雨の日にはジャズを聴きながら90年代以降のジャズを気ままに綴っています。 旧ブログ 『 雨の日には JAZZ を聴きながら 』 からのデータ移行は終了しました。ジャズ以外にも、時々デジタル関連の物欲記事、最近ハマっているカメラの話題も少しアップしています。 

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Jeff Lorber Live @ Blue Note Tokyo

   ↑  2008/03/16 (日)  カテゴリー: 未分類

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3月14日(金)、Blue Note 東京での Jeff Lorber のライブを観てきました。20年以上も彼のファンだったのに、生で観るのは今回が初めて。ただし、最近はあまり彼のCDを買うこともなかったですが、第50回グラミー賞で≪ Best Contemporary Jazz Album ≫( category45 ) に最新作『 He Had A Hat 』がノミネートされたのを知り、久し振りに思い出し買ってみたのです。そしたらこれがなかなか素敵なアコースティック・ベースの作品で、原点回帰と言うか、温故知新と言うか、70年代末から80年代前半頃のAritsa時代を彷彿させる打ち込みなしのファンキーな楽曲もあり、一曲だけですが4 Beat (しかもバップ!)などもやっていて、凄く良かったのですね。青春時代―特に女性にモテたいシチュエーションの時―にあれほどお世話になったのですから、お礼の気持ちも込めてライブを観るにはイイ時期かと思い、大雨の中、南青山まで車を飛ばして行ってきました。

今回のツアー・メンバーはNate Phillips (b)、Ricky Lawson (ds)、Eric Darius (as) の4人。ベースのNate Phillips は全く知りませんでしたが、ネットで調べたところ Dazz Band のメンバーだったとのこと。ドラムスのRicky Lawson はご存じYellowjacket の初代ドラマーで、Steely Dan の作品(たとえは『 Two Against Nature 』など)にも参加している凄腕で、なんでもMichael Jackson のサポートも務めた経歴を持つそうです。会場からの拍手が一段と多かったのも彼でした。Eric Darius は若干21歳のサックス奏者で、Art Porter ~ David Coz系譜の典型的なSmooth Jazz系の吹き手です。

この日の演奏曲目は以下の通りです。

< Set List > 2008. 3. 14. PM9:30~ 2nd Stage
1. NIGHT SKY( 新曲? たぶん )
2. ANTHEM FOR A NEW AMERICAN( from Album 『 He Had A Hat 』 )
3. NIGHT ON THE TOWN ( from Album 『 Night on The Town 』by Eric Darius )
4. TUNE 88 ( from Album 『 Water Sign 』 )
5. BC BOP( from Album 『 He Had A Hat 』 )
6. STEPPIN' UP ( from Album 『 Just Getting Started 』by Eric Darius )
7. HE HAD A HAT ( from Album 『 He Had A Hat 』 )
8. WATER SIGN ( from Album 『 Water Sign 』 )
9. THE UNDERGROUND ( from Album 『 Worth Waiting For 』 )
Encore
10. TOAD'S PLACE ( from Album 『 Water Sign 』 )

やっぱりと言うか、最新作『 He Had A Hat 』からは3曲だけで、なんと“ Jeff Lorber Fusion ” 時代の名盤『 Water Sign 』( 1979 Arista )から3曲も演奏してくれました。さらにはこれまた90年代を代表する名盤『 Worth Waiting For 』から≪The Underground ≫ もアナログで再演してくれるし、個人的には期待通りと言うか、期待以上の選曲に大満足。終始にやけっ放しで、傍から見たらさぞや気持ち悪いおやじだったでしょうね。

ただ、衝撃的だったのが、Jeffのギター! そう、彼はなんとギターもステージで弾いてしまったのですよ。これには吃驚。そしてそのテクニックがビミョーなのです。どう表現していいかわかりませんが、二日酔いの上に持病のキレ痔が悪化して演奏どころではないのにマイルスに頼まれたから仕方なしにスタジオ入りしたPete Cosey、、、のよう。しきりにカッティング・ギターをやるのですが (^-^;)。本人は完全に気分は Paul Jackson.Jr. のつもりかな。Jeff は90年代から時折、自分の作品の中でギターリストとして参加していましたから、弾けるのは知ってましたが、、、いや~参りました。でも楽しそうに弾いているその姿は愛らしく親近感が湧いてしまいました。

