雨の日にはジャズを聴きながら90年代以降のジャズを気ままに綴っています。 旧ブログ 『 雨の日には JAZZ を聴きながら 』 からのデータ移行は終了しました。ジャズ以外にも、時々デジタル関連の物欲記事、最近ハマっているカメラの話題も少しアップしています。 

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Matt Penman 『 Catch of The Day 』

   ↑  2008/01/16 (水)  カテゴリー: bass
Matt Penman  『 Catch of The Day 』
現代のニューヨーク・コンテンポラリー系のベーシストの俊英、Matt Penman (マット・ペンマン)の『 Unquiet 』(2002 FSNT)に続く第二弾。まず目を惹くのはその贅沢なメンバーで、シーマス・ブレイク(ts)、アーロン・パークス(p)、エリック・ハーランド(ds)というカルテットは、おそらく今、ニューヨークで考え得る最強の布陣ではないでしょうか。

マット・ペイマンという人は、格別巧いという印象はないながらも、コンテンポラリーなジャズの基盤となる、高度な学理に裏付けられたライン、それでいて感覚的でつかみどころのない浮遊するリズムを創造できるアーティストです。この手のベーシストの先駆けは、おそらくブラッド・メルドーやジョシュア・レッドマンらと90年代の早い時期から活動を共にしてきたラリー・グレナディアあたりだと思っていますが、それ以外では、スコット・コリーやリューベン・ロジャーズ、それからダグ・ワイスなども同系統のニュー・タイプのベーシストではないでしょうか。そんな中ではマット・ペイマンは地味な存在かと思いますが、最近ではSFJAZZ Collective などのレギュラーを務めるなど、徐々にその存在感をアピールする機会が増えてきました。

ところで、最近俄かに注目を集めるようになってきたマット・ペイマンって、いつ頃から活動しているのでしょうか。個人的には彼の存在を知ったのは2000年のクリス・チークの作品『 Vine 』だったと記憶していますが。そこでall about jazzから彼のbiographyを覗いてみますと、1973年にニュージーーランドで生まれた彼は、90年代に母国で数多くの賞や奨学金を得て、さらにバークリー奨学金をも獲得し95年に渡米。その後もニューヨークを中心にライブ活動を行ってきたようです。その間にはジョシュア・レッドマン、ブラッド・メルドー、マイケル・ブレッカー、ブライアン・ブレイド、ゲイリー・バーツらなどとも共演を果たしています。近年はワールドワイドな活動も活発にこなすようになり、ニルス・ワグナム(昨年のNils Wogram and The NDR Bigband 『 Portrait of a Band 』にも参加していましたよね)、ウォルフガング・ムースビル、ケニー・ワーナーらのバンドにも参加しています。

さて、内容ですが、全8曲で全てペンマンのオリジナル曲。トータル50分とやや短めの録音時間です。全体に幾分内省的でダークなミデュアム~スローの曲が中心で、どの曲も夢幻的、幻想的なサウンドを持っており、柔らかに静かに情景を描いていくような楽曲が並んでいます。例えるなら、静なるコンテンポラリー・ジャズといった趣で、新鮮さという意味ではやや物足りない感じも否めませんが、落ち着きのなる丁寧に作り込まれた音世界は一聴に値する出来栄えだと思います。

本作でのシーマス・ブレイクの演奏にしても、彼の一連のCriss Cross盤、例えば 『 The Bloomdaddies 』や『 Echonomics 』などで彼のファンになった人には、少々欲求不満が残る内容かもしれません。時にジョー・ロバーノの如く豪快にウネウネと、時にコルトレーンの如く狂気するブレイクは影を潜め、ひたすら緻密で静的な音世界を演出していきます。

いかにもコンテンポラリーな魅力に満ち溢れた快作ではありますが、彼の自己抑制が効き過ぎたのか、あるいはこれが彼の描くサウンド・スケープなのか、次作ではもう少し元気のいいところを見せて欲しいと切に願います。

Matt Penman 『 Catch of The Day 』 2007 FSNT 303
Matt Penman (b)
Seamus Blake (ts&ss)
Aaron Parks (p)
Eric Harland (ds)
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