雨の日にはジャズを聴きながら90年代以降のジャズを気ままに綴っています。 旧ブログ 『 雨の日には JAZZ を聴きながら 』 からのデータ移行は終了しました。ジャズ以外にも、時々デジタル関連の物欲記事、最近ハマっているカメラの話題も少しアップしています。 

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Miles Davis 『 Four & More 』

   ↑  2008/05/25 (日)  カテゴリー: 未分類

先々週の Blue Note Tokyo でのロベルト・ガットのライブのテーマは ≪ Tribute to Miles Davis 1964 – 1968 ≫。つまりはウェイン・ショーター加入で完成をみた第二期黄金クインテットに対するオマージュということ。

菊池成孔氏の言葉を借りれば、この時期の音楽は、「 いまだに現役の分析対象/謎/魔法でありつづけ、模倣や再現はあらゆるマイルス作品のなかでもっとも困難という状態に、現在もあり続けている音楽 」(『 M/D マイルス・デューイ・デイヴィスIII 世研究 』より)であり、軽々しく“ Tribute ”できない、あるいはしてはならない時期を、生来の楽天的で陽気なイタリア人気質で “ ヤッちゃった ” ところがなんとも微笑ましい。

勿論、彼らのマイルスに対する音楽的な焦点深度はあきらかに浅いのだが、それでも、マイルス・アコースティック・バンドの疑似体験的な楽しさは十分味わえる、満足のいくライブだった。

そして、ここが彼らの本音が表れていて面白いのだが、第二期黄金クインテットに対するオマージュと謳いながら、実際に演奏されたショーターの楽曲は≪ Footprints ≫だけで、ほとんどがショーター加入前のジョージ・コールマンとやった楽曲という構成であった。

実はマイルスの全作品中、このコールマン在籍時が最も好きだ。昔はショーター在籍期が好きだったが、今はコールマンだ。ショーターが加入してからというもの、マイルスはあまり吹かなくなった。ショーターが持ち込んだ楽曲を尊重するあまり、自分のソロは控えめになっていた時期。それに対してコールマン在籍期は彼に任せておけない、と言わんばかりに吹きまくった。マイルスのカウンター・バランスとしてみた場合、また、マイルスの陰画としてとらえた場合は、むしろショーターよりもコールマンが勝っていたように思える。

そんなわけで、日曜夜の憂鬱な気分を吹き飛ばすために、今、『 Four & More 』を引っ張り出して聴いている。いやー、いつ聴いても背筋がゾクゾクする。この狂気に満ち溢れた緊張感、スリルが心地よい。ハンコック・ロン・トニーら若造と、コールマンらにマイルスは睥睨する一方で、若造らはそれに臆せず、むしろボスを背後から殺傷するかのごとき鋭いフレーズで応酬する。そんな臨界点ギリギリで繰り広げられる格闘戦が記録されている。

奇しくも今日、5月25日はマイルスの誕生日(26日という説もある)。久し振りにマイルス漬けの夜を過ごそう。

今日の歩数 : 6688歩 体重70.1kg 食い過ぎた
昨日の歩数 : 3872歩 体重69.6kg 車で移動したため歩数減
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Comment


Unknown

初めまして
辿り着いちゃいました
僕もこのアルバムは大好きです
殺人レコードですよね~笑

JAZZはあまり詳しくないんですけど最近の人だとrobert glasperが好きですね~

akua |  2009/09/21 (月) 00:12 [ 編集 ] No.3176


なんだか

全然知らないCDばかりですね~、相変わらず
裏街道まっしぐら、ですか。
いいのあったら教えてくださいね。
とってもじゃないけど、martyさんが挙げたCD、
全部は買えませんので。

エンリコの「Parisian Portrait 」は2日つづけて、夜眠りながら聴いたのでが、寝付きが非常によい僕は、一曲目の途中で寝てしまい、全然聴了できていません。でも、少なくとも1曲目は気持ちよかったですよ。明日にでもまたコメント入れときますので、参考にしてください。今日もこれからかけて寝ます。では、おやすみなさい。

criss to Marty |  2008/05/30 (金) 23:40 [ 編集 ] No.3177


超マイナー・ピアノ・トリオ猟盤

クリスさん、こんばんは。
約一か月振りにCD SHOPに出かけました。
探していたSebastien Paindestre 「ECOUTEZ MOI」,Ben Paterson「Breathing Space」,Martin Tingvall「Skagerrak」は在庫なし。
結局、MOTOTRIO (Carlo Uboldi Trio)「SARA & BARBARA」とJean-Philippe Viretの旧盤の2枚を購入しただけです。
Enricoの再発盤はいかがでしょうか?

Marty |  2008/05/28 (水) 23:32 [ 編集 ] No.3178


TB ありがとうございます。

中年音楽狂さんも書かれていたとは、知りませんでした。

僕もジャズ・ジャイアントの記事はほとんど書かないのですが、それは、今迄多くの評論家、アマチュアらが書いてきた作品について、新たな視点で書くということがむずかいしからで、決して軽視しているわけでなありません。今でもマイルスはよく聴きます。そのなかでもこの60年代後半のコールマン~ショーター期が一番好きな時期です。

マイルスで一番好きな作品に本作をあげるファンって、意外に多いように思いますが、いかがでしょうか。

ということで、こちらからもTBさせていただきます。

criss to 中年音楽狂さん |  2008/05/28 (水) 22:01 [ 編集 ] No.3179


切れ味鋭い抜き身のような...

crissさん,こんにちは。これはいつ聴いてもぞくぞくさせてくれるアルバムですよねぇ。年を取っても全然感覚が変わらないというのが凄いと思います。

TBさせて頂きます。

中年音楽狂 |  2008/05/27 (火) 21:36 [ 編集 ] No.3180


え~、

BIGBOYで「Four & More 」がかかるんですか。
かなり意外ですが。あそこでこんなレコードかけたら、みんな逃げ出すんじゃないですか。

それにそんなに大音量で鳴らせないでしょ、あそこは。ガラス窓が割れそう(笑)。

ということで、こちらからもTBさせていただきます。

criss to ITSNIRE |  2008/05/26 (月) 23:16 [ 編集 ] No.3181


Ben Paterson

あいかわらず、超マイナー・ピアノ・トリオ猟盤に励んでいらっしゃる(笑)。

Martyさんが挙げたCDのなかでは、僕はBen Patersonが気になっています。いつも買おう買おうと思いつつ今に至っていますが、Martyさんも候補にあげたことだし、今度こそ買おう!

