雨の日にはジャズを聴きながら90年代以降のジャズを気ままに綴っています。 旧ブログ 『 雨の日には JAZZ を聴きながら 』 からのデータ移行は終了しました。ジャズ以外にも、時々デジタル関連の物欲記事、最近ハマっているカメラの話題も少しアップしています。 

ブログパーツ

スポンサーサイト

   ↑  --/--/-- (--)  カテゴリー: スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

(記事編集) http://jazzlab.blog67.fc2.com/?overture" target="_new

--/--/-- | Comment (-) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Herve Meschinet 『 Night In Tokyo 』

   ↑  2008/03/27 (木)  カテゴリー: 未分類

新ブログhttp://jazzlab.blog67.fc2.com/もご覧ください。

以前、僕は欧州圏もアメリカ圏もジャズにおいてはまったく分け隔てなく聴いていたのですが、気がつくとどうしても欧州圏音楽に夢中になっている自分がいたりします。有名無名にかかわらず、良いジャズを偏見なく見極める聴解力を身につけ、アメリカ、欧州、日本にかかわらず、世界中の素晴らしいジャズをずっと聴いていきたいと思っているのですが、不思議と魅かれる音楽は欧州圏に集中していたりします。僕にとって欧州圏のジャズは、おそらく≪何かわくわくする新しい音楽≫を探検するにはもってこいの、未開拓の広大な原野だからなのかもしれません。

そんなわけで、今日も懲りずに前回に引き続き“ Paris Jazz Big Band ”(以下PJBB)関連の作品ということで、アルト・サックス兼フルート奏者の Herve Meschinet ( エルヴェ・メシネ )の『 Night in Tokyo 』( 2006 Cristal Records )を引っ張り出して聴いております。

本作は全編フルートを演奏していますが、一般的には Michel Legrand ( ミシェル・ルグラン )の諸作品でのアルティストとしてのイメージが強いかと思います。僕が彼を初めて知ったのもミシェル・ルグランの久々のビッグバンド作品として話題を呼んだ97年の作品『 Big Band 』(オリジナル・タイトルは『 Le Petit Journal 』)での彼の演奏でした。その作品の中でルグランがフィル・ウッズのために書いた名曲 ≪ Images ≫ をビッグ・バンド・アレンジで再演しているのですが、そこでフィル・ウッズをも凌駕する素晴らしソロを披露していたのがこのエルヴェ・メシネというアルティストだったのです。

ちなみにこの『 Big Band 』、近年のルグランの作品の中では最高に乗りがよく、ビッグバンド好きには絶対のお薦め作品ですよ。

エルヴェ・メシネ(出生地、出生日とも不明)は、70年から77年までサンテティエンヌ音楽院でまずフルートを学び、次いで81年から84年にかけてサロン・デ・プロバンスにある IMFP ( Music Institute for the Vocational Education:プロ養成のための音楽学院 )でサックスを習得しています。その後パリに移住し、Rene Urtreger ( ルネ・ウルトルジェ )や Luigi Trusssardi ( ルイジ・トラサルディ )らとの活動を開始し、さらに90年代に入るとミシェル・ルグランの数多くの映画音楽の作品に参加するにようになり名声を得ています。2000年からはPJBBの主要メンバーとして3作品すべてに参加しています。

個人名義での作品は、ピアニスト William Lecomte ( ウィリアム・ルコント )が参加した97年の『 Canonblues 』がデビュー作で、これは98年の Django D’or ( ジャンゴ金賞 )を獲得しています。
(詳しい Biographie はこちら。ただし仏語ですけど。)

本作『 Night in Tokyo 』は、彼にとっては実に9年ぶりとなる第二弾で、潔く全編フルートで勝負した作品です。メンバーは、前回取り上げたやはりPJBBの ピアニストであるAlfio Origlio ( アルフィオ・オリリオ )のほかに、Christophe Levan ( b )、Christophe Bras ( dr )、Xavier Sanchez ( perc )、Gilles Renne ( key, g )、Aly Keita ( balafon )、Christophe Gaussent ( g )、DJ Cheers ( programming & Drum Machines ) らが参加しています。

イザビエ・サンチェスはアルフィオ・オリリオの『 Ascnedances 』にも参加していたパーカッショニストですが、ここで扱っている楽器は Cajon ( カホン )と呼ばれるフラメンコなどでよく用いられるペルー発祥の四角い打楽器です。また、アリ・ケイタが弾く Balafon ( バラフォン )はアフリカの木琴です。曲者なのは、DJ Cheers というプログラマーで、打ち込み系の(しかもなにやらチープな感じでひと昔前の打ち込みっぽい)曲を2曲演奏しているのですが、これがアルバム全体の統一感を希薄にしている感が否めません。

軽やかで心地よいフルートの音色は、ラテン、ブラシル系のジャズによく似合うし、また爽やかさを求めるライト・フュージョンとの相性も良いですよね。本作でもサンバやタンゴ調のオリジナルを演奏していて、いかにも南仏プロヴァンスの薫り漂う爽やかでクールな感触が心地よいですが、一方で、4ビートの楽曲に正面から向かい合い、丁々発止な素晴らしインタープレイで聴き手を魅了してくれます。表向きはBGM的軽薄さを装いながらも、実は凄いことをしてるんだぞ、という職人気質が随所に感じられるなかなかの快作ではないでしょうか。


Michel Legrand  『 Big Band 』  2000 Verve
もともとは97年にミシェル・ルグランの自己レーベルから『 Le Petit Journal 』というタイトルで発売されたものですが、プレス数極少のため2000年に Verve からリイシューされた作品です。ルグランは永きに渡りほとんど映画音楽だけに携わってきたため、本作は64年の『 Legrand Big Band Jazz For Rechard Rogers 』以来、何と33年ぶりとなるビッグバンド作品となりました。本作にはエルヴェ・メシネ以外にも、ベルモント・ブラザーズ(ステファン&ライオネル)やクロード・エジャ( tp )など、当時のフランス界の精鋭達も名を連ねており、各人のソロはどれも素晴らしいものばかりです。
クロード・エジャって、ご存じない方も多いと思いますが、Captain Mercier のメンバーで、Stephane Guillame (ステファン・ギョーム)の作品やにも参加している凄腕です。(ギョームは次回アップ予定)
エジャの動画が少しですがYouTube にアップされてましたので、ぜひご覧ください。

<!-- Captain Mercier -->

キャプテン・マルシエの映像もついでに貼っておきます。
フランスの Power of Tpwer とも言うべきブラス・ロック、ファンク・ソウル系のバンドです。

関連記事

(記事編集) http://jazzlab.blog67.fc2.com/blog-entry-1130.html

2008/03/27 | Comment (0) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |
この次の記事 : Stephane Guillaume / Soul Role
この前の記事 : Herve Meschinet / Night In Tokyo

Comment

コメントを投稿する 記事: Herve Meschinet 『 Night In Tokyo 』

お気軽にコメントをぞうぞ。
非公開 (管理人のみ閲覧可能なコメント) にしたい場合には、ロック にチェックを入れてください。

  任意 : 後から修正や削除ができます。
  非公開コメントとして投稿する。(管理人にのみ公開)
 

Trackback

この次の記事 : Stephane Guillaume / Soul Role
この前の記事 : Herve Meschinet / Night In Tokyo
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。