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Kevin Hays Trio / Live at Smalls

   ↑  2010/02/15 (月)  カテゴリー: piano

kevin hays smallsKevin Hays Trio / Live at Smalls ( amazon )
2010  SmallsLIVE


Kevin Hays ( p )
Doug Weiss ( b )
Bill Stewart ( ds )

 


 



ケビン・ヘイズ ( Kevin Hays, Connecticut, 1968~ ) の通算13枚目となる最新作は、ダグ・ワイス ( b ) とビル・スチュアート ( ds ) という10年来のレギュラー・トリオによるライブ・ハウス、スモールズでの実況録音盤。

スモールズはニューヨーク、グリニッジ・ヴィレッジにあるジャズ・クラブ。1994年にミッチ・ボーデン氏 ( Mitch Borden ) により開店したニューヨークを代表する最もカッティング・エッジなクラブだ。90年代から若き才能あるミュージシャンが集い、連日セッションに明け暮れていたといわれ、その中にはジョシュア・レッドマンやブラッド・メルドー、ブライアン・ブレイド、それからカート・ローゼンウィンケルやマーク・ターナーなどがいた。しかし、順風満帆に見えたクラブ経営にも徐々に陰りが見られるようになり、2001年の9.11事件が更に経営悪化に追い打ちをかけ、2003年についに閉店に追い込まれた。そして、ミッチ・ボーデン氏は姉妹店である Fat Cat の経営だけに専念していたが、2005年にはスモールズ跡地のオーナーの配慮ににより奇跡の復活を遂げ、現在も同氏の経営のもと、元気に営業を続けている。smalls logo


今回のケヴィンの新作はそのスモールズが新たに立ち上げたレーベル、SmallsLIVE からの一枚だ。まず第一弾として本作以外に、ライアン・カイザー、ピーター・バーンスタイン、デヴィッド・キコスキー、スティーヴ・デイヴィス、そしてイアン・ヘンドリクソン・スミスの計6枚がリリースされた。SmallsLIVE のOfficial Web Site を覗いてみると、発売はされていないものの、ニール・スミス、シーマス・ブレイク、ジム・ロトンディ、イーサン・アイヴァーソンらのジャケットも掲載されているので、このシリーズは今後も続いているようである。 

実はご存じのように、スモールズ関連のレーベルとして、Smalls Records というかなりマニアックなアーティストのアルバムを制作しているレコード会社が以前から存在している。スモールズ開店当時からクラブでの演奏をボランティアで記録していたルーク・カヴェン 氏 ( Luke Kaven ) が趣味が高じて自ら立ち上げてしまったレーベルであり、当然、スモールズでのライブ音源も多分に含まれている。今回の新レーベルSmallsLIVE Records と Smalls Records との棲み分け、差別化を今後どのようにしていくつもりなのだろうか。ちなみにSmallsLIVE Records のプロデューサーは、スモールズのマネージャーであり、また自らもピアノで定期的にクラブに出演しているスパイク・ウィルナー 氏 ( Spike Wilner )  である。

smalls records logo

 
さて、今作の内容だが、全7曲でそのうちケヴィンのオリジナルが3曲。ArtistShare 盤 『 The Dreamer 』 に収められていたタイトル曲 ≪ The Dreamer ≫ も演奏している。そのほかには昨年 Jazzeye からリリースされた前作 『 You've Got A Friend 』 にも収録されていたガス・アルムハイムのバラード≪ Sweet and Lovely ≫ やチャーリー・パーカーの≪ Cheryl ≫ も再演している。この2曲は昨年、青山の Body & Soul での彼らのライブでも演奏していた曲であり、彼らのお得いのレパートリー なのだろう。

どの曲もライブならではの長尺な演奏で、ケヴィンなどは果てしなくソロをとっていて、聴いているほうが疲れるくらい元気だ。演奏もリラックスした中にも最後まで弛緩しない程良い緊張感が持続していて、飽きることはない。Body & Soul ではビル・スチュアートの眼の眩むような鮮やかなソロを披露してくれたが、今作では残念ながらビルのソロはない。ちなみにこのSmallsLIVE のポリシーの一つに次のような文言がある。

smallsLIVE artists are not placed under any constraints in terms of material, length of cuts or personnel. the aritst chooses all the takes. the presentation is that of being at the live show.


