雨の日にはジャズを聴きながら90年代以降のジャズを気ままに綴っています。 旧ブログ 『 雨の日には JAZZ を聴きながら 』 からのデータ移行は終了しました。ジャズ以外にも、時々デジタル関連の物欲記事、最近ハマっているカメラの話題も少しアップしています。 

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Armen Donelian / Secrets

   ↑  2010/05/25 (火)  カテゴリー: piano
Armen Donelian_secrets
Armen Donelian / Secrets ( amazon )
1988 Sunnyside


Armen Donelian (p)
Dick Oatts (ss,ts)
Barry Danielian (tp)
Anthony Cox (b)
Bill Stewart (ds)
Arto Tunçboyaciyan (perc)



アーメン・ドネリアン (Armen Donelian, NYC, 1950~ ) のレア盤『 Trio '87 』 ( 1988 Odin ) が再発されましたね。そろそろ店頭に並んでいる頃でしょうか。僕も先ほどHMVで注文したところです。

ただ、「お取り寄せ - 通常ご注文後 8-13日以内に入荷予定 」 の表示になっていたのがちょっと心配。果たして予定通りに出荷されるかどうか。数週間、いや数カ月待たされた挙句の果てに「入手困難」、「廃盤キャンセル」なんてことにならないとも限らない。そこがHMVの恐いところです。一時期は予定出荷日を過ぎたCDはその時点でキャンセルするようにしているのですが、そうすると殆どのCDをキャンセルするはめになり、結局、気長に待つ以外ないのかと最近は諦めてますが。それにHMVで手に入らず、Disk Union でも在庫切れの場合でも、最悪 iTunes Store からダウンロードできるので安心。しかも1350円だし。

レア盤というと最近はネガティブなイメージで見られることもありますが、この 『 Trio '87 』 は正真正銘の名盤、だというネット上での噂。とある信頼するブロガーさんも太鼓判を押してましたので期待できそうです。

と云う訳で、注文も済ませたので久しぶりにドネリアンの旧作でも聴いてみようと棚から『 Secrets 』( 1988 ) と 『 The Wayfarer 』( 1990 ) を引っ張り出してきました。ともに Sunnyside の作品で、セクステット編成。メンバーも同一で、フロントがマーカス・ミラーのバンドにも参加していたトランペッター、バリー・ダニエリアン ( Barry Danielian ) とサド=メル BBで活躍していたビッグバンド・ファンにはお馴染みの名手ディック・オーツ ( Dick Oatts ) の二人。ディック・オーツは大抵アルトを吹くことが多いのですが、ここではソプラノとテナーを吹いています。ちなみに、バリー・ダニエリアン は主役のアーメン・ドネリアンと名字がよく似ていますが全くの無関係です。

でもって、ドラマーがなんと天才ビル・スチュアート。当時はまだ20代前半のビルスチュ。しかしながら自己のスタイルは既に完成の域に達しており、終始、最後列からフロントをプッシュしまくっています。おそらく当時ビルスチュはまだほとんどレコーディングはしていなかった時期だと思われるので、その意味でも貴重な作品です。

主役のアーメン・ドネリアンはもともとはアルメニア共和国の生まれ。名前のアーメンはアルメニアに由来するらしい。幼少期からクラシックを学び、15歳でジャズに開眼。コロンビア大学に進学し学士号を取得し、リッチー・バイラークにも師事している。1975年にモンゴ・サンタマリアのグループで音楽デビューを飾り、その後はソニー・ロリンズ、パキート・デリヴェラ、チェット・ベイカーらのバンドメンバーとして名声を得ている。一方でマンハッタン音楽院やウイリアム・パターソン大学で教鞭も執る教育者としても有名。イヤートレーニング関連の著書も出していて『 インプロビゼーションのためのイヤートレーニング 』 という著書もある。

ドネリアンは日本ではあまり知名度は高くありませんが、1980年にAtlasから 『 Stargazer 』 という国内盤がリリースされ一時期話題になりました。髭をはやして眼光鋭いそのポートレイトをあしらったジャケットが印象的で、40代以降のジャズファンならきっと覚えているはずです。

さすがに大学で教鞭を執るだけあって、奏でる音列が理路整然とした印象を受けます。強い個性は見られませんが知的で現代的で都会的です。彼のオリジナル曲もなかなか凝った構造をしていて、むしろ彼の個性はピアノの奏法よりも作曲において発揮されているようです。幼少期からクラシックやジャズと並列して、トルコやギリシャなどの音楽にも接していたこともあり、彼の楽曲には仄かなエスノ風味が漂うっているのも特徴です。

