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少し前の話になりますが、10月9日にお茶の水NARU に西山瞳トリオ+馬場孝喜のライブを観にいきまいた。
今まで Spice of Life から発売された三作品はいずれも欧州の一流ミュージシャンとの共演盤だったので、今回の国内ミュージシャン、それも非常に若い方との共演には、正直なところ大丈夫だろうか、という不安がありましたが、そんな不安も杞憂に終わるほど素晴らしいステージでした。
ライブを観た時点では僕はまだ彼女の最新作『 Parallax 』を聴いていなかったので、次の日に勇んで買い求め、以後、mp3プレーヤーに入れて、通勤中に頻繁に聴いています。
今回のツアーは、最新作の発売記念であると同時に、渡米するドラマーの清水勇博さんの追い出しライブでもあったようです。ライブの始まる前に僕の近くで清水さんが話をしているのが耳に入ってきましたが、なんでも、米国での仕事が保障されているわけではないようです。現地で仕事を探すのでしょうかね。でもまあ、まだまだ若いですからどうにでもなるでしょう。応援しています。頑張ってください。
このドラマーの清水勇博さんも、ベーシストの坂崎拓也さんも、技術的には申し分なく、しかもイケメンで、まったく羨ましい限りです。西山さんもこんなイイ男と一緒に仕事ができてさぞかし御満悦のことと御察しします。
また今回、個人的にツボにはまったのが、ゲストで出演していたギタリストの馬場孝喜さんです。年の頃は30前後といったところでしょうか。まだまだ大学生っぽさが残る青年です。2005年のギブソン・ギター・コンテストで最優秀ギタリスト賞を受賞しているようです。大学は大阪大学ということですから、優秀な方でもあります。
終始、不気味にニヤけていたのが印象的でした。僕の経験から言わせてもらうと、こういったニヤけた掴みどころのない不思議な雰囲気をもった男は、天才的な才能を持った奴が多いのです。スタイル的には現代のNYあたりではやりの複雑なアウト・スケールを多用した浮遊系ギタリストです。ライナー・ノーツで尊敬する評論家、成田正氏が、「パット・メセニー似の音色とマナー」と書かれてますが、僕はむしろマイク・モレノあたりに似ているように感じました。かなり好きなタイプです。音楽的にも、おそらく人間的にも。
それにしても、西山さんは、作品を重ねるごとに、どんどん打鍵が力強くなり、また複雑でアグレッシブな作曲をするようになりました。2004年の自己制作盤『 I’m Missing You 』 の頃のような、 エンリコ・スタイルの消え入るよう陰影感が懐かしくなります。まあ、彼女の音楽的進化であると考えれば、喜ばしいことなのですが、個人的には 『 I’m Missing You 』 の ≪ Passato ≫ あたりにどうしようもなく惹かれてしまいます。そういえば、『 I’m Missing You 』 でも演奏していた 美しいバラード ≪ Blue Nowhere≫ を今回も演奏しています。両方を聴き比べると彼女がこの4年間でいかに変貌してきたかがわかります。
最後に、音楽と全然関係なくて、申しわけありませんが、実際に彼女を見て思ったのは、彼女の容姿って、 でも、
でも、
でもなくて....
ましてや、ではぜんぜんない....ということが、わかりました。
でも、ナチュラルで飾り気のない、そんな彼女が、大好きです。
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2008/11/04 | Comment (0) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |コメントを投稿する 記事: 西山 瞳 / Parallax
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