雨の日にはジャズを聴きながら90年代以降のジャズを気ままに綴っています。 旧ブログ 『 雨の日には JAZZ を聴きながら 』 からのデータ移行は終了しました。ジャズ以外にも、時々デジタル関連の物欲記事、最近ハマっているカメラの話題も少しアップしています。 

ブログパーツ

スポンサーサイト

   ↑  --/--/-- (--)  カテゴリー: スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

(記事編集) http://jazzlab.blog67.fc2.com/?overture" target="_new

--/--/-- | Comment (-) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Joel Haynes Trio featuring Seamus Blake / Transitions , Tilden Webb Trio / Cellar Groove, etc.

   ↑  2010/03/03 (水)  カテゴリー: piano
Joel Haynes_transitionsJoel Haynes Trio featuring Seamus Blake ( amazon )
2008 Cellar Live


Joel Haynes ( ds )
Jodi Proznick ( b )
Tilden Webb ( p )
Seamus Blake ( ts )



拙ブログに御訪来いただいては時々コメントを残していってくださる SINTETIC さんが、一昨日のコメントの中で、『 DU新宿店の青空市で、Tilden WebbトリオにDavid゛ F゛ Newmanが参加した作品を買ったけど、古き良きアメリカ黄金期のハードバップといった感じで、理屈抜きで楽しめた~。』 とおっしゃっていたので、僕も懐かしくなり、段ボールにしまっておいたティルデン・ウェヴの作品を引っ張り出してきて、いま、聴いてるところです。もう4年以上前の作品なんですね、これ。なんだかつい最近、聴いていたような気がします。月日の経つのは恐いくらい速いものです。

ティルデン・ウェブはカナダの中堅ピアニストで、年齢は30代。モーダルで切れ味鋭いなかなかカッコいいピアニストです。まだローカル・ミュージシャンのポジションに甘んじていることろがありますが、技術的にはかなりイイ線いっていると思いますので、今後の活躍に期待したいところです。

そのティルデン・ウェヴの名を世に知らしめた作品としては、上記のデヴィッド・ニューマンをゲストに招いて吹き込んだセラーでの実況録音盤 『 Cellar Groove 』 ( 2005, Cellar Live ) よりもむしろ、ドラマーであるジョエル・ヘインズ ( Joel Haynes ) のセカンド・アルバム『 Transitions 』 ( 2008, Cellar Live ) ではないでしょうか。

この作品は何と云ってもシーマス・ブレイクが参加していることで話題になりました。しかも、そのシーマス(シェーマス)がそれこそ自身のリーダー作でも聴かせたことのないような熱くハードなパフォーマンスを繰り広げているです。もうシーマスのファンならずとものけ反って興奮してしまうこと請け合いです。このライブの時、一瞬、シーマスはクリス・ポッターを超えた!! と云っても過言ではありません。それくらい、ここでのシーマスは凄いのです。そのシーマスのバックで、強烈にプッシュし、鋭いバッキングでフロントラインを煽っていたのがこのティンデル・ウェブなのですね。ハンコックやマッコイを完全に咀嚼し、スタイリッシュに昇華させたような現代的なスタイル。これでローカル・ミュージシャンなのですから、カナダのジャズ界のレベルの高さが窺えます。

Joel Haynes time is nowJoel Haynes Trio / The Time Is Now  ( amazon )
2007 Cellar Live


Tilden Webb ( P )
Jodi Proznick ( b )
Joel Haynes ( ds )




こちらはジョエル・ヘインズのデビュー作で、ここでもピアノはティルデン・ウェブが参加しています。ベースはセカンド同様、ウェブ・トリオのレギュラー・ベーシストであるジョディ・プロズニックが担当しています。ジョディはその名前から察しが付く通り女性のベーシストですが、カナダ人としては小柄なのでしょうが、並みの日本人男性よりは体格は良さそうで、出てくる音もゴリゴリと太く、グイグイとリズムを引っ張っていく頼もしい弾き手です。

ウェブは、ピアノとローズを弾き分けています。ローズで弾く楽曲は80年代のフュージョンの香りがしますね。しかもCTI のミルト・ジャクソンの名作 『 Sunflower 』 やフレディー・ハバードの『 Polar AC 』 などに収められていた 《 People Make the World Go Round》 なども演奏していて、当時、青春を謳歌していた世代には胸が熱くなる演奏です。ウェブと学生時代からの盟友ジョディは、ピアノのシンセに、ウッドベースをエレベに持ち替え、フュージョン・バンドのようなこともやっているようです。ローカル・ミュージシャンとしてはごく普通の営業活動なのでしょうね。本作はシーマス参加のセカンドに比べると随分と軽い印象を受ける作品ですが、弛緩しない適度の緊張感とノスタルジックな哀愁が漂う心地よい秀作だと思います。


