雨の日にはジャズを聴きながら90年代以降のジャズを気ままに綴っています。 旧ブログ 『 雨の日には JAZZ を聴きながら 』 からのデータ移行は終了しました。ジャズ以外にも、時々デジタル関連の物欲記事、最近ハマっているカメラの話題も少しアップしています。 

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Nicolas Folmer 『 I Comme I Care 』

   ↑  2008/03/19 (水)  カテゴリー: 未分類

ブログもご覧ください。

今日から断続的にはなるかもしれませんが数回にわたり、先述した“ Paris Jazz Big Band ”関連の作品を紹介していこうと思っています。

まずは、同バンドのリーダーである Nicolas Folmer (ニコラ・フォルメル)の04年のデビュー作『 I COMME I CARE 』( Cristal Records ) から聴いてみることにしましょう。発売当時に本邦で輸入盤として出回っていたのかはわかりませんが、僕が本作を手にしたのは昨年8月に発売された国内盤(発売:Influence 販売BounDEE )です。実際に購入したのは今年に入ってからで、以後、“ Paris Jazz Big Band ”の『 Paris 24H 』と並び、超愛聴盤です。よくよく彼のディスコグラフィーを見てみますと、Stephane Huchard や Dee Dee Bridgwater らの作品で耳にしてはいたようですが、ちゃんと向かい合って聴くのは本作が初めて。あらためてディー・ディーのNorth Sea JazzでのライブDVDを観てみますと、ちゃんとDanielle Scannapiecoの隣にいました。あまりソロがなかったので目立ちませんがやはり巧いですね。(ちなみにこのDVD、バックミュージシャンが凄いですよ。フランス・ジャズ・ファンは必見です。)

まずは、彼の簡単な経歴を紹介しますと、パリ国立高等音楽院のジャズ学科を首席で卒業し、97年から2000年までDidier Levallet が音楽監督を務めた時期のOrchestre National de Jazz ( ONJ ) に参加。98年にはジャズ最優秀作曲賞を受賞しています。その一方で、Natalie Cole 、Diana Krall 、Dee Dee Bridgwater らなどのサポート・メンバーにも抜擢されています。99年には前述したように Pierre Bertrand と二人で“ Paris Jazz Big Band ”を結成し、数多くのフェスティバルに参加するとともに、現在はトゥーロン音楽院のジャズ学部で教鞭もとっているようです。

現在までにリーダー作は3枚。本作に次いで2006年に『 Fluide 』( Cristal)、2008年2月に『 Plays Michel Legrand 』( Cristal)を発売したばかりです。(ともに未聴。VENTO AZULさんに注文中。)

本作は、Andre Ceccarelli (ds)、Ira Coleman (b)、Alfio Origlio (p) から成る 4tet を基本に、曲によって Stephane Guilaume がテナーやフルートでゲスト参加するといった編成です。Ira Coleman 以外は全員“ Paris Jazz Big Band ”のメンバーですね。まさにフランス・ジャズ界の腕利き達が一堂に会した、といった感じで、若手精鋭Folmer への期待が感じられる豪華さです。一聴してまずはFolmer の超絶技巧ぶりに圧倒されます。Fabrizio Bosso をも凌駕する怒涛のマシンガン奏法。ほんと、凄いです。しかし本当に瞠目すべき点は、彼のずば抜けた作曲センスの良さ、です。絶対に米国ジャズメンの系譜からは生まれ得ぬ独特のメロディー感覚、リズム感がそこにはあります。また、音色も実に美しく、特にM-6 ≪ Les Naiades ≫ やM-10 ≪ Ballad a Leo ≫ などで聴かれる、ミュートの繊細な質感の心地よさは筆舌に尽くしがたい。

そしてFolmerの巧緻な楽曲の良さを際立たせる役を演じているのが、重鎮 Andre Ceccarelli です。チェカ爺の巧さは今さら語る必要もありませんが、ここでの彼のプレイには誰にでも“チェカ爺は凄い!”と唸らせる分かりやすさがあります。多彩なフィルイン、息をのむスリルあるプレス・ロール、時折ポリリズミックにリズム変化して意表を突き、楽曲に感動的なダイナミズムを与えていきます。

