雨の日にはジャズを聴きながら90年代以降のジャズを気ままに綴っています。 旧ブログ 『 雨の日には JAZZ を聴きながら 』 からのデータ移行は終了しました。ジャズ以外にも、時々デジタル関連の物欲記事、最近ハマっているカメラの話題も少しアップしています。 

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リアル・ジャズ・ファンからみたクラブ・ジャズ(2)

   ↑  2008/05/30 (金)  カテゴリー: 未分類

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  クラブ・ジャズとは、「クラブで踊れるジャズ」と「ジャズに影響を受けたダンス・ミュージック」の総称であると、沖野氏は定義しています。そして、それぞれをレア・グルーブ以前の音源である「旧譜」と、それ以降の音源である「新譜」とに分類しています。つまり、クラブ・ジャズとは4つのフィールドから構成された音楽であるわけです。詳しくは実際に彼の著書 『 クラブ・ジャズ入門 』を読まれることをお勧めしますが、ごく簡単にそれぞれのフィールドに属する代表的アーティストを列挙しておきます。

1) 踊れるジャズ(旧譜)
アート・ブレイキーホレス・シルバーディジー・ガレスピーカール・ジェイダーマッコイ・タイナーファラオ・サンダースジミー・スミスロニー・スミスマルコ・ディ・マルコサヒブ・シハブマイルス・デイビスウェイン・ショータードナルド・バードハービー・ハンコックウェザー・リポート

2) 踊れるジャズ(新譜)
ノスタルジア‘77、ザ・ヘリテージ・オーケストラ、ニコラ・コンテ、ジェラルド・フリジーナ、ザ・ファイブ・コーナーズ・クインテトティモ・ラッシー、クープ、ドラムレッスン、ロバート・グラスパーカート・ローゼンウェックル、ファータイル・グラウンド、スリープ・ウォーカーソイル・アンド・ピンプ・セッション

3) ジャズの影響を受けたダンス・ミュージック(旧譜)
マヌ・ディバンゴ、フェラ・クティ、サンタナ、レイ・バレット、セルジオ・メンデスアイアートウォーロイ・エアーズ、ギル・スコット・ヘロン、ダニー・ハザウェイサード・ワールド、フレディー・マクレガー、ワーキング・ウイーク、シャーデーボブ・ジェームズヒューバート・ローズソフト・マシーンブラッド・スウェット・アンド・ティアーズ

4) ジャズの影響を受けたダンス・ミュージック(新譜)
ガリアーノ、ヤング・ディサイプルズ、アーム、ジンプスター、カーク・クレイグ、リクルース、レストレス・ソウル、マスターズ・アット・ワーク、4 ヒーロー、DJ スピナ、マッドリブ、ジャザノヴァ、トゥルービー・トリオ、キョート・ジャズ・マッシブ、リール・ピープル。

     は、聴いたことがあるか、すでに十分知っているアーティスト。

  たくさん書き連ねてしまいましたが、ざっと目を通してみてください。1 )に分類される「踊れるジャズ(旧譜)」は、従来のジャズ・ファンならほとんどの方が聴いたことのある音源だと思います。これらのジャズ( あちら側の人たちはリアル・ジャズと呼んでいます )は、本当は“ クラブ ”という修飾語は使って欲しくないのですが、百歩譲ってよしとしましょう。

  3 )の「ジャズの影響を受けたダンス・ミュージック(旧譜)」もジャズ周辺をも守備範囲にしてきた音楽ファンなら聴いたことのあるミュージシャンが多いのではないでしょうか。これらをジャズの範疇に入れてしまうところがクラブジャズの理解しがたい所以ですが、サンタナ、セルジオ・メンデス、シャーデー、ソフト・マシーン、ブラッド・スウェット・アンド・ティアーズなどは、ジャズの耳からしても十分楽しめる音ですので、200歩譲ってよしとしまいしょう。( それにしても、ボブ・ジェームズやヒューバート・ローズがこのフィールドに分類されているのは気の毒です )

  2 )の「踊れるジャズ(新譜)」のなかには、僕は聴いたことのないものも含まれますが、概ね、ジャズと呼んでも差し支えないアーティスト達で構成されています。ロバート・クラスパーやカート・ローゼンウェックルなど、もろジャズの方々もしらっしゃいます。個人的にはニコラ・コンテ、ザ・ファイブ・コーナーズ・クインテト、それから国産ではスリープ・ウォーカーなどは、結構好きです。

