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Michael Janisch / Purpose Built

   ↑  2010/06/15 (火)  カテゴリー: bass
Michael Janisch.jpg
Michael Janisch / Purpose Built ( amazon )
2009 Whirlwind Records


Michael Janisch (ac-b, M-1, 3-7, 9-11, el-b, M-2, 8, 12) Aaron Goldberg (p, M-2, 3, 9, 10) Jim Hart (vib, M-1, 4, 6, 11) Jason Palmer (tp, M-2, 7, 8, 11) Paul Booth (ts, M-1, 2, 6) Mike Moreno (g, M-2, 8) Patrick Cornelius (as, M-5, 11) Phil Robson (g, M-5, 9) Walter Smith III (ts, M-1, 8, 11) Johnathan Blake (ds)



イギリス新世代ジャズベースの旗手として注目を集めているウッド&エレクトリック・ベーシスト、マイケル・ジャニッシュ ( Michael Janisch ) のデビュー・アルバム。ジャニッシュは現在30歳。生まれはアメリカのウィスコンシン州だが、2005年にイギリスに移住し、現在はロンドンを中心にクラシックからR&B,ソウル、ジャズまでブロードバンドに活躍。その汎用性の高いスタイルから各方面からのオファーが後を絶たず、BBCをはじめとするテレビ番組、ラジオ、映画の音楽まで手掛ける多彩ぶりを発揮している。

ジャニッシュはちょっと変わった経歴の持ち主だ。もともとはミネソタ大学にスポーツ奨学金で入学し、 NCAA のフットボールチームでランニング・バックを任されるほどのスポーツ選手だった。しかし、シーズンオフ中の練習で、大腿部にタックルを食らい負傷。試合に出場する機会を失うとともに奨学金を打ち切られ、プロのスポーツ選手としての道を閉ざされてしまったのだった。そこで彼は、高校時代にバンドを組んで弾いていたベースを再び初め、ウィスコンシン大学に再入学。そこでめきめきと頭角を現し、たった一年でバークリー音楽院の全額免除の奨学金を手にして同院に留学するチャンスを得たのだった。

ジャニッシュはデイヴ・サントロ、レイ・ブラウン、クリスチャン・マクブライド、エイブラハム・ラボリエルらに師事する一方で、同世代の精鋭たちと交流を重ねていった。その中には今作にも参加しているパトリック・コーネリウスやウォルター・スミスIII などもいた。パトリックとは特に親密な関係を築いており、現在も “ TransAtlantic Collective ” という三管編成のバンドを結成し活動を続けている。バークリー音楽大学卒業後はニューヨークに進出し、ロイ・ハーグローヴ、ジョー・ロヴァーノらのサポート・メンバーとして活躍していたが、2005年に突然、イギリスに移住することになる。理由は至って単純だ。当時付き合っていた彼女がイギリス人でロンドンに住んでいたからだ。

そんな訳で現在はロンドン界隈で幅広く活躍し、大成功を収めているわけだが、満を持してリリースされたデビュー作は、そのロンドンで築いた人脈とボストン-ニューヨーク時代の旧友からなる英米混成バンドによる作品だ。

ジャニッシュに同行したイギリス陣営はヴァイブのジム・ハート、テナーのポール・ブース、ギターのフィル・ロブソンの3人。迎えるアメリカ陣営はウォルター・スミスIII世、ジョナサン・ブレイク、ジェイソン・パーマー、そしてマイク・モレノら、いずれも現代NYコンテンポラリー系ジャズシーンを代表するツワモノばかり。そして決戦はブルックリンの有名スタジオ Systems Two recording studio で行われた。一曲目から米英交えての All-hands による熱い演奏が繰り広げれる。ジャニッシュが書く自曲はどれも都会的な洗練さと危険な鋭さを併せ持っており、独特のコンテンポラリーな輝きを放っている。かなり刺激な曲ばかりで驚いた。伊達に “ composer ” を標榜しているわけではないことが自曲を聴くとよくわかる。

一曲目が All-hands な曲だったからそのまま突っ走るのかと思いきや、曲によってはアーロン・ゴールドバーグによるピアノ・トリオだったり、ジム・ハートが加わったカルテットであったり、最後の曲などはジャニッシュとジョナサンのデュオだったりして、強烈なメリハリが利いていて最後まで飽きずに一気に聴かせるのはやはり流石。

