雨の日にはジャズを聴きながら90年代以降のジャズを気ままに綴っています。 旧ブログ 『 雨の日には JAZZ を聴きながら 』 からのデータ移行は終了しました。ジャズ以外にも、時々デジタル関連の物欲記事、最近ハマっているカメラの話題も少しアップしています。 

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In The Spirit of Oscar 『 Easy Does It 』

   ↑  2008/01/31 (木)  カテゴリー: guitar
In The Spirit of Oscar  『 Easy Does It 』
ミュージシャンの優劣を、その先鋭性や独自性、あるいはセールス度ではなく、その演奏技術力という物差しでランキングしたら、おそらくジャズ・ギターリスト部門で軽く5本の指に入るテクニシャンであろうウルフ・ワケーニウス。彼は晩年のオスカー・ピーターソンのサポートを務めたことで有名ですが、そんな彼が同じスウェーデンの、同じくオスカー・ピーターソンの遺伝子を受け継いだ仲間達と2006年に結成したバンドが≪ In The Spirit of Oscar ≫です。

2006年のデビュー作『 Cakewalk 』が発売された時点ではもちろんオスカー・ピーターソンは健在でしたが、悲しいことにこの最新作はオスカー・ピーターソンの追悼盤になってしまいました。

基本的には前作のスインギーな雰囲気を踏襲する内容ですが、O・ピーターソンのオリジナルがわずか2曲と減ったのと、シェル・オーメンがオルガンも弾いている点が前作との違いでしょうか。流石にバンドとしての統合感も素晴らしく、綿密なリハーサルのもとに録音されたことが容易に想像できます。(そういえば最近発売されたワケーニウス参加の≪Groove Factor≫というバンドの新譜はいかにも一発どりの即席録音といった趣で幻滅しました。)

随所にO・ピーターソンの“手癖”を散りばめ、“ピーターソンらしさ”を演出しながらも、同時に現代的な洒落たスイング感も披露し、かなりイイ感じです。単純に聴いていて楽しい。表向きはオスカー・ピーターソンへのトリビュート盤ですが、ジミー・スミスの大ヒット曲≪The Cat ≫やペデルセンの名曲≪ My Little Anna ≫などを挟み込むあたりが、ジミー・スミス・トリビュート、ペデルセン・トリビュートを意識しているのでしょう。曲の展開も緩急豊かで、メリハリがあり、最後まで飽きません。

O・ピーターソンのファンはもちろん、ファンでない方まで、垣根を越えてすべてのジャズ・ファンを魅了するであろう素晴らしい作品です。ただただ感動。


In The Spirit of Oscar 『 Cakewalk 』 2006 spice of life
デビュー作。こちらの方が遙かにオスカー度高いです。O・ピーターソンの晩年の傑作バラード≪ When Summer Comes ≫も演奏しています。


Oscar Peterson 『 Oscar's Ballads 』 2001 Telarc CD-83504
僕は≪ When Summer Comes ≫がたまらなく好きです。テラークの録音の中からバラードだけをセレクトした本作にも≪ When Summer Comes ≫が収録されています。出所は1998年のミュンヘンでのライブ『 A Summer Night in Munich 』です。その他にも、≪ Harcourt Nights ≫や≪ Nighttime ≫など、涙腺が緩む美くしいオリジナル・バラードがたくさん収録されています。晩年の作品群の中では、我が家のCDトレーに乗る機会がいちばん多い作品です。


Oscar Peterson 『 A Night in Vienna 』 2004 verve 0602498625354
この2003年のウイーンでのライブでも≪ When Summer Comes ≫を演奏しています。本作のDVDも発売されています。ここでのワケーニウスのソロは絶品です。完璧です。一方のピーターソンは、悲しいかな指が縺れ、ミスタッチも多く、往年の疾走感溢れる豪快なソロは聴かれません。あまりにもワケーニウスの演奏の完成度が高いため、よけいにピーターソンの衰えが目立ちます。老いるということは残酷なことです。特に優秀な人ほど。


Groove Factor 『 Filthy Mcnasty 』 2007 stunt STUCD 07132
ワケーニウス+ドラム+ハモンド+テナーサックスの4人組。ジャズ・ファンク、ソウル風のバンドで、オルガニストはヴォーカルも披露。ワケーニウスだけが目立ち、あまりにも他のメンバーが凡演。★★

おまけ


週刊文春の表紙は、30年にわたりイラストレーター、和田誠氏が手がけていますが、1月31日号の同誌はオスカー・ピーターソンのジャケットのイラストでしたよ。
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