どんなメンバーでどんな曲をどういうアレンジで演奏するか。また、その音源をどのようにCD化するかなど、すべてアーティス側に任せているらしい。店側はアーティストに演奏場所を提供するだけ、というスモールズ の開店当時からの理念がここにも生きている訳だ。

ケヴィンの矢継ぎ早に畳みかける右手の超高速昇降フレーズが永遠と続き、心地よい眩暈を覚える。この人、昔からこんなに指が動く人だったっけ、と驚ろかさ れる。とにかく両手ともよく動く。しかも右手と左手の動きに関連性がないというか、全く別な指令系統下で動いているかのような驚異的な演奏力だ。超一流の コンテンポラリー系ピアニストの中にはブラッド・メルドーをはじめ、このような左右の手で独立したソロをとるプレーヤーが多いが、ケヴィンの左右独立分離 型ソロのレベルは抜きんでている。

編集を最小限に抑えた普段着の演奏にしてはそのクオリティーは大したもんだと思うが、いかんせん録音 が今一つなのが残念だ。今、巷で流行りのリニアPCMレコーダーでオーディエンス録音された隠し撮りブート盤みたいな録音なのだ。まあ、ある意味、リアル な音源と言えなくもないが・・・。

このシリーズ、値段が1,800円と新録盤にしては大変リーズナブルなので全部買いそろえた いところだが、録音がいまひとつなので、とりあえず本作とライアン・カイザーだけ買ってみた。

ちなみに amazon.com ( us ) では $8.99 で買えちゃう。6枚まとめて注文すると送料が約$22~23 で、CD代金が約$54 だから合計で$77ぐらいで手に入る。$1 =90円で計算すると 6,390円。日本で輸入盤を買うと6枚で10,800円だから、送料がかかっても4,500円もお得。 さらに Officila Web Site からダウンロードするだけなら1枚$7.00 !! だから、6枚ダウンロードしてもたったの3,780円。どうせ録音が悪いのだから、残りのアルバムはダウンロードで済ませちゃおうかなぁ。

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Comment


to criss

crissさんこんにちは
Anna CallahanつながりのJworksです。
crissさんもKevinのLive見てましたか。よくつながりますね。
私も別の場所で見ました。席がBillの真ん前だったので、
目はほとんど彼のdrummingを追っていた2時間でしたが、
いいもの見せてもらいました。
この1年前にもVicente Archer(b)とRoy Haynesの孫というMurcus Gilmore(ds)の
メンバーで見ましたが、
やはり、このBill Stewartの入った方が圧倒的にqualityの高いプレイをしてましたね。

J works |  2010/02/16 (火) 09:44 No.3665


これは私にもきます

ケヴィンのほか二つ何にするか、悩んじゃったけど注文しちゃった。
でも、きっと、聴くのはズ~~~~~ト、先です。

でも。。星三つ半かぁ。。って、ちょっと、思っちゃいましたよ。

すずっく |  2010/02/16 (火) 17:12 [ 編集 ] No.3666


crissさん、こんばんは。
安さにつられメンツにつられて僕はこの作品とKikoskiのやつを買いました。
どちらもSmallsなんで音のバランスは同じかと思いましたが、意外や違うんですよ。
あんまりいい音ではないことは共通してますが・・。

Kevin Haysのソロは確かに刺激的でしたね。

とっつぁん |  2010/02/16 (火) 20:23 No.3667


>私も別の場所で見ました。席がBillの真ん前だったので、
目はほとんど彼のdrummingを追っていた2時間でしたが、
いいもの見せてもらいました。

僕はケヴィンのピアノのすぐ近くでみていたのですが、どちらかというと、眼はビルの方に向いていることが多かったですね。あれは聴くだけじゃなく、見て楽しむものですね。しなやか、かつ、俊敏な動きに感動しますね。ほんと、いいものを見せてもらった、ってな感じです。

