雨の日にはジャズを聴きながら90年代以降のジャズを気ままに綴っています。 旧ブログ 『 雨の日には JAZZ を聴きながら 』 からのデータ移行は終了しました。ジャズ以外にも、時々デジタル関連の物欲記事、最近ハマっているカメラの話題も少しアップしています。 

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Tia Fuller / Healing Space

   ↑  2010/06/24 (木)  カテゴリー: alto
tia fuller_healing Space.jpg
Tia Fuller / Healing Space ( amazon )
2007 Mck Avenue Records

Tia Fuller (as,ss,fl)
Miki Hayama (p)
Miriam Sullvian (b)
Kim Thompson (ds)
Kahlil Kwane Bell (perc)
Sean Jones (tp)
Ron Blake (ts)
Charandee Wade (vo) Iyana Wakefield (vo)


以前からファンの間では話題になっていた北海道出身の高校生アルト奏者、寺久保エレナさん(というかチャンかな)の待望のデビューアルバム 『NORTH BIRD』 が昨日リリースされた。1992年生まれで現在18歳という若さにも関わらず完璧なテクニック。しかも表現力が豊かで聴き手の心にグイグイと熱く迫るものを既に持っている。

繰り返すけどまだ18歳。若け~。ちょっとジャケットのパーマを無理やりかけたようなポートレイトは微妙な可愛さだが、、、。普段はセーラー服きてるんでしょ、彼女。だったらやっぱり 『スウィング・ガール 』 路線でいけば絶対売上倍増するのに。そのほうがず~と可愛いのに。もったいない。

それにしても巧すぎ。一体どんな時間の過ごし方をしたら18年間でこれだけ深くジャズを理解できるようになるのか。僕ら凡人とはタイムスケールが全然違うんだろうな。選曲がスタンダード中心で今一つ面白みに欠けるが、おそらくこのデビュー作が売れるだろうから、セカンドも程なくリリースされるだろう。次作ではコンテンポラリーなオリジナルで勝負してほしい。彼女には絶対、そのほうが似合う、と思うよ。

ということで、言いたいことは現在のジャズ市場は山中千尋さんや矢野沙織さんの名前を持ち出すまでもなく完全なジェンダレスな市場になっているということ。一昔前は女がジャズなんてという風潮が特に管楽器にはあったけど、今は全然そんなことはない。むしろ女性のほうがアグレッシブで生き生きしたコンテンポラリーなジャズを演っていたりする。

そんな訳で、今日の本題に移るとしよう。このアルティストも女性ながらパワフルで存在感のある吹き手だ。

コロラド州出身で現在はニューヨーク界隈で活躍中のアルトサックス兼フルート奏者、ティア・フラー ( Tia Fuller, 1976~ ) の2007年リリースのセカンドアルバム 。先日発売になっている第三作 『 Decisive Steps 』 ( 前項あり ) が思いのほか素晴らしい作品だったので、喜び勇んでこのセカンドを手に入れたというわけ。

ちなみに2005年に母親がプロデュースした自主制作『 Pillar of Strength 』でCDデビューしているが、残念ながら流通には乗っていないようで入手困難な模様。

簡単に彼女の経歴を記しておく。ティア・フラーは1976年、コロラド州オーロラに生まれる。デンバーの公立学校の音楽教師をしていたベーシストの父親とヴォーカリストの母親のもとで、チャーリー・パーカー、サラ・ヴォーン、コルトレーンなどを聴きながら幼少期を過ごしている。3歳からピアノ、9歳でフルート、そして中学生になるとキャノンボール・アダレイに強い関心を抱きサックスを手にしている。そしてアトランタにあるアメリカ合衆国最古の黒人女性のための大学、スペルマン・カレッジに入学し、1998年に学士号(人文学位 : a Bachelor of Arts degree in Music ) を取得、マグナ・クム・ラウデで卒業。さらに2000年にはコロラド大学で修士号(専門修士)を取得し、サマ・クム・ラウデで卒業している。2001年にニューヨーク進出。デューク・エリントンBB、ナンシー・ウイルソンなどのビッグネームと共演。2006年にはビヨンセの女性バッグバンドのメンバーに抜擢され一躍注目を浴びている。


全10曲でフラーのオリジナル中心。フラーはアルト以外にもソプラノやフルートも吹いているし、楽曲も第三作『 Decisive Steps 』に通じるような凝ったコンテンポラリーな楽曲やメローな楽曲、それから2曲でヴォーカルをフューチャーしたりと、若干 Mack Avenue のレーベル・カラーが表出したような作品作りだ。バラエティに富んだ内容なのだが、ただ裏を返せば散漫な印象も拭いきれない。まあ、全体的には孵化以前の様態を捉えた一枚と云えるのではないか。そうは云っても、彼女のその後の秀演を予感させる鋭いアドリブラインが随所に見られるのが嬉しい。

レギュラーメンバーの5人は全員女性で、『 Decisive Steps 』 同様、女ジェフ・ワッツことキム・トンプソンも参加。ただ彼女に見せ場は全体を通して一曲だけ。それ以外は比較的おとなしい演奏に終始している。また京都生まれで現在はニューヨークで活躍中のピアニスト早間美紀さんも参加。モーダルで切れ味鋭いフレーズを連発している。ゲストにはレーベル・メイトのトランペッター、ショーンジョーンズとテナー奏者のロン・ブレイクが参加している。

どうしても第三作の『 Decisive Steps 』と比較してしまうが、その出来具合の差は歴然としている。あまりにも『 Decisive Steps 』が素晴らしかったから仕方ないのだが、少々残念。まあ、彼女も進化の過程にあるということだろう。そのことが分かっただけでも良しとしよう。今から次作が楽しみだ。


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