雨の日にはジャズを聴きながら90年代以降のジャズを気ままに綴っています。 旧ブログ 『 雨の日には JAZZ を聴きながら 』 からのデータ移行は終了しました。ジャズ以外にも、時々デジタル関連の物欲記事、最近ハマっているカメラの話題も少しアップしています。 

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Danny Grissett / Stride

   ↑  2011/06/12 (日)  カテゴリー: piano
Danny Grissett_StrideDanny Grissett / Stride ( amazon.co.jp )
2011 Criss Cross



Danny Grissett (p)
Vincente Archer (b)
Marcus Gilmore (ds)
Recorded: January 17, 2011




もしも、『 クリスクロス人気アーティスト総選挙 』 なるものがあったら、CD5枚ぐらいは買って投票してしまうくらい超大好きなピアニスト、ダニー・グリセット ( Danny Grissett , Los Angeles ) の通算4作目、2年ぶりとなる最新作がリリースされました。

僕としては、ここ数年の間にニューヨークで脚光を浴びた若手ピアニストの中ではダントツに巧いピアニストではないかと思っています。

彼は繊 細で凛とした佇まいを見せる現代的なスタイルを身上とし、ハンコックの流れを汲むモーダルな楽曲も、欧州圏の叙情派ピアニストを連想させるコーダルな楽曲も両 方とも驚くほど巧い。そして黒人でありながらほとんど黒人臭さを感じさせない不思議なインテリジェンスを内包したピアニストです。

2006年のデビュー作 『 Promise 』 ( 前項あり )、2008年のセカンド 『 Encounters 』 とピアノトリオ作品をリリースし、2009年のサードアルバム 『 Form 』 で三管フロントラインのセクステット作品をリリースしましたが、今回はふたたびピアノトリオ作品。やっぱりグリセットはピアノトリオで聴きたい、と思っていたファンも多いはず。僕もその一人。

グリセットはいままでヴィンセント・ハーリング、ジェレミー・ペルト、ニコラス・ペイトン、ラッセル・マローン、トム・ハレルなどなどの第一線級の大物たちのサポートで八面六臂の快進撃を続けてきましたので、管入りフォーマットでの演奏はけっこう聴ける機会が多かった。なので、リーダー作ぐらいピアノトリオで聴きたい、というのが偽らざるファンの気持ちではないでしょうかね。

ということで、今回のピアノトリオですが、今までのレギュラーメンバーだったドラムのケンドリック・スコット( Kendrick Scott , Texas , 1980 ~ ) が脱退。代わりに加わったのがマーカス・ギルモア ( Marcus Gilmore , NY , 1986~ )。ベースはヴィンセント・アーチャー( Vicente Archer , NY )で変わらず。

収録曲は全8曲。グリセットの自曲が2曲、彼がサポートをつとめるトム・ハレルやニコラス・ペイトンの曲を1曲づつ取り上げ、一方で彼の音楽的ルーツでもあるクラシックの楽曲からショパンの《Etude Opus 10: No.6 In E-Flat Minor》を選択、そのほかにはスタンダードの《Some Other Time》と《Two Sleepy People》などをカヴァ。

さて、内容に関して言えば、ドラマーの変更がそのまま今までのアルバムとの違いになって表れたような作品に仕上がっています。つまりは、今までの作品の路線を踏襲しながらも、より繊細でデリケートな方向に舵を切った作品になっていると思われます。柔軟剤をたっぷり沁み込ませた肌触りとでも言いましょうか、柔らかに静かに情景を描いていくような楽曲だけで構成された作品です。

ですから、既出の彼のリーダー作よりも最初に受けるインパクトは確かに弱いかもしれません。ぼ~と聴いているといつの間にかに終わっているような、そんな起伏感に乏しい作品かもしれませんが、でもそこがイイのです。

静かな水面が微かに震えるような浮遊感。気がつくとその不思議な音場に吸い込まれている自分がいます。それにしてもこのなんとも喩えようのない心地よさって、いったい何処からくるのだろう。

すっかり梅雨に入り、鬱陶しい天気が続きますが、雨の日曜日なんかには、家に籠ってこんなアルバムを一日中部屋に流しっぱなしにしながら読書、なんていうのも最高に贅沢かもしれませんね。




ブログ 『 中年音楽狂日記:Toshiya's Music Bar 』 の中年音楽狂さんの記事 『 Danny Grissett:穏やかで繊細なピアノ・トリオ 』 はこちらから。
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2011/06/12 | Comment (8) | Trackback (2) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Comment