メンバーの演奏も魅力的で、特にディック・オーツの熱いテナーには惚れ惚れします。アルトを持った時と基本的には変わらないスタイルで、盛り上がってくるとファズトーン気味の割れた音で激しくブローするスタイルは、ちょうとケニー・ギャレットに似ています。な~んて書くと誤解されますが、実はディック・オーツがケニー・ギャレットに似ているのではなく、ギャレットがオーツに似ている訳ですね。オーツがギャレットの師匠なのですから。

もちろんビルスチュも絶好調で、一時として同じリズムを刻まない姿勢、常にウネりながらグルーブし、曲を前へ前へとグイグイ引っ張っていくドラミングには圧倒されます。

今回再発される『 Trio '87 』はもちろん素晴らしいのでしょうが、僕個人的にはこのセクステットの二作や一連のソロ作品も捨てがたい作品だと思って愛聴しています。機会があればぜひ御一聴を。


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2010/05/25 | Comment (6) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Comment


crissさん、こんにちは。(すみません、こちらの記事には、まったく関係ありませんが。。)

ロベルト・フォンセカの録画、OKです!今、少し見てみましたが、上半身45度の前方姿勢で、ほとんど鍵盤を見ないで弾いていたのが、とても印象的でした。彼の声も中々スイートでした。

下記は、6月分の放送予定の一部です。また、別個にあがってきた際には、再度、お知らせ致します。御希望があれば、また、お知らせ下さい。
放送日によって、出演者の詳細があるのとないのとがありますが、御了承下さい。



Gabin Dabiré, Lokua Kanza & Dominic Miller Project

Gabin Dabiré – Gesang, Gitarre, Marimba
Lokua Kanza – Gesang, Gitarre
Omar Hakim – Schlagzeug
Dominic Miller - Gitarre
Pino Palladino - Bass
Luca Proietti – Keyboard
Pibo Marquez - Percussion


Dienstag, 01.06. | 23.15 - 00.00 Uhr
30. Leverkusener Jazztage 2009
Julian & Roman Wasserfuhr feat. Nils Landgren, Lars Danielsson, Anders Kjellberg

Dienstag, 08.06. | 23.15 - 00.00 Uhr
30. Leverkusener Jazztage 2009
Nils Petter Molvær Trio

Dienstag, 15.06. | 23.30 - 00.30 Uhr
30. Leverkusener Jazztage 2009
The Hang Allstars

Don Grusin - keyboard
Dave Grusin - piano
Nils Wülker - trumpet, flugelhorn
Lee Ritenour - guitar
Wolfgang Schmid - bass
Will Kennedy - drums



Dienstag, 22.06. | 23.30 - 00.30 Uhr
30. Leverkusener Jazztage 2009
Karl Seglem Quintet

Laie |  2010/05/26 (水) 17:15 No.4004


Laieさん、こんにちは。

東京はもう夏です。日中は半袖で過ごせます。
一年のうちで一番過ごしやすい季節かもしれません。
歳のせいで、免疫力が落ちたため、今年なんかは杉花粉症もぜんぜんなくて
ほんと、過ごしやすいです。そちらはまだ寒いんでしょうかね?

フォンセカの番組録画、どうもありがとうございました。お手数おかえしました。

6月分のブッキング内容見ましたが、とりあえず録画していただくほどの番組はなさそうなので、
今回は録画は結構です。わざわざ教えていただいたのにすみません。
また次回、お願いします。

ところで、一年前にコレステロールの値が高くて驚き、間食で食べていたチョコレートとかポテトチップとかの
洋菓子をやめ、その代わり飴を買ってきてなめるようにしたのですが、その甲斐があってか先日の
検診でコレステロール値=141(正常は140以下)まで改善しました。
それはいいのですが、この数ヶ月、けっこう気に入ってなめている飴があるので、近いうちにお送りしますね。
パパバブレ( Pappabubble ) という直径1cmほどの金太郎飴なのですが、絵柄が豊富でかわいいのです。
フルーツ味でいろいろあって美味しいし、一個一個が小さいのでちょっとなめたいときにも便利です。
もともとスペインの飴で、世界に3店舗しかないのですが、そのうちの一軒が中野になるんですよ。
なかなか手に入らなくて、知人を通じて手に入れてもらうのですが、いつになるかはわかりません。
中野は僕の家からはちょっと遠いのでいけないのですが、(まあ、根性の問題ですが)
手に入ったら少しばかりお送りしますね。