 フランスで活躍中のトランペッターというと、Paolo Presu やFlavio Boltro らが真っ先に思い浮かびますが、当然彼らはイタリア人。Erik Truffaz (エリック・トラファズ)だってフランス系スイス人ですからね。純然たるフランス人トランペッターでは、中堅のEric Le Lann (エリック・ルラン)と若手のFebien Mary (フェビアン・マリー) ぐらいしか思い浮かばないのですが、他にいますでしょうか?ま、そんなフランス・ジャズ界に登場した新世代を担うスターFolmerなのですが、日本ではいまだ話題にすらならないことが不思議で仕方ありません。

これぞまさに、≪ フランスの最先端のメインストリーム・ジャズを伝える珠玉のナンバーが詰まった名盤 ≫ ではないでしょうか。買って損はしませんよ。
関連記事

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はじめまして。

『 Fluide 』は彼の最新作と抱き合わせで注文しているので、まだ届いていませんが、とっても楽しみにしている作品です。

これからも、どうかよろしく。

criss to いっきさん |  2008/04/13 (日) 22:09 [ 編集 ] No.3110


はじめまして、この人良いですね。

crissさん、はじめまして。「いっき」申します。
crissさんのブログ楽しく見させていただいています。

私はニコラス・フォルメルの「Fluide」がお気に入りなんですが、知名度が低くて残念だと思っていました。
ここでニコラス・フォルメルが紹介されていたので、コメントさせていただくことにしました。

「Fluide」のほうはピエール・アラン・ガルシュのピアノ・トリオをバックに上質なコンテンポラリージャズをやっていて快適なんですよ。
この人のトランペットって、ファットでまろやかな中音と鋭く力強い高音が気持ち良く、テクニックもあるので余裕を持ってやっている感じですよね。

ちょっとコメントするタイミングが遅くなっちゃいましたね・・・。

いっき |  2008/04/03 (木) 03:39 [ 編集 ] No.3111


返事が遅くなって

どうもすみませんでした。
20日から23日まで沖縄に遊びに行っていたので、
その期間は全くネットから遠ざかっていました。

>ここではすっかり爺さん呼ばわり(笑)

ごめんなさいね、アーティチョークさんが敬愛するチェカレリを爺呼ばわりして(笑)。

でも、まあ、1946年生まれですから満62歳でしょ。一応、65歳以上の高齢者を老人と呼ぶみたいだから、そろそろチェカレリもチェカ爺ですよね~。

と、今日はアルフィオの記事なんか書いちゃいました。すでにアーティチョークさんがずーと昔に詳しくかいているのにもかかわらず。どうもすみません。

そうそう、stephane chausse のCD、ずっとHMVに注文しているのに全然音沙汰ありません。はやく聴きて~。

criss to アーティチョーク |  2008/03/26 (水) 02:12 [ 編集 ] No.3112


ここではすっかり爺さん呼ばわり(笑)

crissさん、こんばんは~。
トラバありがとうございました。こちらからもさせていただきます。

あっ、おかげで思い出したけど、ディーディーのDVD、Yちゃんとこへ長期出張中なのだ(悲)そろそろ返してくれへんかな~。もう1年以上だわ。

> 絶対に米国ジャズメンの系譜からは生まれ得ぬ独特のメロディー感覚

全く同感です。これはテーマだけではありませんで、彼のアドリブソロのどこを切り取ったとしても、立派な曲がいくつも出来そうです。

確かに本作でのチェカ爺のプレイは凄いですよね。彼は今も前進し続けており、これぞジャズドラマーの鑑と感心しております。

> ≪ フランスの最先端のメインストリーム・ジャズを伝える珠玉のナンバーが詰まった名盤 ≫

おおっ!これ以上の賛辞はありませんね。でも、決して大げさではなく、crissさんの仰るとおりの名盤だと私も思います。

アーティチョーク |  2008/03/20 (木) 22:58 [ 編集 ] No.3113


TB ありがとうございます。

いや~、これ、monakaさん以上に、というか、
何倍も僕は興奮しております。

フランス人としては、ピカイチではないですか?

第二作、第三作もVENTO AZULさんのところに
注文していますが、いまだ未着です。

criss to monaka |  2008/03/20 (木) 00:22 [ 編集 ] No.3114


この人楽しい

クリスさん、こんにちは、monakaです。
Paris Jazz Big Bandのアルバム充分興奮しています。ちょっと曲数が多いかとも思いますが。
そのバンドのメイン奏者だということで、この人ですが、とても切れがあり、なお且つ歌心があるので楽しいと思いました。

monaka |  2008/03/19 (水) 23:32 [ 編集 ] No.3115

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