雨の日にはジャズを聴きながら90年代以降のジャズを気ままに綴っています。 旧ブログ 『 雨の日には JAZZ を聴きながら 』 からのデータ移行は終了しました。ジャズ以外にも、時々デジタル関連の物欲記事、最近ハマっているカメラの話題も少しアップしています。 

ブログパーツ

スポンサーサイト

   ↑  --/--/-- (--)  カテゴリー: スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

(記事編集) http://jazzlab.blog67.fc2.com/?overture" target="_new

--/--/-- | Comment (-) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Thomas Savy / French Suite

   ↑  2010/03/05 (金)  カテゴリー: etc

thomas savy_french suit Thomas Savy / French Suite ( amazon )
2010 Plus Loin Music  PL100


Thomas Savy ( bcl )
Scott Colley ( b )
Bill Stewart ( ds )




フランス人マルチリード奏者、トーマス・サビー ( Thomas Savy , Paris , 1972~ ) のリーダー作としては 『 Archipel 』( 2004, Nocturne ) に続く2作目となる最新作。今回は単身訪米し、米国最強のコンテンポラリー・リズム・セクションであるビル・スチュアートとスコット・コリーを従えたトリオ編成で臨んだ気合いの入った作品です。この二人を起用したからには、それ相当の自信と覚悟があるのでしょう。しかも逃げも隠れも出来ないピアノレスのトリオ編成ですから、かなりのプレッシャーもあったのではと推測します。ジャケット写真の彼の恐げな容貌はそれらをすべて物語っているかのようです。が、そんなプレッシャーもなんのその、ツワモノ二人を相手に、互角、いや、それ以上のパフォーマンスを発揮し、緊張感に漲る素晴らしい作品に仕上げてきました。

多くの方には馴染みが薄いミュージシャンなので、まずは簡単に経歴を紹介しておきます(原文はこちら)。

トーマス・サビーは、パリ国立地方音楽院( Paris’ Conservatoire National de Région )でクラシック・クラリネットを学び、そこで1993年には金賞 ( Premier Prix ) を受賞したあと、翌年にはフランス最高峰の音楽大学であるフランス国立高等音楽院 ( the Conservatoire National Supérieur de Musique in Paris ) のジャズ即興音楽に入学しています。同院ではダニエル・ユメールをはじめ、著名な指導者に恵まれ、1997年にはインプロビゼーション金賞を受賞しています。その一方で、精力的にクラブのギグなどに参加し、すぐさまパリのビッグバンドのレギュラー・メンバーに抜擢されています。さらには、いくつかの現代音楽や電子音楽の分野でも多大なる貢献を果たしています。サビーは、テナーサックス、バリトンサックス、バスクラリネット、あるいはフルートなど、様々な楽器を操るマルチリード奏者ですが、ラージ・アンサンブル編成の中では概してテナーサックスを担当しているようです。しかし、彼の個性はバスクラを手にした時に最も発揮されます。ジョン・コルトレーンとウェイン・ショーターに影響を受けたサビーですが、彼がリーダーとしてその腕前をふるう際はもっぱらこの珍しい楽器であるバスクラを演奏しています。

本国ではピエリック・ペドロンやヴァンサン・アルトーのバンドから、The Vintage Orchestra や Christophe Dal Sasso Big Band などのラージ・アンサンブル集団まで、レベルの高いミュージシャン達との共演が多く、おそらく楽器の特異性も考えると、かなり高い評価を得ているのではないでしょうか。

手許にあるフランス産CDをざっと目を通してみたところ、ファビアン・マリーの 『 Four and Four 』、デヴィッド・エルマレクの 『 Music from Source 』、ピエリック・ペドロンの 『 Classical Faces 』 などに参加していました。ですが、どの作品もあまり存在感はありません。アンサンブルの一員のような起用のされ方なので、ソロも少ない。

Fabien MARY four and four Fabien Mary / Four and Four ( amazon )
2008 Elabeth 

Fabien MARY (tp), Pierrick PEDRON (as), David SAUZAY (ts,fl), Jerry EDWARDS (tb), Thomas SAVY (bs,bcl), Hugo LIPPI (g), Fabien MARCOZ (b), Mourad BENHAMMOU (ds)







 

pierrick pedron_classic Faces Pierrrick Pedron / Classical Faces  ( amazon )
2006 Nocturne 



Pierrick Pedron (as), Pierre de Bethmann (p), Franck Agulhon (ds), Vincent Artaud (b), Magik Malik (fl), Thomas Savy (bcl)