ジャニッシュのベースラインは譜面に起こすと比較的オーソドックスな音使いからなるラインだと思う。しかしやっぱり元アメリカンフットボールの選手だけあって、音の鳴りが半端じゃなく図太くエグイ。ゴリ太でぐいぐい曲を引っ張っていく。クリスチャン・マクブライト師匠も真っ青になるくらい強靭なベーシストだ。こういうベースマンを聴くと、やっぱり大音量で聴いてみたくなる。来月あたり実家に帰省するが、そのときは今盤を真っ先に我が家のJBL4318で聴いてみよう。




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2010/06/15 | Comment (7) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |
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Comment


こりゃぁいい。かっこいいジャズですなー。これ1曲目はコードレスなんですね。でもその曖昧さというか抽象的な曲調が好きです。テナーがなんていうかもはや攻撃的ですね。ベースプレイも単純なバッキングじゃなくてアグレッシブで。こんな時間なのにテンション上がってきた(笑) 
と思ったら2曲目で少し落ち着きました。このドラムのJonathan Blakeの瞬発力もいいですね。
うーん、欲しくなってきたな。個人的にはMike Morenoの参加も気になるところです。エレベを弾いてるところから見ると多少フュージョン的な曲調だったり?ということはないですかね?

Campo.f |  2010/06/16 (水) 23:18 No.4066


Campo.f さん、こんばんわ。

>こりゃぁいい。かっこいいジャズですなー。

でしょ。いいでしょ。このアルバム、全曲いいですよ。掘り出し物です。

>これ1曲目はコードレスなんですね。

いやいや、ちゃんとコードあると思いますけど。アウトフレーズが多すぎて、コード感があいまいなんですよね、たぶん。


>個人的にはMike Morenoの参加も気になるところです。

僕もモレ~ノ、ダイスキです。ここでのモレ~ノは幾分、正当派志向かな。落ち着いています。そこもまたいいですが。

>エレベを弾いてるところから見ると多少フュージョン的な曲調だったり?ということはないですかね?

エレベはやっぱりそうですね。でも割合少ないです。基本的には純ジャズです。

criss to Wise Dog |  2010/06/17 (木) 21:43 No.4069


あ、コードレスってのはコード楽器レスってことでした。すいません。

MorenoはSam YahelのJazz Side Of The Moonで聞いて一発で気に入ったんですが、それしか参加作を持ってないので他にも色々聞きたいんですよね。このアルバムは購入候補に入れときます。

Campo.f |  2010/06/17 (木) 22:22 No.4072


とかいってもう一度聞いてみたらちゃんとVibがコード鳴らしてますね。ちゃんと聞いてないことがバレてしまったわけですが(笑) 元気いっぱいのフロント勢に耳を奪われてしまったんです、と言い訳してみる。でも現代的、先鋭的な雰囲気が一発で気に入ったのは確かです。
ちなみにこのPhil Robsonっていうもう一人のギターはどんな感じですかね? 聞いたことないけどあんまり有名ではないのかな?

Campo.f |  2010/06/17 (木) 22:41 No.4073


Camp.fさん、おはようございます。

>コードレスってのはコード楽器レスってことでした。

了解。でもヴァイブはいっていますけどね。 Phil はいまひとつかな。モレノのほうが圧倒的に巧いし、個性的。DIGするほどの魅力はPhilにはないかも。僕もまあ初めて聴いたので、それだけで判断するのは危険ですが。

criss to Camp.f |  2010/06/18 (金) 08:17 No.4075


>ヴァイブはいってますけどね。
そうですよね。僕は何を聞いていたんだろう・・・・・・

Philについて了解です。なんにしても、よさそうなアルバムなので入手したいと思います。質問に答えてくださってありがとうございました!

Campo.f |  2010/06/18 (金) 10:15 No.4076


Campo.f さん、こんばんわ。

>なんにしても、よさそうなアルバムなので入手したいと思います。質問に答えてくださってありがとうございました!

僕は通販で買いましたが、今週火曜日、仕事帰りにお茶の水のDUに寄ったら、面置きで売られていましたよ。
一応、僕のブログで自信を持ってお薦めできる作品は四つ星以上をつけるようにしています。これももちろんお薦めです。
ぜひ、買って聴いてみてください。

criss to Campo.f |  2010/06/19 (土) 18:51 No.4077

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