雨の日にはジャズを聴きながら90年代以降のジャズを気ままに綴っています。 旧ブログ 『 雨の日には JAZZ を聴きながら 』 からのデータ移行は終了しました。ジャズ以外にも、時々デジタル関連の物欲記事、最近ハマっているカメラの話題も少しアップしています。 

ブログパーツ

スポンサーサイト

   ↑  --/--/-- (--)  カテゴリー: スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

(記事編集) http://jazzlab.blog67.fc2.com/?overture" target="_new

--/--/-- | Comment (-) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Pat Metheny 『 Tokyo Day Trip Live EP 』

   ↑  2008/06/06 (金)  カテゴリー: 未分類

 新ブログhttp://jazzlab.blog67.fc2.com/もご覧ください。

明け方、僕は夢をみました。
生々しい感触が手のひらに残るような、リアルな夢です。
登場人物は僕とパット・メセニーの2人。
その夢の中で僕は、恐ろしいことにパットにギターを教えているのです。
練習曲はサイモン&ガーファンクルの ≪ スカボロ・フェア ≫ 。
ところが、何度教えてもパットは同じ個所で間違えるのです。
そんなパットに向かって僕は苛立ちながら言います。
「ここは小指をもっとストレッチしないとクリアな音は出ないんだよ。何度言ったら分るんだ、パット!」
「 Sorry, but I can’t…… I can’t do this anymore. 」
パットは目を赤く腫らしながら、今にも泣きそうな顔で僕を見ます。
「 Try it again, Pat ! 」
僕はパットの肩を抱きながら励ます、という、とんでもない、
でも何だか妙に気分のいい夢でした。
(ちなみに、≪ スカボロ・フェア ≫のなかには、ストレッチ・フィンガリングしなきゃならないところなどありません。)

こんな日常の出来事とはまったく脈絡のない唐突な夢をみたのも、おそらく買ってきたばかりのパットの新作『 Tokyo Day Trio Live EP 』をかけながら寝てしまったからなのでしょう。

さて、今回のパット・メセニーの新作はジャケット、タイトルからも想像がつくように、今年初めに発売になった『 Day Trio 』(前項あり)のライブ・バージョンです。ただし、曲のダブりは1曲もありません。

『 Day Trio 』のときにも書きましたが、クリスチャン・マクブライトとアントニオ・サンチェスとのトリオでの始動は、2002年まで遡ります。2人とも売れっ子でしたので、タイトなスケジュールの合間をぬって、不定期に世界中をツアーして回ったようです。前作『 Day Trio 』は、そのツアー中の2005年に一日で録音した作品でしたが、今回の新作は、2003年暮れに来日した際のBlue Note Tokyo でのライブ音源です。ただし、正確な録音日の記載はありません(おそらく2003年と思われます)。もともとは『 Day Trio 』のボーナス曲として、ネットで配布する目的で作られたもので、CD化する予定のなかった音源でしたが、ファンの熱い要望に応えて、このたびめでたくCDで聴くことができるようになったわけです。

全5曲で合計40分の演奏。60分以上の作品に馴れてしまった耳には、少々物足りなく感じます。全曲パッとの書き下ろしですが、優しく親しみやすいメロディーを持ったM-3 ≪ Inori ≫ (祈り)は、パットが以前に矢野顕子のために書いた佳曲です。パットは今まで自身で演奏をしたことはありませんでした。矢野顕子は、自身のアルバム『 Super Folk Song 』の中で演奏しています。You Tube でも観られますので、お好きな方はどうぞ。

まず1曲目は、エレクトリック・シタールで奏でられる幻想的なバラード≪ Tromso ≫。

2曲目≪ Traveling Fast ≫ はPMGのサウンドに通じるラテン・フレイバー漂う軽快な曲。高速リズムながら、パットはミストーンもなく完璧に歌っています。早弾きギタリストは星の数ほどいれど、これほどフレーズに歌を乗せることのできるギタリストは彼以外にはいません。そこがまさにパットの人気の秘密なんでしょうね。

ついで3曲目が前述した矢野顕子のために書いた≪ Inori ≫。矢野顕子のアルバムでは≪ Prayer ≫ という題名で演奏されています。彼女は、≪夕暮れの光が溶けて、消えないうちに、あなた名前をよんでみる。~≫ と、なんともロマンティックな詩を書いています。

そして4曲目は一転してディストーション・サウンドによる超高速ハード・コア・フュージョン≪Back Arm & Blackcharge ≫で、観客の度肝を抜きます。『 Trio → Live 』の中で≪ Faith Healer ≫ と ≪ Counting Texas ≫ が、同様の歪系サウンドでしたが、それ以外ではこのようなアプローチはめずらしいように思われます。トリオならではの実験的楽曲といってよいでしょう。なんとなく、スティーブ・ハウっぽくて、個人的には本作中、一番のお気に入りです。