ということで、どうもありがとうございました。
いつもいつもお世話になります。

criss to Laie |  2010/05/28 (金) 15:17 No.4009


TRIO 87

クリスさん、おはようございます。
「Trio 87」を入手しました。世にいう幻盤、レア盤でも聴いてみると凡盤であることも多いのですが、この作品は素晴らしいと思いました。恥ずかしながら、Armen Donelianは初めて聴くのですが、これほどの内容だと、ピアノトリオ屈指の名盤と言っても良いような気がして、朝からへヴィーローテーションです。特にオリジナルの「Song With No Name」「Metroplitan Madness」が素晴らしいと思いました。
ところで、最近発行された「音楽の空間」という雑誌は御存知でしょうか。その中で極上の音楽喫茶という特集があり、神田小川町の「ジャズオリンパス」という店がインテリアも雰囲気も良さそうなので、今度東京へ行った際は是非立ち寄ってみたいなと思いました。昨年6月オープンだということですから、未だ新しいですね。

Marty |  2010/06/05 (土) 11:06 No.4031


Martyさん、おはようございます。

「Trio 87」は評判イイようですね。僕はHMVでオーダーしたのですが、マルチバイの抱き合わせで、small live のシリーズと一緒にオーダーしたので、6月24日発送予定になってしまってます。既に入荷済なので、手に入ることは間違いないのですが、その他、トロティニョンの新作も一緒に到着予定です。

>、最近発行された「音楽の空間」という雑誌は御存知でしょうか。

もしかして男の書斎の別冊みたいな何かですか。それなら書店で立ち読みしました。相変わらず音楽マニアのすごい部屋が紹介さいれていましたね。その本と違うのかな? 

>神田小川町の「ジャズオリンパス」という店がインテリアも雰囲気も良さそうなので、今度東京へ行った際は是非立ち寄ってみたいなと思いました。

今までにも、何度か紹介されているのを見ましたが、Home Page を覗いてみても、なんだか敷居が高そうで、今まで入ったことはありません。オーディオにうるさそうなマニアが出入りするような高尚なお店なんじゃないでしょうか。僕はオーディオ分からないし、ちょっと入りにくな。それに明るいお店でジャズはどうも・・・。

criss to Marty |  2010/06/06 (日) 06:52 No.4034


クリスさん、おはようございます。
>マルチバイの抱き合わせで、small live のシリーズと一緒にオーダーしたので、6月24日発送予定になってしまってます。
>既に入荷済なので、手に入ることは間違いないのですが、その他、トロティニョンの新作も一緒に到着予定です。
HMVはマルチバイだと安いですよね。直販店で探す楽しみを取るか、時間節約できるネット店か、迷いますね。トロティニョンの新作は、日本盤は西山瞳の解説付だそうです。ただ、そのためだけに国内盤を買おうとは思わないですが。
私もSound Adviceの新作が、抱き合わせの関係で同じ6月24日発送予定です。

>もしかして男の書斎の別冊みたいな何かですか。その本と違うのかな? 
あ、それです。

>なんだか敷居が高そうで、今まで入ったことはありません。それに明るいお店でジャズはどうも・・・。
写真の雰囲気と古書店街というイメージで、暗い感じを予想していました。やっぱり写真だけじゃ判断できませんね。

Marty |  2010/06/06 (日) 08:36 No.4036


Martyさん、おはようございます。

>直販店で探す楽しみを取るか、時間節約できるネット店か、迷いますね。

最近は完全に後者です。思えば、今年になってからDUは一回しか足を運んでいないです。それも何も買わなかったような記憶がありますし、今までこれだけお世話になったのだから、もう少しDUの売り上げに貢献しないと申し訳ないな、と思いながら、時間がもったいなくなりいけません。

DUはホームページやブログを充実させてきていますが、そのことが僕らのような日々、時間に追われる生活を強いられているものにとっては、かえって店舗に足を運ばなくさせている要因のような気がします。

最近は、まずDUのブログやHPで新作をチェックし、気になる作品をネット上で試聴し、気に入ったものはダウンロードし、これはかなりイイだろうと思ったものはamazon やHMVで買う、というパターンが定着してしまってますね。

DUはせっせとブログを更新してますが、そのことが自らの売り上げに反映されず、商売敵のamazon やHMVの売りあげに貢献してしまっている、という皮肉な構造になっているような気がしてなりません。

>写真の雰囲気と古書店街というイメージで、暗い感じを予想していました。やっぱり写真だけじゃ判断できませんね

僕も行ったことがないので、暗いのか明るいのか分かりませんが、明るい店内を写した写真もあるということは、昼間はやっぱり明るいのなかって思っちゃったのですが。でも、あれこれ言う前に、一度、足を運んでみようと思ってます。別に怖いお兄さんが出てくるお店でもあるまいし、怖がることはありませんよね。

criss to Marty |  2010/06/07 (月) 08:06 No.4038

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