今日、エンリコ・ピエラヌンツィのIDA盤で、長らく廃盤になっていた「Parisian Portraits」を石丸で買ってきました。なんだか、最近、エンリコの旧譜がEGEAから沢山でたんですよね。その中の一枚です。ジャケットが変更になったのが残念ですが、まあ、仕方ないかな。これから聴きながら寝ます。

criss to Marty |  2008/05/26 (月) 23:13 [ 編集 ] No.3182


Unknown

2回続けてコメントいたします。かろうじてJAZZでコメントできる内容でしたので、TBさせて頂きます!

ITSUNIRE |  2008/05/26 (月) 13:54 [ 編集 ] No.3183


Re:お久しぶりです。

クリスさん、ご無沙汰しております。
新譜は、Brad Mehldau「Live」とUpper Left Trio「Sell Your Soul Side」, Jeremey Manasia「Witchery」を買った位で、全然追っかけられず仕舞いです。
最近、Sebastien Paindestre 「ECOUTEZ MOI」とBen Paterson「Breathing Space」、Martin Tingvall「Skagerrak」が結構評判良いので、気になっています。購入するかどうかは?ですが・・・。

今週中には、CD SHOPをのぞいてみようかと思ってます。

Marty |  2008/05/25 (日) 23:21 [ 編集 ] No.3184


ジョージ・コールマン

25年前のこと。大学1年の時に初めて買ったマイルスのレコードが国内盤の『 In Berlin 』で、そのライナー・ノーツを書かれていた、いソノてルヲ氏が、「 コールマンではマイルスの相手はつとまらない」と言ってました。

そのことが、ジャズ初心者だった僕の心の中に刷り込まれて、以来、ジョージ・コールマンは2流というレッテルがはられてしまったのすね。

まあ、1流ではないかもしれませんが、けっこう、器用で上手いですよね。

91年の作品で、Dreyfus に吹き込んだ「My Horns of Planty」という作品がありますが、リラックスしたイイ作品で愛聴してます。

「イン・ヨーロッパ」も、もちろん大好きです。でもやっぱり「Four & More 」がベストですかね。

マイルスのベストをあげると、その人の趣味がよくわかって面白いですよね。僕は熱いのが好きですから、「 Four & More 」になります。BGMとして聴くなら「nefertiti」です。CDなら別テイクも入っていて、リピートで一日中かけ続けると、変な気分になってきますよ。

criss to monaka |  2008/05/25 (日) 22:59 [ 編集 ] No.3185


お久しぶりです。

なんとも偶然なのですが、
先ほど、記事を書きながら、「最近、Martyさんからの
コメントこないな~、忙しいのかな?」なんて、
思っていたので、びっくりしました。
お元気ですか?
僕も最近、忙しいうえに、職場が変わって、
DUになかなか行けず、新譜も買えずにいます。
しかも、DUのブログなんかを見ても、
ものすごい勢いで全く知らないCDが発売になっているし、もう、新譜をフォローするなんて、無理です。
よくまあ、DUもあんなに新譜をそろえるものだと、
感心します。

>村上春樹の「Portrait in Jazz」でも取り上げられていますね。「失われた一日」に聴くべき音楽として。

そうでしたね、Martyさんは記憶力がよろしいですね。僕はすっかり忘れてましたよ。
「トニーウイリアムスの刻む、白い三日月のように怜悧なリズムを背後に受けながら~」という件が印象的でしたね。でもいま一つ理解できないのですが(笑)。

>ところで、来月号の月刊PLAYBOYはJAZZ特集のようですし、Lapitaは2か月連続でオーディオ特集です。

なんだか、Playboyもジャズ特集多いですね。売れるんでしょうね。

criss to Marty |  2008/05/25 (日) 22:44 [ 編集 ] No.3186


演奏のまとまりが好きです

クリスさん、こんにちは,monakaです。
ジョージ・コールマンのことは、ずっとたいしたこと無いといわれ続けていますね。
当時すべてを拾えない学生の私は、“in Europe”がととても気に入っていました。
「Miles In europe」ってとても好きなアルバムです。

monaka |  2008/05/25 (日) 21:09 [ 編集 ] No.3187


Unknown

名分→名文でした。失礼しました。

Marty |  2008/05/25 (日) 21:06 [ 編集 ] No.3188


失われた一日

クリスさん、こんばんは。お久しぶりです。
Milesの「Four & More」は、私も好きな一枚です。
村上春樹の「Portrait in Jazz」でも取り上げられていますね。「失われた一日」に聴くべき音楽として。
この文庫の中で、MilesとEvans、Stan Getzが特に名分ですね。

ところで、来月号の月刊PLAYBOYはJAZZ特集のようですし、Lapitaは2か月連続でオーディオ特集です。

# 最近は、忙しくて新譜のおっかけができてません。

Marty |  2008/05/25 (日) 21:05 [ 編集 ] No.3189

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