雨の日にはジャズを聴きながら90年代以降のジャズを気ままに綴っています。 旧ブログ 『 雨の日には JAZZ を聴きながら 』 からのデータ移行は終了しました。ジャズ以外にも、時々デジタル関連の物欲記事、最近ハマっているカメラの話題も少しアップしています。 

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Helge Lien Trio / Hello Troll

   ↑  2008/09/22 (月)  カテゴリー: 未分類

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ノルウェー王国出身のピアニスト、ヘルゲ・リエンが放つ、前作 『 To The Little Radio 』 から 2年ぶりとなる、通算6枚目のアルバム。

正確にはヘルゲ・リエン単独名義ではなく、デビュー以来ずっと活動を共にしてきたベースのフローデ・バルグ、ドラムスのクヌーツ・オーレフィアールとの3人によるトリオ名義である。

彼らのWeb Site および Liner Notes によると、2007年5月に Bergen で開かれた Nattjazz Festival でHansa 賞を、また2008年7月に開かれたKongsberg Jazzfestival においはDnB NOR 賞という、ノルウェー国内の権威あるジャズ賞を立て続けに2つ受賞しており、ますます勢いに乗る彼ら。そんな付加価値もあり、聴く前から非常に楽しみな作品である。

彼らの旧作はノルウェーのインディペンデント・レーベル Curling Legs か、日本の Disk Union から発売されてきたが、今回は母国の Ozella Music という無名のレーベルから発売された。しかも、前作がスタンダード集であったのに対し本作は、打って変って全てオリジナルで勝負してきた。スタンダードが安易な選曲だとは思わないが、スタンダードにははじめからメロディーの持つ力、求心力が備わっているため、そこそこのアドリブでも聴き手を納得させるこどができるが、オリジナルはそうはいかない。相当の自信と覚悟ななければ全曲オリジナル集は作れない。そんなところから彼らの本作にかける意気込みの程が窺えるのではないか。

全9曲。3拍子と4拍子と5拍子が交錯する複雑な楽曲で幕を開ける。変拍子ではあるが、ヘルゲのアドリブはシンプル。静かな水面が微かに揺れるような静的ラインを刻んでいく。

2曲目は陰鬱なオスティナートが印象的なクラシカルな楽曲。クヌーツ・オーレフィアールのブラシュ・ワークは不気味なほど抑制されている。

3曲目はフリー・フォームのイントロを持った非常にゆっくりとしたテンポ(ルバート)の抽象的な楽曲。フローデ・バルグの完璧なテクニックに裏付けられたボウイングが美しい。

4曲目は速めのラテン・ビート。冒頭から静かな曲ばかりだったので良いアクセントになっている。が、クヌーツはまたしてもブラシュを持っているので盛り上がりに欠ける。

5曲目は再びクラシック・スタイルのピアノソロから始まる5拍子の曲。またもやクヌーツはブラシュ。とにかく、今回はクラシック、特にチェンバー風の楽曲が多い。3人とも元はクラシック教育を受けたエリートであるから、このあたりは流石に巧いが、どうも以前のような過激性、前衛性に欠けている。

結局、7曲目のタイトル曲 ≪ Hallo Troll ≫ だけが彼ら本来の刺激臭が漂う楽曲だった。まあ、2001年のデビューから8年もたつのだから、スタイルが変化していくのも仕方ないのだが、どちらかと言えば2005年の『 Live 』以前の作風の方が僕は好きだ。

でも、まあ、危険な鋭さみたいなものは随所に感じられ、そのあたりはプラグドとアンプラグドの違いこそあれ、E.S.T. 通じるものがあると思う。エスビョルン・スヴェンソン亡きあと、同じスカンジナビアンとして、彼の遺志を継ぐものはヘルゲしかいない。 次作に期待する。
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Comment


でも、意外に

僕は元気です。いまのところ。
僕も外科医ですから、ある程度、客観的に
これから起こっていくことが予想できるので、
意外に落ち着いています。

とりあえず、手術をすることになり、
首のかわ一枚、つながったかな、って感じです。

それより、ピッピさんのお体の具合は
いかがですか?