意外だったのが彼の機材で、グランドピアノとYamaha のシンセ S90ES のみと、いたってシンプル。たくさんのシンセやコンピューターを持ち込むのかと思っていたので、やや拍子抜けしましたが、彼が70~80年代にMINI-MOOGなどの多くのアナログ・シンセやローズを駆使して作り上げたサウンドは、今、たった一台のS90ES でいとも簡単にできちゃうのですね。90年代の一世を風靡し、数多くの彼のフォロアーを生み出した打ち込み系のサウンドは聴かれませんでしたが、個人的には昔懐かし “ Jeff Lorber Fusion ”がタイムスリップして蘇ってくれた楽しい一夜でした。

77年のデビュー以来、現在までに3枚のCompilation Alubum を含む計21枚の作品を制作しています。レーベル移籍も頻繁で、Inner City から始まり、Arista、Warner Brothers、Verve Forecast、Zebra、Samson、Narada、そして最新作を発表した Blue Noteと、渡り歩いてきました。噂によると既にBlue Note を離れ、Peak Records に移籍したとか。 そんな30年に及ぶキャリアの中で、個人的に愛着のある作品を数枚、ピックアップしてみました。

 
左:『 Water Sign 』  1979 Arista  右:『 Wizard island 』  1980 Arista
洗練される前の、フュージョンの名にふさわしいゴリゴリのファンク作品。Dennis Bradford という、どこかで聞いたことのあるような名前のドラマーと、Danny Wilson というベーシストが作りだすノリは凄まじかった。後にも先にもこんな強力ビートは聴いたことがない。この二人、いったい何処へ消えてしまったのだろうか。『 Water Sign 』 は第三作目で、『 Wizard island 』は第四作目ですが、最近やっとCD化されましたので、容易にしかも安く(1800円)手に入ります。絶対お勧め。なお、デビュー作『 Jeff Lorber Fusion 』(1977 Inner City)と第二作目の『 Soft Space 』(1978 Inner City)は、未だCD化されていません。


『 In The Heat of The Night 』  1984 Arista
僕がリアル・タイムで聴き始めたのが本作です。恥ずかしい話ですが、当時、『 Beppin' 』 という男性誌があったのですが、その雑誌の女性グラビアの隅の方に本作が紹介されていたのです。シタゴコロいっぱいで買った覚えがあります。よく女の子に聴かせました。結構、、、使えました。82年にJLFを解散後、急速にポップ化路線を推し進めたころの傑作です。


『 Worth Waiting For 』  1993 Verve Forecast
86年の『 Private Passion 』 が大ヒット作品したおかげで、各方面からオファーが殺到。一方、音楽の世界でも日進月歩のテクノロジー化の波が押し寄せ、それに乗ってますますJeff の音楽性は開花していったのでした。そして、多くのアーティストのプロデューサー業がひと段落ついた93年にやっとリリースされたのが本作。実に7年ぶりの新作でした。90年代には4枚の作品をリリースしていますが、どれも似たり寄ったりの作風で、ややマンネリ感が否めないのですが、その中でも本作は楽曲の出来がよく、何か聴こうという時にまず手が伸びる作品です。とにかく、爽やかでカッコいい。こんな作品を威張って「好きだ」とは言えませんが、車の10連奏チェンジャーの中にこっそり1枚ぐらい忍ばせておくにはもってこいの音楽です。


『 He Had A Hat 』 2007 Blue Note
昨年リリースされた最新作。先述したように、打ち込みに頼らないアナログ感に好感が持てる作品です。楽曲も良いし、何と言っても参加メンバーが凄いです。RandyBreaker, Chris Botti, Tom Scott, Kirk Whalum, Gerald Albright, Ada Rovatti, Bob Sheppard, Hubert Laws, Paul Brown, Paul Jackson.Jr, Russell Malone, Alex Al, Brian Bromberg, Abraham Laboriel. Jr, Vinne Colaiuta, Dave Weckl, Lenny Castro. その上、Blood, Seat & Tears のホーン陣が5曲で参加しています。
Randy と Ada、夫婦揃っての出演です。ドラマーのAbraham Laboriel. Jr はベースのAbraham Laboriel の子供さんなのでしょうね。
録音はいつものように、ロスのマリブ・ビーチ近くの高級住宅地に自宅を構えるjeff のハウス・スタジオ“ JHL Sound ” で行われています。当然、音質は最高です。
レーベル(Blue Note)の意向なのか、打ち込み系に飽きてきたのか、わかりませんが、なかなかジャズっぽくて、イイ感じです。あ、それから、全然知らなかったベーシストですが、Alex Al という人、かなり巧いです。

