雨の日にはジャズを聴きながら90年代以降のジャズを気ままに綴っています。 旧ブログ 『 雨の日には JAZZ を聴きながら 』 からのデータ移行は終了しました。ジャズ以外にも、時々デジタル関連の物欲記事、最近ハマっているカメラの話題も少しアップしています。 

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Paolo Recchia 『 Introducing Paolo Recchia 』

   ↑  2008/04/13 (日)  カテゴリー: 未分類

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日本でもイタリアン・ジャズが注目を浴びるようになって久しいですが、ここでまた魅力的な若手アルティストが登場しました。その名はPaolo Recchia (パオロ・レッチア)。まだ28才の若者です。≪ ステファノ・ディ・バティスタをはじめ、数多くの著名ミュージシャンから賞賛を集めるアルト&ソプラノ・サックス奏者 ≫と紹介されたからには、無類のイタリアン・ジャズ好きの僕としては、反応しないわけにはいきません。最近のユーロ高による欧州盤の高騰により、本作も3140円と高値で販売されていたため、しばらくは購入を躊躇していましたが、昨日思い切って買ってきちゃいました。

誰も(もちろん僕も)彼の経歴を知らないでしょうから、簡単にご紹介しておきます(source は彼のmyspace.com )。

1980年イタリア共和国ラティーヌ県フォンディに生まれたパオロ・レッチアは、10歳の時にサックスに興味を抱き、14歳で地元のオットリオ・レスピーギ音楽院に入学。最初はクラシック音楽を集中的に学び、程なくしてチャーリー・パーカーやマッシモ・ウルバニを聴いてジャズに傾倒していきました。ボブ・ミンツァー、リック・マーギッツァ、エンリコ・ピエラヌンツィ、エンリコ・ラヴァ、パオロ・フレスらなど、国内外の一流のミュージシャンを招いて、ローマのサン・ルイ( Saint Louis )音楽院で開催されたマスター・クラスにも参加しました。その後はビッグバンドの音楽を中心に様々なタイプの音楽活動を行いつつ、2003年には、マッシモ・ウルバニ・コンテストでシエナ・ジャズで学ぶための奨学金を獲得しています。一方でPMJO (Parco della Musica Jazz Orchestra) やIodice&Corvini Roma Jazz Ensamble Orchestraなど、数多くのプロジェクトに参加。2004年にはGiovani Talenti del Jazz Italiano国際コンテストで準優勝。さらにはJazz & Image フェスティバル主催のPalazzo Valentiniコンテストで見事優勝を果たしています。2005年にはサレルモで開かれたNational jazz music Contest of Baronissi でも準優勝を獲得しています。現在は地元フォンディの音楽学校Centro Formazione Musica で教鞭をとっているそうです。

バティスタはCDリーフレットの中で次のような惜しみない讃辞を送っています。(イタリア語なので正確な訳ではありません)

≪ 私(バティスタ)はここ数年、パオロを見てきましたが、そのサックスの技術と作曲能力の進歩には目を見張るものがあります。その優雅で敏捷性に富む表現力はずば抜けているし、サウンド、フレージング、どれをとっても気品に満ち溢れています。パオロはイタリア・ジャズ界の繁栄に貢献できる逸材であること間違いありません。≫

と、まあ、そっくりそのままバティスタ様にお返ししたいくらいの歯の浮くような讃辞でありますが、この手の新人のデビューに際しては必要不可欠な形式ですから、半分は差し引いて考えなければなりません。 実際、聴いてみるとバティスタが持ち上げるほど凄いとは思いませんでしたし(笑)。

全8曲で56分の録音と、ちょうどいいボリュームです。5曲が彼のオリジナルで、コルトレーンの ≪ Central Park West ≫ などもやっています。1曲目のオリジナル≪ Blues for Nik ≫ からBoogie Woogie ぽいリズムのブルースで、意外に Be-Bop Oriented なプレーヤーなのかな? と思いきや、2曲目では高速モーダルな現代風オリジナルで、熱いソロが炸裂します。特にピアノの Dado Moroni (ダド・モロニ)の主役を完全に食った激しいソロは圧巻です。

蛇足になりますが、来月、Blue Note Tokyo に Roberto Gatto Quintetの一員でダド・モロニが来日しますね。ぜひ観に行きたいと思ってます。

さて、パオロのドライで武骨な音色は、艶やかで伸びのあるバティスタの音色よりも、どちらかと言うと、ロザリオ・ジュリアーニに近いテイストを持っています。そして本作を聴き終えた後、久し振りにバティスタの『 Parker’s Mood 』を聴いたのですが、やはりその技術力の差は歴然たるものがあると思いました。やっぱりあの危険な香りを発散させたバティスタの音には敵いませんね。

ということで、コルトレーンのフレージングの修得度も高く、ソングライティング、サウンドメイキング、共に素晴らしく、非の打ちどころがないのですが、デビュー作にしては、どこか落ち着いた印象の仕上がりで、やや物足りないところがあります。がしかし、丁寧に作り込んだという彼の意志も随所に感じ取れるわけで、バティスタやカフィーゾを初めて聴いた時のような衝撃はないものの、イタリアン・ジャズの層の厚さを実感できる質の高い作品ではないでしょうか。

2 songs upload by criss



Paolo Recchia  『 Introducing Paolo Recchia 』  2008 viaventojazz VVJ 061
Paolo Recchia  ( as )
Dado Moroni  ( p )
Marco Loddo  ( b )
Nicola Angelucci  ( ds )
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2008/04/13 | Comment (2) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Comment


僕は

来週の月曜日のファーストにいきます。

ブルーノートの会員になっているので、20%オフで観れるのですが、会員割引がきくのは平日のみなのです。
うまくできてます(笑)。

>ロベルトよりも・・・・モロニとスカナピエコが気になってたまりません。


当然、僕もです。

今月のブルーノートは、あと、Tower of Power を時間があれば観に行こうと思っているのですが、どうなることやら。TOPはBlue Note に来るたびに観に行ってるのですが、いつもすごく楽しいので、病みつきです。
当たり前ですが、何度観ても飽きません。

criss to rhodia |  2008/05/10 (土) 23:58 [ 編集 ] No.3133


やはり行かれますか

お久しぶりです。お元気でしょうか?
ダドモロニの「蛇足」に反応してしまいました。笑
私も明日のセカンドショーでロベルトガット、聴いてきます。
ロベルトよりも・・・・モロニとスカナピエコが気になってたまりません。

rhodia |  2008/05/10 (土) 14:46 [ 編集 ] No.3134

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