雨の日にはジャズを聴きながら90年代以降のジャズを気ままに綴っています。 旧ブログ 『 雨の日には JAZZ を聴きながら 』 からのデータ移行は終了しました。ジャズ以外にも、時々デジタル関連の物欲記事、最近ハマっているカメラの話題も少しアップしています。 

ブログパーツ

スポンサーサイト

   ↑  --/--/-- (--)  カテゴリー: スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

(記事編集) http://jazzlab.blog67.fc2.com/?overture" target="_new

--/--/-- | Comment (-) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Gerardo Bartoccini / Bye Bye Lazybird

   ↑  2010/05/13 (木)  カテゴリー: bass
Gerardo Bartoccini
Gerardo Bartoccini / Bye Bye Lazybird
2010 Dodicilune


Max Ionata (ts)
Pietro Lussu (p)
Gerardo Bartoccini (b)
Marco Valeri (ds)






イタリア人ベーシスト、ジェラルド・バルトッチーニ ( Gerardo Bartoccini, Rome, 1968~ ) の初リーダー作品。日本では今が旬といった感じのマックス・イオナータが参加していることで購入する。

結論から先に言ってしまうと、総じて凡庸な出来。主役ベーシストのヴァーチュオーゾを期待して聴くと激しく物足りなさを感じる作品と言える。

バルトッチーニは80年代にはエレクトリック・ベースでロックを演奏していたが、90年代に入りジャズ・プレイヤーとしてアップライトも弾くようになった。プロとしての活動は92年からで、さまざまなミュージシャンらと共演し、数多くのフェスティバルに出演しているようだが、ほとんど知らないミュージシャンやフェスばかりなので、本国でもそれほど認知されていないミュージシャンなのかもしれない。2002年には自身のレギュラー・カルテットを結成して活動開始しており、今作はそのレギュラー・カルテットによるデビュー作だ。

全9曲で全てバルトッチーニのオリジナル。ベーシストの作曲らしくコード進行に工夫が凝らされていて面白い曲もあるが、メロディーセンスはいまひとつといった印象。疾走感に乏しいハードバップで温度感は低い。という訳でバルトッチーニに良いところはあまりないのだが、致命的なのはその音色。

ベース・プレイヤーの基軸となるものは、もちろんリズムキープ力だが、次いで重要なことはその音色。一時期ベース弾きは、サムポジションで高速のソロをしたいがために恐ろしく弦高を低くし、それこそミクロン単位の調整の果てにエレキベースに肉薄する操作性を手に入れた。その結果プレイヤーは弦を力強く掻きむしる必要がなくなり ( というかビリつくから強く弾けなくなり ) 、アタック感のあるブリブリゴリゴリの本来のウッドベースらしい図太い音が出せなくなった。

基本的には弱音楽器であるウッドベースが、弦高を低く調整することでさらに弱音化が進んだ。当然そのハンディキャップをアンプで補うことになるわけだが、アンプリファイされた音は輪郭がそぎ落とされ、また不自然な減衰波形を示す電気音に変容した。

バルトッチーニのベースはまさにそのアンプリファイされた電気的な音色であり、好ましいものではない。このような音は気になり出すと気になるものだ。そして、そのような調整の施された楽器での拙速なプレイにはあまり共感できないのだ。

リーダーとしてのバンド全体を統率し鼓舞するような裁量もバルトッチーニには見られず、ドラマーのマルコ・ヴァレリーも曲を前へと牽引するグルーブ力に欠け、一方のマックスもリズム隊に引きずられてか、称揚に値する演奏では決してない。

とtという訳で、僕個人としてベースの音色が気になり、曲に集中できないため少々辛めの評価となったが、そのあたりにこだわりがなければピエトロ・ルッソなども結構イイ演奏をしているので悪くはない作品と言えるであろう。




関連記事

FC2スレッドテーマ : JAZZ (ジャンル : 音楽

(記事編集) http://jazzlab.blog67.fc2.com/blog-entry-1323.html

2010/05/13 | Comment (2) | Trackback (1) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Comment


こちらからもTBさせていただきます。

確かにこのベースの音は致命的でしたね。
これだと売れっ子ミュージシャンたちからもあまりお声がかからないのではと思います。
なのでレギュラーバンドで長くやっているのかもしれませんが、苦節何年かのデビュー作がこの程度では先行きが不安ですね。
吹く機会さえあればどんなセッションにも参加している感のあるイオナータも、なんか本作では軽く流しているような感じでした。
でもPietro Lussuだけはなかなかの好プレイだったので、それだけでも収穫でした。

nary |  2010/05/13 (木) 23:35 No.3947


naryさん、こんにちは。

なんかいろいろ検索したりyoutube観たりしていると、もともとのレギュラー・メンバーはイオナータ以外のふたりで、イオナータはレギュラーじゃないか、あるいはつい最近になりレギュラーになったかどちらかのようです。

ルッソはどこのバンドで弾いてもすぐにルッソとわかるようなセンスのよさが伺われ、僕的にはかなり好きな部類のピアニストなんです。

このアルバムを聴いたあと、サルバトーレ・ボナフェデのjazzeyeからの最新作を聴いていたのですが、ベースのゴリゴロな強力な音を聴いて、やっぱりバルトッチーニはだめだな~と思いを強くしたしだいです。やっぱりベースは早く弾けなくていいから、骨太のゴリゴリ音で曲を引っ張っていってもらいたいですよね。

criss to marty |  2010/05/15 (土) 07:57 No.3949

コメントを投稿する 記事: Gerardo Bartoccini / Bye Bye Lazybird

お気軽にコメントをぞうぞ。
非公開 (管理人のみ閲覧可能なコメント) にしたい場合には、ロック にチェックを入れてください。

  任意 : 後から修正や削除ができます。
  非公開コメントとして投稿する。(管理人にのみ公開)
 

Trackback


この記事にトラックバックする

Gerardo Bartoccini/Bye Bye Lazybird

Gerardo Bartoccini(B) Max Ionata(Ts) Pietro Lussu(P) Marco Valeri(Ds) Rec. June 2008, Rome (Dodicilune Ed268) ?å???Υ???С??????Ū???

Jazz & Drummer 2010/05/13
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。