Tilden Webb Trio - Cellar GrooveTilden Webb Trio / Cellar Groove  ( amazon )
2006 Cellar Live
 

Tilden Webb ( p )
Jodi Proznick ( b )
Jesse Cahill ( ds )
David "Fathead" Newman ( ts, as, fl )



昨年、惜しくも他界したテキサス・テナーの巨匠デヴィッド・ファットヘッド・ニューマン ( David “ Fathead ” Newman , texas , 1933~2009 ) をゲストに招いて2004年12月に録音されたティルデン・ウェブ・トリオのライブ盤。

ライブ会場となっているセラー ( Cellar ) は、バンクーバーにあるジャズカフェ&レストランで、その店のオーナーであり自らもアルトサックスを吹くコリー・ウイーズ 氏 ( Cory Weeds ) が2001年立ち上げたレーベルが “ Cellar Live Records ” 。 本作ももちろんそのCellar Live の作品です。レーベル・サイトを覗いてみると既に50枚以上のカタログ数を有しており、けっこう所有している作品もありますが、何気に粒ぞろいで侮れません。

近いうちに拙ブログでも取り上げようと思いますが、今年になって手に入れたCellar Live Records の最新作、スティーヴ・カルドスタッド ( Steve Kaldestad ) の 『 Blow Up 』 もスインギーな好盤で気に入っています。

jodi ProznickJodi Proznick Quartet / Foundations  ( amazon )
2006 Cellar Live


Jodi Proznick( b )
Tilden Webb ( p )
Steve Kaldestad ( ts )
Jesse Cahill ( ds )



長年ウェブと活動を共にしてきた女性ベーシスト、ジョディ・プロズニック ( Jodi Proznick ) のデビュー作にももちろんウェブが参加しています。本作はカルテット編成で、カナダ人テナリスト、スティーヴ・カルドスタッド ( Steve Kaldestad ) がフロントを務めています。カルドスタッドは比較的オーソドックスなスインギーなハードバップを得意としているようで、デヴィッド・ニューマンやシーマス・ブレイクをフロントに据えたカルテットを聴いた後では、どうしても物足りさを感じてしまいます。音色が綺麗でエモーショナルなこの手のテナーは僕個人的には好みではありませんが、テクニックはなかなかあります。悪くはありません。ジョディのベースソロもこれと云って取り立てるほどのことはしていません。こういう盤はどうしたらよいのでしょうかね。困ります。

 中年音楽狂さんの記事 『 Seamus Blakeが光るJoel Haynesのライブ盤 』 はこちら
関連記事

FC2スレッドテーマ : JAZZ (ジャンル : 音楽

(記事編集) http://jazzlab.blog67.fc2.com/blog-entry-1263.html

2010/03/03 | Comment (9) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |
この次の記事 : Steve Kaldestad / Blow - Up
この前の記事 : Gabriele Pezzoli Trio / Rendez-vous

Comment


crissさんこんばんは
いつも楽しみに読ませていただいてます。

Joel Haynes(Seamus Blake )(笑)の
Transitions コメントせずには
いられないほど愛聴盤です。(笑)
ホントいつ聴いてもスカッと気持ちのいい演奏ですね。
こんなライブ見てみたい! です。

Tilden WebbのCELLER GROOVEは
正直David "Fathead" Newman
で一瞬ためらいましたが、
なかなかご機嫌な演奏で、
思い切って買って正解でした。

僕も久々に引っ張り出してきます。

P.S
( Steve Kaldestad ) の 『 Blow Up 』は
全然知らない盤なので早速チェックしてみます!

