雨の日にはジャズを聴きながら90年代以降のジャズを気ままに綴っています。 旧ブログ 『 雨の日には JAZZ を聴きながら 』 からのデータ移行は終了しました。ジャズ以外にも、時々デジタル関連の物欲記事、最近ハマっているカメラの話題も少しアップしています。 

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Ryan Kisor Quintet / Live at Smalls

   ↑  2010/02/16 (火)  カテゴリー: trumpet

Ryan Kisor smalls Ryan Kisor Quintet / Live at Smalls ( amazon )
2010  Smalls LIVE 001

Ryan Kisor ( tp )
Sherman Irby ( as )
Peter Zak ( p )
Carlos Henriquez ( b )
Ali Jackson ( ds )





昨日に引き続き、ニューヨークのジャズクラブ、スモールズの新レーベル SmallsLIVE からの一枚。
今作はライアン・カイザーにとってソロ名義としては16枚目のアルバムとなる。

ライアン・カイザー( Ryan Kisor , Iowa , 1973~ ) は90年のモンク・コンペティションで優勝し、すぐさま Columbia Records と契約。92年に『Minor Mutiny 』 で鮮烈デビュー。その後も90年代に Criss Cross から良質な作品をコンスタントに6作品リリースし、その地位を不動のものとしていった。個人的にはライアンの旬はこの Columbia  から Criss Cross  に吹き込んだ時期であったという思いが強い。特にデビュー作の 『Minor Mutiny 』 やCriss Cross の 『The Dream 』 などはすばらしい作品だと思っている。しかし、その後の Video Arts~Birds Records におけるプロデューサー主導の企画盤を乱造していったライアンには違和感を感じずにはいられない。

そんな近年のアルバムの方向性にモヤモヤした思いを抱いているファンには、今作のライブ音源は福音となるはず。あらためて振り返ってみたら、彼の長いキャリアのなかで意外なことに今作が初のライブ・アルバムなんだね。メンバーは前作 『 CONCEPTION - Cool and Hot 』 でも共演していたアルトのシャーマン・アービー、ピアノには隠れた名手ピーター・ザック、ベースは カルロス・ヘンリクウェッツ 、そしてドラムはアリ・ジャクソンという、ピーター・ザック以外は Jazz at Lincoln Center Orchestra のメンバーで固めたエリート集団。

全5曲で、そのうち4曲が10分以上の長尺な曲で、いかにもライブハウス的な構成。3曲は 『 CONCEPTION - Cool and Hot 』に収められていた楽曲で、それ以外は 『 This is Ryan 』 ( 2005, Video Arts ) で演奏していたガレスピーの ≪ Con Alma ≫ や『 One Finger Snap 』( 2007, Video Arts ) で演奏していたオリジナル・ブルースの ≪ Blues for Worm ≫  などをやっている。

とにかく全員が一丸となり熱く燃え上がり、自らも嬉々として演奏を楽しんでいる情景が眼に浮かんでくる。しかし何というか、ミュージシャンに好き勝手なことをやらせるとこんなにも生き生きした演奏ができるんだね。スモールズがミュージシャンにもファンにも愛され続けている理由が何となくわかる気がする。そして、こういう素晴らい演奏を聴くと、日本のレコード会社が如何に彼の才能をスポイルしてきたかが理解できる。

それにしても思うのは、ライアンのトランペットは決して貧弱な音ではないということだ。よく彼の音を軽くて薄っぺらなので魅力がない、と評する方がいるが、確かに Video Arts あたりの作品から聴きだすとそういう印象を抱くのも無理はないと思う。しかし、 今作で聴かれるように彼の本来の喇叭は、厚みがあり、歯切れもよく、たいへんよい楽器の鳴りをしていると思うのだが。

ライアンの好プレイも然ることながら、相棒のシャーマン・アービーの気迫のこもった豪快なソロにも圧巻だ。彼もまたライアン同様、Birds Records からキャノンボール・アダレイへのオマージュ盤を、しかも同レーベル恒例の美脚ジャケで出しているが、これが最高につまらない作品だった。彼の旧作である 『 Faith 』 や『 Black Warrior 』 あたりを聴いた後にその『 Work Song 』 を聴くと、同じアルティストが吹いているとは俄かに信じられないほど、クオリティに雲泥の差がある。

と云う訳で、スモールズという特別な空間でしか生まれえない音楽の魔法を見せてもらったような素晴らしい作品だった。しばらくは神棚に祭って、時々、拝聴させていただこうと思っている。
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