Jef Lorber の Official Web Site はこちら

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Comment


Unknown

こんばんわ、ひまわりさん。

>義父が胃がんであることがわかりました。
胃はほとんど取りきらないといけないようです。

胃潰瘍の既往のない中高年の方が、突然吐血で搬送された場合、胃癌であることが意外に多いです。

でも、癌から多量に出血し、発見されることは、それほど多いことではなく、普通はかなり大きく癌が育つまで無症状のことが多いのです。ですから、吐血したことで発見されたということは、むしろ早めに癌がみつかったわけですから、不幸中の幸いと考え、いい方向に考えを切り替えた方がよいと思いますよ。

と、よく患者さんにはお話しています。

転移(肝臓や腹膜など)がなく、切除が可能であることをお祈り申し上げます。

また、お越しくださいね。
では、おやすみなさい。

criss to ひまわりさん |  2008/05/18 (日) 20:01 [ 編集 ] No.3092


頑張ります

 義父が胃がんであることがわかりました。
胃はほとんど取りきらないといけないようです。

今、転移を調べ、それによって、手術も検討するようです。
いきなり、告知だったので、たまたま立ちあった弟は、びっくりしていましたが、
本当に、今の医療は告知するのですね。

父は意外にしっかりしていますが、入院した時から、
個室だったので、一人が寂しくなければ、
と心配でしたが、
誰かがそうしよう、と言ったわけでもないのに、
家族が一日の中で、入れ替わり立ち代り病室を訪れています。
1年に一回も会わなかった親戚までよく来て下さり、人の優しさに、有り難く思っているところです。

クリスさんが、おっしゃっていたことを、
いろいろ思い出しながら、現実の中にいます。
 
 病室のテレビを見ていたら、中国の地震の映像が流れていました。
自分の口から食事が取れて、好きな音楽が聴けることが、本当に幸せであることを、感じます。
 
 クリスさんの音楽は幅が広いですねー。
知らない方ばかりでしたが、記事を読んでいると、聴いたことのあるような気分になって、世界が広がります。
今は、音楽が原動力です!


ひまわり |  2008/05/17 (土) 23:29 [ 編集 ] No.3093


いつもありがとうございます

>父が個室に移されてから、それもモルヒネを打たれて意識もないのにも関わらず、レントゲンをバンバン撮られたことが腑に落ちませんでした。もう、明日にでも死ぬかもしれないと言うのに。。

末期がんの患者さんには、原則として、採血もレントゲン撮影もしておりません。
意味がありませんから。

モルヒネ使用しながら抗がん剤治療とかもしません。

モルヒネを使用する場合、最低限の輸液だけで、カロリーも入れませんし、治療的な薬剤は一切使用しないのが原則です。

たまに家族が希望するときは仕方なくやりますけどね。

>日本では、年に一度の健康診断で、必ず撮っていましたが。やはり、X線ということで、放射線をむやみに浴びてはいけないという理由からのでしょうね。

日本で定期健診で胸部レントゲンを撮ってますが、あれは全然意味がありません。

1960年代、日本では結核が流行しいていました。そのころに結核の陰影を発見するために検診に胸部レントゲンが導入されたのですが、今ではほとんど結核はいませんから(多少いますが、地域によって)、なんのために撮影しているかわかりません。

肺がんを見つけるために胸部撮影をしていると勘違いしている一般の方がいらっしゃいますが、完全な勘違いです。

胸部レントゲンで、たとえば、一センチの腫瘍(肺がん)が見つかったとします。その人はほぼ確実に一年後に亡くなっています。そんなものをレントゲンで見つけても手遅れです。だからレントゲンは意味がないのです。

もし、早期の肺がんを見つけたければ、絶対、CTです。これしかありません。

欧米ではそのことが広く理解され、レントゲンは撮らない国も多いですよ。

と、なんだか、医療相談ブログ化してきてますので、とりあえずこのあたりで失礼します。
では、また。

criss to Laie |  2008/05/10 (土) 23:38 [ 編集 ] No.3094


こんばんわ。

頭の中でひまわりさんのお話とLaieさんのお話がごちゃまぜになってしまい、とんちんかんなお返事になるかもしれませんがお許しください。

ひとつ申し上げたいのは、家族が亡くなる際に最後までそばにいてあげられたということだけで、それは素晴らしいことだということです。

「家族が危篤状態のときにベッドサイドで看病する」という、実に当たり前と思われることが、実際の現場では驚くほど少ないのです。

「仕事があるから、ついててあげられない」
「いてもしょうがないから、帰ります」
「ずっとベッドサイドにいると疲れるから、つけない」
などなど、様々な事情や言い訳で、実際には、ひとりでひっそり、さみしく息を引き取るかたが実に多いのです。