David_elMalek_source David El-Malek / Music from Source  ( amazon )
2008 Nocturne 



David El-Malek (ts, ss), Yoann Loustalot (tp), Thomas Savy (bcl, ts),  Denis Leloup (tb), Eric Dufay (cor), Didier Havet (tb, tuba), Jules Bikoko Binjami (b), Daniel Garcia Bruno (ds,perc)


 

 

 


 

 

  中年音楽狂さんの記事 『 Thomas Savy : バスクラ・ドラムレス・トリオへの挑戦は大成功 』 はこちら

関連記事

FC2スレッドテーマ : JAZZ (ジャンル : 音楽

(記事編集) http://jazzlab.blog67.fc2.com/blog-entry-1266.html

2010/03/05 | Comment (8) | Trackback (1) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |
この次の記事 : Tim Allhoff Trio / Prelude
この前の記事 : Steve Fishwick / Up Front !

Comment


いいなぁ

私は、HMVで注文したら、発売?延期で3月の後半にしか来ないとインフォメール入ってました。
ナリーさんところでも、ぼやいちゃった。

最初は、ドラム&ベースの鉄壁のアメリカンコンビに惹かれたのですけど。。
いろいろ調べたら、アーティさまが惚れ込んでるバスクラのようですし、
ショーター&コルトレーンが好きって、、そりゃ、楽しみな一枚になっています。
フランスのバスクラって、私はミッシェルポルタルが好きなのですが、皆さんに評判もいいようなので楽しみになってます。

すずっく |  2010/03/06 (土) 10:02 [ 編集 ] No.3728


気になってます

こんにちわ。クリスさん。 
札幌はようやくアスファルトが見えてきましたが今日も雪がちらちら降っています。

僕は他の作品をVENTさんに数枚予約してしまっているので、この作品はまだ買っていませんが、試聴するとやはりいいですね。
リズム陣はもちろんですが、この人のバスクラの音色もいいですね。
バスクラってちょっと変わった楽器ですが、はまるとクセになりますね。いまPER TEXAS JOHANSSONを久しぶりに引っ張りだして聴いてます。このままDOLPHYまで遡ると思います。
それではまた。

札幌少年 |  2010/03/06 (土) 14:51 [ 編集 ] No.3730


suzuckさん、今晩わ。

HMVは安いけど、異様に遅かったりして、
短期な僕はオーダーしながらも、待てずにキャンセルして
DUに飛び込んで買っちゃうことがしばしばいあります。
HMVもあれでどんな商品でも明日には到着、みたいな
速さならモンクないのですが。

>アーティさまが惚れ込んでるバスクラのようですし、

そうでしたね。ファーストを彼女は書いてますね。
僕も参考にさせてもらいました。僕はこのセカンドのほうが好みかな。

>フランスのバスクラって、私はミッシェルポルタルが好きなのですが、皆さんに評判もいいようなので楽しみになってます。

バスクラは基本的に好きじゃなです。ポルタルのバスクラも僕はだめですね。クリポタのバスクラでさえ、だめなんですから。でもこのサビーのこの盤でもプレイは気に入りました。広域をたくさん使っているから、
あまりバクスラ、バスクラしていないのもあるのかもしれません。

でも、今月、楽しみにしてます。天気がいいとよいのですが。

criss to suzuck |  2010/03/06 (土) 22:10 No.3733


札幌少年さん、こんばんわ。

>札幌はようやくアスファルトが見えてきましたが今日も雪がちらちら降っています。

でも、あれですよね。雪国の方が、雪に慣れているので、はじめから路面にはお湯がでるような配管がされていたり、夜中に除雪車が綺麗にしてくれているので、、意外に道路の雪は少ないんじゃないですか?
僕も新潟大学だったので経験ありますが、道路は雪の心配はないのですが、歩道に積もった雪た、山のように路肩に積まれた雪が春まで残ったりして、あれがうっとおしいんですよね。しかも排気ガスで汚れて汚いし。


