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Georges Paczynski Trio / Presences

   ↑  2010/01/31 (日)  カテゴリー: drums

GEORGES PACZYNSKI_presences Georges Paczynski Trio / Presences ( amazon )
2009  King International  KKJ10

Georges Paczynski ( ds )
Armel Dupas ( p )
Joachim Govin ( b )






フランスのベテラン・ドラマー、ジョルジュ・パッチンスキー ( Georges Paczynski , 1943~ ) の通算4作品目となる最新作。パッチンスキーと云えば真っ先に思い出されるのが1996年リリースの 『 Lévin'song 』 です。

フランスの超マイナー・レーベル JPB Production からわずか800枚程しかプレスされなかったという希少性と、 Moonks の 『廃盤レア盤本』 に掲載されたという内容の信頼性が、ジャズ・マニアの購買意欲を刺激し、 『 Lévin'song 』 は中古市場で数万円で売買されていました。

しかし、2007年に澤野から再発されてしまったため、最近はかなり売買価格も落ち着いてきたようです。まあ、この 『廃盤レア盤本』 掲載の激レア盤も、最近はかなり再発が進んだので、中古市場の価格もだいぶ値崩れしているみたいです。それでもオリジナルのファースト・プレスCD (CDにオリジナルもリイシューもないとは思うのだけどね ) 盤は、まだまだ高い。

昨日、仕事で新宿に行った際、久しぶりにDisk Union に立ち寄ったのですが、この 『 Lévin'song 』 が三階の中古フロアで8,400円で売られていました。一階の新品売り場にはちゃんと2,500円の澤野盤が売られているにも関わらずです。

それはさておき、ご多分にもれず、僕も澤野から再発された際に買って聴いたのですが、正直あまり好みのジャズでなかったのですぐに売りに出してしまったと記憶してます。何といってもこの 『 Lévin'song 』 のウリは、録音直後に癌で急逝したジェニー・クラーク (  Jean-Francois Jenny-Clark , 1944~1998 ) の驚異的テクニックを駆使した独創的なベースラインなのですが、これがどうも肌に合わなかった。ただ単に巧いだけ。それだけ、ってな感じで、ぜんぜん心にに響いてこない。ピアノのジャン・クリストフ・レヴィンソン ( Jean-Christophe Levinson ) はクールに決めたエヴァンス風だったりして、結局、彼ら描く原風景は、三人とも全く別風景である気がして、バランス的にも良いとは云えない作品だったと思う ( 今は手許にないので記憶が曖昧ですが ) 。
 
この激レア盤  『 Lévin'song 』 以外では、1992年リリースのデビュー作 『 8 Years Old 』 も澤野から復刻されていますし、2006年には若きフランス人ピアニスト、ルノー・パリソー ( Renaud Palisseaux ) を迎えて新録盤 『 Generations 』( Art & Spectacles ) もリリースしています。

後者はジャズ批評誌主催の 『 ジャズオーディオ大賞 2007 金賞 』 を受賞している作品で、僕も聴いてみましたが、これも肌に合わずDU逝きになってしまいました。確かに録音は素晴らしかったと記憶してます。シンバルの音 ( パッチンスキーはもともと繊細な消え入るようなシンバリングを得意とします ) が鳥肌が立つくらい臨場感があるのですが、内容がちょっとつまらなかったですね。パッチンスキーのソロなんか、正直なところ眠い。繊細というよりも神経質で内省的な印象すら受けるし、妙に間をとった曲想で、リスナーとしては緊張感が維持できない感じかな。

まあ、「 音はイイに越したことはないけど、そこそこ良ければそれで満足 」 しちゃう僕には 『 ジャズオーディオ大賞 2007 金賞 』など、あまり意味を持たない訳です。

と云う訳で、買ったCD 2枚とも玉砕されてしまったので、さすがにもうパッチンスキーは買うのをやめようと思っていたのですが、先日、Youtube を見ていて偶然目にした下掲のライブ映像にいたく感心し、この新録盤 『 Presences 』 を買ってみました。はたして出来はすばらしく、このところひたすら愛聴しております。 
 
ピアニストが前作のルノー・パリソーからアルメル・デュパ (  Armel Dupas , Nantes , 1984~ ) に変更されています。このまだ20代半ばの若き俊英ピアニストがなかなか良いです。僕は初めて彼を聴きましたが、素晴らしく才能がる前途有望な音楽家であると感じました。

簡単に経歴を示すと、アルメル・デュパは 1984年、フランス西部の都市ナントの音楽一家生まれました。地元のジャズ・ミュージシャンと交流しながらキャリアを積み、18歳のときに地元のナント音楽院でディプロマを取得。本格的な音楽教育を受けるために2005年にはパリに移り、ヨーロッパ最高峰の音楽教育機関であるパリ国立高等音楽・舞踏学校 ( Conservatoire national supérieur de musique et de danse de Paris ) に入学しています。卒業後は有名無名の様々なミュージシャンと共演しており、その中には、ピエール・ドゥ・ベトマン、ヘンリ・テキシエ、ステファン・ベルモンド、ベンジャマン・エノック、クリストフ・ウォーレム、デヴィッド・リンクスなどなど、錚々たるミュージシャンの名前をみることができます。フランス語なので詳細はわかりませんが、クラシック・ピアノやヴォーカル!などもやっているようで、ジャンルに捉われるのを嫌い、ジャンルレスで活動域を広げていくタイプのようです。