「もうすぐ亡くなる命より、自分の明日の生活が大切」と思う人々がなんと多いことか。

その背景にはやはり貧しさがあるのではないでしょうかね。そのためにも、いつ病気になっても家族全員が安心して生活でき、家族の誰かが倒れても仕事を休んで看病できるくらいの金銭的余裕が必要なんだと、医療に携わっていて、つくずく思います。

いずれにしても、最後をそばにいて看取れたとうことは、それだけで素晴らしいことです。

criss to ひまわりさん |  2008/05/10 (土) 23:28 [ 編集 ] No.3095


Unknown

クリス様、ひまわり様、お返事ありがとうございました。


>>>きっと、お父様は、お幸せな気持ちのまま旅立たれたのですから、その後、復学、卒業されたことを、喜んでみえるでしょうね。

そう信じています。私は、クラシック音楽を少し勉強したのですが、アメリカの大学の卒業演奏会に、父を招待することが夢でした。最後の自宅仮退院の際、アメリカから、ビデオ演奏(父との想いを秘めた曲を作りました)とビデオレターを収録して、日本へ急遽送りました。母曰く、涙をボロボロ流して、黙ってビデオを見てくれたそうです。その後、父を亡くしてから、暫くは音楽から離れました。音楽を続ける事に罪悪感を覚えたのです。

>>>患者さん家族の「本人には告知しないでほしい」という気持ちの裏には、辛いことにはふたをしておきたい、という身勝手さがあるように思えて仕方ありません。

もちろん、患者さんにショックを与えてくないという気持ちもあるとは思いますが。

家族会議の結果は、後者でした。クリス様のおっしゃる様ポイントも良く理解出来ます。どんなに偽りの病名を伝えたとしても、全く良くならないであれば、患者本人も、余命が長くないことに気づくはずだと思います。

あっ、書き方が上手くなかったようです。。。ハウスドクターは、一般医で、皮膚科医は全く別です。ハウスドクターに立ち寄るのが面倒くださいので、皮膚科などは直接行くんです。もう、対応が機械的ですね。こちらが説明しているのにも関わらず、処方箋をすぐ出そうとする仕草をします。アイコンタクトがないです。何故か皮膚科医だけが、この傾向にあります。

話しがバックしますが、父が個室に移されてから、それもモルヒネを打たれて意識もないのにも関わらず、レントゲンをバンバン撮られたことが腑に落ちませんでした。もう、明日にでも死ぬかもしれないと言うのに。。

ちなみにドイツでは、よっぽどのことがない限りレントゲンを撮りません。日本では、年に一度の健康診断で、必ず撮っていましたが。やはり、X線ということで、放射線をむやみに浴びてはいけないという理由からのでしょうね。

あまり関係ないですが、最近、毎晩と言って良いほど、夕飯を食べ終えた後に、必ず身体に蕁麻疹が出ます。原因不明です。主人は、蕁麻疹という言葉も知らないし、出来たこともないそうです。ドイツに戻ったら、一応、ハウスドクターを尋ねようと思いますが、処方してくれる薬が本当・・・・に強過ぎたり、そうかと言えば全く効かなかったり。。。いつもこれで迷わされます。(笑)

日本から持参したメンソレータム、龍角散、サクロン、などは、本当に助かります。





Laie |  2008/05/08 (木) 17:18 [ 編集 ] No.3096


同感です

 お忙しい中、丁寧な御返事をいただき、感謝しています。
ただ、医師の仕事が激務であることは理解していますので、無理のないように、御返事に大切な時間が削られることのないよう、気にしないで下さいね。
 
 末期ガンの患者の対応に関して、同感です。
メンタル面でも、とても正しいご意見だと思います。
医師を信頼できることこそ、患者にとって一番大切なことです。
これからも、自信を持って医療に当たられて下さい。
 
医師に迷いがあったら、患者も家族も迷うばかりです。
時には、違う意見の患者さん家族もみえ、対応に苦労されることもあるかもしれませんが、
あとで、
数年経ってから、
あの先生の意見は正しかった、
と思われるでしょう。
 渦中にいるときは、気付けないことがたくさんあります。

 
 松原みきさんのコメント、読みました。
私も、真夜中のドアは覚えています。
子供の頃、スターに憧れた時期もあり、この歌はかなり好きで歌っていましたので、驚いています。

ご冥福をお祈りするとともに、今生かせていただいている意味を感じ、日々を大切にしたいです。



ひまわり |  2008/05/08 (木) 10:17 [ 編集 ] No.3097


癌告知について

>私だったら、本当の事を、告げて欲しいからです。
最後、やりたいこと、伝えたいこと、しておきたいことも、あるように思うからです。

数年前のことですが、入院時にまず、癌であった場合、告知してほしいかどうかを問診表の中に組み入れていた時期がありましたが、ほとんどの方(90%以上)が癌告知を希望されていました。