  さて問題は、4 )に分類された「ジャズの影響を受けたダンス・ミュージック(新譜)」です。ここは名前すら聞いたことのないアーティストが生息するフィールドです。彼らを本当にジャズと呼んでよいのか。その妥当性は本当にあるのか。以前に興味本位で、ガリアーノやジャザノヴァのCDを買ったことがありますが、全く、何処にもジャズの要素を見出すことができませんでした。ジャザノヴァはフューチャー・ジャズに分類されています。いかにも未知の可能性を秘めた魅力的なジャズのようなネーミングですが、正直、騙された感じでした。薄っぺらなダンス・ミュージックでした。乱暴に言ってしまうと、これはジャズという言葉で多くのリスナーを取り込もうとする詐欺商法です。

  クラブ・ジャズとはひとつの音楽ジャンルを示す言葉ではないことはこれで理解できたのではないでしょうか。踊れるかどうかという唯一のものさしで、あらゆるジャンルの音楽をジャッジし、クラブ・ジャズか否かを決める。その音楽がたとえハウスであっても、そのリズムの上でジャズ的コード進行があれば、<ジャズから影響をうけた>という理由でクラブ・ジャズにカテゴライズされてしまうのです。こういったジャズの拡大解釈は混乱を招きかねません。特にこれからジャズを本気で聴いていこうとする若者にとっては。

  そして、このジャズの拡大解釈によって形成された音楽総体のフレームが、僕らからみると非常に曖昧に映るその最大の原因は、テクノ、ハウス、ブロークンビート、アシッド・ジャズ、フューチャー・ジャズなど、到底ジャズとは無縁と思われるジャンルの音源をもクラブ・ジャズと認めてしまったことではないでしょうか。DJの中には、ハウスしかかけないクラブ・ジャズDJもいます。さらにはそういったDJが「俺はやっぱ、コルトレーンをリスペクトしてるし~」などと公言するので、困ったものです。

さらに、つづく。

今日の歩数 :  8850歩 体重 : 69.5kg
昨日の歩数 : 11228歩 体重 : 69.6kg 仕事帰りに、秋葉原→神保町→お茶の水→秋葉原と歩いた。
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2008/05/30 | Comment (2) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Comment


Unknown

クラブ・ジャズのアーティストが奏でる音には、ジャズ・ミュージシャンを刺激するアイディアがいっぱい詰まっていると思いますね。

そのあたりを上手く自分のジャズの中に導入できると、非常に面白いものができるのでしょうね。

ちょっと怖いのは、本文でも少し触れましたが、ジャズ・ミュージシャンが自作品の中で、装飾的に、あるいは、バリエーションの一つとしてヒップホップなどのリズムを使用すると、ここぞとばかりにそのアーティストに「クラブ系の人」、というレッテルを貼っちゃうことです。

なんとしてでもクラブ・ジャズのテリトリーを増やしたい、みたいな思惑がみられます。

ユニクロの少女が踊る時計ですが、仕事中に全面表示にしていつも流しています。時々目がいくと、なんだかほっとするんですよね。しばらく使ってみようと思ってます。少女たちも可愛いし。

criss to DONAX |  2008/06/01 (日) 00:19 [ 編集 ] No.3199


Unknown

このブログの横で鳴ってるUNICLOCK(うちのブログでも拝借しました)って凄くカッコいいですよね。

BPM=120(踊れるテンポ)にフレンチ系の古めの音ネタを散りばめて、それがユニクロ&若いバレエダンサーのイメージとも凄くあってます。

これ、リアルジャズの人間だと絶対プロデュースできない感覚なんです。リアルジャズの人間が逆にあちら
側に入り込もうとするとかっこ悪くてどうしようもないんですよね。Pushを出した頃のBillEvansとかね。

クラブサイドの人の視点ってのは全く違うフィルターでジャズ周辺を見ていると言う点が大事だと思います。

こっちが絶対気づかない新たな魅力を発見したり作り上げていると思いますよ。

DONAX |  2008/05/31 (土) 00:58 [ 編集 ] No.3200

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