雨の日にはジャズを聴きながら90年代以降のジャズを気ままに綴っています。 旧ブログ 『 雨の日には JAZZ を聴きながら 』 からのデータ移行は終了しました。ジャズ以外にも、時々デジタル関連の物欲記事、最近ハマっているカメラの話題も少しアップしています。 

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金曜深夜のジャズ日記

   ↑  2008/06/06 (金)  カテゴリー: 未分類

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先程から過去の自分の書いたものを適当に読み返していたのですが、文章の中に「本当に素晴らしい」とか、「カッコいい」といった表現があまりにも多くて、恥ずかしくなってしまいました。できるだけ「素晴らしい」という褒め言葉は使わず、その作品が“どのように素晴らしのか”を表現しようとつとめてきたのですが、知らず知らずのうちに使ってしまっていたのですね。

以前にも書いた記憶がありますが、料理評論家は、その料理のおいしさを表現するのに、「おいしい」と言ってしまったら評論家失格なのです。評論家はその料理がどのようにおいしいのかを読み手にわかるように説明しなければなりません。音楽も同様であるはずです。

何かを読んだり、聴いたり、食べたり、まあ、何でもいいのですが、表現するとき、とっさに「素晴らしかった」とか、「おもしろかった」とか、「おいしかった」とか言ってしまうのですが、そんな時によく、小学生や中学生のころ書かされた読書感想文を思いだすのです。僕は大の国語嫌いで、とにかく文章を書くのがいやでした。特に読書感想文は苦手で、何を読んでも「すばらしい作品でした。」とか「おもしろかったでした。」なんて言葉しか思い浮かばず、先生を困らせてばかりでした。

でも今思うと、先生の方にもその責任はあったように思います。「川端康成の『雪国』を読んで、その感想を書きなさい。」と言うから難しいのであって、「川端康成の『雪国』は、どんな物語であったかを書きなさい。」と言われれば、ストーリーを要約しながら、所々に感想を交えつつ、ある程度のレベルのレビューが書けていたと思うのです。

今まで約3年間、こうして書き続けてこられたのも、「最低限のデータ」+「ちょっと感想文」というスタイルで書いてきたからだと思っています。まあ、データに逃げる、という見方もあるかもしれませんけどね(笑)。

いすれにしても音を言葉に転換させることは至難の業です。しかも常に新しい修飾語、比喩などを用いて作品を表現し続けるのはやはりアマチュアには無理と言わざるを得ません。やはりプロの方々は凄いですよね。

言葉で簡単に説明できるようなジャズは、当然つまらないジャズであるし、逆に、これは面白いと思ったジャズは、言葉では到底説明できない難解さを内在しているわけですし、これはなかなかややこしい問題です。

さて、くだらない戯言はこのくらいにして、寝るまでの2時間ほどの間、できるだけジャズを聴いて疲れを癒すことにしましょう。なにしろ明日は久し振りの休日ですから。

  

1)Enrico Pieranunzi  『 Parisian Portraits 』 EGEA 1990
エンリコ・ピエラヌンツィのIDA三部作のうちの一枚、『 Parisian Portraits 』 がジャケット新装でEGEAから再発されましたね。『 Untold Story 』 (前項あり)は06年にすでに再発されていますから、残るはマーク・ジョンソンとのデュオ『 The Dream Before Us 』だけです。エンリコのソロ作品って沢山ありすぎて、どれがどれだか分らなくなってしまっています。まあ、そんなにソロばかり買う必要もないのですが、なにしろIDAは幻ですから、買わないと落ち着かなくて。

2)Enrico Pieranunzi  『 Racconti Mediterranei 』 EGEA 2000
もう一枚、エンリコ。ガブリエレ・ミラバッシのクラリネットの優雅さ、ここに極まれり!名曲≪ The Kingdom ≫ をAnywhere.FM で。

3)Carlo Uboldi  『 Free Flight 』 Music Center 2007
カルロ・ウボルティの人気盤。バイク・ジャケの第二弾も出ているんですよね。メランコリックで哀愁漂う≪ Welcome to Nippon ≫ がイイ感じです。

  

4)Alexandra Caselli  『 Out The Aquarium 』2003 moonjumpers
ロサンエルスの女流ピアニスト。マーメイドをあしらった涼しげなジャケットに相応しく、内容もあくまで軽快で端正な佇まいのオリジナル曲が並びます。とりたて秀作というわけではありませんが、耳当たりがよく、つい手が伸びるアルバムです。

