雨の日にはジャズを聴きながら90年代以降のジャズを気ままに綴っています。 旧ブログ 『 雨の日には JAZZ を聴きながら 』 からのデータ移行は終了しました。ジャズ以外にも、時々デジタル関連の物欲記事、最近ハマっているカメラの話題も少しアップしています。 

ブログパーツ

スポンサーサイト

   ↑  --/--/-- (--)  カテゴリー: スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

(記事編集) http://jazzlab.blog67.fc2.com/?overture" target="_new

--/--/-- | Comment (-) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Fay Claassen with WDR Big Band / Sing!

   ↑  2010/11/24 (水)  カテゴリー: vocal
fay_claassen_singFay Claassen / Sing!
( amazon.co.jp )
2010 Challenge Records



Fay Claassen ( vo )
WDR Rundfunkorchester Köln
WDR Big Band Köln
Michael Abene ( Conduct and Arrangement )
Recorded : Dec. 7 - 11, 2009

今や欧州ジャズ界を代表する正統派ボーカリストに成長したオランダの歌姫、フェイ・クラーセン ( Fay Claassen, Nimwegen in Netherlands, 1969~ ) の通算6作目となる最新作。

2008年リリースの前作 『 Red, Hot and Blue 』 はピアノトリオをバックにしっとり歌ったコール・ポーター作品集でしたが、今作は一転してビッグバンドとの共演盤です。彼女をサポートするのは世界中の一流アーティストから絶大なる信頼を得ているドイツのWDR Big Band 。言うまでもなくケルンに本部を置く西ドイツ放送局専属のビッグバンドです。ジャズ・ファンならブレッカー・ブラザーズの 『 Some Skunk Funk 』 やジョー・ザビヌルの『 Brown Street 』 ( 前項参照 ) などがすぐに思い浮かぶことでしょう。

アーティストにとってはビッグバンドをバックに演奏あるいは歌うことは夢ですし、それが WDR Big Band となればそれはそれは気合いが入るというものです。なにしろ WDR Big Band と共演できるということは一流であることの証明みたいなものですから。

アムステルダムの溜息と形容されるハスキーな美声をもつフェイ。歌唱力も抜群に優れていて、巷に溢れるコマーシャル・ベースの疑似ジャズ歌手とは一線を画す正真正銘のジャズ・ボーカリストです。 《 Fay Claassen is to singing what Audrey Hepburn was to the movies 》 との喩えもあるように、優雅で気品に満ち溢れた佇まいが多くのファンの心を癒してくれます。以前は高音域で透明感があり、やや線が細い感じがしましたが、最近の彼女の歌声は以前よりも深みが増し、ハスキー度も一段と高くなり、流石に貫禄が出てきた感じです。


収録曲は全部で12曲。ビリー・ストレイホーンやベティー・カーターらのスタンダード・ナンバーからアビー・リンカーンのニュー・スタンダード、さらにはジョニ・ミッチェルの《 Be Cool 》やビヨークの《 Cover Me 》 など、新旧織り交ぜた楽しい選曲になっています。しかしながら、どんなジャンルの楽曲を歌ってもしっかりジャズに仕上げてしまうのは流石はフェイ。そしてそのフェイにも増して素晴らしい仕事をしているのが WDR Big Band の指揮者兼編曲を担うマイケル・アベネ ( Michael Abene, Blooklyn, 1942~ ) 。

その昔、GRP All-Star Big Band という GRP Records の10周年を記念して結成された所属アーティスト達によるビッグ・バンドがありました。トム・スコット、リー・リトナー、デイヴ・バレンティン、デヴィッド・ベノワ、デイヴ・ウェックル、ジョン・パティトゥッチなどなど、錚々たるアーティストを惜しげもなく投入して制作されたアルバムを世に送り出しましたが、当時はその一糸乱れぬ精密機械のようなアンサンブルと、それまで聴いたことのない都会的で洒落たアレンジに腰を抜かした覚えがあります。そのビッグバンドで比類なき編曲の才能を発揮していたのがこのアベネでした。彼はこのGRP All-Star Big Bandの 『 All Blues 』 でグラミー賞もとったわけですが、あれから20年が経ち、活動の場がアメリカからドイツに変わっても彼の天才的な編曲能力は健在です。

今作では18ピースのWDR Big Band がおもにバックを務めているのですが、12曲中3曲では WDR 交響楽団も参加しています。その数、なんと総勢120人以上!! ( source : All About Jazz ) えぇ~、そんなにオケって大所帯なの?ってちょっと疑いたくなる人数です。 Brussels Jazz Orchestra がRoyal Flemish Philharmonic と共演した大スペクタクル巨編『 Dangerous Liaison 』( 2006 ) ( 前項参照 ) が総勢100人ということで度肝を抜かれましたがそれ以上というわけですから、どんな音が飛び出してくるかドキドキしていのですが、実際は大した迫力はありませんでした。それでもビッグバンドと交響楽団をまとめてコントロールするアベネって、ホント凄い。彼みたいアレンジャーを天才と呼ぶのでしょうね。メトローポール・オーケストラのヴィンス・メンドゥーサと比べてもまったく遜色ない豪華で都会的で機微に富んだアレンジ力。素晴らしいです。



Clip to Evernote
関連記事

FC2スレッドテーマ : JAZZ (ジャンル : 音楽

(記事編集) http://jazzlab.blog67.fc2.com/blog-entry-1406.html

2010/11/24 | Comment (0) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Comment

コメントを投稿する 記事: Fay Claassen with WDR Big Band / Sing!

お気軽にコメントをぞうぞ。
非公開 (管理人のみ閲覧可能なコメント) にしたい場合には、ロック にチェックを入れてください。

  任意 : 後から修正や削除ができます。
  非公開コメントとして投稿する。(管理人にのみ公開)
 

Trackback

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。