otto |  2010/03/03 (水) 23:45 No.3714


有難うございます。

冒頭からご紹介して頂き、有難うございます。
深々とお辞儀する次第であります、はい。

さて本作ですが、これもう1曲目のタイトル曲からクライマックスですよね。
テーマが終わった後からもうSeamus オン・ステージ!このソロのカッコイイのなんのったらありません。その後のTilden Webbのソロも熱いですね~。
でCrissさん、Seamusが2分07秒辺りで吹くフレーズ、キャ~~~ッ!って痺れるんですが(爆)どうもどっかで聴いた事あるような、、、何かを聴いた時と同じブルブル感なんです。寺島さん流に言えば、これは俺のフレーズだ!みたいな(笑)
はて?何だったろう、、、と悪い頭をかっぽじって考えました。
そうです、思い出しました!
Gianluca Renziの『Charles & Joe』の6曲目「Weird Nightmare」。ここでのDanniele Tittarelliのソロ(3分26秒~46秒辺り)ですっ!
すみません、マニアックで。自分の中では何度も繰り返して聴くソロの一つなんです。


Cellar Liveを初めて知ったのはBluno Hubert『Get Out Of Town』を聴いてからでしたでしょうか。
これもアメリカ・ローカルのライヴという感じで大好きな作品です。

SINTETIC |  2010/03/04 (木) 00:38 No.3718


ottoさん、お久しぶりです。

>Transitions コメントせずには
いられないほど愛聴盤です。(笑)
ホントいつ聴いてもスカッと気持ちのいい演奏ですね。

これ、disk union 店頭ポップでもかなりプッシュしていたので買ったのですが、大正解で、DUに向かって拝んでしまいましたよ(笑)。

時々、本当にイイものを紹介してくれるのでDU通いはやめられません。

>Tilden WebbのCELLER GROOVEは
正直David "Fathead" Newman
で一瞬ためらいましたが、
なかなかご機嫌な演奏で、
思い切って買って正解でした。


同感です。デカ頭は、どうしてもR&Bっぽくって昔は馴染めなかったので、その印象で買うのを躊躇した盤です。発売当時は結局買わずに、のちに中古でだいぶ安く買ったのを覚えています。たまにこういう豪快で大味なテナーを聴くのもいいものです。

でも、やっぱりシーマスがいいですね。

>( Steve Kaldestad ) の 『 Blow Up 』は
全然知らない盤なので早速チェックしてみます!

そうしてください。トランペットのkevin Dean という人がなかなかの好演です。

criss to otto |  2010/03/04 (木) 00:40 No.3719


Joel Haynes Trioko、すごいアルバムですね!
こういう演奏をハードバップと言うんですね?
息もつけないシーンの展開が大好き!まさしく、私のイメージしているJazzの世界の音です。各パートごとに、ソロが順番に移っているのも、映像を観ていなくてもわかるほど、伝わってきます。
そして、拍手したいシーンで、拍手が聞えてくるので、そこにいるみたいで、うれしい。
ピアニストのティルデンさんは、これで、ローカルミュージシャンなのですか?
単音のソロも、ブロックコードの刻みも、リズムが心地良く、聴いているこちらとしては、自然に、首でカウントとってしまいます。
シーマスさんのtpも、初めて聴きましたが、すごいわ!
良い作品、良い演奏者のことを知り、知識が増えることは喜びです。
 今日は、右手の親指の第一関節に水が溜まり、整形外科に行く予定でしたが、怖くなり、自主的に辞めました。
近所の整形外科は、残酷なことを簡単に告げたり、院長が、レントゲンを見て、ひェーーなんて顔するので、落ち込むので、違う病院を探しながら、気付くと、youtubeでお気に入りのkeep that same old feelingのいろんな人のカバー観ていたら、side effectのリズムを聴いていたら、山下達郎さんのrainy walkを思い出し、ちょっと気分も良くなったところで、クリスさんの記事を読み、元気になったところでした。
 人間、生身ですもんね。
良い演奏を提供して下さるミュージシャンも、私達も、健康であるこを、いつも祈っていたりします。




ひまわり |  2010/03/04 (木) 11:38 No.3721


ひまわりさん、こんばんわ。
微笑ましいコメントありがとうございます。

>こういう演奏をハードバップと言うんですね?
息もつけないシーンの展開が大好き!まさしく、私のイメージしているJazzの世界の音です。

そうです、これがジャズの一番おいしいとことです。おそらく、ジャズファンの最大公約数的快感がここにはあると思いますよ。これがキライというジャズファンはそうそうお目にかかれません。

>ピアニストのティルデンさんは、これで、ローカルミュージシャンなのですか?