必ず治る病ですから、安心してください。
時間が解決します。

criss to ピッピさん |  2008/10/15 (水) 13:38 [ 編集 ] No.3509


ありがとうございます。

先週末に方針が決定しまして、
肝臓と肺の手術をすることになりました。

まあ、話すと長いのですが、ようは、局所(骨盤内)には再発がないので、転移巣は切除すれば、延命効果はあると判断しました。

今、ベッド待ちです。
なんとか落ち着いたので、ブログも再開できそうです。

それより、monakaさんのほうも大変ですね。
脚の具合はいかがですか。

僕は整形外科には疎いのでわかりませんが、
最悪でも、人工骨頭置換をすればよくなるはずですから、悲観的にならずに頑張ってください。

そんなわけで、今年は父のことでバタバタしていたため、横浜プロムナードは行けませんでした。まあ、今年は外国人アーティストが来なかったので、あまり食指が伸びませんでしたが。

criss to monaka |  2008/10/15 (水) 12:59 [ 編集 ] No.3510


Unknown

楽しみにしている更新が暫らくないので、お邪魔させて頂き、お父様が大変ご心配な状態とのこと、お見舞い申し上げます。私も同居しておりました義母を直腸癌で4年前に亡くしました。お辛いでしょう。お察し致します。どうか苦痛が一刻も早く取れて、落ち着いた状態となられますこと、お祈りしています。

ピッピ |  2008/10/10 (金) 20:07 [ 編集 ] No.3511


お大事に

crissさん、こんにちはmonakaです。
ご心配なことになりましたね。
これから長く色々な選択枝の中から、対応をとられていくことと思います。
貴殿とお父様、ご家族のこれからのご苦労を上回る喜びが訪れますように。

monaka |  2008/10/09 (木) 23:33 [ 編集 ] No.3512


ご無沙汰してます。

実は、3年前に直腸癌で手術した父が、
再発してしまい、先月の下旬から大忙しで、
ブログどころじゃありませんでした。

2週間もブログをほったらかしだったので、
死んだかと思われていたりして(笑)。

まあ、まだブログを更新するほど元気は
出ませんが、とりあえず、今日は
西山瞳のライブでも見て、落ち込んだ気分を
立て直そうと思ってます。

まずはTBさせていただきます。

では、また。

criss to nary |  2008/10/09 (木) 16:46 [ 編集 ] No.3513


ご無沙汰してます。

実は、3年前に直腸癌で手術した父が
肺と肝臓に再発してしまい、
先月下旬からブログどころじゃなくなってしまいました。
まだ検査の途中で、手術をするか、
抗がん剤治療になるか、決まってませんが、
いずれにしてもかなり厳しい状態です。

というわけで、とりあえずは返信しますが、
ブログの更新はしばらくできそうにもありません。

まずはTBだけさせていただきます。

criss to monaka |  2008/10/09 (木) 16:39 [ 編集 ] No.3514


TBさせていただきました

スヴェンソンの亡くなるずっと前の2月の録音ではありますが、e.s.t.をある程度意識していることは間違いないでしょうね。
確かに1曲目からはそれが感じられます。
でも私の聴きたいリエン・トリオはこういう大人しい作りのアルバムではなくて、前々作のライブ盤のような過激なやつですので、前作同様になんだかなあって感じでした。
次回作ではまた3人がぶつかり合いながら(いい意味で)ガンガンやって欲しいものです。

nary |  2008/09/24 (水) 23:37 [ 編集 ] No.3515


こちらは変化を続ける

crissさん、こんにちは、monakaです。
このアルバム、凄く期待したでしょうからちょっと戸惑いましたね。
ただスヴェンソンの亡くなったことに対して急遽出したような追憶の気持ちを感じてしまいます。
おっやるようにリエンがある意味創造の先端を走る様に期待されます。
次のアルバム楽しみですね。

monaka |  2008/09/24 (水) 22:32 [ 編集 ] No.3516

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