もし、家族が「先生、本人には癌だと告げないでください、絶対!」などと言っても、患者さん本人が「先生、おれってやっぱり癌なの?」と聞いてきた場合は、正直に病名を告げていました。

あとから家族が「先生、あれほど告知しないでってお願いしたのに~、どうして言ってくれたの!」とクレームをつけてくる家族もいました。これを説得するのが結構大変でした。

僕自身、もし癌になったら病名は告げてほしいと思います。とは言っても、告げられる前に自分で分かっちゃいますが(笑)。そこがこの仕事の辛いところです。自分の余命が自分でわかちゃうのはけっこう辛いですね。

でも、思うのは、自分の病名も余命も知らないうちに、モルヒネなどを打たれ、自分の自覚がないうちに意識が薄れ、自分の死なのに自分でも分からないうちに、死んでいくのだけは御免だと。

やはり、自分が死んでいくんだと、そういう自覚のなかで死を迎えたなと、思っています。

だからくも膜下出血や心筋梗塞なので、一瞬に死んでしまうのはいやです。家族はそのほうが楽かもしれませんが。


>義父は高血圧だったのに、何も食べられないせいか?動いていないせいか?
血圧が上90下50になってしまいました。
本人も、心配していました。

消化管出血したあとは、しばらく血圧は低めです。循環血液量が減るからです。心配ありません。回復して食べられるようになれば、ちゃんと高血圧にもどります(笑)。それから、ほとんどの患者さんは、入院すると血圧は下がります。ベッド上で過ごす時間がながく、心臓への負担が減るからでしょうね、たぶん。

criss to ひまわりさん |  2008/05/07 (水) 11:31 [ 編集 ] No.3098


告知について

Laieさん、こんにちは。

>担当医からの三つの選択肢、正直に告知、偽りの病名、そのままほっておく、のいずれかの選択です。

1)告知する。
2)告知せず、良性の似た病名を告げる(たとえば胃がんなら胃潰瘍、大腸がんなら腸閉塞など)。

のどちらかを選択させることがほとんどで、そのまま放置することは現実には僕は経験ありませんね。

僕が医者になった20年前は確かに嘘の病名を告げて手術をしたり、抗がん治療を行っていました。でも、告知をしないと「何で良性なのにちっとも良くならないんだ。きっとこいつはヤブ医者なんだろう」と患者さんに思われ、結局、医師と患者さんの信頼関係が築けずギクシャクしたまま亡くなられていくため、亡くなった後、非常に嫌な気分に僕自身がなることが多々ありました。

でも、ほとんどの患者さんは、徐々に自分が悪性の病気であることを悟ていき、はじめは僕らに不満をぶちまけて精神状態が不安定になっていても、最後は癌を受け入れ、僕らになにも言わなくなっていきます。本当はその時期に僕らが末期癌状態の患者さんの心のケアをしなければならないんですが、日々、数多くの癌患者さんが入院してきて、手術にほとんどの時間がとられ、なかなか末期癌患者さんのメンタル・ケアまでは手がまわらないのが現実です。

患者さん家族の「本人には告知しないでほしい」という気持ちの裏には、辛いことにはふたをしておきたい、という身勝手さがあるように思えて仕方ありません。

もちろん、患者さんにショックを与えてくないという気持ちもあるとは思いますが。

>私の居ない所で、看護婦さんに、金のかかる娘がいるので、個室にはしないでほしい、と頼んでいたそうです。

本当は末期がんの患者さんは、個室に入ってもらい、夜は家族に付き添ってもらうのが一番です。自分の余命がわずかしかないのに、そばに家族ないないなんて悲しすぎます。僕には信じられません。しかし、現実には金銭的な理由で、末期なのに大部屋でみなければならない患者さんがたくさんいらっしゃいます。個室代は都内だと一日2~3万ですから、一ヶ月入院が続くと、差額ベッド代だけでも100万近くになってしまいますから。それに、一ヶ月で亡くなるとも限らないですしね。

>私達の今のハウスドクターは、とても親切ですが、皮膚科何て、本当に適当ですね。今だに、ビンゴの先生に出会っていない状況です。

ホームドクターが皮膚科、というのは僕にはちょっと考えられませんね。皮膚の先生に全身疾患を診ることは不可能でしょう。

>特に皮膚科医は、患者の話しをほとんど聞かない!

