雨の日にはジャズを聴きながら90年代以降のジャズを気ままに綴っています。 旧ブログ 『 雨の日には JAZZ を聴きながら 』 からのデータ移行は終了しました。ジャズ以外にも、時々デジタル関連の物欲記事、最近ハマっているカメラの話題も少しアップしています。 

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Dylan Cramer 『 Remembering Sonny Criss 』

   ↑  2008/02/10 (日)  カテゴリー: alto
Dylan Cramer  『 Remembering Sonny Criss 』
いきなり回顧的な話で恐縮ですが、僕が初めてジャズの魅力に目覚めたのは大学浪人生活をしていた81年のこと。勉強中にたまたまFM放送から流れてきたジョー・サンプルの『 Rainbow Seeker 』(今思えば思いっきりフュージョンですが)を耳にした時でした。

そして、大学入学後は軽音楽部に籍を置きながら貪るようにジャズ・ジャイアントの名盤を聴きまくりました。それこそ夕食を抜いて浮いた金でLPを一枚、また一枚と買い集めるような日々でした。巷で名盤と呼ばれ賞されているLPは一通り聴き終えたかなと思った確か83年か84年頃、当時入り浸っていた新潟市のジャズ喫茶A7で衝撃的な作品に出合ったのです。

それが何を隠そうソニー・クリスの『 Go Man 』だったのです。中低音域では掠れ、高域では艶があり派手ですが、ともすれば俗臭芬芬たる印象も受けかねないそのアルトの音色は、一度聴いて耳に焼きつきました。今思えば、ジャズの魔力にとりつかれ、そのジャズ魔界の扉を開いた瞬間だったのかもしれません。

僕をジャズ・ファンにした瞬間の音楽『 Go Man! 』の出会いから早いもので25年もの月日が流れてしましたが、今でもソニー・クリスは僕のアイドルであることには変わりありません。

もちろん“ Criss ”という僕のHNは、彼の名前から頂戴したものです。

当時はそれほど知名度のあるアーティストではありませんでしたが、それでも結構日本では人気がありました。しかし、ジャズは日々進化し続けていくもので、スタイル的にはパーカー直系で保守的バッパーだった彼の名前が話題にのぼることは、最近ではほとんどなくなってしまいました。

たまに我が家のターンテーブルに『 I’ll Catch The Sun 』、『 Out of Nowhere 』、それに『 Up, Up and Away 』などを乗せながら、≪ 彼の後にも先にも、こんな煌びやかな音色で派手に吹きまくるアルトっていないよな~≫と感慨深く聴いておりましたが、昨年夏に出版された『 Jazzとびっきり新定番500+500 』(MOONKS 著 / 大和書房)をぱらぱらめくっていましたら“ソニー・クリスがアイドルのアルト吹き”というカナダ人の吹き手、Dylan Cramer (ディラン・クレイマー)が紹介されていました。なんでも『 Remembering Sonny Criss 』というソニー・クリスのリスペクトアルバムは幻化して入手困難とのこと。とは言うものの、最近では“廃盤”“レア盤”がいとも簡単に再発されてしまうご時世。むしろそういった入手困難なブツこそ、再発されやすい感もありますし。

というわけで頭の片隅に記憶し日々過ごしていましたところ、なんと先日、お茶の水Diskuinonで見つけちゃいました、これ。新譜コーナーには陳列されておらず、しかもジャケットが変更されていたので危うく見逃すところでした。

なんでもこのデュラン・クレイマー(1958年 バンクーバー生まれ)というアルティストは、13歳でサックスを手にし、その4年後にたまたまソニー・クリスのLPを聴いて彼に傾倒していき、19歳になった77年に故郷のバンクーバーからロサンゼルスに移住し、そこでクリスがピストル自殺する(と言われているが真相は不明)77年11月までの8ヶ月間、彼に師事したそうです。現在は故郷のバンクーバーに戻り、後進の育成に力を注いでいるようです。

本作の録音は1997年で発売は2000年。ピアノ・トリオをバックに配したカルテット編成で、クリスとも共演していたベースのルロイ・ヴィネガー(99年死去)が参加しているのが憎い配慮です。全10曲で、うち5曲がクリスのオリジナルで、他の5曲も生前クリスが好んでレコーディングした曲ばかり。お約束の≪ Saturday Morning ≫はもちろん、≪ The Isle of Cella ≫や≪ Tin Tin Deo ≫なども演ってます。一聴してクリスに酷似していると感じますが、その後に本物のクリスを聴くとやっぱり違うものです。はっきりしているのはクリスの方が饒舌で技術的にも巧い。それから、クリスが場末の酒場で焼酎をすすりながら聴きたくなるジャズなのに対して、デュランの方はホテルのラウンジでバーボン片手に上品に聴きたくなるようなジャズです。品位の違いが音に表れているんですね。まあ、これは好みの問題だし、比較しても仕方ないのですが。

≪よく似てるね~、すごい、すごい≫という以上の感動はありませんが、個人的にはこれはこれで懐古的、感傷的な気分に浸れる愛聴盤になりそうです。

Dylan Cramer の Official Web Site.
(現在までに発売された3作品の中から、数曲のサウンド・ファイルがフル・ヴァージョンで自動演奏されますよ。)
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