雨の日にはジャズを聴きながら90年代以降のジャズを気ままに綴っています。 旧ブログ 『 雨の日には JAZZ を聴きながら 』 からのデータ移行は終了しました。ジャズ以外にも、時々デジタル関連の物欲記事、最近ハマっているカメラの話題も少しアップしています。 

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Sean Jones / No Need for Words

   ↑  2011/07/31 (日)  カテゴリー: tenor
Sean Jones / No Need for WordsSean Jones / No Need for Words ( amazon.co.jp )
2011 Mack Avenue

Sean Jones (tp)
Brian Hogans (as)
Orrin Evans (p,key)
Obed Calvaire (ds)
Luques Curtis (b)
Kahlil Kwame Bell (perc)
Corey Henry (org)
Matt Stevens (g)

近年、著しい成長をみせる中堅トランペッター、ショーン・ジョーンズ ( Sean Jones , Warren OH , 1978~ )の通算6作品となる最新作。

昨年には5年以上在籍していたLincoln Center Jazz Orchestra のリード・トランぺッターの座を退き、最近はマーカス・ミラーのバンドで活躍するジョーンズ。先日開催されたNorth Sea Jazz Festival では、マーカス・ミラー、ハービー・ハンコック、ウェイン・ショーターなどの大御所と一緒にステージに立ち、観衆を湧かせたのも記憶に新しいところ。

2004年の『 Eternal Journey 』( Mack Avenue ) でデビューを飾って以来、一作ごとにその実力を高めてきたが、前作『 The Search Within 』あたりからは内容もぐっと引き締まってきて、個人的には大変好印象を抱いていたトランぺッターだ。

クリスチャン・スコットやアンブローズ・アーキンムシーレイなど、近年の米国における若手トランペッターの層の厚さには改めて驚かされるが、どうも彼らに共通する頭でっかちでインテリ臭漂う作風が鼻につき、今一歩のところで醒めてしまい心底好きにはなれない。彼にとってはまずはアルバムを一つの芸術作品として完成させることが最優先であり、また、今のリスナーもそれを望んでいるのだろう。その点においてシーン・ジョーンズは、心の底から沸き上がる熱きハードバッパーとしての純粋な発露がうまくアルバムに投影できていているので、リスナーとしても聴いていて熱くなれるし、とにかく楽しめる。

ジョーンズの演奏は、ハードでファンキーでソウルフル。さらにはちょっと不良っぽくて・・・。やはりトランペッターは昔も今もこういうタイプがイイ。そして、そのトランペーターの不良性の瞳の奥にちらりと見られる知性が、これまたカッコいいのだ。

それでいて彼のアドリブラインは独創的で、その演奏力も正確無比である。それだけでも十分魅力的なのだが、彼の場合、その煌めく作曲能力も瞠目すべき点だ。当然、今新作も彼のオリジナル中心の構成。

収録曲は、ジョーンズのオリジナル7曲とブライアン・ホーガンズのオリジナル1曲で全8曲。メンバーー的にはデビュー以来の盟友であり、またサウンドの核となっているピアノのオリン・エバンスが今回も参加。やはりこの人が参画するだけでアルバム全体がキリッと締まる。ベースのルケス・カーティスとドラムのオベッド・キャルベア ( Obed Calvaire ,miami ) の二人は2007年の第四作『 Kaleidoscope 』 以来の付き合い。そして、デビュー以来ジョーンズをサポートしてきたアルトのブライアン・ホーガンズも健在。一方で今回はテナーのウォルター・スミスIII は参加していない。

メンバーのなかで個人的に最も瞠目しているミュージシャンといえば、ドラマーのオベッド・キャルベアの名を挙げたい。トニー・ウイリアムス~ラルフ・ピーターソン~ジェフ・ワッツ あたりを彷彿とさせる手数足数の多いドラマーだ。ジャン・ミシェル・ ピルク、アンブローズ・アーキンムシーレイ、イーライ・デジブリ、ゲイリー・ベルサーチ、それからヴァンガード・ジャズ・オーケストラなどにも参加し、こ れからも更なる活躍が期待できる新進気鋭のミュージシャンといえよう。

これぞニューヨーク・コンテンポラリー・ジャズの醍醐味といえそうな変拍子の曲 《 Look and See 》がオープニングを飾り、アフロ・キューバンなM-2 《 Olive Juice 》でフロント二人が熱いソロを聴かせたかと思うと、続くジョーンズの母親に捧げた M-3《 Momma 》ではスローなR&B 調でしっとり情感豊かに歌い上げる。そしてまた拍裏音符メロディーが印象的なファンキーな M-4 《 Touch and Go 》 で盛り上げる。タイトル・チューン M-5 《No Need for Words 》は深い闇の中に引きずり込まれそう Miles-ish なバラード。最後はジョーンズの父親への愛情を謳ったゴスペル調の《 Forgiveness 》で切々と謳い、そして静かにアルバムの幕を下ろす。コンテンポラリーあり、ゴスペルあり、R&Bあり、ミュート・バラードあり・・・と、多彩なスタイルのナンバーが揃っていてとにかく飽きさせない構成。音楽的な新鮮味、ノイエスなどはないが、彼自身も言っているように、今までのキャリアを総括するにふさわしい力作だと言える。






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Comment


ブログ、引っ越しました

crissさん、こんにちは。

記事と関係のないコメントで、すいません。

当方のブログが、なんだか混沌としてきたので、
音楽の日々だけ独立させて、
音楽関係のリンクもこちらへ移動させました。

音楽の日々
http://gokinjo3.blog61.fc2.com/

よろしければ、お手すきの折りに、
リンクを「ご近所の日々」から
上記の「音楽の日々」へと貼り変えていただければ幸いです。

それでは、また。


ヨシカワ |  2011/08/01 (月) 17:15 No.4444


ヨシカワさん、ご無沙汰してます。

そうですか、ブログをテーマ別にお分けになったんですね。
僕の場合は殆どジャズのことしか書かないので、分ける必要んがないのですが、以前、日々の暮らしを簡単なライフログとして残そうと別ブログを立ち上げたことがありましたが、結局つづきませんでした(-_-;)

ヨシカワさんはジャズ以外にもいろいろ書くことがあるからたいへんですよね。羨まし限りです。

リンクは変更しておきました。今後ともよろしくお願いいたします。ではでは。

criss to ヨシカワさん |  2011/08/01 (月) 21:32 No.4445

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