それは、聞かないのではなく、聞けないのでしょう。皮膚科の先生には無理ですよ。

ということで、仕事がありますので、また。

criss to Laie |  2008/05/07 (水) 09:06 [ 編集 ] No.3099


お気持ちわかります

 クリスさん、
Jeff Lorberさんの音楽とは、かけ離れたページになってしまい、ごめんなさいね。
お忙しい中、アドバイスをいただき心強く思っております。

 今の医療は素晴らしいですね。
私だったら、本当の事を、告げて欲しいからです。
最後、やりたいこと、伝えたいこと、しておきたいことも、あるように思うからです。

患者自身も家族が胃潰瘍、胃潰瘍と言っても、自分ではおかしい?と、わかっているんですもの。
母が反対したので、告知しない選択をしましたが、
これはとても辛く、今まで経験した苦しみの中で、
一番でした。
私は、破ってしまったのだけど、、、、
当時、看護士さんから、夜中に一人で悩んでみえる、
本当の事を言えるのは、あなたしかいないのよ、
と言われたことを、今も記憶しています。

 Laieさんは、うつ病と診断されるくらい、心に穴があいてしまわれたのですね。
お気持ちよくわかります。
きっと、素敵なお父様だったのでしょうね。
でも、最後看取られたと言うことは、素敵な時間を共に過ごされたのですね。
その時間は、素晴らしいわ。
きっと、お父様は、お幸せな気持ちのまま旅立たれたのですから、
その後、復学、卒業されたことを、喜んでみえるでしょうね。
 
 義父は高血圧だったのに、何も食べられないせいか?動いていないせいか?
血圧が上90下50になってしまいました。
本人も、心配していました。
鮎の塩焼きが食べたい、と同居している義弟夫婦に言っていました。
早く、食べれるようになって欲しいです。
 
 今日、NHKのダーウィンの進化論を見ていたら、
Jeff LoberのGigabyteが流れました。
わー、うれしいーーって思いながら、曲の名前を覚えていなかったので、CDを幾つか探しました。
タイトルがなかなか覚えられないです。

ひまわり |  2008/05/06 (火) 23:29 [ 編集 ] No.3100


胃癌

クリス様

こんにちは。

私の父は、胃癌で13年前に亡くしました。担当医からの三つの選択肢、正直に告知、偽りの病名、そのままほっておく、のいずれかの選択です。家族会議の末、胃潰瘍ということで、父に伝えました。今は、告知するのですね。

当時、私は、アメリカに留学している最中でしたが、末期癌と母から伝えられ、休学して日本へ急遽帰国しました。
私の居ない所で、看護婦さんに、金のかかる娘がいるので、個室にはしないでほしい、と頼んでいたそうです。申し訳ない気持ちに一杯になりました。

結局、最終的に、最後を看取ったのは、私でした。痰が詰まらないように、管を入れての作業中でした。心拍が止まり、我を忘れ必死に、心臓マッサージをした記憶が今でも、思い出されます。59歳でした。留学なんて、するんじゃなかった、と後悔の気持ちが今でもあります。

最愛の父を亡くし、勉学に戻ったものの、授業に専念することが出来ず、そのまま、アメリカで休学する結果に。。
身体は普通なのに、モチベーションが上がらず、アメリカの医師からは、うつ病と判断される始末。自分でも、正直信じられませんでした。

このままでは、いけないと思えるようになったのは、1年半か、2年くらい経った後でしょうか。大学に戻り、卒業だけでもと思い、何とか卒業だけはしました。(苦笑)

家族の死を目の前にした始めての経験でした。

私達の今のハウスドクターは、とても親切ですが、皮膚科何て、本当に適当ですね。今だに、ビンゴの先生に出会っていない状況です。アメリカでも歯医者、内科、外科、皮膚科などにお世話になりましたが、患者に対してとても利リスペクトをするせいか、はずれの先生がいませんでした。医療費が莫大に高いせいもあるのかもしれませんが。

ドイツの医師は、一般的にこちらか聞かないと答えないというのが、常みたいですね。特に皮膚科医は、患者の話しをほとんど聞かない!いつも頭に来てクリニックを去るんですよ。主人も私も同意見です。(笑)

あっ、また、すっかり余談になってしまいました。

主人は、昨日ドイツへ帰国。私は後10日ほど滞在です。



Laie |  2008/05/06 (火) 14:44 [ 編集 ] No.3101


そうなんですよ、

僕はまさに義父さんのような吐血の患者さんを
専門に診ている消化器外科の勤務医なんですよ。

最近は吐血の救急をとってくれる救急病院がめっきり少なくなって、へたすると大学病院でも吐血の急患を断るなんてこともあります。ひまわりさんの義父さんはちゃんと診て貰えてよかったですね。

