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2008/05/25 (日) カテゴリー: trumpet

先々週の Blue Note Tokyo でのロベルト・ガットのライブのテーマは ≪ Tribute to Miles Davis 1964 – 1968 ≫。つまりはウェイン・ショーター加入で完成をみた第二期黄金クインテットに対するオマージュということ。
菊池成孔氏の言葉を借りれば、この時期の音楽は、「 いまだに現役の分析対象/謎/魔法でありつづけ、模倣や再現はあらゆるマイルス作品のなかでもっとも困難という状態に、現在もあり続けている音楽 」(『 M/D マイルス・デューイ・デイヴィスIII 世研究 』より)であり、軽々しく“ Tribute ”できない、あるいはしてはならない時期を、生来の楽天的で陽気なイタリア人気質で “ ヤッちゃった ” ところがなんとも微笑ましい。
勿論、彼らのマイルスに対する音楽的な焦点深度はあきらかに浅いのだが、それでも、マイルス・アコースティック・バンドの疑似体験的な楽しさは十分味わえる、満足のいくライブだった。
そして、ここが彼らの本音が表れていて面白いのだが、第二期黄金クインテットに対するオマージュと謳いながら、実際に演奏されたショーターの楽曲は≪ Footprints ≫だけで、ほとんどがショーター加入前のジョージ・コールマンとやった楽曲という構成であった。
実はマイルスの全作品中、このコールマン在籍時が最も好きだ。昔はショーター在籍期が好きだったが、今はコールマンだ。ショーターが加入してからというもの、マイルスはあまり吹かなくなった。ショーターが持ち込んだ楽曲を尊重するあまり、自分のソロは控えめになっていた時期。それに対してコールマン在籍期は彼に任せておけない、と言わんばかりに吹きまくった。マイルスのカウンター・バランスとしてみた場合、また、マイルスの陰画としてとらえた場合は、むしろショーターよりもコールマンが勝っていたように思える。
そんなわけで、日曜夜の憂鬱な気分を吹き飛ばすために、今、『 Four & More 』を引っ張り出して聴いている。いやー、いつ聴いても背筋がゾクゾクする。この狂気に満ち溢れた緊張感、スリルが心地よい。ハンコック・ロン・トニーら若造と、コールマンらにマイルスは睥睨する一方で、若造らはそれに臆せず、むしろボスを背後から殺傷するかのごとき鋭いフレーズで応酬する。そんな臨界点ギリギリで繰り広げられる格闘戦が記録されている。
奇しくも今日、5月25日はマイルスの誕生日(26日という説もある)。久し振りにマイルス漬けの夜を過ごそう。
今日の歩数 : 6688歩 体重70.1kg 食い過ぎた
昨日の歩数 : 3872歩 体重69.6kg 車で移動したため歩数減{/body_deject/}
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