このNobleさがたまりませんねぇ。

crissさん,こんばんは。

このアルバムを一言で言うならば"Noble"って感じでしょうか。この想定外の繊細さ,上品さが何とも心地よく感じてしまいました。これは絶対ありですよね。

ということで,相変わらずTBの相性最悪のままですが,またトライしてみますね。

中年音楽狂 |  2011/06/13 (月) 00:18 [ 編集 ] No.4397


はじめまして

こんにちは
JAZZ繋がりで 時々 拝見していました。

このアルバム 最近 話題になっていますね。
わたしも早く聴きたいと思っています。

雨の日に 静かに聴くの いいですね♪

わたしは 最近 ハマっているアロマキャンドルを灯して聴きたいです。

注文がまだなのですが…
(^_^;)

マ-リン |  2011/06/13 (月) 10:04 No.4398


中年音楽狂さん、こんばんわ。

>このアルバムを一言で言うならば"Noble"って感じでしょうか。

既に容姿が Noble ですものね。デビューしたての頃に比べると流石にふっくらとして貫禄が出てきましたが。

トム・ハレルの新譜でも弾いてますが、でもやっぱりあくまでサポートですからね。やっぱりピアノトリオでのグリセットがいいですわ。

ということで、TBさせていただきます。中年音楽狂さんのTBは今回も到着前にどこかで撃沈されたようで、残念ながら届いておりません。なので、本文最後にリンク貼らせていただきました。
では、また。

criss to 中年音楽狂さん |  2011/06/13 (月) 21:07 No.4400


マーリンさん、はじめまして。
中年音楽狂さんやスズックさん絡みでお越しいただいたのでしょうね。
僕の言うことは他のお二人と違ってかなり偏見に満ちていますので、あまり参考にならないかもしれませんが、「変なこと言う奴がいるなぁ」ぐらいの感じでお付き合いいただければ幸いです。

クラブ・ジャズとは?と中年音楽狂さんのところでご質問されていたようですが、以前、拙ブログで書いていますので、ご参考までにリンク貼っておきます。

リアル・ジャズ・ファンからみたクラブ・ジャズ(1)
http://jazzlab.blog67.fc2.com/blog-entry-1152.html

(2) (3) と続く記事です。

criss to マーリンさん |  2011/06/13 (月) 21:47 No.4401


夜もオッケー

こんばんは。
わたくしは、トムハレルできいてはいりのですが、ピアノトリオで来るといいですよね。ファンがふえるのに。

このアルバムは、夜きいてもぴったりきます。沈みすぎない、はしゃぎすぎない、、すっと、空間にしみこんでいきます。
これが一番すきかも。マーリンさまもきにいるとおもいます。。

トラバしますね。
と、コーエンのアルバムもブログにあげそこないました。。

Suzuck |  2011/06/14 (火) 22:45 No.4402


suzuckさん、こんばんわ。

910さんがおっしゃっていましたが、criss cross って、ピアノトリオ作品を殆ど出さないから、プロデューサーの Gerry Teekens はよほどグリセットのピアノに惹かれたんでしょうね。

グリセットって、去年か一昨年、ピアノトリオでbody & soul に確か来たとおもうんですけど、行きそびれてしまったんですよ。今度来日したら絶対行こうっと。

今日はトムハレルの新譜を聴いてます。僕あまりトムハレル聴いていなからわからないんですが、これアコースティック・フュージョンですよね。なんかちょっと中途半端な感じがしないでもないかな。


ということで、こちらからもTBさせていただきます。

criss to suzuck |  2011/06/16 (木) 19:14 No.4404


注目です

crissさん今日はmonakaです。
実は弧尾ピアニスト初聴きで、レーベルで予想していたのと違ってとまどいましたが、突然良さがおそってきました。
素敵なタッチを身に付けていますね、小さな音でも大きな音でもきちんと伝わってきました。
TBさせていただきます。

monaka |  2011/06/26 (日) 16:42 No.4423


この人、いいでしょ。以前、北川潔のトリオで来日した時に聴いたのですが、北川さんがリーダーなのであまり派手には弾きまくっていませんでしたが、それでもセンスの良さが光っていて、絶対売れるぞ!と確信しました。これからも注目したいですね。

criss to monaka |  2011/06/28 (火) 20:37 No.4427

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