雨の日にはジャズを聴きながら90年代以降のジャズを気ままに綴っています。 旧ブログ 『 雨の日には JAZZ を聴きながら 』 からのデータ移行は終了しました。ジャズ以外にも、時々デジタル関連の物欲記事、最近ハマっているカメラの話題も少しアップしています。 

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Tom Harrell / The Time of The Sun

   ↑  2011/07/01 (金)  カテゴリー: trumpet
tom harrell_time of the sun Tom Harrell / Time of the Sun ( amazon.co.jp )
2011 Highnote


Tom Harrell (tp,flh)
Wayne Escoffery (ts)
Danny Grissett (p, rhodes)
Ugonna Okegwo (b)
Johnathan Blake (ds)



今宵はトム・ハレル ( Tom Harrell, 1946~ )の最新作『 The Time of The Sun 』 を堪能しているところ。ウェイン・エスコフェリー、ウゴンナ・オケグォ、ジョナサン・ブレイク、そしてダニー・グリセット、という顔ぶれで、2007年に 『 Right On 』 を発表して以来、不動のメンバーで活動を続けてきたが、今新作はそんな彼らによる通算4作目となる作品だ。

収録曲は全9曲。もちろん全てがトムの自作曲。周知のごとく、彼はトップ・プレーヤーであるばかりか、優秀なコンポーザーでもあり、彼の書く曲は多くのミュージシャンによってカヴァされている。その自作曲の数は悠に100は超えているという。変な話、トランペットが吹けなくなっても、作曲家として飯を食っていけそうなくらいだ。

空間系エフェクト処理された奇矯な電子音で幕を開けるタイトル曲 M-1 《 The Time of The Sun 》 は、演奏の重心をかなり低くした8ビート基調のヘヴィな曲。「えっ! これがトム・ハレル!? 」と、おそらく予てからのファンは驚くに違いない。冒頭からこれではちょっとドン引きしちゃいそうになるが、2曲目以降は逆に耳に馴染みやすい軽快なナンバーが並んでいて、ひと安心。

トムは70年代から既にラテン系のオリジナル曲を好んで作曲してきたが、今作でも彼の真骨頂とも言うべきラテン・フレーバー溢れる瑞々しい曲が並んでいる。ブラジリアン・バラードともいうべきスローなナンバーM-2 《 Estuary 》、サンバ調のM-7 《 River Samba 》、6/8拍子のアフロキューバン M-9 《 Otra 》 などなど。

また、ブレッカー・ブラザーズの楽曲のカヴァか? と一瞬思ってしまいそうなファンク・ビートのM-3《 Ridin' 》などもあり、今回は今までにまして脱4ビート化が目立つ仕上がりになっている。

グリセットは前作同様に今回もローズを大々的に用い、トムのリリカルなソロの隙間を埋めるかのように、浮遊感のあるバッキングを奏でる。

また、エスコフェリーの豪快に捻じれる男性的なテナーと、繊細にして滋味溢れる表現力を持つトム・ハレルのトランペットの対比が放つカウンターフォースも面白い。

やや地味な印象を受ける仕上がりだがとっつきやすいため、何度も聴いているうちに意外にもハマる作品かもしれない。

でもまあ、既出の Hight Note からの諸作品に比べ、なんとなく軽薄感が漂っているのがどうもねぇ~、というのが偽らざる気持ち。本当は前作 『 Roman Night 』や前々作 『 Prana Dance 』のほうが、個人的な好みではある。

ついでに言ってしまうと、近年のトムの作品群のなかで一番好きなのは、これ→ 『 The Cube 』( 2008 Abeat )。 厳密にはトムのリーダー作ではないが、彼の淡く抒情的なメロディーセンスが堪能できる珠玉の一枚だ。



Tom Harrell_CUbeTom Harrell, Dado Moroni / The Cube ( amazon.co.jp )
2008 Abeat

Tom Harrell (tp,flh)
Dado Moroni (p)
Andrea Dulbecco (vib)
Riccardo Fioravanti (b)
Enzo Zirilli (ds,per)
Stefano Bagnoli (ds)

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2011/07/01 | Comment (2) | Trackback (1) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Comment


意外にも

crissさん、ご無沙汰しています。
Tom Harrellの新作は聴き始めはちょっとがっかり、でしたが最近は聞きやすくて頻繁に聴いてます。ですが、それはcrissさんおっしゃるとおり、「軽薄感」がなせる技だったのかも。聴いていて素通りしてしまう感覚があって、言い当てていると思いました。僕もRoman Nightのが好みですね。もっといいメロを彼には求めてます。
TBさせていただきます。

とっつぁん |  2011/07/04 (月) 20:57 No.4430


とっつぁん、お返事がおそくなりすみませんでした。
この一週間、仕事と子供のことで超多忙な日々を送っておりました。
今日は日曜日でやっと自分の時間が持てましたので、朝5時に起きて、
シャワーも浴び、髭もそり、爽やかな気分で久しぶりにブログを巡回しているところです。

さて、トム・ハレルの新作ですが、本文にも書きましたが、悪くはないし、彼の調子も多分イイのでしょうが、アルバムの仕上がりはやや期待ハズレだったように思います。このメンバーをもってネタ切れというわけでもないでしょうから、次作に期待、というところでしょうかね。

というわけで、TBさせていただきます。
では、よい休日をお過ごしくださいませ。

criss to とっつぁん |  2011/07/10 (日) 06:38 No.4431

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とっつぁんの日記帳 2011/07/04
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