5)Mitchel Forman  『 Patience 』 2000 village records
CD棚を眺めていたら、目についたので久しぶりに聴いています。ミッチェル・フォアマンって、最近あまり名前を聞かないけど、どうしてるんでしょうね。凄腕なのに、いま一つ日本で知名度がないですね。ジョン・スコの『ブルー・マター』なんか、凄くカッコイイ(あ、言っちゃった)けどね。

6)David Benoid  『 Waiting For Spring 』 1989 GRP
デヴィッド・ベノワの新譜が出ましたね。と言っても、だれも興味ないかもね。22年程前に、ロサンゼルスでライブを観て以来のファンです。今度、Blue Note Tokyo にも来るのかな?ぜひ行きたい。


 8 songs upload by criss

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Comment


マニアというわけでは...

crissさん,恐れ入ります。

私はEnrico Pieranunziは結構好きですが,IDA盤を買っていたのはたまたまです。これは本当の話です。だからこそ,゛Parisian Portraits゛も長年放置していたわけで,これではファン失格の謗りは免れませんね。

APP,ボーナス・トラックはコズメティクスを施す前の「素」の世界をお楽しみ頂ければと思います。でもそれはあくまでもボーナスですので,オリジナルの演奏の魅力を是非再確認下さい。私はCassandraにもしびれました。

中年音楽狂 |  2008/06/15 (日) 22:39 [ 編集 ] No.3224


ありゃ!

オリジナル盤、お持ちだったのですね、すごい
このあたりをちゃんと拾っているあたり、やっぱりエンリコ・マニアだけあります。

僕は今回、初めて買って聞きましたが、エンリコの中ではかなり上位に入る出来です。できればこれもオリジナルのジャケットで欲しかったのですけどね。

関係ありませんが、僕のAPPの「Eye in The Sky 」はよく聴きました。今、手元にないのですが、中年音楽狂さんの記事見て、聴きたくなり、明日、仕事帰りにカサンドラ・ウイルソンの新譜といっしょに買ってこようと思ってます。

というわけで、こちらからもTBさせていただきます。

criss to 中年音楽狂さん |  2008/06/15 (日) 22:27 [ 編集 ] No.3225


TBさせて頂きます

crissさん,こんにちは。この゛Parisian Portraits"はmonakaさんが取り上げられていたのに影響されて,久々に聞いたらたいへんよくできたアルバムで嬉しくなってしまいました。

IDAはHarmonia Mundiがディストリビューターでしたので,そう簡単には廃盤にはなりそうには思えないのですが,あれだけ入手困難化してのはIDAそのものの経営が頓挫してしまったのと,そもそものプレス枚数が少なかったんでしょうね。

TBさせて頂きます。

中年音楽狂 |  2008/06/15 (日) 17:02 [ 編集 ] No.3226


こんにちは

>記事を書いていると、どのように表現したら良いか本当に困りますね。
私も同じ事で悩みます。「凄い」「素晴らしい」が多くなってしまいます。


そうですよね。あまり「すばらしい」を連発していると、嘘っぽく聞こえてきますからね。

でも、ぼくの場合、取り上げる作品はすばらしいと感じたものばかりなので、どうしても「すばらしい」という表現になりがちです。

学生のときは、数学や物理や英語などが大切で、国語などは理科系のぼくにはあまり関係ない勉強でしたが、大人になるとけっこう国語力を要求されることが多く、今になって「高校のときちゃんと国語の授業を聴いておけばよかった」なんて後悔しています。

criss to monaka |  2008/06/09 (月) 08:11 [ 編集 ] No.3227


同様に

クリスさん、こんにちは、monakaです。
記事を書いていると、どのように表現したら良いか本当に困りますね。
私も同じ事で悩みます。「凄い」「素晴らしい」が多くなってしまいます。
誰か変わりに書いてくれたら、もしくは自動的に記事になったら良いのにと思うこともあります。
クリスさんのところは、そこで説明される情報とか、anywhere.FMをくししたりで(どうするのか私にはわかっていません)魅力的ですよ。
良い休日を、私は今仕事の昼休み、夜は同窓会で、今日のblogはお休みです。

monaka |  2008/06/07 (土) 12:39 [ 編集 ] No.3228

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