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2010/01/31 | Comment (6) | Trackback (1) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Comment


クリスさんこんにちは

本記事とは全く関係のない話で恐縮ですが、クリスさんのブログが1週間ほど前からFirefoxブラウザで見ると完全にデザイン崩れしちゃってます。(家にあるXPとVistaの2台のパソコンで確認済みです)
IE、Google Chrome、Safariでは全く問題がないので、もしかするとFC2ブログ自体がこの前ヴァージョンアップしたばかりのFirefoxに対応になっていないのかもしれませんね。
ということで、とりあえずは報告のみで失礼します。

nary |  2010/01/31 (日) 17:14 No.3603


Re: Georges Paczynski Trio / Presences

naryさん、今晩わ。

ご迷惑をおかけしました。

>もしかするとFC2ブログ自体がこの前ヴァージョンアップしたばかりのFirefoxに対応になっていないのかもしれませんね。

そうでなく、おそらく、僕が使用しているテンプレートが FireFox に対応していないのだと思います。

これを解決するには、テンプレートを変更するしかないと思うのですが、けっこう気にいっているテンプレなので、どうしようか迷いますね。

とりあえず、ご報告を。

また詳しいことが分かったらお知らせします。

criss to nary |  2010/01/31 (日) 17:35 No.3604


Re: Georges Paczynski Trio / Presences

クリスさん、こんばんは。
先程山中千尋のコンサートから帰ってきました。今回もパワフルな演奏で、山中節健在でした!! 山中さんは、この後直ぐにマイナス15度のロシアでのジャズ・フェスティヴァルに行くそうで、マッコイ・タイナーと共演するとのこと。
さて、この週末御茶ノ水のDUで、クリスさん酷評(笑)のGeorges Paczynski「Levin' Song」を1,260円で購入しました。一回聴きましたが、確かに評判程のすごさはないような気がしました。最近購入したFRANCOIS FAURE「That's All」も同印象でした。「Emily」よりは良い出来だとは思いましたが・・・。
今年はレア盤に惑わされずに、心底聴きこめる良い盤に巡り会いたいですね。そう言えば、3月にはLuca MannutzaとBrad Mehldauの新作が出ますね。こちらは期待しても良さそうです。

Marty |  2010/01/31 (日) 21:45 [ 編集 ] No.3606


Re: Georges Paczynski Trio / Presences

Martyさん、こんばんわ。お久しぶりです。
お元気でしたか?

>先程山中千尋のコンサートから帰ってきました。今回もパワフルな演奏で、山中節健在でした!! 

中山さんを聴いていられるんですね。僕は最近はほとんど、というか全く聴かなくなっちゃいました。久しぶりに聴いてみようかな。

だから、最新作なんか買ってもいません。ほっといても売れる人だとなんだか愛着が湧かない、というのが屈折したジャズ・ファン心理なのでしょうね。

>この週末御茶ノ水のDUで、クリスさん酷評(笑)のGeorges Paczynski「Levin' Song」を1,260円で購入しました。

酷評してましたか?(笑) 悪くはないけど、ジェニー・クラークがくどすぎるだけのですけどね。いずれにしても○万円で買うような作品ではないですよね。


>最近購入したFRANCOIS FAURE「That's All」も同印象でした。「Emily」よりは良い出来だとは思いましたが・・・。

同感です。綺麗なピアノを弾くんだけど、聴き終えた後、印象に残らないんですよね。あれほどたくさん弾きまくっているのに、印象が薄いって、いったいどんな音を弾いているのでしょうね。あの手のピアノを弾く人って、実にたくさんいますからね。個性が足りないのかな。

>今年はレア盤に惑わされずに、心底聴きこめる良い盤に巡り会いたいですね。

ひたすら自分にとって良いジャズのと出会いを大切にしていきたいですね。
僕も決して、マニアでもコレクターでもないので、そういった情報に惑わされず、ジャズ・ライフを送りたいです。

>3月にはLuca MannutzaとBrad Mehldauの新作が出ますね。こちらは期待しても良さそうです。

ルカはイイに決まっているので安心してますが、メルドーは最近、僕的にはちょっと?なので、心配ですが。

criss to Marty |  2010/01/31 (日) 23:05 No.3611


Re: Georges Paczynski Trio / Presences

crissさん、こんにちは、このアルバムに大変辛い点をつけているmonakaです。
何度か聴いてそのままなのでまだcriss参との見解の違いが発見できていません。
この程度のピアニスト(失礼、一杯いるのでは、メロディラインの筋が不明確で装飾が多く・・・
でもしばらくたってから又聴くことにしました。
まるで違うことを思う可能性があるmonakaです、、、
とりあえず反対意見もTBさせていただきます。

monaka |  2010/02/02 (火) 22:49 No.3622


Re: Georges Paczynski Trio / Presences

monakaさん、今晩わ。
深夜の2時にむくむくと起きだし、ブログ書いてます。異様です。

>まるで違うことを思う可能性があるmonakaです、、、
とりあえず反対意見もTBさせていただきます。

もちろん、反対意見もあってしかるべきです。
全て、評価が一致するなんて、逆に気持ち悪いですよね。

また、読み手の立場にすれば、そのような色々な意見があったほうが、
実際のところ面白いわけで。

僕にしたって、そのうちmonakaさんの意見に傾くかもしれないし。
アルバムの評価って、時間とともに変わりますからね。

criss to monaka |  2010/02/04 (木) 02:08 No.3627

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