>リズム陣はもちろんですが、この人のバスクラの音色もいいですね。

バスクラは↑でも書きましたが、僕は苦手なんです。大好きなクリポタのバスクラでさえ敬遠するくらいですから。

>いまPER TEXAS JOHANSSONを久しぶりに引っ張りだして聴いてます。このままDOLPHYまで遡ると思います。

PER TEXAS JOHANSSONだって、僕はやっぱりテナーを持っているときのほうが好きです。え~と、レベッカ・トルンクヴィスト?というヴォーカルとやったアルバムなんかも、テナーを吹くジョンスンは良かったな~。

criss to 札幌少年さん |  2010/03/06 (土) 22:27 No.3734


これはたいへん素晴らしいアルバムでした

crissさん,こんにちは。新潟楽しまれたようで何よりでした。スズニカ男爵夫人とはお話も盛り上がったのではないかと想像しております。

さて,このアルバム,私はcrissさんと逆で,バスクラの音色がかなり好きってのもありまして,かつ強力リズム隊と対峙するSavyの潔さが気に入りましたねぇ。

今年聞いた新譜の中ではかなり好きなアルバムとなりました。それにしてもcrissさんも情報が早いですね。毎度のことながら感服致します。

毎度のことで,ダメかもしれませんが,TB入れてみます。

中年音楽狂 |  2010/03/22 (月) 15:12 [ 編集 ] No.3773


>スズニカ男爵夫人とはお話も盛り上がったのではないかと想像しております。

はい。おお盛り上がりでした、って、酔っぱらって盛り上がっていたのは僕一人だけかもしれませんが。
スズニカ男爵夫人はタダものならぬオーラを発散させておりましたよ。はんだか育ちも良さそうで、どこかの御令嬢なのでしょうか、此処だけの話。

>私はcrissさんと逆で,バスクラの音色がかなり好きってのもありまして,かつ強力リズム隊と対峙するSavyの潔さが気に入りましたねぇ。

あら、そうですか。メルドー、ECM好きの中年音楽狂さんが好きとは意外です。でもあれですよね、クリポタの吹くバスクラよりもクリポタらしく聴こえて、僕もかなり気に入っていますよ。腰の据わった文字通りの力作ですね。

こんどスズニカ夫人が上京した際はぜひみんなで飲みたいですね。

ということで、そちらからもTBは駄目みたいなので、本文最後にリンクを張っておきました。

どうぞよろしく。

criss to 中年音楽狂さん |  2010/03/22 (月) 17:45 No.3776


おかえりなさい

ごめんなさい。
とらばの時に、コメントいれたと思ってましたが。。
勘違いだったのかしら。。

では、最初に、、クリスさまがお出かけのタイミングで音源つきました。お忙しいところお手間おかけいたしました。


さて、サビーですが、全編緊張感あふれる気骨あるアルバムでした。一期一会に精神でしょうかねぇ。
とらばさせていただきました。

我が家も連休で今日、明日は、お家でのんびりしてます。今日は、タイミングよくお天気よくなり、晴れたので庭の手入れや床のワックスがけなんかしました。
夕方は、のんびりとビールなんかのんじゃいました。BGMはのんびりしたギタートリオだったです。

すみませんでした。m(__)m

すずっく |  2010/05/02 (日) 22:35 [ 編集 ] No.3919


suzuckさん、こんにちは。

当たり前ですが、今日から仕事です。早朝からバタバタしてます。いやですね~仕事は。いきなりリアル・ワールドに引き戻され、少々、気が滅入っています。
でもまあ、年に2,3回、海外でのんびりできるのですから、贅沢はいえません。今の境遇に感謝しようと思ってます。

このアルバム、確かに生活の中に溶け込めるアルバムではないので、キチンと作品と向かいあって聴かないとそのよさが分からない、少々、とっつきにくい作品ですよね。僕にとってはこのあたりがジャズの辺境領域ですね。いつも聴きたくなるようなアルバムではありませんが、まあ、作品のできとしては最高ですよね。

ということで、うまくいくかどうか不安ですが、TBさせていただきます。

criss to suzuck |  2010/05/06 (木) 08:16 No.3924

コメントを投稿する 記事: Thomas Savy / French Suite

お気軽にコメントをぞうぞ。
非公開 (管理人のみ閲覧可能なコメント) にしたい場合には、ロック にチェックを入れてください。

  任意 : 後から修正や削除ができます。
  非公開コメントとして投稿する。(管理人にのみ公開)
 

Trackback


この記事にトラックバックする

FrenchSuite/ThomasSavy

「嫌いなものを食べないでいると美味しいものが逃げていくよ。。」小さな頃から祖父に耳元で言い続けられたわたし。。祖父の真意はわかりませんが、三つ子の魂百までも、って感じで...

MySecretRoom 2010/05/01
この次の記事 : Tim Allhoff Trio / Prelude
この前の記事 : Steve Fishwick / Up Front !
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。