雨の日にはジャズを聴きながら90年代以降のジャズを気ままに綴っています。 旧ブログ 『 雨の日には JAZZ を聴きながら 』 からのデータ移行は終了しました。ジャズ以外にも、時々デジタル関連の物欲記事、最近ハマっているカメラの話題も少しアップしています。 

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Avishai Cohen / Seven Seas

   ↑  2011/06/14 (火)  カテゴリー: bass
Avishai Cohen _Sevens Seas Avishai Cohen / Seven Seas ( amazon.co.jp )
2011 Blue Note


Avishai Cohen (vo, b, p)
Karen Malka (vo)
Shai Maestro (p)
Amos Hoffman (oud, el-g)
Itamar Doari (perc, vo)
Jenny Nilsson (vo)
Jimmy Greene (ss, ts)
Lars Nilsson (flh)
Bjorn Samuelsson (tb)
Bjorn Bholin (english horn)

イ スラエル出身で現在はNYで活躍中のベーシスト、アヴィシャイ・コーエン ( Avishai Cohen, 1970~ )の通算12作目となる最新作。前作 『 Aurora 』 同様、 Blue Note からのリリーズとなる。

アヴィシャイは、ウードに代表されるような中近東民族楽器と、それに見合う旋律、リズムにジャズのイディオム加え、精緻なアンサンブルを構築していくというコンセプトで、デビュー以来ずっと、終始一貫して全くブレのないスタイルで進化してきたベーシストです。

ただし、2007年の実況盤 『 As Is...Live at The Blue Note 』 ( 前項あり ) あたりからウードを使わなくなり、2008年の 『 Gently Disturbed 』 ( 前項あり ) では、初のピアノトリオ編成による純粋なジャズ作品で、完全に中東エキゾティズムから脱却したかのように思われましたが、前作『 Aurora 』では再び民族音楽色を強め、大胆に自身のボーカルまで披露、良くも悪くも、初志貫徹の人であることをアピールしていました。

そして待望の今新作ですが、やはりコンセプトは前作を踏襲するもので、メンバーもほぼ同一ですし、曲もいつものアヴィシャ節炸裂で、相変わらずヴォーカル(ヴォイス)もやっていますので、内容は推して知るべし。出来はイイんですけどねぇ。やはり、かなり聴き手を選ぶ作品であることは間違いありませんね。

しかし、今作を聴いて真っ先に感じるのは、なんと言ってもその楽曲の良さ。前作よりも曲自体が優れているように思いますよ。

収録曲はアヴィシャイの自曲7曲を含む全10曲の構成。解析不能な変拍子と哀愁の中東旋律で始まる冒頭曲《 Dreaming 》。いきなり中東砂漠のど真ん中にテレポーテーションされたかのような錯覚を覚えます。灼熱の太陽。頬を打つシムーン。そして、ドラッグが脳髄に沁み渡っていくかのような陶酔感。これぞアヴィシャイの唯一無比の音世界です。

イスラエル民族音楽とアメリカン・ジャズ。両方の伝統的様式を融合させた作曲技法って、絶対、アメリカ人には真似ができないんでしょうね。アヴィシャイの中に眠るセファルディのDNAが成せる業としか言いようがありません。やっぱり中東人がニューヨークで音楽で飯を食っていくためには、演奏力はもちろん、このくらいキャラが立っていないと駄目なんでしょうね。

M-4 《 Halah 》 などはプログレシヴ・ロックに通じる曲調です。そう思って聴いていると、アヴィシャイのヴォーカルがジョン・ウェットンに何処となく似ているように思えてくる。う~ん、確かに似ている。

盟友ジミー・グリーンも参加しているのですが、完全に裏方に徹しているので、彼のソロを期待してはいけません。その代わり EW&F のホーンセクションのようなカッコいい仕事をしています。M-6 《 Ani Aff 》のホーンアレンジなどはとっても洒落てます。

アヴィシャイの頼れる右腕としていつも目の覚めるような鮮やかなソロを聴かせるピアノのシャイ・マエストロも健在。ただし、総体としてはインプロヴィゼーションのパートはあまり用意されていません。あくまでトータルサウンド重視の音作りです。

僕はこういうジャズって面白いと思うんですけどねぇ。一般のジャズファンには概してウケはよろしくないようで。まあ、好きな人だけがこっそり聴くようなアルバムなんでしょうね。


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2011/06/14 | Comment (2) | Trackback (1) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Comment


パーソナリティーが

crissさん、こんにちはmonakaです。
アヴィシャイの音楽は、アヴィシャイのパーソナリティーであることが大切というように、音楽がたにしめて、凄い行き方ですね。
とても楽しめます。
いつも聞くのでなく、忘れた頃聞きたくなります。
TBさせていただきましたのでよろしく。

monaka |  2011/06/16 (木) 10:39 [ 編集 ] No.4403


monakaさん、こんばんわ。
monakaさんの如何にも好きそうな曲が並んでますよね。
この手の作品は好き嫌いがありますからねぇ。
僕は大好きですが。

続けて聴いていると気持ち悪くなりますが、たまに聴きたくなるアルバムですよね。
前作も似ていますが、曲は今回の方がよくできていると思いますよ。
ということで、こちらからもTBさせていただきます。

criss to monaka |  2011/06/16 (木) 19:24 No.4405

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