>原発の胃がんは、手術で取り除けるのに、すでに転移しまい、
家族で胃潰瘍、胃潰瘍、とだまし続けたことがありました。

それは残念でしたね。胃がんは進行が早いし、転移もしやすいんですよ。
今はほぼ100%告知しています。胃がんを胃潰瘍と告げて治療することはありません。例外は認知症の方だけは告知しません。意味ありませんからね。
ほとんどの家族が告知をしてよかったと納得して帰られますよ。

というわけで、義父さんの潰瘍はピロリー菌の除菌でもするのでしょうかね。
除菌をすれば再発はかなり減ります(数%)。
早く退院できるといいですね。
では、また。

ジャズに関することでなくてもかまいませんから、
コメント入れてくださいね。

criss to ひまわりさん |  2008/05/03 (土) 00:34 [ 編集 ] No.3102


Unknown

 crissさんは医療従事者なのですか?
とても詳しく判断も冷静ですね。
ごめんなさい、私は舞い上がり、血を吐いて、という大切な言葉が欠けていました。

そうです、
義父は胃潰瘍でした。

以前、私は、親族をガンで亡くしたことがあり、
しかも、原発の胃がんは、手術で取り除けるのに、すでに転移しまい、
家族で胃潰瘍、胃潰瘍、とだまし続けたことがありました。
その日のことを思うと、今も、涙が出ますが、
義父の場合は、休日であったにもかかわらず、専門医もいたこと、治る病気であったこと、これはひとえに、父も、家族も運が良く、
これからも、もっともっと、仲良くするんだよ、
と神様から言われたような気持ちがしました。
経過はとても順調で、昨日は「寝てばかりであちこち痛い」と言えるようになってました。
 
 昨夜は、Chris BottiのITALIAを聴いて、音楽に感動しました。
特に、Andrea Bocelliの声は琴線に触れます。

 病人の家族にとって医療関係者の方の笑顔は、
何よりも有り難いことです。
きっと、現場では、そういう人々ばかりで、大変だと思いますが、素晴らしいお仕事をされてみえますね。

以前の病院では、夕食の時、
病棟に静かな音楽が流れ、患者の家族の心も癒されていたことに気付いたことがあります。
関係者の方のどなたかの豊かな気持ちに、うれしくなったものでした。
音楽でしか、伝えられないものですね。

ひまわり |  2008/05/02 (金) 12:12 [ 編集 ] No.3103


お父様が

倒れたとのことですが,軽くて本当に良かったですね。
「急に倒れて10日で退院」というと,
軽い脳梗塞(一過性脳虚血発作)でしょうか?
これからいっそうの健康管理が大切になりますね。

生きて行く上で,最も大切な事は,
当たり前ですが,健康,です。
健康なくして,全ての事は始まりません。

日常のあらゆる事が,健康という一点によって
支えられていることを,日々,再認識しながら
生きて行く事が大切ですよね。


criss to ひまわりさん |  2008/04/30 (水) 10:52 [ 編集 ] No.3104


Unknown

 「音楽家たちの村上春樹」、参考になりました。
教えてくださって、ありがとうございました。
この本を読んで、Jeff Lorberという人が、ますます好きになりました。

きっと空気の読める感性のある人なのでしょうね。
優しい目をしていらっしゃる、、

Jeffの次回の来日を楽しみに待ちながら、
Jeffつながりのミュージシャンのライブに足を運ぼう、
とブルーノートへ予約をしていたら、
あくる日、
父が急に職場で倒れ、救急車で運ばれ、びっくり、、
症状も、軽かったので、10日程で退院できそうですが、
あらためて、家族の健康があってこそ、
音楽も楽しめる事に、気付きました。

ゴールデンウイークの旅行は勿論、キャンセルですが、
逆にみんなが休みの時に父が入院になったので、
付き添うこともできます。
 今日は休日なのに、ドクターが検査をして下さり、看護士さんも何度も、様子をみに来て下さいました。
 本当に、有り難いことです。
音楽できることは、とても恵まれたことであることを、知りました。

 

ひまわり |  2008/04/29 (火) 19:16 [ 編集 ] No.3105


遅くなって、すみません。

仕事が超多忙となり、このところ、ブログを見ることすらできない状況がつづいてまして。

>water signのアルバムの中の、lights outは特に好きです。
countryも、その名の通り郷愁が溢れています。

あ~、ひまわりさんはmelllow な曲がお好きなんですね。僕はどちらかというとハードな曲が好きです。

>日頃、クラシックしか聴かない人にも薦め、
He had a hatからなら、受け入れられるかな?