まあ、ローカルと云ってもバンクーヴァー は213万人の大都市ですからね。これくらいのレベルのミュージシャンンはいるんでしょうね。

>近所の整形外科は、残酷なことを簡単に告げたり、院長が、レントゲンを見て、ひェーーなんて顔するので、

僕も外科ですから、知らず知らずのうちに残酷なことを云っていたりします。「先生は優しい顔して、恐いこと平気で云うのね」と患者さんに云われることがよくあります。反省しなければ。

僕らにとって、切ったり、水を抜いたり、刺したり、砕いたり、エグッたり、つぶしたり、はぎとったり、と、そういうことが日常なので、残酷ものがりたりにマヒしてしまっているんですよね。

ということで、明日は、患者さんの大腸の粘膜を剥ぎ取る仕事です。


criss to ひまわりさん |  2010/03/04 (木) 23:38 No.3724


これは非常によかったです。

crissさん,こんばんは。こちらの記事を拝見して,Seamusのワンホーンかぁと思って気にしておりました。ネットでは高いので躊躇していましたが,某ショップで手ごろな値段だったので買ってみたら大当たりでした。

私はSeamusはワンホーン・クァルテットに限ると思っていますが,やはりあながち外れていないなぁなんて思ってしまいました。ということで,ナイスなアルバムのご紹介ありがとうございました。

ダメとは知りつつ,TBを試みます。

中年音楽狂 |  2010/04/13 (火) 21:01 [ 編集 ] No.3876


中年音楽狂さん、今晩わ。

>ということで,ナイスなアルバムのご紹介ありがとうございました。

こちらこそ、閣下の御紹介してくださる作品をいつも参考にさせてただいています。とくに映画情報は役に立ちます(笑)。

「2012」はやはりだめですかね~。僕、けっこうあういう派手なCS大好きなんですけどね~。基本的に僕は真の映画ファンではないんでしょうね。

うちの嫁さんも閣下と同じで、シナリオに破たんがあると、それだけで観る気がしないみたいです。

僕もシェーマス大好きなので、閣下ももしシェーマス参加の隠れ名盤を見つけたら教えてください。

「隠れシェーマスを探せ!!」 という企画でもそのうちみんなでやりましょう。

では、こちらからもTBさせていただきます。
残念ながら今回もそちらからもTBはだめのようです。
記事末尾にリンクを貼っておきますね。

criss to 中年音楽狂さん |  2010/04/14 (水) 23:07 No.3878


閣下はやめて下さいね(笑)。

crissさん,こんばんは。中国から帰国しました。なぜか中国からcrissさんのブログが閲覧できず,記事のURLを貼り付けることもままなりませんでした。ということで,帰国しましたので,当方の記事にURLを貼り付けておきました。それにしてもTBの相性が悪いままですねぇ。

ところで,「閣下」はDave Hollandだけでいいので,私に関しては勘弁して下さいね(苦笑)。すずっくさんにも何回も言っていますが,一向におやめになる気配がないので,最近は私も諦めましたけど。

中年音楽狂 |  2010/04/16 (金) 23:02 [ 編集 ] No.3885


中年音楽狂さん、こんにちは。


>なぜか中国からcrissさんのブログが閲覧できず,記事のURLを貼り付けることもままなりませんでした。

あらら、何故でしょうね。僕のブログが中国政府にとって不都合な内容なんてことは、ないですよね。ちょっと気になりますが。

中国出張、御苦労さまです。僕の患者さんでも中国に数カ月単位で出張を繰り返している人が数人いますよ。彼らは日本で食事を気をつけてデータが良くなってきた頃に中国に出張し、出張中にデータが悪くなり帰国する、なんていうのを繰り返している人もいます。中国での食事は気を付けてください。それから中国の人は会食の場でかなり飲むらしいので、肝機能も悪くなりやすいみたいです。

ということで、「閣下」は嫌ですか?なんだかイメージにぴったりなので、時をみてまた使わせていただきます(笑)。

criss to 中年音楽狂さん |  2010/04/18 (日) 06:03 No.3889

コメントを投稿する 記事: Joel Haynes Trio featuring Seamus Blake / Transitions , Tilden Webb Trio / Cellar Groove, etc.

お気軽にコメントをぞうぞ。
非公開 (管理人のみ閲覧可能なコメント) にしたい場合には、ロック にチェックを入れてください。

  任意 : 後から修正や削除ができます。
  非公開コメントとして投稿する。(管理人にのみ公開)
 

Trackback

この次の記事 : Steve Kaldestad / Blow - Up
この前の記事 : Gabriele Pezzoli Trio / Rendez-vous
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。