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1998 Warner




Daniel Szabo ( p )
Zoltan Olah ( b )
Andras Mohay ( ds )
その一挙手一投足が気になるクリス・ポッターが客演した最新作として話題のピアニスト、ダニエル・サボー のアルバム『 Contribution 』 が実にすばらしい出来で、このところ愛聴しているのですが、リーダーのダニエル・サボーはまったくの初見だったので、すこしばかり経歴をネットから引っぱってきてみました。( 原文はこちら )
ダニエル・サボーは、1975年にハンガリーの首都ブタペストから200キロほど南に向かった 人口約3万人のコムローという都市に生まれている。両親が音楽家であったことの影響もあり、サボーは4歳の頃からピアノを習い始めた。
まずサボーが最初に音楽教育を受けたのは、ユーゴスラビアとの国境に近いハンガリーで最も古い町の一つ、ペーチェ ( pecs ) にある フランツ・マーティン・フリー・アート・スクール ( Ference Martyn Free Art School ) という学校だった。その学校は、クラシック、即興音楽、さらにはジャズなどを平行して総合的に学ぶという特殊な教育を行っていた。そして、少年の頃からすでにハンガリーはもとよりヨーロッパ各国で、クラシック音楽や現代即興音楽やジャズの演奏活動を行うという神童ぶりを発揮していた。
ジャズとの最初の出会いは、8歳のときに聴いたエロール・ガーナの『 コンサート・バイ・ザ・シー 』であり、12歳でハイドンのピアノ・コンチェルトを弾き、15歳の頃までにはありとあらゆるジャズの楽曲を演奏できたという。
高校を卒業後はペーチェ大学に進学し人間科学を学び、三年後には更なる音楽教育を受けるためにブタペストに移住。 フランツ・リスト音楽院 (Ference Liszt Academy of Music ) のジャズ学科に入学し、2000年にはジャズピアノ演奏で学士学位を取得し、その後、フランス言語文化論で修士学位を取得している。
1997年にリトアニアで開催された国際ジャズ・コンテストで優勝。1998年にはハンガリー国営放送局主催のジャズ・ピアノ・コンペティションで優勝。その受賞がきっかけとなり、デビュー・アルバム 『 At The Moment 』をワーナー・ハンガリー からリリースする機会を得ている。
さらに2000年には、モントルー・ジャズ・フェスティヴァル主催のヘネシー・ジャズ・ピアノ・ソロ競技会で優勝したことが評価され、NYC で開かれた IAJE カンファレンス でゲスト・ソリストとして演奏を披露している。このころには、ロンドンやベルリンやブリュッセルなどのライブハウスで自身のレパートリーを演奏してる。そして2000年と2001年に、ソロ・ピアノ作品 『 Clusters』とトリオ作品 『 Free Mind Trio 』をリリースしている。
2001年、L.A. のヘンリー・マンシーニ研究所に全額給与の奨学生として参加するという名誉を得ている。そこでボザは、ランディー・ブレッカー、クリスチャン・マクブライド、ロイ・ハーグローブ、ヴィンス・メンドゥーサ、ボブ・ベルデン、パティー・オースチン、デイヴ・カーペンター、ピーター・アースキンらなど、世界的に著名なミュージシャンと共演をはたしている。
2003年、名誉ある国費奨学金であるフルブライト奨学金を得て、ボストンのニュー・イングランド音楽院の修士課程に入学し、2005年5月には同院を卒業している。
ボストン在住中にボザは二人の良き指導者と出会っている。一人はボブ・ブルックマイヤーであり、彼からは作曲と編曲を学んだ。もう一人の指導者はダニーロ・ペレスであり、彼からはジャズピアノの奏法を学んでいる。彼ら以外にも、ジェーリー・バーガンジー、スティーブ・レイシー、ジョージ・ガゾーン、マイケル・カナンらからの指導も受けた。また、マリア・シュナイダー、ジョー・ロバーノ、ジョージ・ラッセル、ティム・ハーゲンスなどとも共演するなど、その活動範囲を広める一方、NYCのライブハウスでも演奏する機会を得て成功を収めている。
帰国後はイタリア人アルト奏者のロザリオ・ジュリアーニとも共演し好評を博した。
2006年には、マーシャル・ソラール・ジャズ・ピアノ競技会でパリ市金賞も受賞している。
2007年にはニューヨークで活躍しているコンテンポラリー系ギタリストのカート・ローゼンウィンケルを迎えて、ボザとしては5作品目となる作品 『 Frictions
現在のところ最新作は、2009年に BMC から発売されたクリス・ポッター参加のカルテット作品 『 Contribution
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2010/02/18 | Comment (4) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |この前の記事 : Ryan Kisor Quintet / Live at Smalls
>『 Frictions』 をワーナーよりリリース
これを中古で拾ってきました。当分、聞けないけど。
ペレツ、や、ブルックマイヤーが文章寄せてたのは、こういう理由なんですね。
カートは3曲しか参加してないけど。
参考になりましたわ。ありがとうございました。
きっと、、ハンガリーから足跡つきますよン。(爆)
suzukさん、今晩わ。
はるばるフランスから届くのを待った甲斐がありました。
ありがたみもひとしおです。
バスクラの曲はちょと好みからは外れますが、
それ以外はめちゃくちゃかっこいいです。
>これを中古で拾ってきました。当分、聞けないけど。
僕も手に入れました。まだ届いていないけど。たぶん、このクリポタの方が良いと思う。ちょっと試聴したけど、カートは3曲だけだし。
>参考になりましたわ。ありがとうございました。
ありがとうございます。少しでもお役にたてて光栄です。誰かの役に立てれば、というつもりで和訳してみました。当直しながらね。
02のchick coreaの方は、イントロを聴いただけで、ひらひら舞う幻想的な蝶に誘われて春の野に出たら、小さな春をみつけて微笑んでしまうような気分になります。
ピアノの音色が澄んでいて、とても軽快なタッチですね。
この音を聴いただけでも、酔いしれますが、すごい履歴ですね。
プロになる前から、勲章がたくさん。
こういう超人、たまにみえますね。
性格も穏やかで寛容で、キラキラしていたりしますよね。
最後のスケールの何て美しいこと。
話変わりますが、Bopの記事ありましたね。
今、とても関心があったので、じっくり読んでいるところです。
私の幼い頃感じたJazzのイメージはBopだったのかも?
なんて読みながら、感じていたところです。
音があると、具体的ですね、とても参考になります。
ひまわりさん、こんばんわ。
>この音を聴いただけでも、酔いしれますが、すごい履歴ですね。
プロになる前から、勲章がたくさん。
こういう超人、たまにみえますね。
凄い経歴に圧倒されて、聴く前から身構えてしまいますが、最近のジャズ・ミュージシャンは昔のようなたたき上げみたいな人は少なくて、みんな、名門音楽院でクラシックをマスターしてから、ジャズを清く正しく学びなおしたようなエリートばかりです。ジャズがクラシック化していくのも納得です。ハチャメチャな荒削りのジャズマンって、いまの業界では育ちにくいし、育とうとしても潰されるんじゃないかな。ジャズ界も我々が生きている実社会同様、学歴社会なんですね。
>私の幼い頃感じたJazzのイメージはBopだったのかも?
多分、そうでしょう。でも本当のジャズは今も昔もバップですよ。決して今はやりのジャズが本来のジャズではありません。どちらを聴けば良いか、というと、両方聴くのが正しい聴き方だと思いますが。温故知新。過去と現在を行ったり来たりしながらジャズを楽しむと幅が広がり、楽しみも倍増します。
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