でも、どこかに書いてありましたが、グラミーにノミネートされたわりには、セールスがいま一つなので、次作では作風を変えようかと、話しておりました。

ということで、おそらく、僕のブログでスムース・ジャズ関連が話題になることは、年に1.2度だと思いましが、お暇でしたら、たまに覗いてみてやってください。では、また。

criss to ひまわりさん |  2008/04/26 (土) 16:18 [ 編集 ] No.3106


Unknown

 ありがとうございます。
ワールド・ビジネス・サテライトにjeff様の曲が使われていたなんてーーーーー
知りませんでした。
スタッフ、センスありますね!

 兼光光さんの本は早速買って読みます。
これも、知りませんでした、、、
jeff様情報は、本当にうれしーーです。
 
 どうしてか?
わかりませんが、私、jeff様の曲を聴くと、
体調がいい、にとどまらず、
本当に幸せになれて、
私が幸せなので、周りにも親切になれ、
周りも気分が良くなり、
幸せ連鎖になります。
気が付いたら、15枚CD買ってました。
関連の?kenny,jaco,braian,,含めると、
かなりCD業界に貢献しています。
 
日頃、クラシックしか聴かない人にも薦め、
He had a hatからなら、受け入れられるかな?
と、思ってます。
美しいですよね!

 どうして、こんなに音楽の普及活動しているのかしら?

 ギターを手にしたjeff様をみて、
あ!これだ、これだ、
って思いました。
音楽の原点がありますよね。
本当に楽しくて、楽しくて、帰り道、一人で笑いました。
 あーーーーー楽しい!
water signのアルバムの中の、lights outは特に好きです。
countryも、その名の通り郷愁が溢れています。
in the heat of nightは、熱くなりますね!
次のrealy scareyは、ちょっと、セクシーです。
どちらも、歌詞の意味はわからないんですが、
街ですれ違う人が、みんなリズムに合わせてステップ踏んで踊りながら通りすぎたら、楽しい世の中になりますね!




ひまわり |  2008/04/16 (水) 20:08 [ 編集 ] No.3107


はじめまして

こんな偏屈ジャズ・ブログへお越しいただき、
ありがとうございます。

日本ではジェフ・ローバーのようなスムーース・ジャズ系はどうしても消費音楽的に扱われ、固定ファンが付きにくいですよね。

>ギターの演奏についてのコメントが、同感だったので、笑ってしまいました。

でしょ! あまり大きな声で言えないけど、
ハッキリって、、、下手ですよね。

でも、何だかんだ言って、グラミー・アーティスト
ですからね。凄い人なんですよね。
そんな人が、しかも日本で、プライドを捨てて
ギター弾いちゃうことに親近感わきちゃいます。

それにしても、人間味あふれまくりの温かいステージでした。

そういえば、この前、久し振りに夜11時から12チャンネルでやっている「ワールド・ビジネス・サテライト」を見ていたら、エンディング・テーマにジェフの新作の曲(4ビートの曲)が使われていました。

それから、ご存知かもしれませんが、
兼松光氏の書かれた「音楽家たちの村上春樹」の中で、ジェフの話が出てきます。ご参考までに。

criss to ひまわりさん |  2008/04/15 (火) 23:32 [ 編集 ] No.3108


Unknown

 すごく、ためになる記事でした。
私は昨年、初めてjeff様の音楽を知ったのですが、本当に素晴らしく、完全にはまってます。
15日、ブルーノートに行きましたが、居合わせたテーブルの方ともjeff談義がはずむほどでした。
サイン会でも、jeff様のお人柄に触れ、ますますファンに。
デニスさんは、東京に住み、六本木あたりで、仕事してるらしいですよ。(ライブかな?)
jeff様の音楽は、天気のように、変化に富み、元気が沸いてきます。
人は、癒されるだけではダメですね、jeff様の音楽を聴くと、自家発電に切り替わります。
それが、押し付けでなく、ずっと聴いていても、あきません。
日本のでは、知らない人が多く、もっと多くの方に良さをお伝えしたいですね。
ただ、個人的には、ブルーノートのような、近くでライブは聴きたいですが、ファンが増えてjeff様の来日が増えるとうれしいですが、
時差もあり、お疲れになり、良い曲が書けなくなるのも、困ります。
こちらからアメリカに行き、静かにライブを観て応援したい気持ちもします。

 ギターの演奏についてのコメントが、同感だったので、笑ってしまいました。
次のアルバムでは、ギターも入るのかな?
少し微笑ましく、ミュージシャン自身も楽しむよ、
って姿勢に、ますます、付いて行きます、って気分です。

ひまわり |  2008/04/14 (月) 11:32 [ 編集 ] No.3109

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