Featuring Roy Ayers 』(Atlantic 1963)と『 The Two Sides Of Jack WIlson 』(Atlantic 1964)が再発になったこともあり、一気に収集欲が高まり、買い漁った記憶があります。結局、彼の残したリーダー作は以下の11枚です。


 1) The Jack Wilson Quartet featuring Roy Ayers (Atlantic  1963)  2) The Two Sides Of Jack Wilson (Atlantic  1964) 3) The Jazz Organs (Vault 1964)  4) Jack Wilson Plays Brazilian Mancini (Vault 1965) 5) Ramblin' (Vault 1966)  6) Something Personal ( Blue Note 1966) 7) Easterly Winds (Blue Note  1967) 8) Song For My Daughter (Blue Note  1969) 9) Innovations (Discovery 1977)10) Margo's Theme (Discovery 1979) 11) In New York (DIW 1993) Vault の3)と4)はいまだに手に入れられすにいます。同じ Vault の『 Ramblin' 』のように、Fresh Sound から再発されることを期待するしかないようです。数年前にヤフー・オークションに4)が出品されていましたが、かなり高価な取引になり、諦めたことがりました。以来、LP収集欲の減退もあり、そのままになっています。 ウイルソンのデビュー作は63年にAtlantic に記録された『 Jack Wilson Quartet~』(左)であり、経歴のわりには遅いデビューでした。同レーベルには上写真の2枚が録音されましたが、紛らわしいことに、後に Discovery から『 Jack Wilson Quartet~』(左)がジャケットをすり替えて再発されています。お間違えなく。タイトルが『 Corcovado 』 となっていますが、内容はAtlantic のデビュー盤『 Jack Wilson Quartet~』と一緒です。僕は分ってて買いましたが。Blue Note にはリーダー作を3枚残していますが、他の2枚は国内盤LPの再発やCD化もされており、中古店でも頻繁に見かけますが、この『 Song For My Daughter 』はいまだ再発されていない作品です。これでもかと言うくらい再発をあの手この手で繰り返しているBlue Note ですが、そろそろこのあたりにも目を向けて欲しいものです。なかなかリラックスした雰囲気の好盤です。 ジャック・ウイルソンの魅力は何かと聞かれたら、上條直之氏が『 ジャズ・ピアノ入門 』(ジャズ批評編集部編)の中で言われているように、≪ 風変わりな上昇下降フレーズ ≫ だと僕も思います。そして、一度好きになると止められない魅力があるのですね、これが。中音域から高音域で繰り広げられる上がったり下がったりの長尺なパッセージは彼独特のノリを作り出しています。そんな彼の一番の魅力が味わえるのが、Discoveryの『 Innovations 』と『 Morgo's Theme 』 です。両者とも昔、ジャズ喫茶の定番だった作品ですが、僕はどちらかというと『 Innovations 』(上写真左)の方が好きです。彼のオリジナル曲 ≪ Waltz For Ahmad ≫ の美メロにうっとり。この2枚は再発もなく、CD化もされず、比較的レアな盤なのですが、88年にこの2枚のカップリング盤が出ました。それが『 Autumn Sunset 』(Discovery)(上写真右)です。完全なカップリングではなく、録音時間の関係なのか、『 Morgo's Theme 』 に収められていた曲のうち半分の4曲は省かれています。彼の遺作となった93年の作品。以前のような独特の昇降パッセージはやや影を潜めていますが、圧倒的なスイング力と歌心で聴き手を虜にします。彼の作品は現在、Blue Note 盤以外はなかなか手に入れるのが難しくなってきているので、この作品だけでもゲットしておくのは懸命かもしれません。遺作と入っても、録音当時はまだ還暦前ですから、全く衰えは感じられません。非常に出来が良いです。最後に彼の愛聴盤ベスト3を挙げておきます。1位 『 Innovations 』2位 『 In New York 』3位 『 Ramblin' 』あらためまして、今年亡くなられたミュージシャンの方々のご冥福をお祈り申し上げます。



P.S. こんな訃報記事を書いた直後に,偶然にも大変な知らせが届きました。オスカー・ピーターソンが12月23日に腎不全で亡くなられたようです。
Canadian Jazz Great Oscar peterson Died
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2007/12/23 | Comment (1) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Comment


Margo's Theme

ジャック・ウィルソンの大ファンです。
素晴らしい内容のページですね。興奮しました。

Discoveryの2枚は超人的に素晴らしいピアノですね。実は2度コンサートを見る機会がありました
が自分の無知の為に逃しています。
一度はソロ、2度目は映画音楽の「ひまわり」が
話題となっていました。
亡くなっていたのを今知りました。残念です。
もっと再評価されて欲しいです。一番好きなのは
RamblinのPENSATIVA。
youtubeに
http://www.youtube.com/watch?v=_y2cGr9_bko" target=_blank>http://www.youtube.com/watch?v=_y2cGr9_bko
のがありました。

ろ |  2009/06/28 (日) 20:49 [ 編集 ] No.2935

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