最後はアコギによる静かなバラード≪ The Night Becomes You ≫ で幕が下ります。

これは傑作だー! と大声をあげるような作品ではありませんが、僕を含め、パットのライブに行けなかったファンには、大変うれしいプレゼントになるのではないでしょうか。

関連記事

(記事編集) http://jazzlab.blog67.fc2.com/blog-entry-1158.html

2008/06/06 | Comment (4) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |
この次の記事 : Pat Metheny 『 Tokyo Day Trip Live EP 』
この前の記事 : 金曜深夜のジャズ日記

Comment


>私も過去にスティーブ・ガッドとライブでツインドラムでやっている夢を見た事はありますが、

僕もけっこう音楽関係の夢を見ます。果たせなかったミュージシャンになる夢が、脳内のどこかにまだ眠っているのでしょうね。

以前に見た夢で印象的だったのは、

レッド・ツェッペリンのライブを観客として見ていたら、急にジミー・ペイジが盲腸になって運ばれて行って、観客は騒然。ライブ中止かと思われた瞬間に、なんと僕がステージに呼ばれて代役と務めるのです。「いや~、まいったな~。弾けないのにどうしよう。」と思いながら、適当に指盤の上で指を動かしていると、これが凄い早弾きフレーズがアンプから飛び出してるんです。指はゆっくりにしか動いていないのに、出てくる音は超絶早弾き! 観客大喜び.....という変な夢です。

と、まあ、そんなわけで、なんでしたっけ?
そう、矢野顕子の<祈り>もイイ雰囲気ですよね。
昔は矢野顕子、あまり好きじゃなかったのです、歳をとってくると、なんだか心地良い歌声だなあ~って、思えるようになりました。CDも3枚ほど買っちゃったりして。やはりパットが曲を提供するだけのミュージシャンだと感心います。

criss to nary |  2008/06/07 (土) 10:33 [ 編集 ] No.3220


Unknown

中年音楽狂さん、こんにちは。

確かに4曲目はアルバム全体からすると、かなり浮いていますよね。

私がプロデューサーなら4曲目は別の曲に差し替えるだろう、というご意見。同感です。曲としてはめちゃくちゃ好きですが、このアルバムの中に入れるのはいかがなものかと。

どうせいなら、全部轟音系で埋め尽くしてもらった方が、聴きやすいかも。

5曲じゃもったいないというご意見も全くその通りで、長いことかけて、世界中をツアーしていたのだから、かなり音源のストックはあるはず。2枚組、ちょうど『 Trio ->Live 』みたいな仕様にすればよかったと、つくづく思います。

ということでこちらからもTBさせていただきます。

criss to 中年音楽狂さん |  2008/06/07 (土) 10:21 [ 編集 ] No.3221


こちらからもTBさせていただきました

「Inori」が矢野顕子のために書いた曲だということをよく発見なさいましたね。
素晴らしいです。
YouTube映像を観ましたが、矢野が歌うともろ矢野節になっているのには驚きました。

それにしても凄い夢を見たものですね。
私も過去にスティーブ・ガッドとライブでツインドラムでやっている夢を見た事はありますが、crissさんの夢には足元にも及びませんです(笑)

nary |  2008/06/06 (金) 22:38 [ 編集 ] No.3222


crissさんの嗜好がわかりますねぇ。

crissさん,こんばんは。

今回の記事を拝見して,"Back Arm & Blackcharge゛が一番のお気に入りかつSteve Howeっぽいというところにcrissさんのバックグラウンドがわかるような気がします。

私もプログレが好きなことはcrissさんもご存知(かつYesは大好きなバンドでした)と思いますが,私にとってはこの曲はやや過激だったかなかという気もします。だから私はこの曲が「踏み絵」のようなものだと書きました。もちろん,嫌いではないですが。

ということでTBさせて頂きます。

中年音楽狂 |  2008/06/06 (金) 22:28 [ 編集 ] No.3223

コメントを投稿する 記事: Pat Metheny 『 Tokyo Day Trip Live EP 』

お気軽にコメントをぞうぞ。
非公開 (管理人のみ閲覧可能なコメント) にしたい場合には、ロック にチェックを入れてください。

  任意 : 後から修正や削除ができます。
  非公開コメントとして投稿する。(管理人にのみ公開)
 

Trackback

この次の記事 : Pat Metheny 『 Tokyo Day Trip Live EP 』
この前の記事 : 金曜深夜のジャズ日記
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。