>このBill Stewartの入った方が圧倒的にqualityの高いプレイをしてましたね。

最近、特にビルの露出度がアップしてますよね。つい先日も守屋純子さんの新作を買ったら、ビルが叩いていました。これもなかなかイイ作品で、最近よく聴いています。ビルが叩くとそれだけで作品のクオリティーが星ひとつ分ぐらいアップするような気がします。

criss to J Works |  2010/02/16 (火) 21:37 No.3668


suzuckさん、こんばんわ。

>ケヴィンのほか二つ何にするか、悩んじゃったけど注文しちゃった。

僕も結局、このケヴィンとライアン・カイザー以外にも、バーンスタインとコキスキーを買っちゃいました。まだ聴いていませんが、ライアンは記事にも書いたように良かったです。2管ハードバップ好きな僕としてはこれはアタリでした。

星三つは一応、good ですから。Down Beat と同様のグレード分類です。だから、naryさんの星三つとは違うんですよね。

criss to suzuck |  2010/02/16 (火) 21:43 No.3669


今晩わ。

>どちらもSmallsなんで音のバランスは同じかと思いましたが、意外や違うんですよ。
あんまりいい音ではないことは共通してますが・・。

そうなんですよね。
僕もはじめ、ケヴィンのアルバムを聴いて、音悪いな~、と思ったのですが、ライアンの方はそれほど気にならなかったです。まあ、管はマイクで拾いやすいですからね。そのあたりのアドヴァンテージはありますが。
でも、聴きずらいわけじゃないし、考えようによっては、臨場感というかリアリティがあっていいんじゃないですかね。

けっこう、客のしゃべり声なんかも入っていて、僕はこのライブ感はキライじゃないですよ。

criss to とっつぁん |  2010/02/16 (火) 21:48 No.3670


先にキコスキを聴くと・・

crissさん、こんばんは。
さきにKikoskiの"Smalls"を聴くと、こっちは凄くいい音にきこえます。
弾き過ぎなくらいのKevin Hays、よかったです。僕もやっと聴き込んで記事に落とせましたのでTBさせていただこうかと思います。

とっつぁん |  2010/02/22 (月) 21:59 No.3689


>さきにKikoskiの"Smalls"を聴くと、こっちは凄くいい音にきこえます。

ほんと、そうですね。キコスキーからくらべたら、ケヴィンのピアノはずいぶんきれいに聞こえます。ケヴィンの録音が悪いなんて書いちゃったけど、ちょっと申しわけない気もします。

実は最近、買ってきた新譜をまずiPod でくことが多いのですが、ちょっと録音が悪いと、mp3に変換しちゃうとよりその録音の悪さがめだってしまい、このケヴィンのような評価になっちゃう傾向にあります。このケヴィンのライブにしても、上記の記事を書いたあと、自宅のメインのシステムで聞き返すと、まあ、それなりいい音に聞こえるんですよね。ただ、決して満足する音ではないですが。

そんなわけで、キコスキのスモールズ・ライブは、演奏はすごく良いので、かえって録音の悪さが残念でなりません。ほんと、演奏はすごかったですね。惚れ惚れします。なんで、同じ箱、おそらく同じ機材で録音しているのに、こうも音が違うのでそうね。そこが知りたいです。

criss to とっつぁん |  2010/02/23 (火) 11:20 No.3691


ipodで聴くと

こんばんは。SmallsLiveはキコスキのほうだけipodに入れて、気合いを入れて聴こうと再生してみたところ、聴けたモンじゃなかったです。。(涙)
LossLessエンコーディングで音質Downを避けようとしたのですが、元ネタが悪いものはしょうがないってことですね。
というわけで、ipodからはスタメン落ちして、スピーカーからちゃんと聴くようにしてます。

とっつぁん |  2010/02/23 (火) 21:51 No.3692


とっつぁん,こんばんわ。

iPod ってこれだけ普及してはいますが、iPod で聴ける音源って、
やっぱり近年の録音の良い音源に限られますよね。

もとの音質がよいから、圧縮かけてもある程度聴けるわけで、
もとの音質が、キコスキみたく悪いと、iPod じゃ悲惨ですね。

criss to とっつぁん |  2010/02/24 (水) 19:40 No.3694

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